JP3144629U - 舗装用ブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】孔に草花、芝生等植物を土砂等植え込み用材と共に挿入するときや孔埋めブロックを挿入するときに、下方へ抜け落ちにくい舗装用ブロックを提供する。
【解決手段】敷設面に敷き並べてこの面を舗装させるコンクリート製の舗装用ブロック本体1に、草花や芝生等を土砂等植え込み用材と共に植え込む孔3を上から下へ貫通する。孔3は上部開口部6の上部の幅Aより下部開口部の下部の幅を小さく形成する。草花、芝生11等を土砂等植え込み用材と共に孔に挿入したとき、草花、芝生等が下方に落ち込むことが阻止され、草花、芝生等を上面2上にあらわしておくことができる。
【選択図】図1
【解決手段】敷設面に敷き並べてこの面を舗装させるコンクリート製の舗装用ブロック本体1に、草花や芝生等を土砂等植え込み用材と共に植え込む孔3を上から下へ貫通する。孔3は上部開口部6の上部の幅Aより下部開口部の下部の幅を小さく形成する。草花、芝生11等を土砂等植え込み用材と共に孔に挿入したとき、草花、芝生等が下方に落ち込むことが阻止され、草花、芝生等を上面2上にあらわしておくことができる。
【選択図】図1
Description
本考案は、舗装用ブロックに関するものである。
従来、この種のものとして、敷設面に敷き並べてこの面を舗装させる舗装板であって、該舗装板は草花等を植え込む孔を上から下へ貫通するように設けられて、この孔へ敷設後に草花等を植え付けて舗装面を緑化することができ、また前記舗装板に上から下へ抜けるようにあけられた孔は、育苗ポットの挿し入れに適した寸法に形成されているものであって、全ての孔に育苗ポットを挿入する必要はなく、空いた孔には舗装板と同じ素材の(円柱形か逆円錐台形の詰め部材を挿入するようにすることで、視覚的に美観が保持できると共に、空いた孔につまずいて転倒するような事故を防ぐことができるものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2002−61103号公報
従来技術においては、孔の上下は同一な円柱状であるので、草花等を土砂と共に孔に植え込むとき、舗装板の敷設面が軟弱であったり、また凹凸があったりなどすると、草花等は孔埋めブロックの下方へ抜けてしまうというおそれがある。また、空いた孔に詰め部材を挿入した場合であっても、詰め部材が下方へ抜けてしまうというおそれがある。
解決しようとする問題点は、孔に草花、芝生等植物を土砂等植え込み用材と共に挿入するときや孔埋めブロックを挿入するときに、下方へ抜け落ちにくいようにする点である。
請求項1の考案は、敷設面に敷き並べてこの面を舗装させるコンクリート製の舗装用ブロック本体に、植物を植え込み用材と共に植え込む孔を上から下へ設けて舗装面を緑化する舗装用ブロックにおいて、前記孔は上部の幅が下部の幅よりも大きく形成されることを特徴とする舗装用ブロックである。
請求項2の考案は、前記孔は貫通孔であって、その内側面がテーパー状であることを特徴とする請求項1記載の舗装用ブロックである。
請求項3の考案は、前記孔に嵌合可能なコンクリート製の孔埋めブロックの上面幅が前記上部の幅と同じ長さに形成されたことを特徴とする請求項2記載の舗装用ブロックである。
請求項4の考案は、前記孔埋めブロックの外側面が前記内側面のテーパーと同じテーパー状であることを特徴とする請求項3記載の舗装用ブロックである。
請求項1の考案によれば、孔の下部が狭くなっているので草花、芝生等植物が土砂等植え込み用材と共に落ち込みにくくなる。
請求項2の考案によれば、草花、芝生等植物の根が孔内で引っ掛かるようなことはなく、生育を良好に行うことができると共に、植物の入替作業も簡単に行うことができる。
請求項3の考案によれば、孔埋めブロックが孔から抜け落ちることなく第二の上面が第一の上面とほぼ同じ平面状になる。
請求項4の考案によれば、孔埋めブロックを孔にがたつきなく固定することができる。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1〜図3は実施例1を示しており、直方体状の舗装用ブロック本体1の第一の上面2は一辺が例えば30cm程度の正方形をしており、第一の上面2の中心から四方に孔3が上下方向に貫通するように形成されている。この孔3の平面は一片が例えば9cm程度の正方形をなしており、この孔3の平面上の対角線4の一つは、舗装用ブロック本体1の第一の上面2の対角線5の一つと一致している。
