JP2001141550A - 液体コンテナ計量排出装置 - Google Patents

液体コンテナ計量排出装置

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JP2001141550A
JP2001141550A JP32185499A JP32185499A JP2001141550A JP 2001141550 A JP2001141550 A JP 2001141550A JP 32185499 A JP32185499 A JP 32185499A JP 32185499 A JP32185499 A JP 32185499A JP 2001141550 A JP2001141550 A JP 2001141550A
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JP
Japan
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pipe
liquid container
liquid
valve
discharge port
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JP32185499A
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Hisao Nawata
久夫 縄田
Yoshio Igarashi
喜男 五十嵐
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Niigata Engineering Co Ltd
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Niigata Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体コンテナから排出口される液体を受入れ
た配管を簡易に、且つ塵埃、異物の侵入の虞を伴うこと
なく洗浄すること。 【解決手段】 配管接続装置70と配管用蓋90を有し
てなる液体コンテナ計量排出装置において、配管接続装
置70は、配管71の接続口72を液体コンテナ10の
排出口18から離す待機位置と、該排出口18に接する
接続位置の少なくとも2位置に切換設定可能とし、配管
用蓋90は、待機位置にある配管71の接続口72に被
着可能とされるとともに、該配管71に洗浄液を供給す
る洗浄ノズル98を備えてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体コンテナ計量排
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体コンテナ計量排出装置として、特開
平7-25478 号公報に記載の如く、コンテナ本体の底部に
バルブを介して下方に向けて開口する排出口を備えた液
体コンテナを架台に搬入し、液体コンテナの排出口に接
続される配管に内容液を排出するものがある。この従来
技術では、液体コンテナのバルブを開閉するバルブ開閉
装置、配管の接続口を液体コンテナの排出口に接続する
配管接続装置、配管の接続口に被着可能とされる配管用
蓋、液体コンテナから配管への内容液の排出量をこの排
出中に計量する計量装置、を備える。
【0003】上記配管接続装置は、駆動モータでボール
ねじを回転させて螺合する接続配管を昇降させ、接続配
管が液体コンテナの排出口に当接して駆動モータのトル
クが所定値に達すると、その駆動モータを停止させるよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
技術には以下の問題点がある。 液体コンテナから配管への内容液の排出後には、配管
に蓋を被着することによって配管への異物の侵入を防止
できるが、配管を洗浄する手段を付帯して備えず、配管
を簡易に洗浄できない。また、外部の洗浄装置等を配管
の接続口に挿入して洗浄するときには、配管への塵埃、
異物の侵入の虞を伴う。従って、衛生面に欠け食品や医
薬品に用いるには不向きである。
【0005】液体コンテナの排出口に接続配管を当接
させた後、駆動モータを停止させたままなので、液体コ
ンテナの排出口と配管とを常時圧接してシールする力が
作用しない。このため、液体コンテナの排出口と配管と
のシール性を保持するために、液体コンテナの排出口に
設けられた接続フランジを抱きかかえるような複雑なハ
ウジングや洩れの有無を確認するテスト装置を配管の先
端に設けている。この配管の先端が複雑な機構をしてい
るために、やはり配管を簡易に洗浄できない。従って、
この接続構造の点からも衛生面に欠け食品や医薬品に用
いるには不向きである。
【0006】本発明の課題は、液体コンテナから排出さ
れる液体を受入れた配管を簡易に、且つ塵埃、異物の侵
入の虞を伴うことなく洗浄することにあり、洗浄性に優
れ食品、医薬品、化学品等に用いて好適な液体コンテナ
計量排出装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の課題は、液体コンテナの排
出口と接続配管とを常時圧接してシールし接続の確実性
を確保するとともに、接続配管の接続端部の構造を簡素
化して洗浄性に優れ食品、医薬品、化学品等に用いて好
適な液体コンテナ計量排出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、コンテナ本体の底部にバルブを介して下方に向けて
開口する排出口を備えた液体コンテナを架台に搬入し、
液体コンテナの排出口に接続される配管に内容液を排出
する液体コンテナ計量排出装置において、架台に、バル
ブ開閉装置と、配管接続装置と、配管用蓋と、計量装置
とを備え、バルブ開閉装置は、液体コンテナが備えるバ
ルブに該バルブの開閉方向の回転力を付与して該バルブ
