WO2023053230A1 - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

本発明にかかる発電装置は、一次励磁可変速揚水発電装置又は一次励磁可変速発電装置であって、部分負荷から最大出力に向かっての負荷急増時における回転速度の最大出力に対する回転速度指令値に対する低下率の増大によるポンプ水車又は水車の出力が、案内羽根開度が全開近傍において電力出力相当に対して不足し回転速度が低下する場合に、発電電動機出力指令又は発電機出力指令の増大を一定時間停止し、ポンプ水車又は水車の出力が電機側損失を含めた最大電力出力以上となるまで回転速度を増大させた後に発電電動機出力指令又は発電機出力指令の増大の停止を解除する。

Description

発電装置
 本発明は、可変速揚水発電装置又は可変速発電装置に係り、特に発電運転においてポンプ水車又は水車側で速度制御を行ない、電力出力指令に従い出力電力が単調に追従し安定した運転を継続可能にする可変速揚水発電装置又は可変速発電装置として動作する発電装置に関するものである。
 可変速揚水発電装置又は可変速発電装置の発電運転に対して、ポンプ水車又は水車側で電力や落差に応じた回転速度制御を担当し、発電電動機又は発電機側で外部からの発電電力出力指令に電力を直接追従させる電力制御を担当させる方式においては、急速でかつ発電電力出力指令に近い電力応答が得られる反面、速度制御が応答の遅いポンプ水車側流量制御に依存するため、速度の動揺やオーバーシュートが避けられない。そのため、可変速幅が通常10%程度未満である二次励磁可変速揚水発電装置では、すべり周波数が可変速速度範囲限界に近づいた場合には発電電力出力指令に回転速度又はすべり周波数に従い定義された発電出力修正指令を加算して可変速速度範囲限界の超過を防止する方法等の保護制御が適用され、更にすべり周波数が通常運転範囲内にある場合は発電電動機出力指令又は発電機出力指令の最大変化レートを一定とし、すべり周波数が通常運転範囲の下限値から所定値以内下回る範囲内および通常運転範囲の上限値から所定値以内上回る範囲内においては発電電動機出力指令又は発電機出力指令の最大変化レートに1.0から0.0の範囲の値を乗じ、すべり周波数が下限値から所定値以上下回る範囲および上限値から所定値以上上回る範囲においては発電電動機出力指令又は発電機出力指令の最大変化レートにゼロを乗じて制限を加える制御及び回転速度と最適回転速度指令との差の“0.0”との大小により案内羽根開度の最適案内羽根開度指令に対するオーバーシュート又はアンダーシュートを制限する制御が適用されている。
 この二次励磁可変速揚水発電装置の発電運転において、すべり周波数が通常運転範囲の上下限に近づいた場合に電力指令レートを制限する制御、及び回転速度と最適回転速度指令との差の“0.0”との大小により案内羽根開度の最適案内羽根開度指令に対するオーバーシュート又はアンダーシュートを制限する制御を適用する方法は、下記の特許文献1に記載されている。
 図4は、特許文献1に記載された二次励磁可変速揚水発電装置100の構成図である。図4において、1は発電電動機である。発電電動機1は、回転子に直結されたポンプ水車2によって回転駆動されると共に、発電電動機1の二次巻き線1bには周波数変換器を備えた二次励磁制御装置3により発電電動機1の回転速度Nに応じて所定の周波数に調整された交流励磁電流が供給され、発電電動機1の一次巻き線1aから交流系統4と等しい周波数の交流電力が出力されるように可変速運転を行う。
 また、5は水車特性関数発生器である。水車特性関数発生器5は、外部から与えられる発電出力指令Poと水位検出信号Hを入力して、最適運転条件で運転するための最適回転速度指令Naと最適案内羽根開度Yaを発生する。16は回転速度制御装置である。回転速度制御装置16は、最適回転速度指令Naと回転速度検出器6で検出される実際の回転速度Nを比較して案内羽根開度補正信号ΔYを出力する。水車特性関数発生器5からの最適案内羽根開度Yaは前記案内羽根開度補正信号ΔYと共に加算器21に付勢されて案内羽根駆動装置10に入力され、案内羽根駆動装置10が案内羽根11を制御する。
 また、7はすべり位相検出器である。すべり位相検出器7は、前記交流系統4の電位位相と電気角であらわした前記発電電動機1の二次側回転位相の差に等しいすべり位相Spを検出する。このSpは二次励磁制御装置3に入力される。また、回転速度検出器6で検出される実際の回転速度Nから可変速電動発電機である発電電動機1の同期周波数相当を算出する換算器30の出力fNと交流系統4の周波数fとを電力出力指令値変化レート制限器31に入力する。
 電力出力指令値変化レート制限器31は、発電電動機1の同期周波数相当のfNと交流系統4の周波数fとの差f-fNが定められた上限値(Δf1)と下限値(-Δf2)の間の範囲である通常運転範囲においては電力出力指令値に変化レート制限を設けないものとして出力信号として1.0(一定値)を出力する。また、電力出力指令値変化レート制限器31は、差f-fNが上限値Δf1からΔf3の間の範囲の場合及び下限値-Δf2から-Δf4の間の範囲の場合、出力信号として、差f-fNの増減に比例した1.0から0.0の間の値を出力する。更に、電力出力指令値変化レート制限器31は、差f-fNがΔf3を上回っている場合および差f-fNが-Δf4を下回っている場合、出力信号として0.0(一定値)を出力する。ここで、Δf1、Δf3、-Δf2および-Δf4の各値は、回転速度Nが二次励磁可変速揚水発電装置100の可変速速度範囲限界を超過することが無いように、二次励磁制御装置3の限界発生周波数範囲内で、Δf1<Δf3、-Δf4<-Δf2となるよう定めるものとする。
 乗算器32は、電力出力指令値変化レート制限器31の出力に前記発電電動機出力指令の最大変化レートPRを乗じて電力出力指令値変化レートを出力する。
 減算器33は、外部から与えられる発電出力指令Poから発電電動機出力指令Pgを減算し、発電電動機出力指令の要変化量Po-Pgを出力する。
 正負号判定器34は、上記減算器33の出力である発電電動機出力指令の要変化量Po-Pgが入力され、Po-Pgの正負に応じて1.0又は-1.0を出力する。尚、正負号判定器34は、Po-Pgの値の零近傍で正負の所定値以下に対して0.0を出力する不感帯を設けても構わない。
 乗算器35は、前記乗算器32の出力である電力出力指令値変化レートに前記正負号判定器34の出力である発電電動機出力指令の要変化量の正負号判定値を乗じて電力出力指令値増減変化レートを生成し、これを出力する。
 積分器36は、前記乗算器35の出力である電力出力指令値増減変化レートを積分して発電電動機出力指令Pgを生成し、これを出力する。
 前記発電電動機出力指令Pgと前記すべり位相検出器7のすべり位相Spは二次励磁制御装置3に入力される。二次励磁制御装置3は、有効電力検出器9によって検出される発電電動機1の出力検出信号Pが発電電動機出力指令Pgに等しくなるように発電電動機1の二次巻き線1bに供給する交流励磁電流を制御する。
 図5は、回転速度制御装置16の構成例を示す図である。
 回転速度制御装置16は、減算器40、乗算器41,42、積分制御要素43、微分制御要素44、加算器47、上限値制限関数60,61、乗算器62、下限値制限関数70,71、乗算器72を備える。また、積分制御要素43は、減算器48,50、積分制御関数49、最小値選択関数51および最大値選択関数52を備える。微分制御要素44は、不完全微分関数45および乗算器46を備える。
 減算器40には、水車特性関数発生器5から出力された最適回転速度指令Naおよび回転速度検出器6で検出された実際の発電電動機ロータの回転速度Nが入力され、最適回転速度指令Naから回転速度Nを減算し、発電電動機ロータの回転速度指令偏差Na-Nを出力する。
 乗算器41は、減算器40の出力である発電電動機ロータの回転速度偏差Na-Nに、交流系統4の定格周波数に対する発電電動機ロータの同期回転速度Noの逆数を乗算して、発電電動機ロータの無次元回転速度偏差値(Na-N)/Noを出力する。
 乗算器42は、回転速度制御装置16の比例制御要素の比例制御関数であり、発電電動機ロータの無次元回転速度偏差値(Na-N)/Noに対して比例ゲインKpを乗じた信号を出力する。回転速度制御装置16の積分制御要素である積分制御要素43では、減算器48が、発電電動機ロータの無次元回転速度偏差値(Na-N)/Noから減算器50の出力値を減算し、減算器48の出力値に対して積分制御関数49が積分ゲインKiを乗じて積分する。更に、最小値選択関数51が、積分制御関数49の出力値と乗算器62の出力値を比較し積分制御要素出力暴走防止回路の上限値の制限値として最小値側を出力する。最大値選択関数52は、最小値選択関数51の出力値と乗算器72の出力値を比較し積分制御要素出力暴走防止回路の下限値の制限値として最大値側を出力する。微分制御要素44は、回転速度制御装置16の微分制御要素であり、発電電動機ロータの無次元回転速度偏差値(Na-N)/Noを入力した不完全微分関数45の出力値に乗算器46で微分ゲインKdを乗じた値を出力する。加算器47は、乗算器42の出力値、積分制御要素43の出力値及び微分制御要素44の出力値を加算し、加算結果を回転速度制御装置16の出力である案内羽根開度補正信号ΔYとして出力する。
