JP3142140B2 - 空調システム - Google Patents

空調システム

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JP3142140B2
JP3142140B2 JP02411557A JP41155790A JP3142140B2 JP 3142140 B2 JP3142140 B2 JP 3142140B2 JP 02411557 A JP02411557 A JP 02411557A JP 41155790 A JP41155790 A JP 41155790A JP 3142140 B2 JP3142140 B2 JP 3142140B2
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indoor unit
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conditioning system
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康敏 吉田
泰 鍋島
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Sinko Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル等に用いられる空
調システムに係り、特に、凝縮器と室内ユニットの間で
冷媒をポンプにより循環させて冷房を行なうタイプの空
調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられているこのタイプの空
調システムでの一般的な配管系統を図2に示している。
図において、21は凝縮器、22はポンプ、23は各室
に設けられた室内ユニットである。この空調システムで
は凝縮器21とポンプ22の間、及びポンプ22と室内
ユニット23の間が液冷媒の供給管26及び27で接続
され、室内ユニット23と凝縮器21の間がガス冷媒の
排出管28で接続されていて、凝縮器21内で液化した
冷媒が供給管26,27を通って各室内ユニット23に
送られ、室内ユニット23での冷房時における熱交換に
より気化したガス冷媒が排出管28を通って凝縮器21
に戻るようになっている。また、凝縮器21にはポンプ
22の運転と停止とを切り替えるコントローラ25へ信
号を送る液レベルセンサ24が設けられており、規定量
以上の冷媒が凝縮器21内にある場合にはポンプ22が
運転され、規定量以下である場合にはその運転が止めら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このタイプ
の空調システムでは、冷媒の流量を調節して室内ユニッ
ト23で細かく温度制御することができないという問題
があった。これは、例えば各室内ユニット23に冷媒の
流量を制御するためのバルブを設けたとしても、凝縮器
21内に規定量以上の冷媒があってポンプ22が運転さ
れているときに全てのバルブが閉じられると冷媒が流れ
なくなってしまい、ポンプにキャビテーションが発生し
てバルブを再度開いても運転不能となるためである。
【0004】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、室内ユニットと凝縮器との間で冷媒をポンプによ
り循環させて冷房を行なうタイブの空調システムにおい
て、ポンプの運転時に室内ユニットへの冷媒の供給を停
止してもポンプに不具合が生じないようにして、各室内
ユニットでの細かい温度調節を可能にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するため、本発明に係る空調システムは以下のように構
成されている。すなわち、上記供給管と排出管とを接続
する連通管を備えるとともに、この連通管の経路内に、
冷媒を貯蔵可能な受液器を有している。そして、室内ユ
ニットへの冷媒の供給量を室内温度に応じて調節するた
めの流量制御手段を備えている。
【0006】
【作用・効果】上記構成においては、室内が一定の温度
まで冷やされて室内ユニットへの冷媒の供給が不要にな
ると、流量制御手段により、室内ユニットで冷媒の流れ
るのが止められる。このとき、凝縮器内の冷媒の量が一
定値以上であるためにポンプが運転されていれば、冷媒
は凝縮器から吸い出されるが、その冷媒は室内ユニット
へは供給されずに室内ユニットへの冷媒の供給管に接続
された受液器に貯蔵される。一定量の冷媒が送られて受
液器が充満すると、受液器内の冷媒ガスはさらに連通管
を通って室内ユニットに接続された冷媒の排出管へ流れ
て行き、凝縮器へ戻る。
【0007】このように連通管と受液器を設けて受液器
内に冷媒を貯蔵できるようにしたことによって、ポンプ
の運転時に室内ユニットへの冷媒の供給を止めても連通
管を含めた冷媒の循環経路内が冷媒で充満することはな
い。そのため、室内ユニットへの冷媒の供袷を停止させ
てもポンプにキャビテーション等の不具合は生じない。
したがって、室内ユニットへの冷媒の供給と停止を繰り
返して行なうことが可能となり、室内をきめ細かく温度
調節することができる。
【0008】
【実施例】以下に、図1に配管系統を示した本発明の1
実施例に係る空調システムについて詳細に説明する。図
において、1は凝縮器、2はポンプであり、従来例で説
明したものと同じく、凝縮器1に設けられた液レベルセ
ンサ4からコントローラ5へ凝縮器1内の冷媒が規定量
以上であるか否かの信号が送られ、その信号に応じてポ
ンプ2の運転と停止とが切り替えられる。また、同様に
各室には室内ユニット3が設けられており、凝縮器1、
ポンプ2及び室内ユニット3が、冷媒を循環させ得るよ
うに供給管11,12及び排出管13で接続されている
【0009】室内ユニット3には、室内の温度に応じて
冷媒の流量を調節するための流量制御手段として、温度
センサ6、流量制御バルブ7及び流量調節用コントロー
