JP3139141B2 - 塩化ビニル樹脂製家具用レザー - Google Patents
塩化ビニル樹脂製家具用レザーInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はべた付きが少ないレザー
用塩化ビニル樹脂フイルムおよび塩化ビニル樹脂製家具
用レザーに関する。
用塩化ビニル樹脂フイルムおよび塩化ビニル樹脂製家具
用レザーに関する。
【0002】
【従来の技術】イス、ソファー、敷物などの家具は、軟
質塩化ビニル樹脂製レザー張り、革張り、布張りなどが
あるが、特に、軟質塩化ビニル樹脂製は、物理的強度の
バランスがよく、比較的安価なために一般家庭、事務
所、公共施設などに広く使用されている。塩化ビニル樹
脂レザーには、普通レザー、発泡層を含むスポンジレザ
ー、サンドイッチスポンジレザーなどがあり、その軟質
塩化ビニル樹脂中には可塑剤が含有され、その代表的な
ものがフタル酸ジ‐2‐エチルヘキシルである。
質塩化ビニル樹脂製レザー張り、革張り、布張りなどが
あるが、特に、軟質塩化ビニル樹脂製は、物理的強度の
バランスがよく、比較的安価なために一般家庭、事務
所、公共施設などに広く使用されている。塩化ビニル樹
脂レザーには、普通レザー、発泡層を含むスポンジレザ
ー、サンドイッチスポンジレザーなどがあり、その軟質
塩化ビニル樹脂中には可塑剤が含有され、その代表的な
ものがフタル酸ジ‐2‐エチルヘキシルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】塩化ビニル樹脂製レザ
ーのうち、普通レザーの皮膜、スポンジレザー、サンド
イッチスポンジレザーなどの表皮に使用される軟質塩化
ビニル樹脂は、この中に含まれている可塑剤の影響によ
って特に夏場などの高温時に表面にべた付きが生じる。
イス張りに使用した時には、べた付きにより、肌触りが
悪く、座り心地が悪い。また、べた付きにより表面に塵
などが付着し易くなり汚れ易くなる。このため軟質塩化
ビニル樹脂を表皮に使用したレザーの表面のべた付き防
止性を付与するために、従来、種々の方法が提案されて
おり、例えば、吐出性ブロッキング防止剤を練り込む方
法、シボロールでレザーの表面の凹凸をつける方法、レ
ザー表面へのアクリル樹脂などのコーティングを行う方
法などが提案されている。
ーのうち、普通レザーの皮膜、スポンジレザー、サンド
イッチスポンジレザーなどの表皮に使用される軟質塩化
ビニル樹脂は、この中に含まれている可塑剤の影響によ
って特に夏場などの高温時に表面にべた付きが生じる。
イス張りに使用した時には、べた付きにより、肌触りが
悪く、座り心地が悪い。また、べた付きにより表面に塵
などが付着し易くなり汚れ易くなる。このため軟質塩化
ビニル樹脂を表皮に使用したレザーの表面のべた付き防
止性を付与するために、従来、種々の方法が提案されて
おり、例えば、吐出性ブロッキング防止剤を練り込む方
法、シボロールでレザーの表面の凹凸をつける方法、レ
ザー表面へのアクリル樹脂などのコーティングを行う方
法などが提案されている。
【0004】しかしながら、これらの方法にはそれぞれ
に欠点がある。まず、吐出性ブロッキング防止剤を練り
込む方法は、効果の持続性に欠ける。また、フィルム表
面に凹凸をつける方法は効果が少ないし、凹部の角に塵
などが詰まり、汚れの原因となる。
に欠点がある。まず、吐出性ブロッキング防止剤を練り
込む方法は、効果の持続性に欠ける。また、フィルム表
面に凹凸をつける方法は効果が少ないし、凹部の角に塵
などが詰まり、汚れの原因となる。
【0005】さらに、レザー表面へアクリル樹脂などを
コーティングする方法は、有効な場合もあり、表面処理
レザーとして実用化されている。しかし、コーティング
設備、材料費及び製造工程の複雑化から、レザー価格が
上昇するといった経済性の問題点がある。価格が比較的
安価である本来の塩化ビニルレザーの特性が生かせな
い。この塩化ビニル樹脂製レザーのべた付き防止性を改
善するために種々の可塑剤が検討されている。しかし、
従来より知られている可塑剤を用いてもべた付き防止性
の効果が少なかった。
コーティングする方法は、有効な場合もあり、表面処理
レザーとして実用化されている。しかし、コーティング
設備、材料費及び製造工程の複雑化から、レザー価格が
上昇するといった経済性の問題点がある。価格が比較的
安価である本来の塩化ビニルレザーの特性が生かせな
い。この塩化ビニル樹脂製レザーのべた付き防止性を改
善するために種々の可塑剤が検討されている。しかし、
従来より知られている可塑剤を用いてもべた付き防止性
の効果が少なかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、さらに塩
化ビニル樹脂製家具用レザーの持つバランスのとれた性
能と経済性を損なうことなく、べた付き防止性を付与す
る方法について鋭意検討した結果、特定の混合アルコー
ルのフタル酸ジエステルを可塑剤として使用することで
予想以上の優れた結果が得られることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
化ビニル樹脂製家具用レザーの持つバランスのとれた性
能と経済性を損なうことなく、べた付き防止性を付与す
る方法について鋭意検討した結果、特定の混合アルコー
ルのフタル酸ジエステルを可塑剤として使用することで
予想以上の優れた結果が得られることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
【0007】本発明のレザー用塩化ビニル樹脂フイルム
は、2‐プロピルヘプタノール95.0重量%〜98.
5重量%および4‐メチル‐2‐プロピルヘキサノール
1.5重量%〜5.0重量%の混合デシルアルコールの
フタル酸ジデシルエステルからなる可塑剤25重量部〜
75重量部、アクリロニトリル‐ブタジエンゴム5〜3
0重量部を塩化ビニル樹脂100重量部に配合した組成
物を用いることを特徴とする。
は、2‐プロピルヘプタノール95.0重量%〜98.
5重量%および4‐メチル‐2‐プロピルヘキサノール
1.5重量%〜5.0重量%の混合デシルアルコールの
フタル酸ジデシルエステルからなる可塑剤25重量部〜
75重量部、アクリロニトリル‐ブタジエンゴム5〜3
0重量部を塩化ビニル樹脂100重量部に配合した組成
物を用いることを特徴とする。
【0008】本発明の塩化ビニル樹脂製家具用レザー
は、2‐プロピルヘプタノール95.0重量%〜98.
