JP3144738B2 - ドラム缶の充填物取出し洗浄方法並びにその装置 - Google Patents

ドラム缶の充填物取出し洗浄方法並びにその装置

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JP3144738B2 JP23381593A JP23381593A JP3144738B2 JP 3144738 B2 JP3144738 B2 JP 3144738B2 JP 23381593 A JP23381593 A JP 23381593A JP 23381593 A JP23381593 A JP 23381593A JP 3144738 B2 JP3144738 B2 JP 3144738B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドラム缶内の充填物を
吸引動作によって取り出し、ドラム缶内部を洗浄するド
ラム缶の充填物取出し洗浄方法並びにその装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば黄燐は、空気と接触すると燃焼す
るため、ドラム缶内に充填され、さらに表面上に水が満
たされて、空気との接触を避けた状態で保管されてい
る。このような黄燐の取り出し作業は、従来、以下の手
順で行われている。
【0003】先ず、黄燐が充填されているドラム缶を水
が満たされた溶解槽内に配した後、ドラム缶における充
填物の出入れ口の蓋を外す。次いで、黄燐は常温で固体
状態であるから、取り出し作業に先立って、溶解槽内の
水温を黄燐の融点(44.1℃)を越える温度に、例えば
60℃程度に上昇させて黄燐を溶融させる。次に、上記
出入れ口からドラム缶内に吸引ノズルを挿入して、黄燐
を吸引により取り出す。このようなドラム缶の出入れ口
の蓋を外す作業、およびドラム缶内に吸引ノズルを挿入
する作業は作業者の手作業によって行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、黄燐は
取り扱いが非常に面倒であるとともに、取り扱いを誤る
と非常に危険であり、また燃焼により生じるガスも有害
である。従って、このような物質を扱うことは作業者に
大きな負担を強いるものであり、作業環境の改善が求め
られている。一方、ドラム缶は、輸入缶が多く使用され
ており、その形状および上記出入れ口の位置もまちまち
である。従って、ドラム缶の出入れ口の蓋を外し、出入
れ口からドラム缶内に吸引ノズルを挿入して、充填物、
例えば黄燐を吸引により取り出す上記従来の構成では、
上記取り出し作業を自動的に行われるようにして作業環
境を改善することが困難なものとなっている。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項の発明のドラム缶の充填物取出し洗浄方
法は、内部で処理されるドラム缶の高さよりも高い水位
に水が満たされた水槽に、内部に充填物が充填されたド
ラム缶を搬入し、このドラム缶の天板を開封し、この開
封部位からドラム缶内に吸引ノズルを挿入してドラム缶
内の充填物を吸引して取り出し、このドラム缶の底板に
水抜き穴を形成した後、このドラム缶を水槽の水位より
も上昇させて、ドラム缶内面を洗浄ノズルから噴射され
る洗浄液により洗浄することを特徴としている。
【0007】また、請求項の発明のドラム缶の充填物
取出し洗浄装置は、内部で処理されるドラム缶の高さよ
りも高い水位に水が満たされた水槽と、この水槽内にド
ラム缶を搬入する搬入手段と、この搬入手段にて搬入さ
れたドラム缶の天板を開封する天板開封手段と、この天
板開封手段にて開封された部位から吸引ノズルを挿入
し、ドラム缶内の充填物を吸引して取り出す吸引取出し
手段と、この吸引取出し手段にて処理されたドラム缶の
底板に水抜き穴を形成する底板穴開け手段と、この底板
穴開け手段にて処理されたドラム缶を水槽の水位よりも
上昇させて、ドラム缶内面を洗浄ノズルから噴射される
洗浄液により洗浄する洗浄手段とを備えていることを特
徴としている。
【0008】
【作用】請求項1および請求項2の構成によれば、ドラ
ム缶からの充填物の取り出しは、天板開封手段にて開封
された天板の部位から吸引ノズルを挿入することにより
行われる。従って、ドラム缶の形状および出入れ口の位
置に影響されることなく、ドラム缶内に吸引ノズルを挿
入して充填物を取り出す作業を容易に自動化することが
できる。これにより、ドラム缶充填物の取り出し作業に
おける作業環境を改善することができる。
【0009】また、充填物を取り出した後のドラム缶に
対して底板に水抜き穴を形成した後、このドラム缶を水
