JP7208336B1 - スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置、並びにその分注方法 - Google Patents

スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置、並びにその分注方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7208336B1
JP7208336B1 JP2021183161A JP2021183161A JP7208336B1 JP 7208336 B1 JP7208336 B1 JP 7208336B1 JP 2021183161 A JP2021183161 A JP 2021183161A JP 2021183161 A JP2021183161 A JP 2021183161A JP 7208336 B1 JP7208336 B1 JP 7208336B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
liquid
dispensing
base
drug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021183161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023070812A (ja
Inventor
秘心吾
▲黄▼信斐
Original Assignee
博訊生物科技股▲分▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 博訊生物科技股▲分▼有限公司 filed Critical 博訊生物科技股▲分▼有限公司
Priority to JP2021183161A priority Critical patent/JP7208336B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7208336B1 publication Critical patent/JP7208336B1/ja
Publication of JP2023070812A publication Critical patent/JP2023070812A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

【課題】スクリーニング作業を自動化する、スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置、並びにその分注方法を提供する。【解決手段】ベース台10と、プレート収容機構21と、プレート移載機構30と、液剤吐出機構40と、培養容器位置決め機構60と、分注機構80とを備え、受液プレートの複数の液剤蓄留槽に複数の液剤を注入し、該受液プレートの各液剤蓄留槽内の液体を、少なくとも一つのフィットチップ95が着脱可能に接続された分注ヘッド93によって培養容器94の複数のウェルに分注する。【選択図】図3

Description

本発明は、生化学分野における自動化装置に関し、特にスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置、並びにその分注方法に関するものである。
従来のスクリーニングにおいては、まず、培養細胞や薬剤を培養容器の複数のウェル内に分注して、所定環境下で保管・培養を行い、その後、複数種類のスクリーニング用液剤を人工的に適切に調合してから、さらに人工的に分注器で液剤を吸引して、培養容器の複数のウェルに一つずつ注入する。
しかし、一つの培養容器が数十個から数百個のウェルを有し、それに加え、調合作業や分注作業で取り扱う液剤の種類も複数あることから、従来のスクリーニング作業においては、一つの培養容器の分注に対して、数百回の単純反復作業を人工的に行わなければならないので、時間と手間が非常にかかるといった問題点があった。
また、異なる検体細胞や薬剤を分注する前に、検体細胞や薬剤の交差汚染を防ぐために、必ず分注器先端のフィットチップを交換する必要があったので、従来のスクリーニング作業にさらに面倒な作業が増えた。
よって、従来のスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置、並びにその分注方法には、改善する必要があった。
台湾特許第I498167号明細書 台湾特許第I678966号明細書
本発明は、前記従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、スクリーニング作業を自動化する、スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置、並びにその分注方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、受液プレートの複数の液剤蓄留槽に複数種の液剤を注入し、該受液プレートの各液剤蓄留槽内の液体を、少なくとも一つのフィットチップが着脱可能に接続された分注ヘッドによって培養容器の複数のウェルに分注する、スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置であって、ベース台と、プレート収容機構と、プレート移載機構と、液剤吐出機構と、培養容器位置決め機構と、分注機構とを備え、
前記ベース台上は、間隔を置いて区分されるプレート受渡領域、液剤給液領域及び液剤吸引領域を有し、、
前記プレート収容機構は、前記プレート受渡領域に隣接して前記ベース台に設置され、前記受液プレートを収容するために用いられると共に、該受液プレートを該ベース台のプレート受渡領域に移動させることができ、
前記プレート移載機構は、前記プレート収容機構に隣接して前記ベース台に設置され、前記受液プレートを載置するプレート搬送スライダを備え、該プレート搬送スライダは、該ベース台上に移動可能に設置され、前記プレート受渡領域、液剤給液領域又は液剤吸引領域に選択的に移動可能であり、
前記液剤吐出機構は、前記プレート移載機構の近傍に配置されるように前記ベース台に設置され、それぞれが前記複数種の液剤のうちの一つと連通すると共に該ベース台の液剤給液領域に移動することができる複数の液剤吐出ヘッドを有し、液剤吐出を行う際には、前記プレート搬送スライダを介して、前記受液プレートのいずれかの液剤蓄留槽を、該液剤給液領域に移動した液剤吐出ヘッドに位置合わせし、その後、当該液剤吐出ヘッドから吐出される液剤を当該液剤蓄留槽に注入し、
前記培養容器位置決め機構は、前記ベース台に設置されると共に、前記培養容器の受け渡しを行うために用いられ、また、該ベース台に取り付けられ該培養容器を載置するための位置決め台座と、該位置決め台座に取り付けられ該培養容器を挟持するための位置決め保持具とを有し
前記分注機構は、前記ベース台に設置されており、前記分注ヘッドが取り付けられると共に該分注ヘッドの吸引動作及び分注動作を制御する分注台座を有し、該分注台座は、該ベース台の液剤吸引領域及び培養容器位置決め機構の上方を往復移動可能に該ベース台上に移動可能に設置され、該分注ヘッドの吸引動作を行う際には、該分注台座が該液剤吸引領域の上方に移動し、該分注ヘッドの少なくとも一つのフィットチップが、前記プレート搬送スライダ上の受液プレートのいずれかの液剤蓄留槽に挿入されて液体を吸引し、該分注ヘッドの分注動作を行う際には、該分注台座が該培養容器位置決め機構の上方に移動し、該分注ヘッドの少なくとも一つのフィットチップが、前記培養容器のいずれかのウェルに挿入されて液体を注入することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明はさらに、スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注方法を提案し、
