JP2896731B2 - 処理液供給装置 - Google Patents

処理液供給装置

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JP2896731B2
JP2896731B2 JP4327693A JP4327693A JP2896731B2 JP 2896731 B2 JP2896731 B2 JP 2896731B2 JP 4327693 A JP4327693 A JP 4327693A JP 4327693 A JP4327693 A JP 4327693A JP 2896731 B2 JP2896731 B2 JP 2896731B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、処理液を貯留する処
理液収容部から移送される処理液を被処理体に供給して
処理する処理液供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスの製造工程にお
いて、被処理体である半導体ウエハやLCD用ガラス基
板上にフォトリソグラフィー技術を用いて所定の回路パ
ターンの転写を行っており、このような工程において
は、被処理体上に感光剤であるフォトレジスト液を塗布
するためのレジスト塗布装置が用いられている。
【0003】このような塗布装置は、レジスト収容部に
貯留されているレジスト液を例えば窒素(N2 )ガス等
の加圧気体にて圧送し、これを処理液供給ノズルからウ
エハ表面上に所定のレジスト液を供給し、その後、スピ
ンチャックによりウエハを高速回転させてレジスト液を
ウエハ表面全面に拡散させて、均一なコーティング膜を
得るようになっている。この場合、レジスト液収容部
は、レジスト液を収容する瓶等の容器にて形成されてお
り、この容器の開口部に装着される処理液移送チューブ
付の蓋体に、N2 ガス供給源であるN2 ガスボンベに接
続するN2 ガス供給管を連結すると共に、処理液供給ノ
ズルに接続するレジスト液移送管を連結してなり、容器
内のレジスト液が無くなったとき、新しいレジスト液収
容容器にN2 ガス供給管及びレジスト液移送管を連結す
る処理液移送チューブ付蓋体を装着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の処理液供給装置においては、前回使用した処理
液移送チューブ付蓋体を新しいレジスト液収容容器に装
着するため、前回使用したレジスト液が処理液移送チュ
ーブに付着されたまま新しいレジスト液と接触してしま
い、付着されたレジストが剥離してパーティクルとなっ
てウエハに供給されると、このパーティクルが付着しウ
エハが汚染されるという問題があった。この問題を解決
する手段として、レジスト液収容容器を交換する度に処
理液移送チューブ付蓋体を新しいものに交換する使い捨
てにするか、あるいは蓋体を洗浄した後に新しいレジス
ト液収容容器に装着するなどが考えられるが、前者の使
い捨てにおいては資材の無駄が生じ、また後者の洗浄に
よるものにおいては、レジスト液収容部の交換作業に多
くの労力及び時間を要し、処理能率の低下をきたすとい
う問題がある。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、処理液移送管及び加圧気体供給管を簡単に処理液収
容部に連結することができ、被処理体のパーティクルの
付着及び被処理体の汚染防止を図れるようにした処理液
供給装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の処理液供給装置は、被処理体に処理
液を供給する処理液供給手段と、上記処理液を貯留する
処理液収容部と、上記処理液収容部内の処理液を上記処
理液供給手段に移送すべく処理液収容部内を加圧する加
圧気体供給手段とを具備する処理液供給装置において、
上記処理液収容部に、処理液送出口と加圧気体導入口
を設け、 上記処理液収容部に着脱可能に連結する取付
手段に、上記処理液供給手段と上記処理液送出口とを連
通する処理液移送管と、上記加圧気体供給手段と上記加
圧気体導入口とを連通する加圧気体供給管とを一体に接
続してなることを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の処理液供給装置は、被処理
