JP3138781U - グレーチング - Google Patents

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好邦 仲平
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Abstract

【課題】暗闇の中で発光して視認性を高めることにより、歩行者等への安全性の向上を図ることができるグレーチングを提供すること。
【解決手段】矩形の外枠と、該外枠に平行に架設された複数のベアリングバー1とを備えたグレーチングにおいて、前記ベアリングバー1は上部に断面が略V字状の凹部4が形成されているとともに、この凹部4内には蓄光材7を含有した装飾部材5が充填されている。なお、前記装飾部材は、破砕ガラスビーズ6と、アルミン酸系の蓄光材7と、無色透明のエポキシ樹脂8との混合物からなるものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、暗闇の中で発光して視認性を高めることにより、歩行者等への安全性の向上を図ることができるグレーチングに関するものである。
従来から、側溝やマンホール等を覆うグレーチングの基本的な形状として、矩形の外枠内に、断面がI型の鋼材からなるベアリングバーを平行に複数本併設するとともに、このベアリングバーが車両等の通行によって曲がらないように、クロスバーを交差して設けたものが知られている。しかしながら、グレーチングは一般道路や公園等の公共の場所において多く用いられるものであり、鋼材が剥き出しの状態では、景観を損なうという問題点や、スリップしやすく危険であるという問題点や、降雨時には雨が跳ねて煩わしい等の問題点があった。また、ベアリングバーが細くて長いため、車椅子の車輪や、ハイヒールの踵や杖の先端部がはまってしまい危険であるという問題点もあった。
そこで、特許文献1や特許文献2に示されるように、ベアリングバーの断面を略T字状またはL字状にして上面側に幅広の凹部を形成し、この凹部に滑り止め材を貼着したものや、上面側にガラスカレットを収納させたものが提案され、上記問題点の解決が図られている。
しかしながら、最近では、更に夜間の通行者やランニングする人への支援や、地震等の突然な災害発生時における道路案内などの安全性向上の役割も期待されるようになってきており、そのような新たな機能を付加したグレーチングの開発が要求されている。
特開2003−13487号公報 特開2006−9340号公報
本考案は上記のような問題点を解決して、景観を損なうことがなく、スリップや雨の跳ね上がりを防止でき、またベアリングバーの間に車椅子の車輪やハイヒールの踵や杖の先端部がはまるのを防止できることは勿論のこと、更には、夜間の通行者やランニングする人への支援や、地震等の突然な災害発生時における道路案内などの安全性向上も図ることができるグレーチングを提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本考案のグレーチングは、矩形の外枠と、該外枠に平行に架設された複数のベアリングバーとを備えたグレーチングにおいて、前記ベアリングバーは上部に断面が略V字状の凹部が形成されているとともに、この凹部内には蓄光材を含有した装飾部材が充填されていることを特徴とするものである。
装飾部材は、破砕ガラスビーズと、アルミン酸系の蓄光材と、無色透明のエポキシ樹脂との混合物からなるものであり、これを請求項2に係る考案とする。
装飾部材は、重量%で破砕ガラスビーズ:蓄光材:エポキシ樹脂の混合比が、40:40:20〜65:15:20の範囲にあることが好ましく、これを請求項3に係る考案とする。
破砕ガラスビーズの粒径は0.2〜1.2mm、蓄光材の粒径は0.5〜1.0mmの範囲にあることが好ましく、これを請求項4に係る考案とする。
破砕ガラスビーズは、リサイクルしたガラスカレットより成形されるものであることが好ましく、これを請求項5に係る考案とする。
装飾部材が着色されていることが好ましく、これを請求項6に係る考案とする。
本考案のグレーチングでは、ベアリングバーは上部に断面が略V字状の凹部が形成されているとともに、この凹部内には蓄光材を含有した装飾部材が充填されているものとしたので、ベアリングバー間の隙間が狭くなり車椅子の車輪やハイヒールの踵や杖の先端部がはまるのを防止し、また蓄夜間には光材が発光して道路案内するので安全性を向上させることができる。
請求項2に係る考案では、装飾部材を破砕ガラスビーズと、アルミン酸系の蓄光材と、無色透明のエポキシ樹脂との混合物からなるものとしたので、蓄光材がガラスビーズとの相乗効果により発光効果を一段と向上させることができる。また、アルミン酸系の蓄光材としたので、屋外での使用にも変色を生じることがなく長期間使用することができる。
請求項3に係る考案では、装飾部材は、重量%で破砕ガラスビーズ:蓄光材:エポキシ樹脂の混合比が、40:40:20〜65:15:20の範囲にあるものとしたので、取り扱い性に優れ、凹部内への充填、乾燥処理が容易となる。
請求項4に係る考案では、破砕ガラスビーズの粒径は0.2〜1.2mm、蓄光材の粒径は0.5〜1.0mmの範囲にあるものとしたので、視認性の高い光を発光することができる。
請求項5に係る考案では、破砕ガラスビーズは、リサイクルしたガラスカレットより成形されるものとしたので、資源の再利用を図ることができ、また無公害である。
請求項6に係る考案では、装飾部材が着色されているものとしたので、周囲の景色に合せた色調を選択でき、景観を損なうことがない。
以下に、図面を参照しつつ本考案の好ましい実施の形態を示す。
図1は、本考案に係るグレーチングの斜視図を示すものであり、図において、1は長方形の外枠(図示せず)に平行に架設された複数のベアリングバー、2はクロスバー、3は外枠の一部であるエンドプレートである。
図2に示されるように、前記ベアリングバー1は、上部に断面が略V字状の凹部4が形成されており、この凹部4内には蓄光材を含有した装飾部材5が充填された構造となっている。
なお、図示のものでは、ベアリングバー1は全体としては、断面が略Y字状のものを示しているが、その他、断面が略L字状、T字状等の上面側に幅広の凹部4を形成できる形状であれば、いずれでもよい。また、凹部4の形状についても、断面が略V字状のみならず、U字状や半円状、矩形状等いずれであってもよいことは勿論である。
また装飾部材5は、図3に示されるように、破砕ガラスビーズ6と、アルミン酸系の蓄光材7と、エポキシ樹脂8の混合物からなるものである。
なお、破砕ガラスビーズ6は、リサイクルしたガラスカレットより成形されるものを用いることが好ましい。この場合は、省資源化を図ることができ、また着色ガラスカレットを用いるとカラーリングの効果も奏する。
蓄光材7は、太陽光や蛍光灯などの光を吸収して蓄光(励起)し、暗所で発光する性質を持っている。そして、蓄光材は、光の照射により、蓄光、発光(残光ということもある)を何度でも繰り返すことができるため、暗所にて視認を必要とする防災、安全のための標識や標示などに利用できる。
また、蓄光材7としては大別して硫化亜鉛系のものと、アルミン酸系のものがあるが、硫化亜鉛系のものは屋外で使用した場合は紫外線の影響で黒変するという問題や、発光時間が短いという問題がある。これに対して、アルミン酸系のものは耐候性に優れ、かつ発光時間も長いという利点がある。従って、本考案では蓄光材7は、アルミン酸系のものを用いる。
蓄光材7のより具体的な例としては、一般式がMAl24あるいはMAl1425等で表される化合物(Mは、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムからなる群から選択された少なくとも一つ以上の金属元素)を母結晶として、付活剤としてユーロピウム(Eu)が用いられ、他に共付活剤としてジスプロシウム(Dy)、ネオジウム(Nd)などが使用され、例えば、SrAl24:Eu,Dy、Sr4Al1425:Eu,Dy、CaAl24:Eu,Nd等の蓄光材を用いる。また、他の例として、Y22Sを母結晶としてユーロピウム(Eu)、マグネシウム(Mg)、チタン(Ti)等の付活剤を使用したY23:Eu、Y23:Eu,Mg等の蓄光材の1種または2種以上を用いることもできる。
なお、上記以外の蓄光材を用いることができることは勿論であるが、より好ましくは、青色の光は人の気持ちを静める作用があることから青色に発光するSr4Al1425:Eu,Dyで表される蓄光材を用いるのが好ましい。
また、破砕ガラスビーズ6の粒径は、0.2〜1.2mmの範囲、蓄光材7の粒径は、0.5〜1.0mmの範囲にあることが好ましい。
この範囲より小さいと細かすぎて十分な発光を行うことが難しく、一方、この範囲より大きいと均一な分散が難しくなるからである。
また装飾部材5は、重量%で破砕ガラスビーズ:蓄光材:エポキシ樹脂の混合比が、40:40:20〜65:15:20の範囲にあることが好ましい。
蓄光材の含有量が15重量%未満では十分な発光を確保することが難しく、一方、40重量%を超えても発光量の向上にはさほど影響がなくなるとともに、コスト的にも高くなるからである。
また、前記エポキシ樹脂8は、ガラスビーズ6、蓄光材7のバインダーとして機能するものであり、液状の変性エポキシ樹脂である。
その他、熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマー等の種々のエラストマーも適宜用いることができる。具体例としては、例えば、ウレタンゴム、シリコーンゴム、スチレン系ゴム(SBR、SEBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、ニトリルゴム(NR)、クロロプレンゴム(CR)等が挙げられる。
なお、装飾部材5は、前記したガラスビーズ6の着色のみならず、顔料を添加することにより装飾部材全体が着色されているものとすることもできる。
次に、本考案のグレーチングの生産方法について説明する。
グレーチング用の特殊形鋼からなる圧接パネルを切断し、切断面にエンドプレートを溶接してグレーチングを形成する。ついで、これに亜鉛メッキ等の防錆処理を施す。
一方、所定の混合量で破砕ガラスビーズと蓄光材を混合し、これに所定量の液状エポキシ樹脂を加えて十分に混合する。
得られた混合物を、先に準備したグレーチングの上面側にある凹部内に充填し、最後に乾燥処理して、凹部内に蓄光材を含有した装飾部材が充填されているグレーチングを得ることができる。
以上の説明からも明らかなように、本考案は景観を損なうことがなく、スリップや雨の跳ね上がりを防止でき、またベアリングバーの間に車椅子の車輪やハイヒールの踵や杖の先端部がはまるのを防止できることは勿論のこと、更には、夜間の通行者やランニングする人への支援や、地震等の突然な災害発生時における道路案内などの安全性向上も図ることができることとなる。
更には、夜間に万一、火災、地震などの災害発生によって停電した場合にも、蓄光材の発光によりパニック陥ることなく道路案内ができ、位置確認ができて安全に避難できるという利点もある。
本考案の実施の形態を示す斜視図である。 ベアリングバーを示す正面図である。 装飾部材を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 ベアリングバー
2 クロスバー
3 エンドプレート
4 凹部
5 装飾部材
6 ガラスビーズ
7 蓄光材
8 エポキシ樹脂

Claims (6)

  1. 矩形の外枠と、該外枠に平行に架設された複数のベアリングバーとを備えたグレーチングにおいて、前記ベアリングバーは上部に断面が略V字状の凹部が形成されているとともに、この凹部内には蓄光材を含有した装飾部材が充填されていることを特徴とするグレーチング。
  2. 装飾部材は、破砕ガラスビーズと、アルミン酸系の蓄光材と、無色透明のエポキシ樹脂との混合物からなるものである請求項1に記載のグレーチング。
  3. 装飾部材は、重量%で破砕ガラスビーズ:蓄光材:エポキシ樹脂の混合比が、40:40:20〜65:15:20の範囲にある請求項1または2に記載のグレーチング。
  4. 破砕ガラスビーズの粒径は0.2〜1.2mm、蓄光材の粒径は0.5〜1.0mmの範囲にある請求項1〜3のいずれかに記載のグレーチング。
  5. 破砕ガラスビーズは、リサイクルしたガラスカレットより成形されるものである請求項1〜4のいずれかに記載のグレーチング。
  6. 装飾部材が着色されている請求項1〜5のいずれかに記載のグレーチング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012440A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Yamashita Mitsuo 樹脂製蓄光グレーチング

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