JP3139187B2 - 水性顔料インキ - Google Patents
水性顔料インキInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】筆跡乾燥後、紙のシワやソリなど
の問題が発生しにくい顔料分散安定性に優れた水性顔料
インキに関するものであり、特に墨汁などに好適であ
る。
の問題が発生しにくい顔料分散安定性に優れた水性顔料
インキに関するものであり、特に墨汁などに好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】書筆,画筆,ハケなどの毛筆や、ロ−ラ
−,マ−カ−などで書かれた比較的インキ塗布量の多い
筆跡は、筆跡乾燥後、筆記された紙にシワやソリなどが
発生すると言う問題があった。これは、顔料分散の保護
コロイド性や被筆記体である紙などへの定着性を目的と
して添加している水溶性高分子物質が乾燥時に収縮する
ためと考えられる。そこで、例えば墨汁などでは水溶性
高分子物質として膠を加熱処理することにより加水分解
し低分子量化したものや、低分子量のポリビニルアルコ
−ルを用いるなど低分子量の水溶性高分子物質を用いる
ことや、水溶性高分子物質の添加量を減らすなどのこと
がなされてきた。
−,マ−カ−などで書かれた比較的インキ塗布量の多い
筆跡は、筆跡乾燥後、筆記された紙にシワやソリなどが
発生すると言う問題があった。これは、顔料分散の保護
コロイド性や被筆記体である紙などへの定着性を目的と
して添加している水溶性高分子物質が乾燥時に収縮する
ためと考えられる。そこで、例えば墨汁などでは水溶性
高分子物質として膠を加熱処理することにより加水分解
し低分子量化したものや、低分子量のポリビニルアルコ
−ルを用いるなど低分子量の水溶性高分子物質を用いる
ことや、水溶性高分子物質の添加量を減らすなどのこと
がなされてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
では、紙のシワやソリなどの問題は発生しにくくなるも
のの、水溶性高分子物質を用いる本来の目的である保護
コロイド性や定着性が不十分となる。特に保護コロイド
性が不十分である場合は、顔料の分散安定性が悪くなり
顔料の凝集,沈降が起こり、インキそのものが使用でき
なくなってしまうという新たな問題が発生してしまう。
本発明の目的は、紙のシワやソリなどの問題が発生しに
くく、なおかつ顔料分散安定性に優れた水性顔料インキ
を提案することである。
では、紙のシワやソリなどの問題は発生しにくくなるも
のの、水溶性高分子物質を用いる本来の目的である保護
コロイド性や定着性が不十分となる。特に保護コロイド
性が不十分である場合は、顔料の分散安定性が悪くなり
顔料の凝集,沈降が起こり、インキそのものが使用でき
なくなってしまうという新たな問題が発生してしまう。
本発明の目的は、紙のシワやソリなどの問題が発生しに
くく、なおかつ顔料分散安定性に優れた水性顔料インキ
を提案することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、顔料とカルボ
キシル基変性ポリビニルアルコ−ルと水とを少なくとも
含む水性顔料インキを要旨とするものである。
キシル基変性ポリビニルアルコ−ルと水とを少なくとも
含む水性顔料インキを要旨とするものである。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。顔料は着
色材として使用するものであり、従来公知の各種有機顔
料及び無機顔料を使用することができる。具体例をあげ
ると、アゾ系顔料、縮合ポリアゾ系顔料、フタロシアニ
ン系顔料、キナクリドン系顔料、アンスラキノン系顔
料、ジオキサジン系顔料、インジゴ系顔料、チオインジ
ゴ系顔料、ペリノン・ペリレン系顔料などの有機顔料
や、酸化チタン、酸化鉄や、ファ−ネスブラック、チャ
ンネルブラック、サ−マルブラック、ランプブラックと
いったカ−ボンブラックなどの無機顔料及び蛍光顔料な
どがあげられる。これらは単独または2種以上の混合物
として使用することが出来、その使用量は水性顔料イン
キ全量に対して1〜30重量%が好ましい。
色材として使用するものであり、従来公知の各種有機顔
料及び無機顔料を使用することができる。具体例をあげ
ると、アゾ系顔料、縮合ポリアゾ系顔料、フタロシアニ
ン系顔料、キナクリドン系顔料、アンスラキノン系顔
料、ジオキサジン系顔料、インジゴ系顔料、チオインジ
ゴ系顔料、ペリノン・ペリレン系顔料などの有機顔料
や、酸化チタン、酸化鉄や、ファ−ネスブラック、チャ
ンネルブラック、サ−マルブラック、ランプブラックと
いったカ−ボンブラックなどの無機顔料及び蛍光顔料な
どがあげられる。これらは単独または2種以上の混合物
として使用することが出来、その使用量は水性顔料イン
キ全量に対して1〜30重量%が好ましい。
【0006】カルボキシル基変性ポリビニルアルコ−ル
は、被筆記体にシワやソリが発生せず、かつ、良好な保
護コロイド性や定着性を目的として使用するものであっ
て、従来公知の方法によって得ることができる。より容
易に入手し得るものとして、ゴ−セナ−ルT−330、
同T−350(以上日本合成化学工業(株)製)や、K
L−118、KL−318、KL−506(以上(株)
クラレ製)などの市販品が例示できる。これらは単独ま
たは2種以上の混合物として使用することができる。そ
の使用量は水性顔料インキ全量に対して0.5〜15重
量%が好ましい。
は、被筆記体にシワやソリが発生せず、かつ、良好な保
護コロイド性や定着性を目的として使用するものであっ
て、従来公知の方法によって得ることができる。より容
易に入手し得るものとして、ゴ−セナ−ルT−330、
同T−350(以上日本合成化学工業(株)製)や、K
L−118、KL−318、KL−506(以上(株)
クラレ製)などの市販品が例示できる。これらは単独ま
たは2種以上の混合物として使用することができる。そ
の使用量は水性顔料インキ全量に対して0.5〜15重
量%が好ましい。
【0007】水は主溶剤として用いるものであり、その
使用量は水性顔料インキ全量に対して50〜95重量%
が好ましい。
使用量は水性顔料インキ全量に対して50〜95重量%
が好ましい。
【0008】尚、上記必須成分の他、グリセリン、エチ
レングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、トリエチレン
グリコ−ル、プロピレングリコ−ル、低分子量ポリエチ
レングリコ−ル、尿素、エチレン尿素、チオ尿素または
これらの誘導体などの公知の湿潤剤や凍結防止剤や、ア
ミン類、アルコ−ル類、エ−テル類、エステル類などの
溶剤や、防腐剤、防黴剤、防錆剤、アルカリ剤、香料、
消泡剤、光沢付与剤、補色用の染料など種々の添加剤
や、前記カルボキシル基変性ポリビニルアルコ−ルの他
の水溶性天然高分子物質及び水溶性合成高分子物質など
の添加剤を目的や必要に応じて単独または組み合わせて
適宣用いることができる。
レングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、トリエチレン
グリコ−ル、プロピレングリコ−ル、低分子量ポリエチ
レングリコ−ル、尿素、エチレン尿素、チオ尿素または
これらの誘導体などの公知の湿潤剤や凍結防止剤や、ア
ミン類、アルコ−ル類、エ−テル類、エステル類などの
溶剤や、防腐剤、防黴剤、防錆剤、アルカリ剤、香料、
消泡剤、光沢付与剤、補色用の染料など種々の添加剤
や、前記カルボキシル基変性ポリビニルアルコ−ルの他
の水溶性天然高分子物質及び水溶性合成高分子物質など
の添加剤を目的や必要に応じて単独または組み合わせて
適宣用いることができる。
【0009】更に、従来公知の各種界面活性剤を添加す
ることにより、より一層良好な顔料の分散安定性を得る
事もできる。具体例をあげると、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノラウレ−ト、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノステアレ−トなどのポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンモノオレエ−
ト、ポリオキシエチレンオレイルエ−テル、ポリオキシ
エチレンセチルエ−テル、ポリオキシエチレントリデシ
ルエ−テル、ポリオキシエチレンアビエチルエ−テルな
どのポリオキシエチレンアルキルエ−テル、ポリオキシ
エチレン−ポリオキシプロピレンセチルエ−テルなどの
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポ
リマ−アルキルエ−テル、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエ−テル、ポリオキシエチレンドデシルフェニル
エ−テル、ポリオキシエチレンジノニルフェニルエ−テ
ルなどのポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テ
ル、ポリオキシエチレングリセロ−ルボレイトラウレ−
ト及びそれらの配合品などのノニオン型界面活性剤、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエ−テル硫酸ナトリウ
ム、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウ
ム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、パラフィン
スルホン酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナ
トリウム塩またはアンモニウム塩、アルキルナフタレン
スルホン酸ナトリウム、特殊カルボン酸型高分子活性剤
などのアニオン型界面活性剤、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルホルムアルデヒド縮合物、スチレンマレイン
酸共重合物誘導体などの高分子界面活性剤が挙げられ
る。これらは単独もしくは2種以上の混合物として使用
することができるが、特に、ナフタレンスルホン酸ホル
マリン縮合物のナトリウム塩またはアンモニウム塩はイ
ンキの表面張力を著しくは低下させないため半紙へのニ
ジミなどが少なく墨汁により好適である。
ることにより、より一層良好な顔料の分散安定性を得る
事もできる。具体例をあげると、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノラウレ−ト、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノステアレ−トなどのポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンモノオレエ−
ト、ポリオキシエチレンオレイルエ−テル、ポリオキシ
エチレンセチルエ−テル、ポリオキシエチレントリデシ
ルエ−テル、ポリオキシエチレンアビエチルエ−テルな
どのポリオキシエチレンアルキルエ−テル、ポリオキシ
エチレン−ポリオキシプロピレンセチルエ−テルなどの
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポ
リマ−アルキルエ−テル、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエ−テル、ポリオキシエチレンドデシルフェニル
エ−テル、ポリオキシエチレンジノニルフェニルエ−テ
ルなどのポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テ
ル、ポリオキシエチレングリセロ−ルボレイトラウレ−
ト及びそれらの配合品などのノニオン型界面活性剤、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエ−テル硫酸ナトリウ
ム、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウ
ム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、パラフィン
スルホン酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナ
トリウム塩またはアンモニウム塩、アルキルナフタレン
スルホン酸ナトリウム、特殊カルボン酸型高分子活性剤
などのアニオン型界面活性剤、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルホルムアルデヒド縮合物、スチレンマレイン
酸共重合物誘導体などの高分子界面活性剤が挙げられ
る。これらは単独もしくは2種以上の混合物として使用
することができるが、特に、ナフタレンスルホン酸ホル
マリン縮合物のナトリウム塩またはアンモニウム塩はイ
ンキの表面張力を著しくは低下させないため半紙へのニ
ジミなどが少なく墨汁により好適である。
【0010】本発明の水性顔料インキは、上記成分を三
本ロールミルやボールミル等の分散機にて混合分散する
ことにより容易に得ることができる。
本ロールミルやボールミル等の分散機にて混合分散する
ことにより容易に得ることができる。
【0011】
【作用】本発明に係る水性顔インキに用いているアニオ
ン基変性ポリビニルアルコ−ルは、スルホン基、カルボ
キシル基などで特殊変性されているため保護コロイド性
に優れており、従来のポリビニルアルコ−ルに比べ、低
分子量物を用いたり、添加量を少なくしても顔料分散安
定性に優れる。従って、本アニオン基変性ポリビニルア
ルコ−ルを用いた水性顔料インキは筆跡乾燥後の紙のシ
ワやソリなどの問題が発生しにくくなると推測される。
ン基変性ポリビニルアルコ−ルは、スルホン基、カルボ
キシル基などで特殊変性されているため保護コロイド性
に優れており、従来のポリビニルアルコ−ルに比べ、低
分子量物を用いたり、添加量を少なくしても顔料分散安
定性に優れる。従って、本アニオン基変性ポリビニルア
ルコ−ルを用いた水性顔料インキは筆跡乾燥後の紙のシ
ワやソリなどの問題が発生しにくくなると推測される。
【0012】
【実施例】実施例1 カ−ボンブラック 15.0重量部 ゴ−セナ−ルT−330(日本合成化学工業(株)製、カルボキシル基変性ア ニオン型ポリビニルアルコ−ル) 11.0重量部 水 68.5重量部 ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のアンモニウム塩 0.5重量部 エチレングリコ−ル 5.0重量部 上記成分をボ−ルミルで分散処理した後フィルタ−で粗
大粒子を除去し黒色の水性顔料インキを得た。
大粒子を除去し黒色の水性顔料インキを得た。
【0013】実施例2 カ−ボンブラック 24.0重量部 KL−318((株)クラレ製、カルボキシル基変性アニオン型ポリビニルア ルコ−ル) 1.0重量部 水 63.4重量部 ポリオキシエチレンアルキルエ−テル 0.5重量部 フジペックBL−15 1.0重量部 プロピレングリコ−ル 4.0重量部 グリセリン 4.0重量部 尿素 2.0重量部 プロクセルGXL 0.1重量部 上記成分を実施例1と同様にして黒色の水性顔料インキ
を得た。
を得た。
【0014】実施例3 カ−ボンブラック 8.0重量部 ゴ−セナ−ルT−350(日本合成化学工業(株)製、カルボキシル基変性ア ニオン型ポリビニルアルコ−ル) 2.0重量部 ゴ−セランL−3266 2.0重量部 水 77.5重量部 エチレングリコ−ル 10.0重量部 ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩 0.5重量部 上記成分を実施例1と同様になして黒色の水性顔料イン
キを得た。
キを得た。
【0015】実施例4 バルカンファストオレンジGG(C.I.No.21165)15.0重量部 ゴ−セナ−ルT−330 11.0重量部 水 68.5重量部 ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のアンモニウム塩 0.5重量部 エチレングリコ−ル 5.0重量部 上記成分を実施例1と同様になして朱色の水性顔料イン
キを得た。
キを得た。
【0016】実施例5 フタロシアニンブル−(C.I.No.74160) 15.0重量部 ゴ−セナ−ルT−330 11.0重量部 水 68.5重量部 ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のアンモニウム塩 0.5重量部 エチレングリコ−ル 5.0重量部 上記成分を実施例1と同様になして青色の水性顔料イン
キを得た。
キを得た。
【0017】比較例1 実施例1のゴ−セナ−ルT−330をゴ−セノ−ルGM
−405(日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアル
コ−ル)に代えた以外は実施例1と同様になして黒色の
水性顔料インキを得た。
−405(日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアル
コ−ル)に代えた以外は実施例1と同様になして黒色の
水性顔料インキを得た。
【0018】比較例2 実施例2のKL−318をPVA−405((株)クラ
レ製、ポリビニルアルコ−ル)に代えた以外は実施例2
と同様になして黒色の水性顔料インキを得た。
レ製、ポリビニルアルコ−ル)に代えた以外は実施例2
と同様になして黒色の水性顔料インキを得た。
【0019】上記実施例1〜5及び比較例1、2につい
て顔料分散安定性試験及びシワ確認試験を行った。 結果
を表1に示す。
て顔料分散安定性試験及びシワ確認試験を行った。 結果
を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】尚、特に、上記実施例3で得た水性顔料イ
ンキは、筆跡乾燥後、紙のシワやソリなどの問題が発生
しにくく、なおかつ顔料分散安定性に優れた水性顔料イ
ンキであるばかりでなく、他の実施例に比べ、葉書や賞
状といった比較的インキ浸透の少ない紙に書筆にて筆記
した場合において筆跡の筆ムラが少ないという効果を有
するものであった。
ンキは、筆跡乾燥後、紙のシワやソリなどの問題が発生
しにくく、なおかつ顔料分散安定性に優れた水性顔料イ
ンキであるばかりでなく、他の実施例に比べ、葉書や賞
状といった比較的インキ浸透の少ない紙に書筆にて筆記
した場合において筆跡の筆ムラが少ないという効果を有
するものであった。
【0022】顔料分散安定性試験 上記実施例、比較例で得た水性顔料インキを、三脚懸垂
式遠心機H−100B2(国産遠心器(株)製)にて、
3000RPM、30分遠心分離を行ない、上液を捨て
て沈澱物の重量を測定する。下記計算式より沈澱率を求
め、顔料分散安定性の確認試験とした。 沈澱率(%)=(沈澱物の重量)/(インキの全重量)
×100
式遠心機H−100B2(国産遠心器(株)製)にて、
3000RPM、30分遠心分離を行ない、上液を捨て
て沈澱物の重量を測定する。下記計算式より沈澱率を求
め、顔料分散安定性の確認試験とした。 沈澱率(%)=(沈澱物の重量)/(インキの全重量)
×100
【0023】シワ確認試験 上記実施例、比較例で得た水性顔料インキを用いて、書
筆にて半紙10枚に「永」の文字を書く。乾燥後半紙1
0枚を重ね合わせその厚みを測定した。
筆にて半紙10枚に「永」の文字を書く。乾燥後半紙1
0枚を重ね合わせその厚みを測定した。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る水性顔料インキは筆跡乾燥後、紙のシワやソリなどの
問題が発生しにくい顔料分散安定性に優れた水性顔料イ
ンキであり、特に、墨汁のような大量に塗布する用途に
好適である。
る水性顔料インキは筆跡乾燥後、紙のシワやソリなどの
問題が発生しにくい顔料分散安定性に優れた水性顔料イ
ンキであり、特に、墨汁のような大量に塗布する用途に
好適である。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
Claims (1)
- 【請求項1】 顔料とカルボキシル基変性ポリビニルア
ルコ−ルと水とを少なくとも含む水性顔料インキ。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35842791 | 1991-12-27 | ||
JP3-358427 | 1992-01-29 | ||
JP11392692 | 1992-01-29 | ||
JP4-113926 | 1992-01-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05271597A JPH05271597A (ja) | 1993-10-19 |
JP3139187B2 true JP3139187B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=26452799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35894892A Expired - Fee Related JP3139187B2 (ja) | 1991-12-27 | 1992-12-25 | 水性顔料インキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3139187B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100398987B1 (ko) * | 2000-12-23 | 2003-09-19 | 배길동 | 번지지 않는 먹물 및 그 제조방법 |
JP6120745B2 (ja) | 2013-09-30 | 2017-04-26 | 三菱鉛筆株式会社 | 水性ボールペン用インク組成物 |
JP6521749B2 (ja) * | 2015-06-01 | 2019-05-29 | 株式会社ブリヂストン | 積層体及びタイヤ |
JP6731724B2 (ja) * | 2015-12-24 | 2020-07-29 | 関西ペイント株式会社 | 顔料ペースト及び塗工材 |
JP6626373B2 (ja) * | 2016-03-03 | 2019-12-25 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具用水性インク組成物 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35894892A patent/JP3139187B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05271597A (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |