JP3142176B2 - 作業用走行車における作業部のローリング構造 - Google Patents
作業用走行車における作業部のローリング構造Info
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- JP3142176B2 JP3142176B2 JP04213761A JP21376192A JP3142176B2 JP 3142176 B2 JP3142176 B2 JP 3142176B2 JP 04213761 A JP04213761 A JP 04213761A JP 21376192 A JP21376192 A JP 21376192A JP 3142176 B2 JP3142176 B2 JP 3142176B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用型田植機、トラク
タ等の作業用走行車における作業部のローリング構造に
関するものである。
タ等の作業用走行車における作業部のローリング構造に
関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種作業部を連結した作業用走行車では、圃場の凹
凸、傾斜、障害物等により走行機体がローリングした場
合、これに追随して作業部も一体的にローリングしてし
まうため、圃場面あるいは水平面に対する作業部姿勢が
変化して作業精度が著しく低下するという不都合があ
る。そこで従来では、作業部をローリング自在に連結支
持すると共に、この作業部を、ローリング弾機により弾
持して作業部の自主的な姿勢維持作動を許容する所謂自
由ローリング制御を行うものや、ローリング自在な作業
部を、傾斜センサ等の検知に基づいたアクチユエータ作
動により強制的にローリングせしめる所謂強制ローリン
グ制御を行うものが提案されている。しかるに、前記自
由ローリング制御では、制御し得るローリング量に限度
があるため、凹凸の激しい圃場では走行機体のローリン
グに追随して作業部が大きく傾斜してしまう等の欠点を
有する一方、強制ローリング制御では、自動制御特有の
所謂ハンチング現象や誤検知に伴う誤作動を防止すべく
制御感度を落す必要があるため、所望の精度で制御を行
うことが難しく、この結果、何れのローリング制御でも
充分な作業精度を確保できないのが実状であつた。
この種作業部を連結した作業用走行車では、圃場の凹
凸、傾斜、障害物等により走行機体がローリングした場
合、これに追随して作業部も一体的にローリングしてし
まうため、圃場面あるいは水平面に対する作業部姿勢が
変化して作業精度が著しく低下するという不都合があ
る。そこで従来では、作業部をローリング自在に連結支
持すると共に、この作業部を、ローリング弾機により弾
持して作業部の自主的な姿勢維持作動を許容する所謂自
由ローリング制御を行うものや、ローリング自在な作業
部を、傾斜センサ等の検知に基づいたアクチユエータ作
動により強制的にローリングせしめる所謂強制ローリン
グ制御を行うものが提案されている。しかるに、前記自
由ローリング制御では、制御し得るローリング量に限度
があるため、凹凸の激しい圃場では走行機体のローリン
グに追随して作業部が大きく傾斜してしまう等の欠点を
有する一方、強制ローリング制御では、自動制御特有の
所謂ハンチング現象や誤検知に伴う誤作動を防止すべく
制御感度を落す必要があるため、所望の精度で制御を行
うことが難しく、この結果、何れのローリング制御でも
充分な作業精度を確保できないのが実状であつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用走
行車における作業部のローリング構造を提供することを
目的として創作されたものであつて、作業部をローリン
グ自在に連結してなる作業用走行車において、前記作業
部と走行機体との間には、作業部および走行機体に対し
てそれぞれローリング自在な中間部材を介設し、該中間
部材と走行機体との間には、アクチユエータによつて作
業部を強制的にローリング制御する強制ローリング制御
機構を介設し、中間部材と作業部との間には、ローリン
グ弾機によつて作業部を自主的にローリング制御する自
由ローリング制御機構を介設すると共に、中間部材の後
面側には、作業部の前方に位置する状態で、前記強制ロ
ーリング機構のアクチユエータを作動させるための水平
検知センサを配したことを特徴とするものである。そし
て本発明は、この構成によつて、ローリング制御の精度
を向上できるようにしたものである。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用走
行車における作業部のローリング構造を提供することを
目的として創作されたものであつて、作業部をローリン
グ自在に連結してなる作業用走行車において、前記作業
部と走行機体との間には、作業部および走行機体に対し
てそれぞれローリング自在な中間部材を介設し、該中間
部材と走行機体との間には、アクチユエータによつて作
業部を強制的にローリング制御する強制ローリング制御
機構を介設し、中間部材と作業部との間には、ローリン
グ弾機によつて作業部を自主的にローリング制御する自