体に処理液を供給する処理液供給手段と、上記処理液を
貯留する処理液収容部と、上記処理液収容部内の処理液
を上記処理液供給手段に移送すべく処理液収容部内を加
圧する加圧気体供給手段とを具備する処理液供給装置に
おいて、 上記処理液収容部に、処理液送出口と加圧気
体導入口を設けると共に、流量検出用コネクタを設け、
上記処理液収容部に着脱可能に連結する取付手段に、
上記処理液供給手段と上記処理液送出口とを連 通する処
理液移送管と、上記加圧気体供給手段と上記加圧気体導
入口とを連通する加圧気体供給管とを一体又は別体に接
続し、かつ、液量検出部と上記液量検出用コネクタとを
接続する光ファイバーチューブを接続してなることを特
徴とするものである。
【0008】この発明において、上記処理液送出口及び
加圧気体導入口に、閉塞部材を着脱可能に装着する方が
好ましい(請求項3)。この場合、上記閉塞部材は不使
用時に処理液送出口及び加圧気体導入口を閉塞し、使用
時にはこれら開口部を開放するものであれば、任意のも
のでよく、例えば閉塞部材を、処理液送出口及び加圧気
体導入口の取付部に着脱可能に装着されるキャップ部材
にて形成するか、あるいは、閉塞部材を、弾性力の付勢
によって常時開口部に設けられた弁座に就座する弁体に
て形成し、処理液移送管及び加圧気体供給管の取付部
に、上記弾性力に抗して上記弁体を開放する開放操作部
を設けることができる(請求項4)
【0009】
【作用】請求項1記載の処理液供給装置によれば、処理
液収容部に、処理液送出口と加圧気体導入口を設け、処
理液収容部に着脱可能に連結する取付手段に、処理液供
給手段と処理液送出口とを連通する処理液移送管と、加
圧気体供給手段と加圧気体導入口とを連通する加圧気体
供給管とを一体に接続することにより、処理液移送管と
加圧気体供給管とを同時に処理液収容部に接続すること
ができるので、処理液の交換作業を容易に行うことがで
きる。そして、この状態で、加圧気体供給源から加圧気
体供給管を介して処理液収容部内に加圧気体を供給して
処理液を加圧し、加圧された処理液を処理液移送管を介
して処理液供給手段に供給し、被処理体に供給すること
ができる。したがって、処理液収容部の交換の際に、交
換される処理液収容部内に前回使用した処理液の付着物
等の混入がなく、クリーンな状態で被処理体に処理液を
供給することができる。
【0010】また、請求項2記載の処理液供給装置によ
れば、処理液収容部に、処理液送出口と加圧気体導入口
を設けると共に、流量検出用コネクタを設け、処理液収
容部 に着脱可能に連結する取付手段に、処理液供給手段
と処理液送出口とを連通する処理液移送管と、加圧気体
供給手段と加圧気体導入口とを連通する加圧気体供給管
とを一体又は別体に接続し、かつ、液量検出部と液量検
出用コネクタとを接続する光ファイバーチューブを接続
することにより、処理液収容部を交換する際に、液量検
出部によって処理液の量を正確に検出することができる
と共に、離れた場所にて検知することができる。
【0011】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。ここでは、この発明の処理液供給装置を半
導体ウエハの塗布現像装置に使用されるレジスト塗布装
置に適用した場合について説明する。
【0012】図1はこの発明の処理液供給装置の第一実
施例の概略構成図、図2は処理液供給装置が配置された
半導体ウエハの処理システムの概略斜視図、図3は第一
実施例における処理液収容部の分解断面図が示されてい
る。
【0013】この発明の処理液供給装置を備えたレジス
ト塗布装置が配置される処理システムは、図2に示すよ
うに、その一側に被処理体である半導体ウエハW(以下
にウエハという)を収容する複数のカセット11を載置
可能に構成したキャリアステーション10を有し、この
キャリアステーション10の中央にはウエハWの搬入・
搬出及びウエハWの位置決めを行いつつウエハWを保持
してメインアーム12との間で受け渡しを行う補助アー
ム13が設けられている。この場合、メインアーム12
は、処理システムの中央部にてその長さ方向に移動可能
に2基設けられており、このメインアーム12の移送路
の両側に各種処理装置が配置されている。
