JPH07276181A - ワーク取扱装置 - Google Patents

ワーク取扱装置

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JPH07276181A
JPH07276181A JP9592994A JP9592994A JPH07276181A JP H07276181 A JPH07276181 A JP H07276181A JP 9592994 A JP9592994 A JP 9592994A JP 9592994 A JP9592994 A JP 9592994A JP H07276181 A JPH07276181 A JP H07276181A
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Takeo Shiga
威夫 志賀
Munechika Inoue
宗敬 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁体等で覆われた保管棚において加工済のワ
ークを洗浄し得るようにする。 【構成】 ワークWを収納する複数個の保管棚11と、
ワークWを加工する工作機械3と、ワークWを保管棚1
1と工作機械3との間で受け渡しするワーク受渡し装置
2とを備えると共に、複数個の保管棚11のうちの一部
の保管棚11を覆う壁体81と、壁体81に設けられた
開口部811を開閉するシャッタ82とを備え、壁体8
1の内部に洗浄液吐出ノズル91が設けられており、ワ
ーク受渡し装置2がワーク搭載装置21と昇降装置22
とを備え、ワーク搭載装置21が排出手段4を備えた受
け皿5を備え、ワーク搭載装置21が最下段に下降した
ときに排出手段4が作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械で加工された
ワークを壁体等で覆われた保管棚に収納し、上記壁体内
で加工済ワークを洗浄するようになしてあるワーク取扱
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワーク取扱装置に関する従来の技術とし
ては、特開昭61−159356号公報、実開平1−1
32607号公報に記載のもの等が知られている。
【0003】上記公報に記載されている従来の技術につ
いて説明すると、特開昭61−159356号公報に
は、複数のパレットを立体的に載置する(保管)棚と、
保管棚の中央で昇降及び旋回するパレット取扱装置(ワ
ーク搭載装置)と、マシニングセンタ(工作機械)とを
備えたパレットストアが記載されている。
【0004】また、実開平1−132607号公報に
は、囲壁体に形成された搬入出口の開閉を行うシャッタ
と上記囲壁体内の下部に排水部を設けた回転式棚設備が
記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術は以下のような課題を有していた。
【0006】即ち、特開昭61−159356号公報に
記載されているパレットストアは、保管棚を密閉できる
ように構成されておらず、保管棚でワークを洗浄するこ
とができないため、段取りステーションにおいてワーク
をパレットから取り外すときに、ワーク取り付け金具の
周辺等に堆積した切り屑を除去する等のワークの洗浄作
業を作業者が行わなければならない。尚、ワークの加工
後に工作機械においてワークの洗浄作業を実施すること
もできるが、工作機械の正味加工時間が短くなるので、
工作機械の生産性が悪化するという欠点がある。
【0007】また、実開平1−132607号公報に記
載されている回転式棚設備は、囲壁体内に洗浄液吐出ノ
ズルが設けられてないため、棚に収納されたワークを洗
浄することはできない。
【0008】従って、本発明の目的は、壁体等で覆われ
た保管棚において加工済のワークを洗浄し得るようにし
たワーク取扱装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークを収納
する保管棚と、上記ワークを加工する工作機械と、上記
ワークを上記保管棚と上記工作機械との間で受け渡しす
るワーク受渡し装置とを備えると共に、上記保管棚を覆
う壁体と、該壁体に設けられた開口部を開閉するシャッ
タとを備えており、上記壁体の内部に洗浄液吐出ノズル
が設けられていることを特徴とするワーク取扱装置を提
供することによって上記の目的を達成したものである。
【0010】尚、複数個の保管棚を備え、該複数個の保
管棚のうちの一部の保管棚が壁体で覆われていることが
好ましい。
【0011】また、ワーク受渡し装置がワーク搭載装置
と昇降装置とを備え、上記ワーク搭載装置が排出手段を
備えた受け皿を備え、上記ワーク搭載装置が最下段に下
降したときに上記排出手段が作動するようになしてある
