JP2005161485A - 加工ラインの制御方法及び加工機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明に係る加工ライン10の制御方法によれば、加工ライン10の前後の工程の停止時間を利用して、サイクルタイムを長くせずに、治具14に溜まった切屑を除去することが可能になる。また、前工程が、品質チェック、メンテナンス等のために定期的に停止されたときに、これに伴い治具洗浄動作を定期的に行うことができる。さらに、治具洗浄動作中に、第1及び第2のクーラント噴出部35,36に対する治具14の相対位置又は相対姿勢を変更するので、治具14から切屑を効率よく除去することができる。
【選択図】 図4
Description
しかしながら、従来の制御方法では、治具のうちワークに覆われた部分の切屑を除去することができなかった。これに対し、加工ラインの1サイクルの動作の中に、ワークを保持していない状態の治具に向けてクーラント液を噴出する動作を別途設けると、その分、サイクルタイムが長くなってしまうという問題が生じる。
加工ラインの前工程が停止すると、加工ラインのうち先頭の搬送部にワークが供給されない(存在しない)状態になる。そして、請求項1の加工ラインの制御方法では、先頭の搬送部にワークが存在しない場合に、ワーク無しの治具に向けて流体を噴出する治具洗浄動作を行う。即ち、本発明によれば、加工ラインの前工程の停止時間を利用して、サイクルタイムを長くせずに、治具に溜まった切屑を除去することが可能になる。また、前工程が、品質チェック、メンテナンス等のために定期的に停止されたときに、これに伴い治具洗浄動作を定期的に行うことができる。
請求項2の加工ラインの制御方法では、治具洗浄動作中に先頭の搬送部にワークが供給された場合には、治具洗浄動作を中断して、全部の加工機が、前側の搬送部から治具にワークを受けとって加工を施すので、治具洗浄動作によるサイクルタイムの長時間化を確実に防ぐことができる。
加工ラインの後工程が停止すると、加工ラインのうち最後尾の搬送部からワークが排除されない(存在した)状態になる。そして、請求項3の加工ラインの制御方法では、最後尾の搬送部にワークが存在した場合に、ワーク無しの治具に向けて流体を噴出する治具洗浄動作を行う。即ち、本発明によれば、加工ラインの前工程の停止時間を利用して、サイクルタイムを長くせずに、治具に溜まった切屑を除去することが可能になる。また、後工程が、品質チェック、メンテナンス等のために定期的に停止されたときに、これに伴い治具洗浄動作を定期的に行うことができる。
請求項4の加工ラインの制御方法では、治具洗浄動作中に最後尾の搬送部からワークが排除された場合には、治具洗浄動作を中断して、全部の加工機が、前側の搬送部から治具にワークを受けとって加工を施すので、治具洗浄動作によるサイクルタイムの長時間化を確実に防ぐことができる。
請求項5の加工ラインの制御方法では、治具洗浄動作中の流体の噴出に係る仕様を、加工中と異ならせて、加工中にワークの陰になる部分の切屑を効果的に除去することができる。
請求項6の加工ラインの制御方法では、治具洗浄動作中に流体噴出部に対する治具の相対位置又は相対姿勢を変更するので、治具から切屑を効率よく除去することができる。
加工機の前側の工程が停止すると、加工機と前工程との間の搬送部にワークが供給されない(存在しない)状態になる。そして、請求項7の加工機では、前工程との間の搬送部にワークが存在しない場合に、ワーク無しの治具に向けて流体を噴出する治具洗浄動作を行う。即ち、本発明によれば、加工機より前側の工程の停止時間を利用して、サイクルタイムを長くせずに、治具に溜まった切屑を除去することが可能になる。また、前側の工程が、品質チェック、メンテナンス等のために定期的に停止されたときに、これに伴い治具洗浄動作を定期的に行うことができる。
加工機の後側の工程が停止すると、加工機と後工程との間の搬送部からワークが排除されない(存在した)状態になる。そして、請求項8の加工機では、後工程との間の搬送部にワークが存在した場合に、ワーク無しの治具に向けて流体を噴出する治具洗浄動作を行う。即ち、本発明によれば、加工機より後側の工程の停止時間を利用して、サイクルタイムを長くせずに、治具に溜まった切屑を除去することが可能になる。また、後側の工程が、品質チェック、メンテナンス等のために定期的に停止されたときに、これに伴い治具洗浄動作を定期的に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の加工ライン10は、例えば4台の加工機11を1列に並べて備え、同図の右側から左側に向かって例えば鋳物としてのワークWを搬送し、各ワークWに4工程の加工を施す。また、加工ライン10より前工程には、例えば、鋳物の砂を落とすための砂落とし装置(図示せず)が設けられている。さらに、加工ライン10より後工程には、例えば、ワークW全体を洗浄するための洗浄ボックス21が設けられている。そして、加工ライン10には、ワークWを搬送するために、隣り合った加工機11の間、加工ライン10の先頭(図1及び図2の右端)の加工機11と前工程(砂落とし工程)との間、及び、加工ライン10の最後尾(図1及び図2の左端)の加工機11と後工程(ワーク洗浄工程)との間に搬送部12が備えられている。
加工ライン10を起動する前に、各加工機11をワーク無しの待機にし、先頭の搬送部12にワークWを供給し、最後尾の搬送部12からワークWを排除した状態にしておく。そして、加工ライン10を起動すると、図5を参照して前述したように、加工ライン10における全加工機11が、略同一のタイミングで前側の搬送部12から治具14にワークWを受け取り、その後、ユニットサイクルを実行してワークWを切削加工する。そして、加工終了後に、全加工機11が、略同一のタイミングで治具14から後側の搬送部12にワークWを排除する。また、この加工ライン10の動作に合わせて、加工ライン10の前工程である砂落とし工程から加工ライン10の先頭の搬送部12に順次ワークWが供給される一方、加工ライン10の最後尾の搬送部12から加工ライン10の後工程であるワーク洗浄工程の洗浄ボックス21にワークWが排出される。そして、加工ライン10と前後の各工程との間でワークWがスムーズに授受されている間は、複数のワークWが加工ライン10の加工機11に順次搬送されて、複数のワークWに同時に切削加工が施されていく。
[第2実施形態]
