JP3141567U - ボルト - Google Patents

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Abstract

【課題】特殊な工具を用いることなく締め付けることができ、締め付けた後では緩めることができず、しかし、非常時には緩めることができるボルトを提供する。
【解決手段】中心に貫通孔を有する第一ボルト10と、第一ボルト軸11に穿設の貫通孔12に摺動自在に挿入され、第一ボルトよりも長い第二ボルト軸21と、第二ボルト軸の一端に設けた第二セレーション25とからなる第二ボルト20と、第二セレーションとは反対側の第二ボルト軸端に設けたロック部3とからなり、第一ボルトの頭部上には、一方方向の回転時には係止部となり、逆方向の回転時には係止部とならない第一係止部が形成され、第一ボルト頭部と対峙する面には、第一ボルトに設けた第一係止部に係止して該第一ボルトを一方方向にのみ回動する第二係止部が形成され、ロック部の最大径は前記貫通孔の孔径よりも大きく、第一ボルト軸の直径よりも小さいボルトである。
【選択図】図3

Description

本考案は被締結物に螺着するボルトに関するものであり、特に被締結物に一旦螺着した後は、被締結物から取り外すことが困難なボルトに関するものである。
車両にナンバープレートを取り付けるボルト、U字溝に溝蓋を取り付けるボルト等々、2つ以上の被締結物を接続した後に、被締結物から取り外すことが困難なボルトが種々提案されている。
例えば特許文献1にはボルトとナットからなり、ナットと被締結物との間にワッシャを挿入し、ワッシャとナットの接合面をナットが被締結物を締め付けるときにはワッシャを回転する係止部となり、ナットを逆方向の回転時には係止部とならない楔形斜面を有し、ワッシャに設けた尖った嵌め筋を被締結物に食い込ませてナットの緩みを防止する構造のボルトナットが開示されている。しかしながらかかる構造ではワッシャの加工費が嵩み、また、被締結物が硬いものである場合は対応できない等の不具合がある。
また、特許文献2にはボルトと該ボルトを締付ける締付け材とを別部品とし、両者をネジ部材で取り付け、ナットを被締結物に取り付けた後はナットを取り外して盗難を防止する装置が開示されている。しかしながらかかる構成ではナットの締付け作業とナットの取り外し作業とが発生し、作業工程が多くなり、ナットを取り外すことを忘れると盗難防止の役割がなくなる等の欠点を有している。
また、特許文献3には、ネジ軸の頭部に傘状のフランジ部が設けられ、該フランジ部の上端に径を細くした破断用縊れ部を介して回動操作部を設け、一定以上のトルクが縊れ部にかかると該縊れ部から折れてそれ以上の力が被締結物にかからなくすると共に、傘部には工具がかからないので緩めることができない構成が開示されている。しかし、かかる構成では万が一ボルトを緩めなければいけない事態になったときでもボルトを緩めることができない等の不具合が発生する。
実用新案登録第3092753号公報 特開平10−37939号公報 特開2003−343537号公報
本考案は特殊な工具を用いることなく締め付けることができ、締め付けた後でも必要により緩めることができるボルトに関するものである。
本考案の第一のボルトは、中心に貫通孔を有するボルト軸からなる第一ボルトと、前記第一ボルト軸に穿設の貫通孔に摺動自在に挿入され、前記第一ボルトの長さよりも長い第二ボルト軸と該第二ボルト軸の一端に設けた第二セレーションとからなる第二ボルトと、前記第二ボルトの第二セレーションとは反対側の第二ボルト軸端に設けたロック部とからなり、前記第一ボルトの頭部には、一方方向の回転時には係止部となり、逆方向の回転時には係止部とならない第一係止部を有し、前記第二セレーションの前記第一ボルトの頭部と対峙する面には、前記第一ボルトに設けた第一係止部に係止して該第一ボルトを一方方向にのみ回動する第二係止部を有し、前記ロック部の最大径は前記貫通孔の孔径よりも大きく、第一ボルト軸の直径よりも小さいことを特徴とするものである。
本考案の第二のボルトは、中心に貫通孔を有する第一ボルト軸と該ボルト軸の一端に設けた第一セレーションとからなる第一ボルトと、前記第一ボルト軸に穿設の貫通孔に摺動自在に挿入され、前記第一ボルトの長さよりも長い第二ボルト軸と該第二ボルト軸の一端に設けた第二セレーションとからなる第二ボルトと、前記第二ボルトの第二セレーションとは反対側の第二ボルト軸端に設けたロック部とからなり、前記第一セレーションの頭部には一方方向の回転時には係止部となり、逆方向の回転時には係止部とならない第一係止部を有し、前記第二セレーションの前記第一セレーションと対峙する面には前記第一セレーションに設けた第一係止部に係止して該第一セレーションを一方方向にのみ回動する第二係止部を有し、前記ロック部の最大径は前記貫通孔の孔径よりも大きく第一ボルト軸の直径よりも小さいことを特徴とする。
前記ボルトにおいて、前記第一ボルト軸と前記第一セレーションとは一体に形成されていることが好ましい。
前記ボルトにおいて、前記第一ボルト軸と前記第一セレーションとは別体に形成され、前記第一ボルト軸の先端部に前記第一セレーションが固定されていることが好ましい。
前記ボルトにおいて、前記第二ボルト軸と前記第二セレーションとは一体に形成されていることが好ましい。
前記ボルトにおいて、前記第二ボルト軸と前記第二セレーションとは別体に形成され、前記第二ボルト軸の先端部に前記第二セレーションが固定されていることが好ましい。
前記ボルトにおいて、前記第二セレーションの前記第一セレーションと対峙する面に、前記第一セレーションに設けた第一係止部に係止して前記第一ボルトを回動する第二係止部を有するワッシャが固定されている構成とすることが好ましい。
前記ボルトにおいて、前記第一ボルトの頭部には、第三の工具と係合し、第一ボルトを回動可能とする凹部、又は凸部が形成されている構成とすることが好ましい。
前記第一のボルトにおいて、前記第一ボルトの頭部が円弧状であり、該円弧状の表面に、前記係止部が設けられている構成とすることが好ましい。
前記第二のボルトにおいて、前記第一セレーションの頭部が円弧状であり、該円弧状の表面に、前記係止部が設けられている構成とすることが好ましい。
前記第一ボルトの尻部と前記ロック部との間にバネ部材が挿入されていることが好ましい。
本考案のボルトは、一度締め付けてしまうと、緩めたり、取り外すことができず、必要により取り外すときは、前記第二ボルトを破損して取り外すことになるため、ボルトを締め付けた後に取り外したことが一目瞭然に判断できる効果がある。
本考案の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本考案における第一のボルト100の一実施形態を示すもので、該実施形態1に示す第一のボルト100は、第一ボルト1と、第二ボルト2と、ロック部3とで構成されている。
第一ボルト1は、中心に貫通孔12が穿設されているボルト軸11からなり、ボルト軸11の表面には螺旋溝13が刻設されている。ボルト軸11の頭部には一方方向の回転時には係止部となり、逆方向の回転時には係止部とならない第一係止部(14)が形成されている。図1に示す第一係止部(14)は、ボルト軸の中心から半径方向に放射状に設けられた複数の当接面14(係合する係止部)で構成されている。該当接面14は切り立った面141と該切り立った面141を頂点として斜め錐面の楔形斜面状に低くなる傾斜面142とからなり、後述する第二ボルト2に形成の第二係止部24と噛み合って第一ボルトを一方方向にのみ回転し、逆方向の回転力に対しては空回りするように構成されている。
第二ボルト2は、前記第一ボルト軸11に穿設の貫通孔12に摺動自在に挿入され、前記第一ボルト軸11の長さL1よりも長いL2の長さを有する第二ボルト軸21と、該第二ボルト軸21の一端に設けた第二セレーション25とで構成されている。第二ボルト軸21と第二セレーション25とは一体に形成しても良く、別体に形成して接合(固定)してもよい。
第二セレーション25の前記第一ボルト頭部に設けた第一係止部14と対峙する面には、前記第一ボルトに設けた第一係止部14に係止して該第一セレーションを一方方向(ボルトを締め付ける方向)にのみ回動する第二係止部(24)が形成されている。第二係止部24は図示するように第一係止部14の当接面141に当接し、第一係止部14の当接面141に一方方向の回転力を加える当接部241と、該当接部241を頂点として斜め錐面の楔形斜面状に低くなる傾斜面242とからなり、前記第一係止部14と噛み合って第一ボルト1を一方方向に回動し、逆方向には空回りする構成となっている。
なお、係止部14、24については後述する図4により更に詳述する。
前記係止部14、24として切り立った面(当接部)141、241を形成したが、切り立った面の変わりに、三角形状に垂直に切り込んだ切込み面と突出面として構成することもできる。
ロック部3は第二ボルトの尻部に取り付けられ、第二ボルト2が第一ボルト1から抜けるのを防止するためのもので、したがって該ロック部3は第一ボルト1に設けた貫通孔12の孔径より大きく、第一ボルトの直径より小さい構成となっている。ロック部3は第二ボルト2が第一ボルト1から抜けるのを防ぐ役割を果せば足りるので、その形状は図示する円形のものに限らず、多角形状、棒状等の形状で形成でき、第二ボルト2への取り付けはねじ込み、溶接、接着剤による接着等で取り付けることができる。
