JPH07266137A - ワイヤ放電加工機 - Google Patents

ワイヤ放電加工機

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JPH07266137A
JPH07266137A JP7921294A JP7921294A JPH07266137A JP H07266137 A JPH07266137 A JP H07266137A JP 7921294 A JP7921294 A JP 7921294A JP 7921294 A JP7921294 A JP 7921294A JP H07266137 A JPH07266137 A JP H07266137A
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JP
Japan
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work
electric discharge
discharge machine
wire electric
drying
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JP7921294A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakao
高史 中尾
Takehito Nishibayashi
丈仁 西林
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Makino Milling Machine Co Ltd
Original Assignee
Makino Milling Machine Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工済みのワークに付着している加工液や加
工屑の除去、乾燥または防錆剤の塗着によるワークの防
錆処理を、自動的に行えるワイヤ放電加工機を提供す
る。 【構成】 加工済みワーク3に対向し、上下ヘッド1に
ワーク乾燥用の圧縮空気噴射ノズル6と防錆剤噴霧用ノ
ズル8とを取り付け、前記ノズルのワーク3に対する相
対的走査、移動並びに作動、停止時期の制御を行うこと
により、加工済みワーク3に付着している加工液や加工
屑を吹き飛ばし除去してワークを乾燥し、または/及び
防錆剤の塗着を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工後のワークの乾燥
手段や防錆手段を有するワイヤ放電加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
(a) 加工済みのワークの乾燥や防錆は従来、加工終
了後、ワークに付着している加工液や加工屑を、作業者
がエアガンを用いて吹き飛ばしたり、ウエスで拭き取る
ことにより行われていた。また、必要に応じて防錆剤を
吹きかけていた。要するに、作業者が施す仕事であっ
た。 (b) また、形彫放電加工機の場合には、加工済みの
ワークを移動させる途中で、これを防錆油に浸漬し表面
に防錆油膜を形成させてワークの錆の発生を防ぐ形式の
もの(平成5年実用新案出願公開第2817号公報参
照)が、知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来工法で
は、 (a) 上述のように、作業者がワークの取扱いに介在
するためにワイヤ放電加工機において、加工の自動化を
達成しにくかった。 (b) 一般にワイヤ放電加工では、加工液に水を使用
するので、ワイヤ放電加工機において自動化を図る場
合、加工後のワークに加工液や加工屑が付着したままで
ワーク交換・保存をすると、ワークに錆が発生する。ワ
ークについての防錆手段に配慮せずに、加工の自動化を
進めることは好ましくない。
【0004】(c) 上述の公知の防錆処理は、ワーク
の乾燥工程を経ずに防錆を施しているので、防錆効果が
弱い。また、前記放電加工機に装備したオートワークチ
ェンジャーでは、ワークの交換経路から外れた場所に防
錆油タンクを設けているので、作業効率が良好でないと
いった不都合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上述の
不都合を解消することを目的とし、ワークに付着した加
工液や加工屑を除去して、該ワークを乾燥させるための
乾燥手段と、防錆剤を吹き付ける防錆手段とを具備し、
それら手段の動作を制御するための制御手段を有するワ
イヤ放電加工機であって、詳しくは、以下に述べるとお
りの各構成要件を具備してなる。
【0006】(1) 走行するワイヤ電極とワークとの
間で相対移動を与え、放電加工を行うワイヤ放電加工機
において、加工後、ワークに付着した加工液や加工屑を
除去し、該ワークを乾燥させる乾燥手段と、前記乾燥手
段の動作を制御する制御手段と、を具備したことよりな
るワイヤ放電加工機。
【0007】(2) 前記乾燥手段は、ワイヤ放電加工
機に付属したワーク交換装置に設けられた上記第(1)
項記載のワイヤ放電加工機。 (3) 走行するワイヤ電極とワークとの間で相対移動
を与え、放電加工を行うワイヤ放電加工機において、ワ
ークに付着した加工液や加工屑を除去し該ワークを乾燥
させる乾燥手段と、ワーク乾燥後、該ワークに防錆剤を
噴霧する防錆剤噴霧手段と、前記乾燥手段及び防錆剤噴
霧手段の動作を制御する制御手段と、を具備したことよ
りなるワイヤ放電加工機。
【0008】(4) 前記防錆剤噴霧手段は、ワイヤ放
電加工機に付属したワーク交換装置に設けられた上記第
(3)項記載のワイヤ放電加工機。 (5) 前記乾燥手段及び防錆剤噴霧手段は、ワイヤ放
電加工機に付属したワーク交換装置に設けられた上記第
(3)項記載のワイヤ放電加工機。
【0009】
【作用】加工終了後、ワークの加工面またはワーク全面
に付着した加工液(水)や加工屑を乾燥手段を用いて除
去する。また、必要に応じてワーク乾燥後、防錆剤噴霧
手段によりワークに防錆剤を噴霧し防錆を行う。なお、
ワークを乾燥させることだけでも、錆の発生防止には効
果がある。
【0010】
【実施例】上述した本発明のワイヤ放電加工機の好適な
実施例を、図面に沿って説明するが、以下に記載の実施
例を構成する各要件は、本発明の出願当時の当業界にお
ける公知の技術レベルの範囲内で当業者により各種の変
形を加えることが可能であるから、格別の理由を示すこ
となく本実施例記載の具体的構成のみに基づいて、本発
明の要旨を限定して解釈してはならない。
【0011】第1実施例 図1は、乾燥・防錆手段の一例を示す要部拡大側面図で
あり、図中、ワイヤ放電加工機の上ヘッド1とワーク3
を間にして対向する位置で、同機のアーム4の先端部に
下ヘッド2を設け、ワイヤ電極5の走行経路を上ヘッド
1からワーク3を経て、さらに下ヘッド2からアーム4
内に連続させている。前記上下ヘッド1,2は、ワーク
3に対して、加工プログラムに従って相対的に移動し、
ワイヤ電極5により所要の加工を行う。
【0012】前記上下ヘッド1,2のワーク3に対向す
る側で、ワイヤ電極5の走行経路に近接した位置に、そ
れぞれワーク乾燥用ノズル6を設け、前記ノズル6は、
それぞれ加圧空気供給装置7との間で送気管を介して連
結している。前記乾燥用ノズル6への送気は、図示して
いない制御装置によって制御され、同時に上下ヘッド
1,2は、ワーク3の加工経路を相対的になぞるように
移動・制御されるため、ワーク3の加工面のみを乾燥す
ることも可能である。なお、別のプログラムにより乾燥
用ノズル6に対して、ワーク3の全体を走査するように
移動させることもできる。
【0013】乾燥用ノズル6は、加工済みのワーク3に
対し、近接して圧力空気を噴射し前記ワーク3に付着し
ている加工液を吹き飛ばし、同液に基づきワーク3に錆
が発生することのないように、ワーク3を乾燥させる。
上下ヘッド1,2上において、乾燥用ノズル6に近接し
ワーク3に向かって、それぞれ防錆剤噴霧ノズル8を取
り付け、前記噴霧ノズル8は、それぞれ防錆剤供給装置
9との間で供給管を介して連結され、噴霧時期、量など
は、図示していない制御装置によって制御される。
【0014】防錆剤噴霧ノズル8は、乾燥用ノズル6の
作動後、ワークが乾燥してから発動されるのが原則であ
るが、必要に応じ、乾燥用ノズル6の作動を追って、噴
霧ノズル8を作動させることもありうる。なお、符号10
はワーク取付台を示す。
【0015】図2,3及び4は、それぞれ本発明のワイ
ヤ放電加工機の概略側面図、正面図及び平面図であり、
図中、ベッド11にはテーブル12が固定されており、前記
テーブル12突出部にはワーク取付台10が設けてある。図
2に示すようにベッド11の左下側(放電加工機の後面
側)が延長して設けられ、その上側面にはサドル13が、
紙面に対して垂直(X軸)方向に移動可能に設けられ、
さらに前記サドル13上面には、前述の上下ヘッド1,2
などの部材を支持するコラム14が、左右(Y軸)方向に
移動可能に設けられている。
【0016】前記コラム14のY軸方向前面に位置するテ
ーブル12を囲んで平面図で矩形枠を備えた加工槽15が設
けてあり、前記加工槽15は、そのコラム14に面した側の
一枠を除いて、他の三方向(コ字状)の枠が、テーブル12
に対して上下(Z軸)方向に滑動自在に設けられてい
る。ただし、前記加工槽15は機械稼働時に水密でなけれ
ばならないから、滑動自在の三方向の枠とコラム14に面
した側の一枠との間及びテーブル12との間にシール材16
を施すことによって両者間の滑動面が、常時水密を保持
するようにしている。なお、図3に示すように、前記加
工槽15の滑動自在のコ字状枠は、その一部に取り付けら
れたラック17と、これに噛み合うピニオン18の作動によ
り、上下(Z軸)方向に滑動する。
【0017】前記コ字状枠を降下させる前には、シール
材16を解放することにより加工槽15を満たしている加工
液を、加工槽からその下方のベッド11上に設備した加工
液タンク19内に排出、収容する。したがって、前記加工
液タンク19は、加工槽15のコ字状枠の下側に沿うように
して配置される。加工槽15の、コラム14に面した側の一
枠を貫いて、コラム14に取り付けたアーム4がY軸方向
に伸び、また、コラム14はテーブル12に対してY軸方向
に移動するので、前記一枠とアーム4との間はY軸方向
に相互に移動可能に設けられ、かつ、両者間は水密にシ
ールされている。
【0018】さらに、サドル13は、ベッド11に対してX
軸方向に移動するから、コラム14に取り付けたアーム4
を貫いてY軸方向に伸びる部分は、テーブル12(加工槽
15のコラム14に面した側の一枠)に対してX軸方向に移
動可能でなければならず、したがって、前記一枠とアー
ム4との間は、相互にX軸方向に移動可能であり、か
つ、両者間は水密にシールされている。なお、加工槽1
5、加工液タンク19に対する加工液の供給・排除は、図
1に示す加工液供給装置20によって行われる。
【0019】コラム14の上部には、V軸スライダ21(Y
軸方向に平行移動)及びU軸スライダ22(X軸方向に平
行移動)が設けられ、前記クイル23のZ軸方向の移動に
よって、その先端部に取り付けたワイヤ電極を案内する
上ヘッド1を、ワーク3のZ軸方向の厚さに応じて上下
に調節可能とする。
【0020】前記V軸スライダ21及びU軸スライダ22
は、各軸の移動により、クイル23に取り付けた上ヘッド
1の水平面における位置をXまたはY軸方向に移動し、
下ヘッド2に対して変位させ、ワイヤ電極5を垂直方向
に対し傾け、ワーク3の加工面を斜めに形成する場合に
利用するものである。図2において、NC・電源装置24
は、そのワイヤ放電加工機の動作の制御を行う。図1
は、上記図2における、上下ヘッド1,2を含むワーク
取付台10部分の拡大側面図を示すものである。
【0021】本実施例正面図の一部を切欠して示す図3
において、図2の説明の場合と同一の符号を付した部材
は、その際に説明したものと同一の部材である。ワーク
3は、一対のワーク取付台10に跨ってチャッキングされ
ており、そのワーク3の上下を挾んで、それぞれ上下ヘ
ッド1,2が配置される。
【0022】図4は、本実施例の一部を切欠した平面図
であり、図中、図2における説明と同一の符号を付した
部材は、その際に説明したものと同一の部材である。乾
燥用ノズル6及び防錆剤噴霧ノズル8を備えた本実施例
の作用、効果は、さきに説明したとおりである。
【0023】第2実施例 図5は、パレットマガジン付ワイヤ放電加工機の平面図
であり、このワイヤ放電加工機は、先に図2において説
明した第1実施例のワイヤ放電加工機と同一構成よりな
り、本実施例のワイヤ放電加工機に付した符号は、先に
図2において説明した同一符号の部材と同じである。な
お符号25は、パレット26に対するチャックである。
【0024】図中、加工槽15は、先に述べたように前方
のコ字形枠が上下動可能な構成を具備し、ワーク3に対
する加工が終了した段階で、前記加工槽15から加工液を
排出し、加工槽15の前方のコ字形枠を下降させて、隣接
して設置したパレットマガジンとの間の障壁を除き、パ
レットマガジン側のコンテナアーム27、レール28などか
らなるパレットチェンジャを伸ばして、加工済みワーク
3をパレット26ごと、加工槽15の中とマガジン側との間
で、一対一で交換する。なお符号29は、パレットマガジ
ン側に設けたコンテナである。また、パレットマガジン
内に延びたチェーン29は、複数のパレット26をマガジン
に沿って移動させ、ワイヤ放電加工機に送り込むパレッ
ト(ワーク3)26を選択する機能を備えている。
【0025】図6は、図5におけるA−A矢視図であっ
て、図中、コンテナ29側に送出されたされたパレット付
きワーク3は、コンテナ29の天井内側に取付けた乾燥用
ノズル6及び防錆剤噴霧ノズル8からの、それぞれ又は
いずれかの作用を受けて、表面に付着していた加工液、
加工屑を吹き飛ばし乾燥させるとか、防錆剤の塗着を受
けるなどして、防錆処理を受けたのち、パレットマガジ
ン内の他の場所に移動させる。そのときは乾燥用ノズル
6の作動を優先してワークを乾燥させること、また、そ
の後に防錆剤噴霧ノズル8の操作を施すことが望まし
い。なお、上記乾燥用ノズル6及び防錆剤噴霧ノズル8
の、それぞれの配管経路は先の図1において説明した手
段と同一でよい。
【0026】以上のとおりであるから、ワイヤ放電加工
機を自動化しても、パレットマガジン内におけるワーク
3の発錆を心配する必要がなくなる。一方、パレットマ
ガジンから送り出された新たなワーク3は、ワイヤ放電
加工機の加工槽15の中のチャック25とワーク取付台10と
によって定位置に固着された後、再び、ワイヤ放電加工
が施される。
【0027】第3実施例 図7は、パレットチェンジャー付ワイヤ放電加工機の平
面図であり、このワイヤ放電加工機は、先に図2におい
て説明した第1実施例のワイヤ放電加工機と略、同一構
成、動作をする機械であって、本実施例のワイヤ放電加
工機に付した符号は、先に図2において説明した同一符
号の部材と同じである。なお、符号25は、パレット26に
対するチャックである。
【0028】図中、加工槽15は、先に述べたように機械
前方のコ字形枠が上下動可能な構成を具備し、ワーク3
に対する加工が終了した段階で、前記加工槽15から加工
液を排出し、加工槽15の前側コ字形枠を下降させて、隣
接して設置したパレットチェンジャーとの間の障壁を除
き、加工槽15内に設けられたレール28に沿って加工済み
ワーク3をパレット26ごと、パレットチェンジャー側に
移送し、前記チェンジャー内でワーク3及びパレット26
を90°回転した後、再び別のレール28に載せて前記ワー
ク3及びパレット26を、パレットストッカ内に収納す
る。
【0029】また、パレットストッカ内に収納してある
新たなワーク3及びパレット26を、上述と逆ノプロセス
により、ワイヤ放電加工機側に送出する。なお、パレッ
トチェンジャーは、ストッカ内側の空所に向けて加工済
みワーク3をパレット26ごと送り込み、ストッカ内に収
納されている複数のパレット26のうちの一つを選択し
て、ワイヤ放電加工機側に送出する機能を備えている。
【0030】図8は、図7におけるB−B矢視拡大図で
あり、図中、パレットストッカの内側空間には、それぞ
れワーク3に対する乾燥用ノズル6及び防錆剤噴霧ノズ
ル8を取付け、また、ワーク3及びパレット26の組みを
保持するための複数段の支持台31を設けるためのフレー
ム32を内蔵している。なお、前記乾燥用ノズル6及び防
錆剤噴霧ノズル8は、一段の支持台31につき、一組づつ
設備されている。
【0031】前記フレーム32の下側には防錆剤タンク33
を設置して、防錆剤噴霧ノズル8からパレット付ワーク
3に噴霧された余分の防錆剤を受け入れることができ
る。前記防錆剤タンク33を、その供給装置9と連通する
ことにより、噴霧ノズル8を含めて循環経路を形成する
ことも可能である。また乾燥用ノズル6の配管経路は、
先の図1に説明したものと同一である。
【0032】パレットストッカ内に収容された、それぞ
れの加工済みワーク3はフレーム32の天井または側面に
取付けた乾燥用ノズル6または防錆剤噴霧ノズル8から
の、それぞれ又はいずれかの作用を受けて、ワーク3の
表面に付着していた加工液を吹き飛ばし乾燥させると
か、防錆剤の塗着を受けるなどして防錆処理を受ける。
その際は、乾燥用ノズル6のみの作動であっても良い
し、その後、さらに防錆剤噴霧ノズル8を操作させるこ
とも合理的である。
【0033】なお、乾燥用ノズル6または防錆剤噴霧ノ
ズル8の作動は、該当する支持台32にパレット付きワー
ク3が送り込まれたときに、それぞれ起動するよう感知
