JP3222190U - 雑草防止植栽ポット - Google Patents

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【課題】防草シート敷設面に所望植物を植栽する際の植栽部分の土面からの雑草防止と飛来種子の発芽防止、緑地面積減少や景観向上への対応できる雑草防止植栽ポットの提供。【解決手段】土にかえり、大きさを変えられる紙材や竹材、生分解性プラスチック素材の筒状体の上部にポリプロピレン製の防草シートを耐水性のある接着剤5で固定し、敷設された防草シート4に植栽をする。植栽部分からの雑草を防止することができる。【選択図】図2

Description

本考案は、道路の分離帯や田畑の畦畔、太陽光パネル下等への防草シート施工後に所望する植物を植栽する際に使用する雑草防止植栽ポットに関するものである。
道路の分離帯や田畑の畦畔等に生える雑草は、草丈も高くなり見通しが悪く交通の安全に支障をきたし、周囲の景観にも悪影響を及ぼすため、防草シート敷設やコンクリート打設等の防草対策がされている。又、太陽光パネル設置部では、草刈りの際に電線の切断や機械の損傷の危険があることや、除草剤を使用して周囲の環境に悪影響を及ぼすなどの課題があり、上記の方法で防草シート敷設やコンクリート打設等の防草対策がなされている。
しかし、これらの対策はあくまでも防草という観点での対策であり、環境問題や景観面での対策にはなっておらず、最近では防草シートを切り裂いて植栽する緑化工法や筒状ポット特許文献1を設置して植栽する緑化工法が行われている。
特開2016−146793号公報
しかしながら、切り裂いた防草シートに植栽する方法や上記特許文献1の挿し込んだ筒状ポットと防草シートの隙間から雑草が出る点や筒状ポットの中に飛来した種子が発芽するという問題点がある。
そこで、本考案は上記課題を達成するために植栽部分からの雑草を防止し、飛来種子の発芽も防ぐ雑草防止植栽ポットの提供である。
この雑草防止植栽ポットは、数センチの高さの土にかえる紙管や竹材、生分解性プラスチックの素材で形成された筒状ポットの上部に四角くカットしたポリプロピレン製の防草シートを接着し固定したもので、所望する植物によってその大きさを変えることができるものである。
防草シートを雑草防止植栽ポットと同じ大きさで切り抜き、専用の植穴開け器を使用して土を取除き、雑草防止植栽ポットを挿し込んで防草シートとポットのつばの部分を接着剤と釘やピン等で固定し植物と培養土を入れることで所望する植物の植栽が可能になる植栽ポットである。
防草シートを敷設した土面に上記の雑草防止植栽ポットを設置して地被植物を植栽すれば、やがて防草シート上に地被植物がランナーして密度の高い草地を形成し、開発による緑地減少の問題や題景観の向上、防草シートの太陽光による劣化をも抑制することができる。
雑草防止植栽ポットを示す説明図である。 本考案の実施形態に係る植栽方法を施工した断面図である。
以下、図面を参照して本考案の具体的な形態を詳述する。
図1は、雑草防止植栽ポット1の構造を説明する側面図である。この雑草防止植栽ポットは、所望する植物よって大きさを変えることが可能で、数センチの高さを有する紙管や竹材、生分解性プラスチックの素材で後に土にかえる筒状体3を使用し、筒状体の素材より大きく正方形にカットしたポリプロピレン製の防草シート2を耐水性のある接着剤で筒状体の上部に接着し固定したものである。
図2は、本考案の実施形態に係る雑草防止植栽ポット1を用いた植栽方法を施工した断面図である。防草シート敷設後、植栽したい部分に専用の器具を使い数センチの高さを有する紙管や竹材、生分解性プラスチックの素材の筒状体3が入る大きさに防草シートをカットし、筒状に土を取り出す。
土を取り出して空洞になった部分に四角くカットしたポリプロピレン製の防草シート2の防草シートに当たる面に耐水性のある接着剤5を塗った雑草防止植栽ポット1を差し込み、四角くカットしたポリプロピレン製の防草シート2の部分の四方を釘やピン6で固定する。
そして、筒状になっている部分の防草シートを所望する植物7の根部分に合わせてカットし8、紙管や竹材等の素材を数センチの高さでカットした筒状体3の中に泥状にした培養土9と植物の根を挿し込む。これにより、雑草防止植栽ポット1が土面から防草シート上に雑草が出てくるのを防止し、雑草種が飛散してきても表面に用土と水分がないので雑草が生育することはなく防草シート上に所望の地被植物を生育させることが可能となる。
この雑草防止植栽ポットは、今までの防草シートを敷設した場所に使用が可能で開発による緑地減少の問題や題景観の向上、防草シートの太陽光による劣化をも抑制することができる。また、斜面に敷設した防草シートに対してもこの雑草防止植栽ポットを用いて植栽をすることで雑草を防止し草刈りの労力を削減できると共に、所望する植物の根が土中に広がり土砂崩れのリスクを大幅に軽減できる緑化材として、これから大いに利用される可能性の高いものである。
1 雑草防止植栽ポット
2 防草シート
3 筒状の紙材や竹材、生分解性プラスチック
4 敷設された防草シート
5 耐水性のある接着剤
6 釘やピン
7 所望する植物
8 カット部分
9 培養土

Claims (1)

  1. 土にかえり大きさを変えられる紙材や竹材、生分解性プラスチックの上部にポリプロピレン製の防草シートを耐水性のある接着剤で固定し、敷設された防草シートに植栽をする際に使用することで植栽部分からの雑草を防止することができることを特徴とする雑草防止植栽ポット。
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