5重量%および4‐メチル‐2‐プロピルヘキサノール
1.5重量%〜5.0重量%の混合デシルアルコールの
フタル酸ジデシルエステルからなる可塑剤25重量部〜
75重量部、アクリロニトリル‐ブタジエンゴム5〜3
0重量部を塩化ビニル樹脂100重量部に配合した組成
物より得られるフルルム層を有することを特徴とする。
は、2‐プロピルヘプタノール95.0重量%〜98.
5重量%および4‐メチル‐2‐プロピルヘキサノール
1.5重量%〜5.0重量%の混合デシルアルコールの
フタル酸ジデシルエステルからなる可塑剤25重量部〜
75重量部、アクリロニトリル‐ブタジエンゴム5〜3
0重量部を塩化ビニル樹脂100重量部に配合した組成
物より得られるフルルム層を有することを特徴とする。
【0009】本発明のフイルムおよびレザーに使用する
フタル酸ジデシルエステルは、2‐プロピルヘプタノー
ル95.0重量%〜98.5重量%および4‐メチル‐
2‐プロピルヘキサノール1.5重量%〜5.0重量%
の混合デシルアルコール(以下、混合デシルアルコール
という)とフタル酸もしくは無水フタル酸とのエステル
化反応によって得られる。
フタル酸ジデシルエステルは、2‐プロピルヘプタノー
ル95.0重量%〜98.5重量%および4‐メチル‐
2‐プロピルヘキサノール1.5重量%〜5.0重量%
の混合デシルアルコール(以下、混合デシルアルコール
という)とフタル酸もしくは無水フタル酸とのエステル
化反応によって得られる。
【0010】このフタル酸ジデシルエステルの調製に用
いる混合デシルアルコールは、例えば、オレフィンとし
てブテン‐1を用いるオキソ合成によってn‐バレルア
ルデヒド及び2‐メチルブチルアルデヒドの混合物を製
造し、これらのアルデヒドのアルドール縮合とその後の
脱水反応によって2‐プロピルヘプテナールと4‐メチ
ル‐2‐プロピルヘキセナールの混合物を製造し、これ
らの混合物の水素添加反応によって合成することができ
る。もし、必要ならば蒸留により、混合デシルアルコー
ル組成を調製してもよい。しかし、本発明はこれらの製
造法によって制限されるものではない。例えば、2‐プ
ロピルヘプタノールと4‐メチル‐2‐プロピルヘキサ
ノールとを別個に調製し、それらを混合することも可能
である。
いる混合デシルアルコールは、例えば、オレフィンとし
てブテン‐1を用いるオキソ合成によってn‐バレルア
ルデヒド及び2‐メチルブチルアルデヒドの混合物を製
造し、これらのアルデヒドのアルドール縮合とその後の
脱水反応によって2‐プロピルヘプテナールと4‐メチ
ル‐2‐プロピルヘキセナールの混合物を製造し、これ
らの混合物の水素添加反応によって合成することができ
る。もし、必要ならば蒸留により、混合デシルアルコー
ル組成を調製してもよい。しかし、本発明はこれらの製
造法によって制限されるものではない。例えば、2‐プ
ロピルヘプタノールと4‐メチル‐2‐プロピルヘキサ
ノールとを別個に調製し、それらを混合することも可能
である。
【0011】本発明のフイルムおよびレザーに用いるア
クリロニトリル‐ブタジエンゴムは、アクリロニトリル
とブタジエンの共重合体である合成ゴムであり、そのア
クリロニトリルとブタジエンのモル比には制限がなく、
他にアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸などの第3
成分を含めた共重合体でも差し支えない。
クリロニトリル‐ブタジエンゴムは、アクリロニトリル
とブタジエンの共重合体である合成ゴムであり、そのア
クリロニトリルとブタジエンのモル比には制限がなく、
他にアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸などの第3
成分を含めた共重合体でも差し支えない。
【0012】本発明のフイルムおよびレザーに用いる塩
化ビニル樹脂とは、塩化ビニル単独重合体及び塩化ビニ
ル共重合体であり、塩化ビニル共重合体とは、塩化ビニ
ルを主体として他のモノマー、例えばエチレン、プロピ
レン、酢酸ビニル、アルキルビニルエーテル、メタクリ
ル酸エステル、アクリル酸エステルなどとの共重合体が
挙げられるが、本発明はこれらによって制限されるもの
ではない。
化ビニル樹脂とは、塩化ビニル単独重合体及び塩化ビニ
ル共重合体であり、塩化ビニル共重合体とは、塩化ビニ
ルを主体として他のモノマー、例えばエチレン、プロピ
レン、酢酸ビニル、アルキルビニルエーテル、メタクリ
ル酸エステル、アクリル酸エステルなどとの共重合体が
挙げられるが、本発明はこれらによって制限されるもの
ではない。
【0013】本発明のフイルムおよびレザーには、上記
の塩化ビニル樹脂、フタル酸ジデシルエステル、アクリ
ロニトリル‐ブタジエンゴムのほか、必要に応じて、他
の可塑剤、安定剤、安定化助剤、酸化防止剤、滑剤、紫
外線吸収剤、界面活性剤、着色剤、強化剤、加工助剤、
充填剤、発泡剤、難燃剤などを配合することができる。
の塩化ビニル樹脂、フタル酸ジデシルエステル、アクリ
ロニトリル‐ブタジエンゴムのほか、必要に応じて、他
の可塑剤、安定剤、安定化助剤、酸化防止剤、滑剤、紫
外線吸収剤、界面活性剤、着色剤、強化剤、加工助剤、
充填剤、発泡剤、難燃剤などを配合することができる。
【0014】本発明のフイルムおよびレザーには、混合
デシルアルコールのフタル酸ジデシルエステル以外に、
他の可塑剤との併用も、本発明の効果が損なわれない範
囲であれば可能である。この場合の併用可塑剤は、一般
に塩化ビニル樹脂に使用される可塑剤であれば特に制限
がなく、例えばフタル酸ジ‐2‐エチルヘキシル、フタ
ル酸ジイソノニル、フタル酸ジイソデシル、アジピン酸
ジ‐2‐エチルヘキシル、エポキシ化大豆油、リン酸エ
ステル系可塑剤、塩素化パラフィンなどが挙げられる。
さらに、これらの2種類以上を併用しても差し支えな
い。
デシルアルコールのフタル酸ジデシルエステル以外に、
