JP3144451B2 - 可変速揚水発電装置 - Google Patents

可変速揚水発電装置

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JP3144451B2 JP32791693A JP32791693A JP3144451B2 JP 3144451 B2 JP3144451 B2 JP 3144451B2 JP 32791693 A JP32791693 A JP 32791693A JP 32791693 A JP32791693 A JP 32791693A JP 3144451 B2 JP3144451 B2 JP 3144451B2
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    • H02P9/00Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
    • H02P9/42Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output to obtain desired frequency without varying speed of the generator
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    • H02P2101/00Special adaptation of control arrangements for generators
    • H02P2101/10Special adaptation of control arrangements for generators for water-driven turbines
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数変換器を備えロ
ータが可変速度で回転するにもかかわらず一次側は商用
電力系統に同期接続される可変速発電電動機を備えた可
変速揚水発電装置に関し、特に発電モードにおいてポン
プ水車側で速度制御を行ない、所定の可変速度範囲を逸
脱することなく安定した継続運転を可能にする可変速揚
水発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプ水車用可変速揚水発電装置の発電
モードについては速度制御と出力制御を原動機であるポ
ンプ水車に分担させるか負荷側の発電電動機に分担させ
るかによって制御方法が2つに大別される。ポンプ水車
側で電力や落差に応じた最適速度設定、すなわち速度制
御を担当し、発電電動機側で外部からの電力指令に電力
を直接追従させる電力制御を担当させる方式は、a.急
速でかつ電力指令波形に極めて近い素直で高速の電力応
答が期待できる。b.原動機側で速度制御するので反対
負荷側すなわち発電電動機側で速度制御する方式に比
し安全性が高い。c.反面、速度制御が応答の遅いポン
プ水車側流量制御に依存するため応答が遅く、多少の
転速度の動揺、オーバーシュートは避けられない。他
方、発電電動機側で速度制御を担当し、ポンプ水車側で
出力制御を担当させる方式は、d.反対に速度制御重視
となり、速度制御波形はきれいになるが、e.発電電動
機の電力波形がポンプ水車の出力波形をそのまま写す形
となり、上下流水路の水撃波の影響がそのまま反映され
過渡的に逆振りの傾向さえ示す。
【0003】そこで前者の方式において、cのオーバー
シュートが起きても実害ない程度に的確に抑え込むこと
ができれば可変速機としては最も好適なシステムができ
ることは明白である。定常時の回転速度設定に支障がで
る訳ではなく運転効率を最高ならしめるという目的に支
障がでる訳でもなく、過渡時多少の回転速度動揺があっ
ても所定の可変速範囲に留まる限り周波数変換器にとっ
ては全く差異を感じないことのためである。要は、回転
速度がオーバーシュートしても所定の可変速範囲を外れ
るようなことがないように的確に抑え込む対策がポイン
トとなる。
【0004】なお、可変速ポンプ水車の水車モードすな
わち発電モードの運転速度範囲は可変速範囲の下の方に
限定されることが多く、他方、揚水モードの運転範囲は
ほぼ全域にわたることが多い。これは水車効率が回転速
度の低い側で高いことや、揚水モードでの入力可変幅は
できるだけ大きくとりたいという配慮による。
【0005】そこで、発電モードにおいて、ポンプ水車
の回転速度がオーバーシュートして下限値を所定値以上
下回ったり、上限値を所定値以上上回った場合、可変速
発電電動機の電力調整によるバックアップ速度制御を作
用させオーバーシュートの抑制を図ることは特開昭62
−071497号で公知となっている。
【0006】図6に特開昭62−071497号の公知
例を示す。1は誘導機で、その回転子に直結された水車
2によって回転駆動されると共に誘導機1の2次巻線1
bには周波数変換器を備えた2次励磁制御装置3により
誘導機1の回転速度に応じて所定の位相に調整された交
流励磁電流が供給され、誘導機1の1次巻線1aからは
交流系統4と等しい周波数の交流電力が出力されるよう
に可変速運転が行われる。尚、12は受電変圧器であ
る。
【0007】5は水車特性関数発生器で、外部から与え
られる発電出力指令Poと水位検出信号Hを入力して最
高効率で運転する為の最適回転速度指令Naと最適案内
弁開度指令Yaを発生する。水位変動が小さい場合は水
位信号Hを省略することも出来る。16は回転速度制御
装置で、最適回転指令Naと回転速度検出器6で検出さ
れる実際の回転速度信号Nを比較して案内弁開度補正信
号ΔYを出力する。水車特性関数発生器5からの最適案
内弁開度指令Yaは前記案内弁開度補正信号ΔYに加算
器21で付勢されて案内弁駆動装置10に入力され案内
弁11が制御される構成をとっている。
【0008】7はスリップ位相検出器で、前記交流系統
4の電位位相と電気角で表した前記誘導機2次側回転位
相の差に等しいスリップ位相Spを検出する。スリップ
位相検出器7の一構成例を説明する。スリップ位相検出
器の回転子は誘導機1の1次巻線1aと並列に接続され
た3相巻線が設けられ、スリップ位相検出器7の固定子
側には電気角でπ/2だけ異なる位置にホールコンバー
タがそれぞれ1個設けられていて、誘導機1の2次側か
ら見た交流系統4の電圧位相が一致した信号がホールコ
ンバータより検出され、スリップ位相Spに変換され
る。このSpは2次励磁制御装置3に入力される。回転
速度検出器6で検出された回転速度Nを発電出力修正指
令装置25に入力し、この発電出力修正指令装置25の
出力信号ΔP2と外部からの発電出力指令Poは加算器
26で加算されて誘導機出力指令PGとなり、これが2
次励磁制御装置3に入力される構成をとっている。
【0009】次に発電出力修正指令装置25の構成を説
明する。回転速度Nが設定値N2とN3の間にある時は
発電出力修正指令信号ΔP2は零を保ち、回転速度Nが
設定値N2よりも低くなると発電出力修正指令信号ΔP
2は回転速度Nの低下に比例して減少する。一方、回転
速度Nが設定値N3よりも高くなると発電出力修正指令
信号ΔP2は回転速度Nの上昇に比例して増加する。こ
の発電出力修正指令信号ΔP2の絶対値はP2を超えぬ
ように出力される。ここで設定値N2とN3は2次励磁
制御装置3を構成する周波数変換装置の電圧定格と周波
数出力範囲、誘導機1と水車2の機械部分の強度などで
定まる回転速度範囲に対応して設定される。
【0010】前記誘導機出力指令PGと前記スリップ位
相検出器7のスリップ位相Spは2次励磁制御装置3に
入力され、有効電力検出器9によって検出される誘導機
1の出力検出信号Pが誘導機出力指令PGに等しくなる
ように誘導機1の2次巻線1bに供給する交流励磁電流
を制御する。具体的には特公昭57−60645号で提
案されている制御方法などが適用される。10は案内弁
駆動装置で水車特性関数発生器5からの最適案内弁開度
指令Yaに応じて案内弁11の開度を調整し、水車出力
PTを制御する。
【0011】今時点t0で回転速度Nが設定値N2付近
の状態で発電出力Pをステップ状に上昇させようとして
発電出力指令Poを図7(a)に示すようにステップ状
に上昇させるときの応答を説明する。時点t0で例えば
発電出力Pをステップ状に上昇させようとして発電出力
指令Poを図7(a)に示す様にステップ状に上昇させ
ると、誘導機1の発電出力Pは図7(g)に示す様に発
電出力指令Poの変化に追従して上昇する。一方、発電
出力指令Poに対する発電出力Pの応答よりも機械的に
行われる最適案内弁開度指令Yaに対する案内弁11の
開度Yの応答は遅い。このため、発電出力Pよりも水車
出力PTの方が小さくなり回転速度Nは発電出力指令P
o急変後一時的に減速され、その後時点t1で発電出力
Pと水車出力PTが等しくなり回転速度Nは極小とな
る。なおこの時点t1では速度偏差ΔNは正なので案内
弁開度補正信号ΔYは正で、案内弁開度Yは最適案内弁
開度指令Yaよりも更に上昇する。従って水車出力PT
は発電出力Pよりも大きくなり、回転速度Nは図7
(f)の様に上昇し始める。そして回転速度Nの上昇と
共に最適回転速度指令Naとの偏差が小さくなり、案内
弁開度補正信号ΔYの減少と共に水車出力PTと発電出
力Pの差が減少し、回転速度Nの加速度は減少する。
【0012】ところで発電出力指令Po急増直後の回転
速度Nの低下中に回転速度Nが設定値N2を下回った場
合には次のようになる。回転速度Nが設定値N2より低
くなると発電出力修正指令信号ΔP2により2次励磁制
御装置3に入力される発電出力指令は外部からの発電出
力指令Poよりも小さくなる。従って水車出力PTと発
電出力Pが一致する時点t1は水車出力PTが発電出力
指令Poに一致する時点t2よりも早くなり、回転速度
Nが極小となる時点は図8(f)の破線の如く、時点t
2であったものが時点t1に移り、過渡的な回転速度N
の逆方向オーバーシュートも大幅に低減される。結果と
して可変速水車発電装置の回転速度が所定の設定範囲を
外れないようにバックアップ速度制御をすることができ
る。なお上限設定値N3を上回った場合についての説明
は省略する。
【0013】しかし前記の公知例には2次励磁制御装置
3を介してのバックアップ速度制御をどこで作用させる
か、すなわち、下限設定値N2,上限設定値N3をどの
ように設定すべきかについて何も開示していない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが発電モードの
運転速度範囲が同じ可変速度範囲の中でも下の方に限定
されていて該発電モードの運転範囲の上限と揚水モード
の運転範囲の上限との差が大きい場合には上記公知技術
では対応できないことが判明した。即ち、バックアップ
速度制御の下側設定を発電モード可変速範囲の下限より
若干下、上側設定を揚水モード可変速範囲の上限より若
干上にすると、発電モードで100%出力付近で運転中
電力指令Poが急減した直後、Nが過渡的に発電モード
可変速範囲上限を大きく超えてオーバーシュートする。
即ちバックアップ制御によるオーバーシュートの抑制効
果が実質的になくなるので可変速範囲内ながらかなりの
オーバーシュートを許容してしまう。この可変速範囲内
のオーバーシュート自身は支障ないが、この後引き続い
て次の電力指令急減が起き回転速度指令も急減した場合
には、前述のオーバーシュートの振り返しと重なって回
転速度が急降下する。そして今度は可変速範囲の下限を
割って更に下側にオーバーシュートする。そして下側バ
ックアップ速度制御範囲へ踏み込み、この抑制効果によ
ってやがては止まるが、この踏み込み量が過大になり、
回転速度が下がり過ぎて脱調してしまう可能性がある。
この問題の原因は前述から明らかなように最初の所定値
以上の上側オーバーシュートを許したことにあり、この
対策こそが必要であることが判明した。
【0015】本発明の目的は、発電モードにおいてポン
プ水車側で速度制御を行う可変速発電電動機が、周波数
変換装置の出力を調整したとしても所定の可変速度範囲
を逸脱しないように制御し、安定した継続運転を可能に
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は電力系統に接続された可変速発電電動機
と、発電指令又は揚水指令に追従して前記可変速発電電
動機の一次側、二次側間の交流励磁状態を調整し可変速
発電電動機の入出力を調整する電力変換器と、可変速発
電電動機に接続されたポンプ水車を備えた可変速揚水発
電装置において、発電モード又は揚水モードでの通常運
転範囲内の速度制御指令を運転状態に応じて出力する速
度制御指令装置と、発電モードにおいて、速度制御指令
に応じてポンプ水車に流れる水量を調節し、速度制御を
行う第一の速度制御装置と、発電モードの回転速度が低
下して所定の下限側設定値を超えて可変速可能範囲から
逸脱しないよう、電力変換器の交流励磁を調整してバッ
クアップ速度制御を行う第二の速度制御装置とを備え、
下限側設定値と速度制御指令の最低値との間隔を発電モ
ードの運転中に発生する定常状態の回転速度振動の片振
幅より大きく設定したことを特徴とするものである。
に、本発明は可変速揚水発電装置において、速度制御指
令装置は揚水モードにおいては、揚水モードに好適な速
度制御指令を出力するようにし、発電モードの速度制御
指令の最低値が、揚水モードの速度制御指令の最低値よ
り高く設定されていることを特徴とするものである
【0017】更に、本発明は可変速揚水発電装置におい
て、第二の速度制御装置は、発電モードにおいて、回転
速度が上昇した場合には、所定の上限側設定値を超えな
いよう電力変換器の交流励磁を調整してバックアップ速
度制御を行うようにし、上限側設定値は発電モードの速
度制御指令の最高値より高く、揚水モードの速度制御指
令の最高値より低く設定されていることを特徴とするも
のである
【0018】
【作用】本発明の可変速揚水発電装置は、発電モードは
速度制御指令を原動機であるポンプ水車側に与えて通常
の速度制御を行ない、ポンプ水車の回転速度が通常運転
範囲の下限値を所定値以上下回った場合に、第二の速度
制御装置が動作して電力変換器の交流励磁を調整してバ
ックアップの速度制御を行ない運転範囲が通常の回転範
囲を外れないようにする。そして、第二の速度制御装置
の動作が開始される下限側設定値については、この設定
値と発電モードの通常運転範囲の下限値との間隔が少な
くとも発電モードの通常運転中に継続的に発生する又は
発生が予想される回転振動の片振幅より大きく設定する
ことで、これにより発電出力指令の変化が小さいときに
はバックアップ速度制御が働かず、また、水車等の特性
上継続的に起こる振動に対しても、少なくとも定常状態
ではバックアップ速度制御が働かないようにして安定し
た継続運転を行なわせる。
【0019】また、運転状態に応じた発電モードの速度
制御指令の設定において、発電モードの通常運転範囲の
上限値は、少なくとも揚水モードの通常運転範囲の上限
値より低く設定される。また、バックアップ速度制御を
行なうときの、そのバックアップ速度制御が運転範囲の
上限側で動作を開始する上限側設定値は、発電モードの
通常運転範囲の上限値より高く揚水モードの通常運転範
囲の上限値より低くなるように設定され、このようにバ
ックアップ速度制御の上限側設定値を通常運転範囲の上
限設定値の近くに設定することにより回転速度の一時上
昇幅を低く抑える。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す図で、従来例を説
明するのに用いた前記図6と同一符号は同一部分または
相当部分を示す。ここでは図1の中で図6と異なる部分
について説明する。25Aは図6の発電出力修正指令装
置25に相当する。回転速度Nが設定値NklgとNk
ugの間にある時はその出力信号は零を保ち、回転速度
Nが設定値Nklgよりも低くなると出力信号は回転速
度Nの低下に比例して減少し、一方、回転速度Nが設定
値Nkugよりも高くなると出力信号は回転速度Nの上
昇に比例して増加して、バックアップ速度制御が動作を
開始する。尚、設定値NklgとNkugは次のように
決める。
【0021】即ち、発電モードの最適回転速度指令Na
の下限がNalg、上限がNaugとすれば、即ち、発
電モードにおける通常のポンプ水車側速度制御による可
変速運転範囲がNalg〜Naug(通常運転範囲)と
すれば、 Nklg<Nalg、Nkug>Naug に設定する。即ち、通常の可変速運転範囲の外に設定す
る。しかも、(Nalg−Nklg)は定常時に起こり
うる程度の継続的回転動揺の片振幅より大きく設定して
おく。これは2次励磁制御装置3を介して行なうバック
アップ速度制御が最適回転速度指令Nagが下限にあっ
ても本来の水車側出力制御による速度制御には干渉せず
安定な継続運転ができるように配慮したものである。
【0022】25Bは2次励磁制御装置3を介して行な
うバックアップ速度制御系の応答性や安定性を調整する
過渡特性調整部で、図1では一次遅れ要素の例(図3の
(a),(b)も同じ)を示しているが、これは図3の
(C)のようにPI演算器にすることもできる。尚、s
はラプラス演算子を示す。26は過渡特性調整部25B
の出力ΔP1と外部から与えられる発電出力指令Poを
加算し誘導機出力指令PGを作る加算部である。
【0023】この様に構成された本実施例の制御装置に
おいて、いま時点t0で回転速度Nが通常運転範囲の下
限設定値Nalg付近の状態で発電出力Pをステップ状
に上昇させようとして発電出力指令Poを図9(a)に
示すようにステップ状に上昇させるときの応答性を説明
する。時点t0で発電出力指令Poが上昇すると前述の
図8と同様回転速度Nは最適回転速度指令Naの変化と
は逆に図9(f)の如くいったん低下する。そして回転
速度Nがバックアップ速度制御の下限側設定値Nklg
より低くなると発電出力修正指令信号ΔP1により2次
励磁制御装置3に入力される誘導機出力指令は外部から
の発電出力指令Poよりも小さくなる。従って水車出力
PTと発電出力Pが一致する時点t1は水車出力PTが
発電出力指令Poに一致する時点t2よりも早くなる。
従って本発明を実施することにより回転速度Nが極小と
なる時点は図9(f)の破線の如く、時点t2であった
ものが時点t1に移る。同時に過渡的な速度の逆方向の
オーバーシュートも大幅に低減させることが可能であ
る。
【0024】ところで本発明によれば、最適回転速度指
令Naの通常運転範囲の下限値Nalgとバックアップ
速度制御の下限側設定値Nklgとの間に前記した所定
の差を与えるので、発電出力指令Poの変化が小さい時
には前述のバックアップ速度制御は動作しない。また水
車側速度制御では回転速度制御装置16に内在する不感
帯や不動帯、水車自身の出力特性のヒステリシスや応答
遅れ等の理由で定常状態でも若干の継続的回転振動が起
きることは避けられない。本発明では前述のように最適
回転速度指令Naの通常運転範囲の下限値Nalgとバ
ックアップ速度制御の下限側設定値Nklgとの間の差
(図2のαG)を少なくともこの種の継続的回転振動の
片振幅より大きくする。そして少なくとも定常状態では
前述のバックアップ速度制御が作動しないようにする。
【0025】次に図2により運転状態の上限側制御につ
いて説明を行う。可変速揚水発電装置においては、揚水
モードにおいて入力の可変幅をできるだけ大きくとるた
めに周波数変換器が許容する限り回転速度の可変範囲、
すなわち、通常運転範囲をできるだけ大きくするのが一
般的である。図2では揚水モードの通常運転範囲の下限
Nalpからその上限Naupがこれに当る。これに対
して発電モードにおいては最高効率になる回転速度が揚
水モードに比して低い側に偏ることから通常運転範囲は
図2のように狭いのが一般的である。特に通常運転範囲
の可変速上限Naugは揚水モードの上限Naupより
低くなることが多い。
【0026】そこで2次励磁制御装置3を介してのバッ
クアップ速度制御の上限側設定値をどこに置くか、特に
発電モードにおける上限側設定値Nkugをどこに置く
かが次の課題となる。本発明では図2のようにNaup
より低くNaugより高く設定する。しかも発電モード
の通常運転範囲の上限値Naugとの差βGが過大にな
らないようにする。決して揚水モードのバックアップ速
度制御の上限側設定値Nkupと共用するようなことは
しない。これを図5および図4で説明する。
【0027】図5はβGが過大な場合である。発電出力
指令Poが図のように急に減少した場合、発電出力Pの
方が水車出力PTより応答が速いので(むしろ速く設定
して可変速機の特徴を発揮するようにするので)回転速
度Nが図5(f)のように一時的に上昇する。そしてそ
の後大きく振り返し今度は勢いよく降下する。この振り
返し下降の勢いはその前の一時上昇の幅が大きければ大
きいほど大きい。このため回転速度Nが通常運転範囲の
下限Nalgを超えて更にバックアップ速度制御の下限
側設定値Nklgも超えて更に下降しようとする。この
下限側設定値Nklgに達すると、ここから2次励磁制
御装置3を介してのバックアップ速度制御が作動してブ
レーキを掛けようとするが直ぐには止まらず更にある程
度はオーバーランをする。ところでこのオーバーランの
量は発電出力指令Poの下げが始まった直後の回転速度
Nの一時上昇の幅と関係があり、後者を大きく許容すれ
ば前者も大きくなってしまう。即ち、これを言い替えれ
ば、オーバーシュートの直後に回転指令Poを急減した
場合、回転速度指令Poとオーバーシュートの振り返し
が重なってオーバーランが過大になってしまう。オーバ
ーランが過大になると2次励磁制御装置3の運転範囲を
外れ機能しなくなってしまう。
【0028】このように可変速幅下限におけるオーバー
シュートが一見関係がないようにみえるバックアップ速
度制御の上限側設定値Nkugに深く関係する。このた
め図4のように、発電モードにおいては通常運転範囲の
上限側でもバックアップ速度制御の設定値Nkugを通
常運転範囲の上限Naugの近くに設定し、問題の回転
速度Nの一時上昇幅を抑えるようにしている。
【0029】また、前述から明らかなように揚水モード
の通常運転範囲の上限値Naupと発電モードの通常運
転範囲の上限Naugの差が大きい場合、発電モードの
バックアップ速度制御の上限側設定値Nkugを揚水モ
ードのバックアップ速度制御の上限側設定値Nkupと
共用するのは適当でない。
【0030】なお、下限側においては、図2で示すよう
に、発電モードのバックアップ速度制御の下限側設定値
Nklgと揚水モードのバックアップ速度制御の下限側
設定値Nklpとを等しく設定してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、発電モー
ドのバックアップ速度制御を、下限側設定値を、少なく
とも発電モードの運転中継続的に発生する回転振動に対
応して設定し、また上限側設定値を回転速度のオーバー
シュートの振り返しに伴なうオーバーランを考慮して最
適に設定し、速度制御するようにしたので所定の可変速
度範囲を逸脱することなく安定した継続運転をすること
ができる。
【0032】また前記バックアップ速度制御は、簡単に
制御装置のソフトの一部とし組込むことができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の可変速揚水発電装置の構成
図である。
【図2】本発明の一実施例の通常運転範囲の説明図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の一部動作説明図である。
【図4】本発明の一実施例の上限側制御の説明図であ
る。
【図5】本発明の一実施例の上限側制御の説明図であ
る。
【図6】従来の可変速揚水発電装置の構成図である。
【図7】従来の下限側制御の説明図である。
【図8】従来の下限側制御の説明図である。
【図9】本発明の一実施例の下限側制御の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…誘導機、2…水車、3…2次励磁制御装置、5…水
車特性関数発生器、6…回転速度検出器、7…スリップ
位相検出器、9…有効電力検出器、10…案内弁駆動装
置、11…案内弁、12…受電変圧器、16…回転速度
制御装置、21…加算器、25A…発電出力修正指令装
置、25B…過渡特性調整部、26…加算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 泰照 大阪市北区中之島三丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 中川 博人 大阪市北区中之島三丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−71497(JP,A) 特開 昭63−140698(JP,A) 特開 昭64−47298(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 9/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統に接続された可変速発電電動機
    と、発電指令又は揚水指令に追従して前記可変速発電電
    動機の一次側、二次側間の交流励磁状態を調整し可変速
    発電電動機の入出力を調整する電力変換器と、前記可変
    速発電電動機に接続されたポンプ水車を備えた可変速揚
    水発電装置において、発電モード又は揚水モードでの通
    常運転範囲内の速度制御指令を運転状態に応じて出力す
    る速度制御指令装置と、発電モードにおいて、前記速度
    制御指令に応じて前記ポンプ水車に流れる水量を調節
    し、速度制御を行う第一の速度制御装置と、発電モード
    の回転速度が低下して所定の下限側設定値を超えて可変
    速可能範囲から逸脱しないよう、前記電力変換器の交流
    励磁を調整してバックアップ速度制御を行う第二の速度
    制御装置とを備え、前記下限側設定値と前記速度制御指
    令の最低値との間隔を発電モードの運転中に発生する定
    常状態の回転速度振動の片振幅より大きく設定したこと
    を特徴とする可変速揚水発電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可変速揚水発電装置にお
    いて、前記速度制御指令装置は揚水モードにおいては、
    揚水モードに好適な速度制御指令を出力するようにし、
    発電モードの前記速度制御指令の最低値が、揚水モード
    の前記速度制御指令の最低値より高く設定されているこ
    とを特徴とする可変速揚水発電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の可変速
    揚水発電装置において、前記第二の速度制御装置は、発
    電モードにおいて、回転速度が上昇した場合には、所定
    の上限側設定値を超えないよう前記電力変換器の交流励
    磁を調整してバックアップ速度制御を行うようにし、前
    記上限側設定値は発電モードの前記速度制御指令の最高
    値より高く、揚水モードの前記速度制御指令の最高値よ
    り低く設定されていることを特徴とする可変速揚水発電
    装置。
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