を開閉可能とし、配管接続装置は、配管の接続口を液体
コンテナの排出口から離す待機位置と、該排出口に接す
る接続位置の少なくとも2位置に切換設定可能とし、配
管用蓋は、待機位置にある配管の接続口に被着可能とさ
れるとともに、該配管に洗浄液を供給する洗浄ノズルを
備えてなり、計量装置は、液体コンテナに接続された配
管への内容液の排出量をその排出中に計量可能としてな
るようにしたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、コンテナ本体
の底部にバルブを介して下方に向けて開口する排出口を
備えた液体コンテナを基台上の架台に搬入し、液体コン
テナの排出口に接続される配管に内容液を排出する液体
コンテナ計量排出装置において、架台にバルブ開閉装置
と配管接続装置とを備えるとともに、架台と基台の間に
計量装置を備え、バルブ開閉装置は、液体コンテナが備
えるバルブに該バルブの開閉方向の回転力を付与して該
バルブを開閉可能とし、配管接続装置は、前記架台に結
合された支持台と、支持台に弾性部材を介して支持され
た可動台と、可動台に支持された昇降装置とを有し、昇
降装置により配管を支持して昇降し、該配管の接続口を
待機位置と接続位置の少なくとも2位置に切換設定可能
としてなり、昇降装置が配管の接続口を接続位置に設定
したとき、昇降装置は配管の接続口を液体コンテナの排
出口に圧接したことの反力により可動台を変位させて弾
性部材を圧縮可能としてなり、計量装置は、液体コンテ
ナに接続された配管への内容液の排出量をその排出中に
計量可能としてなるようにしたものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記液体コンテナに、
排出口を閉塞可能とする液垂れ防止キャップを備え、バ
ルブ開閉装置は、液体コンテナが備える液垂れ防止キャ
ップを開閉可能とするようにしたものである。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれか1つに記載の本発明において更に、前記配管
用蓋の上部に、液体コンテナの排出口からの液垂れを受
ける液垂れ防止パンを備えるようにしたものである。
【0012】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4
のいずれか1つに記載の本発明において更に、前記液体
コンテナが、排出口から排出される液体の流れの外径を
縮径する縮流管を該排出口に設けてなるようにしたもの
である。
【0013】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5
のいずれか1つに記載の本発明において更に、前記液体
コンテナが、排出口から排出される液体の流れ方向を鉛
直下向きに整流する整流器を該排出口に設けてなるよう
にしたものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば下記の作用がある。 液体コンテナからの内容液の排出後に、待機位置にあ
る配管に被着される配管用蓋に洗浄ノズルを設けた。従
って、配管は、配管用蓋を被着されて塵埃、異物の侵入
を防止された状態で同時に、洗浄ノズルから供給される
洗浄液により洗浄される。また、洗浄液の外部への飛散
は、配管用蓋により確実に防止できる。これにより、外
部の洗浄ホース等を用いることなく簡易に、且つ塵埃、
異物の侵入を伴うことなく、配管を洗浄できる。
【0015】請求項2の発明によれば下記、の作用
がある。 配管接続装置の配管を昇降する昇降装置が支持された
可動台を弾性部材を介して支持台に支持し、昇降装置が
配管の接続口を液体コンテナの排出口に圧接したことの
反力により、可動台を介して弾性部材を圧縮するように
した。従って、配管を上昇させている間は、配管の接続
口は弾性部材の圧縮弾発力により液体コンテナの排出口
に確実に常に圧接され、液体コンテナと配管との接続の
確実性を確保できる。
【0016】配管接続装置の配管を昇降する昇降装置
が支持された可動台を弾性部材を介して支持台に支持
し、昇降装置が配管の接続口を液体コンテナの排出口に
圧接したことの反力により、可動台を介して弾性部材を
圧縮するようにした結果、配管の接続端部の構造を、コ
ンタミ等の原因となるような複雑な構造にする必要がな
くなり、簡素化されて洗浄性に優れたものにできる。
【0017】請求項3の発明によれば下記、の作用
がある。 液体コンテナは排出口に液垂れ防止キャップを備え、
液垂れ防止キャップは、バルブ開閉装置により開閉され
る。これにより、液体コンテナの排出口に配管が接続さ
れる前後に、該排出口を液垂れ防止キャップによって閉
じることにより、液体コンテナの排出口からの液垂れを
直ちに防止し、排出ステーション等の周辺機器の汚損
や、搬送機器、搬送路の汚損を確実に防止できる。
【0018】液体コンテナは排出口を下方に向けて開
口したことにより、重力による内容液の排出性を向上
し、バルブや排出口に付着する残液を少なくし、液垂れ
防止キャップの負荷を最小限にできる。
【0019】請求項4の発明によれば下記の作用があ
る。 配管用蓋の上部に液垂れ防止パンを設けた。これによ
り、液垂れ防止キャップの開時、及び排出後の配管の離
隔時に、液体コンテナの排出口からの液垂れを液垂れ防
止パンに受け、排出ステーションでの周辺機器の汚損を
防止できる。
【0020】請求項5の発明によれば下記の作用があ
る。 液体コンテナが、排出口から排出される液体の流れの
外径を縮径する縮流管を該排出口に設けた。従って、液
体コンテナにおける排出口の取付寸法誤差により、液体
コンテナの排出口の中心と、この排出口に接続される配
管の接続口の中心とに芯ずれを生ずる可能性があると
き、縮流管の外郭が配管の接続口の内径に対し、両者の
芯ずれの公差の内側にあるように設定できる。これによ
り、排出口からの流れを、必ず縮流管により縮径されて