第一ボルト1と第二ボルト2とは第一ボルト1の貫通孔12に第二ボルトのボルト軸21を挿入し、第二ボルト軸21の尻部にロック部3を取り付けることで第一のボルト100を構成することができる。なお、図中26は第二ボルト2を回動するレンジを挿入するレンジ装着穴である。
第一ボルトで2枚の被締結物A、Bを結合するには、図2に示すように被締結物A、B双方に第一ボルト1の螺旋溝13に螺合する螺旋溝13Bを切り、該螺旋溝13Bに第一ボルト1をねじ込む。ねじ込むにあたっては第二ボルトの頭部に設けた例えば6角溝26に図示しない6角レンジを挿入して回すことで、第二セレーションに設けた係止部24が第一ボルトに設けた係止部14に噛み合って第一ボルト1を回転させ、被締結物(A、)Bの螺旋溝13Bに第一ボルト1をねじ込み、被締結物A、Bを締結する。
図2に示すように第一のボルトで被締結物を一旦螺着した後、この結合を取り外そうとして第二セレーションを取り外し方向(締め付けと逆方向)に回転しても、第一係止部14と第二係止部24とは空回りして第二セレーションの回転力が第一ボルトに加わらず、第一ボルト1が外れる方向に回動することはなく、したがって、一旦締め付けると、このままでは取り外すことができない。
前記したように、第二ボルト軸21の長さL2は図1、図2に示すように第一ボルト軸11の長さL1よりHだけ長く構成されている。長さHは任意に設計できるが、図示するように第一係止部14と第二係止部24との噛み合わせが外れる長さh以上とすることが好ましい。
被締結物A、Bの結合を解除するには図2(b)に示すように第二ボルト2を上方へ引き上げる。第二ボルト2を上方へ引き上げることで第一ボルト1と第二セレーション25との間に長さhの間隙ができる。この間隙を利用して第二ボルト軸21を切断する。第二ボルト軸21を切断することにより第一ボルトの頭部が出現し、該頭部に設けた図示しない第三の工具(ドライバー、レンチ等)と係合し、第一ボルトを回動可能とする凹部、又は凸部に第三の工具を装着して第一ボルトを取り外す方向(取り付ける方向とは逆方向)に回転し、第一ボルト1を被締結物から取り除く。前記凹部としては多角形のレンチと合う多角形の穴、マイナスあるいはプラスドライバーを挿入しうるマイナスまたはプラスの溝、複数の窪み等である。凸部としては該凸部に引っ掛けて第一ボルト1を回動しうる棒状あるいは多角形柱等である。なお、被締結物を盗難から守る場合には、第一ボルト1の頭部には何も設けず、第三工具によるボルトの回転を阻止するようにする。また、不正行為等により第二ボルト2が破損された場合、外部から見て第二ボルトがないことが判明するので、盗難防止の監視にもなる。
なお、本考案は上記実施形態に限定されず、考案の主旨を変えない範囲での変更が種々可能である。
図3は本考案の第二の実施形態を示すもので、該実施形態2に示す第二のボルト200は、中心に貫通孔12を有する第一ボルト軸11と、該ボルト軸11の頭部に設けた第一セレーション16とからなる第一ボルト10と、前記第一ボルト軸11に穿設の貫通孔12に摺動自在に挿入され、前記第一ボルト10の長さL1よりも長いL2の長さの第二ボルト軸21と該第二ボルト軸21の頭部に設けた第二セレーション25とからなる第二ボルト20と、前記第二ボルト20の第二セレーション25とは反対側の第二ボルト軸端(尻部)に設けたロック部3とで構成されている。
前記第一セレーション16の頭部には一方方向の回転時には係止部となり、逆方向の回転時には係止部とならない第一係止部14を有し、前記第二セレーション25の前記第一セレーション16と対峙する面には前記第一セレーション16に設けた第一係止部14に係止して該第一セレーションを一方方向に回動する第二係止部24を有する。前記係止部14,24の形状は図4に示すように実施形態1と同じに形成されるので、詳細な説明は省略する。
前記ロック部3の形状及び大きさは前記第一実施形態と同じなので、詳細な説明は省略する。
上述したように本実施形態2の第二のボルト200は、該第二のボルト200における第一ボルト10が実施形態1における第一のボルト100の第一ボルト1と相違する。
第一ボルト10を構成する第一セレーション16は第一ボルト軸11と一体に例えば鍛造で形成されるか、所定箇所に螺旋溝13が刻接されたボルト軸11の頭部に、別工程で成形した第一セレーション16を溶接、接着剤による接着、焼き嵌め等の方法で固着する。第一ボルト軸11と第一セレーション16とを別体とするのは、第一ボルト軸11として市販の長尺ねじ棒を調達して所定の長さに切断し、貫通孔を穿接し、一方、第一セレーション16はプレス加工で容易に製作できるため、両者を接合(固定)することで安価に製造、提供できるためである。