まず、プレート収容機構のプレート移送具を介して、複数の液剤蓄留槽を有する受液プレートをベース台上のプレート受渡領域に移動させ、プレート移載機構のプレート搬送スライダが、該プレート受渡領域に移動して当該受液プレートを受け取り、その後、該プレート搬送スライダを介して、当該受液プレートを該ベース台上の液剤給液領域に移動させ、最後に、液剤吐出機構により、該液剤給液領域に移動した受液プレートの複数の液剤蓄留槽に複数の液剤を注入する、培養細胞及び薬剤給液ステップと、
まず、前記液剤が注入された受液プレートを載置しているプレート搬送スライダと、分注機構とを前記ベース台上の液剤吸引領域に移動させ、その後、該分注機構の分注ヘッドにより、該プレート搬送スライダ上の受液プレートの液剤蓄留槽内の液体を吸引して、複数のウェルを有する培養容器の各ウェルに分注する、培養細胞及び薬剤分注ステップとを含むことを特徴とする。
前記ベース台に設置されると共に、供給コンベアと該供給コンベアの一端に配置されるチップ位置決め部材とを含むチップ供給機構をさらに備え、
前記分注機構の分注台座は、前記チップ供給機構のチップ位置決め部材の上方に移動可能であると共に、該チップ位置決め部材に接近可能であることを特徴とする。
前記分注機構の分注台座は、非鉛直の回転軸を有し、該回転軸を中心に回動し、
該分注機構は、該分注機構の分注台座に接続されると共に該分注台座の回動角度を制御する傾斜アクチュエータをさらに含むことを特徴とする。
前記チップ供給機構は、前記供給コンベアの下方に配置されると共に、該供給コンベアの搬送方向と逆方向に搬送する排出コンベアをさらに含み、
前記チップ位置決め部材は、該排出コンベアの一端に位置合わせるように移動することができることを特徴とする。
前記培養容器には、前記複数のウェルを覆うための上蓋が取り外し可能に取り付けられ、
前記培養容器位置決め機構は、前記位置決め台座の上方に上下動及び横移動可能に配置されかつ前記培養容器の真上に移動可能な蓋開け手段と、該蓋開け手段の底面に設置され該培養容器の上蓋を吸着固定するための少なくとも一つの吸盤とをさらに含むことを特徴とする。
前記プレート収容機構は、プレートストッカーと、二つのプレート保持具と、プレート移送具と、プレート持上げ具とを含み、
前記プレートストッカーは、複数のスペア受液プレートを垂直に積み重ねるように収納する段積み空間を有すると共に、該プレートストッカーの底部に落下開口部が設けられ、該段積み空間内に収容されている複数のスペア受液プレートが、該落下開口部から放出され、
前記二つのプレート保持具は、前記落下開口部の両脇において対向するように設置され、互いに対向移動することにより、前記複数のスペア受液プレートが該落下開口部から放出されることを規制し、
前記プレート移送具は、前記落下開口部の下方に配置され、前記受液プレート及び該落下開口部から放出されたスペア受液プレートを載置して、前記ベース台のプレート受渡領域に移動することが可能であり、また、該プレート移送具を上下に貫通する昇降開口を有し、
前記プレート持上げ具は、前記昇降開口の下方に配置され、該昇降開口から突出するように上方に移動することができることを特徴とする。
前記プレート移載機構のプレート搬送スライダが上下移動可能であり、該プレート搬送スライダが、前記プレート受渡領域の所定の位置に移動して位置決めされると、前記プレート収容機構のプレート移送具が、当該プレート搬送スライダの上方に移動し、その後、当該プレート搬送スライダが、当該プレート移送具の昇降開口から突出するように上方に移動することを特徴とする。
前記プレート移載機構は、前記プレート搬送スライダ上に移動可能に設置されると共に該プレート搬送スライダ上に載置されている受液プレートの複数の液剤蓄留槽の開口を選択的に覆う、プレートカバーをさらに備えることを特徴とする。
前記培養細胞及び薬剤給液ステップにおいて、前記プレート移送具は、その上に載置している受液プレートを、前記ベース台上のプレート受渡領域に移動させて前記プレート移載機構のプレート搬送スライダに移し、その後、元の位置に戻り、前記プレート収容機構に段積みされた状態で収納されている複数のスペア受液プレートの一番下のスペア受液プレートを受け取って載置することを特徴とする
前記培養細胞及び薬剤給液ステップにおいて、前記液剤吐出機構が前記受液プレートの複数の液剤蓄留槽に複数の液剤を注入した後、プレートカバーが該受液プレートの複数の液剤蓄留槽の開口を覆い、
前記培養細胞及び薬剤分注ステップにおいて、前記プレートカバーは、前記分注ヘッドが前記液剤蓄留槽内の液体を吸引する前に、所要の液剤蓄留槽の開口を露出させるように移動し、当該分注ヘッドの吸引動作が終えた後、再び当該液剤蓄留槽の開口を覆い、元の位置に戻ることを特徴とする。
本発明によれば、プレート収容機構、プレート移載機構及び液剤吐出機構の協働により、液剤の調合作業や、調合した液剤を受液プレートへの注入作業を自動的に行うことが可能となり、それに加え、プレート移載機構及び分注機構の協働により、自動的に受液プレートの各液剤蓄留槽内に蓄留されている液体を培養容器のウェルに分注することが可能となるので、手間を省いたり、人員の削減、分注作業の品質向上などを図れる。
本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置の外観斜視図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置の平面図である(ベース台上方のカバーを省略する)。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置の一部外観斜視図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置の一部分解斜視図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置のプレート収容機構、プレート回収機構及びプレート移載機構の外観斜視図である。 図5を他の角度から見た時の外観斜視図である。 図6の分解斜視図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置のプレート収容機構の作動状態を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置のプレート収容機構の作動状態を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、受液プレートがプレート収容機構のプレート収容機構からプレート移載機構に引き渡される動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、受液プレートがプレート収容機構のプレート収容機構からプレート移載機構に引き渡される動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、受液プレートがプレート収容機構のプレート収容機構からプレート移載機構に引き渡される動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、受液プレートがプレート収容機構のプレート収容機構からプレート移載機構に引き渡される動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、プレート移載機構上に載置されている受液プレートが液剤吐出機構及び液剤吐出機構の分注ヘッドの間を移動する動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、プレート移載機構上に載置されている受液プレートが液剤吐出機構及び液剤吐出機構の分注ヘッドの間を移動する動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、プレート移載機構上に載置されている受液プレートが液剤吐出機構及び液剤吐出機構の分注ヘッドの間を移動する動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置の培養容器位置決め機構の外観斜視図である。 