JP5981581B2 - 筒状植栽ポット装置 - Google Patents

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本発明は、道路沿いの法面や分離帯等の緑化施工面において飛来種子や埋土種子等による雑草の繁茂を防止し、目的とする導入植物による緑化を可能とする防草緑化に関する。
道路沿いの法面、分離帯、公園等の緑地帯では埋土種子や飛来種子等の侵入により、多くの箇所で雑草の繁茂が見受けられ周囲の景観を損ねている。特に道路沿いや中央分離帯では、草丈の高い雑草により交通の安全に支障をきたすため、毎年膨大な経費を掛けて除草作業が行われてきた。そこで近年は、防草と緑化を兼ね備えた技術が開発されており、それに関してすでにいくつかの発明が開示されている。
例えば、特許文献1には緑化範囲に防草機材を敷設後、紙製植栽ポットを挿し込んでの雑草防除と所望植物での緑化技術が開示されている。また、特許文献2には緑化範囲に敷設した防草マットに多数形成した各マット開口部から防草キャップを埋め込み、この防草キャップの筒部に植栽しての防草緑化技術が開示されている。
しかし、上記特許文献1に係る植栽ポットは、紙などのパルプ繊維により構成された円錐形の紙製植栽ポットでの植栽緑化であり、紙製植栽ポットの先端の開口部をセラミックボールで塞ぎ地中に挿し込み植栽緑化を図る技術であるが、地中に挿し込める強度を有した紙製植栽ポットが地中で分解されるまでには時間を要し、ポット内から地中に伸びる植根伸長の妨げになる問題と紙製の植栽ポットを防草機材から地中に挿し込むことが容易に行えるかとの問題点がある。
また、特許文献2は緑化範囲に敷設した防草マットに多数形成した各マット開口部から苗床用穴を手掘りか穴開け杭で穴を開け、防草キャップを埋め込み、防草キャップの内部に培養土と植物が植え込まれ、防草キャップ上部のつば部分を防草マットに接着して防草と緑化を図る技術であるが施工に手間が係る問題がある。
特開2012−10614号公報 特願2009−17888号公報
本発明は、背景技術各号で記載した問題を解決すべく防草効果に優れ、導入植物が長期間生育可能で施工が容易に行なえる防草シートを兼ね備えた緑化を提供することを目的とする。
日光や風雨などにさらされても長期間破損や腐食することがなく、施工地表面への日光を遮断し、地中からの雑草生育や飛来種子の生育を阻害するとともに敷設面の長期保全が図られる耐久性のある防草シートを敷設する。
次に敷設された防草シートの植栽位置に切り目を入れ、これに下部が地中に挿入可能な鋭角な切断面を有し、上部の開口縁周には補助木の設置が可能な凹型窪みが左右に形成された竹製の筒状植栽ポットを挿し込み、上部開口部から泥んこ状に練り合わせた培養土とともに所望植物を筒状植栽ポット内に植え込み、上部開口縁周部の凹型窪みに補助木を配置し、V型金串で補助木をまたぐように筒状植栽ポット開口から地中に挿し込み補助木を押え付け防草シート上に所望植物の植栽を図る筒状植栽ポット装置を地中に挿し込む。
防草シート面から地中に挿し込まれる筒状植栽ポット装置の筒状植栽ポットは、植栽する植物に応じて直径と長さを数センチから十数センチの竹材を用いて、一方の端を地中に打設挿入が容易なように斜め切りして鋭角な断面を形成し、残った筒状部は植物の植栽室とする。また、補助木も竹材にてその長さを筒状植栽ポットの直径より数センチ長い角材状に形成し、これを筒状植栽ポットの上部に形成した凹型窪みに渡し、その上からV型金串を挿し込み、筒状植栽ポットと防草シートを固定して所望植物による緑化を図る。
筒状植栽ポットへの植栽及び培養土の充填は、筒状植栽ポット内に植栽苗の根部及び茎部を挿入し、次に水で泥んこ状に練り上げた培養土(赤玉土、腐葉土、水苔、菜種粕、化成肥料、安定剤の混合土)を押出機により注入して筒状植栽ポット内に植栽する。
防草シートを形成した5枚のシートは腐食しにくい材質であり、これを一枚のシートに一体化しているので、破損に強く耐久性に優れ、発芽を望まないいわゆる雑草の飛来種子や埋土種子の生育を阻害し、長期間の防草効果を維持することが可能である。
この防草シートを敷設した防草シート面の上から筒状植栽ポットを簡単且つ容易に打ち込むことができ、更に打ち込み後に筒状植栽ポットへの植込みと筒状植栽ポットの固定も簡単且つ容易に行うことができる。
防草シートを示す説明図である。 筒状植栽ポットを示す斜視図である。 補助木とV型金串を示す斜視図である。 筒状植栽ポット装置を示す斜視図である。 防草シート面に筒状植栽ポット装置を挿入した状態を示す説明図である。 防草シート面上に筒状植栽ポット装置による植栽を示す施工断面図である。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を説明する。
図1は、5枚のシートからなる防草シートの説明図である。防草シートは、下から順にポリエステル製で透水性と保水性を有し、植芽を通しにくい黒色長繊維不織布1a、その上に植物根や芽も通さない黒色ポリシート1b、その上にポリエステル製で撥水性と防根性を有し飛来種子が発芽しにくい黒色短繊維不織布1c、その上に太陽熱を抑えるポリエステル入りの麻ネット1d、その上に踏みつけや擦り切れからシートを保護するラッセルネット1eの順に重ねてこれを熱接着で1枚の防草シート1とする。なお、当該防草シートの防草部は黒く着色された腐食しにくい材質の3枚のシートを合わせ、上部に保護シートの2枚を合わせた5枚のシートを1枚のシートに形成されたことにより、日光や風雨などにさらされても長期間破損や腐食することがなく、飛来種子の発芽生育を阻害するとともに施工地表面への日光を遮断し、埋土種子の発芽生育を抑えるとともにシートの耐久性が増し、敷設面の長期保全が図られる。
