JP3139240B2 - 口出し装置 - Google Patents
口出し装置Info
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- JP3139240B2 JP3139240B2 JP05251667A JP25166793A JP3139240B2 JP 3139240 B2 JP3139240 B2 JP 3139240B2 JP 05251667 A JP05251667 A JP 05251667A JP 25166793 A JP25166793 A JP 25166793A JP 3139240 B2 JP3139240 B2 JP 3139240B2
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- JP
- Japan
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- bobbin
- yarn
- cylinder
- airflow
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精紡ボビンの糸端を口
出ししてワインダに供給するための口出し装置に関する
ものである。
出ししてワインダに供給するための口出し装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】精紡機で生産された精紡ボビンは、ワイ
ンダの各巻取ユニットに供給する際、その糸端が捕捉し
やすいように口出し処理がなされる。
ンダの各巻取ユニットに供給する際、その糸端が捕捉し
やすいように口出し処理がなされる。
【0003】従来の口出し装置は、特開昭61−155
171号公報に開示されるように、回転板にてボビンを
多数のステーションに間欠的に移動し、そのステーショ
ンで、順次ボトムバンチやトップバンチを解舒し、その
解舒した糸端をボビンの穴に挿入して糸端の口出し処理
を行うようにしている。
171号公報に開示されるように、回転板にてボビンを
多数のステーションに間欠的に移動し、そのステーショ
ンで、順次ボトムバンチやトップバンチを解舒し、その
解舒した糸端をボビンの穴に挿入して糸端の口出し処理
を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この口
出し装置は、口出しを行うためにボビンを回転板で移動
するため、装置が大型になりやすく、また各ステーショ
ンで、それぞれボトムバンチやトップバンチの解舒と解
舒した糸端の口出し処理をタイミングを合わせて同時に
行うため、各ステーションの内一番効率の悪い処理に合
わせて間欠移動のタイミングを決める必要があり、生産
性を上げることが難しい。さらに上流側のステーション
での処理が不成功に終っても、例えばトップバンチの解
舒ができなくても、下流側では口出し処理をそのまま行
ってしまう問題がある。またボトムバンチやトップバン
チの解舒の必要のない半玉ボビンを口出し処理する際に
も、その半玉ボビンを各ステーションを順次間欠移動さ
せるため効率が悪い問題がある。
出し装置は、口出しを行うためにボビンを回転板で移動
するため、装置が大型になりやすく、また各ステーショ
ンで、それぞれボトムバンチやトップバンチの解舒と解
舒した糸端の口出し処理をタイミングを合わせて同時に
行うため、各ステーションの内一番効率の悪い処理に合
わせて間欠移動のタイミングを決める必要があり、生産
性を上げることが難しい。さらに上流側のステーション
での処理が不成功に終っても、例えばトップバンチの解
舒ができなくても、下流側では口出し処理をそのまま行
ってしまう問題がある。またボトムバンチやトップバン
チの解舒の必要のない半玉ボビンを口出し処理する際に
も、その半玉ボビンを各ステーションを順次間欠移動さ
せるため効率が悪い問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、コンパクトで、しかも1個所で口出し処理が確実に
行える口出し装置を提供することにある。
し、コンパクトで、しかも1個所で口出し処理が確実に
行える口出し装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、気流発生手段と、該手段により発生した気
流がボビンの糸層表面に沿うように該気流を制御する気
流制御部材と、前記ボビンの糸層から引き出された糸端
を検出する口出し検出用センサとを備え、前記気流制御
部材がボビンの一部又は全部を囲む位置に進退可能に設
けられていると共に、前記気流制御部材が進出する間に
前記口出し検出用センサが糸端を検出したとき、前記気
流制御部材がボビンの全部又は一部を囲む位置に進出す
るのを停止し、停止した気流制御部材を後退させる制御
手段が設けられているものである。
に本発明は、気流発生手段と、該手段により発生した気
流がボビンの糸層表面に沿うように該気流を制御する気
流制御部材と、前記ボビンの糸層から引き出された糸端
を検出する口出し検出用センサとを備え、前記気流制御
