JP3142625B2 - シート状体搬送路の開閉機構 - Google Patents

シート状体搬送路の開閉機構

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JP3142625B2
JP3142625B2 JP04053827A JP5382792A JP3142625B2 JP 3142625 B2 JP3142625 B2 JP 3142625B2 JP 04053827 A JP04053827 A JP 04053827A JP 5382792 A JP5382792 A JP 5382792A JP 3142625 B2 JP3142625 B2 JP 3142625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置の転写紙
の搬送等に用いられるシート状体の搬送路に係り、特に
用紙ジャムを処理することのできるシート状体搬送路の
開閉機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の転写紙の搬送等に
用いられるシート状体の搬送路として、2枚のガイド板
を互いに対向させて構成したものが知られている。ま
た、かかるシート状体の搬送路においては、用紙ジャム
の処理ができるように、一方のガイド板は固定された他
方のガイド板から離間する方向に移動可能になされ、所
定のロック機構により一方のガイド板を他方のガイド板
に所定の間隔を有して固定するようにしたものがある。
【0003】図6は、従来の用紙ジャムの処理可能なシ
ート状体搬送路の構造を示す側面図である。同図(a)
は、搬送路が形成(閉成)されている状態を示し、同図
(b)は、搬送路が開かれている状態を示している。
【0004】同図に示すシート状体の搬送路は、固定さ
れたガイド板(以下、固定ガイド板という)70に対向
して該固定ガイド板70から離間する方向(以下、後方
という)に移動可能なガイド板(以下、可動ガイド板と
いう)71が設けられ、更に可動ガイド板71の後方適
所に押圧部材72が設けられている。この押圧部材は7
2は、回動軸74にアーム75を介してステー76が設
けられるとともに、該回動軸74の一端部に操作レバー
73が設けられたものである。
【0005】同図(a)に示すように、操作レバー73
を反時計回りに下方位置に回動すると、上記ステー76
により可動ガイド板71が固定ガイド板70側に押圧さ
れ、固定ガイド板70に対して所定の間隔を有する位置
に固定されて搬送路77が形成される。
【0006】一方、同図(b)に示すように、操作レバ
ー73を時計回りに水平位置まで回動すると、上記ステ
ー76の可動ガイド板71への押圧が解除され、可動ガ
イド板71は後方に移動して搬送路77が開かれ、ジャ
ムを起こした転写紙を除去することができるようにな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシート状体
の搬送路は、可動ガイド板71を押圧する押圧部材72
の構造が複雑であるとともに、押圧部材72を回動させ
るための広いスペースを必要とし、その開閉機構が大型
化する欠点がある。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされもので
あり、構造が簡単かつ小型のシート状体搬送路の開閉機
構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1のガイド板と、この第1のガイド板
に対し所定の間隙を介して対向配置されるとともに、上
記第1のガイド板から離間する方向に移動可能に設けら
れた第2のガイド板とからなるシート状体の搬送路にお
いて、上記第1のガイド板の両側部に設けられたU字型
の被係合部と、回動軸に軸支され、上記被係合部に係合
可能なレバーとを備え、このレバーは、上記回動軸を中
心に、上記第2のガイド板の外面の板面と平行な面内で
回動自在、かつ上記第2のガイド板と一体的に第1のガ
イド板の板面に対して垂直な方向に移動可能とされてい
るものである。
【0010】なお、上記レバーの回動軸は、好ましくは
上記第2のガイド板の外面であって上記第1のガイド板
の両側の略中央位置に設けるとよい。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明よれば、第1のガイド板に
対向して第2のガイド板を所定の間隔を設けて配置し、
レバーの先端を上方又は下方に操作すると、該レバーが
回動軸を支点に回動し、第1のガイド板の両側部に設け
られた被係合部に係合して第2のガイド板が第1のガイ
ド板にロックされる。これによりシート状体の搬送路が
形成される。また、例えば用紙ジャムの処理を行う際に
