JP3139942B2 - ポリエチレンスリーブ工法における継手部施工方法 - Google Patents

ポリエチレンスリーブ工法における継手部施工方法

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JP3139942B2 JP07184661A JP18466195A JP3139942B2 JP 3139942 B2 JP3139942 B2 JP 3139942B2 JP 07184661 A JP07184661 A JP 07184661A JP 18466195 A JP18466195 A JP 18466195A JP 3139942 B2 JP3139942 B2 JP 3139942B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポリエチレンスリーブ
工法における継手部施工方法に関し、詳しくはポリエチ
レンスリーブ工法の安全面での改良に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳鉄管などの金属管を地中埋設する場
合、土壌等による腐食から保護するため筒状に形成され
たポリエチレンスリーブを金属管外周に被せて埋設する
ポリエチレンスリーブ工法が広く使用されている。上記
ポリエチレンスリーブは耐薬品製に優れ、また透水性も
非常に低いため、金属管に対する保護機能が非常に高
く、金属管の腐食をほぼ完全に防止できる優れた利点を
有する。
【0003】
【従来技術の問題点】しかしながら、ポリエチレンスリ
ーブ工法は、管埋設に先立ち筒状に形成されたポリエチ
レンスリーブを管外周にかぶせ邪魔にならないよう一方
にたくし上げておいて管を狭い掘削溝内に搬入し、この
掘削溝内で管を接続後前記スリーブを管に沿って引き延
ばし、さらに外周をバンドなどで巻回締付けする作業に
よっていたため作業に危険が伴う欠点があった。特に、
大型の埋設管工事の場合は掘削溝の深さも相当深くなる
ため上記欠点は著しくなる。
【0004】このような欠点に鑑み、掘削溝内への管の
搬入及び管接続やポリエチレンスリーブの被覆作業をロ
ボットにより行う方法が考えられているが、ポリエチレ
ンスリーブの被覆は管本体部と継手部とを一連にカバー
するためかなり大径のスリーブが使用されるので管本体
部におけるポリエチレンスリーブの緊締作業が不可欠と
なり、遠隔操作によるポリエチレンスリーブの緊締作業
が技術的に困難となる欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、ポリエチレンスリーブ工法を実施する場合、ポ
リエチレンスリーブの被覆作業が遠隔操作で行え、もっ
て管敷設及びポリエチレンスリーブの被覆作業が安全に
行えるポリエチレンスリーブ工法における継手部施工方
法を得ることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明のポリエ
チレンスリーブ工法における継手部施工方法は、掘削溝
内に設置される金属管をポリエチレンスリーブで被覆し
その後埋設していくポリエチレンスリーブ工法におい
て、本体部1Aを予めポリエチレンエチレンスリーブ2
で被覆した金属管1一端の管受口1B後端部に、該管受
口1B及び該受口1Bに挿入される挿口管1Cを共に覆
い得る継手部スリーブ3の一端3Aを固定すると共に該
継手部スリーブ3の挿口側他端3Bに緩めた状態の緊締
具4を取り付けて前記受口1B後端部にたくしあげ、該
金属管1を掘削溝5内に設置配管し挿口管1Cを接続
後、前記掘削溝5外より前記緩めた緊締具4に牽引治具
6を係止させて、たくしあげた前記継手部スリーブ3を
挿口管1C側へ牽引し、しかる後前記緊締具4を緊締し
て挿口管1C外周に水密に緊縛することを特徴とするも
のである。
【0007】
【作用】この発明において、埋設される金属管の本体部
は、掘削溝5へ搬入される前に予めポリエチレンスリー
ブ2で被覆され緊締される。従って、この部分のポリエ
チレンスリーブの被覆作業は危険無く行える。また、掘
削溝5搬入に先立ち管の一端に設けられた受口部には継
手部スリーブ3の一端3Aを固定すると共に該継手部ス
リーブ3の挿口側他端3Bに緩めた状態の緊締具4を取
り付けて前記受口1B後端部にたくしあげておくから、
掘削溝内での継手部スリーブ3の被覆作業の必要もな
い。従って、ポリエチレンスリーブ被覆に関する作業は
掘削溝5内では一切不要となる。
【0008】そして、該金属管1を掘削溝5内に設置配
管し挿口管1Cを接続後、前記掘削溝5外より前記緩め
た緊締具4に牽引治具6を係止させて、たくしあげた前
記継手部スリーブ3を挿口管1C外周側へ牽引すること
によって継手部外周を被覆するため、掘削溝5内での被
覆に関する作業はすべて外部から可能となり、溝内での
危険作業は完全に払拭される。なお、管接続作業につい
ても掘削溝5外部からクレーンその他の機械装置にり可
能であるから、ポリエチレンスリーブ工法における継手
部施工は、すべて掘削溝5外部より安全にかつ容易に可
能となるのである。
【0009】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図1はこ