槽の水位よりも上昇させて、ドラム缶内面を洗浄ノズル
から噴射される洗浄液により洗浄するので、ドラム缶内
に溜まった水に妨げられることなく、ドラム缶内を容易
かつ確実に洗浄することができる。さらに、ドラム缶か
ら充填物を取り出し、充填物取り出し後のドラム缶を洗
浄する一連の作業を容易に自動化し、その作業環境を改
善することができる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図20に基づ
いて以下に説明する。
【0011】本実施例のドラム缶の充填物取出し洗浄装
置は、図1および図2に示す構成となっている。尚、図
1(a)は、ドラム缶の充填物取出し洗浄装置における
前段側の処理部の構成を示す正面図であり、同図(b)
は、同後段側の処理部の構成を示す正面図であり、図2
はドラム缶の充填物取出し洗浄装置の全体構成を示す平
面図である。
【0012】本ドラム缶の充填物取出し洗浄装置は、図
2に示すように、前段側の処理部(図中下側)と後段側
の処理部(図中上側)とが2列状に設けられており、多
数のドラム缶1…を立てた状態で収容する水槽としての
溶解槽2が、前段側の処理部から後段側の処理部の途中
まで設けられている。この溶解槽2内には、ドラム缶1
の高さよりも高い水位で水が満たされている。溶解槽2
の底部には、溶解槽2の始端部である図中左端側の搬入
装置31との対応位置にチェーンコンベア3が設けら
れ、次段の天板打抜き装置32との対応位置に図3に示
すチェーンコンベア8が設けられ、この部位から図中右
端までの部位にローラコンベア4が設けられ、この右端
部から折り返し部の途中までチェーンコンベア5が設け
られ、この部位から折り返し部の終点までローラコンベ
ア6が設けられ、この部位から溶解槽2の終端部までチ
ェーンコンベア7が設けられている。
【0013】上記のローラコンベア4とチェーンコンベ
ア5、およびローラコンベア6とチェーンコンベア7
は、溶解槽2の折り返し部において、図8および図9に
示すように交叉しており、このうち、チェーンコンベア
5とローラコンベア6とは昇降式となっている。即ち、
チェーンコンベア5は、シリンダ11およびアーム12
〜14からなる昇降装置15により、ローラコンベア6
側端部を中心として回転駆動されることにより昇降す
る。これにより、ローラコンベア4にて搬送されてきた
ドラム缶1は、降下状態にあるチェーンコンベア5の上
方に配され、チェーンコンベア5の上昇によりこのチェ
ーンコンベア5にて搬送可能となる。また、ローラコン
ベア6は、シリンダ16およびアーム17・18からな
る昇降装置19により、チェーンコンベア5側端部を中
心として回転駆動されることにより昇降する。これによ
り、上昇状態のローラコンベア6にて搬送されてきたド
ラム缶1は、チェーンコンベア7の上方に配され、ロー
ラコンベア6の降下によりチェーンコンベア7にて搬送
可能となる。尚、上記の昇降装置15・19は、それぞ
れ、ドラム缶1がチェーンコンベア5上、ローラコンベ
ア6上に配された状態を検出する図示しない各ドラム缶
センサを備えている。
【0014】また、図8に示すように、チェーンコンベ
ア5の手前には、4個の保持ローラ20…と、これらを
駆動するシリンダ21…からなり、ドラム缶1を一時的
に保持し、その移動を規制するドラム缶保持装置22が
設けられている。尚、このドラム缶保持装置22は、ド
ラム缶1がこのドラム缶保持装置22の位置に達した状
態を検出する図示しないドラム缶センサを備えている。
【0015】また、本装置は、図1および図2に示すよ
うに、処理の始端部から終端部に向かって、搬入手段と
しての搬入装置31、天板開封手段としての天板打抜き
装置32、天板搬送装置33、吸引取出し手段としての
吸引取出し装置34、底板穴開け手段としての底板穴開
け装置35、洗浄手段としての洗浄装置36、搬出装置
37、横転装置38、および2個の処理済ドラム缶貯留
部39・40をこの順に備えている。
【0016】上記の搬入装置31は、ドラム缶1を挟持
部材41により両側から挟持して吊り下げ、溶解槽2内
におけるチェーンコンベア3上に持ち込むものである。
この搬入装置31は、後述する搬出装置37とほぼ同様
の構成である。また、搬入装置31にドラム缶1が持ち
込まれた状態は図示しないドラム缶センサにより検出さ
れる。
【0017】天板打抜き装置32では、図3ないし図5
に示すように、4個の保持ローラ42…と、これらを駆
動するシリンダ43…からなるドラム缶保持装置44に
より、ドラム缶1が架台45上の所定位置に位置決めさ
れた状態で保持される。上記架台45上へのドラム缶1