部材がボビンの一部又は全部を囲む位置に進退可能に設
けられていると共に、前記気流制御部材が進出する間に
前記口出し検出用センサが糸端を検出したとき、前記気
流制御部材がボビンの全部又は一部を囲む位置に進出す
るのを停止し、停止した気流制御部材を後退させる制御
手段が設けられているものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、ボビン糸層表面に気流が強
く作用して該気流によって糸端が糸層から解離される。
この際、気流制御部材をボビンの一部又は全部を囲む位
置に進出させ、気流制御部材が進出する間に口出し検出
用センサが糸を検出した時に停止させることで、通常の
ボビンでも半玉ボビンでも、その位置で簡単に、かつ確
実に口出し処理が行える。すなわち、ボビンの種類によ
って糸端の出方が異なっても、ボビンの種類に応じて最
適な距離だけ気流制御部材が進出して停止し、ボビン糸
層に作用する気流を強めることで、確実に口出し処理が
できる。
く作用して該気流によって糸端が糸層から解離される。
この際、気流制御部材をボビンの一部又は全部を囲む位
置に進出させ、気流制御部材が進出する間に口出し検出
用センサが糸を検出した時に停止させることで、通常の
ボビンでも半玉ボビンでも、その位置で簡単に、かつ確
実に口出し処理が行える。すなわち、ボビンの種類によ
って糸端の出方が異なっても、ボビンの種類に応じて最
適な距離だけ気流制御部材が進出して停止し、ボビン糸
層に作用する気流を強めることで、確実に口出し処理が
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0009】図1,図2において、1は口出しするボビ
ンで、搬送用トレイTに起立されて口出し用移送路2を
移送され、口出し位置Pにてストッパ(図示省略)で停
止される。
ンで、搬送用トレイTに起立されて口出し用移送路2を
移送され、口出し位置Pにてストッパ(図示省略)で停
止される。
【0010】口出し用移送路2の口出し位置Pの上流側
には、ワインダで巻き返し可能なボビンか否かを判別す
る判別装置が設けられている。極少残糸付ボビン、空ボ
ビン、空トレイは巻き返し不可能と判別される。
には、ワインダで巻き返し可能なボビンか否かを判別す
る判別装置が設けられている。極少残糸付ボビン、空ボ
ビン、空トレイは巻き返し不可能と判別される。
【0011】この停止位置の近傍にはトレイTを検出す
るトレイセンサ4が設けられる。
るトレイセンサ4が設けられる。
【0012】口出し位置Pに対応して口出し装置本体U
が立設される。口出し装置本体Uには、口出し位置Pに
停止されたボビン1の上方に気流制御部材である筒体5
が昇降自在に設けられる。この筒体5の上部には伸縮自
在な蛇腹ホース6が接続され、そのホース6がシャッタ
ーカッター7に接続され、さらにシャッターカッター7
の出口パイプ8に気流発生手段に接続されたサクション
パイプ9が接続される。
が立設される。口出し装置本体Uには、口出し位置Pに
停止されたボビン1の上方に気流制御部材である筒体5
が昇降自在に設けられる。この筒体5の上部には伸縮自
在な蛇腹ホース6が接続され、そのホース6がシャッタ
ーカッター7に接続され、さらにシャッターカッター7
の出口パイプ8に気流発生手段に接続されたサクション
パイプ9が接続される。
【0013】筒体5には、アーム10が取り付けられ、
そのアーム10が、装置本体Uのスリット11を通し、
本体U内に設けた垂直な案内ロッド12に昇降動自在に
設けられると共にロッド12の固定板13にアーム10
を上下動する昇降用シリンダ14が設けられる。
そのアーム10が、装置本体Uのスリット11を通し、
本体U内に設けた垂直な案内ロッド12に昇降動自在に
設けられると共にロッド12の固定板13にアーム10
を上下動する昇降用シリンダ14が設けられる。
【0014】アーム10には、ボビン1の糸層15のチ
ェス部15aを検出するボビン検出センサ16が設けら
れ、そのボビン検出センサ16の検出値に基づいて精紡
機からの通常のボビンであるか半玉ボビンであるかを判
断すると共に適宜上昇用と下降用電磁バルブ17a,1
7bがON・OFFされて昇降用シリンダ14を作動し
て筒体5を上下動する。
ェス部15aを検出するボビン検出センサ16が設けら
れ、そのボビン検出センサ16の検出値に基づいて精紡
機からの通常のボビンであるか半玉ボビンであるかを判
断すると共に適宜上昇用と下降用電磁バルブ17a,1
7bがON・OFFされて昇降用シリンダ14を作動し
て筒体5を上下動する。
【0015】シャッターカッター7は上下の板7a,7
bに、蛇腹ホース6と出口パイプ8を連通する穴18
a,18bが形成され、その穴18a,18bを開閉す
ると共にその穴18a,18bを通る糸を定長カットす
る可動シャッター19が設けられ、その可動シャッター
19がシャッタ用アクチュエータ20で開閉動される。
bに、蛇腹ホース6と出口パイプ8を連通する穴18
a,18bが形成され、その穴18a,18bを開閉す
ると共にその穴18a,18bを通る糸を定長カットす
る可動シャッター19が設けられ、その可動シャッター
19がシャッタ用アクチュエータ20で開閉動される。
【0016】サクションパイプ9内の屈曲部のインコー
ナ側には、吸引した糸端を所定の位置に案内するV字状
のガイド21が設けられ、その糸道YP に位置するよう
に口出し検出用センサ22が設けられる。このセンサ2
2は図示していないが制御手段に連結され、制御手段が
センサ22の出力で、昇降用シリンダ14を作動する下
降用及び上昇用電磁バルブ17a,17bを作動すると
共にシャッタ用アクチュエータ20を作動するシャッタ
ーカッタ用電磁弁23を作動するようになっている。
ナ側には、吸引した糸端を所定の位置に案内するV字状
のガイド21が設けられ、その糸道YP に位置するよう
に口出し検出用センサ22が設けられる。このセンサ2
2は図示していないが制御手段に連結され、制御手段が
センサ22の出力で、昇降用シリンダ14を作動する下
降用及び上昇用電磁バルブ17a,17bを作動すると
共にシャッタ用アクチュエータ20を作動するシャッタ
ーカッタ用電磁弁23を作動するようになっている。
【0017】口出し装置本体Uには、ボビン1の上部の
トップバンチ24を除去するためのバンチ除去ブラスト
ノズル25が設けられ、そのブラストノズル25に供給
するエアーを断続するブラスト用電磁弁26が設けられ
る。このブラストノズル25はトップバンチ24のボビ
ン1に対してのみ使用され、ボトムバンチの場合は使用
されない。
トップバンチ24を除去するためのバンチ除去ブラスト
ノズル25が設けられ、そのブラストノズル25に供給
するエアーを断続するブラスト用電磁弁26が設けられ
る。このブラストノズル25はトップバンチ24のボビ
ン1に対してのみ使用され、ボトムバンチの場合は使用
されない。
【0018】ボビン1の上方には、糸層15から解舒さ
れ、サクションパイプ9に吸引される糸をボビン1上に
押える頭押えレバー27が設けられ、アクチュエータ2
8にて頭押えレバー27がボビン1の頭部に当接・離反
するように作動される。
れ、サクションパイプ9に吸引される糸をボビン1上に
押える頭押えレバー27が設けられ、アクチュエータ2
8にて頭押えレバー27がボビン1の頭部に当接・離反
するように作動される。
【0019】口出し位置Pには、ボビン1の口出しの際
に、特に筒体5でボビン1の糸の解舒の際に、トレイT
からボビンの抜け出しを防止すべくボビン1の下部の糸
が巻かれていない部分を押えるボビン押えレバー29及
びそのアクチュエータ30が設けられる。
に、特に筒体5でボビン1の糸の解舒の際に、トレイT
からボビンの抜け出しを防止すべくボビン1の下部の糸
が巻かれていない部分を押えるボビン押えレバー29及
びそのアクチュエータ30が設けられる。
【0020】口出し用移送路2は、図2に示すようにト
レイTを搬送するための丸ベルト31と、その丸ベルト
31の両側に沿って設けられ、トレイTの底部両側を受
けて案内する底部ガイド板32と、トレイTのペグ部3
3を規制して案内する上部ガイド板34からなってい
る。また口出し位置Pには、カッターシャッター7で糸
が定長カットされた際に、そのカットされた定長糸をボ
ビン1内に引き込むための吸引管35が設けられる。吸
引管35の上端開口は、口出し位置PのトレイTの下面
中心に向けられている。吸引管35の途中には、天孔入
れサクションシャッター35aが設けられ、このシャッ
ター35aはソレノイド35bで開閉されるようになっ
ている。また口出し位置Pの上部ガイド板34上には、
ボビン1を挟む両側位置に、糸吹き飛ばしノズル50が
設けられている。各ノズル50には、ボビン1に向い斜
め上方と斜め下方とにブラストエアを噴射する噴射孔5
1aが2箇所開口され、このブラストエアにより例えば
ボビン1の糸層からたれ下がった糸がボビン押さえレバ
ー29のボビン押さえ範囲から吹き飛ばされるようにな
っている。
レイTを搬送するための丸ベルト31と、その丸ベルト
31の両側に沿って設けられ、トレイTの底部両側を受
けて案内する底部ガイド板32と、トレイTのペグ部3
3を規制して案内する上部ガイド板34からなってい
る。また口出し位置Pには、カッターシャッター7で糸
が定長カットされた際に、そのカットされた定長糸をボ
ビン1内に引き込むための吸引管35が設けられる。吸
引管35の上端開口は、口出し位置PのトレイTの下面
中心に向けられている。吸引管35の途中には、天孔入
れサクションシャッター35aが設けられ、このシャッ
ター35aはソレノイド35bで開閉されるようになっ
ている。また口出し位置Pの上部ガイド板34上には、
ボビン1を挟む両側位置に、糸吹き飛ばしノズル50が
設けられている。各ノズル50には、ボビン1に向い斜
め上方と斜め下方とにブラストエアを噴射する噴射孔5
1aが2箇所開口され、このブラストエアにより例えば
ボビン1の糸層からたれ下がった糸がボビン押さえレバ
ー29のボビン押さえ範囲から吹き飛ばされるようにな
っている。
【0021】次に口出し動作について説明する。
【0022】トレイTは、移送路2に沿って口出し位置
