JP3141319B2 - 折畳式カップホルダー - Google Patents

折畳式カップホルダー

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JP3141319B2
JP3141319B2 JP07245164A JP24516495A JP3141319B2 JP 3141319 B2 JP3141319 B2 JP 3141319B2 JP 07245164 A JP07245164 A JP 07245164A JP 24516495 A JP24516495 A JP 24516495A JP 3141319 B2 JP3141319 B2 JP 3141319B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車室内の任意
個所などに取り付けて使用される折畳式カップホルダー
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種折畳式カップホルダーとし
て、例えば、実公昭54−44907号公報に示すもの
が存する。該従来のカップホルダーは、具体的には図示
しないが、自動車の窓縁に対する引掛手段を有する取付
基板と、該取付基板の上部に回動可能に支承されるリン
グ体と、取付基板の下部に回動可能に支承される底受体
の3部品から成っている。
【0003】そして、リング体に関しては、金属線材で
カップ類を内部に挿入できる大きさに成形し、その両端
部に複雑な折曲加工を施して、当該各両端部を取付基板
の凸壁に設けられている一対の差込孔内に嵌合すること
により、水平な展開位置と垂直な折畳位置間での自由な
回動を保障する一方、取付基板の凸壁に別に設けられて
いる2種類のロックピンで、その水平な展開状態と垂直
な折畳状態を維持する構成となしている。
【0004】他方、底受体に関しては、カップ類の底部
を保持できる大きさと形状に成形し、取付基板側に設け
られた支軸を介して、やはり、水平な展開位置と垂直な
折畳位置間での自由な回動を保障すると共に、その水平
な展開状態のみを取付基板側に設けられている戸当たり
で維持する構成となしている。
【0005】従って、実際の使用に際しては、自動車の
窓縁に上記引掛手段を介して取付基板を取り付けて、リ
ング体を水平な展開位置まで回動させると同時に、底受
体をも同じく水平な展開位置まで回動させると、この展
開状態であるリング体と底受体とでカップ類を保持する
ことが可能となる訳である。逆に、使用しないときは、
底受体をその垂直な折畳位置まで上方に向かって回動さ
せながら、リング体をその垂直な折畳位置まで下方に向
かって回動させると、上記ロックピンの作用を得て、リ
ング体が底受体を伴ってその折畳状態に維持されるの
で、カップホルダー全体をコンパクトに折り畳めること
となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のカッ
プホルダーは、基本的には、構成部品が3部品から成る
と雖も、既述した如く、特に、リング体に対しては、金
属線材で成形して、その両端部に複雑な折曲加工を施さ
なければならないので、これ自体でも、加工性と組付性
に劣ることは言うまでもないが、これに加えて、リング
体を水平な展開状態と垂直な折畳状態に維持する独立し
たロックピンを取付基板側に個々に設けなければならな
いので、更に、加工性と組付性が劣化して、製品コスト
も自ずと高騰してしまう嫌いがあった。
【0007】又、その不使用時は、一応、リング体と底
受体とを取付基板側に対してコンパクトに折り畳める利
点を有するが、斯る両体の折畳状態にあっては、取付基
板は勿論であるが、リング体や底受体や各ロックピンが
そのまま外部に露呈してしまうので、外観上の見映えが
害されて、好ましいとは決して言えなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る従来の折
畳式カップホルダーが抱える課題を有効に解決するため
に開発されたもので、合成樹脂製の取付基板と、該取付
基板の上部に支承されて水平な展開位置と垂直な折畳位
置間を回動する合成樹脂製のリング体と、取付基板の下
部に支承されて水平な展開位置と垂直な折畳位置間を回
動する合成樹脂製のリッド体とから成り、該リッド体の
基端部側内面に上記リング体の先端縁を摺動可能に弾接
するカム面部を一体に形成して、リッド体の回動に伴う
カム面部に対するリング体の先端縁の摺動で、リッド体
にその展開方向と折畳方向への移動力を付与する構成を
採用した。
【0009】依って、本発明の下では、リング体とリッ
ド体の折畳状態を維持するために、従来ロックピンの如
き独立したロック手段を用いずとも、リング体自体が有
する弾力性とリッド体に形成されたカム面部の相乗作用
を利用するだけで、リッド体にその折畳方向への移動力
を積極的に付与できると同時に、リング体を収めたリッ
ド体の折畳状態を確実に維持できることとなる。しか
