JP3139393U - 管体用のコネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】簡単に接続できて、接続部分が分かり難く、重心が車体中央の下方に集中している管体用のコネクタを提供する。
【解決手段】二つのハウジングからなり、ハウジングは、対向するように設けて接続し、内部空間を具えた中空の管体用のコネクタ１を形成し、管体用のコネクタは、上面に内部空間に貫通して設けられた貫通孔１６と、表面に形成され、内部空間に貫通した接続孔とを具えてなり、貫通孔は、電源部を貫通孔から挿入して内部空間に設けるために供し、接続孔は、フレームの管体を穿設して接続し、車体のフレームを形成するために供する。
【選択図】図２

Description

この考案は、管体用のコネクタに関し、特に自転車のフレームを接続するための管体用のコネクタに関する。

従来の電動自転車は、複数の電源部がサドルの後方に設けられた荷台フレームの上方、或いは下方に設けられる。この場合、電源部の電力を使い切った場合、簡単に取り外して交換することができる。

しかしながら、電源部を荷台上方に設けると、荷台表面の面積が電源部により占められ、荷台上に荷物を設けることができない。また、電源部の重量により、自転車の車体の重心が後方に移動する。よって、自転車で坂道をのぼる場合、ペダルを踏むために多くの労力を消耗するとともに、重心が安定しないため、事故が発生する比率が高くなる。

電源部を自転車の上方フレーム、下方フレーム及びサドルフレームにより形成される三角形の範囲内か、或いはサドルの下方とサドルフレームの後方との位置に直接設ける場合、自転車の車体の重心の位置に関する問題は解決することができる。

しかしながら、上述の場合、電源部を取り外して交換することが難しくなる。

この考案は、車体の重心が中央の下方に集中し、接続のための処理が簡単で、はんだ接続の跡が分かり難い管体用のコネクタを提供することを課題とする。

また、この考案は、安全ロックが設けられるとともに、様々なコードを内部に収納することができる管体用のコネクタを提供することを課題とする。

そこで、本考案者は従来の技術に見られる欠点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、二つのハウジングからなり、
該ハウジングは、対向するように設けて接続し、内部空間を具えた中空の管体用のコネクタを形成し、
該管体用のコネクタは、上面に該内部空間に貫通して設けられた貫通孔と、表面に形成され、該内部空間に貫通した接続孔とを具えてなり、
該貫通孔は、電源部を貫通孔から挿入して内部空間に設けるために供し、
該接続孔は、フレームの管体を穿設して接続し、車体のフレームを形成するために供する管体用のコネクタによって課題を解決できる点に着眼し、かかる知見に基づいて本考案を完成させた。

以下、この考案について具体的に説明する。
請求項１に記載の管体用のコネクタは、二つのハウジングからなり、
該ハウジングは、対向するように設けて接続し、内部空間を具えた中空の管体用のコネクタを形成し、
該管体用のコネクタは、上面に該内部空間に貫通して設けられた貫通孔と、表面に形成され、該内部空間に貫通した接続孔とを具えてなり、
該貫通孔は、電源部を貫通孔から挿入して内部空間に設けるために供し、
該接続孔は、フレームの管体を穿設して接続し、車体のフレームを形成するために供する。

請求項２に記載の管体用のコネクタは、請求項１における電源部が電気ポットを呈するように形成する。

請求項３に記載の管体用のコネクタは、請求項１における電源部が上面に蓋を具えてなる。

請求項４に記載の管体用のコネクタは、請求項１における電源部が、上面に設けた蓋に電源シグナル表示部を具えてなる。

請求項５に記載の管体用のコネクタは、請求項１における電源部が外側の側面に位置決め凸縁部を具えてなる。

請求項６に記載の管体用のコネクタは、請求項１における二つのハウジングが内部側面に係止部を突出して設け、該係止部が電源部の位置決め凸縁部と互いに係合する。

請求項７に記載の管体用のコネクタは、請求項１における管体用のコネクタが内部にコントローラを設ける。

請求項８に記載の管体用のコネクタは、請求項１における管体用のコネクタが長手方向側面に長手方向に垂直な横方向に貫通して設けられた中空の貫通孔を形成する。

請求項９に記載の管体用のコネクタは、請求項１における管体用のコネクタが底部に底孔を形成する。

請求項１０に記載の管体用のコネクタは、請求項１における管体用のコネクタが表面に安全ロックを具えてなる。

この考案による管体用のコネクタは、接続箇所がわかりにくいため、表面を掃除しやすくなるとともに、様々なコードを内部に収納できるため、外観が美しくなるという効果を有する。