の搬入は、チェーンコンベア8にて行われる。チェーン
コンベア8は、シリンダ46およびアーム47・48か
らなる昇降装置49により、搬送方向における下流側端
部を中心として回転駆動されることにより昇降する。こ
の昇降装置49により、チェーンコンベア8は、天板打
抜き装置32との対応位置へのドラム缶1搬入時に、上
昇状態とされてドラム缶1を搬入し、図示しないドラム
缶センサにて搬入完了状態が検出されたとき、降下状態
とされる。これにより、ドラム缶1が架台45に配され
る。
【0018】また、天板打抜き装置32は、図6および
図7に示す、ドラム缶1の天板を打ち抜く打抜き歯50
と打抜き歯駆動装置54とを備えている。この打抜き歯
駆動装置54は、門形の支柱部53により支持された打
抜き歯50をシリンダ51により昇降させるものとなっ
ている。上記の打抜き歯50は、ドラム缶1の天板より
も若干小径の円形に連なる、複数のV字形の歯部を有し
ている。打抜き歯50の中央部には、打ち抜かれた天板
を吸着する磁石55が取り付けられている。この磁石5
5の両側には、磁石55に吸着された天板を落下させる
一対の突出し棒56・56が設けられている。これら突
出し棒56・56は、それぞれ、支柱部53に設けられ
たシリンダ57・57により駆動される。
【0019】また、上記の支柱部53には、打抜き歯5
0の降下を阻止する打抜き歯ストッパ65が設けられて
いる。この打抜き歯ストッパ65は、操作レバー62、
係止軸58、操作レバー62の動作を係止軸58に伝達
するアーム59・60・61・63、およびアーム59
・63を回転自在に支持する軸64・64からなる。上
記打抜き歯ストッパ65は、手動により操作レバー62
が引き下げられたとき、係止軸58が進出して打抜き歯
50の降下を阻止する一方、操作レバー62が押し上げ
られたとき、係止軸58が後退して打抜き歯50の上記
降下阻止動作を解除する。従って、天板打抜き装置32
が使用されるとき、上記操作レバー62は押し上げられ
ている。
【0020】天板搬送装置33は、図1(a)および図
2に示す天板受け皿装置66とこの天板受け皿装置66
の上方に設けられた天板搬出装置67とからなる。天板
受け皿装置66は、受皿部68が上記打抜き歯50の下
方へ移動して磁石55から落下した天板を受ける動作、
および天板搬出装置67の下方位置へ復帰する動作を行
うようになっている。天板搬出装置67は、上記受皿部
68上に載置された天板を、電磁石によって吸着し、図
2に二点鎖線で示すように、装置の外方へ搬出する動作
を行うものである。
【0021】吸引取出し装置34では、図10および図
11に示すように、溶解槽2の外面に設けられた支柱部
71に、吸引ノズル72が昇降自在に支持されている。
この吸引ノズル72の昇降動作は支柱部71に設けられ
たシリンダ73に駆動されて行われる。上記吸引ノズル
72の端部には、図示しない吸引ポンプが接続されてい
る。また、吸引取出し装置34に搬入されたドラム缶1
は、溶解槽2内に設けられたドラム缶保持部材74によ
り保持される。ドラム缶保持部材74は、上下方向に設
けられ、アーム76・77により昇降かつ傾倒可能に溶
解槽2に支持されている。上記ドラム缶保持部材74の
昇降および傾倒動作は、ドラム缶保持部材74にアーム
78を介して連結されたシリンダ79に駆動されて行わ
れる。
【0022】また、上記吸引ノズル72、もしくは吸引
ノズル72と接続された吸引管路には、吸引動作の終了
を検出する図示しない吸引終了センサが設けられてい
る。この吸引終了センサは、例えば、黄燐と水との比重
の差による上記管路中の密度の違いを検出する密度計に
よって構成される。尚、その他の吸引終了センサとして
は、例えば、吸引ポンプのモータの電流値を検出するも
の、即ち、比重の大きい黄燐を吸引する場合と比重の小
さい水を吸引する場合との負荷の差による電流値の変化
を検出するものであってもよい。
【0023】さらに、吸引取出し装置34は、吸引動作
によりドラム缶1内の黄燐の残量が少なくなる所定時間
の経過を計る図示しないドラム缶傾斜タイマと、吸引動
作における誤動作防止用タイマとを備えている。この誤
動作防止用タイマは、上記吸引終了センサの誤検出によ
り、黄燐が完全に取り出されていない早期での吸引動作
終了を防止するため、吸引動作終了に必要な最低限の吸
引時間の経過を計るものである。 また、ドラム缶保持
部材74には、ドラム缶1の外周面に係合し、ドラム缶
1の振れを防止する振止め部材80が設けられている。
この振止め部材80は、吸引取出し装置34へのドラム
缶1の搬入時および吸引取出し装置34からのドラム缶