も、この折畳状態にあっては、リッド体によって、取付
基板側は勿論であるが、リング体をも完全に隠蔽するこ
とが可能となるので、不使用時の外観上の見映えが害さ
れる心配も決してない。
【0010】又、使用時は、従来と同様に、リッド体を
水平な展開位置まで回動させ、リング体をも水平な展開
位置まで回動させれば、リッド体がカップ類の底受手段
となって、カップ類をリング体と共働して確実に保持で
きる。尚、リッド体を水平な展開位置に回動させる時に
は、上記したリング体自体が有する弾力性とリッド体に
形成されたカム面部の相乗作用で、リッド体にその展開
方向への移動力をも積極的に付与できることともなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する一実施の
形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係る折畳式
カップホルダーも、3部品から成るものではあるが、特
徴とするところは、図1に示す如く、自動車の室内側な
どに取り付けられる合成樹脂製の取付基板1と、該取付
基板1の上部に支承されて水平な展開位置と垂直な折畳
位置間を回動する合成樹脂製のリング体2と、取付基板
1の下部に支承されて同じく水平な展開位置と垂直な折
畳位置間を回動する合成樹脂製のリッド体3とから成る
点である。
【0012】これを具体的に説明すると、第一の取付基
板1は、全体が矩形板状に成形されて、その上部両側に
対しては、リング体2を回動可能に支承するための一対
の軸受孔部4を一体に形成し、下部両側に対しては、リ
ッド体3を回動可能に支承するための一対のカット面5
aを有する軸部5を一体に形成する一方、上部中央に後
述するリング体2の姿勢維持片を係止する凹面7を備え
る段部6を形成する構成となっている。
【0013】第二のリング体2は、中央部が丸く開放さ
れた弾力性を有する輪形状に成形されて、その巾広の基
端部両側に上記一対の軸受孔部4内に嵌合する一対のカ
ット面8aを有する軸部8を一体に形成すると共に、同
基端部中央に上記凹面7を案内として段部6に係止する
姿勢維持片9を一体に垂設する構成なっている。
【0014】第三のリッド体3は、内側にリング体2を
収めたまま取付基板1側を完全に隠蔽できる大きさの箱
形状に成形されて、その両側壁の基端部寄りに上記一対
の軸部5を嵌合する一対の軸受孔部10を形成すると共
に、基端部側の中央内面に上記リング体2の先端縁2a
を摺動可能に弾接する円弧状を呈するカム面部11を一
体に形成する一方、基端壁外面に姿勢維持突起12を一
体に突設する構成となっている。
【0015】従って、斯る構成のカップホルダーを組み
立てる場合には、まず、カット面8aのガイド作用を利
用して、リング体2側の各軸部8を取付基板1側の対応
する軸受孔部4内に嵌合するだけで、リング体2が取付
基板1の上部において回動可能に支承され、且つ、当該
リング体2が水平な展開位置に回動した時には、姿勢維
持片9が取付基板1側の段部6に係止して、その水平な
展開状態が確実に維持されることとなる。
【0016】又、同じく、カット面5aのガイド作用を
利用して、取付基板1側の各軸部5をリッド体3側の対
応する軸受孔部10内に嵌合するだけで、今度は、リッ
ド体3が取付基板1の下部において回動可能に支承さ
れ、且つ、当該リッド体3が水平な展開位置に回動した
時には、姿勢維持突起12が取付基板1側の下部面に当
接して、その水平な展開状態が確実に維持されることと
なる。
【0017】そして、実際の使用に際しては、例えば、
取付基板1を両面接着テープを介して自動車室内の任意
個所(図示せず)などに取り付けて、図2に示す如く、
リング体2とリッド体3とを夫々各自の水平な展開位置
まで回動すれば、リッド体3をカップ類Cの底受手段と
して兼用できるので、従来と同様に、当該リッド体3と
リング体2とでカップ類Cを保持することが可能とな
る。
【0018】逆に、使用しなくなった場合には、リング
体2をその垂直な折畳位置まで下方に向かって回動した
後、リッド体3をその垂直な折畳位置まで上方に向かっ
て回動すると、図3のAに示す如く、リング体2の先端
縁2aがリッド体3のカム面部11で上方へ撓ませられ
ながら、当該カム面部11上を摺動して、同図のBに示
す最大に撓んだデッドポイントに至る。尚、このデッド
ポイントでは、リング体2と取付基板1とが略完全なる
平行状態となっている。
【0019】そして、デッドポイントを過ぎると、今度
は、リング体2の上方へ撓んでいる先端縁2aが原形の
延びた形態に復元しようとする。すると、この先端縁2
aの復元力がリッド体3を折畳方向へ積極的に回動させ
る移動力としてカム面部11に伝達されるので、これに
より、同図のCに示す如く、リッド体3がその垂直な折
畳位置まで自動的に回動すると同時に、上記の復元力は
継続してカム面部11に伝達されることとなるので、従
来の如き独立したロック手段を用いずとも、リッド体3
が誤って水平な展開方向へ回動することをも確実に阻止
できる。
【0020】しかも、斯るリッド体3の折畳状態の下で
は、カップホルダー全体をコンパクトに折り畳めること
は言うまでもないが、特に、図4に示す如く、取付基板
1側の軸受孔部4や軸部5や凹面7を備えた段部6を初
め、リング体2をも全てリッド体3の内側に収めて完全
に隠蔽できるので、外観上の見映えが害される心配も全
くないし、且つ、リッド体3の内側に塵埃等が溜って、
不衛生となるようなことも皆無となる。
【0021】又、この不使用状態からカップホルダーを
再度使用する場合には、最初に、リッド体3を水平な展
開位置まで回動する訳であるが、この場合には、前記と
は逆に、リング体2の先端縁2aがカム面部11上を摺
動して、最大に撓んだデッドポイントを過ぎると、今度
は、リング体2の先端縁2aの復元力がリッド体3を展
開方向へ回動させる移動力としてカム面部11に伝達さ
れるので、これにより、リッド体3の展開方向への回動
操作も頗る容易となる。
【0022】次いで、リング体2を水平な展開位置まで
回動させることとなるが、この時には、カム面部11の
存在によって、リング体2の先端縁2a側が取付基板1
やリッド体3から離されているので、リング体2を同位
置に回動させることも至って容易となる。又、リング体
2を水平な展開位置に回動させなければ、展開状態にあ
るリッド体3をそのまま小物置き等として利用すること
も可能となる。
【0023】尚、上記実施の形態においては、一応、取
付基板1を両面接着テープを介して自動車室内の任意個
所などに取り付けることを前提としている関係で、当該
取付基板1を単なる矩形状に成形しているが、本発明
は、これに限定されるものではなく、取付基板1側にビ
ス孔を設けて、取付基板1をビス止めにより取り付ける
ように構成したり、或いは、従来と同様な引掛手段を付
設して、取付基板1を自動車の窓縁などに引っ掛けて取
り付けるように構成することも実施に応じ任意である。
又、本発明のカップホルダーは、自動車用に限定される
ものでもない。
【0024】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、リング体とリッド体の折畳状態を維持するため
に、従来ロックピンの如き独立したロック手段を用いず
とも、リング体自体が有する弾力性とリッド体に形成さ
れたカム面部を利用するだけで、リッド体にその折畳方
向への移動力を積極的に付与しながら、リング体を収め
たリッド体の折畳状態を確実に維持することが可能とな
るので、折畳式カップホルダー自体の簡素化やコスト低
廉化に大いに貢献できることとなる。
【0025】しかも、その折畳状態にあっては、リッド
体によって、取付基板側は勿論であるが、リング体をも
完全に隠蔽することが可能となるので、不使用時の外観
上の見映えが害される心配も決してない。又、取付基板
とリング体とリッド体は、全て、合成樹脂で成形されて
いる関係で、これらの組付作業が容易となることは勿論
であるが、いずれも、複雑な構造を呈していないので、
金型費も安価となって、これらの点からも、コストの低
廉化が助長される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る折畳式カップホルダ
ーを示す分解斜視図である。
【図2】(A)はカップホルダーの使用状態を示す斜視
図、(B)は同断面図である。
【図3】(A)(B)(C)はリッド体が垂直な折畳位置ま
で回動する過程を順に説明した断面図である。
【図4】カップホルダーの不使用状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 取付基板 2 リング体 2a リング体の先端縁 3 リッド体 4 軸受孔部 5 軸部 5a 同軸部のカット面 6 段部 7 凹面 8 軸部 8a 同軸部のカット面 9 姿勢維持片 10 軸受孔部 11 カム面部 12 姿勢維持突起 C カップ類

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の取付基板と、該取付基板の
    上部に支承されて水平な展開位置と垂直な折畳位置間を
    回動する合成樹脂製のリング体と、取付基板の下部に支
    承されて水平な展開位置と垂直な折畳位置間を回動する
    合成樹脂製のリッド体とから成り、該リッド体の基端部
    側内面に上記リング体の先端縁を摺動可能に弾接するカ
    ム面部を一体に形成して、リッド体の回動に伴うカム面
    部に対するリング体の先端縁の摺動で、リッド体にその
    展開方向と折畳方向への移動力を付与するように構成し
    たことを特徴とする折畳式カップホルダー。
JP07245164A 1995-08-31 1995-08-31 折畳式カップホルダー Expired - Fee Related JP3141319B2 (ja)

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