【0014】上記処理装置としては、キャリアステーシ
ョン10側の側方には、ウエハWをブラシ洗浄するため
のブラシ洗浄装置14及び高圧ジェット水により洗浄を
施すための高圧ジェット洗浄装置15が並設されると共
に、メインアーム12の移送路の反対側には、現像装置
16が2基並設され、その隣には2基の加熱装置17が
積み重ねて設けられている。
【0015】また、上記装置14〜17の側方には、接
続ユニット18を介してウエハWにフォトレジストを塗
布する前にこれを疎水化処理するアドヒージョン装置1
9が設けられ、このアドヒージョン装置19の下方には
クーリング装置21が配置されている。このアドヒージ
ョン装置19とクーリング装置21の側部には加熱装置
17が2列で2個ずつ積み重ねるように配置されてい
る。また、メインアーム12の移送路を挟んでこれら加
熱装置17やアドヒージョン装置19等の反対側には、
ウエハWにフォトレジスト液を塗布するこの発明に係る
レジスト塗布装置20が2台並設されている。なお、図
示されていないが、これらレジスト塗布装置20の側部
には、レジスト膜に所定の微細パターンを露光するため
の露光装置等が設けられている。
【0016】上記のように構成された処理システムに組
み込まれるこの発明のレジスト塗布装置20は、図1に
示すように、ウエハWにレジスト液Lを塗布するレジス
ト塗布ユニット22と、このレジスト塗布ユニット22
にレジスト液収容部23からレジスト液Lを供給するレ
ジスト供給ユニット24とで主要部が構成されている。
【0017】上記レジスト塗布ユニット22は、ウエハ
Wを真空チャックにより吸着保持し、かつ駆動モータ2
5により回転可能及び上下動可能なスピンチャック26
を具備しており、このスピンチャック26の周辺部に
は、レジスト液塗布時に飛散するレジスト液やサイドリ
ンス時に飛散するリンス液を受け止めるカップ27が設
けられている。
【0018】上記カップ27の底部は、排液を一側に集
めるために傾斜されており、この傾斜端部には排液を排
出するための排液配管28が接続され、他端部にはカッ
プ27内の雰囲気を排出するための排気配管29接続さ
れており、その雰囲気は図示しないミストトラップを経
て排出されるようになっている。また、カップ27の側
部には、レジスト液塗布後にウエハ周縁部のレジストを
溶解除去するサイドリンス部30が設けられると共に、
スピンチャック26を挟んでその反対側にはレジスト液
を供給する処理液供給手段である処理液供給ノズル31
を待機させるノズル待機部32とレジスト液のダミー吐
出を行うダミー吐出部33が並設されている。
【0019】一方、上記レジスト供給ユニット24は、
処理液収容部であるレジスト液収容部23として上端部
が開口されたガラス製容器40を有しており、その内部
には溶媒により溶解されたレジスト液Lが収容されてい
る。そして、図3に示すように、容器40の開口部40
aには溶媒に対して耐食性の大きな材料、例えばフッ素
樹脂製の蓋体42がシーリング用のフッ素樹脂製のOリ
ング41を介してねじ結合されている。
【0020】この場合、上記蓋体42の頂部に処理液送
出口43と加圧気体導入口44が並設されており、処理
液送出口43には容器40内に延在し、その先端が容器
40の底部付近に達するレジスト液移送チューブ45が
連結されている。また、処理液送出口43には取付手段
である雄ねじ部46とカップラ雄部48が同軸上に隣接
して設けられており、雄ねじ部46に、閉塞部材例えば
キャップ部材47が着脱可能にねじ結合されるようにな
っている。また、上記処理液供給ノズル31に接続(連
通)する処理液移送管34と、加圧気体供給源であるN
2 ガスボンベ50に接続(連通)するN2 ガス供給管3
5とを一体化して設けた取付部部材であるカップラ雌部
36が着脱可能に連結されるようになっている。なお、
上記キャップ部材47、処理液移送管34及びカップラ
雌部36にはOリング等のシール部材37が装着されて
いる。
【0021】上記のように構成されるレジスト液収容部
23は、不使用時には処理液送出口43及び加圧気体導
入口44にそれぞれキャップ部材47が装着されて処理
液送出口43及び加圧気体導入口44の開口部が閉塞さ
れた状態となっており、使用時すなわちレジスト液(容