Pまで移送されるまでに、先ず判別装置(図示省略)に
より、ワインダで巻返し可能なボビンか否か、すなわち
口出し要か不要かが判別される。口出し不要の場合、例
えば、極少残糸ボビン、空ボビン、ボビンが載置されて
いない空トレイ等の場合、口出し装置で口出し動作は行
われず、トレイTと口出し装置を通過する。一方口出し
要の場合、例えば、満ボビン、半玉ボビン、豆玉ボビン
等の場合は、以下の口出し動作が行われる。すなわち、
トレイTが口出し位置Pまで搬送されると、図示省略さ
れたストッパでトレイが口出し位置Pで停止される。ト
レイセンサ4がトレイTを検出したならば、糸吹き飛ば
しノズル50からブラストエアが噴射され、続いてボビ
ン押さえレバー29(ソレノイド28)が作動してボビ
ン1の下部がレバー29の先端部によって押さえられ
る。このため後述するようにボビン1にサクション力が
作用してもボビン1がトレイTから抜けることがない。
レバー29でボビン1を押さえる前にノズル50からエ
アが吹かれるので、レバー29とボビン1との間で糸端
が挟まれることが防がれる。またレバー29の作動と同
時に、アクチュエータ20が作動し、シャッターカッタ
ー7が開き、サクションパイプ9と筒体5とが連通状態
となり、筒体5内に向かう気流つまり吸引力が生じ、ボ
ビン1の糸層表面に沿って上昇し、筒体5内に向かう気
流が発生するようになる。
Pまで移送されるまでに、先ず判別装置(図示省略)に
より、ワインダで巻返し可能なボビンか否か、すなわち
口出し要か不要かが判別される。口出し不要の場合、例
えば、極少残糸ボビン、空ボビン、ボビンが載置されて
いない空トレイ等の場合、口出し装置で口出し動作は行
われず、トレイTと口出し装置を通過する。一方口出し
要の場合、例えば、満ボビン、半玉ボビン、豆玉ボビン
等の場合は、以下の口出し動作が行われる。すなわち、
トレイTが口出し位置Pまで搬送されると、図示省略さ
れたストッパでトレイが口出し位置Pで停止される。ト
レイセンサ4がトレイTを検出したならば、糸吹き飛ば
しノズル50からブラストエアが噴射され、続いてボビ
ン押さえレバー29(ソレノイド28)が作動してボビ
ン1の下部がレバー29の先端部によって押さえられ
る。このため後述するようにボビン1にサクション力が
作用してもボビン1がトレイTから抜けることがない。
レバー29でボビン1を押さえる前にノズル50からエ
アが吹かれるので、レバー29とボビン1との間で糸端
が挟まれることが防がれる。またレバー29の作動と同
時に、アクチュエータ20が作動し、シャッターカッタ
ー7が開き、サクションパイプ9と筒体5とが連通状態
となり、筒体5内に向かう気流つまり吸引力が生じ、ボ
ビン1の糸層表面に沿って上昇し、筒体5内に向かう気
流が発生するようになる。
【0023】この後の動作は、ボトムバンチを施したボ
ビンの場合とトッブバンチを施したボビンの場合とで異
なるので、先ずボトムバンチの場合から説明する。ボト
ムバンチの場合は、口出し位置Pの上流側にボトムバン
チカットステーションが設けられる。
ビンの場合とトッブバンチを施したボビンの場合とで異
なるので、先ずボトムバンチの場合から説明する。ボト
ムバンチの場合は、口出し位置Pの上流側にボトムバン
チカットステーションが設けられる。
【0024】シャッターカッター7が作動した後は、筒
体5がわずかな時間を置いて下降し始める。但し上記わ
ずかな時間に、ボビン1の糸端が筒体5を通ってサクシ
ョンパイプ9内に吸引され、口出し検出用センサ22で
糸端が吸引されたことを検出した場合は、筒体5は下降
しない。筒体5が降下すると、筒体5とボビン1とが徐
々に接近するので、ボビン糸層に作用する気流が強ま
る。下降する間に、口出し検出用センサ22で糸端が検
出されたならば、制御手段は、筒体5を停止した後、筒
体5を上昇する。センサ22で糸端が検出されない場合
は、ボビン1全体をほぼ囲む位置(ストローク下端)ま
で筒体5は降下する。筒体5はストローク下端まで降下
し終ると、続いて上昇動作に入る。筒体5がストローク
上端に上昇し終るまでに、センサ22で糸端が検出され
なければ、筒体5は再度下降動作を行う。筒体5の下降
及び上昇が3回繰り返され、それでもセンサ22で糸端
が検出されない場合は、ストッパ(図示省略)が解除さ
れ、トレイTは、口出し位置から払い出される。筒体5
の下降及び上昇の回数は1回だけでもよいし、4回以上
としてもよい。なお筒体5が上昇し始めてから次に降下
し始めるまでの間は、糸吹き飛ばしノズル50のブラス
トエアは停止されるようになっている。これは電磁バル
ブ17a,17bから信号をもらうことで簡単にでき
る。
体5がわずかな時間を置いて下降し始める。但し上記わ
ずかな時間に、ボビン1の糸端が筒体5を通ってサクシ
ョンパイプ9内に吸引され、口出し検出用センサ22で
糸端が吸引されたことを検出した場合は、筒体5は下降
しない。筒体5が降下すると、筒体5とボビン1とが徐
々に接近するので、ボビン糸層に作用する気流が強ま
る。下降する間に、口出し検出用センサ22で糸端が検
出されたならば、制御手段は、筒体5を停止した後、筒
