JP2001139108A - 自動倉庫 - Google Patents

自動倉庫

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JP2001139108A
JP2001139108A JP32331299A JP32331299A JP2001139108A JP 2001139108 A JP2001139108 A JP 2001139108A JP 32331299 A JP32331299 A JP 32331299A JP 32331299 A JP32331299 A JP 32331299A JP 2001139108 A JP2001139108 A JP 2001139108A
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discharge
container
shelf
automatic warehouse
receiving
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JP32331299A
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English (en)
Inventor
Osamu Terai
修 寺井
Hisao Nawata
久夫 縄田
Toshimitsu Kutsuma
敏充 久津間
Hiroshi Harada
博 原田
Toshibumi Moriai
俊文 森合
Yoshio Igarashi
喜男 五十嵐
Naoki Hiura
直樹 樋浦
Tomonaga Mikami
朝永 三上
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Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナを保管し、かつ該コンテナから内容
流体を排出し、及び/又は該コンテナに流体を受入れる
に際し、それらの作業を迅速に行なうことができ、かつ
必要敷地面積を最小にすること。 【解決手段】 自動倉庫100において、複数の棚10
1の一部のものを排出専用棚120(120A、120
B)とし、該排出専用棚120にコンテナ10を位置決
め支持するとともに、該コンテナ10の排出口18に設
けた排出バルブ17を開閉するバルブ開閉装置40を備
え、コンテナ10の内容流体を排出可能とするもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動倉庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動倉庫として、特許2921891号
公報に記載の如く、複数の棚と、入出庫ステーション
と、スタッカクレーンとを有し、スタッカクレーンによ
りコンテナを入出庫ステーションと棚の間で移動し、該
コンテナを棚に保管可能としてなるものがある。
【0003】従来技術では、自動倉庫を中心としてコン
テナ排出ステーションやコンテナ受入れステーションを
離隔配置し、コンテナを自動倉庫の入出庫ステーション
とそれら各外部ステーションとの間で無人搬送車等によ
り搬送し、コンテナ受入れステーションで流体を受入れ
たコンテナを無人搬送車により該受入れステーションか
ら自動倉庫に返送して保管したり、無人搬送車により自
動倉庫からコンテナ排出ステーションに移送したコンテ
ナの内容流体を該排出ステーションで排出することとし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 コンテナへの流体受入れ工程では、コンテナを自動倉
庫と受入れステーションとの間で往復させ、コンテナか
らの流体排出工程では、コンテナを自動倉庫と排出ステ
ーションとの間で往復させる必要があり、コンテナの工
程間搬送に多大な手間がかかる。
【0005】コンテナを保管する自動倉庫と、コンテ
ナ排出ステーションと、コンテナ受入れステーションが
個別化され、しかも離隔化されており、コンテナの保管
と、該コンテナへの流体の受入れ、該コンテナからの流
体の排出の全てを行なう設備の構築のために、多大な敷
地面積を必要とする。
【0006】本発明の課題は、コンテナを保管し、かつ
該コンテナから内容流体を排出し、及び/又は該コンテ
ナに流体を受入れるに際し、それらの作業を迅速に行な
うことができ、かつ必要敷地面積を最小にすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の棚と、入出庫ステーションと、スタッカクレ
ーンとを有し、スタッカクレーンによりコンテナを入出
庫ステーションと棚の間で移動し、該コンテナを棚に保
管可能としてなる自動倉庫において、複数の棚の一部の
ものを排出専用棚とし、該排出専用棚にコンテナを位置
決め支持するとともに、該コンテナの排出口に設けた排
出バルブを開閉するバルブ開閉装置を備え、コンテナの
内容流体を排出可能としてなるようにしたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、複数の棚と、
入出庫ステーションと、スタッカクレーンとを有し、ス
タッカクレーンによりコンテナを入出庫ステーションと
棚の間で移動し、該コンテナを棚に保管可能としてなる
自動倉庫において、複数の棚の一部のものを受入れ専用
棚とし、該受入れ専用棚にコンテナを位置決め支持する
とともに、該コンテナの受入れ口に設けた蓋を脱着する
蓋脱着装置を備え、コンテナに流体を受入れ可能として
なるようにしたものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、複数の棚と、
入出庫ステーションと、スタッカクレーンとを有し、ス
タッカクレーンによりコンテナを入出庫ステーションと
棚の間で移動し、該コンテナを棚に保管可能としてなる
自動倉庫において、上下に対応する棚の上段側のものを
排出専用棚とし、下段側のものを受入れ専用棚とし、排
出専用棚にコンテナを位置決め支持するとともに、該コ
ンテナの排出口に設けた排出バルブを開閉するバルブ開
閉装置を備え、コンテナの内容流体を排出可能とし、受
入れ専用棚にコンテナを位置決め支持するとともに、該
コンテナの受入れ口に設けた蓋を脱着する蓋脱着装置を
備え、コンテナに流体を受入れ可能としてなるようにし
たものである。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1又は
3に記載の本発明において更に、前記排出専用棚にコン
テナからの排出量をその排出中に計量する計量装置を備
えてなるようにしたものである。
【0011】請求項5に記載の本発明は、請求項2又は
3に記載の本発明において更に、前記受入れ専用棚にコ
ンテナへの受入れ量をその受入れ中に計量する計量装置
を備えてなるようにしたものである。
【0012】請求項6に記載の本発明は、複数の棚と、
入出庫ステーションと、スタッカクレーンとを有し、ス
タッカクレーンによりコンテナを入出庫ステーションと
棚の間で移動し、該コンテナを棚に保管可能としてなる
自動倉庫において、スタッカクレーンの移動範囲に面し
て排出用架台を設け、該排出用架台にコンテナを位置決
め支持するとともに、該コンテナの排出口に設けた排出
バルブを開閉するバルブ開閉装置を備え、コンテナの内
容流体を排出可能としてなるようにしたものである。
【0013】請求項7に記載の本発明は、複数の棚と、
入出庫ステーションと、スタッカクレーンとを有し、ス
タッカクレーンによりコンテナを入出庫ステーションと
棚の間で移動し、該コンテナを棚に保管可能としてなる
自動倉庫において、スタッカクレーンの移動範囲に面し
て受入れ用架台を設け、該受入れ用架台にコンテナを位
置決め支持するとともに、該コンテナの受入れ口に設け
た蓋を脱着する蓋脱着装置を備え、コンテナに流体を受
入れ可能としてなるようにしたものである。
【0014】請求項8に記載の本発明は、複数の棚と、
入出庫ステーションと、スタッカクレーンとを有し、ス
タッカクレーンによりコンテナを入出庫ステーションと
棚の間で移動し、該コンテナを棚に保管可能としてなる
自動倉庫において、スタッカクレーンの移動範囲に面す
る上下の2位置のそれぞれに排出用架台と受入れ用架台
を設け、排出用架台にコンテナを位置決め支持するとと
もに、該コンテナの排出口に設けた排出バルブを開閉す
るバルブ開閉装置を備え、コンテナの内容流体を排出可
能とし、受入れ用架台にコンテナを位置決め支持すると
ともに、該コンテナの受入れ口に設けた蓋を脱着する蓋
脱着装置を備え、コンテナに流体を受入れ可能としてな
るようにしたものである。
【0015】請求項9に記載の本発明は、請求項6又は
8に記載の本発明において更に、前記排出用架台を自動
倉庫のある棚に対向配置し、該排出用架台の水平方向の
中央位置を自動倉庫の該棚の中央位置に対応配置してな
るようにしたものである。
【0016】請求項10に記載の本発明は、請求項6又
は8に記載の本発明において更に、前記排出用架台を自
動倉庫のある棚に対向配置し、該排出用架台の鉛直方向
レベルを自動倉庫の該棚の鉛直方向レベルに対応配置し
てなるようにしたものである。
【0017】請求項11に記載の本発明は、請求項7又
は8に記載の本発明において更に、前記受入れ用架台を
自動倉庫のある棚に対向配置し、該受入れ用架台の水平
方向の中央位置を自動倉庫の該棚の中央位置に対応配置
してなるようにしたものである。
【0018】請求項12に記載の本発明は、請求項7又
は8に記載の本発明において更に、前記受入れ用架台を
自動倉庫のある棚に対向配置し、該受入れ用架台の鉛直
方向レベルを自動倉庫の該棚の鉛直方向レベルに対応配
置してなるようにしたものである。
【0019】請求項13に記載の本発明は、請求項6又
は8に記載の本発明において更に、前記排出用架台にコ
ンテナからの排出量をその排出中に計量する計量装置を
備えてなるようにしたものである。
【0020】請求項14に記載の本発明は、請求項7又
は8に記載の本発明において更に、前記受入れ用架台に
コンテナへの受入れ量をその受入れ中に計量する計量装
置を備えてなるようにしたものである。
【0021】
【作用】請求項1の発明によれば下記(1)の作用があ
る。 (1) 自動倉庫内の棚の一部のものを排出専用棚とし、該
排出専用棚にコンテナのためのバルブ開閉装置を備え
た。従って、自動倉庫の保管用棚に保管してあった流体
装填済コンテナから他の受入れコンテナ又は受入れ配管
に内容流体を排出するときには、該コンテナをスタッカ
クレーンにより自動倉庫内の保管用棚から排出専用棚に
移動するだけで自動倉庫内で直ちに排出でき、その排出
後には、該コンテナをスタッカクレーンにより保管用棚
に直ちに返却できる。従って、コンテナの移動範囲は自
動倉庫内だけの狭い範囲となり、しかもスタッカクレー
ンだけで移動できる。これにより、自動倉庫に保管され
