JPH0910055A - 家具転倒防止装置 - Google Patents

家具転倒防止装置

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JPH0910055A
JPH0910055A JP7160588A JP16058895A JPH0910055A JP H0910055 A JPH0910055 A JP H0910055A JP 7160588 A JP7160588 A JP 7160588A JP 16058895 A JP16058895 A JP 16058895A JP H0910055 A JPH0910055 A JP H0910055A
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JP
Japan
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furniture
rail
fixed
prevention device
fixture
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Withdrawn
Application number
JP7160588A
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English (en)
Inventor
Shiro Nishigaki
志郎 西垣
Yasuhiro Kondo
康博 近藤
Yasushi Fukugami
靖 福上
Masanori Maeda
昌則 前田
Motohiko Iio
元彦 飯尾
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0910055A publication Critical patent/JPH0910055A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家具固定の作業性に優れ、かつ室内の見栄え
を損なうことのない家具転倒防止装置を提供することが
できる。 【構成】 壁面11に固定したレール12と、このレー
ル12に沿って移動可能に設けた取付具14とからな
り、取付具14は、壁面に直交する軸心回りに回転自在
にレール12に取付けたレール取付片17と、このレー
ル取付片17に直角に連設した家具固定片16とからな
るアングル状の部材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地震等による家具の
転倒を防ぐ家具転倒防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、直下型の地震によって、多大な被
害が発生している。特に、都市部では、居住空間が狭
く、家具の転倒によって、人命の被害が大きな問題とな
っている。そこで、従来より、地震による家具の転倒を
防ぐための各種装置が提案されている。
【0003】例えば、図35に示すように、家具170
の上面に、アングル171の横片172を固定し、伸縮
式の縦片173を壁に固定することによって、家具17
0を固定している。あるいは、図36に示すように、家
具170の上面と天井(図示せず)との間に、伸縮自在
のつっかえ棒174を立てることで、家具170の転倒
防止を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図35
の構成では、アングル171の縦片173を直に室内の
壁にビス止めするため、部屋の模様換え等によって家具
170の位置が変わる毎に、壁の下地桟の位置等を考慮
しながらの煩雑なねじ止め作業を要し、また壁面に不要
なねじ孔が露出し、室内の見栄えが悪くなるという欠点
があった。
【0005】また、図36の構成では、家具170の上
面から天井にまで渡って、つっかえ棒174を配置する
ため、つっかえ棒174が目立ち、室内の見栄えを損な
うという欠点があった。したがって、この発明は、家具
固定の作業性に優れ、かつ室内の見栄えを損なうことの
ない家具転倒防止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の家具転倒防止
装置は、室内面に固定したレールと、このレールに沿っ
て移動可能に取付けたレール取付部と家具に固定した家