は、作業者は搬送路の側方位置でレバーの端部を持って
搬送路の側面に沿うようにレバーを操作したのち第1の
ガイド板の板面に対して垂直な方向に操作することで、
第1のガイド板と第2のガイド板とのロックが解除され
て搬送路が開放される。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、レバ
ーの先端を上方又は下方に操作すると、該レバーが略中
央に設けられた回動軸を支点に回動し、レバーの先端部
と後端部とがそれぞれ上記第1のガイド板の両側部に設
けられた被係合部に係合して第2のガイド板が第1のガ
イド板にロックされる。
【0013】
【実施例】本発明に係るシート状体搬送路の開閉機構に
ついて図を用いて説明する。
【0014】図5は、本発明に係るシート状体搬送路の
開閉機構を備えたソータの内部構成を示す側面図であ
る。
【0015】同図に示すソータは、転写紙のソーティン
グの他、パンチやステイプル等の用紙処理を行う機能を
有している。
【0016】ソータ本体1の上部には、転写紙排出部2
が形成され、その内部に転写紙のソーティングを行うビ
ンユニット3と転写紙に所定の用紙処理を施す用紙処理
ユニット5とが配設されている。
【0017】ソータ本体1の一方側部の適所には、不図
示の画像形成装置から排出された転写紙を本体1内に導
く搬入口1bが設けられ、該搬入口1bの下流側には転
写紙を上記転写紙排出部2に搬送する搬送路8とビンユ
ニット3に搬送する搬送路9とが設けられている。搬送
路8,9は、2枚のガイド板を互いに対向させて配置し
たもので、搬送路の一部は、同図仮想線で示すように、
一方のガイド板が回動軸8a,9aを支点として他方の
固定されたガイド板から離間する方向に移動可能になさ
れ、用紙ジャムが生じたときに搬送路8,9を開いて用
紙を除去できるようになっている。この搬送路8,9の
開閉機構については後述する。
【0018】また、搬送路8,9の中間位置の適所には
転写紙の搬送力を補助するための搬送ローラ対23が設
けられている。ノンソーティング時では上記搬入口1b
から搬入された転写紙は、搬送路8に導かれ、この搬送
路8内を搬送されて上記転写紙排出部2に排出される。
ソーティング時では、転写紙は搬送路9に導かれ、この
搬送路9内を搬送されて所定のソーティング位置に設定
されたビンユニット3内のビン4(図では最下段のビ
ン)に排出される。
【0019】上記ビンユニット3は、搬送路9の下流端
側に配設され、上記用紙処理ユニット5は、搬送路8,
9の下方に配設されている。
【0020】ソータ本体1内には、ビンユニット3の昇
降部材として、外周部に所定のピッチで螺旋状の溝7が
穿設された一対の円柱(以下、螺旋カムという)6が立
直させて設けられている。この螺旋カム6の基端部は、
タイミングベルト10、傘歯車11,12及びタイミン
グベルト13を介して上記用紙処理ユニット5の下部に
設けられた駆動用のモータ14に連結され、このモータ
14により螺旋カム6が回転駆動されるようになってい
る。
【0021】一方、ビンユニット3内の各ビン4は、転
写紙を載置する平板部41と転写紙の落下を規制し、一
方端側を揃えるL字形のストッパ42とから構成され、
このストッパ42は、載置された転写紙の一方端部に所
定の用紙処理を成し得るように接続部43を介して上記
平板部41に開放可能に接続されている。
【0022】また、上記平板部41の両側面後端部にピ
ン44が突設され、各ビン4は、このピン44を上記螺
旋カム6の溝7に嵌入させてビンユニット3に段状に設
けられている。各ビン4は、上記螺旋カム6の回転動作
により溝7を摺動し、昇降移動する。また、ビンユニッ
ト3は、ビン4と一体的に昇降移動する。
【0023】転写紙のソーティングは、ソータ本体1の
下方位置に設けられたホームポジションHPから所定の
距離Lだけ上方の位置(以下、ソーティング位置とい
う)SPにビンユニット3内の各ビン4を順次、上昇又
は下降させ、転写紙を各ビン4に排出させて行われる。
【0024】上記距離Lは、螺旋カム6の溝7のピッチ
の整数倍、正確にはビン数倍の距離に設定されており、
従って、転写紙のソーティングが指示されると、上記螺
旋カム6をホームポジションHPに下降させ、ビンユニ
ット3内の最上段のビン4が上記ソーティング位置SP
に設定される。そして、転写紙の排出に同期してビン4
を1段ずつ上昇させ、ソーティング位置SPに移動した
各ビン4に転写紙が排出される。
【0025】上記ビンユニット3の下端適所には、ビン
ユニット3の上昇位置を検出するための被検出部材17
が設けられている。一方、ソータ本体1内の下方位置の
適所には、ビンユニット3が上記ホームポジションHP
を含む所定の狭領域(以下、ホームポジション領域とい