器)の交換時に、キャップ部材47を取り外した後、処
理液送出口43及び加圧気体導入口44にN2 ガス供給
管35のカップラ雌部36が嵌合によって同時に接続さ
れる。そして、N2 ガスボンベ50から供給されるN2
ガスを加圧気体導入口44から容器40内に導入し、こ
の圧力によって容器内の底迄挿入したレジスト液移送チ
ューブ45を介してレジスト液Lを圧送し得るように構
成されている。したがって、第一実施例のレジスト液収
容部23によれば、処理液移送管34とN2 ガス供給管
35とを同時に容器40に接続することができるので、
レジスト液の交換作業を容易に行うことができる。
【0022】なお、処理液移送管34には、その途中に
開閉弁38が介設されると共に、レジスト液を供給側へ
引き戻すためのサックバック部49が分岐させて接続さ
れている。また、N2 ガス供給管35には、フィルタ3
9及び開閉弁38aが順次介設されている(図1参
照)。
【0023】次に、上記のように構成されたレジスト塗
布装置の動作について説明する。まず、被処理体である
ウエハWはキャリアステーション10のカセット11か
ら補助アーム13を介して搬送されてメインアーム12
に受け渡され、これをブラシ洗浄装置14内に搬送す
る、このブラシ洗浄装置14内にてブラシ洗浄されたウ
エハWは引き続いて乾燥される。なお、ブラシ洗浄の代
わりに必要に応じて高圧ジェット洗浄装置15内にて高
圧ジェット水により洗浄される。その後、ウエハWはア
ドヒージョン装置19にて疎水化処理され、クーリング
装置21にて冷却された後、この発明の処理液供給装置
を備えたレジスト塗布装置20にてレジスト液すなわち
感光膜がウエハWの表面に塗布形成される。そして、こ
のフォトレジストが加熱装置17にて加熱されてベーキ
ング処理が施された後、図示しない露光装置にて所定の
回路パターンが露光される。そして、露光されたウエハ
Wは、フォトレジスト現像装置16内に収容され、ここ
で現像液により現像処理された後にリンス液により現像
液を洗い流し、現像処理を完了する。そして、処理済み
のウエハWはキャリアステーション10のカセット11
内に収納された後、搬出されて次の処理工程に向けて移
送される。
【0024】ここで、上記レジスト塗布装置20内にお
けるレジスト液Lのコーティング工程について説明する
と、まず、メインアーム12によりウエハWを上昇した
状態のスピンチャック26上に載置してこれを吸引保持
し、スピンチャック26が下降する。次に、コーティン
グ操作を行う場合には、まず、把持アーム(図示せず)
によってノズル待機部32に位置する処理液供給ノズル
31を把持移動してダミー吐出部33に設置し、この状
態でレジスト供給ユニット24側から処理液移送管34
を介して一時的にレジスト液Lを供給し、処理液供給ノ
ズル31内に存在する劣化し乾燥気味のレジスト液を吐
出させてダミーディスペンスを行う。
【0025】上記のようにして、ダミーディスペンス操
作を行った後、処理液供給ノズル31をウエハWの中心
部上方に位置させ、この上に所定量のレジスト液を供給
し、ウエハWを例えば2000rpmで高速回転させる
ことによりレジスト液を遠心力で分散させてコーティン
グを施す。
【0026】一方、上記レジスト供給ユニット24から
処理液供給ノズル31へレジスト液を供給する場合に
は、まず、N2 ガス供給管35に介設された開閉弁38
aと処理液移送管34に介設された開閉弁38を開放操
作して、N2 ガスボンベ50からN2 ガスを加圧気体導
入口44から容器40内に導入し、この圧力によって容
器40内に収容されたレジスト液Lを容器底部に挿入さ
れたレジスト液移送チューブ45、処理液送出口43及
び処理液移送管34を介して処理液供給ノズル31に圧
送することによって行う。そして、コーティング処理を
繰り返して行うことにより容器40内のレジスト液Lが
無くなった場合には、新しいレジスト液収容部23と交
換するのであるが、この場合、新しい容器40に装着さ
れた蓋体42の処理液送出口43及び加圧気体導入口4
4に装着されているキャップ部材47を取り外した後、
処理液送出口43及び加圧気体導入口44のカップラ雄
部48に、処理液移送管34及びN2 ガス供給管35の
カップラ雌部36を嵌合して同時に接続する。したがっ