配管の接続口の端面に衝突することなくスムースに接続
口の側に流入させ、液体コンテナから配管への液体の移
動のスムースを図ることができる。
【0021】請求項6の発明によれば下記の作用があ
る。 液体コンテナのバルブを開いたときに、排出口から排
出される液体の流れ方向を整流器により強制的に鉛直下
向きに整流し、この液体が接続配管の接続口の周囲にふ
りかかるのを防止でき、液体コンテナから配管への液体
の移動の円滑を確保できる。バルブがボールバルブから
なるとき、バルブポートが斜めになる状態で液体が排出
されることがあり、液体の流れがこの斜めのバルブポー
トにガイドされて乱れ易く、整流器の作用は顕著にな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は液体コンテナを示す正面
図、図2は図1の側面図、図3は液体コンテナに設けた
バルブと液垂れ防止キャップを示す正面図、図4は図3
の側面部分断面図、図5は液体コンテナの排出口に設け
た整流器を示す模式図、図6は液体コンテナ計量排出装
置を示す正面部分断面図、図7は図6の側面部分断面
図、図8はバルブ開閉装置の待機状態を示す斜視図、図
9はバルブ開閉装置の作業状態を示す斜視図、図10は
配管接続装置を示す斜視図、図11は配管用蓋着脱装置
を一部破断して示す正面図、図12は図11の平面図、
図13は排出ステーションへの液体コンテナ搬入状態を
示す模式図、図14は昇降台の上昇動作を示す模式図、
図15は液垂れ防止キャップの開き動作とバルブ係合部
の係合動作を示す模式図、図16は配管用蓋の退避動作
を示す模式図、図17は配管の上昇接続動作を示す模式
図、図18はバルブの開き動作を示す模式図、図19は
バルブの閉じ動作を示す模式図、図20は配管の下降動
作を示す模式図、図21は配管用蓋の侵入動作を示す模
式図、図22は液垂れ防止キャップの閉じ動作とバルブ
係合部の離脱操作を示す模式図、図23は昇降台の下降
動作を示す模式図、図24は液体コンテナを搬出した排
出ステーションを示す模式図、図25は配管洗浄動作を
示す模式図である。
【0023】(液体コンテナ10)(図1〜図5) 液体コンテナ10は、図1、図2に示す如く、液体を注
入する蓋11、液の注入や排出に伴う空気の出入口であ
る空気口装置12を備えたコンテナ本体10Aを有し、
コンテナ本体10Aの下部外周に設けられた複数本(本
実施形態では4本)のコンテナ支持脚13を備える。コ
ンテナ支持脚13は左右のフォークポケット14を備
え、フォークポケット14の下面にウレタンパッド15
を備える。
【0024】液体コンテナ10は、図3、図4に示す如
く、コンテナ本体10Aの底部に設けられた排出管16
が形成する排出通路を開閉するバルブ17、及びコンテ
ナ支持脚13によって区画形成される保護空間内に位置
する上記排出通路の排出口18を有する。バルブ17
は、手動開閉式2方ボールバルブを採用でき、棒状のハ
ンドル17Aを備える。
【0025】液体コンテナ10は、排出口18を下方に
向けて開口し、排出口18から排出される液体の流れ方
向を排出口18に沿って鉛直下向きに整流する整流器1
9を該排出口18に設けている。整流器19は、図5に
示す如く、円板状の取付プレート19Aに設けた複数個
(本実施形態では4個)の孔のそれぞれに短管状の整流
筒19Bを溶接して構成される。整流器19は、バルブ
17の側の第1排出口管21と、後述する液垂れ防止キ
ャップ25が取付けられる第2排出口管22との間に、
ゴムシール材23とともにその取付プレート19Aの外
縁部を挟んだ状態で、第1排出口管21に螺着されるナ
ット24により第2排出口管22の基端フランジ22A
を締め付け固定することにより取着される。
【0026】このとき、整流器19は縮流管を兼ねる。
即ち、縮流管19は、排出口18から排出される液体の
流れの外径を排出口18の内径より縮径する。即ち、液
体コンテナ10における排出口18の取付寸法誤差によ
り、液体コンテナ10の排出口18の中心と、この排出
口18に接続される後述の受入れ配管71の接続口72
の中心とに芯ずれを生ずる可能性があるとき、縮流管1
9の外郭(全整流筒19Bの外郭)が配管71の接続口
72の内径に対し、両者の芯ずれの公差の内側にあるよ
うに設定できる。これにより、排出口18からの流れ
を、必ず縮流管19により縮径して配管71の接続口7
2の端面に衝突することなくスムースに接続口72の側
に流入させることができる。
【0027】尚、整流器兼縮流管19は、単一の短管か
らなるもの、或いはハニカム状の多孔中空体からなるも
のであっても良い。
【0028】液体コンテナ10は、液垂れ防止キャップ
25を有する。液垂れ防止キャップ25は、第2排出口
管22に設けた左右の軸受26Aに枢着される揺動軸2
6に固定される蓋体27により、第2排出口管22が形
成する排出口18を開閉可能とし、蓋体27を閉じ方向
に付勢するねじりコイルばねからなる弾性部材28を第
2排出口管22の左右の軸受26Aと蓋体27の左右の
基部27Aとの間に介装してある。蓋体27は第2排出
口管22の先端フランジ22Bに接する閉じ状態で、そ
の先端フランジ22Bの外周を囲む上向きリブ27Bを
備える。また、液垂れ防止キャップ25は、外力を受け
て蓋体27を開く、ローラーからなる左右の開操作部2
9を蓋体27の左右の基部27Aに備える。左右の開操
作部29は液体コンテナ10における排出管16、バル
ブ17、排出口管21、22の取付寸法誤差に対応でき
る横幅を備える。尚、液垂れ防止キャップ25は、蓋体
27の背面にキャップ開検知用ドグ27Cを備える。
【0029】即ち、液体コンテナ10は、図6、図7に
示す如く、後述する排出ステーションにおいて、液体コ
ンテナ計量排出装置を構成する架台30に搬入され、該
排出ステーションに用意される受入れ配管71に内容液
を排出するとき、架台30に装備してある配管接続装置