由ローリング制御機構を介設すると共に、中間部材の後
面側には、作業部の前方に位置する状態で、前記強制ロ
ーリング機構のアクチユエータを作動させるための水平
検知センサを配したことを特徴とするものである。そし
て本発明は、この構成によつて、ローリング制御の精度
を向上できるようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は乗用型田植機の走行機体で
あつて、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構2を
介して植付作業部3が昇降自在に連結されているが、該
植付作業部3は、油圧シリンダ4の伸縮作動に伴う昇降
リンク機構2の上下揺動に基づいて上下昇降するように
なつている。
明する。図面において、1は乗用型田植機の走行機体で
あつて、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構2を
介して植付作業部3が昇降自在に連結されているが、該
植付作業部3は、油圧シリンダ4の伸縮作動に伴う昇降
リンク機構2の上下揺動に基づいて上下昇降するように
なつている。
【0005】前記植付作業部3は、平面視略冂字状に形
成されるプランタケース5、該プランタケース5の各後
端部に設けられるプランタアーム6、プランタケース5
上方に左右方向スライド自在に支持され、かつプランタ
ケース5に内装される横送り機構の横送り作用に基づい
て強制的に左右往復移動せしめられる苗載台7、プラン
タケース5の底部中央および左右両側部に上下揺動自在
に設けられるセンターフロート8およびサイドフロート
9等で構成されている。そして、植付作業部3は、セン
ターフロート8およびサイドフロート9の浮力を受けて
田面を滑走すると共に、植付タイミングに合わせて所定
ピツチずつ横送りされる苗載台7からプランタアーム6
が単位植付苗を掻取つて田面に植付けるが、以上の構成
は何れも従来通りである。
成されるプランタケース5、該プランタケース5の各後
端部に設けられるプランタアーム6、プランタケース5
上方に左右方向スライド自在に支持され、かつプランタ
ケース5に内装される横送り機構の横送り作用に基づい
て強制的に左右往復移動せしめられる苗載台7、プラン
タケース5の底部中央および左右両側部に上下揺動自在
に設けられるセンターフロート8およびサイドフロート
9等で構成されている。そして、植付作業部3は、セン
ターフロート8およびサイドフロート9の浮力を受けて
田面を滑走すると共に、植付タイミングに合わせて所定
ピツチずつ横送りされる苗載台7からプランタアーム6
が単位植付苗を掻取つて田面に植付けるが、以上の構成
は何れも従来通りである。
【0006】さらに、10は前記プランタケース5の前
端部中央に前方上方に向けて突設されるローリング支軸
であつて、該ローリング支軸10の基端部は、プランタ
ケース5の前端部中央に突出形成されるボス部5aに軸
受11を介して回動自在に軸支されるが、さらにローリ
ング支軸10の中間部には、本発明の中間部材を構成す
るリンクホルダ12の下端部に形成されるボス部12a
が回動自在に外嵌され、故に、植付作業部3はリンクホ
ルダ12に対してローリング自在となつている。
端部中央に前方上方に向けて突設されるローリング支軸
であつて、該ローリング支軸10の基端部は、プランタ
ケース5の前端部中央に突出形成されるボス部5aに軸
受11を介して回動自在に軸支されるが、さらにローリ
ング支軸10の中間部には、本発明の中間部材を構成す
るリンクホルダ12の下端部に形成されるボス部12a
が回動自在に外嵌され、故に、植付作業部3はリンクホ
ルダ12に対してローリング自在となつている。
【0007】またさらに、13は左右一対のローリング
弾機であつて、該ローリング弾機13の各一端部は、前
記苗載台7の左右端部にそれぞれ係止される一方、他端
部は、前記リンクホルダ12に一体的に立設される弾機
ブラケツト14の上端部に係止されている。このため、
左右のローリング弾機13は、苗載台7の横送りに伴つ
て生じる左右の片荷重を、互いに背反的に伸縮すること
に基づいてバランスするが、さらには、フロート浮力を
受ける植付作業部3の自主的なローリングを背反的な伸
縮に基づいて許容するようになつている。即ち、相対的
にローリング自在な植付作業部3とリンクホルダ12と
の間に、ローリング弾機13を介設することによつて所
謂自由ローリング制御機構を構成している。尚、15は
弾機ブラケツト14とローリング弾機13との間に介設
される調整プレートであり、該調整プレート15は、弾
機ブラケツト14に対する左右取付け位置を変更するこ
とに基づいて左右ローリング弾機13の付勢力調整をす
るためのものである。
弾機であつて、該ローリング弾機13の各一端部は、前
記苗載台7の左右端部にそれぞれ係止される一方、他端
部は、前記リンクホルダ12に一体的に立設される弾機
ブラケツト14の上端部に係止されている。このため、
左右のローリング弾機13は、苗載台7の横送りに伴つ
て生じる左右の片荷重を、互いに背反的に伸縮すること
に基づいてバランスするが、さらには、フロート浮力を