体5を上昇する。センサ22で糸端が検出されない場合
は、ボビン1全体をほぼ囲む位置(ストローク下端)ま
で筒体5は降下する。筒体5はストローク下端まで降下
し終ると、続いて上昇動作に入る。筒体5がストローク
上端に上昇し終るまでに、センサ22で糸端が検出され
なければ、筒体5は再度下降動作を行う。筒体5の下降
及び上昇が3回繰り返され、それでもセンサ22で糸端
が検出されない場合は、ストッパ(図示省略)が解除さ
れ、トレイTは、口出し位置から払い出される。筒体5
の下降及び上昇の回数は1回だけでもよいし、4回以上
としてもよい。なお筒体5が上昇し始めてから次に降下
し始めるまでの間は、糸吹き飛ばしノズル50のブラス
トエアは停止されるようになっている。これは電磁バル
ブ17a,17bから信号をもらうことで簡単にでき
る。
【0025】センサ22で糸端が検出され、筒体5が上
昇してストローク上端に達すると、これが図示省略した
センサにより検出され、頭押さえレバー27が作動して
ボビン1の頭部に当接し、ボビン1とサクションパイプ
9との間につながる糸を押さえ、糸解除を停止する。な
お、ストローク上端とせずに筒体5が所定の高さに上昇
したときに頭押えレバー27が作動するようにしてもよ
い。要は筒体5とレバー27とが干渉しないようにすれ
ばよい。ソレノイド28の作動と同時にソレノイド35
bも作動し、天孔入れサクションシャッター35aが開
き、ボビン1内に向かって吸引力が作用するようにな
る。
昇してストローク上端に達すると、これが図示省略した
センサにより検出され、頭押さえレバー27が作動して
ボビン1の頭部に当接し、ボビン1とサクションパイプ
9との間につながる糸を押さえ、糸解除を停止する。な
お、ストローク上端とせずに筒体5が所定の高さに上昇
したときに頭押えレバー27が作動するようにしてもよ
い。要は筒体5とレバー27とが干渉しないようにすれ
ばよい。ソレノイド28の作動と同時にソレノイド35
bも作動し、天孔入れサクションシャッター35aが開
き、ボビン1内に向かって吸引力が作用するようにな
る。
【0026】その後、アクチュエータ20が作動してシ
ャッターカッター7が閉じ、ボビン1からサクションパ
イプ9につながる糸がシャッターカッター7で切断され
る。切断されたボビン1に繋がる糸端は吸引管35の吸
引力によりボビン1内に吸引される。ここで、ボビン1
からシャッターカッター7までの距離がボビン1の長さ
より短く設定されているので、ボビン1内に吸引された
糸端がトレイTを抜けて吸引管35まで延びることはな
い。
ャッターカッター7が閉じ、ボビン1からサクションパ
イプ9につながる糸がシャッターカッター7で切断され
る。切断されたボビン1に繋がる糸端は吸引管35の吸
引力によりボビン1内に吸引される。ここで、ボビン1
からシャッターカッター7までの距離がボビン1の長さ
より短く設定されているので、ボビン1内に吸引された
糸端がトレイTを抜けて吸引管35まで延びることはな
い。
【0027】続いて、ソレノイド28が作動して頭押え
レバー27が元の位置に復帰し、ボビン押えレバー29
が元の位置に復帰し、サクションシャッター35aが閉
じる。その後、トレイTを止めているストッパーが解除
され、トレイTが口出し位置Pから払い出され、移送路
2よりワインダーの各巻取ユニットに供給される。
レバー27が元の位置に復帰し、ボビン押えレバー29
が元の位置に復帰し、サクションシャッター35aが閉
じる。その後、トレイTを止めているストッパーが解除
され、トレイTが口出し位置Pから払い出され、移送路
2よりワインダーの各巻取ユニットに供給される。
【0028】次に、トップバンチを施したボビンの場合
について述べる。トップバンチの場合は、シャッターカ
ッター7が作動した後、先ず、バンチ除去ブラストノズ
ル25からブラストエアが所定時間、ボビン1のバンチ
巻部に向って噴射される。続いて筒体5が下降し始め、
以後はボトムバンチの場合と同様の動作を行う。このよ
うに、ボビンの種類によって糸端の出方が異なっても、
ボビンの種類に応じて最適な距離だけ気流制御部材が進
出して停止し、ボビン糸層に作用する気流を強めること
で、確実に口出し処理ができる。
について述べる。トップバンチの場合は、シャッターカ
ッター7が作動した後、先ず、バンチ除去ブラストノズ
ル25からブラストエアが所定時間、ボビン1のバンチ
巻部に向って噴射される。続いて筒体5が下降し始め、
以後はボトムバンチの場合と同様の動作を行う。このよ
うに、ボビンの種類によって糸端の出方が異なっても、
ボビンの種類に応じて最適な距離だけ気流制御部材が進
出して停止し、ボビン糸層に作用する気流を強めること
で、確実に口出し処理ができる。
【0029】なお、次のようにすることも可能である。
すなわち二点鎖線で示すようアーム10にボビン1の糸
層15のチェス部15aを検出するボビン検出センサ1
6を設け、該センサ16の検出値に基づいて筒体5を降
下させるようにするのである。この場合、センサ22の
検出に関係なく、センサ16がチェス部15aを検出す
るまで筒体5が下げられる。その後は、センサ22が糸