1の搬出時には、図11に二点鎖線で示す上がった状態
となり、ドラム缶保持部材74によりドラム缶1を保持
しているとき、即ち吸引ノズル72による吸引動作を行
っているときには、同図に実線で示す下がった状態であ
る振れ止め状態となるように、シリンダ70にて駆動さ
れる。
【0024】底板穴開け装置35では、図12に示すよ
うに、下端部が円錐形の穴開け型81が、門形の支柱部
82により支持され、シリンダ83に駆動されて昇降す
るようになっている。また、上記穴開け型81は水切り
板84を貫通して昇降するようになっている。底板穴開
け装置35の位置に搬入されたドラム缶1は、4個の保
持ローラ85…と、これらを駆動する図示しないシリン
ダからなるドラム缶保持装置86により、架台87上の
所定位置に位置決めされた状態で保持される。
【0025】ここで、黄燐が取り出された後のドラム缶
1は、再使用されずにスクラップ処理されるものの、上
記ドラム缶1内には残った少量の黄燐が付着しており、
これをこのまま放置しておくと残った黄燐が燃焼するこ
とになる。従って、ドラム缶は、黄燐の取出し後、洗浄
装置36にて内部が洗浄される。
【0026】洗浄装置36では、図13および図14に
示すように、溶解槽2の一方の外面に設けられた支柱部
88に、洗浄ノズル89が昇降自在に支持されている。
この洗浄ノズル89の昇降動作は支柱部88に設けられ
たシリンダ90に駆動されて行われる。上記洗浄ノズル
89の端部には、図示しない洗浄水供給装置が接続され
ている。
【0027】また、洗浄装置36に搬入されたドラム缶
1は、溶解槽2内に設けられたドラム缶保持部材91に
より保持される。ドラム缶保持部材91は、上下方向に
設けられ、溶解槽2の他方の外面に設けられた支柱部9
3にアーム94を介して昇降自在に支持されている。上
記ドラム缶保持部材91の昇降はドラム缶昇降装置99
によって行われる。このドラム缶昇降装置99は、支柱
部93に設けられたモータ95の動力が、複数のスプロ
ケット96…、およびチェーン97を介して上記アーム
94に伝達するものとなっている。また、ドラム缶保持
部材91には、前記振止め部材80と同様の動作を行う
振止め部材98が設けられている。この振止め部材98
はシリンダ100によって駆動される。
【0028】搬出装置37は、図15および図16に示
すように、ドラム缶搬送方向へ移動自在に設けられ、ド
ラム缶1を吊り下げる吊下げ装置101と、この吊下げ
装置101をドラム缶搬送方向に移動させる移動装置1
02とを備えている。
【0029】移動装置102は、溶解槽2の外面両側に
設けられた支柱部103・103の上端部にドラム缶搬
送方向へ水平に延びるレール104が設けられ、このレ
ール104に支持部材105の両側に設けられたコロ1
06が配されて支持部材105が移動自在となり、この
支持部材105をシリンダ107にて移動させるように
なっている。
【0030】一方、吊下げ装置101では、上記支持部
材105に、複数のローラ108…に案内されて上下移
動可能な2本の案内棒109・109が設けられ、これ
ら案内棒109・109の下端部に、ドラム缶1を挟持
する挟持装置110が設けられている。さらに、吊下げ
装置101では、上記挟持装置110の上端部にチェー
ン114の一端部が接続され、その他端部側が、支持部
材105に設けられたスプロケット111、シリンダ1
12のロッド部先端に設けられたスプロケット113を
介して支持部材105に接続され、支持部材105に設
けられた上記シリンダ112におけるロッド部の進退に
応じて、挟持装置110が昇降するようになっている。
上記挟持装置110は、支持体115の両端部に各々挟
持部材116を有し、これら挟持部材116に連結され
た2個の連結板117・117の連結部にシリンダ11
8が接続されている。従って、シリンダ118が上記連
結板117・117の連結部を引く動作にて、挟持部材
116・116によるドラム缶1の挟持動作が行われ、
シリンダ118が上記連結板117・117の連結部を
押し出す動作にて、挟持部材116・116による上記
挟持動作が解除される。
【0031】横転装置38は、図1および図19に示す
ように、両処理済ドラム缶貯留部39・40の中央部に
設けられ、図17および図18にも示すように、搬出装
置37にて溶解槽2から搬出されたドラム缶1を受ける
一対のドラム缶受台121・121を左右に有してい
る。このドラム缶受台121は、ドラム缶1の周面を支
持する2本の周面支持部122・122と、ドラム缶1
が載置される台板部123からなる。両ドラム缶受台1
21・121の台板部123・123の下面側には、独