受ける植付作業部3の自主的なローリングを背反的な伸
縮に基づいて許容するようになつている。即ち、相対的
にローリング自在な植付作業部3とリンクホルダ12と
の間に、ローリング弾機13を介設することによつて所
謂自由ローリング制御機構を構成している。尚、15は
弾機ブラケツト14とローリング弾機13との間に介設
される調整プレートであり、該調整プレート15は、弾
機ブラケツト14に対する左右取付け位置を変更するこ
とに基づいて左右ローリング弾機13の付勢力調整をす
るためのものである。
【0008】一方、前記昇降リンク機構2は、各一対の
アツパリンク2aおよびロアリンク2bにより構成さ
れ、さらに先端部には、上下のリンク2a、2bを連結
する連結リンク16が設けられているが、該連結リンク
16の下端部に一体的に形成されるボス部16aは、前
記ローリング支軸10に対して回動自在に外嵌されてい
る。つまり、昇降リンク機構2と植付作業部3との間に
は、昇降リンク機構2に対してリンクホルダ12をロー
リング自在とする第一のローリング支点と、リンクホル
ダ12に対して植付作業部3をローリング自在とする第
二のローリング支点とが同一軸芯上に直列状に構成され
ている。
アツパリンク2aおよびロアリンク2bにより構成さ
れ、さらに先端部には、上下のリンク2a、2bを連結
する連結リンク16が設けられているが、該連結リンク
16の下端部に一体的に形成されるボス部16aは、前
記ローリング支軸10に対して回動自在に外嵌されてい
る。つまり、昇降リンク機構2と植付作業部3との間に
は、昇降リンク機構2に対してリンクホルダ12をロー
リング自在とする第一のローリング支点と、リンクホル
ダ12に対して植付作業部3をローリング自在とする第
二のローリング支点とが同一軸芯上に直列状に構成され
ている。
【0009】さらに、17は前記連結リンク16と弾機
ブラケツト14との間に介設される油圧シリンダであつ
て、該油圧シリンダ17は、所謂複動式シリンダで構成
されるが、伸長作動時には弾機ブラケツト14と一体の
リンクホルダ12を右上がり方向に強制ローリングせし
める一方、縮小作動時にはリンクブラケツト12を左上
がり方向に強制ローリングせしめるようになつている。
ブラケツト14との間に介設される油圧シリンダであつ
て、該油圧シリンダ17は、所謂複動式シリンダで構成
されるが、伸長作動時には弾機ブラケツト14と一体の
リンクホルダ12を右上がり方向に強制ローリングせし
める一方、縮小作動時にはリンクブラケツト12を左上
がり方向に強制ローリングせしめるようになつている。
【0010】また、18は前記リンクホルダ12の後面
に一体的に取付けられる油圧バルブユニツトであつて、
該油圧バルブユニツト18は、伸長、停止および縮小の
3ポジシヨンに切換え可能な方向制御弁を内装して前記
油圧シリンダ17の伸縮作動を司るが、油圧バルブユニ
ツト18における油圧切換えは、図2で示されるように
リンクホルダ12の後面側に設けられて植付作業部3の
前方に位置する振子体19(水平検知センサ)の揺動検
知に基づいて行われるようになつている。即ち、植付作
業部3が機体傾斜に伴つてローリングした際、油圧シリ
ンダ17の背反方向への作動に基づいて植付作業部3
(リンクホルダ12)を水平姿勢に強制復帰させる所謂
強制ローリング制御機構が昇降リンク機構2とリンクホ
ルダ12との間に構成されている。
に一体的に取付けられる油圧バルブユニツトであつて、
該油圧バルブユニツト18は、伸長、停止および縮小の
3ポジシヨンに切換え可能な方向制御弁を内装して前記
油圧シリンダ17の伸縮作動を司るが、油圧バルブユニ
ツト18における油圧切換えは、図2で示されるように
リンクホルダ12の後面側に設けられて植付作業部3の
前方に位置する振子体19(水平検知センサ)の揺動検
知に基づいて行われるようになつている。即ち、植付作
業部3が機体傾斜に伴つてローリングした際、油圧シリ
ンダ17の背反方向への作動に基づいて植付作業部3
(リンクホルダ12)を水平姿勢に強制復帰させる所謂
強制ローリング制御機構が昇降リンク機構2とリンクホ
ルダ12との間に構成されている。
【0011】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、植付作業部3は、第一および第二のローリング支
点を介して昇降リンク機構2に連結され、そして各支点
を介して行われる強制ローリング制御および自由ローリ
ング制御に基づいて複合的にローリング制御されること
になる。即ち、自由ローリング制御や強制ローリング制
御を単独で行うものに比してローリング制御範囲を充分
に確保できるため、凹凸の激しい圃場において制御不能
に陥るような不具合を解消してローリング制御の精度を
向上できる。
いて、植付作業部3は、第一および第二のローリング支
点を介して昇降リンク機構2に連結され、そして各支点
を介して行われる強制ローリング制御および自由ローリ
ング制御に基づいて複合的にローリング制御されること
になる。即ち、自由ローリング制御や強制ローリング制
御を単独で行うものに比してローリング制御範囲を充分
に確保できるため、凹凸の激しい圃場において制御不能