ラ8が設けられている。また、この室内ユニット3への
冷媒の供給管12と排出管13は連通管10で接続され
ており、連通管10の経路内には、冷媒を一定量貯蔵す
ることが可能な受液器9が設けられている。
【0010】この空調システムでは、室内が一定の温度
まで冷やされたことが温度センサ6で検出されると、コ
ントローラ8によってバルブ7が閉じられ、室内ユニッ
ト3への冷媒の供給が停止される。凝縮器1内の冷媒量
が一定値以上であれば、液レベルセンサ4とコントロー
ラ5の作用で液冷媒はポンプ2により吸い上げられる
が、その冷媒はバルブ7が閉じられているために室内ユ
ニット3へは流れずに、連通管10内を受液器9へ向か
って流れて行き、受液器9内で貯蔵される。冷媒が凝縮
器1からさらに送られて受液器9内に冷媒が充満する
と、受液器9内のガス冷媒が連通管10を通って室内ユ
ニット3の排出管13へ流れて行き、凝縮器1へ戻るこ
とになる。
【0011】このように連通管10と受液器9を設けて
冷媒を一定量貯蔵できるようにしたことによって、ポン
プ2の運転時に全てのバルブ7を閉じても冷媒の循環経
路内が冷媒で充満せず、したがってポンプ2でのキャビ
テーションの発生が防止できる。そのため、室内ユニッ
ト3への冷媒の供給を完全に停止させた状態でポンプ2
を運転しておくことが可能となり、従来行なえなかった
室内のきめ細かい温度調節が可能となる。
【0012】次に、図3に配管系統を示した本発明の他
の実施例に係る空調システムについて説明する。この実
施例は、冷暖房の可能な空調システムに本発明を適用し
て、冷房時に細かい温度調節を行えるように構成したも
のである。図において、51は蒸発器と凝縮器を兼用す
る熱交換器であり、暖房時には蒸発器、冷房時には凝縮
器として作用する。52は冷房時に冷媒を給送するポン
プ、53はそれぞれ室内ユニットである。各室内ユニッ
ト53には、前述したもう一つの実施例と同様に流量制
御バルブ54が設けられている。(不図示であるが温度
センサ及び流量調節用コントローラも設けられてい
る)。また同様に、熱交換器51とポンプ52の間、ポ
ンプ52と各室内ユニット53の間、及び各室内ユニッ
ト53と熱交換器51の間は、それぞれ、配管61,6
2及び63によって接続され、冷房運転時には液レベル
センサとコントローラ(不図示)により、凝縮器51内
の冷媒が所定の量よりも多いか少ないかに応じてポンプ
52の運転と停止とが切り替えられるようになってい
る。配管61と62はバイパス配管64によりポンプを
迂回して直接に接続されており、配管62と63は連通
管65で接続されている。連通管65の経路内には所定
量の冷媒を貯蔵可能な受液器55が設けられており、バ
イパス配管64には冷房時に閉じて暖房時に開く第1自
動弁56が、連通管65には冷房時に開いて暖房時に閉
じる第2自動弁57が設けられている。
【0013】この空調システムでは、暖房時(冷媒の流
れを実線の矢印で示している)には、蒸発器51からガ
ス圧で上昇した冷媒ガスが室内ユニット53へ流入し、
ここで熱交換するとともに液化する。液化した冷媒は重
力で下方へ流れ、配管62からバイパス配管64と第1
自動弁56を通って蒸発器51へ戻る。このように、冷
媒が蒸発器51内での気化と室内ユニット53内での液
化を繰り返し、配管63,62,61内を自然循環する
ことにより室内の暖房が行なわれる。
【0014】一方冷房時(冷媒の流れを破線の矢印で示
している)には、液冷媒がポンプ52により各室内ユニ
ット53へ送られ、室内ユニット53で気化したガス冷
媒が配管63を通って凝縮器51に戻る。この繰り返し
により室内が一定の温度まで冷やされたときに、バルブ
54が閉じられて室内ユニット53への冷媒の供給が停
止した場合にポンプ52が作勤していれば、冷媒は前述
の実施例と同様に連通管65を通って受液器54に貯蔵
され、さらに連通管65から配管63を通って凝縮器5
1へ戻って行く。したがって前述の実施例と同様にポン
プ52にキャビテーションが発生しないので、冷暖房可
能な空調システムでも冷房時の細かい温度調節が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係る空調システムの配管
系統図である。
【図2】 従来例に係る空調システムの配管系統図であ
る。
【図3】 本発明の他の実施例に係る空調システムの配
管系統図である。
【符号の説明】
1 凝縮器 2 ポンプ 3 室内ユニット 4 液レベ
ルセンサ 5 ポンプ用コントローラ 6 温度セ
ンサ 7 流量制御バルブ 8 流量調
節用コントローラ 9 受液器 10 連通
管 11,12,13 冷媒循環用配管 51 熱交換器 52 ポン
プ 53 室内ユニット 54 流量
制御バルブ 55 受液器 56 第1
自動弁 57 第2自動弁 61,6
2,63 配管 64 バイパス配管 65 連通

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝縮器(1)と室内ユニット(3)との間で冷
    媒を循環させるように、該凝縮器(1)と室内ユニット(3)
    とが冷媒の供給管(11,12)及び排出管(13)で接続される
    とともに、その配管経路内にポンプ(2)が配置されてな
    る空調システムにおいて、上記供給管(12)と排出管(13)
    とを接続する連通管(10)を備えるとともに、該連通管(1
    0)の経路内に、冷媒を貯蔵可能な受液器(9)を有し、さ
    らに、上記室内ユニット(3)への冷媒の供給量を室内温
    度に応じて調節するための流量制御手段(6,7,8)を備え
    たことを特徴とする空調システム。
JP02411557A 1990-12-17 1990-12-17 空調システム Expired - Fee Related JP3142140B2 (ja)

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