るコンテナからの内容流体排出作業の迅速を図ることが
でき、必要敷地面積も最小にできる。
【0022】請求項2の発明によれば下記(2)の作用が
ある。 (2) 自動倉庫内の棚の一部の物を受入れ専用棚とし、該
受入れ専用棚にコンテナのための蓋脱着装置を備えた。
従って、自動倉庫の保管用棚に保管してあったコンテナ
に、他の排出コンテナ又は排出配管から排出される流体
を受入れるとき、該コンテナをスタッカクレーンにより
自動倉庫内の保管用棚から受入れ専用棚に移動するだけ
で自動倉庫内で直ちに受入れでき、その受入れ後には、
該コンテナをスタッカクレーンにより保管用棚に直ちに
返却できる。従って、コンテナの移動範囲は自動倉庫内
だけの狭い範囲となり、しかもスタッカクレーンだけで
移動できる。これにより、自動倉庫に保管されるコンテ
ナへの流体受入れ作業の迅速を図ることができ、必要敷
地面積も最小にできる。
【0023】請求項3の発明によれば下記(3)、(4)の作
用がある。 (3) 自動倉庫内の上下の棚のそれぞれを排出専用棚と受
入れ専用棚とし、該排出専用棚にコンテナのためのバル
ブ開閉装置を備え、該受入れ専用棚にコンテナのための
蓋脱着装置を備えた。従って、自動倉庫の保管用棚に保
管してあったコンテナの間での流体の給排を自動倉庫内
で実施できる。即ち、流体装填済コンテナをスタッカク
レーンにより自動倉庫内の保管用棚から上段側の排出専
用棚に移動し、受入れコンテナをスタッカクレーンによ
り自動倉庫内の保管用棚から下段側の受入れ専用棚に移
動するだけで直ちに給排でき、その給排後には、両コン
テナをスタッカクレーンにより保管用棚に直ちに返却で
きる。従って、コンテナの移動範囲は自動倉庫内だけの
狭い範囲となり、しかもスタッカクレーンだけで移動で
きる。これにより、自動倉庫に保管されるコンテナの間
での流体の給排作業の迅速を図ることができ、必要敷地
面積も最小にできる。
【0024】(4) 排出専用棚と受入れ専用棚が上下に対
応配置しているから、排出専用棚に支持したコンテナか
ら受入れ専用棚に支持したコンテナへの流体給排経路を
単純化し、重力落下方式にて簡易に給排することもでき
る。
【0025】請求項4の発明によれば下記(5)の作用が
ある。 (5) 自動倉庫に設けた排出専用棚に計量装置を備えたか
ら、コンテナからの内容流体の排出作業を計量作業とと
もに自動倉庫内で実施できる。
【0026】請求項5の発明によれば下記(6)の作用が
ある。 (6) 自動倉庫に設けた受入れ専用棚に計量装置を備えた
から、コンテナへの流体の受入れ作業を計量作業ととも
に自動倉庫内で実施できる。
【0027】請求項6の発明によれば下記(7)の作用が
ある。 (7) 自動倉庫内のスタッカクレーンの移動範囲に面して
排出用架台を設け、該排出用架台にコンテナのためのバ
ルブ開閉装置を備えた。従って、自動倉庫の保管用棚に
保管してあった流体装填済コンテナから他の受入れコン
テナ又は受入れ配管に内容流体を排出するときには、該
コンテナをスタッカクレーンにより自動倉庫内の保管用
棚から排出用架台に移動するだけで自動倉庫内で直ちに
排出でき、その排出後には、該コンテナをスタッカクレ
ーンにより保管用棚に直ちに返却できる。従って、コン
テナの移動範囲は自動倉庫内だけの狭い範囲となり、し
かもスタッカクレーンだけで移動できる。これにより、
自動倉庫に保管されるコンテナからの内容流体排出作業
の迅速を図ることができ、必要敷地面積も最小にでき
る。
【0028】請求項7の発明によれば下記(8)の作用が
ある。 (8) 自動倉庫内のスタッカクレーンの移動範囲に面して
受入れ用架台を設け、該受入れ用架台にコンテナのため
の蓋脱着装置を備えた。従って、自動倉庫の保管用棚に
保管してあったコンテナに、他の排出コンテナ又は排出
配管から排出される流体を受入れるとき、該コンテナを
スタッカクレーンにより自動倉庫内の保管用棚から受入
れ用架台に移動するだけで自動倉庫内で直ちに受入れで
き、その受入れ後には、該コンテナをスタッカクレーン
により保管用棚に直ちに返却できる。従って、コンテナ
の移動範囲は自動倉庫内だけの狭い範囲となり、しかも
スタッカクレーンだけで移動できる。これにより、自動
倉庫に保管されるコンテナへの流体受入れ作業の迅速を
図ることができ、必要敷地面積も最小にできる。
【0029】請求項8の発明によれば下記(9)、(10)の
作用がある。 (9) 自動倉庫内のスタッカクレーンの移動範囲に面する
上下の2位置のそれぞれに排出用架台と受入れ用架台を
設け、該排出用架台にコンテナのためのバルブ開閉装置
を備え、該受入れ用架台にコンテナのための蓋脱着装置
を備えた。従って、自動倉庫の保管用棚に保管してあっ
たコンテナの間での流体の給排を自動倉庫内で実施でき
る。即ち、流体装填済コンテナをスタッカクレーンによ
り自動倉庫内の保管用棚から上段側の排出用架台に移動
し、受入れコンテナをスタッカクレーンにより自動倉庫
内の保管用棚から下段側の受入れ用架台に移動するだけ
で直ちに給排でき、その給排後には、両コンテナをスタ
ッカクレーンにより保管用棚に直ちに返却できる。従っ
て、コンテナの移動範囲は自動倉庫内だけの狭い範囲と
なり、しかもスタッカクレーンだけで移動できる。これ
により、自動倉庫に保管されるコンテナからの内容流体
給排作業の迅速を図ることができ、必要敷地面積も最小
にできる。
【0030】(10) 排出用架台と受入れ用架台が上下に
対応配置しているから、排出用架台に支持したコンテナ
から受入れ用架台に支持したコンテナへの流体給排経路
を単純化し、重力落下方式にて簡易に給排することもで
きる。
【0031】請求項9の発明によれば下記(11)の作用が
ある。 (11) 排出用架台が自動倉庫のある棚に対向配置し、該
排出用架台の水平方向の中央位置を自動倉庫の該棚の中
央位置に対応配置せしめた。従って、スタッカクレーン
が自動倉庫の棚に対して水平方向で止まる位置(棚の中
央位置)と同一位置に排出用架台を設けるものとなり、
排出用架台に対するスタッカクレーンの移動停止制御性
を簡素にし、スタッカクレーンから排出用架台に対する
コンテナの移載作業性を向上できる。
【0032】請求項10の発明によれば下記(12)の作用
がある。 (12) 排出用架台が自動倉庫のある棚に対向配置し、該
排出用架台の鉛直方向レベルを自動倉庫の該棚の鉛直方
向レベルに対応配置せしめた。従って、スタッカクレー
ンが自動倉庫の棚に対して鉛直方向で止まる位置と同一
位置に排出用架台を設けるものとなり、排出用架台に対
するスタッカクレーンの移動停止制御性を簡素にし、ス
タッカクレーンから排出用架台に対するコンテナの移載
作業性を向上できる。
【0033】請求項11の発明によれば下記(13)の作用
がある。 (13) 受入れ用架台が自動倉庫のある棚に対向配置し、
該受入れ用架台の水平方向の中央位置を自動倉庫の該棚
の中央位置に対応配置せしめた。従って、スタッカクレ
ーンが自動倉庫の棚に対して水平方向で止まる位置(棚
の中央位置)と同一位置に受入れ用架台を設けるものと
なり、受入れ用架台に対するスタッカクレーンの移動停
止制御性を簡素にし、スタッカクレーンから受入れ用架
台に対するコンテナの移載作業性を向上できる。
【0034】請求項12の発明によれば下記(14)の作用
がある。 (14) 受入れ用架台が自動倉庫のある棚に対向配置し、
該受入れ用架台の鉛直方向レベルを自動倉庫の該棚の鉛
直方向レベルに対応配置せしめた。従って、スタッカク
レーンが自動倉庫の棚に対して鉛直方向で止まる位置と
同一位置に受入れ用架台を設けるものとなり、受入れ用
架台に対するスタッカクレーンの移動停止制御性を簡素
にし、スタッカクレーンから受入れ用架台に対するコン
テナの移載作業性を向上できる。
【0035】請求項13の発明によれば下記(15)の作用
がある。 (15) 自動倉庫に設けた排出用架台に計量装置を備えた
から、コンテナからの内容流体の排出作業を計量作業と
ともに自動倉庫内で実施できる。
【0036】請求項14の発明によれば下記(16)の作用
がある。 (16) 自動倉庫に設けた受入れ用架台に計量装置を備え
たから、コンテナへの流体の受入れ作業を計量作業とと
もに自動倉庫内で実施できる。
【0037】尚、本発明の自動倉庫にあっては、下記
(a)、(b)の構成を採用できる。 (a) 自動倉庫内に設けた前記排出専用棚又は前記排出用
架台に配管接続装置を備えることができる。配管接続装
置は、排出専用棚や排出用架台に支持した排出コンテナ
の排出口に、受入れ配管の接続口を自動着脱でき、流体
排出作業の簡易迅速を図ることができる。
【0038】(b) コンテナの排出口に液垂れ防止キャッ
プを設けるとともに、自動倉庫内に設けた前記排出専用
棚又は前記排出用架台に液垂れ防止キャップの開閉手段
を設けることができる。これによれば、排出コンテナの
排出口からの液垂れを、その液体排出後に直ちに防止
し、排出専用棚や排出用架台の周辺機器の汚損や、自動
倉庫内のスタッカクレーン、保管用棚の汚損を確実に防
止できる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態の自動倉庫を
示す模式図、図2は自動倉庫の上下1組をなす排出専用
棚と受入れ専用棚を示す模式図、図3は液体コンテナを
示す正面図、図4は液体コンテナに設けたバルブと液垂
れ防止キャップを示す正面図、図5は図4の側面部分断
面図、図6は液体コンテナの排出口に設けた整流器を示
す模式図、図7はバルブ開閉装置の待機状態を示す斜視
図、図8はバルブ開閉装置の作業状態を示す斜視図、図
9は粉体コンテナとバルブ開閉装置を示す模式図、図1
0は蓋脱着装置を示す斜視図、図11は図10の要部正
面図、図12は排出ステーションへの液体コンテナの搬
入状態を示す部分断面模式図、図13は昇降台の上昇動
作を示す模式図、図14は液垂れ防止キャップの開き動
作とバルブ係合部の係合動作を示す模式図、図15はバ
ルブの開き動作を示す模式図、図16はバルブの閉じ動
作を示す模式図、図17は液垂れ防止キャップの閉じ動
作とバルブ係合部の離脱動作を示す模式図、図18は昇
降台の下降動作を示す模式図、図19は液体コンテナを
搬出した排出ステーションを示す模式図、図20は第2
実施形態の自動倉庫を示す模式図、図21は液体コンテ
ナ計量排出装置を示す正面部分断面図、図22は図21
の側面部分断面図、図23は配管接続装置を示す斜視
図、図24は配管用蓋着脱装置を一部破断して示す正面
図、図25は図24の平面図、図26は配管用蓋の退避
動作を示す模式図、図27は配管の接続動作を示す模式
図、図28は配管の下降動作を示す模式図、図29は配
管用蓋の侵入動作を示す模式図、図30は配管洗浄動作
を示す模式図、図31は第3実施形態の自動倉庫を示す
模式図である。
【0040】(第1実施形態)(図1〜図19) 図1の自動倉庫100は、複数の棚101と、入出庫ス
テーション102と、スタッカクレーン103とを有
し、スタッカクレーン103により液体コンテナ10、
粉体コンテナ110を入出庫ステーション102と棚1