に陥るような不具合を解消してローリング制御の精度を
向上できる。
【0012】しかも、油圧シリンダ17による強制ロー
リング制御は、ローリング量に応じて自由ローリング制
御の制御範囲を変位させるべく作用することになるた
め、圃場の状態に拘らず自由ローリング制御を有効にし
てきめ細かな制御を行うことができる許りか、自由ロー
リング制御の制御範囲内であれば制御精度の低下を伴う
ことなく強制ローリング制御の感度を落すことが可能に
なり、この結果、強制ローリング制御におけるハンチン
グ現象や誤検知に伴う誤作動を解消してローリング制御
における制御精度を一層向上できる。しかも強制ローリ
ング制御をするための油圧シリンダ17を作動させるた
めに必要な水平検知センサ19は、作業部3の前方に位
置する状態でリンクホルダ12の後面側に配されること
になつて、該水平検知センサ19の保護がリンクホルダ
12、植付作業部3を有効に利用して計れる。
リング制御は、ローリング量に応じて自由ローリング制
御の制御範囲を変位させるべく作用することになるた
め、圃場の状態に拘らず自由ローリング制御を有効にし
てきめ細かな制御を行うことができる許りか、自由ロー
リング制御の制御範囲内であれば制御精度の低下を伴う
ことなく強制ローリング制御の感度を落すことが可能に
なり、この結果、強制ローリング制御におけるハンチン
グ現象や誤検知に伴う誤作動を解消してローリング制御
における制御精度を一層向上できる。しかも強制ローリ
ング制御をするための油圧シリンダ17を作動させるた
めに必要な水平検知センサ19は、作業部3の前方に位
置する状態でリンクホルダ12の後面側に配されること
になつて、該水平検知センサ19の保護がリンクホルダ
12、植付作業部3を有効に利用して計れる。
【0013】さらに、各ローリング支点は、単一のロー
リング支軸10上に構成されるため、支点が一致しない
場合の様にローリング支点同志の相対的な変位に基づい
て植付作業部3が左右に振られることがなく、この結
果、植付作業部3の左右の振れに伴つて植付作業部3が
蛇行する不都合を解消して作業精度をさらに向上させる
ことができる。
リング支軸10上に構成されるため、支点が一致しない
場合の様にローリング支点同志の相対的な変位に基づい
て植付作業部3が左右に振られることがなく、この結
果、植付作業部3の左右の振れに伴つて植付作業部3が
蛇行する不都合を解消して作業精度をさらに向上させる
ことができる。
【0014】尚、本発明は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であつて、例えば作業部として
は、前記実施例の植付作業部に限定されることなく、各
種の作業部で実施し得ることは言うまでもない。また、
相対的にローリングする部材間に介設されるローリング
制御部材は、油圧シリンダやローリング弾機に限定され
るものではなく、電動シリンダ、電動モータ等の各種ア
クチユエータを利用することができ、また、組み合せと
しては、他部材の組み合せのほかに、付勢力の異るロー
リング弾機等の同一部材の組み合せも可能である。
ものであることは勿論であつて、例えば作業部として
は、前記実施例の植付作業部に限定されることなく、各
種の作業部で実施し得ることは言うまでもない。また、
相対的にローリングする部材間に介設されるローリング
制御部材は、油圧シリンダやローリング弾機に限定され
るものではなく、電動シリンダ、電動モータ等の各種ア
クチユエータを利用することができ、また、組み合せと
しては、他部材の組み合せのほかに、付勢力の異るロー
リング弾機等の同一部材の組み合せも可能である。
【0015】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、精度の高いローリング制御を行う
ことができる。つまり、作業部のローリング量が小さい
場合には、自由ローリング制御に基づいて作業部姿勢を
一定制御する一方、作業部のローリング量が大きい場合
には、強制ローリング制御により制御範囲を変位させつ
つ自由ローリング制御を同時実行することで作業部姿勢
を一定に制御することができ、このため、圃場の凹凸に
対する追随性を向上させて精度の高いローリング制御を
行い得る許りか、自由ローリング制御の制御範囲内で強
制ローリング制御の感度を落すことにより、制御精度を
低下させることなくハンチング現象や誤検知に伴う誤作
動を防止できる。しかも強制ローリング制御のアクチユ
エータを作動させるために必要な水平検知センサは、作
業部の前方に位置する状態で中間部材の後面側に配され
ることになつて、該水平検知センサの保護が中間部材、
作業部を有効に利用して計れる。
れたものであるから、精度の高いローリング制御を行う
ことができる。つまり、作業部のローリング量が小さい
場合には、自由ローリング制御に基づいて作業部姿勢を
一定制御する一方、作業部のローリング量が大きい場合
には、強制ローリング制御により制御範囲を変位させつ
つ自由ローリング制御を同時実行することで作業部姿勢
を一定に制御することができ、このため、圃場の凹凸に
対する追随性を向上させて精度の高いローリング制御を
行い得る許りか、自由ローリング制御の制御範囲内で強