ことが好ましい。
【0012】
【作用】本発明のワーク取扱装置は、壁体等で覆われた
保管棚において加工済のワークを洗浄することができ
る。即ち、段取りステーションにおいてワークをパレッ
トから取り外すときにワークの洗浄作業を行う必要がな
く、工作機械の生産性が悪化することもなく、洗浄のた
めに特別のスペースを必要とすることもない。
【0013】
【実施例】以下、本発明のワーク取扱装置の実施例につ
いて説明する。
【0014】図1は本発明のワーク取扱装置の一実施例
を示す平面図、図2は図1に示すワーク取扱装置の立面
状態の説明図、図3は作動状態にある排出手段の立面
図、図4はホースが上方に向けられた排出手段の立面
図、図5は図3に示す排出手段の平面図、図6は保管棚
を覆う壁体の斜視図、図7は図6に示す壁体の縦断面
図、図8は壁体に設けられた開口部を開閉するシャッタ
の構造説明図、図9は図8に示すシャッタの要部側面
図、図10は壁体の内部に設けられた洗浄液吐出ノズル
等の説明図である。
【0015】これらの図面において、1はワークWを収
納する保管棚11を円弧状に複数列複数段に配設した保
管設備、2は保管設備1に沿って旋回しワークWを保管
棚11と工作機械3との間で受け渡しするワーク受渡し
装置、3はワークWを加工する工作機械である。尚、ワ
ーク受渡し装置2にはワーク搭載装置21とワーク搭載
装置21を昇降する昇降装置22とが備えられており、
ワーク搭載装置21は排出手段4(図2においては図示
省略されている)を備えた受け皿(オイルパン)5を備
えている。また、81は複数列複数段に配設された保管
棚11のうちの一部の保管棚11を覆う壁体、82は壁
体81に設けられた開口部811を開閉するシャッタ、
91は壁体81の内部に設けられた洗浄液吐出ノズルで
ある。而して、ワーク受渡し装置2によって加工済のワ
ークWを工作機械3から取り出し、壁体81等で覆われ
た保管棚11に収納し、壁体81内で加工済ワークWを
洗浄するようになしてある。尚、ワーク搭載装置21が
最下段に下降したときに排出手段4が作動するようにな
してある。
【0016】上記実施例における各部について説明する
と、保管設備1は、パレット上にセットされたワークW
を収納する保管棚11を円弧状に5列、上下方向に3段
(全部で15個)備えている。尚、最下段の1個の保管
棚11は壁体81で覆われている。
【0017】また、ワーク受渡し装置2は、保管設備1
に沿って旋回しワークWを保管棚11と工作機械3との
間で受け渡しするようになしてあり、2個のワークWを
搭載し得るワーク搭載装置21、ワーク搭載装置21を
昇降する昇降装置22、保管設備1に沿ってワーク搭載
装置21を旋回する旋回台23等を備えており、ワーク
搭載装置21の下側には排出手段4を備えたオイルパン
5が備えられている。尚、昇降装置22は、旋回台23
上に立設された1対(2本)の昇降用ポスト221、昇
降用ポスト221に沿って昇降する昇降台222等で構
成され、昇降台222にはワーク搭載装置21が載置さ
れている。また、ワーク搭載装置21にはワークWを保
管棚11或いは工作機械3と受け渡しするフォーク装置
211が備えられている。
【0018】また、工作機械3はワークWを加工するた
めのマシニングセンタであり、円弧状に配設された保管
設備1のそれぞれの保管棚11と同一の円弧上でワーク
Wを受渡しできるように中間ローラベース6が付設され
ており、ワーク受渡し装置2に対峙して配設されてい
る。
【0019】また、排出手段4は、オイルパン5の側面
に取り付けられたブラケット44とニップル45、ニッ
プル45に取り付けられたホース41、ホース41を上
方に付勢する一対のスプリング42、ホース41の先端
部に取り付けられたホース受け46、一端部がホース受
け46に取り付けられ一対のピン47を支点として回転
なし得る(ホース41を下方に向け得る)一対の作動レ
バー43、ホース受け46の先端部に取り付けられた一
対のスプリング掛け48、ブラケット44の先端上部に
取り付けられたストッパ49等で構成されている。尚、
スプリング42の一端はブラケット44に取り付けら
れ、他端はスプリング掛け48に取り付けられている。
また、旋回台23の上部にはレバー受け231が取り付
けられている。また、旋回台23を取り巻くように樋5
3が固設されている。
【0020】また、ワーク搭載装置21の下側にはオイ
ルパン5が取り付けられており、円盤状のオイルパン5
1と、オイルパン51の下側に配設された円弧状のオイ
ルパン52とで構成されており、オイルパン52の側面
に排出手段4が取り付けられている。尚、ワーク搭載装
置21が最下段に下降したときにレバー受け231によ
って作動レバー43が作動されるようになしてある。
【0021】また、7は電動ターンテーブル方式の段取
りステーションである。
【0022】また、壁体81は、最下段の1個の保管棚
11を覆うように取り付けられており、開口部811を
前面部81aに、排液口812を底面部81bに、排気
口813を後面部81cに設けて箱状体に形成されてい
る。尚、開口部811の高さ方向と幅方向の寸法は、前
面部81aの高さ方向と幅方向のそれぞれの寸法より小
さくなしてある。また、開口部811の内側左右端部に
沿って一対のガイドレール814が取り付けられてい
る。
【0023】また、シャッタ82は、壁体81に設けら
れた開口部811を自動的に開閉するようになしてあ
り、バネ特性を備えたステンレス薄鋼板、りん青銅薄
板、または耐油性ゴム板等の可撓性部材の内面に補強部
材821aを取り付けて構成されたシャッタ本体821
と、シャッタ本体821の左右の両端部に取り付けられ
た2本の駆動チェン822と、駆動チェン822を駆動
するためのモータ、シャフト、歯輪等でなる駆動装置8
23とで構成されており、シャッタ本体821が壁体8
1の内側と一対のガイドレール814との間をガイドレ
ール814に沿って移動されるようになしてある。尚、
補強部材821aはシャッタ本体821の移動方向と直
交する方向に多数個並設されている。また、シャッタ本
体821と駆動チェン822とで無端体が形成されてい
る。また、シャッタ本体821の高さ方向と幅方向の寸
法は、開口部811の高さ方向と幅方向のそれぞれの寸
法より大きくなしてある。
【0024】また、図11はシャッタ本体821の別の
実施例で、その移動方向に屈曲自在なように多数の板体
821bが丁番状に連結されていると共に、耐油性を備
えた防水シート821cが多数の板体821bの内面に
貼られて構成されている。
【0025】また、洗浄液吐出ノズル91は、壁体81
の内部に複数個設けられた自在蛇口であり、2個のスト
ップ弁92、93を介してクーラント装置の清浄槽94
からの洗浄液とエアー源からの圧縮空気とを切り換えて
吐出できるように配管されている。尚、排液口812か
ら回収された洗浄液はクーラント装置の沈殿槽に送られ
るようになしてあり、排気口813からの排気はエアー
ダクトによって排出されるようになしてある。
【0026】次に、上述のワーク取扱装置を用いたワー
クWの受渡し動作と、加工済のワークの洗浄動作につい
て説明する。
【0027】段取りステーション7のパレット受け台に
おいてパレット上にセットされた未加工のワークWは、
フォーク装置211によってワーク搭載装置21のパレ
ット受け台に搭載される。ワーク搭載装置21のパレッ
ト受け台に搭載された未加工のワークWは、昇降台22
2の昇降と旋回台23の旋回とによって、ワークWが収
納されてない保管棚11に対峙する位置に移動され、フ
ォーク装置211によって保管棚11のパレット受け台
に収納される。更に別のワークWの段取り作業をする場
合には、空パレットが収納されている保管棚11から段
取りステーション7のパレット受け台に空パレットを取
り出して未加工のワークWをセットし、パレット上にセ
ットされた未加工のワークWは、同様にして保管棚11
のパレット受け台に収納される。
【0028】而して、手作業による段取りが完了し、無
人運転される場合には、先ず、ワーク搭載装置21のパ
レット受け台が、昇降台222の昇降と旋回台23の旋
回とによって、未加工のワークWが収納されている保管
設備1の所定の保管棚11に対峙する位置に移動され、
保管棚11に収納されている未加工のワークWがフォー
ク装置211によってワーク搭載装置21のパレット受
け台に搭載される。ワーク搭載装置21のパレット受け
台に搭載された未加工のワークWは、昇降台222の昇
降と旋回台23の旋回とによって工作機械3に付設され
た中間ローラベース6に対峙する位置に移動され、フォ
ーク装置211によって中間ローラベース6に移載され
工作機械3に供給される。
【0029】工作機械3に未加工のワークWが供給され
ると、ワーク搭載装置21のパレット受け台が、昇降台
222の昇降と旋回台23の旋回とによって、工作機械
3に次に供給されるべき未加工のワークWが収納されて
いる保管設備1の保管棚11に対峙する位置に移動さ
れ、保管棚11に収納されている未加工のワークWがフ
ォーク装置211によってワーク搭載装置21のパレッ
ト受け台に搭載される。未加工のワークWがワーク搭載
装置21のパレット受け台に搭載されると、パレット受
け台の何も搭載されてない側が、昇降台222の昇降と
旋回台23の旋回とによって工作機械3に付設された中
間ローラベース6に対峙する位置に移動され、工作機械
3に先に供給されたワークWの加工が完了するのを待機
する。ワークWの加工が完了すると、加工済のワークW
は、フォーク装置211によってワーク搭載装置21の
何も搭載されてない側のパレット受け台に搭載される。
加工済のワークWがワーク搭載装置21のパレット受け
台に搭載されると、旋回台23が180°旋回して、ワ
ーク搭載装置21のパレット受け台に搭載されている未
加工のワークWが工作機械3に付設された中間ローラベ
ース6に対峙する位置に移動され、フォーク装置211
によって中間ローラベース6に移載され工作機械3に供
給される。尚、ワーク搭載装置21のパレット受け台に
搭載された加工済のワークWから落ちる切削油は、オイ
ルパン51を経てオイルパン52に溜められ、オイルパ
ン52に溜められた切削油は、後述の如く、ワーク搭載
装置21が最下段に下降したときに排出される。
【0030】ワーク搭載装置21のパレット受け台に搭
載された加工済のワークWは、昇降台222の昇降と旋
回台23の旋回とによって、最下段の壁体81で覆われ
た保管棚11に対峙する位置に移動され、フォーク装置
211によって壁体81で覆われた保管棚11のパレッ
ト受け台に収納される。尚、ワーク搭載装置21が最下
段に下降するのは、ワーク搭載装置21のパレット受け
台が保管設備1の最下段の保管棚11に対峙するときな
ので、ワークWが最下段の保管棚11のパレット受け台
に収納されるとき、或いはワークWが最下段の保管棚1
1から取り出されるときに、オイルパン52に溜められ
た切削油は排出される。即ち、排出手段4のホース41
及びホース受け46は通常、図4に示すように、スプリ
ング42によって上方に向けられており、オイルパン5
2に溜められた切削油がホース受け46を経て排出され
ることはないが、ワーク搭載装置21が最下段に下降す
ると、図3に示すように、作動レバー43がレバー受け
231に当たり、作動レバー43がピン47を支点とし
て回転し、ホース41及びホース受け46が下方に向け
られるので、オイルパン52に溜められた切削油はホー
ス41及びホース受け46の貫通孔を経て樋53に排出
される。
【0031】また、更に工作機械3によって加工される
べき未加工のワークWがあるときには、ワーク搭載装置
21のパレット受け台が工作機械3に供給されるべき未
加工のワークWが収納されている保管設備1の保管棚1
1に対峙する位置に移動され、保管棚11に収納されて
いる未加工のワークWがフォーク装置211によってワ
ーク搭載装置21のパレット受け台に搭載され、同様に
して、ワークWの受渡しが繰り返される。
【0032】他方、加工済のワークWが壁体81で覆わ
れた保管棚11のパレット受け台に収納されると、壁体
81に設けられた開口部811がシャッタ82によって
閉じられる。
【0033】壁体81に設けられた開口部811が閉じ
られると、ストップ弁92が開き(ストップ弁93は閉
じている)、クーラント装置の清浄槽94からの洗浄液
が複数個の洗浄液吐出ノズル91より加工済のワークW
に向けて吐出される。尚、吐出方向、吐出時間等を、ワ
ークWの形状、大きさ等に応じてワークW毎に予め設定
し自動的に制御するように構成することが好ましい。
【0034】洗浄液が所定の時間だけ吐出されると、ス
トップ弁92が閉じられて洗浄液の吐出が停止される。
ストップ弁92が閉じられた後、ストップ弁93が開
き、エアー源からの圧縮空気が複数個の洗浄液吐出ノズ
ル91より加工済のワークWに向けて吐出される。尚、
吐出方向、吐出時間等を、ワークWの形状、大きさ等に
応じてワークW毎に予め設定し自動的に制御するように
構成することが好ましい。
【0035】圧縮空気が所定の時間だけ吐出されると、
ストップ弁93が閉じられて(ストップ弁92は閉じて
いる)圧縮空気の吐出が停止され、加工済のワークWの
洗浄が完了する。尚、シャッタ本体821の高さ方向と
幅方向の寸法は、開口部811の高さ方向と幅方向のそ
れぞれの寸法より大きくなしてあり、洗浄液または圧縮
空気がシャッタ本体821を内側から外側に押すように
作用するので、洗浄液または圧縮空気が開口部811か
ら壁体81の外側に漏れることはない。
【0036】加工済のワークWの洗浄が完了すると、シ
ャッタ82によって閉じられていた開口部811が開か
れ、壁体81で覆われた保管棚11のパレット受け台に
収納された洗浄済のワークWは、フォーク装置211に
よってワーク搭載装置21のパレット受け台に搭載され
る。ワーク搭載装置21のパレット受け台に搭載された
洗浄済のワークWは、昇降台222の昇降と旋回台23
の旋回とによって、壁体81で覆われてなくワークWが
収納されてない保管棚11に対峙する位置に移動され、
フォーク装置211によって壁体81で覆われてない保
管棚11のパレット受け台に収納される。尚、洗浄済の
ワークWは、壁体81で覆われた保管棚11におけるエ
アーブローによって切削油、洗浄液等が吹き飛ばされて
いるので、洗浄済のワークWが保管棚11のパレット受
け台に収納されているとき等に、洗浄済のワークWから
切削油、洗浄液等が滴下することはない。
【0037】また、壁体81で覆われてない保管棚11
のパレット受け台に収納された洗浄済のワークWは、フ
ォーク装置211によってワーク搭載装置21のパレッ
ト受け台に搭載され、昇降台222の昇降と旋回台23
の旋回とによって段取りステーション7のパレット受け
台に対峙する位置に移動され、フォーク装置211によ
って段取りステーション7のパレット受け台に移載さ
れ、手作業によってパレットから取り外される。
【0038】以上、本発明のワーク取扱装置の実施例に
ついて説明したが、これらに制限されるものではない。
例えば、保管設備1の保管棚11を直線状に配設すると
共に、ワーク受渡し装置2を保管設備1の保管棚11に
沿って走行する走行体上に搭載してもよい。
【0039】また、複数個の異なった種類の工作機械3
を備えていてもよい。
【0040】また、複数個の保管棚11を1個の壁体8
1で覆ってもよい。
【0041】また、複数個の保管棚11を個々に壁体8
1で覆ってもよい。
【0042】また、シャッタ本体821の略中央部に取
り付けた1本の駆動チェン822によってシャッタ本体
821を移動するようになしてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明のワーク取扱装置は、上述のとお
り構成されているので、壁体等で覆われた保管棚におい
て加工済のワークを洗浄することができる。即ち、段取
りステーションにおいてワークをパレットから取り外す
ときにワークの洗浄作業を行う必要がなく、工作機械の
生産性が悪化することもなく、洗浄のために特別のスペ
ースを必要とすることもない。また、ワークから落ちる
切削油を受け皿に溜めて、周囲の汚染を防止すると共
に、運転を停止することなく受け皿に溜まった切削油を
排出することができ、切削油を排出するためのロスタイ
ムをなくせると共に、作業員がワーク取扱装置に接近す
る必要がなくなり安全を確保できる。また、ワーク搭載
装置が最下段に下降したときに切削油を排出するように
なしてあるので、排出された切削油の落下距離を短くで
き、切削油の跳ね返りを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワーク取扱装置の一実施例を示す平面
図である。
【図2】図1に示すワーク取扱装置の立面状態の説明図
である。
【図3】作動状態にある排出手段の立面図である。
【図4】ホースが上方に向けられた排出手段の立面図で
ある。
【図5】図3に示す排出手段の平面図である。
【図6】保管棚を覆う壁体の斜視図である。
【図7】図6に示す壁体の縦断面図である。
【図8】壁体に設けられた開口部を開閉するシャッタの
構造説明図である。
【図9】図8に示すシャッタの要部側面図である。
【図10】壁体の内部に設けられた洗浄液吐出ノズル等
の説明図である。
【図11】シャッタ本体の別の実施例の構造説明図であ
る。
【符号の説明】
2 ワーク受渡し装置 3 工作機械 4 排出手段 5 受け皿(オイルパン) 11 保管棚 21 ワーク搭載装置 22 昇降装置 81 壁体 82 シャッタ 91 洗浄液吐出ノズル 811 開口部 W ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを収納する保管棚と、上記ワーク
    を加工する工作機械と、上記ワークを上記保管棚と上記
    工作機械との間で受け渡しするワーク受渡し装置とを備
    えると共に、上記保管棚を覆う壁体と、該壁体に設けら
    れた開口部を開閉するシャッタとを備えており、上記壁
    体の内部に洗浄液吐出ノズルが設けられていることを特
    徴とするワーク取扱装置。
  2. 【請求項2】 複数個の保管棚を備え、該複数個の保管
    棚のうちの一部の保管棚が壁体で覆われている請求項1
    記載のワーク取扱装置。
  3. 【請求項3】 ワーク受渡し装置がワーク搭載装置と昇
    降装置とを備え、上記ワーク搭載装置が排出手段を備え
    た受け皿を備え、上記ワーク搭載装置が最下段に下降し
    たときに上記排出手段が作動するようになしてある請求
    項1または2記載のワーク取扱装置。
JP9592994A 1994-04-07 1994-04-07 ワーク取扱装置 Expired - Lifetime JPH0825123B2 (ja)

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Cited By (5)

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