JPH10525A - 洗浄装置付きパレット取扱装置 - Google Patents

洗浄装置付きパレット取扱装置

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JPH10525A
JPH10525A JP17072096A JP17072096A JPH10525A JP H10525 A JPH10525 A JP H10525A JP 17072096 A JP17072096 A JP 17072096A JP 17072096 A JP17072096 A JP 17072096A JP H10525 A JPH10525 A JP H10525A
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JP
Japan
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pallet
station
cleaning
workpiece
washing
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Application number
JP17072096A
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English (en)
Inventor
Takeo Shiga
威夫 志賀
Munechika Inoue
宗敬 井上
Yoshitaka Nakano
義貴 中野
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、洗浄ステーションで工作物に付着
した付着物を清掃する洗浄装置付きパレット取扱装置を
提供する。 【解決手段】 この洗浄装置付きパレット取扱装置は、
直線状に複数設置されたパレット収納棚20に沿って走
行する走行装置65上に旋回可能で昇降可能な受渡し装
置3を設けると共に、マシニングセンタ17の前方に設
けた待機ステーション11と洗浄ステーション10との
間でパレット7をシフトするシフト装置60を設ける。
洗浄ステーション10又はパレット収納棚20と受渡し
装置3との間で工作物をセットしたパレット7を受け渡
しする。工作物に付着した切粉、切削液等の付着物を除
去する洗浄装置は、洗浄ステーション10に接離可能に
移動できるように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作物を洗浄す
る洗浄室をマシニングセンタの前方のステーションに設
けた洗浄装置付きパレット取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マシニングセンタは、主として角
物形状等の工作物を加工の対象としてNC制御される工
作機械であり、プログラミングされたとおりの手順で加
工が進行するが、工作物の交換作動には種々の問題が残
されていた。上記のような問題を解決するため、マシニ
ングセンタにパレットを交換可能に供給するパレット搬
入搬出装置が開発されている。このようなパレット搬入
搬出装置は、例えば、特公平6−16977号公報、実
開平6−63252号公報等に開示されたものがある。
【0003】また、特公平6−16977号公報に開示
されたパレット搬入搬出装置は、複数のパレットを立体
的に載置するパレット置台を有するパレット棚とパレッ
トを機外で待期させる待期ステーションとを同心円状に
配置し、パレット棚及び待期ステーションの中心位置に
旋回且つ昇降可能な台を設け、前記台上に旋回の中心線
と直交する水平方向にフォークを進退可能に案内させる
ガイドレールを設け、ガイドレールに案内されたフォー
クの一端部にパレット支持部を設け、前記台を旋回割り
出し及び昇降運動させる駆動装置を設け、待期ステーシ
ョン及びパレット置台との間でパレットを受渡しするた
めフォークを進退させるフォークシフト装置を設け、待
期ステーション上の待期パレットとマシンテーブル上の
パレットとを旋回によって同時に交換させるパレット交
換装置を有するものである。
【0004】実開平6−63252号公報に開示された
パレット取扱装置は、パレット上にセットされたワーク
を収納する複数列に配設された保管棚と、該保管棚に沿
って移動する走行体と、該走行体に搭載され、昇降台を
備えた上記ワークを受渡しするワーク受渡し装置と、該
ワーク受渡し装置に対峙して配設された工作機械とを備
え、前記ワーク受渡し装置が複数個のワークを搭載し得
る旋回台を備えたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前掲特公平6−169
77号公報に開示されたようなパレット搬入搬出装置
は、マシニングセンタがマシンテーブル上のパレットと
待期ステーション上のパレットを旋回によって同時に交
換できる自動パレット交換装置が設けられ、自動パレッ
ト交換装置に隣接して昇降台が配設され、昇降台を囲む
ようにパレット貯蔵棚が設けられている。従って、マシ
ニングセンタで加工された工作物はパレット交換装置及
び昇降台を通じてパレット貯蔵棚に洗浄されることなく
直接収納されるように構成されている。また、上記パレ
ット搬入搬出装置は、特定の1台のマシニングセンタに
のみ対応させたものである。
【0006】しかしながら、上記のようなパレット搬入
搬出装置では、工作物を加工する時に工作物から発生し
た切粉や切削液(切削油やクーラント液)等が工作物に
付着していることがあるが、そのような工作物をそのま
