JP3141002U - 落橋防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本考案の落橋防止装置は、橋脚に隣接して支持された一対の橋桁の間、または、橋台とこの橋台に支持された橋桁との間に設置されている。この落橋防止装置1は、一対の橋桁の各々に、または、橋台と橋台に支持された橋桁の各々に設けられる一対のワイヤ支持機構10、11と、一方のワイヤ支持機構10に、一方の端部が支持されるワイヤ部材12と、他方のワイヤ支持機構11とワイヤ部材12の他方の端部との間に設けられ、橋梁に衝撃的負荷及び/または過大な負荷がかかった場合、負荷を和らげて緩衝するための緩衝手段40とを備えている。ワイヤ部材12は、中間部に所定量のたるみをもたせた状態で、一対のワイヤ支持機構間に架設されている。
【選択図】図3
Description
一対のリンク式の連結板を3個のボルトを介して連結するとともに、ボルト孔とボルト軸部との間に鉛等の緩衝材を介装した橋桁の耐震連結装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、下部工の桁座を拡幅して、下部工に架設される主桁の落下を防止するための橋梁下部工の桁座拡幅工法も知られている(例えば、特許文献2参照)。さらに、橋脚などの下部構造に埋設されたストッパーにより橋桁の許容限度以上の移動を制限する橋桁のストッパー構造も知られている(例えば、特許文献3参照)。
本考案1の落橋防止装置は、橋梁において、橋脚に隣接して支持された一対の橋桁の間、または、橋台とこの橋台に支持された橋桁との間に設置され、前記橋脚または前記橋台に対して、前記橋桁が落下するのを防止するための落橋防止装置であって、前記一対の橋桁の一方、または、前記橋台と前記橋台に支持された前記橋桁の一方に設けられる一方のブラケットと、前記一対の橋桁の他方、または、前記橋台と前記橋台に支持された前記橋桁の他方に設けられる他方のブラケットと、前記一方のブラケットまたは前記他方のブラケットに、一方の端部が支持されるワイヤ部材と、前記他方のブラケットまたは前記一方のブラケットと、前記ワイヤ部材の他方の端部との間に設けられ、前記橋梁に、衝撃的負荷及び/または過大な負荷がかかった場合、前記負荷を和らげて緩衝するための緩衝手段とを備え、前記ワイヤ部材は、中間部に所定量のたるみをもたせた状態で、前記一方のブラケットと前記他方のブラケットとの間に架設されていることを特徴とする。
さらに、外気温度変化による橋桁の橋軸方向の伸縮は、ワイヤ部材のたるみの増減により吸収できるので、落橋防止装置の構成を簡素にできる。
図1は、本考案の落橋防止装置が設けられた橋梁を示す正面図、図2は、図1をA−A線で切断した断面図である。図3は、図2をB方向から矢視した落橋防止装置の部分正面図、図4は、図2をC−C線で切断した断面図である。図5は、図3のD部を拡大して示した断面図、図6は、図4のE部を拡大して示した断面図である。図7は、図4のF部を拡大して示した平面図、図8は、図7をG−G線で切断した断面図である。図9は、落橋防止装置が作動した状態を説明するための説明図である。
間隔材45は、発泡スチロールなど発泡プラスチックなどで形成されたものであり、常時は、所定の間隔を維持しているとともに、衝撃的負荷、過大な負荷がかかった場合、塑性変形して負荷を緩衝するものである。
カバー体43の開口した端部側の内周部43aには、蓋体42の外周部が嵌合されている。蓋体42は、カバー体43にボルト49で固定されている。
この実施の形態の説明では、図3、4に従って、橋桁50に一方のワイヤ支持機構10、橋桁51に他方のワイヤ支持機構11が設けられた落橋防止装置1として説明を行う。なお、落橋防止装置は、橋桁50に他方のワイヤ支持機構11、橋桁51に一方のワイヤ支持機構10が設けられたものであってもよい。
ブラケット13の一対の支持部13b間に、回動取付部材33をボルト31、ナット32で回動可能に取り付ける。回動取付部材33の雌ねじ部にワイヤ部材12の一方の端部側であるねじ軸部12aのねじ部をねじ込む。ブラケット13に対して、回動取付部材33、ワイヤ部材12の一方の側が、ボルト31の軸線の周り方向に回動可能となる。
ブラケット13の一対の支持部13b間に、蓋体42をボルト31、ナット32で回動可能に取り付ける。カバー体43の内周部43aに、緩衝ゴム体44、間隔材45、支圧板46を組み込む。
ワイヤ部材12をワイヤ揺れ防止部材36のワイヤ揺れ防止部36bに挿通する。
橋桁51が支承装置55から外れ、橋脚65から落下しようとすると、ワイヤ部材12に負荷がかかる。ワイヤ部材12に負荷がかかると、ワイヤ揺れ防止手段35が破損等して揺れ防止機能が解除され、たるみをもたせて橋桁50、51に支持されていたワイヤ部材12は直線状に伸ばされる。この時、第1回動機構20、第2回動機構30は、ワイヤ部材12が直線状に延びる方向に回動する。従って、負荷がかかる方向が、橋軸方向以外でも対応可能になっている。また、ウェブプレート50a、51aを挟んで落橋防止装置1が対称に設けられているので、負荷がかかる方向に限定がない。
10 … 一方のワイヤ支持機構
11 … 他方のワイヤ支持機構
12 … ワイヤ部材
13 … ブラケット
20 … 第1回動機構
21 … ボルト
23 … 補強プレート
24 … ボルト
25 … ナット
26 … 緩み防止付ナット
30 … 第2回動機構
31 … ボルト
32 … ナット
33 … 回動取付
35 … ワイヤ揺れ防止手段
36 … ワイヤ揺れ防止部材
37 … 揺れ部緩衝ゴム体
38 … ボルト
40 … 緩衝手段
42 … 蓋体
43 … カバー体
44 … 緩衝ゴム体(弾性部材)
45 … 間隔部材
46 … 支圧板
48 … ナット
50、51、52 … 橋桁
50a、51a…ウェブプレート
50b、51b…横リブ
55 … 支承装置
60 … 橋台
65 … 橋脚
Claims (6)
- 橋梁において、橋脚に隣接して支持された一対の橋桁の間、または、橋台とこの橋台に支持された橋桁との間に設置され、前記橋脚または前記橋台に対して、前記橋桁が落下するのを防止するための落橋防止装置であって、
前記一対の橋桁の一方、または、前記橋台と前記橋台に支持された前記橋桁の一方に設けられる一方のブラケットと、
前記一対の橋桁の他方、または、前記橋台と前記橋台に支持された前記橋桁の他方に設けられる他方のブラケットと、
前記一方のブラケットまたは前記他方のブラケットに、一方の端部が支持されるワイヤ部材と、
前記他方のブラケットまたは前記一方のブラケットと、前記ワイヤ部材の他方の端部との間に設けられ、前記橋梁に、衝撃的負荷及び/または過大な負荷がかかった場合、前記負荷を和らげて緩衝するための緩衝手段とを備え、
前記ワイヤ部材は、中間部に所定量のたるみをもたせた状態で、前記一方のブラケットと前記他方のブラケットとの間に架設されている
ことを特徴とする落橋防止装置。 - 請求項1に記載の落橋防止装置において、
前記橋桁または前記橋台と、前記一方のブラケットまたは他方のブラケットとの間には、前記一方のブラケットまたは前記他方のブラケットが前記橋桁または前記橋台に取り付けられる平面に対して直交または略直交する方向に形成された第1の軸線の周り方向に回動可能な第1回動機構を備えている
ことを特徴とする落橋防止装置。 - 請求項2に記載の落橋防止装置において、
前記一方のブラケットとこの一方のブラケットに支持される前記ワイヤ部材の一方の端部との間、または、前記他方のブラケットとこの他方のブラケットに支持される前記ワイヤ部材の他方の端部との間には、前記第1の軸線と直交または略直交する方向に形成された第2の軸線の周り方向に回動可能な第2回動機構を備えている
ことを特徴とする落橋防止装置。 - 請求項3に記載の落橋防止装置において、
前記ワイヤ部材は、中間部を、前記橋桁に設けられた1個以上のワイヤ揺れ防止手段によって、揺れ防止されているものである
ことを特徴とする落橋防止装置。 - 請求項4に記載された落橋防止装置において、
前記緩衝手段は、前記負荷がかかった場合に、弾性変形して負荷を軽減する弾性部材と、塑性変形して前記負荷を軽減する間隔部材とを備えている
ことを特徴とする落橋防止装置。 - 請求項5に記載の落橋防止装置において、
前記間隔部材は、発泡スチロールを含む発泡プラスチックで形成されたものであり、所定以上の負荷がかかった場合、塑性変形して、緩衝作用を発揮するものである
ことを特徴とする落橋防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008000590U JP3141002U (ja) | 2008-02-06 | 2008-02-06 | 落橋防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008000590U JP3141002U (ja) | 2008-02-06 | 2008-02-06 | 落橋防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3141002U true JP3141002U (ja) | 2008-04-17 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008000590U Expired - Fee Related JP3141002U (ja) | 2008-02-06 | 2008-02-06 | 落橋防止装置 |
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JP (1) | JP3141002U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012122288A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Ihi Corp | 落下防止装置 |
CN105735155A (zh) * | 2016-04-29 | 2016-07-06 | 郑悦 | 一种桥梁中跨下垂加固装置及其施工方法 |
-
2008
- 2008-02-06 JP JP2008000590U patent/JP3141002U/ja not_active Expired - Fee Related
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