制ローリング制御の感度を落すことにより、制御精度を
低下させることなくハンチング現象や誤検知に伴う誤作
動を防止できる。しかも強制ローリング制御のアクチユ
エータを作動させるために必要な水平検知センサは、作
業部の前方に位置する状態で中間部材の後面側に配され
ることになつて、該水平検知センサの保護が中間部材、
作業部を有効に利用して計れる。
【図1】乗用型田植機の側面図である。
【図2】植付作業部の側面図である。
【図3】同上要部正面図である。
【図4】同上要部拡大断面図である。
1 走行機体 2 昇降リンク機構 3 植付作業部 10 ローリング支軸 12 リンクホルダ 13 ローリング弾機 17 油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 A01B 63/10
Claims (1)
- 【請求項1】 作業部をローリング自在に連結してなる
作業用走行車において、前記作業部と走行機体との間に
は、作業部および走行機体に対してそれぞれローリング
自在な中間部材を介設し、該中間部材と走行機体との間
には、アクチユエータによつて作業部を強制的にローリ
ング制御する強制ローリング制御機構を介設し、中間部
材と作業部との間には、ローリング弾機によつて作業部
を自主的にローリング制御する自由ローリング制御機構
を介設すると共に、中間部材の後面側には、作業部の前
方に位置する状態で、前記強制ローリング機構のアクチ
ユエータを作動させるための水平検知センサを配したこ
とを特徴とする作業用走行車における作業部のローリン
グ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04213761A JP3142176B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 作業用走行車における作業部のローリング構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04213761A JP3142176B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 作業用走行車における作業部のローリング構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630610A JPH0630610A (ja) | 1994-02-08 |
JP3142176B2 true JP3142176B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=16644593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04213761A Expired - Fee Related JP3142176B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 作業用走行車における作業部のローリング構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3142176B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010094041A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Kubota Corp | 歩行型水田作業機 |
KR102083072B1 (ko) * | 2018-01-26 | 2020-02-28 | 김필립 | 소변 검사용 채뇨 용기 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100944613B1 (ko) * | 1999-09-28 | 2010-02-26 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 승용형 수전작업기 |
KR200476161Y1 (ko) * | 2014-05-15 | 2015-02-03 | 두산인프라코어 주식회사 | 중장비용 커버의 개폐장치 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP04213761A patent/JP3142176B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010094041A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Kubota Corp | 歩行型水田作業機 |
KR102083072B1 (ko) * | 2018-01-26 | 2020-02-28 | 김필립 | 소변 검사용 채뇨 용기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0630610A (ja) | 1994-02-08 |
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