まの状態で受渡し装置、パレット貯蔵棚等に運び込んだ
り或いは次の装置等に移送することは、移送範囲の全域
にわたって切削油を滴下させ、作業床面を汚すことにな
ったり、切削油や切粉等が工作物に付着したままパレッ
ト貯蔵棚に収納されたり、例えば、次工程の製造装置等
に送り込まれ、工作物に錆や腐食、切粉による工作物へ
のきず等の損傷、或いはパレット貯蔵棚を汚したり、腐
食を発生させたりして好ましくないにもかかわらず、工
作物からそれらの切粉や切削液(切削油)を除去すると
いう対策が設けられていないのが現状である。
【0007】ところで、横型マシニングセンタについ
て、その仕様表示の1つとして使用するパレットサイズ
がある。パレットサイズとしては、例えば、300m
m、400mm、630mm、800mmの正四角形が
知られている。マシニングセンタが許容できるサイズと
しては、工作物の最大形状と荷重によって多少の差異が
ある。例えば、一例を示すと、マシニングセンタの仕様
表示として、パレット寸法が630mm、許容荷重15
60kg、工作物の最大サイズがφ1100×高さ90
0mmと記載されているとすれば、待機ステーションの
中心軸と加工ステーションの中心軸との間にパレット交
換旋回中心軸が有り、両ステーションの中心軸間は12
80mm程度になる。即ち、マシニングセンタが最大サ
イズの工作物をパレット上に設置してマシニングセンタ
で加工を施す場合、加工中の工作物と待機中の工作物と
の間はわずか180mmの間隔が発生する。
【0008】更に、加工中の工作物と待機中の工作物と
の間の上記間隔の中心には、加工ステーションにおける
加工室と待機ステーションにおける待機室とをそれぞれ
形成するため、両室を遮蔽する必要があり、パレット交
換装置から遮蔽板が垂設されている。ここで、遮蔽板の
板厚を考慮すると、上記の180mmの間隔は僅かなも
のとなり、その間隔では到底作業のために別の装置を配
置することがほぼ不可能である。そこで、待機ステーシ
ョン中心軸と加工ステーション中心軸との間隔を拡げる
ことが考えられるが、該間隔を拡げるとパレット交換時
の旋回半径が大きくなり、必然的にマシニングセンタの
パレット交換装置が大型化する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
の課題を解決することであり、マシニングセンタの前方
に設けた待機ステーションの位置に在るパレットをパレ
ット収納棚側に僅かにシフトさせた位置にパレットと遮
蔽板との間隔を確保して洗浄ステーションを形成し、該
洗浄ステーションに対して移動可能に設けた洗浄装置に
よって、切粉等の付着している加工済の工作物を洗浄液
(例えば、切削液、切削油、クーラント液等)で洗浄し
て工作物から切粉等を除去すると共に、洗浄液で濡れて
いる工作物を圧縮エアで吹き飛ばして清掃することがで
き、洗浄ステーションとパレット収納棚や待機ステーシ
ョンとの間でパレットを受け渡しする洗浄装置付きパレ
ット取扱装置を提供することである。
【0010】この発明は、工作物を設置したパレットを
収容する線状に複数設置された多段式パレット収納棚、
マシニングセンタの前方に設けられた加工ステーショ
ン、待機ステーション及び洗浄ステーションから成るス
テーション、前記パレット収納棚に沿って設けられた走
行路を往復走行する走行装置、前記パレットを前記パレ
ット収納棚と前記洗浄ステーションとの間で受け渡しす
るため前記走行装置に設けられた旋回可能で昇降可能に
構成された受渡し装置、前記洗浄ステーションに移動し
て洗浄室を形成し且つ前記工作物に付着した付着物を除
去する洗浄装置、前記待機ステーションと前記加工ステ
ーションとの間を旋回する遮蔽板で二分割された旋回交
換装置、並びに前記洗浄ステーションと前記待機ステー
ションとの間で前記パレットをシフトさせるシフト装
置、から成る洗浄装置付きパレット取扱装置に関する。
【0011】また、この洗浄装置付きパレット取扱装置
には、前記マシニングセンタ又は前記パレット収納棚に
隣接して段取ステーションが設けられている。
【0012】また、前記洗浄装置は、前記受渡し装置と
前記洗浄ステーションとの間のパレット走行路を遮蔽す
る開閉扉と前記洗浄室の天井を遮蔽する天板とを有し、
前記洗浄室は少なくとも前記開閉扉、前記天板及び前記
遮蔽板によって遮蔽されるものである。
【0013】また、前記洗浄装置は、前記工作物に対し
て洗浄液又は圧縮エアを噴射する噴射ノズル、前記噴射
ノズルを前記工作物の回りに移動させる回転装置、及び
前記噴射ノズルから噴射される洗浄液及び圧縮エアのい
ずれかに切り換える流体切換装置を有するものである。
【0014】また、前記シフト装置は、前記洗浄ステー
ションと前記待機ステーションとの跨がって配設したス
ライドガイド、前記スライドガイド上を移動するパレッ
ト置台及び前記パレット置台をシフトさせるアクチュエ
ータから構成されている。或いは、前記シフト装置は、
前記受渡し装置に設けたスライドフォークを利用して構
成されている。
【0015】この洗浄装置付きパレット取扱装置は、上
記のように、パレット収納棚に沿って往復走行可能に構
成された受渡し装置と、マシニングセンタの前方に設け
られた工作物の待機ステーションとの間に、待機ステー
ションの一部を利用して洗浄室を形成できる洗浄ステー
ションを設けたので、前記洗浄ステーションへ離接可能
な洗浄装置によってマシニングセンタで加工した工作物
に付着した切粉等を切削液、切削油、クーラント液等の
洗浄液で洗浄し、更に工作物に付着している洗浄液を圧