01の間で移動し、コンテナ10、110を棚101に
保管可能とする。104はレールである。棚101に保
管されるコンテナ10、110としては、空コンテナ、
流体充填済コンテナ、混合流体充填済コンテナ等があ
る。また、コンテナ10、110は、自動倉庫100外
の各種設備に対し、無人搬送車、フォークリフト、コン
ベア等の工程間輸送機を用いて入出庫ステーション10
2から入出庫せしめられる。
【0041】自動倉庫100は、棚101の多数をコン
テナ10、110の保管用棚101Aとすることに加
え、棚101の一部において、上下に対応する棚101
の上段側のものを排出専用棚120(液体用排出専用棚
120A又は粉体用排出専用棚120B)とし、下段側
のものを受入れ専用棚130(液体用受入れ専用棚13
0A又は粉体用受入れ専用棚130B)とし、自動倉庫
100の内部でコンテナ10、110への液体、粉体の
給排を行なう。
【0042】以下、液体の給排(液体コンテナ10と液
体用の排出専用棚120A、受入れ専用棚130A)と
粉体の給排(粉体コンテナ110と粉体用の排出専用棚
120B、受入れ専用棚130B)のそれぞれについて
詳述する。
【0043】(液体の給排) (液体コンテナ10)(図3〜図6) 液体コンテナ10は、図3に示す如く、液体を注入する
蓋11、液の給排に伴う空気の出入口である。空気口装
置12を備えたコンテナ本体10Aを有し、コンテナ本
体10Aの下部外周に設けられた複数本(本実施形態で
は4本)のコンテナ支持脚13を備える。コンテナ支持
脚13は左右のフォークポケット14を備え、フォーク
ポケット14の下面にウレタンパッド15を備える。
【0044】液体コンテナ10は、図4、図5に示す如
く、コンテナ本体10Aの底部に設けられた排出管16
が形成する排出通路を開閉するバルブ17、及びコンテ
ナ支持脚13によって区画形成される保護空間内に位置
する上記排出通路の排出口18を有する。バルブ17
は、手動開閉式2方ボールバルブを採用でき、棒状のハ
ンドル17Aを備える。
【0045】液体コンテナ10は、排出口18を下方に
向けて開口し、排出口18から排出される液体の流れ方
向を排出口18に沿って鉛直下向きに整流する整流器1
9を該排出口18に設けている。整流器19は、図6に
示す如く、円板状の取付プレート19Aに設けた複数個
(本実施形態では4個)の孔のそれぞれに短管状の整流
筒19Bを溶接して構成される。整流器19は、バルブ
17の側の第1排出口管21と、後述する液垂れ防止キ
ャップ25が取付けられる第2排出口管22との間に、
ゴムシール材23とともにその取付プレート19Aの外
縁部を挟んだ状態で、第1排出口管21に螺着されるナ
ット24により第2排出口管22の基端フランジ22A
を締め付け固定することにより取着される。
【0046】このとき、第2排出口管22が形成する排
出口18の内径と、整流器19の全整流筒19Bの外郭
との間には一定の間隙が形成され、液体コンテナ10の
内容液を受入れる受入れ配管の接続口が排出口18に接
続されたとき、液体コンテナ10と受入れ配管の製造公
差の存在に対しても、整流器19の整流筒19Bが必ず
受入れ配管の接続口の投影領域内に納まり、整流筒19
Bから排出される液体が受入れ配管の接続口端面に衝突
することなくスムースに受入れ配管に流入できるように
している。
【0047】尚、整流器19は、単一の短管状整流筒か
らなるもの、或いはハニカム状の多孔中空体からなるも
の等であっても良い。
【0048】液体コンテナ10は、液垂れ防止キャップ
25を有する。液垂れ防止キャップ25は、第2排出口
管22に設けた左右の軸受26Aに枢着される揺動軸2
6に固定される蓋体27により、第2排出口管22が形
成する排出口18を開閉可能とし、蓋体27を閉じ方向
に付勢するねじりコイルばねからなる弾性部材28を第
2排出口管22の左右の軸受26Aと蓋体27の左右の
基部27Aとの間にそれぞれ介装してある。蓋体27は
第2排出口管22の先端フランジ22Bに接する閉じ状
態で、その先端フランジ22Cの外周を囲む上向きリブ
27Bを備える。また、液垂れ防止キャップ25は、外
力を受けて蓋体27を開く、ローラーからなる左右の開
操作部29を蓋体27の左右の基部27Aに備える。左
右の開操作部29は液体コンテナ10における排出管1
6、バルブ17、排出口管21、22の取付寸法誤差に
対応できる横幅を備える。尚、液垂れ防止キャップ25
は、蓋体27の背面にキャップ開検知用ドグ27Cを備
える。
【0049】即ち、排出用と受入れ用のそれぞれの液体
コンテナ10は、排出専用棚120Aと受入れ専用棚1
30Aのそれぞれに搬入されて位置決め支持され、受入
れ専用棚130Aに支持された液体コンテナ10の蓋1
1を蓋脱着装置30により取り、排出専用棚120Aに
支持された液体コンテナ10の液垂れ防止キャップ25
をバルブ開閉装置40により開き、続いて排出バルブ1
7を開き、排出用液体コンテナ10から受入れ用コンテ
ナ10へ内溶液を給排する。以下、排出専用棚120A
とバルブ開閉装置40、受入れ専用棚130Aと蓋脱着
装置30のそれぞれについて説明する。
【0050】(排出専用棚120A)(図12) 液体用排出専用棚120Aは、図1、図12に示す如
く、自動倉庫100の棚101を構成する横梁である基
台122の上に、ロードセル123(計量装置)を介し
て支持台124を設置し、排出用液体コンテナ10のコ
ンテナ支持脚13の左右のフォークポケット14が形成
する矩形状外縁部を自動調芯的にガイドして該コンテナ
支持脚13を位置決め支持する位置決め支持部125
(位置決め手段)を支持台124の四隅に備える。位置
決め支持部125は、上方に拡がるテーパ状ガイド側壁
部125A、テーパ状ガイド側壁部125Aの下部につ
ながるストレート状位置決め側壁部125B、ストレー
ト状位置決め側壁部125Bの下部に設けられる支持底
部125Cとからなる。
【0051】基台122および支持台124の内側は、
開口が設けられており、コンテナ支持脚13を位置決め
支持部125に位置決め支持された排出用液体コンテナ
10の排出口18の下方に、受入れ専用棚130に設置
された例えば受入れ用液体コンテナ10が配置され、上
側の排出用液体コンテナ10が排出する内容液が、蓋1
1を取った受入れ用液体コンテナ10に流入できるよう
になっている。
【0052】液体コンテナ10からの内溶液の排出量
は、ロードセル123の計量値の減少分によりその排出
中に計量できる(ロストインウエイト方式)。
【0053】(バルブ開閉装置40)(図7、図8) バルブ開閉装置40は、液体用排出専用棚120Aに設
けられ、排出専用棚120Aに固定される固定台41
に、昇降台42、前後進台43を備える。
【0054】昇降台42は、固定台41に略鉛直に設け
た昇降ガイド42Aに昇降方向をガイドされるととも
に、エアシリンダからなる昇降装置44を内蔵し、昇降
装置44の作動により図7の下降レベルと図8の上昇レ
ベルとの間で昇降される。
【0055】前後進台43は、昇降台42に略水平に設
けた前後進ガイド45に前後進方向をガイドされるとと
もに、エアシリンダからなる前後進装置46を内蔵し、
前後進装置46の作動により架台30に位置決めされた
液体コンテナ10のバルブ17に対して図7の後退位置
と図8の前進位置との間で前後進される。
【0056】昇降装置44は回転式エアシリンダ(流体
圧シリンダ)からなるバルブハンドル回転装置47(バ
ルブ回転手段)を搭載し、バルブハンドル回転装置47
にバルブ係合部49を備える。バルブハンドル回転装置
47は昇降装置44が昇降台42を下降レベルと上昇レ
ベルとの間で昇降させることに伴い、待機位置と作業位
置とに切換設定され、バルブハンドル回転装置47が作
業位置に設定された状態で、前後進装置46の作動によ
りバルブ係合部49を液体コンテナ10のバルブ17の
ハンドル17Aに係合せしめる。バルブ係合部49は液
体コンテナ10のバルブ17のハンドル17Aに該バル
ブ17の開閉方向にて係合でき、バルブハンドル回転装
置47の作動によりバルブ17の開閉方向に回転され、
結果としてバルブ17を開閉する。
【0057】バルブ係合部49は、バルブハンドル回転
装置47の枢軸に一端を固定した矩形の回転板48の他
端に一対をなす長短2つのピン49A、49Bのそれぞ
れを設け、バルブハンドル回転装置47の軸に対してク
ランク上に設けられている。両ピン49A、49Bはバ
ルブ17のハンドル17Aを挟んで該バルブ17の開閉
方向にて該ハンドル17Aに係合できる。バルブ係合部
49は、バルブ17のハンドル17Aに開き方向の外力
を加える方のピンを長尺ピン49Aとしている。
【0058】尚、バルブ開閉装置40は、昇降装置44
が昇降台42を上昇レベルに保持するストッパピン50
(ストッパ手段)を備える。ストッパピン50は、固定
台41の所定の高さの所に固定されたエアシリンダ51
により略水平に伸縮し、昇降台42に略水平に設けた孔
42Bに挿入されて昇降台42の昇降をロックする。
【0059】バルブ開閉装置40は、液体コンテナ10
の液垂れ防止キャップ25の左右の開操作部29に外力
を付与し、液垂れ防止キャップ25の蓋体27を開く左
右のキャップ開閉爪52(キャップ開閉手段)を備え
る。本実施形態では、左右のキャップ開閉爪52は昇降
台42に設けられ、昇降台42が昇降装置44により下
降レベルから上昇レベルに上昇する過程で、該昇降台4
2の上昇動作により液垂れ防止キャップ25の左右の開
操作部29を下から上に押上げ、結果として蓋体27を
揺動軸26まわりで揺動して開く(図5)。
【0060】バルブ開閉装置40は、制御装置60(不
図示)により制御されて駆動される。制御装置60は、
昇降装置44を制御し、キャップ開閉爪52により液垂
れ防止キャップ25を開閉制御する。また、制御装置6
0は、前後進装置46を制御し、バルブ係合部49をバ
ルブ17のハンドル17Aに係脱し、バルブハンドル回
転装置47を制御し、バルブ係合部49を回転させてバ
ルブ17を開閉制御する。
【0061】このとき、液体コンテナ10にあっては、
バルブ17を開く前に、液垂れ防止キャップ25を必ず
開いておく必要がある。液垂れ防止キャップ25が未だ
閉じ状態にあるときに、バルブ17が開かれる場合に
は、液体コンテナ10から排出された内容液が液垂れ防
止キャップ25を押し開く過程で液垂れ防止キャップ2
5が内容液によって汚損されるとともに、内容液が液垂
れ防止キャップ25の外周から四方へ飛散して周辺汚損
する。従って、制御装置60は、昇降装置44により昇
降台42を上昇レベルに設定し、バルブハンドル回転装
置47及びバルブ係合部49を作業位置に設定すると
き、ハンドル位置検出器61により、ハンドル17Aの
軸部分(基端部)枢位置検知を行なうとともに、液垂れ
防止キャップ25を開き、キャップ開検知器62によ
り、液垂れ防止キャップ25の開完了を検知する。そし
て、制御装置60は、この液垂れ防止キャップ25の開