端を検出すれば筒体5を上げるようにしてもよいし、所
定時間経過すれば上げるようにしてもよい。このように
チェス部15aを見ながら筒体5を下げる方法は、筒体
5が後述する図3(b),(c),(d)のようにチェ
ス部に沿う形状となっている場合に使うと好ましい。
すなわち二点鎖線で示すようアーム10にボビン1の糸
層15のチェス部15aを検出するボビン検出センサ1
6を設け、該センサ16の検出値に基づいて筒体5を降
下させるようにするのである。この場合、センサ22の
検出に関係なく、センサ16がチェス部15aを検出す
るまで筒体5が下げられる。その後は、センサ22が糸
端を検出すれば筒体5を上げるようにしてもよいし、所
定時間経過すれば上げるようにしてもよい。このように
チェス部15aを見ながら筒体5を下げる方法は、筒体
5が後述する図3(b),(c),(d)のようにチェ
ス部に沿う形状となっている場合に使うと好ましい。
【0030】上記実施例では、口出し用センサ22で糸
端を検出した時、筒体5(気流制御部材)を上昇(退
避)させてから、次の動作(シャッターカッターの作動
等)を行わせるようにしていたが、口出し検出用センサ
22で糸端を検出するとまず筒体5を停止してシャッタ
ーカッター7の動作を行わせ、その後筒体5を上昇させ
るようにしてもよい。
端を検出した時、筒体5(気流制御部材)を上昇(退
避)させてから、次の動作(シャッターカッターの作動
等)を行わせるようにしていたが、口出し検出用センサ
22で糸端を検出するとまず筒体5を停止してシャッタ
ーカッター7の動作を行わせ、その後筒体5を上昇させ
るようにしてもよい。
【0031】またボビンの孔内に糸端を挿入する手段を
設ける代りに、ボビンの頭部に糸端を巻き付ける手段や
ボビンの糸層上に糸端を固定する手段を設けてもよい。
さらにサクションパイプ9と筒体5とは連続してもよい
し、分断されていてもよい。
設ける代りに、ボビンの頭部に糸端を巻き付ける手段や
ボビンの糸層上に糸端を固定する手段を設けてもよい。
さらにサクションパイプ9と筒体5とは連続してもよい
し、分断されていてもよい。
【0032】次に図3は、本発明の糸端吸引手段である
筒体5の例を示したものである。
筒体5の例を示したものである。
【0033】口出しするボビン1は、精紡機で生産され
てきたもの、巻取ユニットで糸切れし糸継ができずに排
出された半玉ボビン、口出しが不成功となり再度搬送さ
れたボビンなどがある。またボビンとしては、糸の巻き
終りにトップバンチが施されたものやボトムバンチが行
われたものなどがあり、これらボビン1の種類や形状に
応じて筒体5の形状を選択することが好ましい。なお、
筒体5の内面とボビン1の糸層表面との間隙はできるだ
け小さく(10mm以下)することが好ましい。
てきたもの、巻取ユニットで糸切れし糸継ができずに排
出された半玉ボビン、口出しが不成功となり再度搬送さ
れたボビンなどがある。またボビンとしては、糸の巻き
終りにトップバンチが施されたものやボトムバンチが行
われたものなどがあり、これらボビン1の種類や形状に
応じて筒体5の形状を選択することが好ましい。なお、
筒体5の内面とボビン1の糸層表面との間隙はできるだ
け小さく(10mm以下)することが好ましい。
【0034】図3(a)は、ボビン1の上部から下部に
至まで全て円筒状に筒体5を形成した例であり、図3
(b)はボビン1のチェス部15aの形状に合せて上部
を逆フレアー状に絞った形状にした例を示す。図3
(c)は筒体5を、ボビン1の外周を覆うべく設けられ
た固定側筒体部5aと、固定側筒体部5aに嵌合しチェ
ス部15aの高さに応じて上下動自在な逆フレアー状の
可動筒体部5bで形成した例を示し、図3(d)は筒体
5を昇降動自在な逆フレアー状に形成した例を示したも
のである。
至まで全て円筒状に筒体5を形成した例であり、図3
(b)はボビン1のチェス部15aの形状に合せて上部
を逆フレアー状に絞った形状にした例を示す。図3
(c)は筒体5を、ボビン1の外周を覆うべく設けられ
た固定側筒体部5aと、固定側筒体部5aに嵌合しチェ
ス部15aの高さに応じて上下動自在な逆フレアー状の
可動筒体部5bで形成した例を示し、図3(d)は筒体
5を昇降動自在な逆フレアー状に形成した例を示したも
のである。
【0035】また図3(e)は、筒体5の内を二つ割り
にして半割り筒体部7c,7cをピン36で開閉自在に
連結したもので、この場合半割り筒体部7c,7cは、
図3(c)に示した固定側筒体部5aを形成するように
しても、或いは図3(a)、(b)の筒体5の全体で形
成するようにしてもよい。開閉タイプのものは、筒体5
の上下機構の代りに開閉機構を設けるようにする。
にして半割り筒体部7c,7cをピン36で開閉自在に
連結したもので、この場合半割り筒体部7c,7cは、
図3(c)に示した固定側筒体部5aを形成するように
しても、或いは図3(a)、(b)の筒体5の全体で形
成するようにしてもよい。開閉タイプのものは、筒体5
の上下機構の代りに開閉機構を設けるようにする。
【0036】図4(a)は、筒体5の更に他の例を示し
たもので、筒体5をボビン1の外周を覆う固定筒部38