具固定部とを有した取付具とを備えたものである。請求
項2の家具転倒防止装置は、壁面に固定したレールと、
このレールに沿って移動可能に設けた取付具とからな
り、取付具が、壁面に直交する軸心回りに回転自在にレ
ールに取付けたレール取付片と、このレール取付片に直
角に連設し家具に固定した家具固定片とからなるアング
ル状の部材である。
【0007】請求項3の家具転倒防止装置は、請求項1
または2において、レール取付片と家具固定片を、互い
に直交する姿勢と、互いに重なる姿勢との間で回動自在
に連結したことを特徴とするものである。請求項4の家
具転倒防止装置は、請求項1において、レール取付部と
家具固定部をワイヤーにて連結したことを特徴とするも
のである。
【0008】請求項5の家具転倒防止装置は、壁面に固
定したレールと、このレールに沿って移動可能に設けた
取付具とからなり、取付具が、長手方向に並んだ複数の
固着具挿通孔を有したレール取付片と、このレール取付
片に直角に連設し家具に固定した家具固定片とからなる
アングル状の部材であって、レール取付片の任意の固着
具挿通孔に挿通した固着具にてレールに取付けたことを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1の構成によると、レールに沿って移動
自在に取付けた取付具を介して家具を固定するので、家
具の設置位置の変更に際し、取付具をレールに沿って移
動するだけで対処でき、かつ取付具は室内面に直に固定
しないので、室内面に固着具の締結孔が残らない。
【0010】請求項2の構成によると、アングル状の取
付具をレールに回転自在に取付けたので、取付具の家具
固定片を水平にすることで家具の上面に固定でき、また
垂直にすることで家具の側面に固定できる。請求項3の
構成によると、アングル状の取付具のレール取付片と家
具固定片を、互いに重ねることで、取付具の不使用時に
はじゃまにならないように収納しておくことができる。
【0011】請求項4の構成によると、レールに沿って
移動自在に取付けた取付具を介して家具を固定するの
で、家具の設置位置の変更に際し、取付具をレールに沿
って移動するだけで対処でき、かつ取付具は室内面に直
に固定しないので、室内面に固着具の締結孔が残らな
い。また、取付具が途中にワイヤーを有し、家具の高さ
の違いにも容易に対処でき、しかもレールに取付けた状
態で家具の移動が可能である。
【0012】請求項5の構成によると、取付具のレール
取付片に複数の固着具挿通孔を形成し、任意の固着具挿
通孔に挿通した固着具にてレールに取付けることができ
るので、家具の高さの違いにも容易に対処できる。
【0013】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1ないし図5に
基づいて説明する。図1は、家具10を室内の壁面11
に固定した状態の側面図を示している。図において、1
2は、家具10の上面位置にて、壁面11にビス13に
て水平に固定したリップ溝形鋼のレールである。また、
14は、家具10の上面10aとレール12に取付け、
家具10を壁面11に固定する取付具である。
【0014】図2は取付具14をレール12に取付けた
箇所の拡大図であり、図3は取付具14の分解図であ
る。図3において、取付具14は、アングル15と金属
板23とからなり、アングル15の家具固定片16なら
びにレール取付片17には、それぞれビス挿通孔18,
19が形成されている。また、金属板23にはねじ孔2
0が形成されている。
【0015】取付具14とレール12の固定は、まず、
アングル15のビス挿通孔19にビス21を挿通し、金
属板23のねじ孔20に締結したものを、レール12の
端部から差し込む。すなわち、家具固定片16を水平姿
勢にし、金属板23をレール12の内部に配し、家具1
0との固定のため取付具14をレール12に沿って移動
して所定の位置に配置した後、ビス21をさらにねじ込
む。ビス21のねじ込みに伴って金属板23が回転する
が、金属板23の外周がレール12の上下内面に当接し
て回転が規制され、金属板23とレール取付片17にて
レール12のリップ部12a(図2)を挟着し、取付具
14がレール12に固定される。そして、図1に示すよ
うに、家具固定片16のビス挿通孔18にビス22を挿
通し、家具10の上面10aに締結して、家具10を固
定する。なお、取付具14は、家具10の大きさ等に応
じて、必要個数設ける。