70により配管71を排出口18に接続した状態で、架
台30に装備してあるバルブ開閉装置40により上述の
液垂れ防止キャップ25を開き、続いてバルブ17を開
いて内容液を排出する。排出後には、バルブ開閉装置4
0によりバルブ17を閉じ、配管接続装置70により配
管71を排出口18から離し、続いて液垂れ防止キャッ
プ25を閉じることにより、排出口18からの液垂れを
防止する。また、架台30は配管用蓋90を備えてお
り、液体コンテナ10の排出口18に接続されていない
配管71への塵埃、異物の侵入を防止する。以下、液体
コンテナ計量排出装置を構成する架台30、バルブ開閉
装置40、配管接続装置70、配管用蓋90について説
明する。
【0030】(架台30)(図6、図7) 架台30は、図6、図7に示す如く、排出ステーション
の基台31の上にロードセル32(計量装置)を介して
設置され、液体コンテナ10のコンテナ支持脚13の左
右のフォークポケット14が形成する矩形状外縁部を自
動調芯的にガイドして該コンテナ支持脚13を位置決め
支持する位置決め支持部33(位置決め手段)を四隅に
備える。位置決め支持部33は、上方に拡がるテーパ状
ガイド側壁部33A、テーパ状ガイド側壁部33Aの下
部につながるストレート状位置決め側壁部33B、スト
レート状位置決め側壁部33Bの下部に設けられる支持
底部33Cとからなる。
【0031】架台30の内側で、コンテナ支持脚13を
位置決め支持部33に位置決め支持された液体コンテナ
10の排出口18には、液体コンテナ10が排出する内
容液を受入れる配管71が接続可能とされる。液体コン
テナ10からの内容液の排出量は、その排出中にロード
セル32の計量値の変化(減少分)により計量できる。
【0032】尚、架台30は、ロードセル32の上に設
置され、液体コンテナ10を位置決め支持する他、バル
ブ開閉装置40、配管接続装置70、配管用蓋90を支
持し、配管接続装置70に支持される配管71をフレキ
シブル配管(不図示)によって液体供給先の反応槽等に
接続してある。これにより、ロードセル32は、配管7
1に接続されるフレキシブル配管以下の影響を排除し、
その計量値の減少変化分により上述の如く、液体コンテ
ナ10からの内容液の排出量を計量できるものとしてい
る。
【0033】(バルブ開閉装置40)(図6、図7、図
8、図9) バルブ開閉装置40は、排出ステーションの架台30に
設けられ、架台30に固定される固定台41に、昇降台
42と前後進台43とを備える。
【0034】昇降台42は、固定台41に略鉛直方向に
設けた昇降ガイド42Aに昇降方向をガイドされるとと
もに、エアシリンダからなる昇降装置44を内蔵し、昇
降装置44の作動により図8の下降レベルと図9の上昇
レベルとの間で昇降される。
【0035】前後進台43は、昇降台42に略水平に設
けた前後進ガイド45に前後進方向をガイドされるとと
もに、エアシリンダからなる前後進装置46を内蔵し、
前後進装置46の作動により架台30に位置決めされた
液体コンテナ10のバルブ17に対して図8の後退位置
と図9の前進位置との間で前後進される。
【0036】昇降装置44は回転式エアシリンダ(流体
圧シリンダ)からなるバルブハンドル回転装置47(バ
ルブ回転手段)を搭載し、バルブハンドル回転装置47
にバルブ係合部49を備える。バルブハンドル回転装置
47は昇降装置44が昇降台42を下降レベルと上昇レ
ベルとの間で昇降させることに伴い、待機位置と作業位
置とに切換設定され、バルブハンドル回転装置47が作
業位置に設定された状態で、前後進装置46の作動によ
りバルブ係合部49を液体コンテナ10のバルブ17の
ハンドル17Aに係合せしめる。バルブ係合部49は液
体コンテナ10のバルブ17のハンドル17Aに該バル
ブ17の開閉方向にて係合でき、バルブハンドル回転装
置47の作動によりバルブ17の開閉方向に回転され、
結果としてバルブ17を開閉する。
【0037】バルブ係合部49は、バルブハンドル回転
装置47の枢軸に一端を固定した矩形の回転板48の他
端に一対をなす長短2つのピン49A、49Bのそれぞ
れを設け、バルブハンドル回転装置47の枢軸に対して
クランク状に設けられている。両ピン49A、49Bは
バルブ17のハンドル17Aを挟んで該バルブ17の開
閉方向にて該ハンドル17Aに係合できる。バルブ係合
部49は、バルブ17のハンドル17Aに開き方向の外
力を加える方のピンを長尺ピン49Aとしている。
【0038】尚、バルブ開閉装置40は、昇降装置44
が昇降台42を上昇レベルに保持するストッパピン50
(ストッパ手段)を備える。ストッパピン50は、固定
台41の所定高さの所に固定されたエアシリンダ51に
より略水平に伸縮し、昇降台42に略水平に設けた孔4
2Bに挿入されて昇降台42の昇降をロックする。
【0039】バルブ開閉装置40は、液体コンテナ10
の液垂れ防止キャップ25の左右の開操作部29に外力
を付与し、液垂れ防止キャップ25の蓋体27を開く左
右のキャップ開閉爪52(キャップ開閉手段)を備え
る。本実施形態では、左右のキャップ開閉爪52は昇降
台42に設けられ、昇降台42が昇降装置44により下
降レベルから上昇レベルに上昇する過程で、該昇降台4
2の上昇動作により液垂れ防止キャップ25の左右の開
操作部29を下から上に押上げ、結果として蓋体27を
揺動軸26まわりで揺動して開く(図4)。
【0040】バルブ開閉装置40は、制御装置60(不
図示)により制御されて駆動される。制御装置60は、
昇降装置44を制御し、キャップ開閉爪52により液垂
れ防止キャップ25を開閉制御する。また、制御装置6
0は、前後進装置46を制御し、バルブ係合部49をバ
ルブ17のハンドル17Aに係脱し、バルブハンドル回
転装置47を制御し、バルブ係合部49を回転させてバ
ルブ17を開閉制御する。
【0041】このとき、液体コンテナ10にあっては、
バルブ17を開く前に、液垂れ防止キャップ25を必ず
開いておく必要がある。液垂れ防止キャップ25が未だ
閉じ状態にあるときに、バルブ17が開かれる場合に
は、液体コンテナ10から排出された内容液が液垂れ防
止キャップ25を押し開く過程で液垂れ防止キャップ2
5が内容液によって汚損されるとともに、内容液が液垂
れ防止キャップ25の外周から四方へ飛散して周辺汚損
する。従って、制御装置60は、昇降装置44により昇
降台42を上昇レベルに設定し、バルブハンドル回転装
置47及びバルブ係合部49を作業位置に設定すると
き、ハンドル位置検出器61により、ハンドル17Aの
枢軸部分(基端部)の位置検知を行なうとともに、液垂
れ防止キャップ25を開き、キャップ開検知器62によ
り、液垂れ防止キャップ25の開完了を検知する。そし
て、制御装置60は、この液垂れ防止キャップ25の開
検知を、バルブハンドル回転装置47によりバルブ係合
部49を回転させてバルブ17を開く条件とする。
【0042】ハンドル位置検知器61は、昇降台42に
設けられ、液体コンテナ10の閉じ位置にあるバルブ1
7のハンドル17Aに衝合可能とされる検知板61A
と、検知板61Aをハンドル17Aとの衝合方向に付勢
するばね61Bと、検知板61Aがハンドル17Aに衝
合して押下されることによりオンする近接スイッチ61
Cとからなる。
【0043】キャップ開検知器62は、前後進台43に
設けられ、液体コンテナ10の開き状態にある液垂れ防
止キャップ25の蓋体27のキャップ開検知用ドグ27
Cに衝合可能とされるローラー付検知アーム62Aと、
検知アーム62Aがドグ27Bに衝合して回動すること
によりオンするリミットスイッチ62Bとからなる。
【0044】(配管接続装置70)(図6、図7、図1
0) 配管接続装置70は、排出ステーションの架台30に設
けられ、受入れ配管71の接続口72を液体コンテナ1
0の排出口18から離す待機位置と、排出口18に接す
る接続位置と、更に配管用蓋90の移動時に配管用蓋9
0から離れる逃げ位置の3位置に切換設定するものであ
る。
【0045】配管接続装置70は、図10に示す如く、
架台30に結合されて吊下げ支持された支持台73を備
え、支持台73にコイルばねからなる弾性部材74を介
して支持された可動台75と、可動台75に支持された
昇降装置76とを有する。可動台75は、支持台73に
立設された複数(本実施形態では4本)の昇降ガイド7
7にガイドされ、弾性部材74の弾性変位の範囲で上下
に変位可能に支持される。
【0046】昇降装置76は、クローゼモータからな
り、内蔵ウォームギヤ減速機により回転される昇降ねじ
78を備え、この昇降ねじ78に螺合の配管支持具79
を介して配管71を昇降する。配管支持具79も複数
(本実施形態では2本)の昇降ガイド77にガイドされ
ている。配管接続装置70は、支持台73に複数個(本
実施形態では3個)のガイドローラー80を備え、3個
のガイドローラー80は3方から配管71に添設して配
管71の中心を保持する。
【0047】配管71は接続口72にフランジ72Aを
備え、フランジ72Aの上端の内縁部と外縁部にリブ7
2Bを立上げ、リブ72B内にシールスポンジ72Cの
基部を嵌合保持している(図11)。配管接続装置70
により配管71の接続口72が液体コンテナ10の排出
口18に接続されるときには、上述のシールスポンジ7
2Cの端面が液体コンテナ10の側で排出口18を形成
する前述の第2排出口管22の先端フランジ22Bの端
面に密着する。シールスポンジ72Cは、液体コンテナ
10における排出管16、バルブ17、排出口管21、
22の取付寸法誤差に対応できる幅を備える。
【0048】配管接続装置70は、昇降装置76が配管
71の接続口72を接続位置に設定したとき、接続口7
2のシールスポンジ72Cを液体コンテナ10の側の第
2排出口管22の先端フランジ22Bに圧接したことの
反力により、可動台75を下方変位せしめて弾性部材7
4を圧縮変形する。
【0049】配管接続装置70は、前述の制御装置60
により制御されて駆動される。このとき、配管接続装置
70は、昇降装置76による配管71の昇降経路上の3
位置に、配管支持具79の移動を検知する上限検知リミ
ットスイッチ81、中限検知リミットスイッチ82、下
限検知リミットスイッチ83を備え(図17)、それら
のリミットスイッチ81〜83のオンにより配管71の
接続口72が接続位置、待機位置、逃げ位置のそれぞれ
に設定されたことを検知する。また、配管接続装置70
は、昇降装置76が配管71の接続口72を接続位置に
設定し、その接続の反力により可動台75が弾性部材7
4を圧縮変形させて下降したことを、支持台73に設け
た近接スイッチ84により検知する。
【0050】制御装置60は、配管接続装置70が配管
71の接続口72を液体コンテナ10の排出口18に接
続したことを、上限検知リミットスイッチ81と、近接
スイッチ84の両者がともにオンしたことにより判定
し、この判定を得たことを条件に昇降装置76を停止制
御する。
【0051】(配管用蓋90)(図6、図7、図10、
図11、図12) 配管用蓋90は、排出ステーションの架台30に設けら
れ、配管接続装置70によって待機位置にある受入れ配
管71の接続口72に被着され、接続口72Aの塵埃、
異物の侵入を防止する。
【0052】架台30は、図11、図12に示す如く、
支持台91を支持し、この支持台91において配管71
が上下に貫通する部分の両側にガイドロッド92を設
け、両ガイドロッド92に支持されたスライドユニット
93の上部に配管用蓋90を備える。また、支持台91
にはエアシリンダからなる蓋着脱装置94が設けられ、
蓋着脱装置94に配管用蓋90を連結し、配管用蓋90
を配管71の接続口72に被着する前進位置と、接続口
72から退避する後退位置とに切換設定する。蓋着脱装
置94が配管用蓋90を上述の如くに作動するとき、前
述の配管接続装置70は配管71の接続口72を待機位
置から下げた逃げ位置に設定する。
【0053】配管用蓋90は、円筒状枠材90Aの中
に、上下の板90B、90Cを密着して設け、下板90
Cにより配管71の接続口72を閉じる。即ち、配管7
1の接続口72が待機位置に設定されるとき、接続口7
2のシールスポンジ72Cは下板90Cに密着せしめら
れる。
【0054】配管用蓋90は、枠材90Aと上板90B
により液垂れ防止パン95を形成する。換言すれば、配
管用蓋90と液垂れ防止パン95とは一体に形成されて
いる。液垂れ防止パン95は、前進位置において液体コ
ンテナ10の排出口18の直下に位置し、液体コンテナ
10の液垂れ防止キャップ25の開時、及び排出後の配
管71の離隔時に、液体コンテナ10の排出口18から
の液垂れを受けて回収する。
【0055】配管用蓋90は、枠材90Aと上下の板9
0B、90Cにより洗浄液供給チャンバ96を形成し、
枠材90Aに洗浄液取入口97Aを介してフレキシブル
洗浄液供給管97を接続し、下板90Cの中央に洗浄ノ
ズル98を備える。洗浄ノズル98は、配管71への液
体排出後に、配管71の接続口72が配管用蓋90によ
り閉じられている状態下で、配管71にスプレー状洗浄
液を噴出供給して配管71を洗浄する。
【0056】液体コンテナ計量排出装置による計量排出
動作と洗浄動作は以下の如くなされる(図13〜図2
5)。 (計量排出動作) (1) クレーン等により、液体コンテナ10を排出ステー
ションの架台30に搬入する(図13)。液体コンテナ
10のコンテナ支持脚13が架台30の位置決め支持部
33に位置決め支持される。
【0057】(2) バルブ開閉装置40の昇降装置44に
より、昇降台42を下降レベルから上昇レベルに上昇さ
せ、バルブハンドル回転装置47及びバルブ係合部49
を待機位置から作業位置に設定する(図14)。制御装
置60は、昇降台42が上昇レベルに到達したことを、
昇降装置44に設けてある上昇検知センサ44Aにより
検知する。このとき、制御装置60は、昇降台42に設
けてあるハンドル位置検知器61によりハンドル17A
の枢軸部分が定位置にあることを確認し、ストッパピン
50を昇降台42の孔42Bに挿入して昇降台42の昇
降を防止する。
【0058】尚、昇降台42の上昇時に、昇降台42に
設けてあるキャップ開閉爪52が液体コンテナ10の液
垂れ防止キャップ25の蓋体27に設けてある開操作部
29を押上げ、蓋体27を開く(図15)。続いて、前
後進装置46により、前後進台43を後退位置から前進
位置に前進し、前後進台43に搭載してあるバルブハン
ドル回転装置47が備えるバルブ係合部49のピン49
A、49Bをバルブ17のハンドル17Aに係合する
(図15)。このとき、制御装置60は、前後進台43
に設けてあるキャップ開検知器62により液垂れ防止キ
ャップ25の蓋体27が開状態にあることを検知する。
【0059】(3) 配管接続装置70の昇降装置76によ
り配管71の接続口72を配管用蓋90に接している待
機位置から逃げ位置に下降する(図16)。制御装置6
0は、接続口72が逃げ位置に切換えられたことを下限
検知リミットスイッチ83により検知する。
【0060】続いて、蓋着脱装置94により配管用蓋9
0を後退位置に退避させる(図16)。制御装置60
は、蓋着脱装置94に設けられている後退検知センサ
(不図示)により配管用蓋90の退避を検知する。
【0061】(4) 配管接続装置70の昇降装置76によ
り配管71の接続口72を液体コンテナ10の排出口1
8に接続する接続位置に上昇する(図17)。制御装置
60は、上限検知リミットスイッチ81と、支持台73
に設けた近接スイッチ84により、接続口72が排出口
18に密着したことを検知する。
【0062】(5) バルブハンドル回転装置47により、
バルブ係合部49(ピン49A、49B)をバルブ17
の開き方向に回転し、バルブ17を開く(図18)。こ
れにより、液体コンテナ10の内容液が排出口18から
排出される。制御装置60は、バルブハンドル回転装置
47に設けてあるバルブ開検知センサ(不図示)により
バルブ17の開状態を検知する。
【0063】(6) 架台30のロードセル32により、液
体コンテナ10の内容液の排出量を計量し、所定の排出
量が計量された時点で、バルブハンドル回転装置47に
よりバルブ係合部49(ピン49A、49B)をバルブ
17の閉じ方向に回転し、バルブ17を閉じる(図1
9)。制御装置60は、バルブハンドル回転装置47に
設けてあるバルブ閉検知センサ(不図示)によりバルブ
17の閉状態を検知する。
【0064】(7) 配管接続装置70の昇降装置76によ
り配管71の接続口72を液体コンテナ10の排出口1
8に接続している接続位置から逃げ位置に下降する(図
20)。制御装置60は、接続口72が逃げ位置に切換
えられたことを下限検知リミットスイッチ83により検
知する。
【0065】(8) 蓋着脱装置94により配管用蓋90を
前進位置に侵入させる(図21)。制御装置60は、蓋
着脱装置94に設けてある前進検知センサ(不図示)に
より配管用蓋90の侵入を検知する。
【0066】続いて、配管接続装置70の昇降装置76
により配管71の接続口72を配管用蓋90と接する待
機位置に上昇する。制御装置60は、接続口72が待機
位置に切換えられたことを中限検知リミットスイッチ8
2により検知する。
【0067】(9) 前後進装置46により、前後進台43
を前進位置から後退位置に後退し、バルブ係合部49の
ピン49A、49Bをバルブ17のハンドル17Aから
離脱する(図22)。
【0068】次いで、ストッパピン50を昇降台42の
孔42Bから抜き出して昇降台42の昇降の防止を解除
した後、昇降装置44により、昇降台42を上昇レベル
から下降レベルに下降させ、バルブハンドル回転装置4
7及びバルブ係合部49を作業位置から待機位置に設定
する(図23)。制御装置60は、昇降台42が下降レ
ベルに到達したことを、昇降装置44に設けてある下降
検知センサ44Bにより検知する。
【0069】昇降台42の下降時に、昇降台42に設け
てあるキャップ開閉爪52が液体コンテナ10の液垂れ
防止キャップ25の蓋体27に設けてある開操作部29
から離れ、蓋体27は弾性部材28の付勢力により閉じ
る(図22)。
【0070】(10)クレーン等により、液体コンテナ10
を排出ステーションの架台30から搬出する(図2
4)。
【0071】(洗浄動作) (1) 制御装置60は、配管接続装置70の昇降装置76
により配管71の接続口72が配管用蓋90に接してい
ることを、中限検知リミットスイッチ82のオンにより
確認する(図25)。
【0072】(2) 洗浄液供給管97のバルブを開き、配
管用蓋90の洗浄ノズル98から配管71にスプレー状
洗浄液を噴射供給し、配管71の洗浄を行なう(図2
5)。
【0073】尚、この配管71の洗浄は、配管71が接
続されている反応槽等の洗浄時に行なう。
【0074】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 液体コンテナ10からの内容液の排出後に、待機位置
にある配管71に被着される配管用蓋90に洗浄ノズル
98を設けた。従って、配管71は、配管用蓋90を被
着されて塵埃、異物の侵入を防止された状態で同時に、
洗浄ノズル98から供給される洗浄液により洗浄され
る。また、洗浄液の外部への飛散は、配管用蓋90によ
り確実に防止できる。これにより、外部の洗浄ホース等
を用いることなく簡易に、且つ塵埃、異物の侵入を伴う
ことなく、配管71を洗浄できる。
【0075】配管接続装置70の配管71を昇降する
昇降装置76が支持された可動台75を弾性部材74を
介して支持台73に支持し、昇降装置76が配管71の
接続口72を液体コンテナ10の排出口18に圧接した
ことの反力により、可動台75を介して弾性部材74を
圧縮するようにした。従って、配管71を上昇させてい
る間は、配管71の接続口72は弾性部材74の圧縮弾
発力により液体コンテナ10の排出口18に確実に常に
圧接され、液体コンテナ10と配管71との接続の確実
性を確保できる。
【0076】配管接続装置70の配管71を昇降する
昇降装置76が支持された可動台75を弾性部材74を
介して支持台73に支持し、昇降装置76が配管71の
接続口72を液体コンテナ10の排出口18に圧接した
ことの反力により、可動台75を介して弾性部材74を
圧縮するようにした結果、配管71の接続端部の構造
を、コンタミ等の原因となるような複雑な構造にする必
要がなくなり、簡素化されして洗浄性に優れたものであ
る。
【0077】液体コンテナ10は排出口18に液垂れ
防止キャップ25を備え、液垂れ防止キャップ25は、
バルブ開閉装置40により開閉される。これにより、液
体コンテナ10の排出口18に配管71が接続される前
後に、該排出口18を液垂れ防止キャップ25によって
閉じることにより、液体コンテナ10の排出口18から
の液垂れを直ちに防止し、排出ステーション等の周辺機
器の汚損や、搬送機器、搬送路の汚損を確実に防止でき
る。
【0078】液体コンテナ10は排出口18を下方に
向けて開口したことにより、重力による内容液の排出性
を向上し、バルブ17や排出口18に付着する残液を少
なくし、液垂れ防止キャップ25の負荷を最小限にでき
る。
【0079】配管用蓋90の上部に液垂れ防止パン9
5を設けた。これにより、液垂れ防止キャップ25の開
時、及び排出後の配管71の離隔時に、液体コンテナ1
0の排出口18からの液垂れを液垂れ防止パン95に受
け、排出ステーションでの周辺機器の汚損を防止でき
る。
【0080】液体コンテナ10が、排出口18から排
出される液体の流れの外径を縮径する縮流管19を該排
出口18に設けた。従って、液体コンテナ10における
排出口18の取付寸法誤差により、液体コンテナ10の
排出口18の中心と、この排出口18に接続される配管
71の接続口72の中心とに芯ずれを生ずる可能性があ
るとき、縮流管19の外郭が配管71の接続口72の内
径に対し、両者の芯ずれの公差の内側にあるように設定
できる。これにより、排出口18からの流れを、必ず縮
流管19により縮径されて配管71の接続口72の端面
に衝突することなくスムースに接続口72の側に流入さ
せ、液体コンテナ10から配管71への液体の移動のス
ムースを図ることができる。
【0081】液体コンテナ10のバルブ17を開いた
ときに、排出口18から排出される液体の流れ方向を整
流器19により強制的に鉛直下向きに整流し、この液体
が受入れ配管71の接続口72の周囲にふりかかるのを
防止でき、液体コンテナ10から配管71への液体の移
動の円滑を確保できる。バルブ17がボールバルブ17
からなるとき、バルブポートが斜めになる状態で液体が
排出されることがあり、液体の流れがこの斜めのバルブ
ポートにガイドされて乱れ易く、整流器19の作用は顕
著になる。
【0082】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0083】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液体コン
テナから排出される液体を受入れた配管を簡易に、且つ
塵埃、異物の侵入の虞を伴うことなく洗浄することがで
き、洗浄性に優れる。
【0084】また、本発明によれば、接続する配管を上
昇接続させている間は、液体コンテナの排出口と配管と
を常に圧接してシールし接続の確実性を確保できるとと
もに、接続する配管の接続端部が簡素化できて洗浄性に
優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は液体コンテナを示す正面図である。
【図2】図2は図1の側面図である。
【図3】図3は液体コンテナに設けたバルブと液垂れ防
止キャップを示す正面図である。
【図4】図4は図3の側面部分断面図である。
【図5】図5は液体コンテナの排出口に設けた整流器を
示す模式図である。
【図6】図6は液体コンテナ計量排出装置を示す正面部
分断面図である。
【図7】図7は図6の側面部分断面図である。
【図8】図8はバルブ開閉装置の待機状態を示す斜視図
である。
【図9】図9はバルブ開閉装置の作業状態を示す斜視図
である。
【図10】図10は配管接続装置を示す斜視図である。
【図11】図11は配管用蓋着脱装置を一部破断して示
す正面図である。
【図12】図12は図11の平面図である。
【図13】図13は排出ステーションへの液体コンテナ
搬入状態を示す模式図である。
【図14】図14は昇降台の上昇動作を示す模式図であ
る。
【図15】図15は液垂れ防止キャップの開き動作とバ
ルブ係合部の係合動作を示す模式図である。
【図16】図16は配管用蓋の退避動作を示す模式図で
ある。
【図17】図17は配管の接続動作を示す模式図であ
る。
【図18】図18はバルブの開き動作を示す模式図であ
る。
【図19】図19はバルブの閉じ動作を示す模式図であ
る。
【図20】図20は配管の下降動作を示す模式図であ
る。
【図21】図21は配管用蓋の侵入動作を示す模式図で
ある。
【図22】図22は液垂れ防止キャップの閉じ動作とバ
ルブ係合部の離脱操作を示す模式図である。
【図23】図23は昇降台の下降動作を示す模式図であ
る。
【図24】図24は液体コンテナを搬出した排出ステー
ションを示す模式図である。
【図25】図25は配管洗浄動作を示す模式図である。
【符号の説明】 10 液体コンテナ 17 バルブ 18 排出口 19 整流器兼縮流管 25 液垂れ防止キャップ 30 架台 31 基台 32 ロードセル(計量装置) 40 バルブ開閉装置 70 配管接続装置 71 配管 72 接続口 73 支持台 74 弾性部材 75 可動台 76 昇降装置 90 配管用蓋 95 液垂れ防止パン 98 洗浄ノズル
フロントページの続き Fターム(参考) 3E062 AA20 AB01 AC03 BA07 BB06 BB10 CA02 KA01 KA04 KB03 KB17 KC07 3E070 AA25 AB09 AB10 CA03 CA20 CB10 CB12 CB20 CC02 DA01 GB04 GB09 GB20 PA20 QA01 QA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ本体の底部にバルブを介して下
    方に向けて開口する排出口を備えた液体コンテナを架台
    に搬入し、液体コンテナの排出口に接続される配管に内
    容液を排出する液体コンテナ計量排出装置において、 架台に、バルブ開閉装置と、配管接続装置と、配管用蓋
    と、計量装置とを備え、 バルブ開閉装置は、液体コンテナが備えるバルブに該バ
    ルブの開閉方向の回転力を付与して該バルブを開閉可能
    とし、 配管接続装置は、配管の接続口を液体コンテナの排出口
    から離す待機位置と、該排出口に接する接続位置の少な
    くとも2位置に切換設定可能とし、 配管用蓋は、待機位置にある配管の接続口に被着可能と
    されるとともに、該配管に洗浄液を供給する洗浄ノズル
    を備えてなり、 計量装置は、液体コンテナに接続された配管への内容液
    の排出量をその排出中に計量可能としてなることを特徴
    とする液体コンテナ計量排出装置。
  2. 【請求項2】 コンテナ本体の底部にバルブを介して下
    方に向けて開口する排出口を備えた液体コンテナを基台
    上の架台に搬入し、液体コンテナの排出口に接続される
    配管に内容液を排出する液体コンテナ計量排出装置にお
    いて、 架台にバルブ開閉装置と配管接続装置とを備えるととも
    に、架台と基台の間に計量装置を備え、 バルブ開閉装置は、液体コンテナが備えるバルブに該バ
    ルブの開閉方向の回転力を付与して該バルブを開閉可能
    とし、 配管接続装置は、前記架台に結合された支持台と、支持
    台に弾性部材を介して支持された可動台と、可動台に支
    持された昇降装置とを有し、昇降装置により配管を支持
    して昇降し、該配管の接続口を待機位置と接続位置の少
    なくとも2位置に切換設定可能としてなり、昇降装置が
    配管の接続口を接続位置に設定したとき、昇降装置は配
    管の接続口を液体コンテナの排出口に圧接したことの反
    力により可動台を変位させて弾性部材を圧縮可能として
    なり、 計量装置は、液体コンテナに接続された配管への内容液
    の排出量をその排出中に計量可能としてなることを特徴
    とする液体コンテナ計量排出装置。
  3. 【請求項3】 前記液体コンテナに、排出口を閉塞可能
    とする液垂れ防止キャップを備え、 バルブ開閉装置は、液体コンテナが備える液垂れ防止キ
    ャップを開閉可能とする請求項1又は2記載の液体コン
    テナ計量排出装置。
  4. 【請求項4】 前記配管用蓋の上部に、液体コンテナの
    排出口からの液垂れを受ける液垂れ防止パンを備える請
    求項1〜3のいずれか1つに記載の液体コンテナ計量排
    出装置。
  5. 【請求項5】 前記液体コンテナが、排出口から排出さ
    れる液体の流れの外径を縮径する縮流管を該排出口に設
    けてなる請求項1〜4のいずれか1つに記載の液体コン
    テナ計量排出装置。
  6. 【請求項6】 前記液体コンテナが、排出口から排出さ
    れる液体の流れ方向を鉛直下向きに整流する整流器を該
    排出口に設けてなる請求項1〜5のいずれか1つに記載
    の液体コンテナ計量排出装置。
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