JP3139539B2 - 小型車両のスピード検出機構 - Google Patents

小型車両のスピード検出機構

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JP3139539B2
JP3139539B2 JP09295075A JP29507597A JP3139539B2 JP 3139539 B2 JP3139539 B2 JP 3139539B2 JP 09295075 A JP09295075 A JP 09295075A JP 29507597 A JP29507597 A JP 29507597A JP 3139539 B2 JP3139539 B2 JP 3139539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型車両のスピード
検出機構に関する。さらに詳しくは、特別な部品を追加
することなく取り付けられる小型車両の被駆動軸からそ
の回転数を検出するためのスピード検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型車両において、その速度を検
出するために被駆動軸の回転数を検出するためのスピー
ドセンサが取り付けられている。たとえば特開平8−2
62049号公報に開示されたスピード検出機構は、図
6および図7に示すように、自動二輪車Aのエンジンの
最終出力軸(被駆動軸ともいう)51のスプロケット取
り付け側端部にセンサロータ52をボルト53によって
固定し、最終出力軸51と一体に回転するこのセンサロ
ータ52の回転をスプロケットカバー54に取り付けた
スピードセンサ55によって検出するものである。
【0003】前記センサロータ52は図7に示されるよ
うに、軸方向に突出した複数個のターゲット部56がセ
ンサロータ52の円周に沿って設けられている。そし
て、スピードセンサ55はセンサロータ52の側周外方
から前記ターゲット部56を検出しうるようにスプロケ
ットカバー54に取り付けられている。
【0004】なお、図7中の符号57はスプロケットで
あり、符号58はスプロケット57を最終出力軸51に
締付固定するためのナット(締付ナットという)であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
ピード検出機構は、被検出体としてセンサロータ52と
いう特別の部品を備えなければならず、その他の部品点
数も増加し、重量および配設必要スペースも増加する。
【0006】さらに、出力軸51の外径より大きい外径
のセンサロータを使用しなければならない場合には、ス
プロケット57の脱着時にこのセンサロータ52を取り
外す必要がある。すなわち、前記ボルト53およびセン
サロータ52を取り外し、さらにナット58も取り外し
たうえでスプロケット57を脱着する必要がある。この
ように、脱着作業に手間がかかることになる。
【0007】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、特別な部品を追加する必要なく、異物
の進入や付着を防止することができ、しかもスプロケッ
トの着脱が容易となるスピード検出機構を提供すること
を目的としている。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】発明のスピード検出機
構は、その端部に自軸と同心状の孔が形成された被駆動
軸と、該被駆動軸の孔の内周面に形成された被検出部
と、該被検出部に近接するように前記孔内に挿入された
状態で取り付けられたスピードセンサとを備えている。
【0013】図1はスピード検出機構の参考例を示す断
面図、図2は図1のII−II矢視部位を含んだ自動二
輪車の部分側面図、図3は図1におけるスプロケットの
締付ナットを示す斜視図、図4はスピード検出機構の他
参考例を示す断面図、図5は図4におけるスプロケッ
トの締付ナットを示す一部切欠き斜視図である。
【0014】
【発明の実施の形態】添付図面に示される実施形態に基
づいて本発明のスピード検出機構を説明する。
【0015】図1は本発明のスピード検出機構の一実施
形態を示す断面図、図2は図1のII−II矢視部位を
含んだ自動二輪車の部分側面図、図3は図1におけるス
プロケットの締付ナットを示す斜視図、図4は本発明の
スピード検出機構の他の実施形態を示す断面図、図5は
図4におけるスプロケットの締付ナットを示す一部切欠
き斜視図である。
【0016】図1に示されるスピード検出機構1は、自
動二輪車のエンジンからトランスミッションを介して回
転が伝えられる被駆動軸2に装備されるものを例示して
いる。被駆動軸2にはチェーンを介して後輪に回転を伝
えるためのスプロケット3が固定されている。このスプ
ロケット3は締付ナット4によって被駆動軸2に締めつ
けられている。図2も併せて参照すれば明らかなように
非接触型のスピードセンサ5がスプロケットカバー6に
取り付けられている。図2では符号Cで示すところに被
駆動軸2の軸心が位置している。そして、符号Bが自動
二輪車のフレームを示し、符号Fは自動二輪車の前方を
示している。
【0017】また、前記締付ナット4はスプロケット3
を固定するとともにスピード検出機構1におけるセンサ
ロータの機能も果たしている。そして、前記スピードセ
ンサ5のスプロケットカバー6への取り付けは、その検
出部5aが締付ナット4に近接するように調節されてい
る。
【0018】締付ナット4の形状は図3に示すように、
その被検出部4aは正四角形の外形を呈し、その基部側
にはスパナ等が係止されうるように通常の六角ナットと
同様の六角形の外形を呈する係止部4bが形成されてい
る。
【0019】非接触型の前記スピードセンサ5は、被検
出体たる締付ナット4の下記頂部4cが検出部5aを通
過する回数を検出するものであり、前記締付ナット4の
場合はその四個の頂部4cがスピードセンサ5の検出部
5aに至ったときにこれを検出する。したがって、締付
ナット4の外形はとくに正四角形に限定されることはな
く、正六角形等の多角形であってもよい。さらには、円
筒形の締付ナットの外周に検出用の溝または突条が形成
されたものであってもよい。また、締付ナットの外形を
正六角柱とし、その六個の頂部を被検出部として用いる
とともに、前記正六角柱外形によってスパナ用の係止部
および緩み止めワッシャの係止部を兼ねるようなもので
あってもよい。
【0020】図1において、符号7で示すのは、スプロ
ケットカバー6の内側に突出するように形成されている
半円筒状の保護筒部であり、スプロケットカバー6内に
進入する虞のある異物が締付ナット4やスピードセンサ
5に付着したり、これら4、5を損傷することを防止す
る作用を奏する。
【0021】かかるスピード検出機構1では、従来のよ
うに特別なセンサロータを製造、装備する必要はない。
【0022】図4に示されるスピード検出機構11は、
図3のものとは異なる形状の締付ナット12を用い、ス
ピードセンサ5が締付ナット12の内部に挿入された状
態に取り付けられたものである。すなわち、図5も併せ
て参照すれば明らかなように、締付ナット12の基部側
は被駆動軸2に螺着するための雌ねじ13が刻設されて
おり、先端部側は前記雌ねじ13の下孔(または雌ねじ
13より大きい内径の孔)14が形成されている。ま
た、この孔14の内周面には等間隔に四本の被検出用溝
15が刻設されている。
【0023】スピードセンサ5は図1に示すものと同じ
ものでもよく、その検出部5aが前記被検出用溝15を
検出しうるように締付ナット12の孔14内に挿入され
た状態でスプロケットカバー16に取り付けられてい
る。締付ナット12の被検出用溝15は四本に限定され
ることはない。また、被検出用としては溝に代えて突条
としてもよい。たとえば、孔14内に突出しうる直方体
状のピースを前記溝に圧入することによって被検出用突
条を設けることができる。
【0024】かかる構成(図4および図5)のスピード
検出機構11では、スピードセンサ5および被検出機構
15が露出しないので、とくにスプロケットカバー16
に前述のごとき保護筒部(図1)を形成しなくても損
傷や異物等の付着が防止される。
【0025】図4および図5に示す締付ナット12に代
えて、被駆動軸の先端に被駆動軸の軸心と同心状の穴を
穿設し、この穴の内周面に前述のごとき被検出用溝また
は被検出用突条を形成し、スピードセンサ5を前記被駆
動軸の穴内に挿入された状態でスプロケットカバーに取
り付けてもよい。そうすれば締付ナットを特別な形状に
形成する必要がなくなる。
【0026】なお、図1および図4のスプロケット3の
外周に沿う両側にはゴムまたは樹脂等からなるダンパー
Dを固着することによって騒音防止を図っている。本実
施形態ではダンパーDはスプロケット3外周近傍の適宜
箇所に穿孔された孔を貫通した状態でスプロケット本体
と一体に成形されて固着されている。ダンパーの固着に
際しては鋳込みや溶着等が適宜使用される。
【0027】
【発明の効果】本発明のスピード検出機構によれば、特
別な部品を追加する必要なく異物の進入や付着を防止す
ることができるため、正確な車速検出が可能であること
はもとより、スピード検出機構の設置スペースの節約が
可能となる。もちろん、製造コストの低減も図ることが
できる。さらに、スプロケットの着脱が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はスピード検出機構の参考例を示す断面
図であり、(b)は(a)における締付ナットの正面図
である。
【図2】図1のII−II矢視部位を含んだ自動二輪車
の部分側面図である。
【図3】図1におけるスプロケットの締付ナットを示す
斜視図である。
【図4】(a)はスピード検出機構の他の参考例を示す
断面図であり、(b)は(a)における締付ナットの正
面図である。
【図5】図4におけるスプロケットの締付ナットを示す
一部切欠き斜視図である。
【図6】従来のスピード検出機構が適用された自動二輪
車の一例を示す側面図である。
【図7】(a)は従来のスピード検出機構の一例を示す
側面断面図であり、(b)は(a)におけるセンサロー
タおよびスピードセンサの正面図である。
【符号の説明】
1・・・スピード検出機構 2・・・被駆動軸 3・・・スプロケット 4・・・締付ナット 5・・・スピードセンサ 6・・・スプロケットカバー 7・・・保護筒部 11・・・スピード検出機構 12・・・締付ナット 13・・・雌ねじ 14・・・孔 15・・・被検出用溝 16・・・スプロケットカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−254401(JP,A) 特開 平3−6457(JP,A) 特開 平8−262049(JP,A) 特開 平4−163286(JP,A) 特開 平7−215260(JP,A) 特開 平9−109969(JP,A) 実開 平2−132502(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 39/00 G01P 1/04 G01P 3/488

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その端部に自軸と同心状の孔が形成され
    た被駆動軸と、該被駆動軸の孔の内周面に形成された被
    検出部と、該被検出部に近接するように前記孔内に挿入
    された状態で取り付けられたスピードセンサとを備えて
    なる小型車両のスピード検出機構。
JP09295075A 1997-10-28 1997-10-28 小型車両のスピード検出機構 Expired - Fee Related JP3139539B2 (ja)

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