【0016】図4および図5は、図1が家具10の上面
10aを家具転倒防止装置によって固定する構成であっ
たのに対し、家具10の側面10bを固定するものであ
る。すなわち、家具10の背面位置にて、壁面11にビ
ス13にてレール12を固定する。家具10の両側面1
0bにて、レール12に一対の取付具14を設置する。
アングル15の家具固定片16を垂直姿勢とし、家具1
0の側面10bに接し、取付具14をレール12に固定
する。家具固定片16のビス挿通孔18にビス22を挿
通し、家具10の側面10bに締結して、家具10を固
定する。
【0017】なお、レール12の端部をキャップ(図示
せず)にて閉蓋してもよい。このように構成された家具
転倒防止装置によると、家具10の設置位置を変更する
場合、取付具14を家具10から外し、ビス21を緩め
て取付具14をレール12に沿って新たな位置に移動す
るだけで対処でき、壁の下地桟の位置等を考慮すること
なく、容易に家具10の固定作業が行える。
【0018】また、図1の例では、レール12ならびに
取付具14は、家具10の上面10aに隠れ、また図4
の例では、レール12は家具10の背面に隠れ、取付具
14は家具10の側面10bに位置して目立たず、室内
の見栄えを損なわない。また、取付具14はレール12
に取付けるので、家具10の位置を変更しても、壁面1
1に不要なねじ孔が残るようなことがなく、室内の見栄
えが損なわれない。
【0019】さらに、取付具14はレール12に回動自
在に取付けられており、家具固定片16を水平姿勢とす
ることで家具10の上面10aに固定でき(図1)、垂
直姿勢とすることで家具10の側面10bに固定するこ
とができるので(図4)、例えば、上面10aを取付具
14に固定していた家具10に変え、背の高い家具を新
たに設置する場合でも、レール12を付け替えることな
く、図4のように背の高い家具の側面を取付具14に固
定することができる。また、図4のように、家具10の
側面10bに取付具14を固定することで、家具10の
上面にじゃまな取付具14が突出せず、家具10の上面
を物置き等として有効に活用することができる。
【0020】なお、アングル15と金属板23を棒材に
て連結し、単にレール12の側方から差し込む取付具と
してもよい。この発明の第2の実施例を図6ないし図8
に基づいて説明する。なお、第1の実施例と同一部分は
同一符号を付してその説明を省略する。すなわち、この
実施例は、取付具30のアングル25が、軸心29を介
して家具固定片26とレール取付片27を連結したもの
であり、家具固定片26ならびにレール取付片27は、
図7の互いに直交する姿勢と、図8の互いに重なる姿勢
との間で回動自在である。また、家具固定片26ならび
にレール取付片27にはビス挿通孔28が形成されてお
り、かつ各片26,27を磁性体(例えば、家具固定片
26が磁石、レール取付片27が金属)にて形成し、図
8の姿勢にて互いに吸着する。
【0021】このように構成された家具転倒防止装置に
おいても、第1の実施例と同様の効果が得られる。さら
に、取付具30が不使用のときは、図8に示すように、
アングル25を畳んでおくことで、じゃまにならない。
この発明の第3の実施例を図9ないし図12に基づいて
説明する。なお、第1の実施例と同一部分は同一符号を
付してその説明を省略する。
【0022】この実施例は、図9ないし図11に示すよ
うに、レール40と取付具41とからなり、レール40
はリップ溝形鋼にて構成されている。また、取付具41
は、レール取付部となるリール42と、ワイヤー43
と、家具固定部となる固定金具44連結したものであ
り、ワイヤー43はリール42の軸45にゼンマイばね
(図示せず)にて巻取り付勢されている。リール42の
表面にはスリット46が形成され、軸45の端面の仕切
り47にて仕切られた空間に開口しており、固定金具4
4をスリット46ならびに仕切り47間に差し込み可能
となっている。さらに、軸45の他端には平板48が固
定され、固定金具44には一対のビス挿通孔49が形成
されている。なお、ワイヤー43は、リール42の周方
向には巻き出し可能であるが、軸45方向には巻き出す
ことができない構造となっている。
【0023】図12は、レール40を壁面11に固定
し、レール40の端部から平板48をレール40内に配
して必要個数リール42を差込み、レール40に沿って
所定位置に移動する。そして、固定金具44を家具10
の上面10aにビス50にて固定する。なお、固定金具
44は家具10の側面10bや背面10cに固定しても
よい。
【0024】このように構成された家具転倒防止装置に
よると、家具10が転倒しようとしてワイヤー43がリ
ール42の軸45方向に引っ張られても、リール42か
ら巻き出されないため、家具10の転倒を防止でき、第
1の実施例と同様の効果が得られる。また、ワイヤ43
を介して固定金具44を家具10の上面10aに固定し
たので、家具10の高さの違いにも容易に対処でき、ま
たレール40に取付けた状態で家具10の移動が行え
る。さらに、取付具41が不使用のときは、固定金具4
4をリール42のスリット46ならびに仕切り47間に
差し込んで収納しておけるので、じゃまにならない。
【0025】なお、レール40は天井に設置してもよ
い。この発明の第4の実施例を図13ないし図17に基
づいて説明する。なお、第3の実施例と同一部分は同一
符号を付してその説明を省略する。この実施例は、図1
3ないし図16に示すように、レール40と取付具55
とからなり、取付具55は、レール取付部となるリール
56と、ワイヤー43と、家具固定部となる固定金具5
7を連結したものであり、ワイヤー43はリール56の
軸58に巻取り付勢されている。リール56の表面には
スリット59が形成されており、軸58のスリット59
に相当する周囲には複数の孔60が連続して設けられて
いる。軸58の両端には平板61,62が一体形成さ
れ、平板61はリール56の表面から前方に突出してい
る。また、固定金具57の先端には軸58の孔60に挿
入可能なピン63が突設されており、さらに一対のビス
挿通孔64が形成されている。
【0026】取付具55の不使用時には、固定金具57
をスリット59に差込み、ピン63を孔60に挿入して
収納しておく。図17は、取付具55をレール40に取
付け、固定金具57を家具10の上面10aに固定した
状態を示している。このように構成された家具転倒防止
装置においても、第3の実施例と同様の効果が得られ
る。さらに、リール56の軸58が、リール56の表面
から張出し、その先端に平板61を一体形成したので、
リール56の表面と平板61との間の軸58にハンガー
掛けとして利用することができる。
【0027】この発明の第5の実施例を図18ないし図
20に基づいて説明する。まず、壁面11にレール70
を固定する。レール70は、図19に示すように、下端
の外壁11側の角部にL字形の切込み71を形成した木
桟にて形成されている。また、取付具72は、図20に
示すように、レール取付部となるピース金具73と、ワ
イヤー74と、家具固定部となる固定金具75を連結し
たものであり、ピース金具73はコ字形の部材であっ
て、レール70の切込み71部分に側方から差込み可能
に形成さている。また、固定金具75には一対のビス挿
通孔76が形成されている。
【0028】図18に示すように、ピース金具73をレ
ール70に沿って移動して所定の位置に配置し、固定金
具75を家具10の背面10cに固定して、家具10を
固定する。このように構成された家具転倒防止装置にお
いても、室内の見栄えを損なうことなく、転倒防止状態
に家具10を容易に固定できる。また、レール70は長
押としても用いることができる。
【0029】なお、固定金具75は、家具10の上面1
0aや側面10bの上部に固定してもよい。この発明の
第6の実施例を図21ないし図24に基づいて説明す
る。図21において、80はレールであって、天井下地
材87にビス88にて固定してある。また、レール80
には天井86の縁部を挿入可能な溝部85が形成されて
いる。取付具81は、図22に示すように、レール取付
部となるレール係合金具82と、ワイヤー83と、家具
固定部となる固定金具84を連結したものであり、レー
ル係合金具82は棒状部89の両端に鍔部90,91を
一体形成し、両端に渡って貫通孔92を形成してなる。
ワイヤー83は貫通孔92に貫通させ、固定金具84に
は一対のビス挿通孔93が形成されている。
【0030】図23は、図21のXXIII 断面図であ
り、貫通孔92に貫通したワイヤー83の端部は、レー
ル80の内面上部に固定してある。すなわち、レール8
0に挿通したレール係合金具82を、レール80に沿っ
て移動させることで、固定金具84が上下動し、家具1
0の高さに合わせてレール係合金具82を移動させ、固
定金具84を家具10の上面10aにビス95にて固定