手段を介して制御される。以上のとおりであるから、ワ
イヤ放電加工機を自動化しても、パレットマガジン内に
おけるワーク3の発錆を心配する必要がなくなる。尚、
実施例では、ワーク交換をパレットを介して行う、パレ
ット交換方式で行う例により説明したが、これはパレッ
トを介さず、ワークのみの交換を行うワーク交換装置で
あっても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上述べたとおりであるか
ら、加工終了後のワークの加工面、ワーク全面の清掃と
乾燥を自動的に行うことができ、また、ワークを乾燥さ
せることにより、防錆効果が得られる。さらに、防錆剤
を噴霧・塗着することにより、錆の発生の防止を確実に
することができる。
【0035】パレットマガジン、パレットチェンジャー
などを付設したワーク交換自動化システムよりなるワイ
ヤ放電加工機においては、加工済みのワークに錆を発生
させることなく、ワーク交換・保存をすることが可能で
あるなど、従来装置においては期待することができな
い、格別の作用・効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾燥・防錆手段の一例を示す一部拡大
側面図である。
【図2】本発明の一実施例の一部を切欠して示す側面概
略図である。
【図3】図2に示す一実施例のワイヤ放電加工機を一部
切欠して示す正面略図である。
【図4】図2に示す一実施例のワイヤ放電加工機を一部
切欠して示す平面略図である。
【図5】本発明のワイヤ放電加工機の別の実施例を一部
切欠して示す平面略図である。
【図6】図5A−A矢視の、乾燥・防錆手段の一例を示
す拡大断面図である。
【図7】本発明のワイヤ放電加工機の他の実施例を一部
切欠して示す平面略図である。
【図8】図7B−B矢視の、乾燥・防錆手段の一例を示
す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 上ヘッド 2 下ヘッド 3 ワーク 4 アーム 5 ワイヤ電極 6 ワーク乾燥用ノズル 7 加圧空気供給装置 8 防錆剤噴霧ノズル 9 防錆剤供給装置 10 ワーク取付け台 11 ベッド 12 テーブル 13 サドル 14 コラム 15 加工槽 16 シール材 17 ラック 18 ピニオン 19 加工液タンク 20 加工液供給装置 21 V軸スライダ 22 U軸スライダ 23 クイル 24 NC・電源装置 25 チャック 26 パレット 27 コンテナアーム 28 レール 29 コンテナ 30 チェーン 31 支持台 32 フレーム 33 防錆剤タンク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行するワイヤ電極とワークとの間で相
    対移動を与え、放電加工を行うワイヤ放電加工機におい
    て、 加工後、ワークに付着した加工液や加工屑を除去し、該
    ワークを乾燥させる乾燥手段と、 前記乾燥手段の動作を制御する制御手段と、を具備した
    ことを特徴とするワイヤ放電加工機。
  2. 【請求項2】 前記乾燥手段は、ワイヤ放電加工機に付
    属したワーク交換装置に設けられた請求項1記載のワイ
    ヤ放電加工機。
  3. 【請求項3】 走行するワイヤ電極とワークとの間で相
    対移動を与え、放電加工を行うワイヤ放電加工機におい
    て、 ワークに付着した加工液や加工屑を除去し該ワークを乾
    燥させる乾燥手段と、 ワーク乾燥後、該ワークに防錆剤を噴霧する防錆剤噴霧
    手段と、 前記乾燥手段及び防錆剤噴霧手段の動作を制御する制御
    手段と、を具備したことを特徴とするワイヤ放電加工
    機。
  4. 【請求項4】 前記防錆剤噴霧手段は、ワイヤ放電加工
    機に付属したワーク交換装置に設けられた請求項3記載
    のワイヤ放電加工機。
  5. 【請求項5】 前記乾燥手段及び防錆剤噴霧手段は、ワ
    イヤ放電加工機に付属したワーク交換装置に設けられた
    請求項3記載のワイヤ放電加工機。
JP7921294A 1994-03-28 1994-03-28 ワイヤ放電加工機 Pending JPH07266137A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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