図17の分解斜視図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置の培養容器位置決め機構の作動状態を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置の培養容器位置決め機構の作動状態を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置の培養容器位置決め機構の作動状態を示す上面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置の培養容器位置決め機構の作動状態を示す上面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、培養容器の上蓋が蓋開け手段により取り上げられる動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、培養容器の上蓋が蓋開け手段により取り上げられる動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置の分注機構の外観斜視図である。 図25の分解斜視図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、分注機構の分注ヘッドがプレート移載機構、培養容器位置決め機構及びチップ供給機構の間を移動する動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、分注機構の分注ヘッドがプレート移載機構、培養容器位置決め機構及びチップ供給機構の間を移動する動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、分注機構の分注ヘッドがプレート移載機構、培養容器位置決め機構及びチップ供給機構の間を移動する動作を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置のチップ供給機構の分解斜視図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、チップ供給機構のチップカバー部材が未使用のフィットチップを覆う作動状態を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、チップ供給機構のチップカバー部材が未使用のフィットチップを覆う作動状態を示す側面視模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、分注機構の分注ヘッドとフィットチップとの接続動作を示す側面模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、分注機構の分注ヘッドとフィットチップとの接続動作を示す側面模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、分注機構の分注ヘッドとフィットチップとの接続動作を示す側面模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置において、分注機構の分注ヘッドとフィットチップとの接続動作を示す側面模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置のチップ供給機構のチップ位置決め部材が下方へ移動する動作を示す側面模式図である。 本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤の分注方法のフローチャートである。
図2、図3、図6、図24、図25及び図27に示すように、本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置は、複数の液剤91を受液プレート92内の複数の液剤蓄留槽921に注入して、その受液プレート92の各液剤蓄留槽921内の液体を、分注ヘッド93を使って、培養容器94のウェル941(図24を参照)に分注するために用いられるものである。ここでの液剤91とは、単一種類の薬剤あるいは単一種類の細胞を指す。本発明における培養容器94が、ウェル941を覆う取り外し可能な上蓋942を備えるが、該培養容器94は上蓋942を有しなくてもよい。また、前記分注ヘッド93の底部に、少なくとも一つのフィットチップ95(図27を参照)が着脱可能に接続される、少なくとも一つの円柱状のチップ連結部931(図25を参照)を有する。
図2~図4に示すように、、本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置は、ベース台10、プレート収容機構21、プレート移載機構30、液剤吐出機構40、培養容器位置決め機構60及び分注機構80を含み、本発明の好適な実施例においては、培養容器供給機構50、チップ供給機構70及びプレート回収機構22をさらに含む。
前記ベース台10は、間隔を置いて区分されるプレート受渡領域101、液剤給液領域102及び液剤吸引領域103を有し、本発明の好適な実施例においては、該プレート受渡領域101、液剤給液領域102及び液剤吸引領域103が、ベース台10の縦方向Lに沿って間隔をおいてに配列されている。
図5~図7に示すように、前記プレート収容機構21が、前記プレート受渡領域101に隣接して前記ベース台10上に設置されると共に、前記受液プレート92を収容するために用いられ、また、プレート収容機構21により、該受液プレート92を該ベース台10上のプレート受渡領域101に移動させることができる。本発明の好適な実施例においては、前記プレート収容機構21が、プレートストッカー211、二つのプレート保持具212、プレート移送具213及びプレート持上げ具214を含む。
図8及び図9に示すように、前記プレートストッカー211は、複数のスペア受液プレート96を垂直に積み重ねるように収納する段積み空間2111を有すると共に、該プレートストッカー211の底部に落下開口部2112が設けられ、該積み空間内に収納されているスペア受液プレート96が、該落下開口部2112を通って放出されることは可能である。前記二つのプレート保持具212はそれぞれ、前記落下開口部2112の両脇において対向するように設置されており、互いに対向して移動することにより、前記スペア受液プレート96を該落下開口部2112から放出するのを制限する。
前記プレート移送具213は、落下開口部2112の下方に配置され、前記受液プレート92及び前記落下開口部2112から放出されたスペア受液プレート96を載置するために用いられる。また、図10及び図11に示すように、該プレート移送具213が、前記ベース台10上のプレート受渡領域101に移動することが可能である。さらに、図8及び図9に示すように、該プレート移送具213は、該プレート移送具213の相対する両側面を貫通する昇降開口2131を含み、図7及び図8を参照し、前記プレート持上げ具214は、該昇降開口2131の下方に設置されており、該昇降開口2131を通って上方に突き出ることができる。
前記プレート移載機構30は、前記ベース台10上において、前記プレート収容機構21に隣接して設置され、プレート搬送スライダ31、第1直線搬送モジュール32、第2直線搬送モジュール33、プレートカバー34、カバー駆動モータ35及び摺動ラック36を備える。
図6、図7、図14~図16に示すように、前記プレート搬送スライダ31は、前記受液プレート92を載置するために用いられるものであって、前記ベース台10上に移動可能に設置されると共に、前記プレート受渡領域101、液剤給液領域102或は液剤吸引領域103に選択的に移動することができる。その仕組みについて詳しく説明すると、前記第1直線搬送モジュール32が、前記ベース台10の横方向Tに延在するように、該ベース台10に設置され、前記第2直線搬送モジュール33が、該ベース台10の縦方向Lに延在するように該第1直線搬送モジュール32上に設置され、前記プレート搬送スライダ31が、該第2直線搬送モジュール33上に取り付けられており、このような構成により、該プレート搬送スライダ31が、該第1直線搬送モジュール32及び第2直線搬送モジュール33を介して、該ベース台10の縦方向L及び横方向Tに移動可能となる。
本発明の好適な実施例において、前記プレート収容機構21のプレート移送具213は、前記プレート搬送スライダ31の上方に移動することが可能であり、それに加え、該プレート搬送スライダ31が、上下昇降動作を介して、当該プレート移送具213上に載置されている受液プレート92を受け取ることができる。その具体的な流れは、以下のように説明する。
1、図10及び図11に示すように、まず、前記プレート搬送スライダ31を前記プレート受渡領域101に移動し、次いで、前記プレート移送具213を当該プレート搬送スライダ31の上方に移動する。
2、図11及び図12に示すように、前記プレート搬送スライダ31が、前記プレート移送具213の昇降開口2131から突き出すように上方に移動することにより、前記プレート移送具213上の受液プレート92が、該プレート搬送スライダ31に持ち上げられて保持される。
3、図12及び図13に示すように、前記プレート移送具213が元の位置に戻し、その後、前記プレート搬送スライダ31が元の高さに下降し、これで、該プレート搬送スライダ31が、該プレート移送具213から前記受液プレート92を受け取る動作は完了する。
図6、図15及び図16に示すように、前記カバー駆動モータ35は、前記プレート搬送スライダ31に固定連結され、前記摺動ラック36は、該カバー駆動モータ35の出力ギアと噛み合って、該プレート搬送スライダ31上に縦方向Lに移動可能に連結される。前記プレートカバー34は、該摺動ラック36上に固設されていることにより、該摺動ラック36の該プレート搬送スライダ31上での摺動移動につれ、該プレート搬送スライダ31の上方に移動して、前記受液プレート92の液剤蓄留槽921の開口を覆うことができ、これにより、異物が液剤蓄留槽921に混入するを防ぐことができる。他の実施例において、前記プレートカバー34の移動方法はこれに限定されるものではなく、該プレートカバー34が、前記プレート搬送スライダ31上に載置されている受液プレート92の液剤蓄留槽921の開口を覆うことができればよく、又は、該プレートカバー34が設置されなくてもよい。
前記液剤吐出機構40が、前記プレート移載機構30の近傍に配置されるように前記ベース台10に設置されると共に、液剤吐出機構40は、それぞれが前記複数の液剤91の一つに流体連通する複数の液剤吐出ヘッド41を含み、該液剤吐出ヘッド41が、該ベース台10の液剤給液領域102に移動可能である。前記プレート搬送スライダ31が、その上に載置されている前記受液プレート92のいずれかの液剤蓄留槽921と、前記液剤給液領域102に移動した液剤吐出ヘッド41とを位置合わせると、当該液剤吐出ヘッド41から吐出される液剤91を対応する液剤蓄留槽921に注入する。
本発明の好適な実施例において、前記液剤吐出機構40は、前記ベース台10に回転可能に設置される回転台座42を含み、前記液剤吐出ヘッド41が、該回転台座42の軸心を囲繞するように、該回転台座42上に間隔をおいて取り付けられており、このような構成により、該液剤吐出機構40の液剤吐出ヘッド41が、該回転台座42の回転に伴って、前記液剤給液領域102に移動することは可能となる。それに加え、縦方向L及び横方向Tに移動自在の前記プレート搬送スライダ31の変位により、該液剤給液領域102に移動した液剤吐出ヘッド41と、該プレート搬送スライダ31上の受液プレート92の液剤蓄留槽921とを、位置合わせすることが可能となる。
図1及び図2に示すように、前記培養容器供給機構50は、前記ベース台10の一側に配置されており、分注待ちの培養容器94を外部のインキュベーター(図示せず)から該ベース台10へ搬入、また、分注作業の終えた培養容器94を再びインキュベーターへ搬送するために用いられるものである。詳しく説明すると、該培養容器供給機構50は、前記培養容器位置決め機構60へ前記培養容器94を搬送する搬入コンベア51と、該搬入コンベア51の下方に配置され、該搬入コンベア51の搬送方向と逆方向に搬送する搬出コンベア52と、該搬入コンベア51の下流端部と該搬出コンベア52の上流端部との間を上下移動することができ、該培養容器94を該搬入コンベア51から該搬出コンベア52へ運搬するための昇降機構53とを含む。
図17及び図18に示すように、前記培養容器位置決め機構60が、前記ベース台10に設置され、前記培養容器94の受け渡しを行うと共に、該培養容器位置決め機構60は、位置決め台座61及び位置決め保持具62を含む。本発明の好適な実施例においては、培養容器位置決め機構60が、蓋開け手段63と、複数の吸盤64と、容器輸送部材65と、補助位置決め保持具66とを有する。
該培養容器位置決め機構60の構成を詳しく説明すると、前記位置決め台座61が、前記ベース台10に設置され、前記培養容器94を載置するために用いられるものである。本発明の好適な実施例においては、前記培養容器供給機構50により、前記培養容器94が自動的に該位置決め台座61に搬送されると共に、分注作業の終えた該培養容器94が再び該培養容器供給機構50により、自動的にインキュベーターへ搬送される。
さらに、図21及び図22に示すように、前記位置決め保持具62が、前記位置決め台座61に設置されると共に、前記培養容器94を挟持するために用いられるものである。具体的に述べると、該位置決め保持具62は、クランパーのような構造体であって、前記培養容器94をクランプして保持している。さらに詳しく説明すると、該位置決め保持具62が、該培養容器94の横方向T上の相対する両側を挟持することにより、該培養容器94の横方向T上の位置を固定する。
図23及び図24に示すように、前記蓋開け手段63は、前記位置決め台座61の上方に上下動及び横移動可能に配置され、かつ前記培養容器94の真上に移動可能である。前記吸盤64は、前記蓋開け手段63の底面に取り付けられ、前記培養容器94の上蓋942を吸着固定するために用いられるものである。本発明の好適な実施例においては、該吸盤64が、真空発生装置(図示せず)に連結されており、これにより、該吸盤64は上蓋942を真空吸着固定することができる。
図18~図20に示すように、前記容器輸送部材65が、前記位置決め台座61に設置され、具体的に述べると、該容器輸送部材65は、互いに並行する二本の搬送ベルトから構成され、前記位置決め台座61上の載置されている培養容器94を前記培養容器供給機構50への搬入搬出を行う。前記補助位置決め保持具66は、上下動可能に前記位置決め台座61に設置されると共に、該位置決め台座61上に載置されている培養容器94を保持して持ち上げることができる。該補助位置決め保持具66は、該培養容器94を持上げる時、該培養容器94の縦方向L上の相対する両側を挟持していることにより、該培養容器94の縦方向L上の位置を固定する。
前記培養容器位置決め機構60の作動状態は、以下のように説明する。
1、前記培養容器供給機構50が、分注作業対象の培養容器94を前記位置決め台座61に搬送して、前記容器輸送部材65により、該位置決め台座61上に載置されている培養容器94を仮止めする。
2、図19及び図20に示すように、前記補助位置決め保持具66が、当該培養容器94を挟持して持ち上げると共に、当該培養容器94の縦方向L上の位置を固定する。
3、図21及び図22に示すように、前記位置決め保持具62は、当該培養容器94の横方向T上の相対する両側を挟持して、該培養容器94の横方向T上の位置を固定する。
4、図23に示すように、前記蓋開け手段63を下降させて、前記吸盤64を介して該培養容器94の上蓋942を吸着固定し、その後、当該蓋開け手段63を上昇させ、上蓋942を該培養容器94から分離させる。
5、図23及び図24に示すように、前記蓋開け手段63を横方向Tに移動させて、前記培養容器94の真上から離し、該培養容器94のウェル941の開口を露出させる。
さらに、図30から図32に示すように、前記チップ供給機構70は、前記ベース台10に設置され、箱詰めされたカートリッジ式フィットチップ95を供給するためのものであって、供給コンベア71、排出コンベア72、チップ位置決め部材73、チップカバー部材74及び少なくとも一つの紫外線ランプ75を含む。
前記排出コンベア72は、前記供給コンベア71の下方に配置されると共に、その搬送方向が、該供給コンベア71の搬送方向とは逆方向である。前記チップ位置決め部材73は、前記供給コンベア71の一端に設置されると共に、排出コンベア72の一端に位置合わせするように下降することが可能である。未使用の箱詰めのフィットチップ95が、前記供給コンベア71により、前記チップ位置決め部材73に搬送され、該チップ位置決め部材73により、当該フィットチップ95は精度よく位置決めされて、チップの交換作業を待機する。
前記チップカバー部材74は、前記供給コンベア71上において、該供給コンベア71の搬送方向に沿って移動可能に設置され、前記チップ位置決め部材73上に載置されている未使用のフィットチップ95を覆うように、当該チップ位置決め部材73の真上に移動することが可能であり、このような構成により、未使用のフィットチップ95に異物が侵入することを防ぐことができる。本発明の好適な実施例においては、該チップカバー部材74の裏に、前記少なくとも一つの紫外線ランプ75が取り付けられており、これにより、当該チップカバー部材74によって覆われているフィットチップ95が、該紫外線ランプ75に照射されて無菌状態で保存されることができる。
図25~図27に示すように、前記分注機構80は、前記ベース台10に設置されると共に、分注台座81を有する。尚、本発明の好適な実施例における分注機構80は、第1リニア変位モジュール82、第2リニア変位モジュール83、第3リニア変位モジュール84、チップ交換手段85、傾斜アクチュエータ86及び回転軸87をさらに含む。
前記分注台座81は、前記分注ヘッド93が取り付けられると共に、該分注ヘッド93の吸液動作及び分注動作を制御する。また、該分注台座81は、前記ベース台10上に移動可能に設置されると共に、該ベース台10の液剤吸引領域103及び前記培養容器位置決め機構60の上方に移動可能である。前記分注台座81により、前記分注ヘッド93の吸液動作を行わせる際、まず、該分注台座81が、該液剤吸引領域103に移動して、該分注ヘッド93上に取り付けられているフィットチップ95を前記プレート搬送スライダ31上の受液プレート92のいずれかの液剤蓄留槽921内に挿入させて、当該液剤蓄留槽921内の液体を吸引する。一方、分注台座81により、該分注ヘッド93の分注動作を行わせる際、該分注台座81が、該培養容器位置決め機構60の上方に移動して、該分注ヘッド93内の液剤91を前記培養容器94のいずれかのウェル941内に注入する。
本発明の好適な実施例においては、前記分注台座81が、前記第1リニア変位モジュール82、第2リニア変位モジュール83及び第3リニア変位モジュール84を介して、前記ベース台10に対して移動可能となると共に、前記フィットチップ95を前記ウェル941に挿入させることが可能となる。その構成について詳しく説明すると、該第1リニア変位モジュール82が、横方向Tに延在するように該ベース台10上に設置され、該第2リニア変位モジュール83が、縦方向Lに延在するように該第1リニア変位モジュール82上に設置され、該第3リニア変位モジュール84垂直方向に沿って該第2リニア変位モジュール83上に設置され、該分注台座81が、該第3リニア変位モジュール84上に設置され、このような構成により、該分注台座81が、リニア変位モジュール82、83、84により、3つの方向自由度を有する。
また、本実施例においては、該分注台座81は、前記チップ供給機構70のチップ位置決め部材73の上方に移動可能であると共に、前記フィットチップ95の交換作業を行うために、前記チップ位置決め部材73に接近することができる。さらに、該分注台座81が前記ベース台10上に枢動可能に設置されることにより、該分注台座81の該ベース台10に対する回動に伴って、該分注ヘッド93のチップ連結部931の延伸方向と、前記チップ位置決め部材73上のフィットチップ95の延伸方向との相対角度を調整することが可能となる。
前記分注台座81とベース台10との枢接関係について説明し、該分注台座81は、回転軸87を介して、該第3リニア変位モジュール84の連結具841に取り付けられるように、該ベース台10に枢動可能に連結される。該回転軸87の延伸方向と、該分注ヘッド93のチップ連結部931の延伸方向とは非平行であり、具体的に述べると、該回転軸87の延伸方向は、横方向Tに略平行(すなわち、該回転軸87が非鉛直である)に延伸すると共に、該分注ヘッド93のチップ連結部931の延伸方向に対して略直交である。このような構成により、該分注台座81の回動により、該チップ連結部931が、水平線上に回動可能となる。さらに、両端がそれぞれ該分注台座81及び連結具841に連結されている前記傾斜アクチュエータ86の伸縮作動を介して、該分注台座81の該回転軸87上の回動角度を制御する。
前記チップ交換手段85は、前記分注台座81上に設置されており、前記分注ヘッド93に押し付けることにより、前記フィットチップ95を該分注ヘッド93から強制的に分離させることができる。その仕組みについて具体的に述べると、図26に示すように、該チップ交換手段85が、サーボモータ851及びサーボラック852を含み、該サーボモータ851の駆動により、該サーボラック852が、該分注ヘッド93上の解除ボタン(図示せず)に押し付けることにより、該フィットチップ95を該分注ヘッド93から強制的に分離させることができる。
前記チップ供給機構70と分注機構80とを組み合わせることにより、前記フィットチップ95の交換作業が自動的に行われることが可能となり、その一連の流れは、以下のように説明する。
1、前記チップ交換手段85を介して、前記分注ヘッド93上の解除ボタンを押し付けることにより、前記フィットチップ95を、前記分注ヘッド93から強制的に分離させる。
2、図29及び図31に示すように、前記分注台座81を前記チップ位置決め部材73の上方に移動させる。
3、図32に示すように、前記チップカバー部材74を、カバーしている前記チップ位置決め部材73の上方から移して、当該チップ位置決め部材73上のフィットチップ95を露出させる。
4、図33に示すように、前記チップ連結部931と鉛直線との間に角度を持たせるように、前記傾斜アクチュエータ86を介して、前記分注台座81を傾斜させる。
5、図34に示すように、前記分注台座81を下降させて、前記チップ連結部931の先端を前記フィットチップ95に挿入させる。
6、図35及び図36に示すように、再び前記傾斜アクチュエータ86を介して、前記チップ連結部931を傾斜状態から垂直状態へ戻すように、前記分注台座81を元に復帰させ、次いで、前記リニア変位モジュール82、83、84を介して、該分注台座81を下降させ、該チップ連結部931を前記フィットチップ95に押し込んで、チップを接続をし、その後、該分注台座81を上昇させて、後続の分注作業を行う。
7、図37に示すように、箱内のフィットチップ95を使い切った場合、該チップ位置決め部材73を、前記排出コンベア72上流端まで下降させて、空っぽの箱を該排出コンベア72に搬送して排出する。
前記プレート回収機構22の構成は、前記プレート収容機構21とほぼ同じであるが、相違点としては、該プレート回収機構22は、使用済みの受液プレート92を回収するために用いられるものである点である。該プレート回収機構22は、該プレート収容機構21とは逆に、つまり、使用済みの受液プレート92を、前記プレート移載機構30から受け取り、その後、下から上へ段積みして収容するように作動する。
図38に示すように、本発明に係るスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注方法は、培養細胞及び薬剤給液ステップ(S1)と培養細胞及び薬剤分注ステップ(S2)を含み、前記スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置を介して作業を行うが、これに限定されるものではない。
前記培養細胞及び薬剤給液ステップ(S1)においては、図10~図15に示すように、前記プレート収容機構21のプレート移送具213を介して、前記複数の液剤蓄留槽921を有する前記受液プレート92を前記ベース台10上のプレート受渡領域101に移動させ、前記プレート移載機構30のプレート搬送スライダ31が、該プレート受渡領域101に移動して、当該受液プレート92を受け取り、その後、該プレート搬送スライダ31を介して、当該受液プレート92を該ベース台10上の液剤給液領域102に移動させる。
引き続き、前記液剤吐出機構40により、複数の液剤91を当該受液プレート92の複数の液剤蓄留槽921内に注入する。ここで、各液剤蓄留槽921内に、単一種類の液剤91を注入してもよく、複数種類の液剤91を混合して注入してもよい。また、本発明の好適な実施例においては、該液剤91を該受液プレート92の液剤蓄留槽921内に注入した後、前記プレートカバー34は、該プレート搬送スライダ31上を摺動移動して、該受液プレート92の液剤蓄留槽921の開口を覆い、該液剤蓄留槽921を異物混入から守る。
図8及び図9に示すように、前記プレート収容機構21内に、未使用のスペア受液プレート96が、複数段積みされた状態で収納されており、このような設計により、前記プレート移送具213は、前記ベース台10のプレート受渡領域101に移動し、その上に載置している受液プレート92を、前記プレート移載機構30のプレート搬送スライダ31に渡して、元の位置に戻った後、該プレート収容機構21に段積みされた状態で収納されている複数のスペア受液プレート96の一番下のスペア受液プレート96を受け取る。ここでの一番下のスペア受液プレート96を先に使用することにより、スペア受液プレートに異物侵入による汚染を回避することができる。その具体的なメカニズムについて説明すると、まず、一番下のスペア受液プレート96を保持している前記プレート保持具212が、互いに離れる方向に移動することにより、段積みされた状態で収納されている複数のスペア受液プレート96が落下すると同時に、前記プレート持上げ具214が、前記昇降開口2131から突出するように上昇して、一番下のスペア受液プレート96を支持することにより、当該一番下のスペア受液プレート96だけが前記落下開口部2112から放出され、残りのスペア受液プレート96が全て該落下開口部2112の上部空間に残る。その後、該プレート保持具212が、再び互いに接近する方向に移動して、該落下開口部2112の上部空間に残されているスペア受液プレート96の落下を制限し、それと共に、該プレート持上げ具214が下降して、支持している一番下のスペア受液プレート96を、該プレート移送具213上に移載させる。
前記培養細胞及び薬剤分注ステップ(S2)においては、図14~図16に示すように、前記受液プレート92を載置している前記プレート搬送スライダ31と前記分注機構80とを、前記ベース台10の液剤吸引領域103に移動させ、該分注機構80の分注ヘッド93により、該受液プレート92の液剤蓄留槽921内の液体を吸引して、前記複数のウェル941を備える前記培養容器94に分注する。ここで、前記プレートカバー34は、該分注ヘッド93が該液剤蓄留槽921内の液体を吸引する前に、所要の液剤蓄留槽921の開口を露出させて移動し、その後、該分注ヘッド93の吸引動作が終えてから、再び当該液剤蓄留槽921の開口を覆って元の位置に戻る。
本発明によれば、プレート収容機構21、プレート移載機構30及び液剤吐出機構40の協働により、液剤91の調合作業や、調合した液剤91を受液プレート92への注入作業を自動的に行うことが可能となり、それに加え、プレート移載機構30及び分注機構80の協働により、自動的に受液プレート92の各液剤蓄留槽921内に蓄留されている液体を培養容器94のウェル941に分注することが可能となるので、手間を省いたり、人員の削減、分注作業の品質向上などを図れる。
以上の説明は、本発明の好適な実施形態に過ぎず、本発明に対して何ら限定を行うものではない。本発明について、比較的好適な実施形態をもって上記のとおり開示したが、これは本発明を限定するものではなく、すべての当業者が、本発明の技術構想を逸脱しない範囲において、本発明の技術の本質に基づいて上記の実施形態に対して行ういかなる簡単な修正、変更及び修飾も、依然としてすべて本発明の技術構想の範囲内にある。
10 ベース台
101 プレート受渡領域
102 液剤給液領域
103 液剤吸引領域
21 プレート収容機構
211 プレートストッカー
2111 段積み空間
2112 落下開口部
212 プレート保持具
213 プレート移送具
2131 昇降開口
214 プレート持上げ具
22 プレート回収機構
30 プレート移載機構
31 プレート搬送スライダ
32 第1直線搬送モジュール
33 第2直線搬送モジュール
34 プレートカバー
35 カバー駆動モータ
36 摺動ラック
40 液剤吐出機構
41 液剤吐出ヘッド
42 回転台座
50 培養容器供給機構
51 搬入コンベア
52 搬出コンベア
53 昇降機構
60 培養容器位置決め機構
61 位置決め台座
62 位置決め保持具
63 蓋開け手段
64 吸盤
65 容器輸送部材
66 補助位置決め保持具
70 チップ供給機構
71 供給コンベア
72 排出コンベア
73 チップ位置決め部材
74 チップカバー部材
75 紫外線ランプ
80 分注機構
81 分注台座
82 第1リニア変位モジュール
83 第2リニア変位モジュール
84 第3リニア変位モジュール
841 連結具
85 チップ交換手段
851 サーボモータ
852 サーボラック
86 傾斜アクチュエータ
87 回転軸
91 液剤
92 受液プレート
921 液剤蓄留槽
93 分注ヘッド
931 チップ連結部
94 培養容器
941 ウェル
942 上蓋
95 フィットチップ
96 スペア受液プレート
L 縦方向
T 横方向

Claims (11)

  1. 受液プレートの複数の液剤蓄留槽に複数種の液剤を注入し、該受液プレートの各液剤蓄留槽内の液体を、少なくとも一つのフィットチップが着脱可能に接続された分注ヘッドによって培養容器の複数のウェルに分注する、スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置であって、ベース台と、プレート収容機構と、プレート移載機構と、液剤吐出機構と、培養容器位置決め機構と、分注機構とを備え、
    前記ベース台は、間隔を置いて区分されるプレート受渡領域、液剤給液領域及び液剤吸引領域を有し、
    前記プレート収容機構は、前記プレート受渡領域に隣接して前記ベース台に設置され、前記受液プレートを収容するために用いられると共に、該受液プレートを該ベース台のプレート受渡領域に移動させることができ、
    前記プレート移載機構は、前記プレート収容機構に隣接して前記ベース台に設置され、前記受液プレートを載置するプレート搬送スライダを備え、該プレート搬送スライダは、該ベース台上に移動可能に設置され、前記プレート受渡領域、液剤給液領域又は液剤吸引領域に選択的に移動可能であり、
    前記液剤吐出機構は、前記プレート移載機構の近傍に配置されるように前記ベース台に設置され、それぞれが前記複数種の液剤のうちの一つと連通すると共に該ベース台の液剤給液領域に移動することができる複数の液剤吐出ヘッドを有し、液剤吐出を行う際には、前記プレート搬送スライダを介して、前記受液プレートのいずれかの液剤蓄留槽を、該液剤給液領域に移動した液剤吐出ヘッドに位置合わせし、その後、当該液剤吐出ヘッドから吐出される液剤を当該液剤蓄留槽に注入し、
    前記培養容器位置決め機構は、前記ベース台に設置されると共に、前記培養容器の受け渡しを行うために用いられ、また、該ベース台に取り付けられ該培養容器を載置するための位置決め台座と、該位置決め台座に取り付けられ該培養容器を挟持するための位置決め保持具とを有し
    前記分注機構は、前記ベース台に設置されており、前記分注ヘッドが取り付けられると共に該分注ヘッドの吸引動作及び分注動作を制御する分注台座を有し、該分注台座は、該ベース台の液剤吸引領域及び培養容器位置決め機構の上方を往復移動可能に該ベース台上に移動可能に設置され、該分注ヘッドの吸引動作を行う際には、該分注台座が該液剤吸引領域の上方に移動し、該分注ヘッドの少なくとも一つのフィットチップが、前記プレート搬送スライダ上の受液プレートのいずれかの液剤蓄留槽に挿入されて液体を吸引し、該分注ヘッドの分注動作を行う際には、該分注台座が該培養容器位置決め機構の上方に移動し、該分注ヘッドの少なくとも一つのフィットチップが、前記培養容器のいずれかのウェルに挿入されて液体を注入することを特徴とするスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置。
  2. 前記ベース台に設置されると共に、供給コンベアと該供給コンベアの一端に配置されるチップ位置決め部材とを含むチップ供給機構をさらに備え、
    前記分注機構の分注台座は、前記チップ供給機構のチップ位置決め部材の上方に移動可能であると共に、該チップ位置決め部材に接近可能であることを特徴とする請求項1に記載のスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置。
  3. 前記分注機構の分注台座は、非鉛直の回転軸を有し、該回転軸を中心に回動し、
    該分注機構は、該分注機構の分注台座に接続されると共に該分注台座の回動角度を制御する傾斜アクチュエータをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置。
  4. 前記チップ供給機構は、前記供給コンベアの下方に配置されると共に該供給コンベアの搬送方向と逆方向に搬送する排出コンベアをさらに含み、
    前記チップ位置決め部材は、該排出コンベアの一端に位置合わせるように移動することができることを特徴とする請求項2に記載のスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置。
  5. 前記培養容器には、前記複数のウェルを覆うための上蓋が取り外し可能に取り付けられ、
    前記培養容器位置決め機構は、前記位置決め台座の上方に上下動及び横移動可能に配置されかつ前記培養容器の真上に移動可能な蓋開け手段と、該蓋開け手段の底面に設置され該培養容器の上蓋を吸着固定するための少なくとも一つの吸盤とをさらに含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置。
  6. 前記プレート収容機構は、プレートストッカーと、二つのプレート保持具と、プレート移送具と、プレート持上げ具とを含み、
    前記プレートストッカーは、複数のスペア受液プレートを垂直に積み重ねるように収納する段積み空間を有すると共に、該プレートストッカーの底部に落下開口部が設けられ、該段積み空間内に収容されている複数のスペア受液プレートが、該落下開口部から放出され、
    前記二つのプレート保持具は、前記落下開口部の両脇において対向するように設置され、互いに対向移動することにより、前記複数のスペア受液プレートが該落下開口部から放出されることを規制し、
    前記プレート移送具は、前記落下開口部の下方に配置され、前記受液プレート及び該落下開口部から放出されたスペア受液プレートを載置して、前記ベース台のプレート受渡領域に移動することが可能であり、また、該プレート移送具を上下に貫通する昇降開口を有し、
    前記プレート持上げ具は、前記昇降開口の下方に配置され、該昇降開口から突出するように上方に移動することができることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置。
  7. 前記プレート移載機構のプレート搬送スライダが上下移動可能であり、該プレート搬送スライダが、前記プレート受渡領域の所定の位置に移動して位置決めされると、前記プレート収容機構のプレート移送具が、当該プレート搬送スライダの上方に移動し、その後、当該プレート搬送スライダが、当該プレート移送具の昇降開口から突出するように上方に移動することを特徴とする請求項6に記載のスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置。
  8. 前記プレート移載機構は、前記プレート搬送スライダ上に移動可能に設置されると共に該プレート搬送スライダ上に載置されている受液プレートの複数の液剤蓄留槽の開口を選択的に覆う、プレートカバーをさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置。
  9. スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注方法であって、
    まず、プレート収容機構のプレート移送具を介して、複数の液剤蓄留槽を有する受液プレートをベース台上のプレート受渡領域に移動させ、プレート移載機構のプレート搬送スライダが、該プレート受渡領域に移動して当該受液プレートを受け取り、その後、該プレート搬送スライダを介して、当該受液プレートを該ベース台上の液剤給液領域に移動させ、最後に、液剤吐出機構により、該液剤給液領域に移動した受液プレートの複数の液剤蓄留槽に複数の液剤を注入する、培養細胞及び薬剤給液ステップと、
    まず、前記液剤が注入された受液プレートを載置しているプレート搬送スライダと、分注機構とを前記ベース台上の液剤吸引領域に移動させ、その後、該分注機構の分注ヘッドにより、該プレート搬送スライダ上の受液プレートの液剤蓄留槽内の液体を吸引して、複数のウェルを有する培養容器の各ウェルに分注する、培養細胞及び薬剤分注ステップとを含むことを特徴とするスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注方法。
  10. 前記培養細胞及び薬剤給液ステップにおいて、前記プレート移送具は、その上に載置している受液プレートを、前記ベース台上のプレート受渡領域に移動させて前記プレート移載機構のプレート搬送スライダに移し、その後、元の位置に戻り、前記プレート収容機構に段積みされた状態で収納されている複数のスペア受液プレートの一番下のスペア受液プレートを受け取って載置することを特徴とする請求項9に記載のスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注方法。
  11. 前記培養細胞及び薬剤給液ステップにおいて、前記液剤吐出機構が前記受液プレートの複数の液剤蓄留槽に複数の液剤を注入した後、プレートカバーが該受液プレートの複数の液剤蓄留槽の開口を覆い、
    前記培養細胞及び薬剤分注ステップにおいて、前記プレートカバーは、前記分注ヘッドが前記液剤蓄留槽内の液体を吸引する前に、所要の液剤蓄留槽の開口を露出させるように移動し、当該分注ヘッドの吸引動作が終えた後、再び当該液剤蓄留槽の開口を覆い、元の位置に戻ることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のスクリーニング用培養細胞及び薬剤分注方法。
JP2021183161A 2021-11-10 2021-11-10 スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置、並びにその分注方法 Active JP7208336B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021183161A JP7208336B1 (ja) 2021-11-10 2021-11-10 スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置、並びにその分注方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021183161A JP7208336B1 (ja) 2021-11-10 2021-11-10 スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置、並びにその分注方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7208336B1 true JP7208336B1 (ja) 2023-01-18
JP2023070812A JP2023070812A (ja) 2023-05-22

Family

ID=84939270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021183161A Active JP7208336B1 (ja) 2021-11-10 2021-11-10 スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置、並びにその分注方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7208336B1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000121647A (ja) 1998-10-12 2000-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動分注装置
JP2001108692A (ja) 1999-10-12 2001-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分注装置
JP2002340912A (ja) 2001-05-14 2002-11-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分注装置
JP2004239777A (ja) 2003-02-06 2004-08-26 Juki Corp 液状試料自動分析装置
JP2005249649A (ja) 2004-03-05 2005-09-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd マイクロプレートの供給装置
JP2005300200A (ja) 2004-04-07 2005-10-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd マイクロプレート処理装置およびマイクロプレート搬送方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000121647A (ja) 1998-10-12 2000-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動分注装置
JP2001108692A (ja) 1999-10-12 2001-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分注装置
JP2002340912A (ja) 2001-05-14 2002-11-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分注装置
JP2004239777A (ja) 2003-02-06 2004-08-26 Juki Corp 液状試料自動分析装置
JP2005249649A (ja) 2004-03-05 2005-09-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd マイクロプレートの供給装置
JP2005300200A (ja) 2004-04-07 2005-10-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd マイクロプレート処理装置およびマイクロプレート搬送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023070812A (ja) 2023-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3587066B2 (ja) 自動分注装置
CN112249677B (zh) 一种同步上料流水线
KR20190037494A (ko) 자동 액상 세포 도말 장치
JP2017198635A (ja) 検体塗抹装置および検体塗抹方法
CN112078908B (zh) 一种灌装机
CN113071887A (zh) Ic载板放板机
KR102337632B1 (ko) 버섯 재배용 배양배지 자동 투입장치
JP7208336B1 (ja) スクリーニング用培養細胞及び薬剤分注装置、並びにその分注方法
JP2001149062A (ja) トレイ型シャーレ収容装置及びこれを備えた検体検査サンプル自動作成装置
KR20000029145A (ko) 트레이 반송장치 및 방법
CN113423644A (zh) 用于将混合球放入药物容器中的设备和方法
TWI773520B (zh) 用於藥物篩檢的細胞和藥劑分注裝置及其方法
US11761974B2 (en) Cell and medicament dispensing device for drug screening and method thereof
CN214794839U (zh) 测试前处理装置及医用设备
EP4074814A1 (en) Cell and medicament dispensing device for drug screening and method thereof
CN112782415A (zh) 测试前处理装置、医用设备及检测方法
KR102256034B1 (ko) 용기 자동 운송 시스템
CN103391819A (zh) 液体涂覆装置和液体涂覆方法
CN115970783A (zh) 用于药物筛检的细胞和药剂分注装置及其方法
JP7401060B2 (ja) 搬送装置及び搬送方法
JP3778002B2 (ja) 分注装置
JP2001149063A (ja) 検体検査サンプル自動作成装置
CN219468958U (zh) X光贴片点料机
JPH11103849A (ja) 自動ディスク配列装置
CN220950032U (zh) 自动上下料装置及加工设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7208336

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150