う)に下降していることを検出するセンサ(以下、ビン
ユニットホームセンサという)18とビンユニット3の
下方向の移動量の異常を検出する下異常検知スイッチ1
9とが設けられ、中間位置の適所には、ビンユニット3
の上方向の移動量の異常を検出する上異常検知スイッチ
20が設けられている。
【0026】上記ビンユニットホームセンサ18は、例
えばフォトインターラプターからなり、上記被検出部材
17がこのビンユニットホームセンサ18の検知部を遮
蔽すると、ビンユニット3がホームポジション領域に下
降したことを検出する。
【0027】また、下異常検知スイッチ19及び上異常
検知スイッチ20は、検知レバーを備えた、周知のオン
オフスイッチからなっている。そして、ビンユニット3
が上記ホームポジション領域を越えて下降した場合又は
ビンユニット3が所定量以上に上昇した場合、上記被検
出部材17が検知レバーに当接して下異常検知スイッチ
19又は上異常検知スイッチ20をオン状態にすること
により下方向移動と上方向移動の異常がそれぞれ検知さ
れるようになっている。異常検知スイッチ19,20が
オン状態になると、ソータの駆動が停止され、例えば表
示部にサービスマンによる点検(以下、サービスマンコ
ールという)の警告表示がなされる。
【0028】また、上記螺旋カム6の基部には、周縁部
に所定の角度で複数の切欠が形成されたパルス板15と
このパルス板15の切欠を検出する回転角センサ16と
からなる螺旋カム6の回転角検出装置が設けられてい
る。また、同基部には、周縁部適所に切欠が形成された
回転板21と該回転板21の切欠を検出する螺旋カムセ
ンサ22とからなる、螺旋カム6の回転動作における基
準方向を検出する基準方向検出装置が設けられている。
【0029】螺旋カムセンサ22は、ビンユニット3の
下端適所に設けられた基準位置A(図5参照)がホーム
ポジションHPに一致した時、回転板21の切欠が検出
されるように所定の方向に設けられている。
【0030】なお、上記パルス板15及び回転板21
は、螺旋カム6と一体的に回転する。
【0031】上記構成より、ビンユニット3は、回転角
センサ16により検出されるパルス信号と螺旋カムセン
サ22により検出される検出信号とに基づいて昇降駆動
される。
【0032】用紙処理ユニット5は、ビン4に排出され
た転写紙を穿孔するパンチ51とステイプルを施すステ
イプラー(不図示)が1つの基台52に設けられてい
る。この基台52は、転写紙の幅方向(図面の奥行き方
向)に設けられたガイドレール53上にコロ53aを介
して載置され、モータ54及び無端ワイヤ55からなる
駆動機構により駆動されるようになっている。これによ
りパンチ51等を転写紙の幅方向に移動させて転写紙の
一方側部の任意の位置に所定の処理が施される。なお、
56は、パンチングにより生じた屑を収納する収納ボッ
クスである。
【0033】なお、用紙処理は、本願発明に直接関係し
ないので、上記用紙処理ユニット5の詳細な構成の説明
は省略する。
【0034】図1は、上記搬送路8,9の開閉機構を示
す要部正面図である。また、図2は、図1のA矢視図で
ある。
【0035】搬送路は、固定的に設けられたガイド板
(以下、固定ガイド板という)60と、該ガイド板60
から離間する方向(図中、手前側。以下、後方という)
に移動可能なガイド板(以下、可動ガイド板という)6
1とから構成されている。固定ガイド板60の両側部
は、可動ガイド板61側に屈曲させて側板部60a,6
0bが形成されている。側板部60aの適所には、図2
に示すように、下方向にU字状の溝からなる被係合部6
2が設けられている。同様に、側板部60bの側板部6
0aの被係合部62と対向する位置にも被係合部62′
が形成されている。
【0036】一方、可動ガイド板61の両側部も、後方
に屈曲させて側板部61a,61bが形成され、側板部
61aの適所には、図2に示すように、長穴63が穿設
されている。同様に、側板部61bの側板部61aの長
穴63と対向する位置にも長穴63′が形成されてい
る。
【0037】固定ガイド板60の左側板部60bよりも
左側の所定位置には回動軸65が設けられ、更にこの回
動軸65に、上記長穴63,63′を貫通したレバー6
4の先端が固定ガイド板60に対して平行な面内で回動
可能、かつ固定ガイド板60に対して垂直方向に上下動
可能に取り付けられている。また、レバー64の後端
(図中、右端側)には操作部66が設けられている。
【0038】上記構成により、シート状体の搬送路は、
可動ガイド板61を固定ガイド板60に平行対向するま
で回動させ、上記レバー64の操作部66を下方向に操
作することにより形成される(図1の実線で示す状
態)。すなわち、操作部66を下方向に操作すると、レ