他の可塑剤との併用も、本発明の効果が損なわれない範
囲であれば可能である。この場合の併用可塑剤は、一般
に塩化ビニル樹脂に使用される可塑剤であれば特に制限
がなく、例えばフタル酸ジ‐2‐エチルヘキシル、フタ
ル酸ジイソノニル、フタル酸ジイソデシル、アジピン酸
ジ‐2‐エチルヘキシル、エポキシ化大豆油、リン酸エ
ステル系可塑剤、塩素化パラフィンなどが挙げられる。
さらに、これらの2種類以上を併用しても差し支えな
い。
【0015】安定剤としては、例えば、三塩基性硫酸鉛
などの鉛塩類、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
バリウム、ステアリン酸亜鉛、リシノール酸カルシウ
ム、ラウリル酸バリウムのような金属石鹸系安定剤類、
ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズマレイン酸エ
ステル、ジオクチルスズメルカプタイドのような有機ス
ズ系安定剤類などを挙げることができる。
などの鉛塩類、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
バリウム、ステアリン酸亜鉛、リシノール酸カルシウ
ム、ラウリル酸バリウムのような金属石鹸系安定剤類、
ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズマレイン酸エ
ステル、ジオクチルスズメルカプタイドのような有機ス
ズ系安定剤類などを挙げることができる。
【0016】安定化助剤としては、例えば、亜リン酸ト
リフェニル、亜リン酸トリ‐2‐エチルヘキシル、亜リ
ン酸トリノニルフェニルのような亜リン酸エステル類が
あり、酸化防止剤としては、例えば、t‐ブチルヒドロ
キシトルエン、ジラウリルチオジプロピオネートが挙げ
られる。
リフェニル、亜リン酸トリ‐2‐エチルヘキシル、亜リ
ン酸トリノニルフェニルのような亜リン酸エステル類が
あり、酸化防止剤としては、例えば、t‐ブチルヒドロ
キシトルエン、ジラウリルチオジプロピオネートが挙げ
られる。
【0017】滑剤としては、例えば、ステアリン酸、ス
テアリン酸アミド、ポリエチレンワックスが挙げられ
る。
テアリン酸アミド、ポリエチレンワックスが挙げられ
る。
【0018】紫外線吸収剤としては、例えば、2‐
(5′‐メチル‐2′‐ヒドロキシフェニル)ベンゾト
リアゾール、2‐(3′‐t‐ブチル‐5′‐メチル‐
2′‐ヒドロキシフェニル)‐5‐クロロベンゾ‐1,
2,4‐トリアゾールが挙げられる。
(5′‐メチル‐2′‐ヒドロキシフェニル)ベンゾト
リアゾール、2‐(3′‐t‐ブチル‐5′‐メチル‐
2′‐ヒドロキシフェニル)‐5‐クロロベンゾ‐1,
2,4‐トリアゾールが挙げられる。
【0019】界面活性剤としては、例えば、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノパルミテートが挙げられる。
エチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノパルミテートが挙げられる。
【0020】着色剤としては、例えば、フタロシアニン
ブルー、酸化チタン、カーボンブラックなどが挙げられ
る。
ブルー、酸化チタン、カーボンブラックなどが挙げられ
る。
【0021】充填剤としては、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、酸化チタン、タルク、ハイドロタルサイト
などが挙げられる。
グネシウム、酸化チタン、タルク、ハイドロタルサイト
などが挙げられる。
【0022】発泡剤としては、アゾカルボンアミド、ジ
ニトロペンタメチレンテトラミンなどが挙げられる。さ
らに、必要によっては発泡抑制剤、発泡促進剤の併用も
可能である。
ニトロペンタメチレンテトラミンなどが挙げられる。さ
らに、必要によっては発泡抑制剤、発泡促進剤の併用も
可能である。
【0023】難燃剤としては、三酸化アンチモン、五酸
化アンチモン、酸化モリブデン、ホウ酸亜鉛などが挙げ
られる。本発明はこれら添加剤に限定されるものではな
い。
化アンチモン、酸化モリブデン、ホウ酸亜鉛などが挙げ
られる。本発明はこれら添加剤に限定されるものではな
い。
【0024】本発明における塩化ビニル樹脂製家具用レ
ザーとは、普通レザー、スポンジレザー、サンドイッチ
スポンジレザー、両面サンドイッチレザーなどがある。
普通レザーとは基布の片面に軟質塩化ビニル樹脂の皮膜
(フイルム)を貼着したものである。スポンジレザーと
は基布の上に塩化ビニル発泡層を設け、表層に塩化ビニ
ル樹脂フイルム層を有するものである。サンドイッチス
ポンジレザーは基布上に軟質塩化ビニル樹脂フイルム層
を形成し、その上に塩化ビニル発泡層を設け、さらに、
表層に軟質塩化ビニル樹脂フイルム層を有するものであ
る。両面サンドイッチレザーは基布の両面に軟質塩化ビ
ニル樹脂フイルムを有するものである。たゞし、これら
に限定されるものではない。
ザーとは、普通レザー、スポンジレザー、サンドイッチ
スポンジレザー、両面サンドイッチレザーなどがある。
普通レザーとは基布の片面に軟質塩化ビニル樹脂の皮膜
(フイルム)を貼着したものである。スポンジレザーと
は基布の上に塩化ビニル発泡層を設け、表層に塩化ビニ
ル樹脂フイルム層を有するものである。サンドイッチス
ポンジレザーは基布上に軟質塩化ビニル樹脂フイルム層
を形成し、その上に塩化ビニル発泡層を設け、さらに、
表層に軟質塩化ビニル樹脂フイルム層を有するものであ
る。両面サンドイッチレザーは基布の両面に軟質塩化ビ
ニル樹脂フイルムを有するものである。たゞし、これら
に限定されるものではない。
【0025】上記の基布としては、織物、編物、不織
布、紙などがある。不織布に使用できる繊維としてはレ
イヨン、ナイロン、ポリエステル、アクリルなどがあ
る。紙としては、普通紙及び難燃紙や不燃紙であるアス
ベスト紙、水酸化アルミニウム紙、難燃性薬剤で処理し
た紙、ガラス繊維、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、レーヨンなどの繊維などが挙げられる。
布、紙などがある。不織布に使用できる繊維としてはレ
イヨン、ナイロン、ポリエステル、アクリルなどがあ
る。紙としては、普通紙及び難燃紙や不燃紙であるアス
ベスト紙、水酸化アルミニウム紙、難燃性薬剤で処理し
た紙、ガラス繊維、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、レーヨンなどの繊維などが挙げられる。
【0026】
【実施例】本発明の塩化ビニル樹脂製レザー用フイルム
の優れた性質について、実施例によってさらに具体的に
説明する。実施例、比較例に示す評価試験は下記の方法
による。
の優れた性質について、実施例によってさらに具体的に
説明する。実施例、比較例に示す評価試験は下記の方法
による。
【0027】〔加熱重量変化率〕JIS K 7113
の2号試験片を120℃のギアー式老化試験機にて12
0時間加熱し、重量変化率を測定する。重量変化率は試
験前後の試験片の重量差を試験前の重量で割ったものを
百分率で示したものである。マイナスが重量減少を示
す。
の2号試験片を120℃のギアー式老化試験機にて12
0時間加熱し、重量変化率を測定する。重量変化率は試
験前後の試験片の重量差を試験前の重量で割ったものを
百分率で示したものである。マイナスが重量減少を示
す。
【0028】〔温水重量変化率〕JIS K 7113
の2号試験片を100℃の温水中に480時間浸漬し、
重量変化率を測定する。重量変化率は試験前後の試験片
の重量差を試験前の重量で割ったものを百分率で示した
ものである。マイナスが重量減少を示す。
の2号試験片を100℃の温水中に480時間浸漬し、
重量変化率を測定する。重量変化率は試験前後の試験片
の重量差を試験前の重量で割ったものを百分率で示した
ものである。マイナスが重量減少を示す。
【0029】〔ベタ付き剥離荷重〕50×120mmに
裁断した厚さ0.075mmの試験用フィルムシートを
2枚重ね合わせ、その片側50×50mmを上下から平
滑な50×50mmのガラス板(厚さ1mm)で挾む。
さらに、上側のガラス板に1Kgの荷重を乗せ、これを
温度70℃、湿度80%の恒湿恒温槽に入れて2時間放
置する。2時間後、これを恒湿恒温槽から取り出し、直
ちに荷重とガラス板を取り除き、気温23℃、湿度50
%の部屋に24時間放置する。
裁断した厚さ0.075mmの試験用フィルムシートを
2枚重ね合わせ、その片側50×50mmを上下から平
滑な50×50mmのガラス板(厚さ1mm)で挾む。
さらに、上側のガラス板に1Kgの荷重を乗せ、これを
温度70℃、湿度80%の恒湿恒温槽に入れて2時間放
置する。2時間後、これを恒湿恒温槽から取り出し、直
ちに荷重とガラス板を取り除き、気温23℃、湿度50
%の部屋に24時間放置する。
【0030】その後、この2枚重ねのフィルムサンプル
の荷重を乗せなかった側のフィルム端を1枚づつ、それ
ぞれ引っ張り試験機のつかみ金具の上下に取り付け、重
ね合わせた2枚のフィルムを剥離させるのに必要な力の
測定を行った。それぞれ、3組のフィルムサンプルにつ
いて測定を行い、それらの値の算術平均を測定値とし
た。測定値の数値が小さい程、べた付きが少なく、フィ
ルム同士の剥離が良好なことを示す。
の荷重を乗せなかった側のフィルム端を1枚づつ、それ
ぞれ引っ張り試験機のつかみ金具の上下に取り付け、重
ね合わせた2枚のフィルムを剥離させるのに必要な力の
測定を行った。それぞれ、3組のフィルムサンプルにつ
いて測定を行い、それらの値の算術平均を測定値とし
た。測定値の数値が小さい程、べた付きが少なく、フィ
ルム同士の剥離が良好なことを示す。
【0031】実施例1 〔混合デシルアルコールの調製〕マグネット式撹拌機、
ジムロート型凝縮器、熱電対温度計及び滴下装置を装着
した2リットル四つ口フラスコに市販のn‐バレルアル
デヒド688.3g、2‐メチルブチルアルデヒド1
4.2gを仕込み攪拌した。1.0重量%NaOH水溶
液を調製し、これをフラスコ中に25℃にて滴下した。
60分後に滴下を終了し、この時の系内温度は58℃で
あった。この後加熱を開始し、85℃に達してから4時
間そのまま攪拌を続けた。次に、室温まで冷却した後攪
拌を止め、油水分離し584.8g(水分0.54重量
%)の油層(アルドール縮合液)を得た。
ジムロート型凝縮器、熱電対温度計及び滴下装置を装着
した2リットル四つ口フラスコに市販のn‐バレルアル
デヒド688.3g、2‐メチルブチルアルデヒド1
4.2gを仕込み攪拌した。1.0重量%NaOH水溶
液を調製し、これをフラスコ中に25℃にて滴下した。
60分後に滴下を終了し、この時の系内温度は58℃で
あった。この後加熱を開始し、85℃に達してから4時
間そのまま攪拌を続けた。次に、室温まで冷却した後攪
拌を止め、油水分離し584.8g(水分0.54重量
%)の油層(アルドール縮合液)を得た。
【0032】磁気式撹拌機、水素調圧器及び熱電対温度
計を装着した1リットルステンレススチールオートクレ
ーブに窒素雰囲気下、アルドール縮合液の油層534.
2g及び触媒としてラネーニッケル26.5gを仕込ん
だ。系内を水素で3回置換した後、水素圧力を50Kg
/cm2 に設定し、500rpmで攪拌した。それと同
時に、電気炉を加熱し昇温を開始したところ、系内温度
が95℃付近から水素吸収が始まり、その後3.5時間
水素吸収が継続した(その間の最高到達温度は160℃
であった)。水素吸収が停止してから更に2時間、13
0から145℃で攪拌を続けた後加熱を停止した。
計を装着した1リットルステンレススチールオートクレ
ーブに窒素雰囲気下、アルドール縮合液の油層534.
2g及び触媒としてラネーニッケル26.5gを仕込ん
だ。系内を水素で3回置換した後、水素圧力を50Kg
/cm2 に設定し、500rpmで攪拌した。それと同
時に、電気炉を加熱し昇温を開始したところ、系内温度
が95℃付近から水素吸収が始まり、その後3.5時間
水素吸収が継続した(その間の最高到達温度は160℃
であった)。水素吸収が停止してから更に2時間、13
0から145℃で攪拌を続けた後加熱を停止した。
【0033】一晩放置後、メンブランフィルターを用い
て触媒を濾別したところ、540.2gの油層を得た。
この油層を25段オルダーショウ蒸留装置を用いて減圧
蒸留した。蒸留初期は減圧度30から60mmHgで運
転し、その後減圧度を10から30mmHgに変更して
塔頂温が105℃/16mmHgから106℃/17m
mHgの留出分を得た。これをキャピラリーガスクロマ
トグラフィーにて分析した結果、2‐プロピルヘプタノ
ール(2PHO)96.0重量%及び、4‐メチル‐2
‐プロピルヘキサノール(MPHO)3.9重量%を含
む混合デシルアルコールであることがわかった。
て触媒を濾別したところ、540.2gの油層を得た。
この油層を25段オルダーショウ蒸留装置を用いて減圧
蒸留した。蒸留初期は減圧度30から60mmHgで運
転し、その後減圧度を10から30mmHgに変更して
塔頂温が105℃/16mmHgから106℃/17m
mHgの留出分を得た。これをキャピラリーガスクロマ
トグラフィーにて分析した結果、2‐プロピルヘプタノ
ール(2PHO)96.0重量%及び、4‐メチル‐2
‐プロピルヘキサノール(MPHO)3.9重量%を含
む混合デシルアルコールであることがわかった。
【0034】2リットルフラスコに、原料として無水フ
タル酸413.2g及び混合デシルアルコール108
6.5gを窒素雰囲気下仕込んだ。この溶液を攪拌しな
がら加熱し反応液温度が60℃になったところで触媒で
あるテトライソプロポキシチタンの25重量%デカノー
ル溶液7.0gを加えた後、さらに220℃まで昇温し
た。
タル酸413.2g及び混合デシルアルコール108
6.5gを窒素雰囲気下仕込んだ。この溶液を攪拌しな
がら加熱し反応液温度が60℃になったところで触媒で
あるテトライソプロポキシチタンの25重量%デカノー
ル溶液7.0gを加えた後、さらに220℃まで昇温し
た。
【0035】〔フタル酸ジデシルエステルの調製〕生成
水は反応器に取り付けた油水分離器を用いて系外に除去
し、未反応アルコールは系内に戻した。反応液温度が2
20℃に到達してから1時間毎にサンプリングを実施
し、酸価が0.3以下になったところ(約5時間後)で
加熱を停止し、通常の中和、水洗、減圧蒸留及び後処理
操作を経た後、目的物であるフタル酸ジデシルエステル
(DXP−1)1160gを得た。この時の酸価は0.
021、残アルコール分は100ppm以下、水分0.
07重量%であった。
水は反応器に取り付けた油水分離器を用いて系外に除去
し、未反応アルコールは系内に戻した。反応液温度が2
20℃に到達してから1時間毎にサンプリングを実施
し、酸価が0.3以下になったところ(約5時間後)で
加熱を停止し、通常の中和、水洗、減圧蒸留及び後処理
操作を経た後、目的物であるフタル酸ジデシルエステル
(DXP−1)1160gを得た。この時の酸価は0.
021、残アルコール分は100ppm以下、水分0.
07重量%であった。
【0036】〔レザー用フイルムの製造〕平均重合度1
030のポリ塩化ビニル(チッソ(株)製:PVC ニ
ポリットSL)100重量部に対し、フタル酸ジデシル
(DXP−1)50重量部、アクリロニトリル‐ブタジ
エンゴム10重量部、エポキシ化大豆油2重量部、ステ
アリン酸バリウム1重量部、ステアリン酸亜鉛1重量
部、ステアリン酸バリウム1重量部を配合し、これを1
75℃の試験ロールにて5分間混練りし、厚さ1.3m
mのシートサンプルを作成した。さらに、これを185
℃にて2分間予熱した後、3分間150Kg/cm2 の
圧力にて加圧し厚さ1mmのフイルムを作成し、加熱重
量変化率、温水重量変化率の測定を行った。また、同じ
配合を用い同じ試験ロール条件にて混練りし、厚さ0.
075mmのフィルムを作成してべた付き剥離荷重の測
定を行った。測定結果は表1に示す。
030のポリ塩化ビニル(チッソ(株)製:PVC ニ
ポリットSL)100重量部に対し、フタル酸ジデシル
(DXP−1)50重量部、アクリロニトリル‐ブタジ
エンゴム10重量部、エポキシ化大豆油2重量部、ステ
アリン酸バリウム1重量部、ステアリン酸亜鉛1重量
部、ステアリン酸バリウム1重量部を配合し、これを1
75℃の試験ロールにて5分間混練りし、厚さ1.3m
mのシートサンプルを作成した。さらに、これを185
℃にて2分間予熱した後、3分間150Kg/cm2 の
圧力にて加圧し厚さ1mmのフイルムを作成し、加熱重
量変化率、温水重量変化率の測定を行った。また、同じ
配合を用い同じ試験ロール条件にて混練りし、厚さ0.
075mmのフィルムを作成してべた付き剥離荷重の測
定を行った。測定結果は表1に示す。
【0037】実施例2 〔混合デシルアルコールの調製〕マグネット式撹拌機、
ジムロート型凝縮器、熱電対温度計及び滴下装置を装着
した2リットル四つ口フラスコに市販のn‐バレルアル
デヒド695.3g、2‐メチルブチルアルデヒド7.
0gを仕込み攪拌した。1.0重量%NaOH水溶液を
調製し、これをフラスコ中に25℃にて滴下した。60
分後に滴下を終了し、この時の系内温度は58℃であっ
た。この後加熱を開始し、85℃に達してから4時間そ
のまま攪拌を続けた。次ぎに、室温まで冷却した後攪拌
を止め、油水分離し585.7g(水分0.56重量
%)の油層(アルドール縮合液)を得た。
ジムロート型凝縮器、熱電対温度計及び滴下装置を装着
した2リットル四つ口フラスコに市販のn‐バレルアル
デヒド695.3g、2‐メチルブチルアルデヒド7.
0gを仕込み攪拌した。1.0重量%NaOH水溶液を
調製し、これをフラスコ中に25℃にて滴下した。60
分後に滴下を終了し、この時の系内温度は58℃であっ
た。この後加熱を開始し、85℃に達してから4時間そ
のまま攪拌を続けた。次ぎに、室温まで冷却した後攪拌
を止め、油水分離し585.7g(水分0.56重量
%)の油層(アルドール縮合液)を得た。
【0038】磁気式撹拌機、水素調圧器及び熱電対温度
計を装着した1リットルステンレススチールオートクレ
ーブに窒素雰囲気下、アルドール縮合液の油層535.
1g及び触媒としてラネーニッケル26.5gを仕込ん
だ。系内を水素で3回置換した後、水素圧力を50Kg
/cm2 に設定し、500rpmで攪拌した。それと同
時に、電気炉を加熱し昇温を開始したところ、系内温度
が95℃付近から水素吸収が始まり、その後3.5時間
水素吸収が継続した(その間の最高到達温度は160℃
であった)。水素吸収が停止してから更に2時間、13
0から145℃で攪拌を続けた後加熱を停止した。
計を装着した1リットルステンレススチールオートクレ
ーブに窒素雰囲気下、アルドール縮合液の油層535.
1g及び触媒としてラネーニッケル26.5gを仕込ん
だ。系内を水素で3回置換した後、水素圧力を50Kg
/cm2 に設定し、500rpmで攪拌した。それと同
時に、電気炉を加熱し昇温を開始したところ、系内温度
が95℃付近から水素吸収が始まり、その後3.5時間
水素吸収が継続した(その間の最高到達温度は160℃
であった)。水素吸収が停止してから更に2時間、13
0から145℃で攪拌を続けた後加熱を停止した。
【0039】一晩放置後、メンブランフィルターを用い
て触媒を濾別したところ、540.2gの油層を得た。
この油層を25段オルダーショウ蒸留装置を用いて減圧
蒸留した。蒸留初期は減圧度30から60mmHgで運
転し、その後減圧度を10から30mmHgに変更して
塔頂温が105℃/15mmHgから106℃/17m
mHgの留出分を得た。これをキャピラリーガスクロマ
トグラフィーにて分析した結果、2‐プロピルヘプタノ
ール(2PHO)97.9重量%及び、4‐メチル‐2
‐プロピルヘキサノール(MPHO)2.0重量%を含
む混合デシルアルコールであることがわかった。
て触媒を濾別したところ、540.2gの油層を得た。
この油層を25段オルダーショウ蒸留装置を用いて減圧
蒸留した。蒸留初期は減圧度30から60mmHgで運
転し、その後減圧度を10から30mmHgに変更して
塔頂温が105℃/15mmHgから106℃/17m
mHgの留出分を得た。これをキャピラリーガスクロマ
トグラフィーにて分析した結果、2‐プロピルヘプタノ
ール(2PHO)97.9重量%及び、4‐メチル‐2
‐プロピルヘキサノール(MPHO)2.0重量%を含
む混合デシルアルコールであることがわかった。
【0040】〔フタル酸ジデシルエステルの調製〕2リ
ットルフラスコに、原料として無水フタル酸413.4
g及び混合デシルアルコール1086.5gを窒素雰囲
気下仕込んだ。この溶液を攪拌しながら加熱し反応液温
度が60℃になったところで触媒であるテトライソプロ
ポキシチタンの25重量%デカノール溶液7.0gを加
えた後、さらに220℃まで昇温した。生成水は反応器
に取り付けた油水分離器を用いて系外に除去し、未反応
アルコールは系内に戻した。反応液温度が220℃に到
達してから1時間毎にサンプリングを実施し、酸価が
0.3以下になったところ(約5時間後)で加熱を停止
し、通常の中和、水洗、減圧蒸留及び後処理操作を経た
後、目的物であるフタル酸ジデシルエステル(DXP−
2)1161gを得た。この時の酸価は0.020、残
アルコール分は100ppm以下、水分0.06重量%
であった。
ットルフラスコに、原料として無水フタル酸413.4
g及び混合デシルアルコール1086.5gを窒素雰囲
気下仕込んだ。この溶液を攪拌しながら加熱し反応液温
度が60℃になったところで触媒であるテトライソプロ
ポキシチタンの25重量%デカノール溶液7.0gを加
えた後、さらに220℃まで昇温した。生成水は反応器
に取り付けた油水分離器を用いて系外に除去し、未反応
アルコールは系内に戻した。反応液温度が220℃に到
達してから1時間毎にサンプリングを実施し、酸価が
0.3以下になったところ(約5時間後)で加熱を停止
し、通常の中和、水洗、減圧蒸留及び後処理操作を経た
後、目的物であるフタル酸ジデシルエステル(DXP−
2)1161gを得た。この時の酸価は0.020、残
アルコール分は100ppm以下、水分0.06重量%
であった。
【0041】〔レザー用フイルムの製造〕DXP−1を
DXP−2に変える以外は実施例1と同様とした。
DXP−2に変える以外は実施例1と同様とした。
【0042】実施例3 〔レザー用フイルムの製造〕実施例2のDXP−2の5
0重量部を70重量部に変更し、その他の配合と試験は
実施例2と同様にした。
0重量部を70重量部に変更し、その他の配合と試験は
実施例2と同様にした。
【0043】実施例4 〔レザー用フイルムの製造〕実施例2のDXP−2の5
0重量部を30重量部に変更し、その他の配合と試験は
実施例2と同様にした。
0重量部を30重量部に変更し、その他の配合と試験は
実施例2と同様にした。
【0044】実施例5 〔レザー用フイルムの製造〕実施例2のアクリルニトリ
ル‐ブタジエンゴム10重量部を25重量部に変更し、
その他の配合と試験は実施例2と同様にした。
ル‐ブタジエンゴム10重量部を25重量部に変更し、
その他の配合と試験は実施例2と同様にした。
【0045】比較例1 〔フイルムの製造〕アクリルニトリル‐ブタジエンゴム
を使用せず、その他の配合と試験は実施例2と同様にし
た。
を使用せず、その他の配合と試験は実施例2と同様にし
た。
【0046】比較例2 〔混合アルコールの調製〕マグネット式撹拌機、ジムロ
ート型凝縮器、熱電対温度計及び滴下装置を装着した2
リットル四つ口フラスコに市販のn‐バレルアルデヒド
668.0g、2‐メチルブチルアルデヒド35.5g
を仕込み攪拌した。1.0重量%NaOH水溶液を調製
し、これをフラスコ中に25℃にて滴下した。60分後
に滴下を終了し、この時の系内温度は57℃であった。
この後加熱を開始し、85℃に達してから4時間そのま
ま攪拌を続けた。次ぎに、室温まで冷却した後攪拌を止
め、油水分離し584.2g(水分0.54重量%)の
油層(アルドール縮合液)を得た。
ート型凝縮器、熱電対温度計及び滴下装置を装着した2
リットル四つ口フラスコに市販のn‐バレルアルデヒド
668.0g、2‐メチルブチルアルデヒド35.5g
を仕込み攪拌した。1.0重量%NaOH水溶液を調製
し、これをフラスコ中に25℃にて滴下した。60分後
に滴下を終了し、この時の系内温度は57℃であった。
この後加熱を開始し、85℃に達してから4時間そのま
ま攪拌を続けた。次ぎに、室温まで冷却した後攪拌を止
め、油水分離し584.2g(水分0.54重量%)の
油層(アルドール縮合液)を得た。
【0047】磁気式撹拌機、水素調圧器及び熱電対温度
計を装着した1リットルステンレススチールオートクレ
ーブに窒素雰囲気下、アルドール縮合液の油層533.
9g及び触媒としてラネーニッケル26.7gを仕込ん
だ。系内を水素で3回置換した後、水素圧力を50Kg
/cm2 に設定し、500rpmで攪拌した。それと同
時に、電気炉を加熱し昇温を開始したところ、系内温度
が95℃付近から水素吸収が始まり、その後3.5時間
水素吸収が継続した(その間の最高到達温度は160℃
であった)。水素吸収が停止してから更に2時間、13
0から145℃で攪拌を続けた後加熱を停止した。
計を装着した1リットルステンレススチールオートクレ
ーブに窒素雰囲気下、アルドール縮合液の油層533.
9g及び触媒としてラネーニッケル26.7gを仕込ん
だ。系内を水素で3回置換した後、水素圧力を50Kg
/cm2 に設定し、500rpmで攪拌した。それと同
時に、電気炉を加熱し昇温を開始したところ、系内温度
が95℃付近から水素吸収が始まり、その後3.5時間
水素吸収が継続した(その間の最高到達温度は160℃
であった)。水素吸収が停止してから更に2時間、13
0から145℃で攪拌を続けた後加熱を停止した。
【0048】一晩放置後、メンブランフィルターを用い
て触媒を濾別したところ、540.2gの油層を得た。
この油層を25段オルダーショウ蒸留装置を用いて減圧
蒸留した。蒸留初期は減圧度30から60mmHgで運
転し、その後減圧度を10から30mmHgに変更して
塔頂温が103℃/15mmHgから106℃/17m
mHgの留出分を得た。これをキャピラリーガスクロマ
トグラフィーにて分析した結果、2‐プロピルヘプタノ
ール(2PHO)89.9重量%及び、4‐メチル‐2
‐プロピルヘキサノール(MPHO)9.9重量%を含
む混合デシルアルコールであることがわかった。
て触媒を濾別したところ、540.2gの油層を得た。
この油層を25段オルダーショウ蒸留装置を用いて減圧
蒸留した。蒸留初期は減圧度30から60mmHgで運
転し、その後減圧度を10から30mmHgに変更して
塔頂温が103℃/15mmHgから106℃/17m
mHgの留出分を得た。これをキャピラリーガスクロマ
トグラフィーにて分析した結果、2‐プロピルヘプタノ
ール(2PHO)89.9重量%及び、4‐メチル‐2
‐プロピルヘキサノール(MPHO)9.9重量%を含
む混合デシルアルコールであることがわかった。
【0049】〔フタル酸ジデシルエステルの調製〕2リ
ットルフラスコに、原料として無水フタル酸413.0
g及び混合デシルアルコール1086.3gを窒素雰囲
気下仕込んだ。この溶液を攪拌しながら加熱し反応液温
度が60℃になったところで触媒であるテトライソプロ
ポキシチタンの25重量%デカノール溶液6.9gを加
えた後、さらに220℃まで昇温した。生成水は反応器
に取り付けた油水分離器を用いて系外に除去し、未反応
アルコールは系内に戻した。反応液温度が220℃に到
達してから1時間毎にサンプリングを実施し、酸価が
0.3以下になったところ(約5時間後)で加熱を停止
し、通常の中和、水洗、減圧蒸留及び後処理操作を経た
後、目的物であるフタル酸ジデシルエステル(DXP−
3)1158gを得た。この時の酸価は0.022、残
アルコール分は100ppm以下、水分0.05重量%
であった。
ットルフラスコに、原料として無水フタル酸413.0
g及び混合デシルアルコール1086.3gを窒素雰囲
気下仕込んだ。この溶液を攪拌しながら加熱し反応液温
度が60℃になったところで触媒であるテトライソプロ
ポキシチタンの25重量%デカノール溶液6.9gを加
えた後、さらに220℃まで昇温した。生成水は反応器
に取り付けた油水分離器を用いて系外に除去し、未反応
アルコールは系内に戻した。反応液温度が220℃に到
達してから1時間毎にサンプリングを実施し、酸価が
0.3以下になったところ(約5時間後)で加熱を停止
し、通常の中和、水洗、減圧蒸留及び後処理操作を経た
後、目的物であるフタル酸ジデシルエステル(DXP−
3)1158gを得た。この時の酸価は0.022、残
アルコール分は100ppm以下、水分0.05重量%
であった。
【0050】〔フイルムの製造〕DXP−1をDXP−
3に変える以外は、実施例1と同様とした。
3に変える以外は、実施例1と同様とした。
【0051】比較例3 〔混合アルコールの調製〕マグネット式撹拌機、ジムロ
ート型凝縮器、熱電対温度計および滴下装置を装着した
2リットルの四つ口フラスコに市販のn‐バレルアルデ
ヒド700.5gを仕込み攪拌した。1.0重量%Na
OH水溶液を調製し、これをフラスコ中に25℃にて滴
下した。60分後に滴下を終了し、この時の系内温度は
62℃であった。この後加熱を開始し、85℃に達して
から4時間そのまま攪拌を続けた。次ぎに、室温まで冷
却した後攪拌を止め、油水分離し585.4g(水分
0.58重量%)の油層(アルドール縮合液)を得た。
ート型凝縮器、熱電対温度計および滴下装置を装着した
2リットルの四つ口フラスコに市販のn‐バレルアルデ
ヒド700.5gを仕込み攪拌した。1.0重量%Na
OH水溶液を調製し、これをフラスコ中に25℃にて滴
下した。60分後に滴下を終了し、この時の系内温度は
62℃であった。この後加熱を開始し、85℃に達して
から4時間そのまま攪拌を続けた。次ぎに、室温まで冷
却した後攪拌を止め、油水分離し585.4g(水分
0.58重量%)の油層(アルドール縮合液)を得た。
【0052】磁気式撹拌機、水素調圧器および熱電対温
度計を装着した1リットルのステンレススチールオート
クレーブに窒素雰囲気下、アルドール縮合液の油層53
4.5g及び触媒としてラネーニッケル26.5gを仕
込んだ。系内を水素で3回置換した後、水素圧力を50
Kg/cm2 に設定し、500rpmで攪拌した。それ
と同時に、電気炉を加熱し昇温を開始したところ、系内
温度が95℃付近から水素吸収が始まり、その後3.5
時間水素吸収が継続した(その間の最高到達温度は16
0℃であった)。水素吸収が停止してから更に2時間、
130から145℃で攪拌を続けた後加熱を停止した。
度計を装着した1リットルのステンレススチールオート
クレーブに窒素雰囲気下、アルドール縮合液の油層53
4.5g及び触媒としてラネーニッケル26.5gを仕
込んだ。系内を水素で3回置換した後、水素圧力を50
Kg/cm2 に設定し、500rpmで攪拌した。それ
と同時に、電気炉を加熱し昇温を開始したところ、系内
温度が95℃付近から水素吸収が始まり、その後3.5
時間水素吸収が継続した(その間の最高到達温度は16
0℃であった)。水素吸収が停止してから更に2時間、
130から145℃で攪拌を続けた後加熱を停止した。
【0053】一晩放置後、メンブランフィルターを用い
て触媒を濾別したところ、540.4gの油層を得た。
この油層を25段オルダーショウ蒸留装置を用いて減圧
蒸留した。蒸留初期は減圧度30から60mmHgで運
転し、その後減圧度を10から30mmHgに変更して
塔頂温が112℃/20mmHgから113℃/20m
mHgの留出分を得た。これをキャピラリーガスクロマ
トグラフィーにて分析した結果、2‐プロピルヘプタノ
ール(2PHO)99.8重量%および4‐メチル‐2
‐プロピルヘキサノール(MPHO)0.1重量%を含
むデシルアルコールであることがわかった。
て触媒を濾別したところ、540.4gの油層を得た。
この油層を25段オルダーショウ蒸留装置を用いて減圧
蒸留した。蒸留初期は減圧度30から60mmHgで運
転し、その後減圧度を10から30mmHgに変更して
塔頂温が112℃/20mmHgから113℃/20m
mHgの留出分を得た。これをキャピラリーガスクロマ
トグラフィーにて分析した結果、2‐プロピルヘプタノ
ール(2PHO)99.8重量%および4‐メチル‐2
‐プロピルヘキサノール(MPHO)0.1重量%を含
むデシルアルコールであることがわかった。
【0054】〔フタル酸ジデシルエステルの調製〕2リ
ットルのフラスコに、原料として無水フタル酸413.
