JP3144564B2 - ラベル用積層体 - Google Patents

ラベル用積層体

Info

Publication number
JP3144564B2
JP3144564B2 JP02377691A JP2377691A JP3144564B2 JP 3144564 B2 JP3144564 B2 JP 3144564B2 JP 02377691 A JP02377691 A JP 02377691A JP 2377691 A JP2377691 A JP 2377691A JP 3144564 B2 JP3144564 B2 JP 3144564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating layer
polymer
layer
label laminate
plastic film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02377691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04240889A (ja
Inventor
勝次 中原
和夫 松浦
研二 綱島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP02377691A priority Critical patent/JP3144564B2/ja
Publication of JPH04240889A publication Critical patent/JPH04240889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3144564B2 publication Critical patent/JP3144564B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコード印刷等に使
用されるラベル用積層体に関し、さらに詳しくは電子写
真複写機における複写用基材として好適なラベル用積層
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラベル用積層体としては、上質
紙、コート紙等の基材の片面に感圧接着剤よりなる粘着
層を有する粘着シートと、紙やプラスチックフイルム等
の片面にシリコーン等の剥離層を有する剥離シートから
なるものが知られている(特開昭55−88069、5
7−99650、57−99651、59−14997
0、59−174680号公報、実開昭57−5674
2、63−144269号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのラベ
ル用積層体は、耐水性がないことや、粘着シートと剥離
シートの特性(特に寸法変化)が異なるため、耐環境特
性が悪く、高湿域や低湿域でカールを生じ易い。このた
めカールが生じたラベル用積層体を電子写真複写機に適
用した場合、給紙ミスや走行不良(ラベル用積層体が電
子写真複写機内部で詰まる)等がおこり、複写不能にな
ることがある。また、トナーとの密着性が劣る等の問題
点も有している。
【0004】本発明は、係る問題点を解決するために、
耐水性、湿度変化等によるカール発生を防止することに
より優れた走行安定性が得られ、しかもトナーに対して
優れた密着性を有するラベル用積層体を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のラベル用積層体は、被覆層1/プラスチッ
クフイルムA/粘着層からなる粘着シートの粘着層面
と、被覆層2/プラスチックフイルムB/剥離層からな
る剥離シートの剥離層面とを重ね合わせたラベル用積層
体からなり、かつ被覆層1および被覆層2は高分子結着
剤と無機粒子および/又は有機粒子を含む層からなると
ともに、該被覆層1と被覆層2の高分子結着剤が実質的
に同種の高分子材料からなる。
【0006】本発明におけるプラスチックフイルムAお
よびBとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの
ポリオレフィン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポ
リ塩化ビニルなどが挙げられるが、中でもポリエステ
ル、さらに好ましくはポリエチレンフタレートが機械的
特性、作業性等の点から好ましい。
【0007】本発明において、ポリエステルとは、周知
のもの、具体的には例えばテレフタル酸、イソフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、ビス−α、β(2−クロ
ルフェノキシ)エタン−4、4’−ジカルボン酸、アジ
ピン酸、セバシン酸等の2官能カルボン酸の少なくとも
1種と、エチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、デカメチレングリコール等のグリコールの少なく
とも1種とを重縮合して得られるポリエステルを挙げる
ことができる。また、該ポリエステルには本発明の目的