て、前回使用したレジスト液供給チューブに付着したレ
ジスト液が新しいレジスト液に混入することがないの
で、クリーンな状態でレジスト液Lの交換を行うことが
でき、ウエハWにおけるパーティクルの付着や汚染の防
止を図ることができる。また、使用前のレジスト液収容
部23は、処理液送出口43及び加圧気体導入口44に
キャップ部材47が装着されているので、レジスト液L
を容器40内に密封した状態で保管することができ、メ
ンテナンス性を容易にすることができる。また、蓋体4
2自身は容器40からは取り外さないので、容器交換時
に開口部40は密封状態であり、内部のレジスト液が外
気と接触することはない。したがって、レジスト液が外
気のパーティクルによって汚染されることもない。
【0027】図4はこの発明の第二実施例におけるレジ
スト収容部の分解断面図が示されている。 第二実施例
おけるレジスト液収容部23は、レジスト液量検出機能
を具備させた場合である。この場合、上記蓋体42の頂
部に処理液送出口43が設けられ、蓋体42の側部に加
圧気体導入口44が設けられており、処理液送出口43
には容器40内に延在し、その先端が容器40の底部付
近に達するレジスト液移送チューブ45が連結されてい
る。また、処理液送出口43には取付部である雄ねじ部
46が設けられており、この雄ねじ部46にキャップ部
材47が着脱可能にねじ結合されると共に、上記処理液
供給ノズル31に接続(連通)する処理液移送管34の
取付部34aが着脱可能にねじ結合されるようになって
いる。一方、加圧気体導入口44には、同軸上に隣接し
て雄ねじ部46とカップラ雄部48が設けられており、
雄ねじ部46にキャップ部材47aが着脱可能にねじ結
合され、カップラ雄部48に加圧気体供給源であるN2
ガスボンベ50に接続(連通)するN2 ガス供給管35
のカップラ雌部36が着脱可能に嵌合されるようになっ
ている。なお、上記キャップ部材47,47a、処理液
移送管34の取付部34a及びN2 ガス供給管35の
付手段であるカップラ雌部36にはOリング等のシール
部材37が装着されている。
【0028】このように構成されるレジスト液収容部2
3において、第二実施例では、更に、蓋体42に一体に
連結されて容器40の底部まで延在するレジスト液移送
チューブ45に沿わせて光ファイバー56を設けると共
に、蓋体42の外周部に光ファイバー56のコネクタ5
7を設け、このコネクタ57に液量検出部58に接続す
る光ファイバー内蔵チューブ59を着脱可能にねじ結合
して接続できるように構成されている。このように構成
することにより、レジスト液収容部23を交換する際
に、処理液送出口43及び加圧気体導入口44に処理液
移送管34及びN2 ガス供給管35を接続すると共に、
コネクタ57に光ファイバー内蔵チューブ59を接続す
れば、レジスト液Lの量を液量検出部58にて検出する
ことができ、レジスト液Lが無くなった状態を離れた場
所にて検知することができる。こうすることによって、
従来、容器40外にセンサーを設けたり、全体の重量を
測定することにより液減少を検出する方法に比べて、よ
り残量が少ない状態でも正確に検知することができる。
【0029】図5はこの発明の第三実施例におけるレジ
スト液収容部の不使用時の要部拡大断面図、図6はその
使用時の要部拡大断面図が示されている。
【0030】第三実施例におけるレジスト液収容部23
は、上記第一、第二実施例における閉塞部材であるキャ
ップ部材47,47aに代えて閉塞部材を処理液送出口
43及び加圧気体導入口44内に内蔵させるようにした
場合である。
【0031】この場合、カップラ雄部48を設けた処理
液送出口43及び加圧気体導入口44(ここでは第二実
施例における加圧気体導入口44にて代表して説明す
る)の開口通路51内に弁座52を設け、この弁座52
と容器側端部との間に開放操作部53を同軸上に突出す
る弁体54を摺動可能に配設すると共に、弁体54と容
器側端部との間に圧縮コイルスプリング55を縮設させ
て、常時圧縮コイルスプリング55の弾性力の付勢によ
って弁体54を弁座52に就座させるように構成する。
一方、N2 ガス供給管35のカップラ雌部36の開口通
路51内に弁座52を設け、この弁座52とN2 ガス供
給管側端部との間に開放操作部53を同軸上に突出する
弁体54を摺動可能に配設すると共に、弁体54とN2
ガス供給管側端部との間に圧縮コイルスプリング55を
縮設させて、常時圧縮コイルスプリング55の弾性力の
付勢によって弁体54を弁座52に就座させるように構
成する。このように構成することにより、不使用時に
は、圧縮コイルスプリング55の弾性力によって加圧気
体導入口44(処理液送出口43)の開口部は自動的に
閉塞され、使用時に加圧気体導入口44のカップラ雄部
48にN2 ガス供給管35のカップラ雌部36を嵌合す
ると、加圧気体導入口側の弁体54の開放操作部53と
N2 ガス供給管側の弁体54の開放操作部53とが当接
係合すると共に、圧縮コイルスプリング55の弾性力に
抗して両弁体54がそれぞれ弁座52から離隔して、開
口部の閉塞状態が解除される。そして、この状態で、上
述のようにN2 ガスボンベ50からN2 ガスを容器40
内に供給することによって容器40内のレジスト液Lを
処理液供給ノズル31からウエハWに供給することがで
きる。
【0032】したがって、第三実施例におけるレジスト
液収容部23によれば、キャップ部材47aを取り外す
手間が省け、簡単に処理液送出口43及び加圧気体導入
口44に処理液移送管34及びN2 ガス供給管35を接
続することができる。
【0033】なお、上記第三実施例においては、加圧気
体導入口44の開口通路51とカップラ雌部36の開口
通路51に配設される双方の弁体54に互いに当接係合
する開放操作部53を設けた場合について説明したが、
必ずしもこのような構造である必要はなく、少なくとも
カップラ雌部36の開口通路51内に配設される弁体5
4に開放操作部53を設けて、加圧気体導入口44(及
び処理液送出口43)の開口通路51内に配設される弁
体54に当接係合させるようにしてもよい。
【0034】なお、上記第二実施例では、処理液送出口
43に雄ねじ部46を設け、加圧気体導入口44に雄ね
じ部46とカップラ雄部48を設けた場合について説明
しているが、これら取付手段と取付部は必ずしもこのよ
うな構造である必要はなく、取付手段と取付部を雄又は
雌ねじ部にしてもよく、あるいは取付手段と取付部をカ
ップラ雄又は雌部にて形成してもよく、更にはこれらの
組合せ構造としてもよい。
【0035】なお、上記第三実施例において、その他の
部分は上記第一実施例と同じであるので、ここでは、説
明を省略する。また、上記実施例では、この発明の処理
液供給装置を半導体ウエハの塗布現像装置に適用した場
合について説明したが、被処理体は必ずしも半導体ウエ
ハである必要はなく、例えばLCD用のガラス基板等で
あってもよく、また、塗布現像装置以外の処理液供給装
置にも適用できることは勿論である。例えば、処理液と
して、現像液、エッチング液、洗浄液等の供給にも適用
可能である。また、上記容器の交換はロボット等を利用
して自動的に交換できる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の処理
液供給装置は、上記のように構成されているので、以下
のような効果が得られる。
【0037】1)請求項1記載の処理液供給装置によれ
ば、使用時に、処理液送出口と加圧気体導入口に、処理
液移送管と加圧気体供給管を同時に接続することができ
るので、処理液収容部の交換作業を容易にすることがで
きる。また、処理液収容部の交換の際に、交換される処
理液収容部内に前回使用した処理液の付着物等の混入が
なく、クリーンな状態で被処理体に処理液を供給するこ
とができ、被処理体へのパーティクルの付着や汚染を防
止することができる。
【0038】2)請求項2記載の処理液供給装置によれ
ば、処理液収容部を交換する際に、液量検出部によって
処理液の量を正確に検出することができると共に、離れ
た場所にて検知することができる。また、処理液収容部
の交換の際に、交換される処理液収容部内に前回使用し
た処理液の付着物等の混入がなく、クリーンな状態で被
処理体に処理液を供給することができ、被処理体へのパ
ーティクルの付着や汚染を防止することができる。
【0039】3)請求項3記載の処理液供給装置によれ
ば、閉塞部材を、処理液送出口及び 加圧気体導入口の取
付部に着脱可能に装着するので、上記1)及び2)に加
えて処理液収容部の交換時に閉塞部材を取り外して、処
理液移送管及び加圧気体供給管を容易に接続することが
でき、処理液収容部の交換作業の容易化及びメンテナン
ス性の向上を図ることができる。
【0040】4)請求項4記載の処理液供給装置によれ
、閉塞部材を、弾性力の付勢によって常時開口部に設
けられた弁座に就座する弁体にて形成し、処理液移送管
及び加圧気体供給管の取付部に、弾性力に抗して弁体を
開放する開放操作部を設けるので、処理液送出口及び加
圧気体導入口の開口と同時に各管を接続することがで
き、更に処理液収容部の交換作業を容易にすることがで
き、処理能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の処理液供給装置の第一実施例の概略
構成図である。
【図2】この発明の処理液供給装置を適用する処理シス
テムを示す斜視図である。
【図3】この発明の第一実施例における処理液収容部の
分解断面図である
【図4】この発明の第二実施例における処理液収容部の
分解断面図である
【図5】この発明の第三実施例における処理液収容部の
不使用時の要部拡大断面図である
【図6】第三実施例における処理液収容部の使用時の要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
L レジスト液(処理液) W 半導体ウエハ(被処理体) 23 レジスト液収容部(処理液収容部) 31 処理液供給ノズル(処理液供給手段) 34 処理液移送管 34a 取付部 35 N2 ガス供給管(加圧気体供給管) 36 カップラ雌部(取付手段) 40 容器 42 蓋体 43 処理液送出口 44 加圧気体導入口 46 雄ねじ部(取付部) 47 キャップ部材(閉塞部材) 48 カップラ雄部(取付手段) 50 N2 ガスボンベ(加圧気体供給源) 51 開口通路 52 弁座 53 開放操作部 54 弁体 55 圧縮コイルスプリング56 光ファイバー 57 コネクタ 58 液量検出部 59 光ファイバー内蔵チューブ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に処理液を供給する処理液供給
    手段と、上記処理液を貯留する処理液収容部と、上記処
    理液収容部内の処理液を上記処理液供給手段に移送すべ
    く処理液収容部内を加圧する加圧気体供給手段とを具備
    する処理液供給装置において、上記処理液収容部に、処理液送出口と加圧気体導入口を
    設け、 上記処理液収容部に着脱可能に連結する取付手段に、上
    記処理液供給手段と上記処理液送出口とを連通する処理
    液移送管と、上記加圧気体供給手段と上記加圧気体導入
    口とを連通する加圧気体供給管とを一体に接続してなる
    ことを特徴とする処理液供給装置。
  2. 【請求項2】 被処理体に処理液を供給する処理液供給
    手段と、上記処理液を貯留する処理液収容部と、上記処
    理液収容部内の処理液を上記処理液供給手段に移送すべ
    く処理液収容部内を加圧する加圧気体供給手段とを具備
    する処理液供給装置において、 上記処理液収容部に、処理液送出口と加圧気体導入口を
    設けると共に、流量検出用コネクタを設け、 上記処理液収容部に着脱可能に連結する取付手段に、上
    記処理液供給手段と上記処理液送出口とを連通する処理
    液移送管と、上記加圧気体供給手段と上記加圧気体導入
    口とを連通する加圧気体供給管とを一体又は別体に接続
    し、かつ、液量検出部と上記液量検出用コネクタとを接
    続する光ファイバーチューブを接続してなる ことを特徴
    とする処理液供給装置。
  3. 【請求項3】 処理液送出口及び加圧気体導入口に、閉
    塞部材を着脱可能に装着してなることを特徴とする請求
    項1又は2記載の処理液供給装置。
  4. 【請求項4】 閉塞部材を、弾性力の付勢によって常時
    開口部に設けられた弁座に就座する弁体にて形成し、 処理液移送管及び加圧気体供給管の取付部に、上記弾性
    力に抗して上記弁体を開放する開放操作部を設けたこと
    を特徴とする請求項記載の処理液供給装置。
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