この第二のボルト200で2枚の被締結物A、Bを結合するには、図3(e)に示すように、少なくとも下側となる被締結物Bに第一ボルト1の螺旋溝13に螺合する螺旋溝13Bを切り、該螺旋溝13Bに第一ボルト1をねじ込む。ねじ込むにあたっては第二ボルトの頭部に設けた例えば6角溝26に図示しない6角レンジを挿入して回すことで、第二セレーションに設けた係止部24が第一ボルトに設けた係止部14に噛み合って第一ボルト1を回転させ、被締結物(A、)Bの螺旋溝13Bに第一ボルト10をねじ込み、第一セレーション16の下部が被締結物Aの面に当接させることで被締結物A、Bを締結する。
実施形態2における盗難防止対策等は実施形態1と同様であるので、その詳細な説明は省略する。なお、本第二のボルト200を特に盗難防止用として使用する場合は、第一セレーション16の肉厚は極力薄くし、その外形は円形、または円錐形状、あるいは傘状、とし、スパナ等と係合して第一ボルトが回動されるのを極力防止する構造とすることが必要である。
図5は本考案の第三の実施形態を示すもので、該実施形態3は、上述した実施形態2における第二セレーション25の構成が相違するのみで、その他は実施形態2と同様であるので、実施形態2と同じ部分には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図5に示すように、第二セレーション25はフランジ部251とワッシャ252とからなっている。フランジ部251は第二ボルト軸21と一体に、あるいは別工程で製作してボルト軸21に固着して設け、ワッシャ252はプレス成形等で成形してフランジ部251の下面、即ち第一セレーション16と第二係止部24が対峙するように接着剤あるいは溶接等で固着する。
実施形態3において第二セレーション25をフランジ部251とワッシャ252とに分離するのは、ボルト軸21にフランジ部251を有する部分は例えば市販のボルトをそのまま採用でき、このボルトのフランジ部251にプレス成形等で作成したワッシャ252を固着することで、安価に提供できるためである。
本考案における第一ボルト軸、第二ボルト軸は鉄、ステンレス等の金属で、ボルト軸と別工程で成形する第一セレーション、第二セレーション、ワッシャはボルト軸と同じ金属、または硬質のプラスチックで作成することができる。
図6は第四の実施形態を示すもので、該実施形態4は第一ボルト軸11に設けた第一セレーション16の頭部が半円形の凸状に構成され、この部分に係止部14が形成されている。係止部14の形成は半円形の周縁部を直線状に削ることで簡単に加工ができる。また、第二ボルト20の第二セレーション25に設ける係止部24は第一ボルト軸11頭部の形状に合致させた半円形の凹部とし、係止部24が前記係止部14に噛み合うように構成されている。このように第一ボルト頭部を半円形の凸状とすることで、第一ボルトを取り外す時の工具の引っ掛けが困難となり、より盗難防止用としての効果が向上する。なお、図6は第二のボルト200の変形例として説明したが、第一のボルト100にそのまま適用できることは勿論である。
図7は本考案ボルトの第五の実施形態を示すもので第二のボルト200を例として本考案ボルトの使用状態を示すもので、第一の尻部にナット40を螺着した状態を示している。例えば被締結物A、Bを本考案ボルトで接続後、ナット40が回動できない状態で組付けるような場合には、被締結物に螺子溝を刻設することなくナット40を使用することも可能である。
図8はまた、本考案ボルトの第六の実施形態を示すもので、上記実施形態の第一ボルト1の尻部と第二ボルトに取り付けたロック部3との間にバネ部材(例えば螺旋バネ)50を挿入している、このようにバネ部材50を挿入することで、第一ボルトと第二ボルトとの係止部間における隙間が常にバネ部材の反発力により閉じられ、被締結物を結合した状態で第二ボルトの遊動が抑えられて動かなくなり、例えば振動の生じる場所での使用において騒音を発することなく使用することができる。