 尚、図5に示す積分制御要素43内の減算器50では、積分制御関数49の出力値から最大値選択関数52の出力値を減算し、減算結果を減算器48へ出力する。
 次に、二次励磁可変速揚水発電装置100に関わる積分制御要素の積分制御要素出力暴走防止回路の上限値制限関数及び下限値制限関数について説明する。
 上限値制限関数60は従来の積分制御要素出力暴走防止回路の最適案内羽根開度Yaに対応して定められた上限値制限関数の一例であり、最適案内羽根開度Yaの入力値0.0から1.0に対して、1.0から0.0の値を出力する。
 上限値制限関数61は乗算器41の出力である無次元回転速度偏差(Na-N)/Noに対応して定められた上限値制限関数の一例である。この上限値制限関数61は、回転速度Nが最適回転速度指令Naを上回る状態での回転速度制御装置16の積分制御要素での蓄積分の出力によるプラスの案内羽根開度補正信号ΔY出力値を制限するために、無次元回転速度偏差(Na-N)/Noが0.0以下の場合には値bを出力し、無次元回転速度偏差(Na-N)/Noが0.0からn3の範囲の場合にはbから1.0までの値を比例して出力し、無次元回転速度偏差(Na-N)/Noがn3以上の場合には1.0を出力する。ここで、無次元回転速度偏差(Na-N)/Noが0.0以下の場合の出力値bとしては、0.01から0.5の範囲内で選定されるものとする。
 乗算器62は、積分制御要素出力暴走防止回路の最適案内羽根開度Yaに対応して定められた上限値制限関数60からの出力値と無次元回転速度偏差(Na-N)/Noに対する上限値制限関数61からの出力値とを乗算して出力する。
 下限値制限関数70は従来の積分制御要素出力暴走防止回路の最適案内羽根開度Yaに対応して定められた下限値制限関数の一例であり、最適案内羽根開度Yaの入力値0.0から1.0に対して、0.0から-1.0の値を出力する。
 下限値制限関数71は乗算器41の出力である無次元回転速度偏差(Na-N)/Noに対応して定められた下限値制限関数の一例である。この下限値制限関数71は、回転速度Nが最適回転速度指令Naを下回る範囲又は回転速度Nが最適回転速度指令Naを上回る状態でも零に近い一定範囲内での回転速度制御装置16の積分制御要素43での蓄積分の出力によるマイナスの案内羽根開度補正信号ΔY出力値を制限するために、無次元回転速度偏差(Na-N)/Noが-n2以上の場合には値aを出力し、無次元回転速度偏差(Na-N)/Noが-n2から-n1の範囲の場合にはaから1.0までの値を比例して出力し、無次元回転速度偏差(Na-N)/Noが-n1以下の場合には1.0を出力する。ここで、無次元回転速度偏差(Na-N)/Noが-n2以上の場合の出力値aとしては、0.01から0.5の範囲内で選定されるものとする。尚、可変速ポンプ水車の発電モードの最適回転速度指令範囲は可変速範囲の下の方に限定されることが多いので、無次元回転速度偏差-n1及び-n2は、(Na-No)/No<-n1<-n2<0.0の範囲で選定されるものとする。
 乗算器72は、積分制御要素出力暴走防止回路の最適案内羽根開度Yaに対応して定められた下限値制限関数70からの出力値と無次元回転速度偏差(Na-N)/Noに対する下限値制限関数71からの出力値とを乗算して出力する。
 以上のように、二次励磁可変速揚水発電装置100は、すべり周波数が通常運転範囲内にある場合は電力出力指令の最大変化レートを1.0の一定値とし、すべり周波数が通常運転範囲の下限値を所定値以上下回る場合、および、すべり周波数が通常運転範囲の上限値を所定値以上上回る場合は、電力出力指令の最大変化レートを0.0の一定値とし、すべり周波数が通常運転範囲付近、すなわち、すべり周波数の通常運転範囲の下限からの逸脱量が所定値以内の場合、および、すべり周波数の通常運転範囲の上限からの逸脱量が所定値以内の場合、すべり周波数の通常運転範囲からの逸脱量に応じて電力出力指令の最大変化レートに1.0から0.0の範囲の値を乗じて制限を加える電力出力指令値変化レート制限器31を備えることとした。これにより、発電出力が急変するのを防止することができる。すなわち、電力系統側へ擾乱を与えるのを防止可能な可変速揚水発電装置を実現できる。
 このような構成を有する特許文献1に記載の二次励磁可変速揚水発電装置の制御技術を一次励磁可変速揚水発電装置又は一次励磁可変速発電装置の制御に適用することで、一次励磁可変速揚水発電装置又は一次励磁可変速発電装置の発電運転においても発電出力指令Poの急増減に対する過渡的な回転速度の最適回転速度指令からの過大なオーバーシュート及びアンダーシュートを大幅に低減させることが可能である。尚、特許文献2は特許文献1のUS出願特許であり、特許文献3は特許文献1のEP出願特許である。特許文献4は二次励磁可変速揚水発電装置の可変速幅逸脱防止制御としての同期運転に関する文献である。
特許第6446569号公報 米国特許第10326393号明細書 欧州特許第3396847号明細書 特開平8-317697号公報
 しかしながら、二次励磁可変速揚水発電装置の可変速範囲は系統周波数に対応した定格回転速度に対して高々±10%程度以下であり、発電電動機出力指令又は発電機出力指令の最大変化レートPRを大きくし系統電力需要変化への対応速度を早くしようとしても、水路系の発電出力変化に対応した流量変化時定数は一定であるため、回転速度変化による回転体の慣性エネルギの出し入れにより発電電動機出力指令又は発電機出力指令に追従するので、電力出力指令値変化レート制限器31内の周波数差f-fNが上限側f1を上廻る回転速度の過剰低下又は、下限側-f2を下廻る様な回転速度の過剰増大に繰り返し至り、乗算器32の電力出力指令値変化レート出力値が1.0から0.0の間で変化することになる。この結果、図6に示す二次励磁可変速揚水発電装置での発電出力(電力出力)0.8pu.から1.0pu.までの発電出力急増大の解析例に示される様に、発電出力増大途上の電力出力が約0.88pu.以上において回転速度の低下による周波数差f-fNの過剰増大により発電電動機出力指令又は発電機出力指令の増大率が制限され、それに従い電力出力の増大も緩やかになっている。この効果により、発電電動機出力指令又は発電機出力指令の増大に単調に従い発電出力を増大させながら回転速度の過剰低下による可変速幅逸脱が防止出来ている。
 一方、図6の解析例と同一発電所に対して、系統周波数に対応した定格回転速度に対して-100%付近から+10%程度以下の範囲の可変速幅を有する一次励磁可変速揚水発電装置を適用し、電力出力指令値変化レート制限器31内の周波数差f-fNの設定値f1を一次励磁可変速揚水発電装置の可変速幅に従い系統周波数の60%以上に大きくした場合についての解析結果例を図7に示す。図7では、電力出力指令と電力出力は完全に一致するので電力出力指令は表示していないが、回転速度は徐々に低下しているが発電出力0.8pu.から1.0pu.まで直線的に増大している。しかし、電力出力が1.0pu.に到達直後での水車出力の最大値は最大電力出力比で1.006pu.と発電電動機及び周波数変換器他の電気側機器の損失分約0.03pu.を賄えず不足しているため、その後更なる回転速度の低下が続くことでポンプ水車側の運転効率の低下による水車出力の減少を招き、大幅な回転速度の低下によるポンプ水車の大幅な出力不足で一層の回転速度の低下とポンプ水車の出力不足が発生し安定な発電運転が継続出来ない状況となる可能性がある。
 ここで図5及び図6で発電出力0.8pu.から1.0pu.まで発電出力を急増大させた解析としているのは、発電出力0.8pu.付近から1.0pu.まで発電出力を急増大させた場合での回転速度低下量が他の発電出力変化に比べて大きく最大であることによる。
 図7に示す解析例における電力出力が1.0pu.に到達後での回転速度低下を防止する手段の一例としては案内羽根の全開開度を増大させる方法が有る。図8は、図7に示す解析例と同一発電所で最大案内羽根開度を約7%大きくした場合での一次励磁可変速揚水発電装置において、電力出力指令の最大変化レートPRとして1.0pu./60秒で発電出力0.8pu.から1.0pu.まで急増大する場合の解析結果例である。図8に示した解析例では、電力出力が1.0pu.に到達直後での水車出力は電力出力より0.03pu.以上大きく回転速度も電力出力1.0pu.での最適回転速度指令Naである約0.98pu.付近に増大している。しかし、本例では、図7に示した解析例での電力出力が1.0pu.に到達直後に負荷遮断した場合の図9に示す到達最大回転速度1.325pu.に対し、図8に示した解析例での電力出力が1.0pu.に到達直後に負荷遮断した場合の図10に示す到達最大回転速度1.343pu.であり、到達最大回転速度が0.018pu.増大している。また、図8に示した解析例では図7に示した解析例に対して最大案内羽根開度を約7%大きくしており、無拘束速度も相応に大きくなるので発電電動機又は発電機ロータ強度への負荷が大きくなる。従って、図8に示した解析例では、既存の定速揚水発電装置又は定速発電装置の発電電動機又は発電機はそのままで一次側ステータに発生する励磁電力を周波数変換器を介して商用電力系統の所定周波数に変換するように改造した一次励磁可変速揚水発電装置又は一次励磁可変速発電装置では、発電電動機又は発電機ロータ強度の問題も含め最大案内羽根開度を大きくすることが困難となる可能性があり、このような場合では適用不可となる。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、特許文献4に示される同期運転移行による保護制御が適用不可である一次励磁可変速揚水発電装置又は一次励磁可変速発電装置の広い可変速幅を有効に利用し、発電電動機出力指令又は発電機出力指令の最大変化レートPRに大きな値を適用しても無負荷から最大出力までの範囲内での電力出力指令の急増減に単調に追従可能な発電装置を得ることを目的とする。また、本発明は、二次励磁可変速揚水発電装置又は二次励磁可変速発電装置の可変速幅逸脱防止制御である同期運転移行の代用として適用することも可能である。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、二次側の直流励磁された突極形ロータが可変速度で回転し、一次側ステータが商用電力系統に周波数変換器を介して接続された可変速発電電動機又は可変速発電機と、該可変速発電電動機又は可変速発電機のロータに直結され発電運転にあってはこれを駆動し揚水運転にあってはこれに駆動されるポンプ水車とを備え、前記発電運転では前記ロータの回転速度と回転速度指令の偏差に基づき比例制御要素、積分制御要素及び微分制御要素を備えた回転速度制御装置により算出された速度制御指令を原動機であるポンプ水車側に与えて速度制御を行う一方、電力出力指令を可変速発電電動機又は可変速発電機に与えて電力制御を行う発電装置であって、前記可変速発電電動機又は可変速発電機を可変速運転し発電所での全落差での部分負荷から最大出力に向かっての負荷急増時における回転速度の最大出力に対する回転速度指令値に対する低下率の増大によるポンプ水車又は水車出力が、案内羽根開度が全開近傍において電力出力相当に対して不足し回転速度が低下する場合に、発電電動機出力指令の増大を一定時間停止し、ポンプ水車又は水車の出力が電機側損失を含めた最大電力出力以上となるまで回転速度を増大させた後に発電電動機出力指令の増大の停止を解除することを特徴とする。
 本発明にかかる発電装置は、発電電動機出力指令又は発電機出力指令の最大変化レートPRに大きな値を適用しても無負荷から最大出力までの範囲内での電力出力指令の急増減に追従可能な一次励磁可変速揚水発電装置および一次励磁可変速発電装置を実現できるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる一次励磁可変速揚水発電装置の構成例を示す図である。 図2は、一次励磁可変速揚水発電装置の電力出力指令制限関数の構成例を示す図である。 図3は、図7に示す解析例と同一発電所に一次励磁可変速揚水発電装置を適用し、発電電動機出力指令の最大変化レートPRとして1.0pu./60秒で発電出力を0.8pu.から1.0pu.まで急増大させた場合に、案内羽根開度が0.98pu.以上で回転速度が減速している場合には発電電動機出力指令Pgの増大を15秒間停止し、回転速度を水車出力が電機側損失を含めた最大電力出力以上となるまで増大させた後に発電電動機出力指令の増大の停止を解除させた場合の解析結果例を示す図である。 図4は、従来の二次励磁可変速揚水発電装置の構成図である。 図5は、二次励磁可変速揚水発電装置の回転速度制御装置の構成例を示す図である。 図6は、従来の二励磁可変速揚水発電装置において、発電電動機出力指令の最大変化レートPRとして1.0pu./60秒で発電出力を0.8pu.から1.0pu.まで急増大させた場合の解析結果例を示す図である。 図7は、図6の解析例と同一発電所に一次励磁可変速揚水発電装置を適用し、発電電動機出力指令の最大変化レートPRとして1.0pu./60秒で発電出力を0.8pu.から1.0pu.まで急増大させた場合の解析結果例を示す図である。 図8は、図7に示す解析例と同一発電所で最大案内羽根開度を約7%大きくした場合での一次励磁可変速揚水発電装置において、発電電動機出力指令の最大変化レートPRとして1.0pu./60秒で発電出力を0.8pu.から1.0pu.まで急増大させた場合の解析結果例を示す図である。 図9は、図7と同じく発電電動機出力指令の最大変化レートPRとして1.0pu./60秒で発電出力を0.8pu.から1.0pu.まで急増大させた直後の解析開始後21sに負荷遮断が発生した場合の解析結果例を示す図である。 図10は、図8と同じく図7に示す解析例と同一発電所で最大案内羽根開度を約7%大きくした場合での一次励磁可変速揚水発電装置において、発電電動機出力指令の最大変化レートPRとして1.0pu./60秒で発電出力を0.8pu.から1.0pu.まで急増大させた直後の解析開始後21sに負荷遮断が発生した場合の解析結果例を示す図である。
 以下に、本発明にかかる発電装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。一例として、一次励磁可変速揚水発電装置について説明するが、実施例は一次励磁可変速発電装置に対しても適用可能である。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
 図1は、実施例にかかる一次励磁可変速揚水発電装置の構成例を示す図である。この一次励磁可変速揚水発電装置が本発明にかかる発電装置である。図1において、従来例を説明するのに用いた前記図4と同一符号は同一部分又は相当部分を示す。図4と同一符号が付された部分については説明を省略する。但し、機能説明上必要と判断したものについては、再記載している。
 図1に示した一次励磁可変速揚水発電装置101は、発電電動機1の一次巻き線1aの交流電力出力を周波数変換器8に入力し、商用電力系統の交流系統4の周波数に合わせて変換して出力する。また、電力制御装置13は有効電力検出器9の出力及び乗算器91からの出力である補正済発電電動機出力指令が入力され、それらに基づいたDC励磁指令を出力し、DC励磁装置17に入力して発電電動機1の二次巻き線1bにロータのDC励磁電力を供給する。
 一次励磁可変速揚水発電装置101においては、回転速度検出器6で検出される実際の回転速度Nを微分関数80に入力し、微分関数80は微分結果の回転速度変化係数を出力しON-OFF信号発生器81に入力する。ON-OFF信号発生器81は、回転速度変化係数が-0.1以下では1.0を出力し、回転速度変化係数が-0.1以上では0.0を出力する。また、案内羽根駆動装置10の出力である案内羽根開度YがON-OFF信号発生器82に入力され、ON-OFF信号発生器82は、案内羽根開度Yが0.98pu.未満では0.0を出力し、案内羽根開度Yが0.98pu.以上では1.0を出力する。
 前記ON-OFF信号発生器81からの出力と前記ON-OFF信号発生器82からの出力は、乗算器83に入力される。乗算器83が出力する乗算結果は最大値選択関数84及び図2に示す電力出力指令制限関数90の出力値切換関数94に入力される。
 最大値選択関数84には前記乗算器83の出力値及び後述の乗算器87の出力値が入力される。最大値選択関数84からの出力値は、乗算器87、後述のタイマ85及び後述の否定関数88に入力される。詳細は後述するが、最大値選択関数84は前記タイマ85の設定時間の間乗算器83の出力信号を自己保持するが、タイマ85設定時間経過後も乗算器83の出力値が1.0の場合は再度タイマ85の設定時間の間乗算器83の出力信号を自己保持することとなる。
 タイマ85の通常出力値は0.0であり、前記最大値選択関数84の出力値が1.0を継続した場合に設定時間後に1.0を出力する。タイマ85の出力値は、タイマ85のリセット端子と後述の否定関数86とに入力される。
 否定関数86は、タイマ85からの入力値が1.0の場合は0.0に、入力値が0.0の場合は1.0に変換して出力する。否定関数86の出力値は乗算器87に入力される。
 乗算器87は、前記最大値選択関数84の出力値と前記否定関数86の出力値が入力され、前記乗算器83の出力が1.0となった場合に前記タイマ85の設定時間の間、前記乗算器83の出力が0.0となっても出力1.0を自己保持する。
 否定関数88は、前記最大値選択関数84の出力値が入力され、入力1.0は0.0に、入力0.0は1.0に変換して出力し、出力値は後述の乗算器89に入力される。これより、否定関数88の出力値は、案内羽根開度Yが0.98pu.以上でかつ回転速度変化係数が-0.1以下となった後前記タイマ85の設定時間の間は0.0となる、それ以外では1.0となる。
 乗算器89は、前記否定関数88の出力値と、乗算器35の出力である電力出力指令値増減変化レートとが入力され、両者を乗算した結果を電力出力指令値増減変化レートとして出力する。出力された電力出力指令値増減変化レートは積分器36に入力される。従って、乗算器89の出力の電力出力指令値増減変化レートは、案内羽根開度Yが0.98pu.以上でかつ回転速度変化係数が-0.1以下となった後前記タイマ85の設定時間の間は0.0となり、それ以外では1.0となる。
 積分器36は、乗算器89から出力された上記の電力出力指令値増減変化レートを積分して発電電動機出力指令Pgを生成しこれを出力し、後述の乗算器91に入力する。従って、積分器36の出力値である発電電動機出力指令Pgは、案内羽根開度Yが0.98pu.以上でかつ回転速度変化係数が-0.1以下となった後前記タイマ85の設定時間の間は増減が停止し、それ以外では外部から与えられる発電出力指令Poが増減する場合には増減することとなる。
 乗算器91は、前記積分器36の出力値である発電電動機出力指令Pgと図2に示す後述の電力出力指令制限関数90の出力値とが入力され、乗算結果を出力する。乗算器91による乗算結果は電力制御装置13に入力される。
 図2は、一次励磁可変速揚水発電装置101の電力出力指令制限関数90の構成例を示す図である。
 図2に示した電力出力指令制限関数90においては、回転速度検出器6で検出された回転速度Nと水車特性関数発生器5から出力される最適回転速度指令Naを減算器92に入力する。減算器92での減算結果は回転速度の最適回転速度指令との偏差量で0.0から1.0に変化する変数発生器93に入力される。変数発生器93は、回転速度Nから最適回転速度指令Naを減算した結果が-ΔN1以上では1.0を出力し、-ΔN1未満から-ΔN2以上の間では1.0から0.0の間で変化する値を出力し、更に-ΔN2以下では0.0の値を出力する。変数発生器93の出力値は出力値切換関数94に入力される。
 電力出力指令制限関数90の出力値切換関数94には、前記乗算器83の出力信号と、前記回転速度の最適回転速度指令との偏差量で1.0から0.0に変化する変数発生器93の出力信号と、更に定数1.0が入力される。電力出力指令制限関数90の出力値切換関数94の出力信号は、乗算器83の出力信号の値で切り換えられ、乗算器83の出力信号の値が1.0の時は変数発生器93の出力信号が出力され、乗算器83の出力信号の値が0.0の時は定数1.0が出力される。従って、案内羽根開度Yが0.98pu.以上でかつ回転速度変化係数が-0.1以下では回転速度Nの最適回転速度指令Naとの偏差量で1.0から0.0に変化する値が出力され、それ以外では定数1.0が出力される。つまり、電力出力指令制限関数90は、前記乗算器89の出力による発電電動機出力指令Pgの増減停止によっても回転速度低下の回復が困難な回転速度Nの最適回転速度指令Naとの偏差量領域では、電力出力指令制限関数90の回転速度Nの最適回転速度指令Naとの偏差量で1.0から0.0に変化する値を発電電動機出力指令Pgに乗算し、発電機出力を低減して回転速度低下の回復を図るものである。
 図3は、図7に示す解析例と同一発電所に一次励磁可変速揚水発電装置を適用し、発電電動機出力指令の最大変化レートPRとして1.0pu./60秒で発電出力を0.8pu.から1.0pu.まで急増大させた場合に、案内羽根開度が0.98pu.以上で回転速度が減速している場合には発電電動機出力指令Pgの増大をタイマ85の設定時間である15秒間停止し、回転速度を水車出力が電機側損失を含めた最大電力出力以上となるまで増大させた後に発電電動機出力指令の増大の停止を解除させた場合の解析結果例を示す図である。尚、図3においては、電力出力指令制限関数90の出力値が1.0未満となるまでは、回転速度Nからの最適回転速度指令Naの減算結果は小さくなっていない。
 以上のように、本実施例にかかる一次励磁可変速揚水発電装置101は、部分負荷から最大出力に向かっての負荷急増時における回転速度の最大出力に対する回転速度指令値に対する低下率の増大によるポンプ水車又は水車の出力が、案内羽根開度が全開近傍において最大電力出力相当に対して不足し回転速度が低下する場合に、発電電動機出力指令の増大を一定時間停止し、ポンプ水車又は水車の出力が電機側損失を含めた最大電力出力以上となるまで増大させた後に発電電動機出力指令の増大の停止を解除することを特徴とする。更に、本実施例にかかる一次励磁可変速揚水発電装置101には、電力出力指令制限関数90が設置されており、これは回転速度の回転速度指令値に対する低下量が一定値を上回る場合には、発電電動機出力指令の増大を停止しても回転速度の低下が継続することとなるので回転速度の回転速度指令値に対する低下量が一定値以上で1.0から0.0に変化する係数を発生させ、それを案内羽根開度が全開近傍において回転速度が低下している状態で電力制御装置への発電電動機出力指令に乗じて入力することで電力出力を低減し、ポンプ水車又は水車の回転速度の低下量を低減することを特徴とする。又、図1に示された符号80から91を図4に示された二次励磁制御装置3の入力側に適用し、電力出力指令制限関数90の回転速度の回転速度指令値に対する低下量による電力出力制限を二次励磁可変速揚水発電装置又は二次励磁可変速発電装置の可変速幅に合わせ調整することで、二次励磁可変速揚水発電装置又は二次励磁可変速発電装置において回転速度が一時的には許容可能な程度で可変速度範囲限界を超過した場合の可変速幅逸脱防止制御である同期運転移行の代用制御として適用出来る。
 1 発電電動機
 1a 発電電動機の一次巻き線
 1b 発電電動機の二次巻き線
 2 ポンプ水車
 3 二次励磁制御装置
 4 交流系統
 5 水車特性関数発生器
 6 回転速度検出器
 7 すべり位相検出器
 8 周波数変換器
 9 有効電力検出器
 10 案内羽根駆動装置
 11 案内羽根
 12 受電変圧器
 13 電力制御装置
 14 一次周波数制御装置
 16 回転速度制御装置
 17 DC励磁装置
 21,47 加算器
 30 換算器
 31 電力出力指令値変化レート制限器
 32,35,41,42,46,62,72,83,87,89,91 乗算器
 33,40,48,50,92 減算器
 34 正負号判定器
 36 積分器
 43 積分制御要素
 44 微分制御要素
 45 不完全微分関数
 49 積分制御関数
 51 最小値選択関数
 52,84 最大値選択関数
 60,61 上限値制限関数
 70,71 下限値制限関数
 80 微分関数
 81,82 ON-OFF信号発生器
 85 タイマ
 86,88 否定関数
 90 電力出力指令制限関数
 93 変数発生器
 94 出力値切換関数
 100 二次励磁可変速揚水発電装置
 101 一次励磁可変速揚水発電装置

Claims (2)

  1.  可変速発電電動機又は可変速発電機と、該可変速発電電動機又は可変速発電機のロータに直結され発電運転にあってはこれを駆動し、揚水運転にあってはこれに駆動されるポンプ水車とを備え、前記発電運転では前記ロータの回転速度と回転速度指令の偏差に基づき比例制御要素、積分制御要素及び微分制御要素を備えた回転速度制御装置により算出された速度制御指令を原動機である前記ポンプ水車又は水車側に与えて速度制御を行う一方、電力出力指令を前記可変速発電電動機又は前記可変速発電機に与えて電力制御を行う発電装置であって、
     前記可変速発電電動機又は可変速発電機を可変速運転し発電所での全落差での部分負荷から最大出力に向かっての負荷急増時における回転速度の最大出力に対する回転速度指令値に対する低下率の増大によるポンプ水車又は水車の出力が、案内羽根開度が全開近傍において電力出力相当に対して不足し回転速度が低下する場合に、発電電動機出力指令又は発電機出力指令の増大を一定時間停止し、ポンプ水車又は水車の出力が回転速度を水車出力が電機側損失を含めた最大電力出力以上となるまで増大させた後に発電電動機出力指令又は発電機出力指令の増大の停止を解除することを特徴とする発電装置。
  2.  回転速度の回転速度指令値に対する低下量が一定値を上回る場合には、発電電動機出力指令又は発電機出力指令の増大を停止しても回転速度の低下が継続するので回転速度の回転速度指令値に対する低下量が一定値以上で1.0から0.0に変化する係数を発生させ、それを案内羽根開度が全開近傍において回転速度が低下している状態で電力制御装置への発電電動機出力指令又は発電機出力指令に乗じて入力することで電力出力を低減し、ポンプ水車又は水車の回転速度の低下量を低減することを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
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