する。
【0031】このように構成された家具転倒防止装置に
おいても、室内の見栄えを損なうことなく、転倒防止状
態に家具10を容易に固定できる。また、レール80は
天井廻縁としても機能する。さらに、図24に示すよう
に、固定金具84に額縁94等を固定してもよい。な
お、レール80は壁面11に固定してもよく、固定金具
84は家具10の側面10bや背面10cの上部に固定
してもよい。
【0032】この発明の第7の実施例を図25ないし図
28に基づいて説明する。図25において、100は天
井と壁の取合い部分に設置したリップ溝形鋼のレールで
あり、101はレール取付部となるレール係合金具10
2と、ワイヤー103と、固定金具104を連結してな
る取付具である。レール係合金具102は、図26に示
すように、両端に突没付勢されたストッパー105,1
06を有し、前面の開口107に各ストッパー105,
106に一体形成されたつまみ108,109が挿通さ
れており、つまみ108,109を内側に寄せること
で、ストッパー105,106がレール係合金具102
内に没する。
【0033】また、ワイヤー103は、図25に示すよ
うに、チェーン116に表面材117を被覆したもので
あって、一端をレール係合金具102に固定するとと
も、他端には係止具115が設けられている。なお、表
面材117は、レール100の前面にプリントされた絵
柄118と相調の柄にて形成されている。また、固定金
具104は、アングルからなり、家具固定部となる一片
110にビス挿通孔111を有し、ビス114にて家具
10の上面10aに固定するとともに、他片112に長
孔113を有し、ワイヤー103の係止具115が係止
されている。
【0034】レール係合金具102は、図27に示すよ
うに、横向きにしてレール100の前面から挿入し、つ
まみ108,109をつまんでストッパー105,10
6を没した状態で、図28に示すように立て、つまみ1
08,109から指を離してストッパー105,106
を突出させ、レール100に固定する。このように構成
された家具転倒防止装置においても、室内の見栄えを損
なうことなく、転倒防止状態に家具10を容易に固定で
きる。また、レール100は天井廻縁としても機能す
る。
【0035】なお、固定金具104は家具10の側面1
0bの上部に固定してもよい。この発明の第8の実施例
を図29ないし図31に基づいて説明する。図29にお
いて、120は壁面11に固定したリップ溝形鋼のレー
ルであり、121は取付具である。取付具121は、図
30に示すように、L形のアジャスター金具122と、
両側にフック片125aを有しアジャスター金具122
のレール取付片124に係合するフック付金具125
と、金属板126とからなる。アジャスター金具122
の家具固定片123には一対のビス挿通孔127が形成
され、レール取付片124には縦列に並んで複数のビス
挿通孔128が形成されている。また、フック付金具1
25にはビス挿通孔129が形成され、金属板126に
はねじ孔130が形成されている。
【0036】家具10の固定に際しては、図29に示す
ように、金属板126をレール120内に挿入した状態
で、フック付金具125のビス挿通孔129ならびにレ
ール取付片124の任意のビス挿通孔128にビス13
1を挿通し、金属板126のねじ孔126に締結する。
さらに、家具固定片123のビス挿通孔127にビス1
32を挿通して家具10の上面10aに締結する。
【0037】このように構成された家具転倒防止装置に
おいても、室内の見栄えを損なうことなく、転倒防止状
態に家具10を容易に固定できる。また、ビス131を
挿通するビス挿通孔128を変えることで、高さの異な
る家具10にも適用することができる。また、フック付
金具125の両側のフック片125aにてレール取付片
124を挟み込むので、アジャスター金具122の回転
止めが図れる。さらに、図31に示すように、アジャス
ター金具122を回転させて、家具固定片123を下に
配置することにより、家具に変えて額縁133等を固定
することもできる。
【0038】なお、図29の姿勢から、アジャスター金
具122を90度回転させ、家具固定片123を家具1
0の側面10bに固定してもよい。この発明の第9の実
施例を図32ないし図34に基づいて説明する。図32
において、140は壁面11に固定した箱形のレールで
あって、前面に横長の開口141が形成されている。ま
た、142は取付具であり、レール取付部となるレール
係合金具143と、アーム144と、家具取付部となる
金属板145とを連結して構成されている。レール係合
金具143は、鍔146に棒状体147を突設し、棒状
体147の先端に下面に球状の凹部(図示せず)を形成
した連結部148を一体形成してなり、連結部148に
はピン挿通孔152が形成されている。アーム144
は、一端に拡径部149を有し、拡径部149ならびに
他端にピン挿通孔153,154が形成されている。金
属板145の上面には、上向きに凹曲した連結部151
が一体形成され、連結部151にはピン挿通孔155が
形成されている。
【0039】レール係合金具143は、鍔146をレー
ル140内に収納して、開口141から突出させる。連
結部148の凹部に、アーム144の拡径部149を回
動自在に嵌入し、ピン挿通孔152,153にピンを挿
通する。また、アーム144の他端を金属板145の連
結部151に回動自在に嵌入し、ピン挿通孔154,1
55にピンを挿通する。さらに、金属板145を家具1
0の上面にビス157にて固定する。
【0040】このように構成された家具転倒防止装置に
おいても、室内の見栄えを損なうことなく、転倒防止状
態に家具10を容易に固定できる。また、レール係合金
具143とアーム144、アーム144と金属板145
が、それぞれピンを軸心として、互いに回動自在に連結
されており、高さの異なる家具10にも容易に対処する
ことができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の構成によると、レールに沿っ
て移動自在に取付けた取付具を介して家具を固定するの
で、家具の設置位置の変更に際し、取付具をレールに沿
って移動するだけで対処でき、壁の下地桟を探して固定
するといった面倒な作業が不要となり、家具固定の作業
性に優れる。また、取付具は室内面に直に固定しないの
で、室内面に固着具の締結孔が残らず、室内の見栄えを
損なうことがない。
【0042】請求項2の構成によると、アングル状の取
付具をレールに回転自在に取付けたので、取付具の家具
固定片を水平にすることで家具の上面に固定でき、また
垂直にすることで家具の側面に固定でき、レールより背
の高い家具でも固定することができる。請求項3の構成
によると、アングル状の取付具のレール取付片と家具固
定片を、互いに重ねることで、取付具の不使用時にはじ
ゃまにならないように収納しておくことができる。
【0043】請求項4の構成によると、レールに沿って
移動自在に取付けた取付具を介して家具を固定するの
で、家具の設置位置の変更に際し、取付具をレールに沿
って移動するだけで対処でき、壁の下地桟を探して固定
するといった面倒な作業が不要となり、家具固定の作業
性に優れる。また、取付具は室内面に直に固定しないの
で、室内面に固着具の締結孔が残らず、室内の見栄えを
損なうことがない。さらに、取付具が途中にワイヤーを
有し、家具の高さの違いにも容易に対処でき、しかもレ
ールに取付けた状態で家具の移動が可能である。
【0044】請求項5の構成によると、取付具のレール
取付片に複数の固着具挿通孔を形成し、任意の固着具挿
通孔に挿通した固着具にてレールに取付けることができ
るので、家具の高さの違いにも容易に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の家具転倒防止装置の
使用状態の側面図である。
【図2】この発明の第1の実施例の家具転倒防止装置の
斜視図である。
【図3】この発明の第1の実施例の家具転倒防止装置の
取付具の分解斜視図である。
【図4】この発明の第1の実施例の家具転倒防止装置の
他の使用状態の側面図である。
【図5】この発明の第1の実施例の家具転倒防止装置の
斜視図である。
【図6】この発明の第2の実施例の家具転倒防止装置の
使用状態の側面図である。
【図7】この発明の第2の実施例の家具転倒防止装置の
斜視図である。
【図8】この発明の第2の実施例の家具転倒防止装置の
不使用状態の斜視図である。
【図9】この発明の第3の実施例の家具転倒防止装置の
斜視図である。
【図10】この発明の第3の実施例の家具転倒防止装置
の不使用状態の斜視図である。
【図11】この発明の第3の実施例の家具転倒防止装置
の側面図である。
【図12】この発明の第3の実施例の家具転倒防止装置
の使用状態の側面図である。