本考案の第一の実施形態を示すもので、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はa−a線断面図である。 ボルトを彼結合物に取り付けた状態を示す一部欠裁正面図である。 本考案の第二の実施形態を示すもので、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はa−a線断面図、(e)は使用状態を示す説明図である。 本考案の第二の実施形態における第一ボルトを示すもので、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はb−b線断面図である。 本考案の第三の実施形態を示すもので、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はa−a線断面図である。 本考案の第四実施形態を示す正面図である。 本考案の第五の実施形態を示す一部欠裁正面図である。 本考案の第六の実施形態を示す一部欠裁正面図である。
符号の説明
1 第一ボルト
2 第二ボルト
3 ロック部
10 第一ボルト
11 第一ボルト軸
12 貫通孔
13 螺旋溝
13B 螺旋溝
14,24 係止部
14 第一係止部
16 第一セレーション
20 第二ボルト
21 第二ボルト軸
24 第二係止部
25 第二セレーション
26 角溝
40 ナット
50 バネ部材
100 第一のボルト
141 当接面
142 傾斜面
200 第二のボルト
241 当接部
242 傾斜面
251 フランジ部
252 ワッシャ
A 被締結物
B 被締結物

Claims (11)

  1. 中心に貫通孔を有する第一ボルト軸からなる第一ボルトと、
    前記第一ボルト軸に穿設の貫通孔に摺動自在に挿入され、前記第一ボルトの長さよりも長い第二ボルト軸と、該第二ボルト軸の一端に設けた第二セレーションとからなる第二ボルトと、
    前記第二ボルトの第二セレーションとは反対側の第二ボルト軸端に設けたロック部と、
    からなり、
    前記第一ボルトの頭部上には、一方方向の回転時には係止部となり、逆方向の回転時には係止部とならない第一係止部が形成され、
    前記第二セレーションの前記第一ボルトの頭部と対峙する面には、前記第一ボルトに設けた第一係止部に係止して該第一ボルトを一方方向にのみ回動する第二係止部が形成され、
    前記ロック部の最大径は前記貫通孔の孔径よりも大きく、第一ボルト軸の直径よりも小さい
    ボルト。
  2. 中心に貫通孔を有する第一ボルト軸と、該ボルト軸の一端に設けた第一セレーションとからなる第一ボルトと、
    前記第一ボルト軸に穿設の貫通孔に摺動自在に挿入され、前記第一ボルトの長さよりも長い第二ボルト軸と、該第二ボルト軸の一端に設けた第二セレーションとからなる第二ボルトと、
    前記第二ボルトの第二セレーションとは反対側の第二ボルト軸端に設けたロック部と、
    からなり、
    前記第一セレーションの頭部上には、一方方向の回転時には係止部となり、逆方向の回転時には係止部とならない第一係止部を有し、
    前記第二セレーションの前記第一セレーションと対峙する面には、前記第一セレーションに設けた第一係止部に係止して該第一セレーションを一方方向にのみ回動する第二係止部を有し、
    前記ロック部の最大径は前記貫通孔の孔径よりも大きく、第一ボルト軸の直径よりも小さい
    ボルト。
  3. 前記第一ボルト軸と前記第一セレーションとは一体に形成されている請求項2に記載のボルト。
  4. 前記第一ボルト軸と前記第一セレーションとは別体に形成され、前記第一ボルト軸の先端部に前記第一セレーションが固定されている請求項2に記載のボルト。
  5. 前記第二ボルト軸と前記第二セレーションとは一体に形成されている請求項2に記載のボルト。
  6. 前記第二ボルト軸と前記第二セレーションとは別体に形成され、前記第二ボルト軸の先端部に前記第二セレーションが固定されている請求項1又は2に記載のボルト。
  7. 前記第二セレーションの前記第一セレーションと対峙する面に、前記第一セレーションに設けた第一係止部に係止して前記第一ボルトを一方方向のみに回動する第二係止部を有するワッシャが固定されている請求項1又は2に記載のボルト。
  8. 前記第一ボルトの頭部には、第三の工具と係合し、第一ボルトを回動可能とする凹部、又は凸部が形成されている請求項1又は2に記載のボルト。
  9. 前記第一ボルトの頭部が円弧状であり、該円弧状の表面に、前記第一係止部が設けられている請求項1に記載のボルト。
  10. 前記第一セレーションの頭部が円弧状であり、該円弧状の表面に、前記第一係止部が設けられている請求項2に記載のボルト。
  11. 前記第一ボルトの尻部と前記ロック部との間にバネ部材が挿入されている請求項1又は2に記載のボルト。
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