さらに、孔3は下方へ次第に幅狭に形成されている。このため孔3の上部開口部6における上部の幅Aより、下部開口部7における下部の幅Bは小さく形成されている(A>B)。このため、孔3の内側面8は一様な傾斜を有するようにテーパー状に設けられている。尚、上部開口部6の縁には第一の面取り部9が形成されており、さらにこの第一の面取り部9の周囲に第二の面取り部10が形成されている。
前記孔3のうち幾つか、実施例では1箇所に草花、芝生11等に代えてコンクリート製の孔埋めブロック本体12が設けられている。この孔埋めブロック本体12は下方が幅狭になる裁頭逆四角錐形状であって、平らとなった正方形の第二の上面13が形成されており、この第二の上面13の上面幅Cは上部の幅Aと同じになっている(A=C)。このため第一の上面2と第二の上面13とが嵌合することで、両者はほぼ同じ平面状に配置されることとなる。尚、孔埋めブロック本体12の高さHは孔3の深さと同じ或いはやや短く形成されている。そして、孔埋めブロック本体12の外側面14は一様な傾斜を有するようにテーパー状に設けられている。この外側面14のテーパーは内側面8のテーパーと同じに形成されている。
次に前記構成についてその作用を説明する。地面或いは基礎コンクリートの表面である敷設面15に、舗装用ブロック本体1を密に並べて設置する。そして、孔3に草花、芝生11等と共に土砂等植え込み用材16を入れる。これは別々にいれてもよいが、植生用ポットを利用して同時に入れるようにしてもよい。この際、孔3は下部開口部7が上部開口部6より狭くなっているので、土砂等植え込み用材16に水分が与えられてしまると、固くなって土砂等植え込み用材16は内側面8に密着して落ち込むようなことはなくなり、草花、芝生11等が第一の上面2から上方に出るようになる。
一方、歩道などを作る場合には、孔3に孔埋めブロック本体12を挿入すると、テーパー状の外側面14がテーパー状の内側面8に密着する。この密着により、孔埋めブロック本体12が孔3から抜け落ちることなく第二の上面13が第一の上面2とほぼ同じ平面状になる。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して、敷設面15に敷き並べてこの面を舗装させるコンクリート製の舗装用ブロック本体1に、草花や芝生11等を土砂等植え込み用材16と共に植え込む孔3を上から下へ設けて、この孔3へ草花、芝生11等を植え付けて舗装面を緑化する舗装用ブロック本体1とすることで、保水効果が得られてヒートアイランド現象の防止に有効であり、また草花や芝生11の植生により公園などでも違和感無く使用できる。さらに、耐圧性、透水性に優れているので、駐車場にも使用できる。また舗装用ブロック本体1のレイアウトも自由に行うことができる。さらに、前記孔3は上部開口部6の上部の幅Aより下部開口部7の下部の幅Bを小さく形成したことにより、草花、芝生11等を土砂等植え込み用材16と共に孔3に挿入したとき、草花、芝生11等が下方に落ち込むことが阻止され、草花、芝生11等を第一の上面2上にあらわしておくことができる。
さらに、前記実施例では請求項2に対応して、前記孔3の内側面8がテーパー状であることにより、草花、芝生11等の根が引っ掛かるようなことはなく、生育を良好に行うことができると共に、草花、芝生11等の入替作業も簡単に行うことができる。
前記実施例では請求項3に対応して、前記孔3に嵌合可能なコンクリート製の孔埋めブロック本体12の上面幅Cが上部の幅Aと同じ長さに形成されたことにより、孔埋めブロック本体12が孔3から抜け落ちることなく第二の上面13が第一の上面2とほぼ同じ平面状になり、凹凸のない歩道或いは区画線用ブロックとして使用することができる。
前記実施例では請求項4に対応して、孔埋めブロック本体12の外側面14がテーパー状であることにより、テーパー状の内側面8とテーパー状の外側面14が密着でき、孔埋めブロック本体12を孔3にがたつきなく固定することができる。
次に他の実施例について説明する。尚、実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。図4に示す実施例2においては、舗装用ブロック本体1Aは平面が三角形状であって、一つの頂点側には平面が正方形の孔3が形成され、残りの二つの頂点側に平面が三角形の孔3Aが形成されたものである。このような三角形状の舗装用ブロック本体1においても、それぞれの孔3,3Aは上部の幅より下部部の幅を小さく形成したものである。
したがって、実施例2においても、草花、芝生等を土砂等植え込み用材と共に孔3,3Aに挿入したとき、草花、芝生等が下方に落ち込むことが阻止できる。
図5に示す実施例3においては、舗装用ブロック本体1Bは平面が三角形状であって、左右に三角形の孔3Bが形成されたものである。このような三角形状の舗装用ブロック本体1Bにおいても、それぞれの孔3Bは上部の幅より下部の幅を小さく形成したものである。
したがって、実施例3においても、草花、芝生等を土砂等植え込み用材と共に孔3Bに挿入したとき、草花、芝生等が下方に落ち込むことが阻止できる。
図6に示す実施例4においては、孔3に孔埋めブロック本体12を挿入した舗装用ブロック本体1を直線状に並べて駐車場の駐車区画線や通路として利用したものである。
以上のように本考案にかかる舗装用ブロックは、各種寸法に形成するなどして各種の用途に適用できる。そして、その用途は歩道などにも利用することができる。
1 舗装用ブロック本体
3 孔
6 上部開口部
7 下部開口部
8 内側面
11 草花や芝生
12 孔埋めブロック本体
13 第二の上面
14 外側面
15 敷設面
16 植え込み用材
A 上部の幅
B 下部の幅
C 上面幅
3 孔
6 上部開口部
7 下部開口部
8 内側面
11 草花や芝生
12 孔埋めブロック本体
13 第二の上面
14 外側面
15 敷設面
16 植え込み用材
A 上部の幅
B 下部の幅
C 上面幅
Claims (4)
- 敷設面に敷き並べてこの面を舗装させるコンクリート製の舗装用ブロック本体に、植物を植え込み用材と共に植え込む孔を上から下へ設けて舗装面を緑化する舗装用ブロックにおいて、前記孔は上部の幅が下部の幅よりも大きく形成されることを特徴とする舗装用ブロック。
- 前記孔は貫通孔であって、その内側面がテーパー状であることを特徴とする請求項1記載の舗装用ブロック。
- 前記孔に嵌合可能なコンクリート製の孔埋めブロックの上面幅が前記上部の幅と同じ長さに形成されたことを特徴とする請求項2記載の舗装用ブロック。
- 前記孔埋めブロックの外側面が前記内側面のテーパーと同じテーパー状であることを特徴とする請求項3記載の舗装用ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008004323U JP3144629U (ja) | 2008-06-25 | 2008-06-25 | 舗装用ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008004323U JP3144629U (ja) | 2008-06-25 | 2008-06-25 | 舗装用ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3144629U true JP3144629U (ja) | 2008-09-04 |
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ID=43294478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008004323U Expired - Fee Related JP3144629U (ja) | 2008-06-25 | 2008-06-25 | 舗装用ブロック |
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JP (1) | JP3144629U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010095924A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Toyo Kogyo Kk | 敷設ブロック、脱着工具、埋設部材、蓋部材および目地幅調整部材 |
-
2008
- 2008-06-25 JP JP2008004323U patent/JP3144629U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010095924A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Toyo Kogyo Kk | 敷設ブロック、脱着工具、埋設部材、蓋部材および目地幅調整部材 |
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