縮エア即ちエアブローで吹き飛ばし、工作物を清掃する
ことができる。しかも、前記待機ステーションの一部を
前記洗浄ステーションの洗浄室に兼用させるので、前記
洗浄ステーションを僅かなスペースで形成することがで
きると共に、工作物に対して切粉、切削油等の付着物が
付着した発生源の場所で、付着物を工作物から可能な限
り除去することができ、工作物をパレットの受渡し装置
に送り込んだり、工作物をパレット収納棚に保管した
り、又は工作物を次の製造装置等の別の場所に搬送した
としても、付着物による何らの問題も発生することがな
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
による洗浄装置付きパレット取扱装置の実施例について
説明する。図1はこの発明による洗浄装置付きパレット
取扱装置の一実施例を示す概略説明図、図2は図1の線
A−Aにおけるパレット取扱装置の概略説明図、図3は
図1のパレット取扱装置に組み込まれる洗浄装置の一実
施例を示す概略説明図、図4は図3の洗浄装置の平面
図、図5は図1のパレット取扱装置のシフト装置の一実
施例を示す斜視図、及び図6は図1のパレット取扱装置
の洗浄装置を説明する概略説明図である。
【0017】この発明による洗浄装置付きパレット取扱
装置は、主として、工作物45を設置したパレット7を
収容する直線状に複数設置された多段式パレット収納棚
20、マシニングセンタ17の前方に設けられた加工ス
テーション12、待機ステーション11及び洗浄ステー
ション10から成るステーション、パレット収納棚20
に沿って設けられた走行路58を形成する軌道レール5
9を往復走行する走行装置65、パレット7をパレット
収納棚20と洗浄ステーション10との間で受け渡しす
るため、走行装置65上に載置設定された旋回可能で昇
降可能に構成された受渡し装置3、洗浄ステーション1
0に移動して洗浄室4を形成し、工作物45に付着した
付着物を除去する洗浄装置30、待機ステーション11
と加工ステーション12との間を旋回する遮蔽板9で二
分割された旋回交換装置6、及び洗浄ステーション10
と待機ステーション11との間でパレット7をシフトさ
せるシフト装置60から構成されている。更に、この洗
浄装置付きパレット取扱装置には、パレット収納棚20
又はマシニングセンタ17に隣接して段取ステーション
8が設けられている。パレット収納棚20や受渡し装置
3は、図2に示しているが、例えば、従来知られている
各種のタイプを使用できるものである。
【0018】この実施例では、加工ステーション12に
対向して、各種のバイト16を交換可能に構成されてい
るマシニングセンタ17が設置されている。走行往復動
する受渡し装置3とマシニングセンタ17との間に位置
し且つマシニングセンタ17の前方に形成される洗浄ス
テーション10、待機ステーション11及び加工ステー
ション12は、それらの両側に設置された一対のクーラ
ントカバー50によって遮蔽されている。クーラントカ
バー50の内側に配置された旋回交換装置6は、その回
転軸51を中心に旋回し、待機ステーション11と加工
ステーション12とのいずれかのステーションにパレッ
ト7を移送するパレット交換装置を構成する。旋回交換
装置6は、遮蔽板9で二分割され、待機ステーション1
1と加工ステーション12とが遮蔽されている。クーラ
ントカバー50には、耐油性合成ゴム等から成る可撓性
シール部材49がそれぞれ設けられ、旋回交換装置6の
旋回によって遮蔽板9が所定の位置で停止して略密封状
態になるように構成されている。また、受渡し装置3と
洗浄ステーション10とを連通し且つパレット置台41
の走行路を形成する前面開口部52には、一対の支柱1
4が設けられている。開閉扉15は、支柱14に沿って
昇降され、前面開口部52を開閉するように構成されて
いる。
【0019】この実施例では、パレット収納棚20は、
支持フレーム53で多段式に構成され、直線状に並列に
複数個設置されている。パレット収納棚20或いはマシ
ニングセンタ17に隣接して回転台1に対向して段取ス
テーション8を構成する待機台64が設置されている。
パレット収納棚20には、工作物45を載置したパレッ
ト7を収納するものであるが、そのパレット7が搭載で
きる工作物45の最大範囲が符号13で示されている。
また、待機ステーション11の一部が洗浄ステーション
10の一部に兼用させるように構成され、洗浄ステーシ
ョン10と待機ステーション11には洗浄室4が形成さ
れる。また、加工ステーション12には、工作物45が
マシニングセンタ17によって加工される加工室5が形
成されている。
【0020】受渡し装置3は、回転駆動される回転台
1、回転台1上に取り付けられた昇降駆動されるパレッ
ト昇降台2、パレット昇降台2上に取り付けられたスラ
イドガイド18とスライドガイド18を摺動移動するス
ライドフォーク19、及びスライドガイド18からスラ
イドフォーク19を伸縮させる機構(図示せず)から構
成されている。特に、この実施例では、図5に示すよう
に、洗浄ステーション10には、洗浄ステーション10
と待機ステーション11との間で、パレット7を若干シ
フトさせるシフト装置60が受渡し装置3に対向して設
けられている。
【0021】シフト装置60は、スライドガイド61、
スライドガイド61上でスライドできるパレット置台4
1、及びパレット置台41をスライドガイド61上でス
ライドさせるためベース62に固定されたシリンダ装置
から成るアクチュエータ39(図3)から構成されてい
る。パレット置台41には、その上に載置されたパレッ
ト7の係止部に係合してパレット7をパレット置台41
に係止するための係止突起43が設けられている。ま
た、スライドガイド61の両端には、パレット置台41
の摺動移動範囲を規制するストッパ42が設けられてい
る。パレット置台41には、アクチュエータ39のシリ
ンダ装置のロッド63を固定するシリンダ連結具44が
設けられている。従って、パレット置台41は、アクチ
ュエータ39の作動によって洗浄ステーション10と待
機ステーション11との間を往復移動できることにな
る。
【0022】この洗浄装置付きパレット取扱装置では、
受渡し装置3とシフト装置60との間におけるパレット
7の受渡しは、例えば、次のようにして行うことができ
る。受渡し装置3からシフト装置60へのパレット7の
受渡しは、受渡し装置3のパレット昇降台2を作動して
スライドガイド61よりスライドフォーク19を高く位
置させ、パレット7を搭載したスライドフォーク19を
スライドガイド18から伸び出させ、パレット7をスラ
イドガイド61の上方の所定の位置まで移動させて停止
させる。パレット昇降台2を下降させてパレット7をス
ライドガイド61上のパレット置台41に載置し、パレ
ット7の係止穴をパレット置台41に係止突起43に係
止させ、スライドフォーク19をパレット7から離脱さ
せる。次いで、受渡し装置3を作動してスライドフォー
ク19を図1に示す位置まで引っ込めて受渡し装置3内
に収納する。一方、シフト装置60のアクチュエータ3
9が作動してパレット7を搭載したパレット置台41を
スライドガイド61に沿って待機ステーション11まで
移動させ、パレット置台41はそこで待機する。
【0023】次に、旋回交換装置6の作動によって、待
機ステーション11で待機しているパレット7に設置さ
れた工作物45は、旋回交換装置6の作動によってマシ
ニングセンタ17で加工された工作物45と交換され、
加工済み工作物45がパレット置台41に載置される。
そこで、シフト装置60のアクチュエータ39が作動し
て待機ステーション11に位置するパレット置台41が
洗浄ステーション10に移動され、加工済みの工作物4
5が洗浄ステーション10に洗浄のため停止する。工作
物45に対する洗浄作動については後述するが、工作物
45に対する洗浄が終了すると、受渡し装置3が作動
し、スライドフォーク19がパレット7の下方に伸び出
して停止し、次いで、パレット昇降台2が上昇してスラ
イドフォーク19に載置されたパレット7を持ち上げ、
パレット置台41の係止突起43からパレット7を離脱
させ、スライドフォーク19がスライドガイド18へと
引っ込んで加工済みで且つ洗浄済みの工作物45が受渡
し装置3へと回収される。
【0024】次に、図3、図4及び図6を参照して、洗
浄装置30を説明する。洗浄装置30は、洗浄作動しな
い時には、上下移動用アクチュエータ33によって洗浄
ステーション10の上方に支柱14に沿って巻き上げら
れて待機しているが、パレット置台41に載置されたパ
レット7に取り付けられた工作物45を洗浄する洗浄作
動時には、上下移動用アクチュエータ33によって洗浄
ステーション10へ支柱14に沿って降下されるように
構成されている。洗浄装置30は、上下移動用アクチュ
エータ33の作動によってチェンやワイヤロープ54を
介して支柱14に沿って上下動する支持台35、支持台
35に旋回可能に取り付けられた洗浄アーム28、支持
台35に取り付けられた洗浄アーム28を旋回させる旋
回用アクチュエータ34を有する。また、支持台35に
は、受渡し装置3と洗浄ステーション10との間のパレ
ット走行路の前面開口部52を閉鎖する開閉扉15と、
洗浄室4の天井を閉鎖する天板37とが取り付けられて
いる。
【0025】洗浄アーム28は、クーラント液又は圧縮
エアを流すことができるパイプから形成されている。洗
浄アーム28の旋回軸を構成するパイプ55には、プー
リ32及び回転継手31が取り付けられている。洗浄ア
ーム28は、旋回用アクチュエータ34の作動でベルト
29を介してプーリ32が回転することによって旋回さ
れる。また、回転継手31には流体供給可撓管40が連
結され、流体供給可撓管40は流体供給パイプ27に連
結されている。流体供給パイプ27は、切換弁25,2
6から成る洗浄流体切換装置21を通じてクーラントタ
ンク22及び圧縮エア源23に連通している。洗浄アー
ム28は、径方向に延びるパイプ部56と下方へ延びる
パイプ部57から構成されている。パイプ部56には、
長さを変更できる伸縮可能なパイプ36が組み込まれて
いる。パイプ部57には、高さ方向に隔置してコック4
6を備えた複数の噴射ノズル38が設けられている。
【0026】図3には、洗浄ステーション10における
洗浄中心が符号Eで示され、待機ステーション11にお
ける待機中心が符号Fで示され、旋回交換装置6の旋回
中心が符号Gで示され、また、加工ステーション12に
おける加工中心が符号Hで示されている。パレット置台
41に設けたシリンダ連結具44には、スライドフォー
ク19に取り付けられたパレット置台移動用アクチュエ
ータ39が連結されている。パレット置台41は、パレ
ット置台移動用アクチュエータ39の作動によって、洗
浄ステーション10と待機ステーション11との間を移
動することができる。洗浄室4は、上下移動用アクチュ
エータ33の作動で開閉扉15と天板37とが降下した
時には、開閉扉15、天板37、遮蔽板9及びクーラン
トカバー50によって閉鎖されるように洗浄ステーショ
ン10に構成されている。洗浄装置30は、工作物45
に対してクーラント液又は圧縮エアを噴射する噴射ノズ
ル38、噴射ノズル38を工作物45の回りに移動させ
る回転装置、及び噴射ノズル38から噴射されるクーラ
ント液及び圧縮エアのいずれかに切り換える切換装置2
1を有している。
【0027】図1〜図4及び図6を参照して、洗浄装置
30の作動について説明する。洗浄流体切換装置21
は、切換弁25,26の切り換えによって洗浄室4に供
給するクーラント液又は圧縮エアのいずれかに切換作動
することができる。また、洗浄アーム28に設けた噴射
ノズル38にはコック46がそれぞれ設けられている。
洗浄アーム28の垂下長さは、マシニングセンタが許容
する工作物45の最大高さに設計され、垂下部に噴射ノ
ズル38が設けられているが、工作物45のサイズによ
っては、噴射ノズル38を全て開放する必要がないの
で、その時は、クーラント液や圧縮エアを噴射する必要
がない噴射ノズル38のコック46を閉鎖し、クーラン
ト液や圧縮エアの噴射が必要な噴射ノズル38のみから
クーラント液や圧縮エアを噴射すればよい。
【0028】まず、洗浄装置30の上下アクチュエータ
33が作動し、洗浄装置30が支柱14にガイドされて
洗浄室4へ下降すると共に天板37と開閉扉15が降下
し、開閉扉15で洗浄室4の前面開口部を閉鎖すると共
に天板37で天井開口部を閉じ、洗浄室4が略密閉状態
になり、上下アクチュエータ33が停止する。アクチュ
エータ34が駆動されて駆動ベルト29を通じてプーリ
32が回転し、洗浄装置30の洗浄アーム28がパレッ
ト7上に設置された工作物45の回りで旋回を開始す
る。この場合、洗浄アーム28は、その旋回角度を適宜
に設定しておけば、その角度の範囲で正逆回転を行うこ
とができる。切換弁25が開放し且つ切換弁26が閉鎖
すると共に、ポンプ24が駆動され、クーラント液タン
ク22から洗浄液のクーラント液がパイプ27を通じて
送り出され、クーラント液は可撓管40及び回転継手3
1を通じて洗浄アーム28へ送り込まれる。次いで、ク
ーラント液が洗浄アーム28に設けた噴射ノズル38か
ら噴出し、クーラント液で工作物45等が洗浄され、工
作物45等に付着した切粉が除去される。
【0029】次いで、洗浄装置30は、予め設定された
洗浄時間が経過した後、切換弁25が閉鎖し且つ切換弁
26が開放し、ポンプ24の駆動が停止され、クーラン
ト液の送り出しが停止する。切換弁26が開放すると、
圧縮エア源23からの圧縮エアがパイプ27、可撓管4
0、回転継手31、洗浄アーム28を通じて噴射ノズル
38から噴出し、クーラント液で濡れている工作物45
等をエアブローによって乾燥させる。予め設定された乾
燥時間が経過した後、切換弁26が閉鎖して圧縮エアの
噴き出しが停止される。次いで、アクチュエータ34が
停止されてプーリ32の回転が停止され、洗浄アーム2
8の旋回が停止する。再び、洗浄装置30の上下アクチ
ュエータ33が作動し、洗浄装置30が支柱14にガイ
ドされて洗浄室4から上昇すると共に開閉扉15と天板
37が上昇して洗浄室4の天井開口部と前面開口部52
が開放する。
【0030】次に、図1、図2及び図7〜図12を参照
して、この洗浄装置付きパレット取扱装置の作動を、複
数台設置されたマシニングセンタ17のうちの特定のマ
シニングセンタ17を対象として説明する。図7〜図1
2において、パレット7にセットされた工作物を符号
A,B,C,D及びEで示しているが、工作物がパレッ
ト収納棚20から取り出された状態では符号A,B,
C,D及びEを括弧付きで示すことにする。この洗浄装
置付きパレット取扱装置ではパレット7上に工作物A〜
Eが全て設定されているものであり、工作物A〜Eはパ
レット7と共に移動するものである。パレット7への工
作物A〜Eの設定は、パレット7に工作物A〜Eを直接
取り付ける場合と治具等を用いて取り付ける場合があ
る。
【0031】図7に示すように、工作物Aがマシニング
センタ17のバイト16で加工されている時に、走行装
置65が洗浄ステーション10に対向した地点に停止
し、パレット7の受渡し装置3のスライドフォーク19
が次に加工される工作物Bを受渡し装置3から洗浄ステ
ーション10に位置するパレット置台41に移送する。
工作物Bを洗浄ステーション10のパレット置台41に
供給すると、受渡し装置3のスライドフォーク19が受
渡し装置3側に後退して停止する。一方、3番目に加工
される工作物Cをセットしたパレット7は、受渡し装置
3の作動によって、スライドフォーク19によってパレ
ット収納棚20から受渡し装置3の一端部に移動させら
れている。次いで、図8に示すように、工作物Aの加工
が行われている間に、洗浄ステーション10に位置して
いたパレット置台41は、工作物Bを搭載した状態で、
シフト装置60の作動によって洗浄ステーション10か
ら待機ステーション11へ移動する。
【0032】次に、図9に示すように、シフト装置60
の作動によって工作物Bが待機ステーション11へ移動
を完了した後、マシニングセンタ17に設けられたパレ
ット交換装置を構成する旋回交換装置6が作動して、加
工済みの工作物Aと次に加工される工作物Bとを同時に
交換する。旋回交換装置6の作動は、例えば、パレット
7のみをリフトアップし、旋回交換装置6が旋回中心で
180°旋回し、次いで、リフトダウンすることで終了
する。工作物Bは加工ステーション12に固定され、工
作物Aは待機ステーション11に位置し、パレット置台
41に搭載される。
【0033】図10に示すように、工作物Bに対して加
工が開始されるが、工作物Bが加工中に、工作物Aをセ
ットしたパレット7はシフト装置60の作動によって待
機ステーション11から洗浄ステーション10へシフト
され、洗浄ステーション10で工作物Aは洗浄されるこ
とになる。即ち、待機ステーション11に位置していた
パレット置台41は、シフト装置60の作動によって工
作物Aを搭載したパレット7を洗浄ステーション10へ
移動させ、パレット7の中心が洗浄アーム28の旋回中
心軸と合致すると、工作物Aを搭載したパレット7の移
動は停止する。そこで、上記に説明した工作物の洗浄処
理を行うため、洗浄装置30が下降して所定の位置に停
止すると同時に、開閉扉15が前面開口部52を閉鎖す
ると共に天板37が天井開口部を閉鎖し、洗浄ステーシ
ョン10が略密閉されて洗浄室4が形成される。洗浄ア
ーム28が工作物Aの回りを旋回し始め、洗浄アーム2
8に設けた噴射ノズル38からクーラント液が噴射さ
れ、工作物Aに付着している切粉等をクーラント液で洗
い流す。工作物Aから切粉等が洗い流されると、クーラ
ント液が停止され、噴射ノズル38から圧縮エアが噴き
出される。そこで、工作物Aに付着しているクーラント
液はエアブローによって吹き飛ばされ、工作物Aは清掃
される。そこで、洗浄アーム28の旋回は停止され、次
いで洗浄アーム28が上昇すると共に、前面開閉扉15
と天板37が上昇し、前面開口部52が開放すると共に
天井開口部が開放する。
【0034】図11に示すように、工作物Bは引き続
き、マシニングセンタ17のバイト16で加工されてい
るが、その間に、工作物Aは次の処理が行われる。洗浄
とエアブローが終了した工作物Aは、受渡し装置3が作
動し、スライドフォーク19によって洗浄ステーション
10から加工済みの工作物Aを受渡し装置3へ引き取
る。次いで、スライドフォーク19は受渡し装置3に収
納され、工作物Aを引き取った受渡し装置3は、回動し
て工作物Aと3番目に加工される工作物Cとの位置を交
換し、次いで、走行装置65は軌道レール59上を移動
して工作物Aを保管するパレット収納棚20の地点まで
走行し、受渡し装置3のパレット昇降台2及び回転台1
を作動して工作物Aをセットしたパレット7を上昇させ
ると共に所定の位置へ回動し、スライドフォーク19を
作動して、工作物Aをセットしたパレット7を予め予定
されていたパレット収納棚20に収納する。更に、走行
装置65は軌道レール59上を移動して次に加工される
工作物Dを保管したパレット収納棚20の地点まで走行
し、そこで、スライドフォーク19を作動して、工作物
Dをセットしたパレット7を受渡し装置3上にセットす
る。
【0035】図12に示すように、工作物Bは引き続
き、マシニングセンタ17のバイト16で加工されてい
るが、その間に、走行装置65は軌道レール59上を移
動して洗浄ステーション10に対向した地点に停止し、
パレット7の受渡し装置3のスライドフォーク19が次
に加工される工作物Cを受渡し装置3から洗浄ステーシ
ョン10に位置するパレット置台41に移送する。工作
物Cを洗浄ステーション10のパレット置台41に送り
込んだ後に、パレット取扱装置のスライドフォーク19
は後退して洗浄ステーション10に正対して停止する。
一方、洗浄ステーション10のパレット置台41に送り
込まれた工作物Cをセットしたパレット7は、シフト装
置60が作動して洗浄ステーション10から待機ステー
ション11へシフトされる。
【0036】このパレット取扱装置は、マシニングセン
タ17とは機械的に連結されておらず、単独で作動でき
るものである。しかしながら、マシニングセンタ17の
パレット交換装置の旋回交換装置6が作動している時、
及び洗浄ステーション10又は待機ステーション11に
パレット7が位置している時は、パレット7を持ったま
ま洗浄ステーション10へ作動することはできないもの
である。
【0037】この洗浄装置付きパレット取扱装置の作動
の一実施例について、図6〜図11を参照して、複数台
設置されたマシニングセンタ17のうち、特定のマシニ
ングセンタ17に対して説明したが、上記作動に限られ
るものではない。
【0038】まず、この洗浄装置付きパレット取扱装置
を使用した別の生産方法について説明する。該生産方法
は、図1に示すように、マシニングセンタ17が1台、
2台〜n台のように複数設置され、これらを第1機械、
第2機械〜第n機械と呼称し、それぞれに第1工程、第
2工程〜第n工程を受け持たせた工程分割生産方式(イ
ンライン方式)である。上記工程分割生産方式は、第1
工程での機械加工が完了すれば、前述したように、工作
物に対して洗浄作業とエアブロー作業とを実施する。上
記各作業が完了すれば、第1機械は作業完了信号即ち工
作物引取り要求信号を、FMS集中管理盤のコントロー
ラに送信する。次いで、コントローラは、第1機械の工
作物を取り換えるようにパレット取扱装置に指令する。
取換指令を受信したパレット取扱装置は、第1機械の正
面に対向し、前述したように、加工済み工作物と未加工
工作物をパレット7毎に取り換え、引き取った加工済み
工作物はパレット収納棚20の所定の箇所に一時収納さ
れる。第2工程〜第n工程についても、同様にして作業
が行われる。
【0039】また、上記生産方法は、工程分割生産方式
について説明したが、該工程分割生産方式に限るもので
はなく、第1機械、第2機械〜第n機械に同一のツーリ
ングを行わせるような生産方式(例えば、工程集約生産
方式という)であっても同様に作業が行われる。以上述
べたように、工作物に対する機械加工が完了すれば、作
業者自信が機械の設置場所まで行って工作物を取り換え
てくると同様に、パレット取扱装置がこの交換作業を行
うものである。
【0040】また、マシニングセンタ17において、工
作物の加工に対して切削油を使用する目的は、工作物を
切削する時、刃具や工作物を切削するため、発生した切
削熱を冷却し、加工精度の安定、刃具の摩耗或いは刃具
の折損を防止することである。そこで、この洗浄装置付
きパレット取扱装置では、工作物に付着した切削屑を速
やかに洗い流し、着座基準面等に切削屑が残らないよう
にすることである。即ち、工作物に対する加工直前と加
工中にあっては、大切な役目を果たす切削油であって
も、加工後には切削油は無用なものであり、切削油や切
削屑が付着したままの工作物を、次工程へ移動させた
り、パレット収納棚20に収納すると、時間の経過につ
れて工作物に付着した切削油や切削屑が滴下し、パレッ
ト収納棚20や作業床面を汚すことになる。本発明のよ
うに、工作物を走行装置に搭載するパレット取扱装置で
は、特に、移動範囲の全床面を汚すことになり、それが
排水管等にそのまま流れ込むと、排水を汚すことになっ
て好ましくない。
【0041】また、上記実施例では、シフト装置60
は、パレット7を洗浄ステーション10と待機ステーシ
ョン11との間でシフトするのに、洗浄ステーション1
0と待機ステーション11との跨がって配設したスライ
ドガイド61、スライドガイド61上を移動するパレッ
ト置台41及びパレット置台41をシフトさせるアクチ
ュエータ39を用いて構成したが、その機構に限ること
はない。例えば、シフト装置は、アクチュエータ39を
装備せずに、スライドガイド61とパレット置台41を
用いて受渡し装置3におけるスライドフォーク19にア
クチュエータの機能を持たせることによって、パレット
7を洗浄ステーション10と待機ステーション11との
間でシフトするように構成することもできる。又は、シ
フト装置は、スライドガイド61、パレット置台41及
びアクチュエータ39を装備せずに、スライドフォーク
19を利用してパレット7を洗浄ステーション10と待
機ステーション11との間でシフトさせるように構成す
ることもできる。
【0042】また、別の実施例としては、工作物が加工
される時に、使用されている切削液によって工作物から
切粉が洗い流された工作物については、洗浄ステーショ
ン10において工作物に対して、洗浄液を用いることな
く、エアブローのみの清掃処理(乾燥処理)で済ますこ
ともできる。また、洗浄装置30で用いられた洗浄アー
ム28については、工作物の形状やサイズによっては、
洗浄アーム28が工作物の全周にわたって必ずしも旋回
する必要はなく、部分的な旋回で済む時には、洗浄アー
ム28の旋回作動範囲を制限するリミットスイッチ等を
設け、リミットスイッチの設置位置を調整することによ
って、所望の領域で正逆旋回を行って洗浄作動を行わせ
ることもできる。更に、加工済みの工作物45をパレッ
ト収納棚へ収納することに限るものではない。例えば、
次工程が加工済みの工作物を直ちに必要とする場合に
は、加工済みの工作物をパレット収納棚20へ収納する
ことなく、段取りステーション8に移送するように切り
換えることもできる。
【0043】
【発明の効果】この発明による洗浄装置付きパレット取
扱装置は、上記のように構成されているので、受渡し装
置と待機ステーションとの間のスペースを利用し、従来
の待機ステーションの一部を洗浄ステーションの一部に
兼用させて洗浄ステーションを構成することができ、し
かも旋回交換装置上を遮蔽板によって二分割することに
よって、旋回交換装置上の二分割のスペースを待機ステ
ーションと加工ステーションとの間で旋回移動させ、洗
浄ステーションに設けた洗浄装置によって加工済の工作
物に付着している切粉を切削液(切削油)、クーラント
液等の洗浄液で洗浄して除去すると共に、洗浄液で濡れ
ている工作物を圧縮エアで吹き飛ばして清掃することが
できる。従って、この洗浄装置付きパレット取扱装置
は、受渡し装置と従来のパレット交換装置との間の間隔
を有効に利用して洗浄ステーションを構成し、洗浄ステ
ーションに洗浄装置を接離可能に設けたので、特に、切
粉を発生源で直ちに除去して清浄な工作物にできると共
に、装置全体をコンパクトに構成でき、加工された工作
物に対して洗浄して清掃でき、工作物の腐食発生を防止
できると共に、工作物を次の工程で直ちに使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による洗浄装置付きパレット取扱装置
の一実施例を示す概略説明図である。
【図2】図1の線A−Aにおけるパレット取扱装置の概
略説明図である。
【図3】図1のパレット取扱装置に組み込まれる洗浄装
置の一実施例を示す概略説明図である。
【図4】図3の洗浄装置の平面図である。
【図5】このパレット取扱装置のシフト装置の一実施例
を示す斜視図である。
【図6】このパレット取扱装置の洗浄装置を示す概略説
明図である。
【図7】このパレット取扱装置の作動フローの第1工程
を示す説明図である。
【図8】このパレット取扱装置の作動フローの第2工程
を示す説明図である。
【図9】このパレット取扱装置の作動フローの第3工程
を示す説明図である。
【図10】このパレット取扱装置の作動フローの第4工
程を説明する説明図である。
【図11】このパレット取扱装置の作動フローの第5工
程を説明する説明図である。
【図12】このパレット取扱装置の作動フローの第6工
程を説明する説明図である。
【符号の説明】
3 受渡し装置 4 洗浄室 6 旋回交換装置 7 パレット 8 段取ステーション 9 遮蔽板 10 洗浄ステーション 11 待機ステーション 12 加工ステーション 15 開閉扉 17 マシニングセンタ 18 スライドガイド 19 スライドフォーク 20 パレット収納棚 21 流体切換装置 25,26 切換弁 30 洗浄装置 37 天板 38 噴射ノズル 39 アクチュエータ 41 パレット置台 45,A,B,C,D,E 工作物 58 走行路 59 軌道レール 60 シフト装置 61 スライドガイド 65 走行装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作物を設置したパレットを収容する線
    状に複数設置された多段式パレット収納棚、マシニング
    センタの前方に設けられた加工ステーション、待機ステ
    ーション及び洗浄ステーションから成るステーション、
    前記パレット収納棚に沿って設けられた走行路を往復走
    行する走行装置、前記パレットを前記パレット収納棚と
    前記洗浄ステーションとの間で受け渡しするため前記走
    行装置に設けられた旋回可能で昇降可能に構成された受
    渡し装置、前記洗浄ステーションに移動して洗浄室を形
    成し且つ前記工作物に付着した付着物を除去する洗浄装
    置、前記待機ステーションと前記加工ステーションとの
    間を旋回する遮蔽板で二分割された旋回交換装置、並び
    に前記洗浄ステーションと前記待機ステーションとの間
    で前記パレットをシフトさせるシフト装置、から成る洗
    浄装置付きパレット取扱装置。
  2. 【請求項2】 前記パレット収納棚又は前記マシニング
    センタに隣接して段取ステーションが設けられている請
    求項1に記載の洗浄装置付きパレット取扱装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄装置は、前記受渡し装置と前記
    洗浄ステーションとの間のパレット走行路を遮蔽する開
    閉扉と前記洗浄室の天井を遮蔽する天板とを有し、前記
    洗浄室は少なくとも前記開閉扉、前記天板及び前記遮蔽
    板によって遮蔽される請求項1又は2に記載の洗浄装置
    付きパレット取扱装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄装置は、前記工作物に対して洗
    浄液又は圧縮エアを噴射する噴射ノズル、前記噴射ノズ
    ルを前記工作物の回りに移動させる回転装置、及び前記
    噴射ノズルから噴射される洗浄液及び圧縮エアのいずれ
    かに切り換える流体切換装置を有する請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の洗浄装置付きパレット取扱装置。
  5. 【請求項5】 前記シフト装置は、前記洗浄ステーショ
    ンと前記待機ステーションとの跨がって配設したスライ
    ドガイド、前記スライドガイド上を移動するパレット置
    台及び前記パレット置台をシフトさせるアクチュエータ
    から構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の洗浄装置付きパレット取扱装置。
  6. 【請求項6】 前記シフト装置は、前記受渡し装置に設
    けたスライドフォークを利用して構成されている請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の洗浄装置付きパレット取
    扱装置。
JP17072096A 1996-06-11 1996-06-11 洗浄装置付きパレット取扱装置 Pending JPH10525A (ja)

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JP17072096A JPH10525A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 洗浄装置付きパレット取扱装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009090388A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Makino Milling Mach Co Ltd 加工屑除去装置
KR101986190B1 (ko) * 2019-01-09 2019-06-05 이전행 티타늄 및 티타늄합금의 가공장치
KR101986184B1 (ko) * 2019-01-09 2019-06-05 이전행 티타늄 및 티타늄합금의 가공방법
KR101994085B1 (ko) * 2019-01-09 2019-06-28 이전행 티타늄 및 티타늄합금을 이용한 치과용 보철물의 제조방법

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JP2009090388A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Makino Milling Mach Co Ltd 加工屑除去装置
KR101986190B1 (ko) * 2019-01-09 2019-06-05 이전행 티타늄 및 티타늄합금의 가공장치
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