バー64が回動軸65を支点にして時計回りに回動し、
該レバー64が固定ガイド板60の被係合部62,6
2′に係合して可動ガイド板61がレバー64を介して
固定ガイド板60に対して位置固定される。これにより
固定ガイド板60と可動ガイド板61間に転写紙が搬送
される搬送路R(図2)が形成される。
【0039】一方、用紙ジャム等が生じ、この搬送路R
を開く必要が生じた場合は、上記レバー64の操作部6
6を上方向に操作することによりレバー64の被係合部
62,62′への係合を解除し(図1の仮想線で示す状
態)、可動ガイド板61を後方に移動させることにより
搬送路Rが開き、ジャムを生じている転写紙を除去する
ことができる。
【0040】図3は、上記搬送路8,9の他の開閉機構
を示す要部正面図である。また、図4は、上記開閉機構
の要部側面図で、(a)は図3のB矢視図であり、
(b)は図3のC矢視図である。
【0041】搬送路は、固定ガイド板31と該固定ガイ
ド板31から離間する方向に移動可能な可動ガイド板3
2とから構成されている。固定ガイド板31の両側部
は、可動ガイド板32側に屈曲させて側板部31a,3
1bが形成されている。側板部31aの適所には、図4
(a)に示すように、下方向にU字状の溝からなる被係
合部311が設けられ,側板部31bの適所には、図4
(b)に示すように、上方向にU字状の溝からなる被係
合部312が設けられている。
【0042】一方、可動ガイド板32の両側部も、後方
に屈曲させて側板部32a,32bが形成され、両側部
32a,32bの適所には、図4(a),(b)に示す
ように、それぞれ長穴321,322が穿設されてい
る。可動ガイド板32の後面側であって上記被係合部3
11と被係合部312とを結ぶ線上の略中央に回動軸3
3が設けられ、更にこの回動軸33に、上記長穴32
1,322を貫通したレバー34の中間位置が回動可能
に取り付けられている。また、レバー34の先端(図
中、右端側)には操作部35が設けられている。
【0043】なお、上記回動軸33は、上記被係合部3
11と被係合部312とを結ぶ線上にあれば、中央より
ずれた位置にあってもよい。また、上記長穴321,3
22は、レバー34を可動ガイド板32と平行に保持す
るとともに、レバー34の回動動作をガイドするもので
あるが、レバー34を可動ガイド板32と平行な面内で
回動し得る他の構造を採用する場合は、必ずしも設けて
なくてもよい。
【0044】この実施例では、操作部35を下方向に操
作すると、レバー34が回動軸33を支点にして時計回
りに回動し、該レバー34の先端部34aと後端部34
bとがそれぞれ固定ガイド板31の被係合部311,3
12に係合して可動ガイド板32がレバー34を介して
固定ガイド板31に対して位置固定される。これにより
固定ガイド板31と可動ガイド板32間に転写紙が搬送
される搬送路R(図4)が形成される。
【0045】一方、用紙ジャム等が生じ、この搬送路R
を開く必要が生じた場合は、上記レバー34の操作部3
5を上方向に操作することによりレバー34の先端部3
4a及び後端部34bの被係合部311,312への係
合を解除し(図3の仮想線で示す状態)、可動ガイド板
32を後方に移動させることにより搬送路Rが開き、ジ
ャムを生じている転写紙を除去することができる。
【0046】この実施例では、第1の実施例に比べてレ
バー34の支点(回動軸33)から作用点(先端部34
a,34b)までの距離が短くなるため、開閉機構の小
型化を図ることができるとともに、レバー34の強度を
小さくすることができ、軽量化、低コスト化も図ること
ができる。
【0047】なお、上記実施例では、操作部35,66
を下方向に操作してレバー34,64を被係合部31
1,312,62,62′に係合させていたが、操作部
35,66を上方向に操作してレバー63,64を被係
合部311,312,62,62′に係合させるように
することもできる。
【0048】また、被係合部311,312,62,6
2′は、固定ガイド板31,60の側板部31a,31
b,60a,60bにU字状の溝を設けて形成していた
が、側板部31a,31b,60a,60bとは別部材
で構成してもよい。
【0049】また、レバー34,64は直線状に形成し
ていたが、任意の形状にすることができ、レバー34,
64の形状に対応して固定ガイド板31,60の両側部
31a,31b,60a,60bに被係合部311,3
12,62,62′を設けるようにしてもよい。
【0050】また、レバー34,64の被係合部31
1,312,62,62′への係合が容易に解除されな
いように、好ましくはレバー34,64を被係合部31
1,312,62,62′に係合する方向に付勢してお
くとよい。例えば図3の破線で示すように、レバー34