と、上部のフレアー状の可動筒部37とで形成し、かつ
固定筒部38の内周にボビン1の表面の糸が可動筒部3
7に吸引されるのを促進するために、ブラストエアを図
示の矢印のように斜め上方に吹き付けるノズル口39を
多数設けて構成したものである。この場合図4(b),
(c)に示すように、ブラストエアを糸層15に対して
直角に吹き付けてもよいし、接線方向に吹き付けてもよ
い。
たもので、筒体5をボビン1の外周を覆う固定筒部38
と、上部のフレアー状の可動筒部37とで形成し、かつ
固定筒部38の内周にボビン1の表面の糸が可動筒部3
7に吸引されるのを促進するために、ブラストエアを図
示の矢印のように斜め上方に吹き付けるノズル口39を
多数設けて構成したものである。この場合図4(b),
(c)に示すように、ブラストエアを糸層15に対して
直角に吹き付けてもよいし、接線方向に吹き付けてもよ
い。
【0037】図5は、自動ワインダWに、本発明の口出
し装置Aを組み込む例を示したものである。
し装置Aを組み込む例を示したものである。
【0038】図5において、40は、ワインターWに実
ボビンを供給するための実ボビン搬送ライン、41は空
ボビン排出ラインである。精紡機からの実ボビンは、実
ボビン供給ライン42から、空トレイTに起立した状態
で供給される。またボビン排出ライン41から搬送され
た空ボビンは、極少残糸付きの場合のみストリッパ43
でボビンからはぎ取られた後、空ボビン供給ライン44
より精紡機(図示せず)に供給される。更に、ボビン排
出ライン41から搬送された半玉ボビンは、ストリッパ
43で処理されることなく、そのままリターンライン4
5より実ボビン搬送ライン40に戻される。
ボビンを供給するための実ボビン搬送ライン、41は空
ボビン排出ラインである。精紡機からの実ボビンは、実
ボビン供給ライン42から、空トレイTに起立した状態
で供給される。またボビン排出ライン41から搬送され
た空ボビンは、極少残糸付きの場合のみストリッパ43
でボビンからはぎ取られた後、空ボビン供給ライン44
より精紡機(図示せず)に供給される。更に、ボビン排
出ライン41から搬送された半玉ボビンは、ストリッパ
43で処理されることなく、そのままリターンライン4
5より実ボビン搬送ライン40に戻される。
【0039】口出し装置Aは、実ボビン搬送ライン40
から分離して接続された口出し用移送路2に設けられ
る。この場合口出し装置Aの上流側に、ボトムバンチが
施されたボビンに対して、そのボトムバンチをカットす
ると共に解舒するロータリーカッター装置46が設けら
れる。トッブバンチの場合はローリングカッター装置4
6の代りにサーチャーを設ける。
から分離して接続された口出し用移送路2に設けられ
る。この場合口出し装置Aの上流側に、ボトムバンチが
施されたボビンに対して、そのボトムバンチをカットす
ると共に解舒するロータリーカッター装置46が設けら
れる。トッブバンチの場合はローリングカッター装置4
6の代りにサーチャーを設ける。
【0040】また口出し装置Aは、口出し処理能力に応
じて、例えば図示の二点鎖線で示すように実線で示した
移送路2に並列に補助移送路2aを接続し、その補助移
送路2aにもさらに設けてもよい。
じて、例えば図示の二点鎖線で示すように実線で示した
移送路2に並列に補助移送路2aを接続し、その補助移
送路2aにもさらに設けてもよい。
【0041】口出し処理後のボビンは、再度実ボビン搬
送ライン40に戻されてワインダWに供給されるが、口
出し処理が不成功のボビンは、バイパスライン47より
空ボビン排出ライン41に戻され、半玉ボビンと同様に
再度口出し処理が行われるようになっている。またバイ
パスライン47にも本発明の口出し装置Aを設けてもよ
い。
送ライン40に戻されてワインダWに供給されるが、口
出し処理が不成功のボビンは、バイパスライン47より
空ボビン排出ライン41に戻され、半玉ボビンと同様に
再度口出し処理が行われるようになっている。またバイ
パスライン47にも本発明の口出し装置Aを設けてもよ
い。
【0042】図6はワインダーWに接続された既存の口
出し装置50(例えば特公平5−5746号公報に示す
装置)に本発明の口出し装置Aを組み込む例を示したも
のである。図において、40は実ボビン搬送ライン、4
1は空ボビン排出ライン、42は実ボビン供給ライン、
43はストリッパ、44は空ボビン供給ライン、45は
リターンライン、47はバイパスラインである。本発明
の口出し装置Aはこのバイパスライン47に設け、口出
し処理が成功しなかったボビンの口出し処理を行うよう
にする。補助の口出し装置Aは、ワインダW内に設けて
もよい。なお、筒体にカッターを設けるようにしても、
口出し位置にボビンを回転させる手段を設けてもよい。
トレイTの搬送は丸ベルトで行ってもよいし、平ベルト
で行ってもよい。
出し装置50(例えば特公平5−5746号公報に示す
装置)に本発明の口出し装置Aを組み込む例を示したも
のである。図において、40は実ボビン搬送ライン、4
1は空ボビン排出ライン、42は実ボビン供給ライン、