2gおよび混合デシルアルコール1086.5gを窒素
雰囲気下仕込んだ。この溶液を攪拌しながら加熱し反応
液温度が60℃になったところで触媒であるテトライソ
プロポキシチタンの25重量%デカノール溶液7.0g
を加えた後、さらに220℃まで昇温した。生成水は反
応器に取り付けた油水分離器を用いて系外に除去し、未
反応アルコールは系内に戻した。反応液温度が220℃
に到達してから1時間毎にサンプリングを実施し、酸価
が0.3以下になったところ(約5時間後)で加熱を停
止し、通常の中和、水洗、減圧蒸留及び後処理操作を経
た後、目的物であるフタル酸ジデシルエステル(DXP
−4)1160gを得た。この時の酸価は0.021、
残アルコール分は100ppm以下、水分0.04重量
%であった。
ットルのフラスコに、原料として無水フタル酸413.
2gおよび混合デシルアルコール1086.5gを窒素
雰囲気下仕込んだ。この溶液を攪拌しながら加熱し反応
液温度が60℃になったところで触媒であるテトライソ
プロポキシチタンの25重量%デカノール溶液7.0g
を加えた後、さらに220℃まで昇温した。生成水は反
応器に取り付けた油水分離器を用いて系外に除去し、未
反応アルコールは系内に戻した。反応液温度が220℃
に到達してから1時間毎にサンプリングを実施し、酸価
が0.3以下になったところ(約5時間後)で加熱を停
止し、通常の中和、水洗、減圧蒸留及び後処理操作を経
た後、目的物であるフタル酸ジデシルエステル(DXP
−4)1160gを得た。この時の酸価は0.021、
残アルコール分は100ppm以下、水分0.04重量
%であった。
【0055】〔フイルムの製造〕実施例1のDXP−1
を上記DXP−4に変え、実施例1と同様に行った。
を上記DXP−4に変え、実施例1と同様に行った。
【0056】比較例4 〔フイルムの製造〕実施例1の配合で、DXP−1を市
販のDOP(チッソ(株)製)に変え、その他は、実施
例1と同様に行った。
販のDOP(チッソ(株)製)に変え、その他は、実施
例1と同様に行った。
【0057】比較例5 〔フイルムの製造〕実施例1の配合で、DXP−1をフ
タル酸ジイソノニル(積水化学工業(株)製:DIN
P)に変え、その他は実施例1と同様に行った。
タル酸ジイソノニル(積水化学工業(株)製:DIN
P)に変え、その他は実施例1と同様に行った。
【0058】比較例6 〔フイルムの製造〕実施例1の配合で、DXP−1をフ
タル酸ジイソデシル(積水化学工業(株)製:DID
P)に変え、その他は実施例1と同様に行った。
タル酸ジイソデシル(積水化学工業(株)製:DID
P)に変え、その他は実施例1と同様に行った。
【0059】これらの実施例と比較例の結果を表1、表
2、表3に示す。
2、表3に示す。
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
【表3】
【0062】
【発明の効果】本発明のレザー用フイルムおよび塩化ビ
ニル樹脂製家具用レザーは、温水重量変化率、加熱重量
変化率で評価されるように、熱や水により可塑剤の消散
が少なく、そのため、可塑剤の消散によるフィルムやレ
ザーの柔軟性や強度の低下といった劣化が少なく、耐久
性がよい。また、べた付き荷重で評価されるようにべた
付き防止性がすぐれ、ノンタック性が良好で、快適に使
用できる。
ニル樹脂製家具用レザーは、温水重量変化率、加熱重量
変化率で評価されるように、熱や水により可塑剤の消散
が少なく、そのため、可塑剤の消散によるフィルムやレ
ザーの柔軟性や強度の低下といった劣化が少なく、耐久
性がよい。また、べた付き荷重で評価されるようにべた
付き防止性がすぐれ、ノンタック性が良好で、快適に使
用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 9:02) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06N 7/00 C08J 5/18 CEV C08K 5/10 C08L 27/06 C08L 9:02
Claims (2)
- 【請求項1】 2‐プロピルヘプタノール95.0重量
%〜98.5重量%および4‐メチル‐2‐プロピルヘ
キサノール1.5重量%〜5.0重量%の混合デシルア
ルコールのフタル酸ジデシルエステルからなる可塑剤2
5重量部〜75重量部、アクリロニトリル‐ブタジエン
ゴム5〜30重量部を塩化ビニル樹脂100重量部に配
合した組成物を用いることを特徴とするレザー用塩化ビ
ニル樹脂フイルム。 - 【請求項2】 2‐プロピルヘプタノール95.0重量
%〜98.5重量%および4‐メチル‐2‐プロピルヘ
キサノール1.5重量%〜5.0重量%の混合デシルア
ルコールのフタル酸ジデシルエステルからなる可塑剤2
5重量部〜75重量部、アクリロニトリル‐ブタジエン
ゴム5〜30重量部を塩化ビニル樹脂100重量部に配
合した組成物より得られるフイルム層を有することを特
徴とする塩化ビニル樹脂製家具用レザー。
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JP17887892A JP3139141B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 塩化ビニル樹脂製家具用レザー |
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ID=16056282
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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