の先端側にスプリング36を設け、該レバー34が時計
回りに回動するように付勢力を与えておくとよい。
【0051】なお、上記実施例では、ソータにおける搬
送路について説明したが、本発明には、これに限らず、
複写機、ファクシミリその他一般のシート状体の搬送路
に適用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート状体の搬送路を構成する第1のガイド板の両側部
にU字型の被係合部を設けるとともに、この被係合部に
係合可能なレバーを設け、このレバーが、回動軸を中心
に、上記第2のガイド板の外面の板面と平行な面内で回
動自在、かつ上記第2のガイド板と一体的に第1のガイ
ド板の板面に対して垂直な方向に移動可能となるように
したので、簡単に第1のガイド板と第2のガイド板との
ロックを解除して搬送路を開放することができ、第2の
ガイド板の第1のガイド板に対する開閉機構が簡単かつ
小型になる。
【0053】また、上記レバーの回動軸を、上記第2の
ガイド板の外面であって上記第1のガイド板の両側の略
中央位置に設けたので、レバーの支点から作用点までの
距離が短くなり、開閉機構のより小型化が可能となる。
また、レバーの強度を小さくすることが可能となり、開
閉機構の軽量化、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート状体搬送路の開閉機構を示
す正面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】本発明に係るシート状体搬送路の他の開閉機構
を示す正面図である。
【図4】上記他の開閉機構の要部側面図である。(a)
は図3のB矢視図であり、(b)は図3のC矢視図であ
る。
【図5】本発明に係るシート状体搬送路の開閉機構を備
えたソータの内部構成を示す側面図である。
【図6】従来のシート状体搬送路の開閉機構を示す側面
図である。(a)は搬送路を形成した状態を示し、
(b)は同搬送路を開いた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ソータ本体 2 転写紙排出部 3 ビンユニット 4 ビン 6 螺旋カム 7 溝 8,9,R 搬送路 8a,9a 回動軸 10 搬送ローラ対 31,60 固定ガイド板(第1のガイド板) 32,61 可動ガイド板(第2のガイド板) 33,65 回動軸 34,64 レバー 35,66 操作部 36 スプリング 31a,31b,32a,32b,60a,60b,6
1a,61b 側板部 62,62′,312,313 被係合部 63,63′,321,322 長穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 弘行 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 大塚 信和 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 西村 隆俊 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 本多 健一 川崎市幸区幸町4丁目1番地 (72)発明者 田島 正一郎 神奈川県相模原市上鶴間3481番地の2 (72)発明者 浅野 圭一 東京都練馬区東大泉7−14−10 (56)参考文献 特開 平3−1973(JP,A) 実開 昭60−122735(JP,U) 実開 平2−22006(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のガイド板と、この第1のガイド板
    対し所定の間隙をして対向配置されるとともに、上
    記第1のガイド板から離間する方向に移動可能に設けら
    れた第2のガイド板とからなるシート状体の搬送路にお
    いて、上記第1のガイド板の両側部に設けられたU字型の被係
    合部と、 回動軸に軸支され、上記被係合部に係合可能なレバーと
    を備え、 このレバーは、上記回動軸を中心に、上記第2のガイド
    板の外面の板面と平行な面内で回動自在、かつ上記第2
    のガイド板と一体的に第1のガイド板の板面に対して垂
    直な方向に移動可能とされている ことを特徴とするシー
    ト状体搬送路の開閉機構。
  2. 【請求項2】 上記レバーの回動軸は、上記第2のガイ
    ド板の外面であって上記第1のガイド板の両側の略中央
    位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    シート状体搬送路の開閉機構。
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