立して複数の支持棒124が設けられている。
【0032】各ドラム缶受台121は回転軸125に取
り付けられ、各回転軸125には、回転軸125を所定
角度回転させるシリンダ126がアーム127を介して
連結されている。従って、ドラム缶受台121・121
上に載置されたドラム缶1は、一方のドラム缶受台12
1がシリンダ126により処理済ドラム缶貯留部39ま
たは40方向へ回転されることにより、処理済ドラム缶
貯留部39または40に横転した状態で配される。
【0033】また、処理済ドラム缶貯留部39・40と
の各対応部位には、ロッド部の先端部に備える突出し部
129により、横転しているドラム缶1を処理済ドラム
缶貯留部39・40の終端部方向へ押し出すシリンダ1
28が設けられている。
【0034】処理済ドラム缶貯留部39・40は、図2
0に示すように、底部が終端部側が下がった状態で傾斜
しており、上記シリンダ128により押し出されたドラ
ム缶1は、終端部方向へ転がり、各終端部側から順次並
んだ状態で貯留されるようになっている。処理済ドラム
缶貯留部39・40は終端部にドラム缶ストッパ131
を備えている。このドラム缶ストッパ131は、ばね1
32に引っ張られて係止位置にある係止部材133を、
操作レバー134の手動操作により係止状態の解除位置
へ移動させるものとなっている。これにより、処理済ド
ラム缶貯留部39・40に横転されているドラム缶1が
処理済ドラム缶貯留部39・40の終端部から取り出し
可能となる。
【0035】また、本ドラム缶の充填物取出し洗浄装置
は、チェーンコンベア3・5・7・8、ローラコンベア
4・6、ドラム缶保持装置22、搬入装置31、天板打
抜き装置32、天板搬送装置33、吸引取出し装置3
4、底板穴開け装置35、洗浄装置36、搬出装置37
および横転装置38等の動作を制御する図示しない制御
手段を備えている。
【0036】上記の構成において、本装置によるドラム
缶の充填物取出し並びにドラム缶の洗浄方法を以下に説
明する。
【0037】溶解槽2内には、予め、溶解槽2内でのド
ラム缶1の高さよりも高い水位で水が満たされている。
この状態において、内部に黄燐を充填したドラム缶1が
溶解槽2外の所定位置に配置されると、搬入装置31が
挟持部材41によりドラム缶1を挟持して吊り上げ、溶
解槽2内におけるチェーンコンベア3上に搬入する。
【0038】次に、上記ドラム缶1は、チェーンコンベ
ア3およびチェーンコンベア8により天板打抜き装置3
2の位置に搬送され、架台45上に配置される。このと
き、チェーンコンベア8は、昇降装置49に駆動され、
先ず、上昇状態となってチェーンコンベア3により搬送
されてきたドラム缶1を受け取って搬送し、ドラム缶1
が架台45上に達したときに、降下状態となってドラム
缶1を架台45に配置する。
【0039】天板打抜き装置32では、先ず、架台45
上のドラム缶1をドラム缶保持装置44の保持ローラ4
2…により位置決めして保持する。次に、打抜き歯50
が打抜き歯駆動装置54に駆動されてドラム缶1の天板
上に降下し、この天板を打ち抜く。打ち抜かれた天板
は、打抜き歯50内方の磁石55によって吸着される。
【0040】次に、打抜き歯50が上昇し、打抜き歯5
0の下方に天板搬送装置33の天板受け皿装置66にお
ける受皿部68が移動する。この状態で、突出し棒56
・56が下方へ突き出され、磁石55に吸着されている
天板を上記受皿部68上に落下させる。その後、上記受
皿部68が元の位置に復帰し、天板搬出装置67が受皿
部68上の天板を図2に二点鎖線で示すように、装置の
外方へ搬出する。
【0041】天板が除去された上記のドラム缶1は、上
昇状態となったチェーンコンベア8、これにつながるロ
ーラコンベア4、チェーンコンベア5、ローラコンベア
6により、ローラコンベア6の終端部である図2に示す
位置P1 まで搬送される。同様にして、溶解槽2に搬入
されたドラム缶1の処理が繰り返され、次のドラム缶1
はチェーンコンベア5の終端部である位置P2 、その次
のドラム缶1はローラコンベア4の終端部である位置P
3 というように順次搬送され、天板が除去されたドラム
缶1が位置P30の位置まで、合計30個、溶解槽2内に
並べられる。尚、この個数は、溶解槽2の長さと、コン
ベアの長さもしくは個数を変更することにより、増減可
能である。
【0042】次に、上記の状態において、溶解槽2内の
水温をドラム缶1内の黄燐の融点を越える温度、例えば
60℃程度に上昇させ、上記黄燐を溶融させる。溶解槽
2の水温の上昇は、例えば溶解槽2内に高温の水蒸気を
吹き込むことにより行う。また、この処理を溶解槽2に
ヒータを設けることにより行ってもよい。また、上記黄
燐の溶融が夜間のうちに行われるようにしてもよい。
【0043】次に、黄燐が溶融する所定時間経過後、チ
ェーンコンベア7によって位置P1にあるドラム缶1を
吸引取出し装置34の位置に搬送する。吸引取出し装置
34では、搬送されてきたドラム缶1をドラム缶保持部
材74により保持する。尚、振止め部材80は、ドラム
缶1の搬入の際、上がった状態となり、所定位置への搬
入後、下がった状態となる。
【0044】次に、シリンダ73の動作により、吸引ノ
ズル72を降下させてドラム缶1内に挿入する。このと
きの吸引ノズル72の下端部の位置は、ドラム缶1の周
壁部寄りであって、底板の間近位置よりも上方位置とな
る。次に、吸引ノズル72からの吸引による黄燐の取り
出しを開始する。次に、吸引動作によりドラム缶1内の
黄燐の残量が少なくなる所定時間経過後、即ち前記ドラ
ム缶傾斜タイマによる所定時間の計時完了後に、シリン
ダ79の退行動作により、ドラム缶保持部材74を上昇
させ、かつ所定角度傾斜させる。これにより、吸引ノズ
ル72の下端部が傾斜状態となったドラム缶1の底部の
最下位置に達し、ドラム缶1内の黄燐の取り出しが良好
に行われる。この取り出し動作の終了は、前記の吸引終
了センサにより検出される。
【0045】黄燐の取り出し動作が終了すると、ドラム
缶保持部材74および振止め部材80によるドラム缶1
の保持動作が解除され、ドラム缶1は、チェーンコンベ
ア7によって底板穴開け装置35の架台87上に搬送さ
れる。底板穴開け装置35では、架台87上に配された
ドラム缶1をドラム缶保持装置86の保持ローラ85…
にて架台87上の所定位置に位置決めして保持する。次
に、シリンダ83により穴開け型81をドラム缶1の底
板上に降下させ、底板に水抜き穴を開ける。
【0046】底板穴開け装置35にて処理されたドラム
缶1は、洗浄装置36との対応位置に搬送され、ドラム
缶保持部材91および振止め部材98により保持され
る。次に、シリンダ90の動作により洗浄ノズル89が
降下する。この状態において洗浄ノズル89から洗浄液
が噴射されるとともに、ドラム缶昇降装置99がドラム
缶保持部材91、即ちドラム缶1を上昇させる。これに
より、ドラム缶1の内面が洗浄ノズル89から噴射され
る洗浄液によって洗浄される。このとき、ドラム缶1内
に溜まっていた水は、上記底板穴開け装置35により形
成された水抜き穴から流出するので、ドラム缶1内の水
により洗浄動作が妨げられることがない。また、洗浄ノ
ズル89の下端部がドラム缶1の底板部に達する位置ま
でドラム缶1が上昇すると、図示しないリミットスイッ
チの検出動作に基づいて、ドラム缶昇降装置99のモー
タ95が逆回転し、ドラム缶1が下降する。このときに
も、洗浄ノズル89による洗浄が行われる。即ち、洗浄
装置36では、ドラム缶1を上昇および下降させながら
の洗浄が行われる。
【0047】洗浄装置36による処理が終了すると、ド
ラム缶保持部材91・92および振止め部材98による
ドラム缶1の保持動作が解除され、ドラム缶1は、搬出
装置37との対応位置に搬送される。ドラム缶1が所定
位置に配されると、搬出装置37では、吊下げ装置10
1が挟持装置110を降下させ、この挟持装置110が
ドラム缶1を挟持する。次に、吊下げ装置101が挟持
装置110を上昇させるとドラム缶1が溶解槽2の水中
から吊り上げられる。この状態で、移動装置102のシ
リンダ107が退行し、ドラム缶1が横転装置38のド
ラム缶受台121・121上に搬送される。その後、吊
下げ装置101が挟持装置110を降下させ、挟持装置
110がドラム缶1の挟持状態を解除する。
【0048】ドラム缶1がドラム缶受台121・121
上に配されると、横転装置38では、一方のシリンダ1
26が進出動作を行い、このシリンダ126側のドラム
缶受台121が処理済ドラム缶貯留部39または40方
向に倒れる。これにより、ドラム缶1が横転状態となっ
て処理済ドラム缶貯留部39または40に配される。そ
の後、シリンダ128が進出動作を行い、その先端部の
突出し部129により、横転しているドラム缶1が突か
れてころがり、処理済ドラム缶貯留部39または40の
終端部に達する。このような動作により、黄燐が取り出
され、内部が洗浄されたドラム缶1が横転した状態で、
順次処理済ドラム缶貯留部39・40に貯留される。
【0049】以上のように、本実施例の構成では、溶解
槽2へのドラム缶1の搬入作業、ドラム缶1内の黄燐の
取り出し作業に先立つドラム缶1における天板の開封作
業、この開封によって分離された天板の除去作業、ドラ
ム缶1内へ吸引ノズル72を挿入しての黄燐の吸引取り
出し作業、洗浄作業に先立つドラム缶1における底板穴
開け作業、ドラム缶1内の洗浄作業、洗浄後のドラム缶
1の溶解槽2からの搬出作業、および搬出されたドラム
缶1を処理済ドラム缶貯留部39・40に貯留するため
のドラム缶1の横転作業の一連の作業を、それぞれ、搬
入装置31、天板打抜き装置32、天板搬送装置33、
吸引取出し装置34、底板穴開け装置35、洗浄装置3
6、搬出装置37および横転装置38により自動的に行
うものとなっている。従って、ドラム缶1からの黄燐の
取り出し作業に伴う一連の作業において、著しく作業者
の負担が軽減されるとともに、作業環境が改善される。
【0050】また、吸引ノズル72によるドラム缶1か
らの黄燐の取り出し作業に先立って、天板打抜き装置3
2によりドラム缶1の天板を除去しているので、予めド
ラム缶1に形成されている出入れ口の蓋を外して吸引ノ
ズル72をドラム缶1内に挿入する場合と比較して、黄
燐の取り出し作業に伴う作業が容易となる。即ち、黄燐
が充填されているドラム缶1は輸入缶が多く、形状およ
び上記出入れ口の形成位置等もドラム缶1の製造国等に
よってまちまちである。従って、この場合には、上記出
入れ口に設けられた蓋を除去し、出入れ口から吸引ノズ
ル72を挿入する作業を自動的に行うことが困難なた
め、この作業は手作業となり、作業が面倒かつ危険なも
のとなる。これに対し、上記のように、先ず天板を開封
した後、吸引ノズル72を挿入するようにすれば、吸引
ノズル72の位置決めが容易となり、ドラム缶1からの
黄燐の取り出し作業を容易に自動化することができる。
【0051】また、本実施例の構成においては、ドラム
缶1の天板を打抜き歯50にて打ち抜くことにより、天
板を開封しているので切り屑を生じない。従って、天板
の切り屑が黄燐内に混ざって、取り出される黄燐の品質
を低下させることがない。
【0052】また、ドラム缶1内の洗浄に先立ってドラ
ム缶1に水抜き穴を開け、ドラム缶1を溶解槽2の水位
よりも上方に上昇させながら洗浄ノズル89によりドラ
ム缶1内を洗浄するようにしているので、ドラム缶1内
の水が上記水抜き穴から排出されて洗浄ノズル89によ
る洗浄動作が妨げられることがなく、洗浄動作が良好に
行われる。また、ドラム缶1を反転させて内部の水を排
出するといった動作が不要である。
【0053】尚、本実施例で示した構成に対しては、処
理済ドラム缶貯留部39・40に横転状態で貯留されて
いるドラム缶1を上下方向にプレスして圧壊する圧壊装
置を加えてもよい。また、この圧壊装置は、横転装置3
8の直ぐ次段に設けてもよい。さらに、横転装置38を
省略し、搬出装置37により立てた状態で搬出されたド
ラム缶1を、圧壊装置にて立て向きに圧壊するようにし
てもよい。
【0054】また、上記の実施例では、溶解槽2に天板
の除去された所定個数のドラム缶1…が収容された状態
にて、溶解槽2の水温を上昇させて黄燐を溶解するもの
としているが、予め、溶解槽2の水温を黄燐の溶融温度
を越える温度に上昇させておき、この溶解槽2内にドラ
ム缶1を搬入して処理するようにしてもよい。このよう
にすれば、処理速度を速くすることができる。
【0055】また、本実施例では、ドラム缶1に黄燐が
充填されている場合を例として説明しているが、その
他、吸引ノズル72によってドラム缶1内の充填物を取
り出し、かつドラム缶1を再使用しない場合に適用する
ことができる。
【0056】
【0057】
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項の発明のドラム
缶の充填物取出し洗浄方法は、内部で処理されるドラム
缶の高さよりも高い水位に水が満たされた水槽に、内部
に充填物が充填されたドラム缶を搬入し、このドラム缶
の天板を開封し、この開封部位からドラム缶内に吸引ノ
ズルを挿入してドラム缶内の充填物を吸引して取り出
し、このドラム缶の底板に水抜き穴を形成した後、この
ドラム缶を水槽の水位よりも上昇させて、ドラム缶内面
を洗浄ノズルから噴射される洗浄液により洗浄する構成
である。
【0059】また、請求項の発明のドラム缶の充填物
取出し洗浄装置は、内部で処理されるドラム缶の高さよ
りも高い水位に水が満たされた水槽と、この水槽内にド
ラム缶を搬入する搬入手段と、この搬入手段にて搬入さ
れたドラム缶の天板を開封する天板開封手段と、この天
板開封手段にて開封された部位から吸引ノズルを挿入
し、ドラム缶内の充填物を吸引して取り出す吸引取出し
手段と、この吸引取出し手段にて処理されたドラム缶の
底板に水抜き穴を形成する底板穴開け手段と、この底板
穴開け手段にて処理されたドラム缶を水槽の水位よりも
上昇させて、ドラム缶内面を洗浄ノズルから噴射される
洗浄液により洗浄する洗浄手段とを備えている構成であ
る。
【0060】これにより、請求項および請求項の発
明においては、ドラム缶の形状および出入れ口の位置に
影響されることなく、ドラム缶内に吸引ノズルを挿入し
て充填物を取り出す作業を容易に自動化して、ドラム缶
充填物の取り出し作業における作業環境を改善すること
ができる。また、ドラム缶内に溜まった水に妨げられる
ことなく、ドラム缶内を容易かつ確実に洗浄することが
できる。さらに、ドラム缶から充填物を取り出し、充填
物取り出し後のドラム缶を洗浄する一連の作業を容易に
自動化し、その作業環境を改善することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の一実施例のドラム缶の
充填物取出し洗浄装置における前段側の処理部の構成を
示す正面図、同図(b)は、同後段側の処理部の構成を
示す正面図である。
【図2】図1に示したドラム缶の充填物取出し洗浄装置
の全体構成を示す平面図である。
【図3】図1に示した天板打抜き装置における主に下部
の構成を示す平面図である。
【図4】図3に示した構成の正面図である。
【図5】図3に示した構成の側面図である。
【図6】上記天板打抜き装置における主に上部の構成を
示す平面図である。
【図7】図6に示した構成の側面図である。
【図8】図2に示した溶解槽の折り返し部におけるドラ
ム缶搬送部の構成を示す平面図である。
【図9】図8に示した構成の側面図である。
【図10】図1に示した吸引取出し装置の平面図であ
る。
【図11】上記吸引取出し装置の側面図である。
【図12】図1に示した底板穴開け装置の側面図であ
る。
【図13】図1に示した洗浄装置の平面図である。
【図14】上記洗浄装置の側面図である。
【図15】図1に示した搬出装置の正面図である。
【図16】上記搬出装置の側面図である。
【図17】図1に示した横転装置の平面図である。
【図18】上記横転装置の正面図である。
【図19】上記横転装置の図18におけるA方向矢視図
である。
【図20】図1に示した処理済ドラム缶貯留部における
要部の正面図である。
【符号の説明】
1 ドラム缶 2 溶解槽(水槽) 31 搬入装置(搬入手段) 32 天板打抜き装置(天板開封手段) 33 天板搬送装置 34 吸引取出し装置(吸引取出し手段) 35 底板穴開け装置(底板穴開け手段) 36 洗浄装置(洗浄手段) 37 搬出装置 50 打抜き歯 66 天板受け皿装置 67 天板搬出装置 72 吸引ノズル 81 穴開け型 89 洗浄ノズル 99 ドラム缶昇降装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−134085(JP,A) 特開 平2−191194(JP,A) 特開 平3−56294(JP,A) 実開 平2−79299(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 53/00 - 55/24 B67C 3/00 - 11/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部で処理されるドラム缶の高さよりも高
    い水位に水が満たされた水槽に、内部に充填物が充填さ
    れたドラム缶を搬入し、このドラム缶の天板を開封し、
    この開封部位からドラム缶内に吸引ノズルを挿入し
    ラム缶内の充填物を吸引して取り出し、このドラム缶の
    底板に水抜き穴を形成した後、このドラム缶を水槽の水
    位よりも上昇させて、ドラム缶内面を洗浄ノズルから噴
    射される洗浄液により洗浄することを特徴とするドラム
    缶の充填物取出し洗浄方法
  2. 【請求項2】内部で処理されるドラム缶の高さよりも高
    い水位に水が満たされた水槽と、 この水槽内に ドラム缶を搬入する搬入手段と、 この搬入手段にて搬入された ドラム缶の天板を開封する
    天板開封手段と、 この天板開封手段にて開封された部位から 吸引ノズルを
    挿入しドラム缶内の充填物を吸引して取り出す吸引取
    出し手段と、 この吸引取出し手段にて処理された ドラム缶の底板に水
    抜き穴を形成する底板穴開け手段と、 この底板穴開け手段にて処理された ドラム缶を水槽の水
    位よりも上昇させて、ドラム缶内面を洗浄ノズルから噴
    射される洗浄液により洗浄する洗浄手段とを備えている
    ことを特徴とするドラム缶の充填物取出し洗浄装置。
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