を阻害しない範囲ないで他種ポリマをブレンドしたり、
共重合してもよいし、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、顔
料、紫外線吸収剤等がふくまれていてもよい。ポリエス
テルの固有粘度(25℃オルトクロルフェノール中で測
定)は、0.4〜2.0であり、好ましくは0.5〜
1.0の範囲のものが通常用いられる。
【0008】本発明における粘着層は、天然ゴム、合成
ゴム、ポリイソブチレン、ポリビニルアルキルエーテ
ル、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等の溶剤型、天然
ゴムラテックス、合成ゴムラテックス、アクリル樹脂エ
マルジョン、ポリエステル樹脂エマルジョン等の水性型
からなる塗材を塗工乾燥した塗膜からなり、これらの塗
材には、イソシアネート、メラミン、エポキシ等の架橋
剤を併用してもよい。
【0009】本発明における剥離層としては、シリコー
ンやフッ素系樹脂等の剥離剤からなるもの、あるいはこ
れら離型剤を含む層が挙げられる。
【0010】本発明における被覆層1および被覆層2
は、高分子結着剤と無機粒子および/又は有機粒子を含
む層からなる。高分子結着剤は、熱可塑性樹脂又は硬化
性樹脂からなる。
【0011】熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリビニルア
セタール、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エ
ステル、ポリイミド、ポリウレタン、ポリカーボネー
ト、ポリスチレン、ポリメチルペンテン、ポリオレフィ
ン、ハロゲン化ポリオレフィン、アルキド樹脂、ポリア
ミドイミド、ケイ素樹脂、フッ素樹脂などやこれらの共
重合体やブレンド物などが挙げられる。また、光、熱、
酸素などにより硬化する硬化性樹脂としては、例えば、
フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、架橋型
有機ケイ素樹脂、反応性モノマを含有するポリ(メタ)
アクリル酸エステル共重合体に架橋剤を加えて架橋した
ものなどが挙げられる。これら被覆層用高分子結着剤の
うち、(メタ)アクリル−スチレン共重合体やグラフト
共重合アクリル樹脂、例えば幹鎖組成としてポリメチル
メタアクリレート、枝鎖組成として、N−メチロールア
クリルアミドやヒドロキシエチルメタアクリレート等を
グラフト共重合したものは、トナーとの密着性等の点で
好ましく用いられる。
【0012】上記被覆層1と被覆層2の高分子結着剤
は、実質的に同種の高分子材料からなる。ここで実質的
に同種とは、単体ポリマーの場合には、該ポリマーが同
一であることを、共重合体の場合には、その主成分が同
一であることをいう。被覆層1と被覆層2の高分子結着
剤が実質的に同種の高分子材料からなることにより、積
層体の両外層間に特性差、とくに耐水性(吸湿特性)の
差が実質的に無くなり、湿度変化の際にも積層体にカー
ルを生じさせる変形力が働くのを防止できる。カール防
止により、給紙ミスや走行不良が防止される。
【0013】被覆層1および被覆層2含有粒子として
は、通常知られる無機粒子および/又は有機粒子が使用
される。無機粒子としては、例えば、酸化ケイ素、酸化
チタン、アルミナ、酸化鉛、酸化ジルコニウム、などの
金属酸化物、炭酸カルシウム、チタン酸バリウム、硫酸
バリウム、などの塩類、有機粒子としては、例えば、ス
チレン−ジビニルベンゼン共重合体、メラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、などから適
宜選択される。これらの粒子は単独でも2種以上混合し
て用いてもよい。
【0014】上記粒子の平均粒径は、特に限定されない
が、一般に0.1〜20μmの範囲で適宜選択するのが
好ましい。高分子結着剤と粒子の重量比は100/1〜
100/200であることが好ましい。これより粒子が
多いと被覆層の膜強度が弱くなり好ましくない。
【0015】被覆層には、その表面の電気抵抗を調整す
るために、通常、高分子電解質や導電性粉末が添加され
る。高分子電解質としては、第4級アンモニウム塩等の
カオチン系ポリマー、ポバールやポリエチレングリコー
ル、アルキルアミン等の非イオン系ポリマー、カルボン
酸やスルホン酸のようなアニオン系極性基を持つアニオ
ン系ポリマーやこれらを組合せたもの等が挙げられる。
導電性粉末としては、酸化スズ、酸化インジウム、酸化
亜鉛、酸化タンタルやこれらを組合せたもの等が挙げら
れる。中でも導電性能や高分子結着剤との相溶性等の点
から第4級アンモニウム塩系カオチン系ポリマーが有効
に使用され、第4級アンモニウム塩等のカオチン系ポリ
マーの中でもカオチン系アクリルポリマーが好ましく使
用される。
【0016】被覆層1の表面電気抵抗値は、1×107
〜5×1013Ω/□が好ましく、さらに5×108 〜1
×1013Ω/□が好ましい。表面電気抵抗値が上記範囲
より低いとトナーの転写効率が悪く、また上記範囲より
高いと、トナーの転写ムラやトナー汚れが発生し、また
給紙ミスや走行不良をおこすおそれが生じ好ましくな
い。被覆層2の表面電気抵抗値としては、1×104
5×1013Ω/□が好ましく、さらに1×106 〜1×
1013Ω/□が好ましい。表面電気抵抗値を上記範囲よ
り低くするには前記の高分子電解質や導電性粉末を多量
に添加する必要があり、プラスチックフイルムとの密着
性低下や塗膜外観が悪くなり好ましくない。また上記範
囲より高いと、給紙ミスや走行不良をおこし好ましくな
い。
【0017】被覆層1の平滑度は、30〜4000秒で
あることが好ましく、さらには50〜2000秒である
ことが好ましい。平滑度が上記範囲より低いと、良好な
トナー画像が安定して得られず、また上記範囲より高い
と、給紙ミスや走行不良をおこし好ましくない。被覆層
2の平滑度としても、30〜4000秒であることが好
ましく、さらには50〜2000秒であることが好まし
い。平滑度が上記範囲より低いと、棒積み時に被覆層1
の表面に凹凸を与えたりして好ましくなく、また上記範
囲より高いと、給紙ミスや走行不良をおこし好ましくな
い。
【0018】被覆層1の厚さは乾燥後の塗布量として、
0.5〜20g/m2 であることが好ましい。さらに好ま
しくは1〜10g/ m2 であることが望ましい。これより
少ないとトナー密着性が悪くなり、一方これより多いと
乾燥時間が長くなる等作業性が悪くなり好ましくない。
被覆層2の厚さも、被覆層1の厚さと略同等でよい。こ
の被覆層1および被覆層2の塗布には、公知の方法、例
えばグラビアコート、リバースコート、キスコート、ダ
イコート、バーコートなど任意の方法を用いることがで
きる。
【0019】なお、本発明における被覆層1および被覆
層2の中には、本発明の効果を阻害しない範囲内で公知
の添加剤、例えば可塑剤、滑剤、界面活性剤、架橋剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、蛍光増白剤、レベ
リング剤などが添加されてもよい。
【0020】本発明のラベル用積層体においては、粘着
シートおよび剥離シートの双方にプラスチックフイルム
が用いられる。従来の紙と比べ、耐水性が格段に高く、
吸湿が極めて少ないため、湿度変化に対してカール発生
防止の効果がある。本発明の積層体におけるプラスチッ
クフイルムAおよびBは、特に限定されるものではない
が、プラスチックフイルムの材質として実質的に同種の
高分子材料を選ぶのが好ましく、中でもポリエチレンテ
レフタレートが好ましい。プラスチックフイルムが異種
の高分子材料からなる場合、吸湿特性が異なるため(紙
との差程大きくないが)、高湿域や低湿域で微小なカー
ルを生じるおそれがあり、それによって給紙ミスや走行
不良を起こすおそれが生じるので、実質的に同種の高分
子材料としておくのが好ましい。
【0021】本発明の被覆層1/プラスチックフイルム
A/粘着層からなる粘着シートのハンター白色度は、4
0%以上がこのましく、50%以上がより好ましい。ハ
ンター白色度40%以上の粘着シートを得るには、被覆
層1に公知の白隠蔽顔料を添加してもよいし、あるいは
プラスチックフイルムAとして白色性フイルムを用い
る。例えば、該プラスチックフイルムAに白色隠蔽顔料
や該プラスチックフイルムAと非相 のポリマーを分散
混合、あるいは両者を添加等してもよい。該粘着シート
のハンター白色度が40%未満であれば隠蔽性が不十分
となり、例えばバーコードの場合読み取りミスを生じる
場合があり好ましくない。
【0022】
【実施例】まず、本発明における各種特性の測定法につ
いて説明する。 (1)表面電気抵抗 株式会社アドバンテスト製デジタル超高抵抗/微小電流
計(タイプR8340)を用いて、20℃−65%RH
で測定した。
【0023】(2)平滑度 旭精工株式会社製王研式透気度平滑度試験機(型式KB
15)で測定した。n=5の平均値で示した。
【0024】(3)ハンター白色度 コルモーゲン社製、マクベス2000を用いてL,a,
bを測定し、ハンター白色度(w)を次式より算出した
(波長550nmで測定)。w=100−〔(100−
L)2 +a2 +b2 1/2
【0025】(4)画像特性 富士ゼロックス社製静電複写機(タイプ5055)でコ
ピーテストし、画像特性を肉眼で評価した。 ○:画像が鮮明である。 ×:画像が不鮮明あるいは濃度が薄い、またはトナーの
飛散や汚れがある。
【0026】(5)走行性 富士ゼロックス社製静電複写機(タイプ5055)でコ
ピーテストした。 ○:問題なく走行する。 △:給紙ミスはおこるが、走行はする。 ×:走行不能。
【0027】次に、本発明を実施例により、より具体的
に説明する。なお実施例中の配合部数はすべて重量部数
である。 実施例1 常法によって製造されたポリエチレンテレフタレートの
ホモポリマチップ(固有粘度:0.62、融点:259
℃)100部に対して、平均粒径0.6μmの酸化チタ
ン20部を含有させ均一分散させた組成の原料を用い
て、常法によって50μmの2軸延伸ポリエステルフイ
ルムを得た。こうして得られた2軸延伸ポリエステルフ
イルムの上に下記組成の被覆層1および被覆層2をグラ
ビアコータで塗工した(被覆層1および被覆層2とも乾
燥後の塗布量は3g/ m2 であった)。 被覆層1 グラフト共重合アクリル樹脂(綜研化学製L−40):70 カチオン系アクリルポリマー(綜研化学製エレコンド):30 酸化ケイ素(平均粒径=1μm):20 酸化ケイ素(平均粒径=3μm):5 トルエン/MEK=1/1で30%に希釈 被覆層2 グラフト共重合アクリル樹脂(綜研化学製L−40):50 カチオン系アクリルポリマー(綜研化学製エレコンド):50 酸化ケイ素(平均粒径=1μm):20 酸化ケイ素(平均粒径=3μm):5 トルエン/MEK=1/1で30%に希釈
【0028】得られた被覆層2の反対面に、市販のシリ
コーン系離型剤をグラビアコータで塗工して剥離シート
を得た。一方、得られた被覆層1の反対面にアクリル酸
エステル系粘着剤(日本カーバイド製ニッセツKP14
05/硬化剤CK102=100/2)をリバースコー
タで乾燥後の塗布量が30g/ m2 になるように塗工して
粘着シートを得た。該粘着シートの粘着層面と剥離シー
トの剥離層面を貼り合わせた後、A4判に断裁し、本発
明のラベル用積層体を得た。こうして得られたラベル用
積層体を電子写真複写機でコピーテストを実施した結
果、給紙ミスや走行不良もなく、トナー密着性も良好で
あった。その結果を表1に示す。
【0029】実施例2〜9 実施例1の塗剤において、被覆層1および被覆層2のグ
ラフト共重合アクリル樹脂、カオチン系アクリルポリマ
ーおよび酸化ケイ素の固形分配合比を各種変えた以外は
同様にして表1に示す特性をもつラベル用積層体を得
た。被覆層1および被覆層2が本発明の範囲内にあるの
で、画像特性、走行性ともに良好であった。
【0030】比較例1 実施例1において、被覆層2のグラフト共重合アクリル
樹脂、カオチン系アクリルポリマーの代わりにポリエス
テル共重合樹脂100重量部とし、その他については実
施例1における構成と同一の構成にして表1に示す特性
をもつラベル用積層体を得た。被覆層1と被覆層2の高
分子結着剤が異種のものであるため、吸湿特性が異な
り、積層体がカールして電子写真複写機でのコピーテス
トの結果、走行不良で紙詰まりを起こした。
【0031】比較例2 実施例1で得られた粘着シートの粘着層と市販のグラシ
ン紙にシリコーンコートした剥離シートの剥離層面を貼
り合わせた後、A4判に断裁し、ラベル用積層体を得
た。該ラベル用積層体は湿度変化によりカールを生じ、
また電子写真複写機でのコピーテストでも給紙ミスや走
行性不良が発生し、実用に供し得ないものであった。
【0032】実施例10 実施例1において、粘着剤としてアクリル系粘着剤(日
本カーバイド製ニッセツKP1573)を用いた以外は
同様にして、本発明のラベル用積層体を得た。こうして
得られたラベル用積層体を電子写真複写機でコピーテス
トを実施した結果、給紙ミスや走行性不良もなく良好で
あった。その結果を表1に示す。
【0033】実施例11 実施例1で得られたラベル用積層体を用いて、感熱プリ
ンター(オートニクス社:BC−8MK−II,リボ
ン:凸版印刷製HD,印字条件:10.5V,4.25
ms)でバーコードを印字した結果、インキ受理性、イ
ンキ密着性にすぐれていることがわかった。また、実施
例1で得られたラベル用積層体を用いて、UVオフセッ
トインキ(東洋インキFDS−2)を印刷したところ、
インキ受理性、インキ密着性にすぐれていることがわか
った。これらのことから本発明のラベル用積層体は、感
熱プリンターやUVオフセット印刷用としても有用であ
ることがわかる。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、粘着シートおよび剥離
シート双方にプラスチックフイルムを用い、さらに被覆
層1と被覆層2の高分子結着剤に実質的に同種の高分子
材料からなるものを用いたことにより、湿度変化による
カールをほとんど生じることなく、電子写真複写機でコ
ピーした場合給紙ミスや走行不良をおこすことのない、
しかもトナー密着性にも優れたラベル用積層体を得るこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // G03G 7/00 G03G 7/00 Z (56)参考文献 特開 昭59−149970(JP,A) 特開 昭59−143160(JP,A) 特開 平2−245082(JP,A) 特開 平2−97583(JP,A) 実開 平3−34038(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 3/02 B32B 7/06 B32B 7/10 C09J 7/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆層1/プラスチックフイルムA/粘
    着層からなる粘着シートの粘着層面と、被覆層2/プラ
    スチックフイルムB/剥離層からなる剥離シートの剥離
    層面とを重ね合わせたラベル用積層体からなり、かつ被
    覆層1および被覆層2は高分子結着剤と無機粒子および
    /又は有機粒子を含む層からなるとともに、該被覆層1
    と被覆層2の高分子結着剤が実質的に同種の高分子材料
    からなることを特徴とするラベル用積層体。
  2. 【請求項2】 前記高分子結着剤の主成分がアクリル共
    重合樹脂とカオチン系アクリルポリマーである請求項1
    のラベル用積層体。
  3. 【請求項3】 前記粘着シートのハンター白色度が40
    %以上である請求項1又は2のラベル用積層体。
  4. 【請求項4】 前記プラスチックフイルムAおよびプラ
    スチックフイルムBがポリエステルフイルムである請求
    項1ないし3のいずれかに記載のラベル用積層体。
JP02377691A 1991-01-25 1991-01-25 ラベル用積層体 Expired - Fee Related JP3144564B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02377691A JP3144564B2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 ラベル用積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02377691A JP3144564B2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 ラベル用積層体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04240889A JPH04240889A (ja) 1992-08-28
JP3144564B2 true JP3144564B2 (ja) 2001-03-12

Family

ID=12119742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02377691A Expired - Fee Related JP3144564B2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 ラベル用積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3144564B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3006661U (ja) * 1994-07-14 1995-01-31 キソ化成産業株式会社 トナ定着用シート
JP4588935B2 (ja) * 2000-07-12 2010-12-01 株式会社ユポ・コーポレーション 電子写真記録用紙

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04240889A (ja) 1992-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100851309B1 (ko) 적층 폴리에스테르 필름
JP6587143B2 (ja) 熱転写シート
US6387478B2 (en) Color electrophotographic image receiving material
EP1504309B1 (en) Resistivity-controlled image recording sheet
JP3395493B2 (ja) 積層ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムの製造法
EP2149818B1 (en) Electrophotograph recording sheet and recorded material
JP6587144B2 (ja) 熱転写シート
JP3144564B2 (ja) ラベル用積層体
JP5202875B2 (ja) 電子写真記録用紙および記録物
JP2002091049A (ja) 電子写真記録用紙
JPH0695420A (ja) ラベル用積層体
CN111295290B (zh) 热转印片
JP3477257B2 (ja) 粘着シート
EP1302814A1 (en) Electrophotograhic recording paper
JP6756128B2 (ja) 熱転写シート
JPH079624A (ja) ラベル用積層体
JPH0691810A (ja) 記録シート
JP3638044B2 (ja) 記録シート
JP3063933B2 (ja) 記録シート
JP4186570B2 (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP3966055B2 (ja) 白色積層ポリエステルフィルム及びそれを用いた感熱転写記録用受容シート
JP2844635B2 (ja) 受像シート
JPH10282712A (ja) 受像シート及びその表面抵抗値制御方法
JPH05230245A (ja) 積層シートおよびそれを用いてなる記録シート
JPH0825776A (ja) 記録シート

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees