JP3138877U - コイル用補助架台 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】横置きされた第1、第2の線材コイル27の間に配置される主架台11と、主架台11の上に弾性部材29を介して載置され、上部には第1、第2の線材コイル27に対して平行となった第3の線材コイル27を載せるコイル受け台12を備え、第3の線材コイル27の荷重を、コイル受け台12と第1、第2の線材コイル27とで分担して受ける。
【選択図】図1
Description
ところが、線材コイルを荷台の上に1段に並べて載せるだけでは、トラック等の輸送手段の利用効率が悪いので、例えば、特許文献1に外径がDの線材コイルを(1.1〜1.9)Dの間隔で配置し、各線材コイルの間に2段目の線材コイルを配置して搬送することが提案されている。
また、1段目の各線材コイルの底部には自身の線材コイルの重みのみでなく、その車両に載った線材コイルの荷重がかかるので、結局は2倍の線材コイルの荷重がかかり、更に水平方向の荷重が大きくなって、1段目の線材コイルの移動を防止するためのストッパー等に特別な措置が必要となるという問題がある。また、1段目の線材コイルの間隔を離した場合、面積に対する積載効率が小さくなるという問題もある。
更に、第1、第2の線材コイルの間隔を小さくして第3の線材コイルをその上に載せることが可能となり、これによって積載床面積に対してより多くの線材コイルを搭載することができる。
ここで、図1は本考案の一実施の形態に係るコイル用補助架台の正面図、図2は同コイル用補助架台の平面図、図3は同コイル用補助架台の側面図、図4は同コイル用補助架台の使用状態を示す正面図である。
図1に示すように、この下パイプ13〜15はそれぞれ上部開放で、中間部又は下部には止め板28が固定状態で設けられその上には弾性部材の一例であるコイルバネ29が設けられている。
この下パイプ13〜15は斜め補強部材23、24によって、図1、図4に示す状態では、両横方向から支持され、水平部材19〜22によって横方向とは直交する方向(前後方向)から支持されて、容易に支柱となる下パイプ13〜15が倒れないようになっている。
この水平ロッド31〜33の全長は、図4に示すように、2つの線材コイル27(第1、第2の線材コイルの一例)を平行に横置きした場合、その隙間cの0.9〜1.2倍の範囲となっている。なお、横置きする線材コイル27の中心間距離は、線材コイル27の直径dの1.2〜1.75倍とするのがよく、これによって、1段目の線材コイル27の間に平行に2段目の線材コイル27(第3の線材コイルの一例)を載せることができ、更にその荷重の一部をこのコイル用補助架台10で支持できる。
そして、この対となる長尺支持部材37、38を載せる水平ロッド31〜33の上表面はゴムライニングによって形成されるクッション材56(又はゴム板が貼着)が設けられて、上部に載る線材コイル27に疵を付けないようになっている。
なお、前述のように、1段目の線材コイル27の間隔は、線材コイル27の直径dの1.2〜1.75倍とするのが好ましく、この場合、コイルバネ29の縮みによって下降した水平ロッド31〜33が1段目の線材コイル27に当たらないことを条件とする。従って、水平ロッド31〜33の全長を、1段目の隣り合う線材コイル27の隙間cと同じか小さくすることができる。なお、1段目の線材コイル27には適当に木材からなるストッパー材58、59を設けるのがよい。このストッパー材58、59は木製で両側は線材コイル27の外径に合わせて円弧面が形成された転がり止め材58a、59aをそれぞれ備えている。
そして、コイル用補助架台10のコイル受け台12の上に2段目の線材コイル27を載せる。これによって、2段目の線材コイル27の荷重を1段目の2つの線材コイル27とその中央にあるコイル用補助架台10とで分散して支持し、運送中の振動によっても、疵や変形及び転倒の危険を防いで線材コイル27を搬送できる。
また、本考案は、本考案の要旨を変更しない範囲で、具体的構造を変えることもでき、例えば、主架台を大きく、コイル受け台を小さくし弾性部材を主体として線材コイルを受けるようにすることや、コイル用補助架台と線材コイルのコイル受け台を連結させ、よりコイル用補助架台を安定させることもできる。
Claims (9)
- 横置きされた第1、第2の線材コイルの間に配置される主架台と、該主架台の上に弾性部材を介して載置され、上部には前記第1、第2の線材コイルに対して平行となった第3の線材コイルを載せるコイル受け台を備え、該第3の線材コイルの荷重を、前記コイル受け台と前記第1、第2の線材コイルとで分担して受けることを特徴とするコイル用補助架台。
- 請求項1記載のコイル用補助架台において、前記主架台は、基台と、該基台に立設される複数の下パイプとを有し、前記コイル受け台は、前記各下パイプに前記弾性部材を介して上下動可能にそれぞれ連結され取り外し可能な上パイプと、該それぞれの上パイプの上部に配置された受け部材と、該それぞれの受け部材の両側に配置され、前記第3の線材コイルの下部両側をそれぞれ支持する長尺支持部材とを有することを特徴とするコイル用補助架台。
- 請求項2記載のコイル用補助架台において、前記各上パイプは該上パイプの上に設けられた前記受け部材と共に、前記下パイプを中心として水平回転可能であることを特徴とするコイル用補助架台。
- 請求項2及び3のいずれか1項に記載のコイル用補助架台において、前記複数の下パイプは、平行に配置された前記第1、第2の線材コイルの中央に沿って配置されることを特徴とするコイル用補助架台。
- 請求項2〜4のいずれか1項に記載のコイル用補助架台において、前記下パイプ内に前記上パイプが嵌入し、前記弾性部材はコイルバネからなって、前記下パイプ内に嵌入配置されていることを特徴とするコイル用補助架台。
- 請求項2〜5のいずれか1項に記載のコイル用補助架台において、前記それぞれの受け部材は両側にストッパーが設けられた水平ロッドからなって、該水平ロッドの両側に木材からなる前記長尺支持部材が配置されていることを特徴とするコイル用補助架台。
- 請求項6記載のコイル用補助架台において、前記木材からなる長尺支持部材には上部に載せる前記第3の線材コイルの外側形状に沿って円弧面が設けられていることを特徴とするコイル用補助架台。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載のコイル用補助架台において、前記コイル受け台が前記第3の線材コイルの荷重の30〜80%を支持することを特徴とするコイル用補助架台。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載のコイル用補助架台において、前記第1、第2の線材コイルの間隔は、同一外径の前記第1〜第3の線材コイルの直径の1.2〜1.75倍の範囲にあることを特徴とするコイル用補助架台。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007008531U JP3138877U (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | コイル用補助架台 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007008531U JP3138877U (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | コイル用補助架台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3138877U true JP3138877U (ja) | 2008-01-24 |
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ID=43289144
Family Applications (1)
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JP2007008531U Expired - Lifetime JP3138877U (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | コイル用補助架台 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3138877U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20100107597A (ko) * | 2009-03-26 | 2010-10-06 | 주식회사 포스코 | 코일 제품의 회전장치 |
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2007
- 2007-11-05 JP JP2007008531U patent/JP3138877U/ja not_active Expired - Lifetime
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