また、この考案により管体用のコネクタは、重心が中心の下方に集中するため、重心が安定して事故などが発生しにくいという効果を有する。

この考案は、車体の重心が中央の下方に集中し、接続のための処理が簡単で、はんだ接続の跡が分かり難く、様々なコードを内部に収納することができる管体用のコネクタであって、
かかる二つのハウジングからなり、該ハウジングは、対向するように設けて接続し、内部空間を具えた中空の管体用のコネクタを形成し、該管体用のコネクタは、上面に該内部空間に貫通して設けられた貫通孔と、表面に形成され、該内部空間に貫通した接続孔とを具えてなり、該貫通孔は、電源部を貫通孔から挿入して内部空間に設けるために供し、該接続孔は、フレームの管体を穿設して接続し、車体のフレームを形成するために供する管体用のコネクタの構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、図示を参照にして以下に説明する。

図１、図２は、この考案の管体用のコネクタを示した説明図である。図面によれば、この考案の管体用のコネクタは、二つのハウジングから形成する。該二つのハウジングは、第一ハウジング１０と第二ハウジング１１とを対向するように設けて接続し、中空の内部空間を具えた管体用のコネクタ１を形成する。

該ハウジングの接続方法は、はんだ接続を利用し、二つのハウジングを接続した後、両者間に隙間が形成されないように、はんだ接続する。

該管体用のコネクタ１は、内部に設けられたコントローラ２０と、上面にハウジングの内部空間と貫通するように形成された貫通孔１２とを具えてなる。

該貫通孔１２は、内部側面に複数の係止部１３を突出して設けてなるとともに、該貫通孔１２は、電源部３０を挿入し、内部空間に設けるために供する。

該電源部３０は、電気ポットを呈するように形成する。該電源部３０は、上面に貫通孔１２から外部に露出して設けられる蓋３１を具えてなる。

該蓋３１は、左右両側に手を挿入して持ちやすいように凹設された挿入口３２と、前方端縁部に設けられた電源シグナル表示部３３とを具えてなる。該電源シグナル表示部３３は、自転車に乗る使用者に電源の残量を明確に表示して知らせるために供する。

該貫通孔１２に設けた電源部３０は、両側に複数の突出した位置決め凸縁部３４を設け、該位置決め凸縁部３４は係止部１３と互いに係合させて固定する。

よって、該電源部３０は、管体用のコネクタ１に安定して位置決めされるとともに、電力の出入力端３５を適宜な箇所に設けてコントローラ２０及びタイヤに必要な電力を提供する。

該管体用のコネクタ１の貫通孔１２は、サドルフレームに設けられたサドルフレーム接続孔１４、及び下方フレームに設けられた下方フレーム接続孔１５に対応する位置に設けられる。

該サドルフレーム接続孔１４と、下方フレーム接続孔１５とはいずれも、管体用のコネクタ１の内部空間に貫通するとともに、それぞれサドルフレーム５０、下方フレーム４０に接続するように対応して設けられる。

よって、コントローラ２０から延伸した伝送コード２１がいずれも、下方フレーム４０、サドルフレーム５０の管体内側に穿設される。即ち、自転車の伝送コード及びブレーキコードなど様々なコードがいずれも、管体及び管体用のコネクタ１の内部に設けられる。

また、管体用のコネクタ１は長手方向側面の適宜な位置に長手方向に垂直な横方向に貫通して設けられた中空の貫通孔１６と、ハウジング内側底部に設けられた底孔１７と、表面の予め決められた位置に設けられた安全ロック７０と、を具えてなる。

該貫通孔１６はペダルシャフトを設けるために供する。また、該底孔１７が設けられているため、液体が管体用のコネクタ１の内部に流入しても液体が外部に排出される。該安全ロック７０は、電源部３０を管体用のコネクタ１に固定するだけでなく、電気ポットのような電源部の電力のスイッチの開閉を制御する。

該下方フレーム４０、サドルフレーム５０、及び後方下フレーム６０と、管体用のコネクタ１は、はんだ材料により接続部分の隙間をはんだ接続して固定して図３に開示するような構造に形成される。

該管体用のコネクタ１は、スタンド桿を設けるための孔を具えているため、直接、スタンド桿を設けて自転車の車体を安定した状態で停めることができるとともに、従来の車体のように、スタンド桿を設けるための固定装置を別に設ける必要がない。

よって、部材の数を削減することができるとともに、部材と車体の一体性を高めることができる。

図４、図５、図６は、この考案の他の実施形態を示したものである。図面によれば、該ハウジングは、貫通孔１６に付近の側面に設けられた設置槽１８と、接続する二つのハウジングの表面上に設けられた複数の放熱孔Ｂとを具えてなる。

該設置槽１８には、チェーンカバーＡ、チェーンＡ１、大型スプロケット（図示しない）などを固定して設ける。また、該複数の放熱孔Ｂは、管体用のコネクタ１内の電源部３０が作動する場合に発生した熱を外部に排出するために供するため、電源部３０を管体用のコネクタ１の内部で長時間作動させても熱がたまって、焼けるなどの危険性を防ぐことができる。

図６は、この考案に防水パッドを設けた実施形態を示したものである。図面によれば、貫通孔１２と底孔１７は、環状端縁部に防水パットを具えてなる。また、該底孔１７には防水蓋１９が設けられる。

よって、自転車に乗っている時に、液体が管体用のコネクタ１の内部に流入することを防いで、管体用のコネクタ１の内部が湿り、電源部３０の電力の出入力端３５が漏電、或いは錆びるなどの問題が発生することを防ぐことができるとともに、万が一、液体が管体用のコネクタ１内部に流入した場合にも水を外部に排出することができる。

また、該防水蓋１９は、防水ネットを使用してもよい。該防水ネットは、管体用のコネクタ１内部の熱及び湿気、或いは液体を外部に排出するとともに、外部から液体が底孔１７から内部にしみこんでくることを防ぐことができる。

以上は、この考案の好ましい実施例であって、この考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この考案の精神の下においてなされ、この考案に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの考案の実用新案登録請求の範囲に属するものとする。

この考案の管体用のコネクタを示した分解図である。 図１に開示する管体用のコネクタと各部材とが接続する位置を示した説明図である。 この考案の管体用のコネクタとフレームとの組み合わせを示した説明図である。 この考案の管体用のコネクタの他の実施形態を示した説明図である。 この考案の管体用のコネクタにチェーン蓋と、チェーンとを設けた状態を示した説明図である。 この考案の管体用のコネクタの別の実施形態を示した説明図である。

符号の説明

１ 管体用のコネクタ
１０ 第一ハウジング
１１ 第二ハウジング
１２ 貫通孔
１３ 係止部
１４ サドルフレーム接続孔
１５ 下方フレーム接続孔
１６ 貫通孔
１７ 底孔
１８ 設置槽
１９ 防水蓋
２０ コントローラ
２１ 伝送コード
３０ 電源部
３１ 蓋
３２ 挿入口
３３ 電源シグナル表示部
３４ 凸縁部
３５ 出入力端
４０ 下方フレーム
５０ サドルフレーム
６０ 後方下フレーム
７０ 安全ロック
Ａ チェーンカバー
Ａ１ チェーン
Ｂ 放熱孔

Claims (10)

1. 二つのハウジングからなり、
   該ハウジングは、対向するように設けて接続し、内部空間を具えた中空の管体用のコネクタを形成し、
   該管体用のコネクタは、上面に該内部空間に貫通して設けられた貫通孔と、表面に形成され、該内部空間に貫通した接続孔とを具えてなり、
   該貫通孔は、電源部を貫通孔から挿入して内部空間に設けるために供し、
   該接続孔は、フレームの管体を穿設して接続し、車体のフレームを形成するために供することを特徴とする管体用のコネクタ。
2. 前記電源部が電気ポットを呈するように形成することを特徴とする請求項１に記載の管体用のコネクタ。
3. 前記電源部が上面に蓋を具えてなることを特徴とする請求項１に記載の管体用のコネクタ。
4. 前記電源部が、上面に設けた蓋に電源シグナル表示部を具えてなることを特徴とする請求項１に記載の管体用のコネクタ。
5. 前記電源部が外側の側面に位置決め凸縁部を具えてなることを特徴とする請求項１に記載の管体用のコネクタ。
6. 前記二つのハウジングが内部側面に係止部を突出して設け、該係止部が電源部の位置決め凸縁部と互いに係合することを特徴とする請求項１に記載の管体用のコネクタ。
7. 前記管体用のコネクタが内部にコントローラを設けることを特徴とする請求項１に記載の管体用のコネクタ。
8. 前記管体用のコネクタが長手方向側面に長手方向に垂直な横方向に貫通して設けられた中空の貫通孔を形成することを特徴とする請求項１に記載の管体用のコネクタ。
9. 前記管体用のコネクタが底部に底孔を形成することを特徴とする請求項１に記載の管体用のコネクタ。
10. 前記管体用のコネクタが表面に安全ロックを具えてなることを特徴とする請求項１に記載の管体用のコネクタ。

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