の発明の実施状態を示す側面図、図2は同じく斜視図、
図3、図4は実施状態を示す断面図、図5はこの発明で
使用する牽引治具の正面図、図6は〃側面図である。
【0010】幅1m、深さ 1.2mの掘削溝5内に直径 5
00mmの金属管1を埋設するにあたり掘削溝5外部の地表
上で、金属管の本体部1Aをポリエチレンエチレンスリ
ーブ2で被覆し、防水粘着テープ4A…4Aで要所を止
着した。次に、この金属管1一端の管受口1B後端部
に、前記ポリエチレンスリーブ2の上から管受口1B及
びこの受口1Bに挿入される挿口管1Cを共に覆い得る
継手部スリーブ3の一端3Aを防水粘着テープ4Aで固
定し、継手部スリーブ3の挿口側他端3Bに緩めた状態
の緊締具4を取り付けて前記受口1B後端部にたくしあ
げた。
【0011】なお、継手部スリーブ3への緊締具4の取
付けは、図2に示すように継手部スリーブ3の挿口側他
端3Bを外側へ折り返して袋状とし、この中に緊締具4
を収納しステープル6…6で仮留めし、緊締具4の把手
部4Bを継手部スリーブ3の一部切欠部3Aから頭出さ
せた。そして、金属管1を掘削溝5内に設置配管し挿口
管1Cを接続後、図3に示すように前記掘削溝5外より
前記継手部スリーブ3の他端3Bに牽引治具7を引っか
けて、たくしあげた前記継手部スリーブ3を挿口管1C
側へ牽引し、しかる後図4に示すように前記緊締具4の
把手部4Aを引き上げて緊締し挿口管1C外周に水密に
緊縛した。
【0012】なお、上記の牽引治具7は、図5、図6に
示すように管状の支持部7Aの先端に金属管1の外周に
沿う馬蹄形の引掛部7Bを有し、管状の支持部7A内に
緊締具4の把手部4Aに係止可能な係止部7Cを有する
牽引具7Dを挿通した構造とされ、引掛部7Bの先端に
継手部スリーブ3の一端を引掛けて牽引し、引掛部7C
を管状の支持部7Aの末端から引っ張ることによって緊
締具4の把手部4Aを引き上げ緊締するようにされてい
る。以上により、金属管1に対するポリエチレンスリー
ブの被覆作業は、掘削溝内に作業員が入ること無くすべ
て外部より施工できた。
【0013】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、ポリエ
チレンスリーブ工法を実施する場合、管本体及び継手部
のポリエチレンスリーブの被覆をすべて掘削溝外部から
実施できるため、狭い掘削溝内での危険な作業が完全に
解消でき安全にかつ迅速に施工できる効果を有する。ま
た、使用する治具類も構造が簡単なため実施も容易にで
きるなどの効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施状態を示す側面図である。
【図2】この発明の実施状態を示す要部斜視図である。
【図3】この発明の実施状態を示す断面図である。
【図4】この発明の実施状態を示す断面図である。
【図5】この発明で使用する牽引治具の正面図である。
【図6】同じく側面図である。
【符号の説明】
1…金属管 1A…本体部 1B…管受口 1C…挿口管 2…ポリエチレンエチレンスリーブ 3…継手部スリーブ 3A…継手部スリーブの一端 3B…継手部スリーブの挿口側他端 4…緊締具 5…掘削溝 6…ステープル 7…牽引治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野島 昭紀 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内 (56)参考文献 特開 昭59−37388(JP,A) 特開 昭62−118179(JP,A) 特開 平7−91588(JP,A) 特開 平7−91569(JP,A) 特開 昭62−118178(JP,A) 特開 昭48−78279(JP,A) 実開 昭57−33377(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 1/024 B29C 63/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削溝内に設置される金属管をポリエチレ
    ンスリーブで被覆しその後埋設していくポリエチレンス
    リーブ工法において、本体部1Aを予めポリエチレンエ
    チレンスリーブ2で被覆した金属管1一端の管受口1B
    後端部に、該管受口1B及び該受口1Bに挿入される挿
    口管1Cを共に覆い得る継手部スリーブ3の一端3Aを
    固定すると共に該継手部スリーブ3の挿口側他端3Bに
    緩めた状態の緊締具4を取り付けて前記受口1B後端部
    にたくしあげ、該金属管1を掘削溝5内に設置配管し挿
    口管1Cを接続後、前記掘削溝5外より前記緩めた緊締
    具4に牽引治具6を係止させて、たくしあげた前記継手
    部スリーブ3を挿口管1C側へ牽引し、しかる後前記緊
    締具4を緊締して挿口管1C外周に水密に緊縛すること
    を特徴とするポリエチレンスリーブ工法における継手部
    施工方法。
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