JP3141034B2 - スカムスキマ - Google Patents

スカムスキマ

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JP3141034B2
JP3141034B2 JP03180290A JP18029091A JP3141034B2 JP 3141034 B2 JP3141034 B2 JP 3141034B2 JP 03180290 A JP03180290 A JP 03180290A JP 18029091 A JP18029091 A JP 18029091A JP 3141034 B2 JP3141034 B2 JP 3141034B2
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栄一 武藤
登 伊谷
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日立機電工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沈澱池に浮上したスカ
ムをスカムスキマの上流側と下流側の双方より回収する
スカムスキマにおいてスカムスキマの中立位置への復帰
を確実に行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スキマの回転操作を行うものとし
ては、特公昭54−25678号公報に開示されるもの
が良く知られている。この公知例ではパイプスカムスキ
マの上流側に浮上するスカムを、パイプスカムスキマを
上流側に傾転させることにより、スカムを回収してい
た。しかしこの方法ではスカムスキマの上流側に浮遊す
るスカムを処理できても、その下流側に浮遊するスカム
を回収することは不可能であった。そのため、上流側と
下流側のスカムを同時に回収するため、スカムスキマを
上流側、下流側双方に回動させる方法が提案され、実用
化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スカムスキマを回動さ
せる方法では浮遊スカムを回収後、スカムスキマを中立
位置へ戻すことが必要である。このため従来ではスカム
スキマにウェイトを突設し、このウェイトのバランスに
よってスカムスキマを中立へ戻す方法が一般的に行われ
ている。しかしこのバランスウェイト方式ではスカムス
キマの回動角度によりその復元力が変化し、中立近傍で
はその復帰力が減少し、確実に中立位置へ戻すことは困
難となっている。これを防止するにはスカムスキマの中
立位置でも復帰力を残すようにしてウェイトを突設し、
中立位置ではストッパーにて強制的に停止させることが
できる。しかしこれはスカムスキマを上流側または下流
側のいずれか片側のみ回動させる方式にのみ有効で、ス
カムスキマを上流側と下流側の双方に回動させる方式に
は適用することはできない。
【0004】本発明ではスカムスキマを上流、下流両方
向へ回動させる方式でも、中立位置近傍においてなお復
帰力を保存させ、確実に中立位置に復帰させることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、沈澱池に浮上したスカムを回
収する傾転式のスカムスキマに、上流側への傾動を行う
動作機構と、下流側への傾動を行う動作機構と、スカム
スキマの中立位置への復帰を行うウェイト式の中立復帰
機構を備え、前記上流側に傾動させる機構を、汚泥掻寄
機のフライトに突設した上流側動作用ストライカと、該
上流側動作用ストライカに押されることによりリンクを
介してスカムスキマを上流側に傾動させる上流側動作用
レバーとを備えて構成し、前記下流側に傾動させる機構
を、汚泥掻寄機のフライトに突設した下流側動作用スト
ライカと、該下流側動作用ストライカに押されることに
よりリンクを介してスカムスキマを下流側に傾動させる
下流側動作用レバーとを備えて構成したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】このスカムスキマは、スカムスキマを上流側と
下流側へ傾動させる各動作機構を、上流側動作用レバー
及び下流側動作用レバーをフライトのストライカによっ
て押し操作することにより、リンクを介してスカムスキ
マを上、下流側にそれぞれ傾動させるように構成したこ
とから、スカムスキマの中立位置への復帰を行うウェイ
ト式の中立復帰機構により、スカムスキマが上下流いず
れの側に傾動した後でも確実に中立位置に復帰させるこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例にもとづいて説明
する。図において1は所要の大きさと形状を有する沈澱
池で、この沈澱池1に、その池底に沈澱した汚泥を掻き
寄せる汚泥掻寄機2を設ける。この汚泥掻寄機2はスプ
ロケットホイール(図示せず)に張架したエンドレス状
のチェーン21に所要数のフライト22を取り付け、チ
ェーン21を駆動装置により池底にそって駆動する構成
とする。沈澱池1の下流側にスカムスキマ3を設ける。
パイプ状のスカムスキマ3は、沈澱池1の側壁内面に設
けた軸受31,31に回転自在に支持され、その外周面
にはスカム取入口3Hが設けられている。
【0008】フライト22には、すべてのフライトある
いは所要個数毎のフライトに図1に示すようにスカムス
キマ3を上流側に傾動させる上流側動作用のストライカ
23と下流側に傾動させる下流側動作用のストライカ2
4とを予め定めた間隔に突設するとともに、フライト2
2の移動に従ってスカムスキマ3が上流側及び下流側に
回動するスカムスキマ動作機構4をスカムスキマ及び沈
澱池1内に設ける。
【0009】上記スカムスキマ動作機構4は沈澱池1の
上流側に傾動させる機構5と下流側に傾動させる機構6
とを併設して構成される。この上流側に傾動させる機構
5はスカムスキマ3の端部に突設した固定リンク51に
リンク52を枢着し、このリンク52の端部にレバー5
3を枢着するとともに、このレバー53を外軸55に突
設し、この外軸55にさらに上流側動作用レバー56を
突設して成り、パイプ状の外軸55は沈澱池1内にスカ
ムスキマ3と平行に配設支持した中間軸54に嵌合し、
回動自在に支持されている。
【0010】他方下流側に傾動させる機構6も前記機構
5と同様にスカムスキマ3の端部に突設した固定リンク
61にリンク62を枢着し、このリンク62を中間軸5
4の一部に突設したレバー63に枢着せしめるととも
に、この中間軸54にさらに下流側動作用レバー64を
突設して成る。
【0011】また上流側及び下流側の動作用レバー5
6,64を突設する外軸55及び中間軸54に嵌合し一
体に支持された外環73間に、中立復帰機構7を設け
る。このスカムスキマ3の中立復帰機構7は図6、図7
に詳示する如く中間軸54に回動自在に嵌合された外軸
55には動作用レバー56と別に復帰作用杆72を突設
するとともに中間軸54にも復帰作用杆71を突設し、
この両作用杆71,72はともにその先端を互いに向か
い合うように折り曲げ、この先端部71a,72aは外
環73に突設したウェイト支持杆74と対向し、必要時
には当接するよう配設され、この所要長のウェイト支持
杆74に所要重量のウェイト75を設けて成る。
【0012】上述の如く構成した本発明スカムスキマに
ついて以下その動作を説明する。図1及び図2に示すよ
うにスカムスキマ3が中立状態にあるとき、スカム吸入
口3Hは図示のように上向状態となっている。そして汚
泥掻寄機2の運転によりチェーン21に設けたフライト
22が池底にそって移動するとき、フライトに突設した
ストライカ23が、このストライカ23の移動軌跡上に
配置した上流側動作用レバー56に当接すると、図2か
ら図3に示すようにストライカ23の移動にて上記動作
用レバー56が押されてこのレバー56は支点である外
軸55を中心として揺動する。この作動レバー56の揺
動は外軸55よりレバー53、リンク52、固定リンク
51を介して、この固定リンク51を突設したスカムス
キマ3を予め定めた角度のみ池の上流側へ回動する。こ
の時、外軸55に突設した作用杆72の先端72aにて
ウェイト付の支持杆74を押し上げるようになす。この
ウェイト支持杆74は図2に示すようにスカムスキマ3
が中立位置にある状態でもこのウェイトによるトルクが
スカムスキマにかかるようにしてその突設位置を定める
ものとする。従ってこの持ち上げられたウェイトの重力
によるトルクは常にスカムスキマ3にかかっているため
ストライカ23の移動により、レバー56から外れると
このウェイトによるトルクがスカムスキマにかかり、強
制的に中立位置へ戻る。この場合、スカムスキマが確実
に中立位置になるようにウェイトによる復帰力が作用す
る。
【0013】また図5は下流側にスカムスキマ3を回動
させる場合は下流側動作用のストライカ24にて同レバ
ー24を押し、傾動させることにより上流側と反対方向
に、かつ同様にレバー、リンク等を介して行われるもの
である。
【0014】なお、図8、図9に示すものは中立位置へ
の復帰機構をスカムスキマ3に突設した上流側動作用の
固定リンク51と下流側動作用の固定リンク61に夫々
索条81,82を係止し、この索条81,82の下端に
ウェイト9を締結した実施例で、リンク・レバー式に比
べ回転モーメントを大きくとれる利点がある。
【0015】図8の実施例は2本の索条81,82の下
端を同一のウェイト9に締結したもので、スカムスキマ
3が上流または下流側いずれの方向に傾動しても同じウ
ェイトが中立復帰用として作用するものであるが、図9
の実施例は2本の索条81,82には別のウェイト9,
9を締結したもので、作用は図8の実施例と同様であ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明のスカムスキマによれば、スカム
スキマを上流側と下流側へ傾動させる各動作機構を、上
流側動作用レバー及び下流側動作用レバーをフライトの
ストライカによって押し操作することにより、リンクを
介してスカムスキマを上、下流側にそれぞれ傾動させる
ように構成したことから、スカムスキマの中立位置への
復帰を行うウェイト式の中立復帰機構により、スカムス
キマが上下流いずれの側に傾動した後でも確実に中立位
置に復帰させることができ、スカムスキマの上流側及び
下流側に浮遊するスカムを円滑に回収することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】沈澱池内に本発明スカムスキマを設置した状態
を示す縦断面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】スカムスキマの上流側へ傾動した状態の説明図
である。
【図4】下流側への動作を示す説明図である。
【図5】同傾動時の状態を示す説明図である。
【図6】中立復帰機構の正面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】ウェイトを索条にて吊垂した方式の実施例図で
ある。
【図9】同異なる実施例図である。
【図10】公知例の説明図である。
【符号の説明】
1 沈澱池 22 フライト 23,24 ストライカ 3 スカムスキマ 4 スカムスキマ動作機構 5 上流側動作機構 6 下流側動作機構 7 中立復帰機構
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沈澱池に浮上したスカムを回収する傾転
    式のスカムスキマに、上流側への傾動を行う動作機構
    と、下流側への傾動を行う動作機構と、スカムスキマの
    中立位置への復帰を行うウェイト式の中立復帰機構を備
    え、前記上流側に傾動させる機構を、汚泥掻寄機のフラ
    イトに突設した上流側動作用ストライカと、該上流側動
    作用ストライカに押されることによりリンクを介してス
    カムスキマを上流側に傾動させる上流側動作用レバーと
    を備えて構成し、前記下流側に傾動させる機構を、汚泥
    掻寄機のフライトに突設した下流側動作用ストライカ
    と、該下流側動作用ストライカに押されることによりリ
    ンクを介してスカムスキマを下流側に傾動させる下流側
    動作用レバーとを備えて構成したことを特徴とするスカ
    ムスキマ。
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JP4823999B2 (ja) * 2007-11-09 2011-11-24 株式会社日立プラントテクノロジー 汚泥掻寄機におけるスカムスキマの傾動装置
JP4819075B2 (ja) * 2008-03-06 2011-11-16 株式会社日立プラントテクノロジー 汚泥掻寄機のスカムスキマ前後傾転装置

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