検知を、バルブハンドル回転装置47によりバルブ係合
部49を回転させてバルブ17を開く条件とする。
【0062】ハンドル位置検知器61は、昇降台42に
設けられ、液体コンテナ10の閉じ位置にあるバルブ1
7のハンドル17Aに衝合可能とされる検知板61A
と、検知板61Aをハンドル17Aとの衝合方向に付勢
するばね61Bと、検知板61Aがハンドル17Aに衝
合して押下されることによりオンする近接スイッチ61
Cとからなる。
【0063】キャップ開検知器62は、前後進台43に
設けられ、液体コンテナ10の開き状態にある液垂れ防
止キャップ25の蓋体27のキャップ開検知用ドグ27
Cに衝合可能とされるローラー付検知アーム62Aと、
検知アーム62Aがドグ27Bに衝合して回動すること
によりオンするリミットスイッチ62Bとからなる。
【0064】(受入れ専用棚130A)(図10) 液体用受入れ専用棚130Aは、図1、図10に示す如
く、基台132の上にリフタ133を介して支持台13
4を設置し、受入れ用液体コンテナ10のコンテナ支持
脚13の左右のフォークポケット14が形成する矩形状
外縁部を自動調芯的にガイドして該コンテナ支持脚13
を位置決め支持する位置決め支持部(不図示)(排出専
用棚120Aの位置決め支持部125と同じ)を支持台
134に備える。尚、ゲインインウエイト方式にあって
は、受入れ専用棚130Aのリフタ133と支持台13
4の間にロードセル(計量装置)を付帯し、受入れ専用
棚130Aに支持した受入れ用液体コンテナ10への液
体受入れ量をその受入れ中に計量できる。
【0065】(蓋脱着装置30)(図10、図11) 蓋脱着装置30は、受入れ専用棚130Aに設けられ、
受入れ専用棚130Aの上両側部に固定される左右のガ
イドレール31、31の一方にロッドレスシリンダから
なり前後進装置32を設置し、スライダ33の一端を前
後進装置32に結合するとともに、スライダ33の他端
に設けたスライドキャスタ34をガイドレール31に転
動可能に載架してある。そして、スライダ33の中央下
面に真空発生器35、エアシリンダからなる昇降装置3
6を装備し、昇降装置36に複数個(本実施形態では4
個)の真空吸着パッド37を吊下げ支持し、この真空吸
着パッド37により液体コンテナ10の蓋11を吸着可
能としている。
【0066】蓋脱着装置30は、受入れ専用棚130A
のリフタ133により上限作業位置に設定された液体コ
ンテナ10の蓋11に対し、昇降装置36により下降さ
れる真空吸着パッド37により該蓋11を吸着し、蓋1
1を吸着した真空吸着パッド37を昇降装置36により
上昇させ、更に、スライダ33を前後進装置32により
前進位置から退避位置まで後退させて蓋11を該コンテ
ナ10の側方に取り除き、該液体コンテナ10への液体
の注入可能状態を形成する。コンテナ10への液体受入
れ後、蓋脱着装置30は、蓋11をコンテナ10に返却
する。
【0067】蓋脱着装置30は、スライダ33の上部に
液垂れ防止パン38を備える。液垂れ防止パン38は、
前進位置において、排出専用棚120Aにある排出用液
体コンテナ10の排出口18の直下に位置し、該コンテ
ナ10の液垂れ防止キャップ25の開時に、該コンテナ
10の排出口18からの液垂れを受けて回収する。
【0068】従って、自動倉庫100における、排出用
液体コンテナ10から受入れ用液体コンテナ10への液
体給排動作は以下の如くなされる(図12〜図19)。 (1)自動倉庫100の保管用棚101Aから、スタッカ
クレーン103を用いて、排出用液体コンテナ10を排
出専用棚120Aに、受入れ用液体コンテナ10を受入
れ専用棚130Aに位置決め支持する(図12)。
【0069】受入れ専用棚130Aにおいて蓋脱着装置
30により受入れ用液体コンテナ10から蓋11を取外
す。
【0070】(2) 受入れ専用棚130Aにおいて、リフ
タ133により受入れ用液体コンテナ10を所定レベル
まで上昇させ、受入れ用液体コンテナ10を排出専用棚
120Aの側の排出用液体コンテナ10の排出口18に
近接せしめる。続いて、蓋脱着装置30により受入れ用
液体コンテナ10の蓋11を取外す。
【0071】(3) 排出専用棚120Aにおいて、バルブ
開閉装置40の昇降装置44により、昇降台42を下降
レベルから上昇レベルに上昇させ、バルブハンドル回転
装置47及びバルブ係合部49を待機位置から作業位置
に設定する(図13)。制御装置60は、昇降台42が
上昇レベルに到達したことを、昇降装置44に設けてあ
る上昇検知センサ44Aにより検知する。このとき、制
御装置60は、昇降台42に設けてあるハンドル位置検
知器61によりハンドル17A枢軸部分が定位置にある
ことを確認し、ストッパピン50を昇降台42の孔42
Bに挿入して昇降台42の昇降を防止する。
【0072】尚、昇降台42の上昇時に、昇降台42に
設けてあるキャップ開閉爪52が液体コンテナ10の液
垂れ防止キャップ25の蓋体27に設けてある開操作部
29を押上げ、蓋体27を開く(図14)。続いて、前
後進装置46により、前後進台43を後退位置から前進
位置に前進し、前後進台43に搭載してあるバルブハン
ドル回転装置47が備えるバルブ係合部49のピン49
A、49Bをバルブ17のハンドル17Aに係合する
(図14)。このとき、制御装置60は、前後進台43
に設けてあるキャップ開検知器62により液垂れ防止キ
ャップ25の蓋体27が開状態にあることを検知する。
【0073】(4) バルブハンドル回転装置47により、
バルブ係合部49(ピン49A、49B)をバルブ17
の開き方向に回転し、バルブ17を開く(図15)。こ
れにより、排出用液体コンテナ10の内容液が排出口1
8から排出される。制御装置60は、バルブハンドル回
転装置47に設けてあるバルブ開検知センサ(不図示)
によりバルブ17の開状態を検知する。
【0074】(5) 排出専用棚120Aのロードセル12
3により、排出用液体コンテナ10から受入れ用液体コ
ンテナ10への内容液の排出量を計量し、所定の排出量
が計量された時点で、バルブハンドル回転装置47によ
りバルブ係合部49(ピン49A、49B)をバルブ1
7の閉じ方向に回転し、バルブ17を閉じる(図1
6)。制御装置60は、バルブハンドル回転装置47に
設けてあるバルブ閉検知センサ(不図示)によりバルブ
17の閉状態を検知する。
【0075】(6) 前後進装置46により、前後進台43
を前進位置から後退位置に後退し、バルブ係合部49の
ピン49A、49Bをバルブ17のハンドル17Aから
離脱する(図17)。
【0076】次いで、ストッパピン50を昇降台42の
孔42Bから抜き出して昇降台42の昇降の防止を解除
した後、昇降装置44により、昇降台42を上昇レベル
から下降レベルに下降させ、バルブハンドル回転装置4
7及びバルブ係合部49を作業位置から待機位置に設定
する(図18)。制御装置60は、昇降台42が下降レ
ベルに到達したことを、昇降装置44に設けてある下降
検知センサ44Bにより検知する。
【0077】昇降台42の下降時に、昇降台42に設け
てあるキャップ開閉爪52が液体コンテナ10の液垂れ
防止キャップ25の蓋体27に設けてある開操作部29
から離れ、蓋体27は弾性部材28の付勢力により閉じ
る(図17)。
【0078】(7) 受入れ専用棚130Aにおいて、蓋脱
着装置30により受入れ用液体コンテナ10に蓋11を
被着する。
【0079】(8) スタッカクレーン103を用いて、排
出専用棚120Aの排出終了液体コンテナ10、受入れ
専用棚130Aの受入れ終了液体コンテナ10をそれら
の専用棚120A、130Aから撤去し(図19)、保
管用棚101Aに移載する。
【0080】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 (1) 自動倉庫100内の上下の棚101のそれぞれを排
出専用棚120Aと受入れ専用棚130Aとし、該排出
専用棚120Aに液体コンテナ10のためのバルブ開閉
装置40を備え、該受入れ専用棚130Aに液体コンテ
ナ10のための蓋脱着装置30を備えた。従って、自動
倉庫100の保管用棚101Aに保管してあった液体コ
ンテナ10の間での液体の給排を自動倉庫100内で実
施できる。即ち、液体装填済液体コンテナ10をスタッ
カクレーン103により自動倉庫100内の保管用棚1
01Aから上段側の排出専用棚120Aに移動し、受入
れ液体コンテナ10をスタッカクレーン103により自
動倉庫100内の保管用棚101Aから下段側の受入れ
専用棚130Aに移動するだけで直ちに給排でき、その
給排後には、両液体コンテナ10をスタッカクレーンに
より保管用棚101Aに直ちに返却できる。従って、液
体コンテナ10の移動範囲は自動倉庫100内だけの狭
い範囲となり、しかもスタッカクレーンだけで移動でき
る。これにより、自動倉庫100に保管される液体コン
テナ10の間での液体排出作業の迅速を図ることがで
き、必要敷地面積も最小にできる。
【0081】(2) 排出専用棚120Aと受入れ専用棚1
30Aが上下に対応配置しているから、排出専用棚12
0Aに支持した液体コンテナ10から受入れ専用棚13
0Aに支持した液体コンテナ10への液体給排経路を単
純化し、重力落下方式にて簡易に給排することもでき
る。
【0082】(3) 自動倉庫100に設けた排出専用棚1
20A(又は受入れ専用棚130A)にロードセル12
3を備えたから、排出用液体コンテナ10から受入れ用
液体コンテナ10への内容液体の給排作業を計量作業と
ともに自動倉庫100内で実施できる。
【0083】(4) 液体コンテナ10の排出口18に液垂
れ防止キャップ25を設けるとともに、排出専用棚12
0Aに液垂れ防止キャップ25の開閉手段(バルブ開閉
装置40のキャップ開閉爪52)を設けた。また、受入
れ専用棚130Aの蓋脱着装置30に液垂れ防止パン3
8を設けた。従って、排出用液体コンテナ10の排出口
18からの液垂れを、その液体排出後に直ちに防止し、
周辺機器の汚損や自動倉庫100内のスタッカクレーン
103、保管用棚101Aの汚損を確実に防止できる。
【0084】(粉体の給排) (粉体コンテナ110)(図9(A)) 粉体コンテナ110は、図9(A)に示す如く、粉体を
投入する蓋111を備えたコンテナ本体110Aを有
し、コンテナ本体110Aの下部外周にコンテナ支持脚
113を備え、コンテナ支持脚113にフォークポケッ
ト114を備える。
【0085】粉体コンテナ110は、コンテナ本体11
0Aの底部に設けた排出口116に排出バルブ117を
備える。排出バルブ117は、円錐状をなし、排出口1
16に対して上下に平行移動することにより、排出口1
16を開閉する。
【0086】(排出専用棚120B)(図9(B)) 粉体用排出専用棚120Bは、図1、図9(B)に示す
如く、液体用排出専用棚120Aと同様に、自動倉庫1
00の棚101を構成する横梁である基台126の上に
ロードセル127(計量装置)を介して支持台128を
