JP3140379U

JP3140379U - 手提部補強袋

Info

Publication number: JP3140379U
Application number: JP2007009384U
Authority: JP
Inventors: 進吉本; 寛大田中
Original assignee: 三共ポリエチレン株式会社
Priority date: 2007-11-07
Filing date: 2007-11-07
Publication date: 2008-03-27
Anticipated expiration: 2017-11-07

Abstract

【課題】筒状の袋体の上部に補強部を融着し、指孔を補強すると共に、他端から物品（米・ペットフード・肥料等）を入れ、融着して使用することを特徴とする手提部補強袋を提供する。
【解決手段】筒状の袋本体２の上端を水平方向に融着してなる上端融着部３と、適宜間隔を設けて同様に水平方向を融着してなる下部融着部４を設けると共に、上端融着部と下端融着部間に碁盤目形に融着してなる補強部５を設け、補強部に指を入れる指孔６を形設してなる手提部を形成してなる手提部補強袋１。
【選択図】図１

Description

本考案は、合成樹脂製の袋であって、特に指孔の周囲を補強してなる手提部補強袋に関するものである。

従来の技術として、合成樹脂製の袋体上部に、袋体の開口部側面を貫通する指掛用の貫通孔を開穿した手提げ袋において、合成樹脂製シートで前記貫通口の周囲に張り付ける補強用シートを設け、この補強用シート袋体内側面に重合し、補強用シートに分布する多数の点状接合面で補強用シートと袋体とを接着したことを特徴とする手提げ袋がある。（特許文献１参照）

また、別の従来技術として、運搬用の把手を形成し得る包装袋であって、その上端縁側に、前記把手の形状に沿って、複数の切れ目が断続的に配置されており、前記複数の切れ目のうち少なくとも一部が、その端部を前記把手とは離間する方向に湾曲ないし屈曲させた形状の切れ目である包装袋がある。（特許文献２参照）
特開２００２−２２５８８６号公報実開２００７−８４１０５号公報

上記前者においては、補強用シートを別に設け、上方から物品を入れる転用可能な手提げ袋であり、本考案のような補強用シートを設けず、下端から物品を入れる使い捨てタイプとは異なるものである。

上記後者においては、切り目を断続的に配置し、端部を把手とは離間する方向に湾曲ないし屈曲してなるもので、本考案のように、上方に折り曲げて補強する形態とは基本的に異なるものである。

本考案は、従来の構成が有していた問題を解決しようとするもので、筒状の袋体の上部に補強部を設け、指孔を補強すると共に、他端から物品（米・ペットフード・肥料等）を入れ、融着して使用することを特徴とする手提部補強袋を提供することを目的とする。

本考案は、上記目的を達成するため、筒状の袋本体の上端を水平方向に融着してなる上端融着部と、適宜間隔を設けて同様に水平方向を融着してなる下部融着部を設けると共に、上端融着部と下端融着部間に碁盤目形に融着してなる補強部を設け、該補強部に指を入れる指孔を形設し、手提部を形成してなる。
指孔が上方折り曲げ切り目を形成し、該上方折り曲げ切り目の両端を下向き半円弧状に形設してなる。
指孔を上方折り曲げ切り目を形成し、該上方折り曲げ切り目の両端を円形状に打ち抜いて円形孔を形成してなる。
補強部の碁盤目線を斜状に形成してなる。
袋本体の下端を開口してなるもので、物品を入れた後、水平方向に融着してなることを特徴とする。

１）、筒状の袋本体の上部に、上端融着部と下端融着部と補強部と指孔とからなる手提部を形成することにより、薄い袋本体でも、比較的重量のある米やペットフード、肥料等の袋として使用できる。
２）、上方折り曲げ切り目を設け、両端を下向き半円弧状や円弧状に打ち抜きすることにより、指孔に指を入れ長時間持っても切れにくいものである。
３）、碁盤目形の補強部の碁盤目線を斜状に形成することにより、指孔（指）への負荷（荷重）が分散され、より補強効果を高めることができる。
４）、袋本体の下端から物品を入れる形態であり、家庭において予め非常用品等を入れ、融着することもでき、多目的に使用できるものである。

手提部補強袋１は、合成樹脂製（ポリエチレン等）による筒状の袋体２の上端を水平方向に融着（溶着）してなる上端融着部３と、適宜間隔（例えば７ｃｍくらい）を設けて同様に水平方向を融着してなる下部融着部４を設けると共に、上端融着部３と下部融着部４の間、中央部に碁盤目形を斜状（碁盤目線５ａ）に融着（四角形５ｂ）して形成してなる補強部５を設け、該補強部５に指を入れる上方折り曲げ切り目６ａを形成し、両端を下向き半円弧状６ａ１に形成してなる上方折り曲げ部６ｂを形設し、指を入れる指孔６を設けてなる手提部７を形成してある。

上記手提部補強袋１の使用例について述べる。
まず、手提部補強袋１の下端ＫＴより、例えば米ＫＭを投入し、水平方向に融着ＵＴする。
この状態で、指穴６に指（図示せず）を入れ、上方に持ち上げることにより、上方折り曲げ部６ｂが上方に移動し、補強効果を得るとともに、両端を半円弧状６ａ１に形成することにより、切れにくく長時間持ち運びできる。

次に、手提部補強袋における別形態の指孔を説明する。
指孔２６は、上方折り曲げ切り目２６ａの両端に、円形孔２６ａ１を形成してなるもので、切れにくい構造である。

上記各実施例において、補強部は四角形５ｂの部分を融着するのが望ましく、碁盤目線５ａは、非融着とし、加工時（融着時）に加熱した空気の通孔となり四角形５ｂ（補強部５）が変形することなく加工できる。
また、指孔は打ち抜いた形態も一考である。
さらに、袋本体の材質や大きさ、用途等は必要に応じて決めればよい。

本考案の第１実施例を示す手提部補強袋の正面図。本考案の第１実施例を示す手提部補強袋の縦断側面図。本考案の第１実施例を示す手提部補強袋の使用状態の正面図。本考案の第２実施例を示す手提部補強袋の指孔の正面図。

符号の説明

１−−−−手提部補強袋
２−−−−袋本体
３−−−−上端融着部
４−−−−下部融着部
５−−−−補強部
５ａ−−−碁盤目線
５ｂ−−−四角形
６−−−−指孔
６ａ−−−上方折り曲げ切り目
６ａ１−−半円弧状
６ｂ−−−上方折り曲げ部
７−−−−手提部
ＵＴ−−−融着

Claims

筒状の袋本体の上端を水平方向に融着してなる上端融着部と、適宜間隔を設けて同様に水平方向を融着してなる下部融着部を設けると共に、上端融着部と下端融着部間に碁盤目形に融着してなる補強部を設け、該補強部に指を入れる指孔を形設し、手提部を形成してなることを特徴とする手提部補強袋。
指孔が上方折り曲げ切り目を形成し、該上方折り曲げ切り目の両端を下向き半円弧状に形設してなることを特徴とする請求項１記載の手提部補強袋。
指孔が上方折り曲げ切り目を形成し、該上方折り曲げ切り目の両端を円形状に打ち抜いて円形孔を形成してなることを特徴とする請求項１記載の手提部補強袋。
補強部の碁盤目線を斜状に形成してなることを特徴とする請求項１、２又は３記載の手提部補強袋。
袋本体の下端を開口してなるもので、物品を入れた後、水平方向に融着してなることを特徴とする請求項１、２、３又は４記載の手提部補強袋。