【図13】この発明の第4の実施例の家具転倒防止装置
の斜視図である。
【図14】この発明の第4の実施例の家具転倒防止装置
の平面図である。
【図15】この発明の第4の実施例の家具転倒防止装置
の不使用状態の斜視図である。
【図16】この発明の第4の実施例の家具転倒防止装置
の側面図である。
【図17】この発明の第4の実施例の家具転倒防止装置
の使用状態の側面図である。
【図18】この発明の第5の実施例の家具転倒防止装置
の使用状態の斜視図である。
【図19】この発明の第5の実施例の家具転倒防止装置
のレールの部分斜視図である。
【図20】この発明の第5の実施例の家具転倒防止装置
の取付具の斜視図である。
【図21】この発明の第6の実施例の家具転倒防止装置
の使用状態の側面図である。
【図22】この発明の第6の実施例の家具転倒防止装置
の取付具の斜視図である。
【図23】図21のXXIII 断面図である。
【図24】この発明の第6の実施例の家具転倒防止装置
の他の使用例の側面図である。
【図25】この発明の第7の実施例の家具転倒防止装置
の使用状態の斜視図である。
【図26】この発明の第7の実施例の家具転倒防止装置
の取付具の部分斜視図である。
【図27】この発明の第7の実施例の家具転倒防止装置
の部分分解斜視図である。
【図28】この発明の第7の実施例の家具転倒防止装置
の部分斜視図である。
【図29】この発明の第8の実施例の家具転倒防止装置
の使用状態の側面図である。
【図30】この発明の第8の実施例の家具転倒防止装置
の分解斜視図である。
【図31】この発明の第8の実施例の家具転倒防止装置
の他の使用例の側面図である。
【図32】この発明の第9の実施例の家具転倒防止装置
の使用状態の断面図である。
【図33】この発明の第9の実施例の家具転倒防止装置
の取付具の分解斜視図である。
【図34】この発明の第9の実施例の家具転倒防止装置
の正面図である。
【図35】従来例の斜視図である。
【図36】他の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
10 家具 11 壁面 12,40,70,80,100,120,140 レ
ール 14,30,41,55,72,81,101,12
1,142 取付具 16,26 家具固定片 17,27 レール取付片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 昌則 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 飯尾 元彦 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内面に固定したレールと、このレール
    に沿って移動可能に取付けたレール取付部と家具に固定
    した家具固定部とを有した取付具とを備えた家具転倒防
    止装置。
  2. 【請求項2】 壁面に固定したレールと、このレールに
    沿って移動可能に設けた取付具とからなり、 前記取付具が、壁面に直交する軸心回りに回転自在に前
    記レールに取付けたレール取付片と、このレール取付片
    に直角に連設し家具に固定した家具固定片とからなるア
    ングル状の部材である家具転倒防止装置。
  3. 【請求項3】 レール取付片と家具固定片を、互いに直
    交する姿勢と、互いに重なる姿勢との間で回動自在に連
    結したことを特徴とする請求項1または2記載の家具転
    倒防止装置。
  4. 【請求項4】 レール取付部と家具固定部をワイヤーに
    て連結したことを特徴とする請求項1記載の家具転倒防
    止装置。
  5. 【請求項5】 壁面に固定したレールと、このレールに
    沿って移動可能に設けた取付具とからなり、 前記取付具が、長手方向に並んだ複数の固着具挿通孔を
    有したレール取付片と、このレール取付片に直角に連設
    し家具に固定した家具固定片とからなるアングル状の部
    材であって、前記レール取付片の任意の固着具挿通孔に
    挿通した固着具にて前記レールに取付けたことを特徴と
    する家具転倒防止装置。
JP7160588A 1995-06-27 1995-06-27 家具転倒防止装置 Withdrawn JPH0910055A (ja)

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