設置し、排出用粉体コンテナ110のコンテナ支持脚1
13の左右のフォークポケット114が形成する矩形状
外縁部を自動調芯的にガイドして該コンテナ支持脚11
3を位置決め支持する位置決め支持部129(液体用排
出専用棚120Aの位置決め支持部125と同じ)(位
置決め手段)を支持台128の四隅に備える。粉体コン
テナ110からの粉体の排出量は、ロードセル127の
計量値の減少分によりその排出中に計量できる(ロスト
インウエイト方式)。尚、粉体コンテナ110は、コン
テナ支持脚113が排出専用棚120Bの位置決め支持
部129に移載されて支持された状態で、排出口116
を排出専用棚120Bの後述する排出シュート141の
接続口に接続せしめられる。
【0087】排出専用棚120Bは、バルブ開閉装置1
40を備える。バルブ開閉装置140は、排出専用棚1
20Bの支持台128に排出シュート141を備え、排
出シュート141の接続口の中央にステー142を介し
て支持されたシリンダ143に円錐状作動部144を備
えて構成される。バルブ開閉装置140は、シリンダ1
43による円錐状作動部144の上昇動作で、排出専用
棚120Bの位置決め支持部129に支持されている粉
体コンテナ110の排出バルブ117を押し開いて排出
口116を開き、円錐状作動部144の下降動作で排出
口116を閉じる。バルブ開閉装置140は、粉体の排
出中に、閉塞を防止するため、シリンダ143により円
錐状作動部144を上下動して排出バルブ117を繰り
返し上下動させる。
【0088】(受入れ専用棚130B)粉体用受入れ専
用棚130Bは、図1に示す如く、基台136の上にリ
フタ137を介して支持台138を設置し、受入れ用粉
体コンテナ110のコンテナ支持脚113の左右のフォ
ークポケット114が形成する矩形状外縁部を自動調芯
的にガイドして該コンテナ支持脚113を位置決め支持
する位置決め支持部(不図示)(排出専用棚120Aの
位置決め支持部125と同じ)を支持台138に備え
る。尚、ゲインインウエイト方式にあっては、受入れ専
用棚130Bのリフタ137と支持台138の間にロー
ドセル(計量装置)を付帯し、受入れ専用棚130Bに
支持した受入れ用粉体コンテナ110への粉体受入れ量
をその受入れ中に計量できる。
【0089】受入れ専用棚130Bは、液体用受入れ専
用棚130Aが備えたと同様の、蓋脱着装置30を備
え、受入れ専用棚130Bに支持された受入れ用粉体コ
ンテナ110の蓋111を自動脱着できる。
【0090】従って、自動倉庫100における、排出用
粉体コンテナ110から受入れ用粉体コンテナ110へ
の粉体給排動作は以下の如くなされる。 (1) 自動倉庫100の保管用棚101Aから、スタッカ
クレーン103を用いて、排出用粉体コンテナ110を
排出専用棚120Bに、受入れ用粉体コンテナ110を
受入れ専用棚130Bに移載して位置決め支持する。
【0091】(2) 受入れ専用棚130Bにおいて、リフ
タ137により受入れ用粉体コンテナ110を所定レベ
ルまで上昇させ、受入れ用粉体コンテナ110を排出専
用棚120Bの側の排出用粉体コンテナ110の排出口
116に近接せしめる。続いて、蓋脱着装置30により
受入れ用粉体コンテナ110の蓋111を取外す。
【0092】(3) 排出専用棚120Bにおいて、バルブ
開閉装置140により排出用粉体コンテナ110の排出
バルブ117を開く。
【0093】(4) 排出専用棚120Bのロードセル12
7により、排出用粉体コンテナ110から受入れ用粉体
コンテナ110への粉体排出量を計量し、所定の排出量
が計量された時点で、バルブ開閉装置140により排出
用粉体コンテナ110の排出バルブ117を閉じる。
【0094】(5) 受入れ用専用棚130Bにおいて、蓋
脱着装置30により受入れ用粉体コンテナ110に蓋1
11を被着する。
【0095】(6) スタッカクレーン103を用いて、排
出専用棚120Bの排出終了粉体コンテナ110、受入
れ専用棚130Bの受入れ終了粉体コンテナ110をそ
れらの専用棚120B、130Bから撤去し、保管用棚
101Aに移載する。
【0096】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 (1) 自動倉庫100内の上下の棚101のそれぞれを排
出専用棚120Bと受入れ専用棚130Bとし、該排出
専用棚120Bに粉体コンテナ110のためのバルブ開
閉装置を備え、該受入れ専用棚130Bに粉体コンテナ
110のための蓋脱着装置30を備えた。従って、自動
倉庫100の保管用棚101Aに保管してあった粉体コ
ンテナ110の間での粉体の給排を自動倉庫100内で
実施できる。即ち、粉体装填済粉体コンテナ110をス
タッカクレーン103により自動倉庫100内の保管用
棚101Aから上段側の排出専用棚120Bに移動し、
受入れ粉体コンテナ110をスタッカクレーン103に
より自動倉庫100内の保管用棚101Aから下段側の
受入れ専用棚130Bに移動するだけで直ちに給排で
き、その給排後には、両粉体コンテナ110をスタッカ
クレーン103により保管用棚101Aに直ちに返却で
きる。従って、粉体コンテナ110の移動範囲は自動倉
庫100内だけの狭い範囲となり、しかもスタッカクレ
ーン103だけで移動できる。これにより、自動倉庫1
00に保管される粉体コンテナ110の間での粉体の給
排作業の迅速を図ることができ、必要敷地面積も最小に
できる。
【0097】(2)排出専用棚120Bと受入れ専用棚1
30Bが上下に対応配置しているから、排出専用棚12
0Bに支持した粉体コンテナ110から受入れ専用棚1
30Bに支持した粉体コンテナ110への粉体給排経路
を単純化し、重力落下方式にて簡易に給排することもで
きる。
【0098】(3)自動倉庫100に設けた排出専用棚1
20B(又は受入れ専用棚130B)にロードセル12
7を備えたから、排出用粉体コンテナ110から受入れ
用粉体コンテナ110への粉体の給排作業を計量作業と
ともに自動倉庫100内で実施できる。
【0099】(第2実施形態)(図20〜図30) 図20の自動倉庫200は、図1の自動倉庫100の全
部の構成(棚101、入出庫ステーション102、スタ
ッカクレーン103、排出専用棚120、受入れ専用棚
130(但し、排出専用棚120、受入れ専用棚130
はなくても良い)に加え、棚101の一部において、排
出専用棚210(液体用排出専用棚210A又は粉体用
排出専用棚210B)を備え、自動倉庫200の内部で
液体コンテナ10、粉体コンテナ110の内容流体(液
体、粉体)を、配管71と振動コンベヤ、スクリューコ
ンベヤ等の粉体コンベヤ151とにそれぞれ排出するも
のである。尚、自動倉庫200の内部でコンテナ10、
110から、配管71、151を介して排出された液
体、粉体は、自動倉庫200の外部の例えば反応槽22
0等に供給される。
【0100】以下、排出専用棚210に搬入された液体
コンテナ10、粉体コンテナ110からの液体、粉体の
排出について詳述する。 (液体の排出)(図20〜図30) (排出専用棚210A)(図20、図21、図22) 排出専用棚210Aは、排出専用棚120Aと同様に自
動倉庫100の棚101を構成する横梁である基台12
2、ロードセル123、支持台124、位置決め支持部
125を備える。そして、排出専用棚210Aは、ロー
ドセル123の上に設置され、液体コンテナ10を位置
決め支持する他、バルブ開閉装置40、配管接続装置7
0、配管用蓋90を支持し、配管接続装置70に支持さ
れる配管71をフレキシブル配管によって液体供給先の
反応槽等に接続してある。これにより、ロードセル12
3は、配管71に接続されるフレキシブル配管以下の影
響を排除し、その計量値の減少変化分により、液体コン
テナ10からの内容液の排出量を計量できるものとして
いる。
【0101】バルブ開閉装置40は、排出専用棚120
Aが備えたバルブ開閉装置40と同じである。
【0102】 (配管接続装置70)(図21、図22、図23) 配管接続装置70は、排出専用棚210Aに設けられ、
配管71の接続口72を液体コンテナ10の排出口18
から離す待機位置と、排出口18に接する接続位置と、
更に配管用蓋90の移動時に配管用蓋90から離れる逃
げ位置の3位置に切換設定するものである。
【0103】配管接続装置70は、図22と図23に示
す如く、排出専用棚210Aの支持台124に結合され
て吊下げ支持された支持台73を備え、支持台73にコ
イルばねからなる弾性部材74を介して支持された可動
台75と、可動台75に支持された昇降装置76とを有
する。可動台75は、支持台73に立設された複数(本
実施形態では4本)の昇降ガイド77にガイドされ、弾
性部材74の弾性変位の範囲で上下に変位可能に支持さ
れる。
【0104】昇降装置76は、クローゼモータからな
り、内蔵ウォームギヤ減速機により回転される昇降ねじ
78を備え、この昇降ねじ78に螺合の配管支持具79
を介して配管71を昇降する。配管支持具79も複数
(本実施形態では2本)の昇降ガイド77にガイドされ
ている。配管接続装置70は、支持台73に複数個(本
実施形態では3個)のガイドローラー80を備え、3個
のガイドローラー80は3方から配管71に添設して配
管71の中心を保持する。
【0105】配管71は接続口72にフランジ72Aを
備え、フランジ72Aの上端の内縁部と外縁部にリブ7
2Bを立上げ、リブ72B内にシールスポンジ72Cの
基部を嵌合保持している(図11)。配管接続装置70
により配管71の接続口72が液体コンテナ10の排出
口18に接続されるときには、上述のシールスポンジ7
2Cの端面が液体コンテナ10の側で排出口18を形成
する前述の第2排出口管22の先端フランジ22Bの端
面に密着する。シールスポンジ72Cは、液体コンテナ
10における排出管16、バルブ17、排出口管21、
22の取付寸法誤差に対応できる幅を備える。
【0106】配管接続装置70は、昇降装置76が配管
71の接続口72を接続位置に設定したとき、接続口7
2のシールスポンジ72Cを液体コンテナ10の側の第
2排出口管22の先端フランジ22Bに圧接したことの
反力により、可動台75を下方変位せしめて弾性部材7
4を圧縮変形する。
【0107】配管接続装置70は、前述の制御装置60
により制御されて駆動される。このとき、配管接続装置
70は、昇降装置76による配管71の昇降経路上の3
位置に、配管支持具79の移動を検知する上限検知リミ
ットスイッチ81、中限検知リミットスイッチ82、下
限検知リミットスイッチ83を備え(図27)、それら
のリミットスイッチ81〜83のオンにより配管71の
接続口72が接続位置、待機位置、逃げ位置のそれぞれ
に設定されたことを検知する。また、配管接続装置70
は、昇降装置76が配管71の接続口72を接続位置に
設定し、その接続の反力により可動台75が弾性部材7
4を圧縮変形させて下降したことを、支持台73に設け
た近接スイッチ84により検知する。
【0108】制御装置60は、配管接続装置70が配管
71の接続口72を液体コンテナ10の排出口18に接
続したことを、上限検知リミットスイッチ81と、近接
スイッチ84の両者がともにオンしたことにより判定
し、この判定を得たことを条件に昇降装置76を停止制
御する。
【0109】(配管用蓋90)(図21、図22、図2
3、図24、図25) 配管用蓋90は、排出専用棚210Aに設けられ、配管
接続装置70によって待機位置にある配管71の接続口
72に被着され、接続口72への塵埃、異物の侵入を防
止する。
【0110】排出専用棚210Aは、図24、図25に
示す如く、支持台91を支持し、この支持台91におい
て配管71が上下に貫通する部分の両側にガイドロッド
92を設け、両ガイドロッド92に支持されたスライド
ユニット93の上部に配管用蓋90を備える。また、支
持台91にはエアシリンダからなる蓋着脱装置94が設
けられ、蓋着脱装置94に配管用蓋90を連結し、配管
用蓋90を配管71の接続口72に被着する前進位置
と、接続口72から退避する後退位置とに切換設定す
る。蓋着脱装置94が配管用蓋90を上述の如くに作動
するとき、前述の配管接続装置70は配管71の接続口
72を待機位置から下げた逃げ位置に設定する。
【0111】配管用蓋90は、円筒状枠材90Aの中
に、上下の板90B、90Cを密着して設け、下板90
Cにより配管71の接続口72を閉じる。即ち、配管7
1の接続口72が待機位置に設定されるとき、接続口7
2のシールスポンジ72Cは下板90Cに密着せしめら
れる。
【0112】配管用蓋90は、枠材90Aと上板90B
により液垂れ防止パン95を形成する。換言すれば、配
管用蓋90と液垂れ防止パン95とは一体に形成されて
いる。液垂れ防止パン95は、前進位置において液体コ
ンテナ10の排出口18の直下に位置し、液体コンテナ
10の液垂れ防止キャップ25の開時、及び排出後の配
管71の離隔時に、液体コンテナ10の排出口18から
の液垂れを受けて回収する。
【0113】配管用蓋90は、枠材90Aと上下の板9
0B、90Cにより洗浄液供給チャンバ96を形成し、
枠材90Aに洗浄液取入口97Aを介してフレキシブル
洗浄液供給管97を接続し、下板90Cの中央に洗浄ノ
ズル98を備える。洗浄ノズル98は、配管71への液
体排出後に、配管71の接続口72が配管用蓋90によ
り閉じられている状態下で、配管71にスプレー状洗浄
液を噴出供給して配管71を洗浄する。
【0114】従って、自動倉庫200における、液体コ
ンテナ10からの液体の計量排出動作と洗浄動作は以下
の如くなされる(図12〜図19、図26〜図30)。 (計量排出動作) (1) 自動倉庫200の保管用棚101Aから、スタッカ
クレーン103を用いて、液体コンテナ10を排出専用
棚210Aに移載して位置決め支持する。
【0115】(2) 排出専用棚210Aにおいて、バルブ
開閉装置40の昇降装置44により、昇降台42を下降
レベルから上昇レベルに上昇させ、バルブハンドル回転
装置47及びバルブ係合部49を待機位置から作業位置
に設定する(図13)。制御装置60は、昇降台42が
上昇レベルに到達したことを、昇降装置44に設けてあ
る上昇検知センサ44Aにより検知する。このとき、制
御装置60は、昇降台42に設けてあるハンドル位置検
知器61によりハンドル17Aの枢軸部分が定位置にあ
ることを確認し、ストッパピン50を昇降台42の孔4
2Bに挿入して昇降台の昇降を防止する。
【0116】尚、昇降台42の上昇時に、昇降台42に
設けてあるキャップ開閉爪52が液体コンテナ10の液
垂れ防止キャップ25の蓋体27に設けてある開操作部
29を押上げ、蓋体27を開く(図14)。続いて、前
後進装置46により、前後進台43を後退位置から前進
位置に前進し、前後進台43に搭載してあるバルブハン
ドル回転装置47が備えるバルブ係合部49のピン49
A、49Bをバルブ17のハンドル17Aに係合する
(図14)。このとき、制御装置60は、前後進台43
に設けてあるキャップ開検知器62により液垂れ防止キ
ャップ25の蓋体27が開状態にあることを検知する。
【0117】(3) 配管接続装置70の昇降装置76によ
り配管71の接続口72を配管用蓋90に接している待
機位置から逃げ位置に下降する(図26)。制御装置6
0は、接続口72が逃げ位置に切換えられたことを下限
検知リミットスイッチ83により検知する。
【0118】続いて、蓋着脱装置94により配管用蓋9
0を後退位置に退避させる(図26)。制御装置60
は、蓋着脱装置94に設けられている後退検知センサ
(不図示)により配管用蓋90の退避を検知する。
【0119】(4) 配管接続装置70の昇降装置76によ
り配管71の接続口72を液体コンテナ10の排出口1
8に接続する接続位置に上昇する(図27)。制御装置
60は、上限検知リミットスイッチ81と、支持台73
に設けた近接スイッチ84により、接続口72が排出口
18に密着したことを検知する。
【0120】(5) バルブハンドル回転装置47により、
バルブ係合部49(ピン49A、49B)をバルブ17
の開き方向に回転し、バルブ17を開く(図15)。こ
れにより、液体コンテナ10の内容液が排出口18から
排出される。制御装置60は、バルブハンドル回転装置
47に設けてあるバルブ開検知センサ(不図示)により
バルブ17の開状態を検知する。
【0121】(6) 排出専用棚210Aのロードセル12
3により、液体コンテナ10の内容液の排出量を計量
し、所定の排出量が計量された時点で、バルブハンドル
回転装置47によりバルブ係合部49(ピン49A、4
9B)をバルブ17の閉じ方向に回転し、バルブ17を
閉じる(図16)。制御装置60は、バルブハンドル回
転装置47に設けてあるバルブ閉検知センサ(不図示)
によりバルブ17の閉状態を検知する。
【0122】(7) 配管接続装置70の昇降装置76によ
り配管71の接続口72を液体コンテナ10の排出口1
8に接続している接続位置から逃げ位置に下降する(図
28)。制御装置60は、接続口72が逃げ位置に切換
えられたことを下限検知リミットスイッチ83により検
知する。
【0123】(8) 蓋着脱装置94により配管用蓋90を
前進位置に侵入させる(図29)。制御装置60は、蓋
着脱装置94に設けてある前進検知センサ(不図示)に
より配管用蓋90の侵入を検知する。
【0124】続いて、配管接続装置70の昇降装置76
により配管71の接続口72を配管用蓋90と接する待
機位置に上昇する。制御装置60は、接続口72が待機
位置に切換えられたことを中限検知リミットスイッチ8
2により検知する。
【0125】(9) 前後進装置46により、前後進台43
を前進位置から後退位置に後退し、バルブ係合部49の
ピン49A、49Bをバルブ17のハンドル17Aから
離脱する(図17)。
【0126】次いで、ストッパピン50を昇降台42の
孔42Bから抜き出して昇降台42の昇降の防止を解除
した後、昇降装置44により、昇降台42を上昇レベル
から下降レベルに下降させ、バルブハンドル回転装置4
7及びバルブ係合部49を作業位置から待機位置に設定
する(図18)。制御装置60は、昇降台42が下降レ
ベルに到達したことを、昇降装置44に設けてある下降
検知センサ44Bにより検知する。
【0127】昇降台42の下降時に、昇降台42に設け
てあるキャップ開閉爪52が液体コンテナ10の液垂れ
防止キャップ25の蓋体27に設けてある開操作部29
から離れ、蓋体27は弾性部材28の付勢力により閉じ
る(図17)。
【0128】(10)スタッカクレーン103を用いて、排
出専用棚210Aの排出終了液体コンテナ10をその排
出専用棚210Aから撤去し、保管用棚101Aに保管
する。
【0129】(洗浄動作) (1)制御装置60は、配管接続装置70の昇降装置76
により配管71の接続口72が配管用蓋90に接してい
ることを、中限検知リミットスイッチ82のオンにより
確認する(図30)。
【0130】(2)洗浄液供給管97のバルブを開き、配
管用蓋90の洗浄ノズル98から配管71にスプレー状
洗浄液を噴射供給し、配管71の洗浄を行なう(図3
0)。
【0131】尚、この配管71の洗浄は、配管71が接
続されている反応槽220等の洗浄時に行なう。
【0132】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 (1) 自動倉庫200内の棚101の一部のものを排出専
用棚210Aとし、該排出専用棚210Aに液体コンテ
ナ10のためのバルブ開閉装置40を備えた。従って、
自動倉庫200の保管用棚101Aに保管してあった液
体装填済コンテナ10から受入れ配管71に内容液体を
排出するときには、該液体コンテナ10をスタッカクレ
ーン103により自動倉庫200内の保管用棚101A
から排出専用棚210Aに移動するだけで自動倉庫20
0内で直ちに排出でき、その排出後には、該液体コンテ
ナ10をスタッカクレーン103により保管用棚101
Aに直ちに返却できる。従って、液体コンテナ10の移
動範囲は自動倉庫200内だけの狭い範囲となり、しか
もスタッカクレーン103だけで移動できる。これによ
り、自動倉庫200に保管される液体コンテナ10から
の内容液体排出作業の迅速を図ることができ、必要敷地
面積も最小にできる。
【0133】(2) 自動倉庫200に設けた排出専用棚2
10Aにロードセル123を備えたから、液体コンテナ
10からの内容液体の排出作業を計量作業とともに自動
倉庫200内で実施できる。
【0134】(3) 自動倉庫200内に設けた排出専用棚
210Aに配管接続装置70を備えた。配管接続装置7
0は、排出専用棚210Aに支持した排出用液体コンテ
ナ10の排出口18に、受入れ配管71の接続口72を
自動着脱でき、液体排出作業の簡易迅速を図ることがで
きる。
【0135】(4) 液体コンテナ10の排出口18に液垂
れ防止キャップ25を設けるとともに、自動倉庫200
内に設けた排出専用棚210Aに液垂れ防止キャップ2
5の開閉手段(バルブ開閉装置40のキャップ開閉爪5
2)を設けた。これにより、排出用液体コンテナ10の
排出口18からの液垂れを、その液体排出後に直ちに防
止し、周辺機器の汚損や、自動倉庫200内のスタッカ
クレーン103、保管用棚101Aの汚損を確実に防止
できる。
【0136】(粉体の排出)((図20) (粉体用排出専用棚210B)(図20) 粉体用排出専用棚210Bは、粉体用排出専用棚120
Bと同様に、基台126、ロードセル127、支持台1
28、位置決め支持部129を備える。そして、排出専
用棚210Bは、ロードセル127の上に設置され、粉
体コンテナ110を位置決め支持するほか、バルブ開閉
装置140を備え、バルブ開閉装置140の排出シュー
ト141に接続される配管151をフレキシブル配管に
よって粉体供給先の反応槽220等に接続している。こ
れにより、ロードセル127は、配管151に接続され
るフレキシブル配管以下の影響を排除し、その計量値の
現象変化分により、粉体コンテナ110からの粉体の排
出量を計量できるものとしている。
【0137】バルブ開閉装置140は、粉体用排出専用
棚120Bが備えるバルブ開閉装置140と同じであ
る。
【0138】従って、自動倉庫200における、粉体コ
ンテナ110からの粉体の計量排出動作は以下の如くな
される。 (1) 自動倉庫200の保管用棚101Aから、スタッカ
クレーン103を用いて、粉体コンテナ110を排出専
用棚210Bに移載して位置決め支持する。
【0139】(2) 排出専用棚210Bにおいて、バルブ
開閉装置140により粉体コンテナ110の排出バルブ
117を開く。
【0140】(3) 排出専用棚210Bのロードセル12
7により、粉体コンテナ110からの粉体排出量を計量
し、所定の排出量が計量された時点で、バルブ開閉装置
140により粉体コンテナ110の排出バルブ117を
閉じる。
【0141】(4) スタッカクレーン103を用いて、排
出専用棚210Bの粉体コンテナ110をその専用棚2
10Bから撤去し、保管用棚101Aに保管する。
【0142】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 (1) 自動倉庫200内の棚101の一部のものを排出専
用棚210Bとし、該排出専用棚210Bに粉体コンテ
ナ110のためのバルブ開閉装置140を備えた。従っ
て、自動倉庫200の保管用棚101Aに保管してあっ
た粉体装填済コンテナ110から受入れ配管151に内
容粉体を排出するときには、該粉体コンテナ110をス
タッカクレーン103により自動倉庫200内の保管用
棚101Aから排出専用棚210Bに移動するだけで自
動倉庫200内で直ちに排出でき、その排出後には、該
粉体コンテナ110をスタッカクレーン103により保
管用棚101Aに直ちに返却できる。従って、粉体コン
テナ110の移動範囲は自動倉庫200内だけの狭い範
囲となり、しかもスタッカクレーン103だけで移動で
きる。これにより、自動倉庫200に保管される粉体コ
ンテナ110からの内容粉体排出作業の迅速を図ること
ができ、必要敷地面積も最小にできる。
【0143】(2) 自動倉庫200に設けた排出専用棚2
10Bにロードセル127を備えたから、粉体コンテナ
110からの内容粉体の排出作業を計量作業とともに自
動倉庫200内で実施できる。
【0144】(第3実施形態)(図31) 図31の自動倉庫300は、複数の棚301と、入出庫
ステーション302と、スタッカクレーン303とを有
し、スタッカクレーン303により前述の粉体コンテナ
110(図9(A))(液体コンテナ10も可)を入出
庫ステーション302と棚301の間で移動し、コンテ
ナ110を棚301に保管可能とする。304はレール
である。棚301に保管されるコンテナ110として
は、空コンテナ、充填済コンテナ、混合充填済コンテナ
等がある。また、コンテナ110は、自動倉庫300外
の各種設備に対し、無人搬送車305、フォークリフ
ト、コンベア等の工程間輸送機を用いて入出庫ステーシ
ョン302から入出庫せしめられる。
【0145】自動倉庫300は、スタッカクレーン30
3の移動範囲に面する上下2位置のそれぞれに、排出用
架台310と、受入れ用架台320を設けてある。
【0146】排出用架台310は、前述の自動倉庫10
0における粉体用排出専用棚120B(図9(B))と
同様に構成され、排出用コンテナ110のコンテナ支持
脚113を位置決め支持する位置決め支持部311(液
体用排出専用棚120Aの位置決め支持部125と同
じ)を備えるとともに、コンテナ110の排出口116
に設けた排出バルブ117を開閉するバルブ開閉装置3
12(粉体用排出専用棚120Bのバルブ開閉装置14
0と同じ)を備え、コンテナ110の粉体を排出シュー
ト313(粉体用排出専用棚120Bの排出シュート1
41と同じ)から配管314に排出可能とする。排出用
架台310は、粉体用排出専用棚120Bと同様に、コ
ンテナ110からの排出量をその排出中に計量するロー
ドセル(計量装置)(不図示)を、排出用架台310の
固定梁である基台と、支持台124と同じ構成の支持台
との間に備える(ロストインウエイト方式)。
【0147】尚、排出用架台310は、排出用架台31
0の下方に中間架台330を付帯して備え、中間架台3
30に混合機331と篩過機332を設置してある。排
出用架台310の上述の配管314は、一端部を排出シ
ュート313に接続され、他端部を配管314A、31
4Bに分岐し、その分岐部に流路切換弁(不図示)を備
え、配管314Aを混合機331に、配管314Bを篩
過機332に接続してある。混合機331は、排出用架
台310に順次位置付けられる複数のコンテナ110か
ら異なる粉体を順に供給されてそれらの粉体を混合す
る。篩過機332は、排出用架台310のコンテナ11
0から供給された粉体を篩過する。
【0148】受入れ用架台320は、本実施形態では2
基設置されている。一方の受入れ用架台320は混合機
331の下方に配置され、他方の受入れ用架台320は
篩過機332の下方に配置される。両受入れ用架台32
0は、前述の自動倉庫100における粉体用受入れ専用
棚130Bと同様に構成され、受入れ用コンテナ110
のコンテナ支持脚113を位置決め支持する位置決め支
持部(不図示)(液体用排出専用棚120Aの位置決め
支持部125と同じ)を備えるとともに、液体用受入れ
専用棚130Aが備えたと同様の蓋脱着装置30を備
え、受入れ用架台320に支持されたコンテナ110の
蓋111を自動脱着できる。尚、受入れ用架台320に
は、粉体用受入れ専用棚130の場合と異なり、リフタ
を設けない場合があり、ゲインインウエイト方式にあっ
ては、受入れ用架台320の固定梁である基台と、支持
台134と同じ構成の支持台との間に、またはリフタと
支持台の間に、ロードセル(計量装置)を付帯され、受
入れ用架台320に支持された受入れ用コンテナ110
への粉体受入れ量をその受入れ中に計量できる。
【0149】自動倉庫300は、排出用架台310に上
階ステップ341、受入れ用架台320に下階ステップ
342を設け、上階ステップ341、下階ステップ34
2、中間架台330の間に階段343を設置してある。
【0150】自動倉庫300にあっては、排出用架台3
10と受入れ用架台320のそれぞれを、自動倉庫30
0のある棚301に対向配置し、排出用架台310と受
入れ用架台320の水平方向の中央位置を該棚301の
中央位置に対応配置し、また排出用架台310と受入れ
用架台320の鉛直方向レベル(コンテナ110の搬出
入レベル)を外棚301の鉛直方向レベル(コンテナ1
10の搬出入レベル)に対応配置してある。
【0151】尚、液体コンテナ10を取り扱う場合は、
排出用架台310を、上記粉体を取り扱うように、液体
用排出専用棚120Aや液体用排出専用棚210Aをア
レンジし、受入れ用架台320を、上記粉体を取り扱う
ように、液体受入れ専用棚130Aをアレンジすればよ
い。尚、受入れ用架台320には、液体受入れ専用棚1
30Aの場合と異なり、リフタを設けない場合があるの
は、前述した粉体を取り扱う設備と同様である。
【0152】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 (1) 自動倉庫300内のスタッカクレーン303の移動
範囲に面する上下の2位置のそれぞれに排出用架台31
0と受入れ用架台320を設け、該排出用架台310に
コンテナ110のためのバルブ開閉装置を備え、該受入
れ用架台320にコンテナ110のための蓋脱着装置3
0を備えた。従って、自動倉庫300の保管用棚301
に保管してあったコンテナ110の間での粉体の給排を
自動倉庫300内で実施できる。即ち、粉体装填済コン
テナ110をスタッカクレーン303により自動倉庫3
00内の保管用棚301から上段側の排出用架台310
に移動し、受入れコンテナ110をスタッカクレーン3
03により自動倉庫300内の保管用棚301から下段
側の受入れ用架台320に移動するだけで直ちに給排で
き、その給排後には、両コンテナ110をスタッカクレ
ーン303により保管用棚301に直ちに返却できる。
従って、コンテナ110の移動範囲は自動倉庫300内
だけの狭い範囲となり、しかもスタッカクレーン303
だけで移動できる。これにより、自動倉庫300に保管
されるコンテナ110からの内容粉体給排作業の迅速を
図ることができ、必要敷地面積も最小にできる。
【0153】(2) 排出用架台310と受入れ用架台32
0が上下に対応配置しているから、排出用架台310に
支持したコンテナ110から受入れ用架台320に支持
したコンテナ110への粉体給排経路を単純化し、重力
落下方式にて簡易に給排することもできる。
【0154】(3) 排出用架台310が自動倉庫300の
ある棚301に対向配置し、該排出用架台310の水平
方向の中央位置を自動倉庫300の該棚301の中央位
置に対応配置せしめた。従って、スタッカクレーン30
3が自動倉庫300の棚301に対して水平方向で止ま
る位置(棚301の中央位置)と同一位置に排出用架台
310を設けるものとなり、排出用架台310に対する
スタッカクレーン303の移動停止制御性を簡素にし、
スタッカクレーン303から排出用架台310に対する
コンテナ110の移載作業性を向上できる。
【0155】(4) 排出用架台310が自動倉庫300の
ある棚301に対向配置し、該排出用架台310の鉛直
方向レベルを自動倉庫300の該棚301の鉛直方向レ
ベルに対応配置せしめた。従って、スタッカクレーン3
03が自動倉庫300の棚301に対して鉛直方向で止
まる位置と同一位置に排出用架台310を設けるものと
なり、排出用架台310に対するスタッカクレーン30
3の移動停止制御性を簡素にし、スタッカクレーン30
3から排出用架台310に対するコンテナ110の移載
作業性を向上できる。
【0156】(5) 自動倉庫300に設けた排出用架台3
10にロードセルを備えたから、コンテナ110からの
内容粉体の排出作業を計量作業とともに自動倉庫300
内で実施できる。
【0157】尚、本発明にあっては以下の変形を採用で
きる。 (A) 自動倉庫が保管用棚以外の棚として、排出専用台を
備え、受入れ専用台は備えないもの。このものでは、排
出専用棚に位置決め支持したコンテナの排出口の排出バ
ルブをバルブ開閉装置により開閉し、排出される流体を
配管経由で自動倉庫外に供給できる。
【0158】(B) 自動倉庫が保管用棚以外の棚として、
受入れ専用棚を備え、排出専用台を備えないもの。この
ものでは、受入れ専用棚に位置決め支持されたコンテナ
の受入れ口の蓋を蓋脱着装置により取外し、自動倉庫外
から配管経由で供給される流体を受入れできる。
【0159】(C) 自動倉庫が、スタッカクレーンの移動
範囲に面して、排出用架台を備え、受入れ用架台を備え
ないもの。このものでは、排出用架台に位置決め支持し
たコンテナの排出口の排出バルブをバルブ開閉装置によ
り開閉し、排出される流体を配管経由で自動倉庫外に供
給できる。
【0160】(D) 自動倉庫が、スタッカクレーンの移動
範囲に面して、受入れ用架台を備え、排出用架台を備え
ないもの。このものでは、受入れ用架台に位置決め支持
されたコンテナの受入れ口の蓋を蓋脱着装置により取外
し、自動倉庫外から配管経由で供給される流体を受入れ
できる。
【0161】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0162】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コンテナ
を保管し、かつ該コンテナから内容流体を排出し、及び
/又は該コンテナに流体を受入れるに際し、それらの作
業を迅速に行なうことができ、かつ必要敷地面積を最小
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の自動倉庫を示す模式図で
ある。
【図2】図2は自動倉庫の上下1組をなす排出専用棚と
受入れ専用棚を示す模式図である。
【図3】図3は液体コンテナを示す正面図である。
【図4】図4は液体コンテナに設けたバルブと液垂れ防
止キャップを示す正面図である。
【図5】図5は図4の側面部分断面図である。
【図6】図6は液体コンテナの排出口に設けた整流器を
示す模式図である。
【図7】図7はバルブ開閉装置の待機状態を示す斜視図
である。
【図8】図8はバルブ開閉装置の作業状態を示す斜視図
である。
【図9】図9は粉体コンテナとバルブ開閉装置を示す模
式図である。
【図10】図10は蓋脱着装置を示す斜視図である。
【図11】図11は図10の要部正面図である。
【図12】図12は排出ステーションへの液体コンテナ
の搬入状態を示す部分断面模式図である。
【図13】図13は昇降台の上昇動作を示す模式図であ
る。
【図14】図14は液垂れ防止キャップの開き動作とバ
ルブ係合部の係合動作を示す模式図である。
【図15】図15はバルブの開き動作を示す模式図であ
る。
【図16】図16はバルブの閉じ動作を示す模式図であ
る。
【図17】図17は液垂れ防止キャップの閉じ動作とバ
ルブ係合部の離脱動作を示す模式図である。
【図18】図18は昇降台の下降動作を示す模式図であ
る。
【図19】図19は液体コンテナを搬出した排出ステー
ションを示す模式図である。
【図20】図20は第2実施形態の自動倉庫を示す模式
図である。
【図21】図21は液体コンテナ計量排出装置を示す正
面部分断面図である。
【図22】図22は図21の側面部分断面図である。
【図23】図23は配管接続装置を示す斜視図である。
【図24】図24は配管用蓋着脱装置を一部破断して示
す正面図である。
【図25】図25は図24の平面図である。
【図26】図26は配管用蓋の退避動作を示す模式図で
ある。
【図27】図27は配管の接続動作を示す模式図であ
る。
【図28】図28は配管の下降動作を示す模式図であ
る。
【図29】図29は配管用蓋の侵入動作を示す模式図で
ある。
【図30】図30は配管洗浄動作を示す模式図である。
【図31】図31は第3実施形態の自動倉庫を示す模式
図である。
【符号の説明】
10、110 コンテナ 11、111 蓋 17、117 排出バルブ 18、116 排出口 30 蓋脱着装置 40、140、312 バルブ開閉装置 100、200、300 自動倉庫 101、301 棚 102、302 入出庫ステーション 103、303 スタッカクレーン 120、120A、120B、210、210A、21
0B 排出専用棚 123、127 ロードセル(計量装置) 130、130A、130B 受入れ専用棚 310 排出用架台 320 受入れ用架台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久津間 敏充 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鐵工所エンジニアリングセンタ ー内 (72)発明者 原田 博 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鐵工所エンジニアリングセンタ ー内 (72)発明者 森合 俊文 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鐵工所エンジニアリングセンタ ー内 (72)発明者 五十嵐 喜男 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鐵工所エンジニアリングセンタ ー内 (72)発明者 樋浦 直樹 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鐵工所エンジニアリングセンタ ー内 (72)発明者 三上 朝永 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鐵工所エンジニアリングセンタ ー内 Fターム(参考) 3F022 EE09 FF01 JJ07 LL07 MM01 MM11 3F075 AA07 BA02 BB03 BB04 CA06 CA09 CD12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の棚と、入出庫ステーションと、ス
    タッカクレーンとを有し、スタッカクレーンによりコン
    テナを入出庫ステーションと棚の間で移動し、該コンテ
    ナを棚に保管可能としてなる自動倉庫において、 複数の棚の一部のものを排出専用棚とし、該排出専用棚
    にコンテナを位置決め支持するとともに、該コンテナの
    排出口に設けた排出バルブを開閉するバルブ開閉装置を
    備え、コンテナの内容流体を排出可能としてなることを
    特徴とする自動倉庫。
  2. 【請求項2】 複数の棚と、入出庫ステーションと、ス
    タッカクレーンとを有し、スタッカクレーンによりコン
    テナを入出庫ステーションと棚の間で移動し、該コンテ
    ナを棚に保管可能としてなる自動倉庫において、 複数の棚の一部のものを受入れ専用棚とし、該受入れ専
    用棚にコンテナを位置決め支持するとともに、該コンテ
    ナの受入れ口に設けた蓋を脱着する蓋脱着装置を備え、
    コンテナに流体を受入れ可能としてなることを特徴とす
    る自動倉庫。
  3. 【請求項3】 複数の棚と、入出庫ステーションと、ス
    タッカクレーンとを有し、スタッカクレーンによりコン
    テナを入出庫ステーションと棚の間で移動し、該コンテ
    ナを棚に保管可能としてなる自動倉庫において、 上下に対応する棚の上段側のものを排出専用棚とし、下
    段側のものを受入れ専用棚とし、 排出専用棚にコンテナを位置決め支持するとともに、該
    コンテナの排出口に設けた排出バルブを開閉するバルブ
    開閉装置を備え、コンテナの内容流体を排出可能とし、 受入れ専用棚にコンテナを位置決め支持するとともに、
    該コンテナの受入れ口に設けた蓋を脱着する蓋脱着装置
    を備え、コンテナに流体を受入れ可能としてなることを
    特徴とする自動倉庫。
  4. 【請求項4】 前記排出専用棚にコンテナからの排出量
    をその排出中に計量する計量装置を備えてなる請求項1
    又は3記載の自動倉庫。
  5. 【請求項5】 前記受入れ専用棚にコンテナへの受入れ
    量をその受入れ中に計量する計量装置を備えてなる請求
    項2又は3記載の自動倉庫。
  6. 【請求項6】 複数の棚と、入出庫ステーションと、ス
    タッカクレーンとを有し、スタッカクレーンによりコン
    テナを入出庫ステーションと棚の間で移動し、該コンテ
    ナを棚に保管可能としてなる自動倉庫において、 スタッカクレーンの移動範囲に面して排出用架台を設
    け、該排出用架台にコンテナを位置決め支持するととも
    に、該コンテナの排出口に設けた排出バルブを開閉する
    バルブ開閉装置を備え、コンテナの内容流体を排出可能
    としてなることを特徴とする自動倉庫。
  7. 【請求項7】 複数の棚と、入出庫ステーションと、ス
    タッカクレーンとを有し、スタッカクレーンによりコン
    テナを入出庫ステーションと棚の間で移動し、該コンテ
    ナを棚に保管可能としてなる自動倉庫において、 スタッカクレーンの移動範囲に面して受入れ用架台を設
    け、該受入れ用架台にコンテナを位置決め支持するとと
    もに、該コンテナの受入れ口に設けた蓋を脱着する蓋脱
    着装置を備え、コンテナに流体を受入れ可能としてなる
    ことを特徴とする自動倉庫。
  8. 【請求項8】 複数の棚と、入出庫ステーションと、ス
    タッカクレーンとを有し、スタッカクレーンによりコン
    テナを入出庫ステーションと棚の間で移動し、該コンテ
    ナを棚に保管可能としてなる自動倉庫において、 スタッカクレーンの移動範囲に面する上下の2位置のそ
    れぞれに排出用架台と受入れ用架台を設け、 排出用架台にコンテナを位置決め支持するとともに、該
    コンテナの排出口に設けた排出バルブを開閉するバルブ
    開閉装置を備え、コンテナの内容流体を排出可能とし、 受入れ用架台にコンテナを位置決め支持するとともに、
    該コンテナの受入れ口に設けた蓋を脱着する蓋脱着装置
    を備え、コンテナに流体を受入れ可能としてなることを
    特徴とする自動倉庫。
  9. 【請求項9】 前記排出用架台を自動倉庫のある棚に対
    向配置し、該排出用架台の水平方向の中央位置を自動倉
    庫の該棚の中央位置に対応配置してなる請求項6又は8
    記載の自動倉庫。
  10. 【請求項10】 前記排出用架台を自動倉庫のある棚に
    対向配置し、該排出用架台の鉛直方向レベルを自動倉庫
    の該棚の鉛直方向レベルに対応配置してなる請求項6又
    は8記載の自動倉庫。
  11. 【請求項11】 前記受入れ用架台を自動倉庫のある棚
    に対向配置し、該受入れ用架台の水平方向の中央位置を
    自動倉庫の該棚の中央位置に対応配置してなる請求項7
    又は8記載の自動倉庫。
  12. 【請求項12】 前記受入れ用架台を自動倉庫のある棚
    に対向配置し、該受入れ用架台の鉛直方向レベルを自動
    倉庫の該棚の鉛直方向レベルに対応配置してなる請求項
    7又は8記載の自動倉庫。
  13. 【請求項13】 前記排出用架台にコンテナからの排出
    量をその排出中に計量する計量装置を備えてなる請求項
    6又は8記載の自動倉庫。
  14. 【請求項14】 前記受入れ用架台にコンテナへの受入
    れ量をその受入れ中に計量する計量装置を備えてなる請
    求項7又は8記載の自動倉庫。
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