43はストリッパ、44は空ボビン供給ライン、45は
リターンライン、47はバイパスラインである。本発明
の口出し装置Aはこのバイパスライン47に設け、口出
し処理が成功しなかったボビンの口出し処理を行うよう
にする。補助の口出し装置Aは、ワインダW内に設けて
もよい。なお、筒体にカッターを設けるようにしても、
口出し位置にボビンを回転させる手段を設けてもよい。
トレイTの搬送は丸ベルトで行ってもよいし、平ベルト
で行ってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な効果を発揮する。
な効果を発揮する。
【0044】(1) 口出し処理位置でボビンの糸層に、気
流を発生させると共にボビンに対して進退自在な気流制
御部材で気流を制御し、口出し検出用センサで糸を検出
した時、口出しが成功したとして気流制御部材を停止さ
せることで、通常のボビンでも半玉ボビンでも、その位
置で簡単に、かつ確実に口出し処理が行える。
流を発生させると共にボビンに対して進退自在な気流制
御部材で気流を制御し、口出し検出用センサで糸を検出
した時、口出しが成功したとして気流制御部材を停止さ
せることで、通常のボビンでも半玉ボビンでも、その位
置で簡単に、かつ確実に口出し処理が行える。
【0045】(2) S撚り、Z撚りいずれのボビンであっ
ても口出しできる。
ても口出しできる。
【0046】(3) 長さの異なるボビンも口出しできる。
【0047】(4) 径の異なる(形状の異なる)ボビンも
口出しできる。
口出しできる。
【0048】(5) 半玉、小玉、豆玉ボビンの口出しも可
能である。
能である。
【0049】(6) チェス切れボビンの口出し、精紡“追
い継ぎ”口出しも可能である。
い継ぎ”口出しも可能である。
【0050】(7) トッブバンチ、ボトムバンチいずれの
ボビンでも口出しできる。
ボビンでも口出しできる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】図1において筒体の各種例を示す図である。
【図4】同じく筒体の他の例を示す図である。
【図5】本発明の口出し装置をワインダーに組み込んだ
例を示す図である。
例を示す図である。
【図6】同じく本発明の口出し装置を既存の口出し装置
と共にワインダーに組み込んだ例を示す図である。
と共にワインダーに組み込んだ例を示す図である。
1 ボビン 5 筒体(気流制御部材) 9 サクションパイプ(気流発生手段) 22 口出し検出用センサ 15 糸層 T トレイ
Claims (1)
- 【請求項1】 気流発生手段と、該手段により発生した
気流がボビンの糸層表面に沿うように該気流を制御する
気流制御部材と、前記ボビンの糸層から引き出された糸
端を検出する口出し検出用センサとを備え、前記気流制
御部材がボビンの一部又は全部を囲む位置に進退可能に
設けられていると共に、前記気流制御部材が進出する間
に前記口出し検出用センサが糸端を検出したとき、前記
気流制御部材がボビンの全部又は一部を囲む位置に進出
するのを停止し、停止した気流制御部材を後退させる制
御手段が設けられていることを特徴とする口出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05251667A JP3139240B2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 口出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05251667A JP3139240B2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 口出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07101637A JPH07101637A (ja) | 1995-04-18 |
JP3139240B2 true JP3139240B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=17226234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05251667A Expired - Fee Related JP3139240B2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 口出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3139240B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP05251667A patent/JP3139240B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07101637A (ja) | 1995-04-18 |
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