JP3138183B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

飲料供給装置

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JP3138183B2
JP3138183B2 JP07156273A JP15627395A JP3138183B2 JP 3138183 B2 JP3138183 B2 JP 3138183B2 JP 07156273 A JP07156273 A JP 07156273A JP 15627395 A JP15627395 A JP 15627395A JP 3138183 B2 JP3138183 B2 JP 3138183B2
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英樹 中島
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原料から複数杯分の
飲料を抽出できる抽出機および抽出機によって抽出され
た飲料を貯蔵する貯蔵部を備え、需要者の供給命令に応
じて貯蔵部から飲料を供給する飲料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料供給装置として、レギュラーコーヒ
の自動販売機のように、温水とコーヒ豆から複数杯分の
レギュラーコーヒを抽出できる抽出機および抽出機によ
って抽出されたレギュラーコーヒを貯蔵する貯蔵部を備
え、需要者の供給命令に応じて貯蔵部からレギュラーコ
ーヒを供給するものがある。
【0003】本出願人は、この種の飲料供給装置とし
て、次のようなものを既に開発して、特許出願している
(特開平1−237899号公報参照)。すなわち、予
め定められた時間帯の供給杯数の実績値が計数される。
上記時間帯について過去所定日数分の供給杯数の実績値
に基づいて、次回の上記時間帯の供給杯数の予測値が予
測される。そして、上記次回の上記時間帯の開始時刻に
は、上記次回の上記時間帯についての予測値に対応した
供給杯数分の飲料が抽出機により予め抽出されて貯蔵部
に貯蔵される。
【0004】次回の上記時間帯の供給杯数の予測値は、
具体的には、上記時間帯について過去所定日数分の供給
杯数の実績値、前回の予測値および各種補正係数を、予
め定められた予測値算出式に代入することによって求め
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、次回
の所定時間帯の供給杯数の予測値を得るためには、管理
者が複数の補正係数を入力する必要があり、手間がかか
るという問題がある。
【0006】また、予測値に対応した供給杯数分の飲料
を抽出機により予め抽出するといったことが直前に行な
われる時間帯は、飲料の供給が集中する時間帯を管理者
が予測して、予め入力しておく必要があった。このた
め、飲料供給装置の設置場所ごとに、管理者は、飲料の
供給が集中する時間帯を予測して入力しなければなら
ず、その操作が面倒であるとともに、飲料の供給が集中
する時間帯を正確に予測することが困難であるという問
題があった。
【0007】この発明の目的は、飲料の供給が集中する
時間帯を自動的に予測して決定することができ、管理者
の負担が軽減される飲料供給装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による飲料供給
装置は、原料から複数杯分の飲料を抽出できる抽出機お
よび抽出機によって抽出された飲料を貯蔵する貯蔵部を
備え、需要者の供給命令に応じて貯蔵部から飲料を供給
する飲料供給装置において、過去の供給杯数の実績値に
基づいて、飲料の供給が集中する時間帯を予測する予測
手段、および予測された各時間帯の直前に、複数杯分の
飲料を抽出機により抽出して貯蔵部に蓄積する飲料蓄積
手段、を有し、前記予測手段は、過去の供給杯数の実績
値に基づいて、ニューラルネットワークにより、翌日の
1日分の供給杯数を予測する第1手段、過去の供給杯数
の実績値に基づいて、所定時間ずつずれた複数の時間帯
ごとの供給杯数の、全時間帯分の供給杯数に対する比率
を算出する第2手段、予測された翌日の1日分の供給杯
数と、算出された各時間帯ごとの供給杯数の全時間帯分
の供給杯数に対する比率とに基づいて、翌日の各時間帯
ごとの供給杯数の予測値を算出する第3手段、および翌
日の各時間帯ごとの供給杯数の予測値と、しきい値とに
基づいて、翌日において飲料の供給が集中する時間帯を
決定する第4手段、を備えていることを特徴とする。
【0009】予測された各時間帯おいては、飲料が供給
されるごとに、貯蔵部から供給された杯数分の飲料を抽
出機により抽出して貯蔵部に補給する飲料補給手段を設
けることが好ましい。
【0010】また、上記第4手段としては、たとえば、
翌日の各時間帯ごとに、各時間帯の供給杯数の予測値
が、しきい値より大きいか否かを判定する手段、および
供給杯数の予測値が、しきい値より大きい時間帯につい
ては、その時間帯の開始時刻から所定時間までの間を、
飲料の供給が集中する時間帯と決定する手段を備えてい
るものが用いられる。
【0011】
【0012】
【作用】過去の供給杯数の実績値に基づいて、飲料の供
給が集中する時間帯が予測される。そして、予測された
各時間帯の直前に、複数杯分の飲料が抽出機により抽出
されて貯蔵部に蓄積される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明を飲料自動
販売機に適用した場合の実施例について説明する。
【0014】図1は、飲料自動販売機の内部機構を示し
ている。
【0015】飲料自動販売機のケース1内の上段部に
は、温水が貯蔵された温水タンク2および粉末化された
コーヒ豆が貯蔵されたコーヒ豆タンク3が設けられてい
る。ケース1内の中段部には、複数杯分のコーヒを抽出
することができる抽出機4および抽出機4によって抽出
されたコーヒを貯蔵する貯蔵部5が設けられている。ケ
ース1内の下段部には、飲料取出口6が設けられてい
る。飲料取出口6には、販売時にコップ7が自動的にセ
ットされる。
【0016】コーヒを抽出する際には、まず、コーヒ豆
タンク3の下部に設けられたオーガー8が回転駆動され
ることによりコーヒ豆が抽出機4内のフィルタ9上に供
給される。この後、温水供給用電磁弁10が開けられて
温水タンク2内の温水が抽出機4に注がれるとともに、
高圧の圧縮空気が抽出機4内に送られることにより、コ
ーヒが抽出される。抽出されたコーヒは、貯蔵部5に貯
蔵される。
【0017】貯蔵部5内には、コーヒを保温するための
ヒータ11および貯蔵部5内のコーヒの残量を検出する
ための残量検出器12が設けられている。
【0018】所定金額以上の硬貨または紙幣が投入また
は挿入された後にコーヒが指定された場合にコーヒが供
給される。通常時のコーヒ販売は、次のようにして行な
われる。
【0019】すなわち、所定金額以上の硬貨または紙幣
が投入または挿入された後、コーヒが指定された場合に
は、残量検出器12に基づいて貯蔵部5内にコーヒが存
在するか否かが判別される。貯蔵部5内にコーヒが存在
する場合には、飲料供給用電磁弁13が所定期間開か
れ、ノズル14を介してコーヒがコップ7に供給され
る。一方、貯蔵部5内にコーヒが存在しない場合には、
抽出機4によって1杯分のコーヒが抽出された後、飲料
供給用電磁弁13が所定時間開かれ、抽出したコーヒが
コップ7に供給される。通常時に行なわれるこのような
コーヒ販売処理を通常販売処理ということにする。
【0020】通常時のコーヒ販売では、1杯ずつ抽出を
行なっているため、1杯の販売動作に、30秒の時間が
かかる。1杯の販売動作に要する時間を短縮しようとす
ると、複数杯分のコーヒを抽出しておいて、貯蔵部5に
貯蔵しておけばよい。しかしながら、複数杯分のコーヒ
を貯蔵部5に貯蔵した後、所定時間(たとえば、60
分)以上経過しても、貯蔵している全てのコーヒが販売
されないときには、コーヒの風味が低下するので抽出し
たコーヒが廃棄されるため、コーヒが無駄になる。
【0021】この飲料自動販売機では、後述するよう
に、コーヒの販売が集中すると予測される翌日の時間帯
がその前日に予測される。そして、翌日の予測された時
間帯においては、その直前に所定杯数分のコーヒを予め
抽出して貯蔵部5に貯蔵しておくことにより、コーヒの
無駄をできるだけ少なくするとともに、コーヒの供給時
間の短縮化を図っている。
【0022】コーヒの販売が集中すると予測される時間
帯を、以下、ON時間帯ということにする。また、ON
時間帯の直前に、所定杯数分のコーヒを予め抽出して貯
蔵部5に貯蔵する処理を事前抽出処理ということにす
る。ON時間帯においては、その時間帯においてコーヒ
が販売されるごとに、その貯蔵部5から供給された杯数
分のコーヒが抽出されて貯蔵部5に補給される。ON時
間帯におけるこのようなコーヒの補給を伴うコーヒの販
売処理を、バッチブリュー処理ということにする。
【0023】図2は、飲料自動販売機の電気的構成を示
している。
【0024】飲料自動販売機は、制御装置20によって
制御される。制御装置20には、温水供給用電磁弁10
の駆動装置21、オーガー8の駆動装置22、フィルタ
9の送り装置23、ヒータ11の駆動装置24、飲料供
給用電磁弁13の駆動装置25等が出力機器として接続
されている。
【0025】制御装置20には、残量検出器11、投入
硬貨または挿入紙幣の種別および枚数を判別する判別装
置31、商品選択スイッチ32、赤外線検知器などの人
検知器33等が入力機器として接続されている。
【0026】人検知器33は、飲料自動販売機が設置さ
れた営業所の営業日と休業日とを判別するためのデータ
を獲得するために設けられたものである。人検知器33
は、営業所内の所定領域を通行する人を検知するごと
に、人検知信号を制御装置20に送る。
【0027】制御装置20は、コーヒの販売量の実績値
データを収集し、過去2週間分のコーヒの販売量の実績
値データを保存する。保存されるコーヒの販売量の実績
値データには、所定時間単位、たとえば5分単位のコー
ヒの販売量の実績値データと、1日単位のコーヒの販売
量の実績値データとがある。
【0028】また、人検知器33の出力に基づいて、通
行人数のデータを収集し、過去2週間分の通行人数のデ
ータを保存する。保存される通行人数のデータには、所
定時間単位、たとえば5分単位の通行人数のデータと、
1日単位の通行人数のデータとがある。
【0029】図3は、1日単位の集計データを示してい
る。1日単位の集計データは、日付けと、その日のコー
ヒの販売量と、その日の通行人数と、営業所が休業日で
あるか営業日かを示すフラグデータとからなる。集計デ
ータに保存されるフラグデータは、後述する”当日の休
業日判定処理”によって生成される。
【0030】制御装置20によって行なわれる処理に
は、コーヒの販売量のデータ収集および通行人数のデー
タ収集処理の他、1日の終了近くの時刻、たとえば、2
3:59に行なわれる事前処理(図4参照)と、その翌
日において行なわれる休業日判定処理(翌日の休業日判
定処理)(図9参照)と、販売時に行なわれる逐次処理
(図10参照)とがある。以下、これらの処理につい
て、詳しく説明する。翌日の休業日判定処理が行なわれ
る時刻(休業日判定時刻)およびその判定しきい値は、
事前処理によって決定される。
【0031】〔1〕事前処理の説明 事前処理では、図4に示すように、当日の休業日判定処
理(ステップ1)、1日単位の集計データの更新処理
(ステップ2)、翌日の休業日判定時刻およびしきい値
算出処理(ステップ3)ならびに、翌日においてコーヒ
の販売が集中する時間帯(ON時間帯)を決定するため
の翌日のON/OFF時間帯決定処理(ステップ4)が
行なわれる。
【0032】〔1−1〕当日の休業日判定処理の説明 図5は、当日の休業日判定処理手順を示している。ま
ず、当日を除く過去13日分の1日単位の通行人数デー
タが読み込まれる(ステップ11)。また、当日の通行
人数データが読み込まれる(ステップ12)。
【0033】次に、読み込まれた2週間分の通行人数デ
ータが、少ないものから順番に並べられ、隣り合うデー
タ間の差が算出される(ステップ13)。算出された1
3個の差のうち、最も大きな差がある位置を境界とし、
当日の通行人数データが境界より通行人数データの少な
い方に位置しているか否かが判定される(ステップ1
4)。
【0034】当日の通行人数データが境界より通行人数
データの少ない方に位置している場合には、当日は休業
日であると判定され(ステップ15)、当日の通行人数
データが境界より通行人数データの多い方に位置してい
る場合には、当日は営業日であると判定される(ステッ
プ16)。
【0035】〔1−2〕1日単位の集計データの更新処
理の説明 1日単位の集計データの更新処理では、当日の通行人数
データ、当日のコーヒ販売量データおよび当日の休業日
判定処理結果に応じたフラグデータが、当日の日付けに
関連して保存される。
【0036】〔1−3〕翌日の休業日判定時刻およびし
きい値算出処理の説明 図6は、翌日の休業日判定時刻およびしきい値算出処理
手順を示している。
【0037】まず、当日を含む過去14日分の5分単位
の通行人数データが読み込まれる(ステップ21)。次
に、仮の判定時刻として、予め定められた探索開始時刻
が設定される(ステップ22)。探索開始時刻として
は、たとえば、6:00が設定される。
【0038】次に、0:00から現在設定されている仮
判定時刻までの通行人数の総和が、過去14日の日ごと
に算出される(ステップ23)。そして、算出結果のう
ちから、営業日における最小値と、休業日における最大
値とが抽出される(ステップ24)。
【0039】次に、抽出された営業日における最小値
が、休業日における最大値より大きいか否かが判別され
る(ステップ25)。営業日における最小値が、休業日
における最大値以下である場合には、現在設定されてい
る仮判定時刻は休業日を判定する時刻としては早すぎる
と判断され、ステップ26に進む。ステップ26では、
現在設定されている仮判定時刻が予め定められた探索終
了時刻に達したか否かが判別される。探索終了時刻とし
ては、たとえば、9:00が設定される。
【0040】現在設定されている仮判定時刻が予め定め
られた探索終了時刻に達していなければ、仮判定時刻が
所定分、たとえば5分間だけ進められた後(ステップ2
7)、すなわち、仮判定時刻が更新された後、ステップ
22に戻る。そして、新たに更新された仮判定時刻を用
いて、ステップ22〜25の処理が行なわれる。
【0041】このようにして、ステップ22〜27の処
理が繰り返され、ステップ25において、ステップ24
で抽出された営業日における最小値が、休業日における
最大値より大きいと判別されると、現在設定されている
仮判定時刻が、翌日において休業日判定を行なう時刻
(休業日判定時刻)として決定される(ステップ2
8)。また、ステップ24で抽出された営業日における
最小値と、休業日における最大値との平均値が算出さ
れ、算出結果が翌日において行なわれる休業日判定に用
いられるしきい値に決定される(ステップ29)。
【0042】なお、ステップ26において、現在設定さ
れている仮判定時刻が、探索終了時刻に達していると判
別された場合には、現在設定されている仮判定時刻、す
なわち、探索終了時刻が、翌日において休業日判定を行
なう時刻(休業日判定時刻)として決定される(ステッ
プ28)。
【0043】〔1−4〕翌日のON/OFF時間帯決定
処理の説明 図7は、翌日のON/OFF時間帯決定処理手順を示し
ている。
【0044】まず、当日を含む過去14日分の5分単位
のコーヒ販売量データおよび1日単位のコーヒ販売量デ
ータが読み込まれる(ステップ31)。
【0045】次に、1日単位のコーヒ販売量データに基
づいて、翌日の1日分のコーヒ販売量が予測される(ス
テップ32)。この予測は、ニューラルネットワークに
よって行なわれる。
【0046】過去14日分の1日単位のコーヒ販売量デ
ータを、古いものから順に、a1 、a2 、a3 …a14
する。まず、a1 、a2 、a3 を入力パターンとし、a
4 を教師データとして、ニューラルネットワークが学習
せしめられる。次に、a2 、a3 、a4 を入力パターン
とし、a5 を教師データとして、ニューラルネットワー
クが学習せしめられる。
【0047】このようにして、入力パターンおよび教師
データが1日ずつ更新されて、ニューラルネットワーク
が学習せしめられる。したがって、最後のニューラルネ
ットワークの学習では、a11、a12、a13が入力パター
ンとされ、a14が教師データとされる。
【0048】このような学習の後、a12、a13、a14
ニューラルネットワークに入力され、その出力A15が翌
日の1日分のコーヒ販売量の予測値とされる。
【0049】ステップ32の処理の後、過去14日分の
5分単位のコーヒ販売量データに基づいて、所定時間ず
つずれた廃棄時間単位の時間帯ごとに、過去14日分の
販売量の総和が算出される(ステップ33)。
【0050】ところで、コーヒを貯蔵部5に最後に貯蔵
または補給した時点から、コーヒが販売されずに、一定
時間経過したときには、貯蔵している全てのコーヒが廃
棄される。この一定時間を廃棄時間といい、この例で
は、たとえば60分に決定される。
【0051】ステップ33では、図8に示すように、所
定時間t、たとえば、5分ずつずれた60分単位の時間
帯T i(i=1,2,3…)ごとに、過去14日分の販
売量の総和が算出される。すなわち、過去14日の1日
ごとに、各時間帯Ti のコーヒ販売量biが算出され
る。そして、各時間帯Ti ごとに、過去14日分のコー
ヒ販売量biの総和Σj i が求められる。ここで、Σ
j は、時間帯Ti に対して14日分のbi を累積するこ
とを意味する。
【0052】次に、各時間帯Ti ごとの過去14日分の
コーヒ販売量biの総和Σj i が、全時間帯Ti に渡
って累積されることにより、累積値Σi Σj i が算出
される(ステップ34)。ここで、Σi は、時間帯Ti
ごとのΣj i を、全時間帯にわたって累積することを
意味する。
【0053】次に、時間帯Ti ごとのコーヒ販売量の平
均構成比が求められる(ステップ35)。つまり、各時
間帯Ti ごとに、各時間帯Ti ごとの総和Σj i の累
積値Σi Σj i に対する、各時間帯Ti ごとの総和Σ
j i の比(Σj i /ΣiΣj i )が算出される。
各時間帯Ti ごと算出された比(Σj i /Σi Σj
i )が、各時間帯Ti のコーヒ販売量の平均構成比とさ
れる。
【0054】次に、ステップ32で求められた翌日の1
日分のコーヒ販売量の予測値A15と、各時間帯Ti のコ
ーヒ販売量biの平均構成比(Σj i /Σi Σ
j i )とに基づいて、翌日の時間帯Ti ごとのコーヒ
販売量の予測値が求められる(ステップ36)。
【0055】すなわち、翌日の1日分のコーヒ販売量の
予測値A15に、各時間帯Ti のコーヒ販売量biの平均
構成比(Σj i /Σi Σj i )をそれぞれ乗算する
ことにより、翌日の時間帯Ti ごとのコーヒ販売量の予
測値〔Di =A15・(Σj i /Σi Σj i )〕が求
められる。
【0056】次に、翌日の時間帯Ti のコーヒ販売量の
予測値Di ごとに、予測値Di が、予め定められたしき
い値αより大きいか否かが判別され、予測値Di が予め
定められたしきい値αより大きい時間帯Ti について
は、当該時間帯Ti の最初の5分間がON時間帯に決定
される(ステップ37)。しきい値αとしては、たとえ
ば、貯蔵部5に蓄積できるコーヒの杯数が用いられる。
この例では、しきい値αは3である。なお、ON時間帯
以外の時間帯をOFF時間帯ということにする。
【0057】1つの時間帯Ti に設定されるON時間帯
は5分間である。しかしながら、連続した時間帯Ti
おいてON時間帯が設定された場合には、それらの時間
帯T i ごとのON時間帯は連続し、ON時間帯は5分よ
り長い時間となる。
【0058】連続した時間帯Ti においてON時間帯が
設定されている場合には、それらの時間帯Ti ごとのO
N時間帯の集合である1連の時間帯を、1つのON時間
帯として取り扱うことにする。翌日において、各ON時
間帯の直前においては、所定杯数分、この例では3杯分
のコーヒが予め抽出されて貯蔵部5に貯蔵される(事前
抽出処理)。
【0059】〔2〕翌日の休業日判定処理の説明 図9は、翌日の休業日判定処理手順を示している。
【0060】この休業日判定処理は、前日に行なわれた
事前処理で求められた休業日判定時刻になったときに、
実行される。
【0061】休業日判定時刻になると、0:00から休
業日判定時刻までの通行人数が算出される(ステップ4
1)。次に、算出された通行人数が、前日に行なわれた
事前処理で求められたしきい値と比較される(ステップ
42)。
【0062】算出された通行人数がしきい値より多けれ
ば当日は営業日であると判定され(ステップ43)、算
出された通行人数がしきい値以下であれば当日は休業日
であると判定される(ステップ44)。
【0063】当日が休業日と判定された場合には、休業
日補正処理が行なわれる(ステップ45)。すなわち、
前日に行なわれた事前処理で決定されたON時間帯のう
ち、休業日判定時刻以降の全てのON時間帯がOFF時
間帯に変更される。
【0064】〔3〕逐次処理の説明 図10は、販売時に行なわれる逐次処理手順を示してい
る。
【0065】逐次処理は、所定金額以上の硬貨または紙
幣が投入または挿入された後にコーヒが指定された場合
に実行される。
【0066】所定金額以上の硬貨または紙幣が投入また
は挿入された後にコーヒが指定されると、現在時刻が、
ON時間帯か否かが判別される(ステップ51)。
【0067】現在時刻が、ON時間帯でないときには、
通常販売処理が行なわれる(ステップ52)。すなわ
ち、まず、残量検出器12に基づいて貯蔵部5内にコー
ヒが存在するか否かが判別される。貯蔵部5内にコーヒ
が存在する場合には、飲料供給用電磁弁13が所定期間
開かれ、ノズル14を介してコーヒがコップ7に供給さ
れる。一方、貯蔵部5内にコーヒが存在しない場合に
は、抽出機4によって1杯分のコーヒが抽出された後、
飲料供給用電磁弁13が所定時間開かれ、抽出したコー
ヒがコップ7に供給される。
【0068】現在時刻が、ON時間帯であるときには、
バッチブリュー処理が行なわれる(ステップ53)。O
N時間帯においては、貯蔵部5内にコーヒが蓄積されて
いるので、飲料供給用電磁弁13が所定期間開かれ、ノ
ズル14を介してコーヒがコップ7に供給されるととも
に、抽出機4によって貯蔵部5から供給された杯数分の
コーヒが抽出されて貯蔵部5にコーヒが補給される。
【0069】当日のON時間帯が図11に示すように決
定されている場合には、各ON時間帯の直前において、
事前抽出処理が行なわれる。すなわち、3杯分のコーヒ
が予め抽出されて貯蔵部5に貯蔵される。また、各ON
時間帯において、コーヒが販売されるときには、バッチ
ブリュー処理が行なわれる。ON時間帯以外のOFF時
間帯において、コーヒが販売されるときには通常販売処
理が行なわれる。
【0070】なお、事前抽出処理およびバッチブリュー
処理において、最新に貯蔵部5にコーヒが貯蔵または補
給された時刻から、コーヒが販売されずに60分が経過
したときには、貯蔵部5内のコーヒが強制的に廃棄され
る。
【0071】〔4〕変形例の説明
【0072】以下、上記実施例の変形例について説明す
る。
【0073】〔4−1〕実績異常値補正処理の説明 上記事前処理においては、過去のコーヒ販売量の実績値
に基づいて、翌日のON/OFF時間帯が決定されてい
る。ところが、飲料販売機のメンテナンスが行なわれて
いた場合、コーヒが売り切れてしまっていた場合には、
販売量の実績値が異常値となることがある。過去の販売
量の実績値の中に異常値が存在すると、翌日のON/O
FF時間帯の決定に悪影響が及ぶ。
【0074】そこで、過去の販売量の実績値に基づい
て、翌日のON/OFF時間帯を決定する際に、異常値
を補正するための実績異常値補正処理を行なうことが好
ましい。
【0075】実績異常値補正処理を行なうために、飲料
販売機のメンテナンスが行なわれていた日時が、飲料販
売機のカバー開信号等に基づいて検出されかつ保存され
る。また、コーヒが売り切れていた日時が、コーヒ売り
切れ信号に基づいて検出されかつ保存される。飲料販売
機のメンテナンスが行なわれていた日時およびコーヒが
売り切れていた日時を、異常時発生日時ということにす
る。異常時発生日時は、5分単位の時間帯データとして
保存されているものとする。
【0076】図12は、実績異常値補正処理手順を示し
ている。まず、異常時発生日時が読み込まれる(ステッ
プ61)。
【0077】次に、5分単位の各異常時発生日時ごと
に、その日時(時間帯)のコーヒ販売量データを除外し
て、その日時(時間帯)に対する過去2週間分のコーヒ
販売量データの平均値が求められる(ステップ62)。
【0078】この際、異常時発生日時が営業日であれ
ば、過去2週間のうち、その日と休業日以外の営業日の
当該時間帯のコーヒ販売量データの平均値を求め、異常
時発生日時が休業日であれば、過去2週間のうち、その
日と営業日以外の休業日の当該時間帯のコーヒ販売量デ
ータの平均値を求めることが好ましい。
【0079】そして、各異常時発生日時ごとに求められ
た平均値が、当該異常時発生日時のコーヒ販売量である
とみなされて、コーヒ販売量データが補正される(ステ
ップ63)。
【0080】このようにして補正されたコーヒ販売量デ
ータに基づいて、翌日のON/OFF時間帯が決定され
る。
【0081】〔4−2〕廃棄時補正処理の説明 ON時間帯において、コーヒの廃棄処理が行なわれたと
きには、ON時間帯において、予測した販売量より販売
量が少ないと判断し、当該ON時間帯のうち残りの時間
帯をOFF時間帯にすることが好ましい。このようにす
ると、当該ON時間帯のうち残りの時間帯では、バッチ
ブリュー処理ではなく通常販売処理が行なわれる。
【0082】〔4−3〕ON時間帯開始時刻補正処理 休憩時刻等、コーヒの販売が集中する時刻が予め分かっ
ている場合には、ON時間帯を決定した直後において、
コーヒの販売が集中する時刻に基づいて、次のようなO
N時間帯開始時刻補正処理を行なうことが好ましい。
【0083】すなわち、決定されたON時間帯の途中
に、コーヒの販売が集中すると予めわかっている時刻が
あるときには、当該ON時間帯の開始時刻を所定時間
分、たとえば10分だけ後の時刻に変更する。
【0084】〔4−4〕ON時間帯終了時刻補正処理 ON時間帯を決定した直後において、次のようなON時
間帯終了時刻補正処理を行なうことが好ましい。
【0085】すなわち、各ON時間帯ごとに、各ON時
間帯の終了時刻から、3杯前のコーヒが販売されると予
測される時刻が、過去の平日のコーヒ販売データに基づ
いて算出される。そして、各ON時間帯の終了時刻が、
当該ON時間帯について算出された時刻に変更される。
【0086】〔4−5〕残業補正処理 残業有りか否かの判定(残業日判定)を、上述した”翌
日の休業日判定処理”と同様な手法により判定し、当日
が残業有りの日であると判定された場合には、当日のO
N時間帯のうち、残業日判定時刻以降の全てのON時間
帯をOFF時間帯に変更する(残業補正処理)ようにし
てもよい。
【0087】残業補正処理を行なう場合には、事前処理
において、図5に示す”当日の休業日判定処理”と同様
な手法で”当日の残業日判定処理”が行なわれるととも
に、図6に示す”翌日の休業日判定時刻およびしきい値
算出処理”と同様な手法で”翌日の残業日判定時刻およ
びしきい値算出処理”が行なわれる。また、翌日におい
ては、図9に示す”休業日判定処理”と同様な手法で”
残業日判定処理”が行なわれる。
【0088】”当日の残業日判定処理”と、図5に示
す”当日の休業日判定処理”との違いは、残業開始時刻
が例えば17:30とすると、”当日の残業日判定処
理”では例えば17:00以降の通行人数データが用い
られることである。
【0089】また、”翌日の残業日判定時刻およびしき
い値算出処理”と、図6に示す”翌日の休業日判定時刻
およびしきい値算出処理”との違いは、図6のステップ
23において、17:00から仮判定時刻までの通行人
数の総和が各日ごとに算出されること、ステップ24、
25の”営業日における最小値”が”残業有りの日にお
ける最小値”となり、”休業日における最大値”が”残
業無しの日における最大値”となることである。
【0090】また、翌日において行なわれる”残業日判
定処理”と、図9に示す”休業日判定処理”との違い
は、図9のステップ41において、17:00から残業
日判定時刻までの通行人数が算出される点である。
【0091】
【発明の効果】この発明によれば、飲料の供給が集中す
る時間帯を自動的に予測して決定することができる。し
たがって、管理者の負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】飲料自動販売機の内部構造を示す概略構成図で
ある。
【図2】飲料自動販売機の電気的な構成を示すブロック
図である。
【図3】1日単位の集計データの例を示す模式図であ
る。
【図4】事前処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】当日の休業日判定処理手順を示すフローチャー
トである。
【図6】翌日の休業日判定時刻およびしきい値算出処理
手順を示すフローチャートである。
【図7】翌日のON/OFF時間帯決定処理手順を示す
フローチャートである。
【図8】翌日のON/OFF時間帯決定処理を説明する
ための説明図である。
【図9】翌日の休業日判定処理手順を示すフローチャー
トである。
【図10】逐次処理手順を示すフローチャートである。
【図11】翌日のON/OFF時間帯決定処理で決定さ
れたON時間帯と、通常販売処理、バッチブリュー処理
および事前抽出処理が行なわれる時間帯との関係を示す
模式図である。
【図12】実績異常値補正処理手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
4 抽出機 5 貯蔵部 20 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−282547(JP,A) 特開 平2−288998(JP,A) 特開 平1−237899(JP,A) 特開 平5−135274(JP,A) 特開 平8−63662(JP,A) 特開 平8−63664(JP,A) 特開 平8−106574(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 13/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料から複数杯分の飲料を抽出できる抽
    出機および抽出機によって抽出された飲料を貯蔵する貯
    蔵部を備え、需要者の供給命令に応じて貯蔵部から飲料
    を供給する飲料供給装置において、 過去の供給杯数の実績値に基づいて、飲料の供給が集中
    する時間帯を予測する予測手段、および予測された各時
    間帯の直前に、複数杯分の飲料を抽出機により抽出して
    貯蔵部に蓄積する飲料蓄積手段、を有し、 前記予測手段は、 過去の供給杯数の実績値に基づいて、ニューラルネット
    ワークにより、翌日の1日分の供給杯数を予測する第1
    手段、 過去の供給杯数の実績値に基づいて、所定時間ずつずれ
    た複数の時間帯ごとの供給杯数の、全時間帯分の供給杯
    数に対する比率を算出する第2手段、 予測された翌日の1日分の供給杯数と、算出された各時
    間帯ごとの供給杯数の全時間帯分の供給杯数に対する比
    率とに基づいて、翌日の各時間帯ごとの供給杯数の予測
    値を算出する第3手段、 および翌日の各時間帯ごとの供給杯数の予測値と、しき
    い値とに基づいて、翌日において飲料の供給が集中する
    時間帯を決定する第4手段 、を備えている飲料供給装
    置。
  2. 【請求項2】 予測された各時間帯おいては、飲料が供
    給されるごとに、貯蔵部から供給された杯数分の飲料を
    抽出機により抽出して貯蔵部に補給する飲料補給手段を
    備えている請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記第4手段は、 翌日の各時間帯ごとに、各時間帯の供給杯数の予測値
    が、しきい値より大きいか否かを判定する手段、および
    供給杯数の予測値が、しきい値より大きい時間帯につい
    ては、その時間帯の開始時刻から所定時間までの間を、
    飲料の供給が集中する時間帯と決定する手段、を備えて
    いる請求項1および2のいずれかに記載の飲料供給装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102021472B1 (ko) 2018-07-27 2019-09-17 성민준 힌지가 구성된 안전 나사못

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