カウンタをリセットすると共に(S30)、ジグ内ワーク洗浄バルブOFF命令(S27)が実行されずに来たことを想定して、ワーク洗浄バルブを閉状態とした後(S31)、本制御プログラムP1の先頭へと戻り、繰り返し実行される。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
11 加工機
12 搬送部
13 ベッド
14 治具
35 治具兼ワーク用クーラント噴出部
36 軸頭クーラント噴出部
37 ベッド用クーラント噴出部
Claims (8)
- 加工されるワークを保持する治具と、加工中に発生する熱及び切屑を除去するための流体を噴出する流体噴出部とを備えた加工機を複数台並べかつ、それら加工機の並び方向で各加工機を挟んだ前後にワーク用の搬送部を備えた加工ラインの制御方法であって、
前記加工ラインのうち先頭の前記搬送部にワークが存在した場合に、全部の前記加工機が、前側の前記搬送部から前記治具にワークを受けとって加工を施す一方、前記先頭の搬送部にワークが存在しない場合に、全部の前記加工機が前記治具にワークを受けとらずに、前記流体を前記治具に向けて噴出する治具洗浄動作を行うように制御することを特徴とする加工ラインの制御方法。 - 前記治具洗浄動作中に前記先頭の搬送部にワークが供給された場合には、前記治具洗浄動作を中断して、全部の前記加工機が、前側の前記搬送部から前記治具にワークを受けとって加工を施すように制御することを特徴とする請求項1に記載の加工ラインの制御方法。
- 加工されるワークを保持する治具と、加工中に発生する熱及び切屑を除去するための流体を噴出する流体噴出部とを備えた加工機を複数台並べかつ、それら加工機の並び方向で各加工機を挟んだ前後にワーク用の搬送部を備えた加工ラインの制御方法であって、
前記加工ラインのうち最後尾の前記搬送部にワークが存在しない場合に、全部の前記加工機が、前側の前記搬送部から前記治具にワークを受けとって加工を施す一方、前記最後尾の搬送部にワークが存在した場合に、全部の前記加工機が前記治具にワークを受けとらずに、前記流体を前記治具に向けて噴出する治具洗浄動作を行うように制御することを特徴とする加工ラインの制御方法。 - 前記治具洗浄動作中に前記最後尾の搬送部からワークが排除された場合には、前記治具洗浄動作を中断して、全部の前記加工機が、前側の前記搬送部から前記治具にワークを受けとって加工を施すように制御することを特徴とする請求項3に記載の加工ラインの制御方法。
- 前記流体の噴出に係る仕様を、前記加工中と前記治具洗浄動作中とで異ならせることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の加工ラインの制御方法。
- 前記治具洗浄動作中に、前記流体噴出部に対する前記治具の相対位置又は相対姿勢を変更することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の加工ラインの制御方法。
- 加工されるワークを保持する治具と、加工中に発生する熱及び切屑を除去するための流体を噴出する流体噴出部と、前記治具及び前記流体噴出部を制御する制御部とを備えた加工機であって、加工ラインの一部に組み込まれて、前工程との間にワーク用の搬送部を備えた加工機において、
前記搬送部におけるワークの有無を検出するワーク検出手段を備え、
前記制御部は、前記ワーク検出手段がワークを検出した場合に、前記搬送部から前記治具にワークを受けとって加工を施す一方、前記ワーク検出手段がワークを検出しない場合に、ワーク無しの治具に向けて前記流体を噴出するように構成したことを特徴とする加工機。 - 加工されるワークを保持する治具と、加工中に発生する熱及び切屑を除去するための流体を噴出する流体噴出部と、前記治具及び前記流体噴出部を制御する制御部とを備えた加工機であって、加工ラインの一部に組み込まれて、後工程との間にワーク用の搬送部を備えた加工機において、
前記搬送部におけるワークの有無を検出するワーク検出手段を備え、
前記制御部は、前記ワーク検出手段がワークを検出しない場合に、前工程から前記治具にワークを受けとって加工を施す一方、前記ワーク検出手段がワークを検出した場合に、ワーク無しの治具に向けて前記流体を噴出するように構成したことを特徴とする加工機。
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JP2003405699A JP2005161485A (ja) | 2003-12-04 | 2003-12-04 | 加工ラインの制御方法及び加工機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005161485A true JP2005161485A (ja) | 2005-06-23 |
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JP2003405699A Pending JP2005161485A (ja) | 2003-12-04 | 2003-12-04 | 加工ラインの制御方法及び加工機 |
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JP (1) | JP2005161485A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009146036A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Sharp Corp | 工程管理装置および工程管理方法 |
JP2014213434A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | ブラザー工業株式会社 | 数値制御装置 |
JP2015188998A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-02 | ダイハツ工業株式会社 | ワーク搬送装置 |
CN107186538A (zh) * | 2017-07-19 | 2017-09-22 | 无锡威孚高科技集团股份有限公司 | 一种机床下料皮带线除铁屑装置 |
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2003
- 2003-12-04 JP JP2003405699A patent/JP2005161485A/ja active Pending
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