図2は、緑化施工面に敷設された防草シート面の上から地中に挿し込まれる筒状植栽ポット2を示したもので、下部が土壌に挿入可能な斜め切りした鋭角な切断面2aを有し、上部の開口縁周2bには補助木の設置が可能な凹型窪み2cが左右に形成された竹製の筒状植栽ポット2で、上部開口部から泥んこ状に練り合わせた培養土とともに所望植物を筒状植栽ポット内に植え込み、上部開口縁周部の凹型窪みに補助木を配置し、V型金串で補助木をまたぐように筒状植栽ポット開口から地中に挿し込み補助木を押え付け、防草シート上に所望植物の植栽を図る筒状植栽ポット装置の筒状植栽ポット部である。
図3は、筒状植栽ポットを地中内に固定する補助木3とV型金串4を示したもので、補助木3は竹材にて筒状植栽ポットと防草シートを押える長さ(筒状植栽ポットの開口直径より数センチ長い)の角材状に形成され、筒状植栽ポット開口縁周の凹型窪みに配置する補助木3である。V型金串4は、太さが数ミリで長さが数十センチの鉄線をV字型に曲げ、筒状植栽ポット開口縁周の凹型窪みに配置された補助木をまたぐように筒状植栽ポット開口から地中に挿し込み補助木を押え付け、筒状植栽ポットと防草シートを圧着固定する筒状植栽ポット装置の部材である。
図4は、図2と図3で説明した手順で、防草シート面の切り込み箇所から地中に挿し込まれた筒状植栽ポット2が補助木3とV型金串4で地中に固定された状態の筒状植栽ポット装置5を示すものである。
図5は、防草シート面から地中に筒状植栽ポット装置を挿入固定する説明図である。
植栽緑化範囲に敷設された防草シート1面上に、設計図書に基づき筒状植栽ポットを挿し込む位置にマジック等でマーキングを施し、このマーキングされた箇所に筒状植栽ポットの大きさに合わせて切り込み6を入れ、ここから筒状植栽ポット2を防草シート1面と同じ高さになるように挿し込み、筒状植栽ポット内に所望植物の植根部や茎根部を挿入し、泥んこ状に練りこんだ培養土を注入し、筒状植栽ポットの開口縁周に形成されている凹型窪みに補助木3を配置し、V型金串4で配置された補助木3をまたぐように筒状植栽ポット2内から地中に挿し込み補助木3を押え付け、筒状植栽ポット2と防草シート1を固定する。
図6は、植栽緑化施工地面に防草シートを敷設固定し、筒状植栽ポット装置を用いて植栽緑化を施工した断面図である。防草シート面から地中7に挿し込まれた筒状植栽ポット2に植栽される植物は、道路沿いの法面や中央分離帯地には、交通の安全に支障をきたさず、周囲景観の向上と除草作業の軽減が図れる草丈が短くランナーで防草シート面を覆う芝草8やヒメイワダレソウ9等の短草植物を、公園や歩道地には、草花10や樹木11を交えて植栽することで防草と緑化を図ることを特徴とする防草シートと筒状植栽ポット装置を用いた防草植栽緑化である。
また、筒状植栽ポット装置は、竹材を用いているので環境に優しく地中に挿し込まれた筒状植栽ポットは、数年で分解されるので植栽した植物の根や茎が太くなってもその成長を当該筒状植栽ポットが阻害する恐れは、一切ない筒状植栽ポット装置である。
本防草緑化は、雑草の生育を抑制して所望植物を繁茂させる防草と緑化を兼ね備えた植栽方法であり、施工が簡単且つ容易なので除草管理が必要な道路や法面等の緑化工法として、また景観形成等における自然環境の復元緑化工法として、これから大いに利用される可能性の高いものである。
1 防草シート
1a 黒色長繊維不織布
1b 黒色ポリシート
1c 黒色短繊維不織布
1d 麻ネット
1e ラッセルネット
2 筒状植栽ポット
2a 切断面
2b 開口縁周
2c 凹型窪み
3 補助木
4 V型金串
5 筒状植栽ポット装置
6 切り込み
7 地中
8 芝草
9 ヒメイワダレソウ
10 草花
11 樹木

Claims (3)

  1. 緑化範囲に敷設された防草シート面上に所望植物の植栽施工において用いられる筒状植栽ポットと筒状植栽ポットを地中に固定する補助木とV型金串からなる筒状植栽ポット装置であって、筒状植栽ポットは下部が地中に挿入可能な斜め切りした鋭角な切断面を有し、上の開口縁周には補助木の設置が可能な凹型窪みが左右に形成され、上部開口部から泥んこ状に練り合わせた培養土とともに所望植物を植込み、凹型窪みに補助木を配置し、V型金串で補助木をまたぐように筒状植栽ポット開口から地中に挿し込み補助木を押え付け、筒状植栽ポットと防草シートを固定し、防草シート面上に所望植物を生育させることを特徴とする筒状植栽ポット装置。
  2. 上記筒状植栽ポット装置の筒状植栽ポットと補助木は、竹製であることを特徴とする請求項1に記載の筒状植栽ポット装置。
  3. 緑化すべき施工範囲に敷設された防草シートに切込みを形成し、この切込み部に請求項1の筒状植栽ポットと補助木とV型金串からなる筒状植栽ポット装置を用いて緑化をすることを特徴とする植栽緑化工法。
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