JP3923275B2 - 遊技用装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は遊技機に関わる情報を収集する遊技用装置に関し、特に、一日の営業にかかる情報の推移を集計するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技用装置(遊技機の管理装置の他、島コンピュータ、台コンピュータ、呼出ランプ等の周辺機器)は、遊技機から外部情報として出力される遊技機の賞球数、回収球(入玉、アウト球)数等の遊技関連情報を収集し、集計していた。
【0003】
そして、管理装置(遊技用装置)では、予め設定された時間(時刻)毎に、一日の集計データ(売上情報、入客情報など)がどのように推移したかを集計している。
【0004】
この集計データの推移を生成するに当たって、遊技用装置では開店(営業開始)時刻から閉店(営業終了)時刻まで、遊技関連情報を収集しており、収集した集計データに基づいて、開店時刻から閉店時刻までの正時(あるいは定時)毎にサンプリングデータ(集計データの中から所定の情報を抽出したもの)を抽出し、一日の集計データの推移情報を生成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のように定時毎にサンプリングデータを抽出する場合に、開店時刻及び閉店時刻では、入店した遊技者が遊技を行っていない場合が多い。つまり、遊技者は入店してから、カード購入あるいは両替などを行ってから遊技を開始するので、入店から遊技開始までにタイムラグがある。また、閉店間際では景品交換所の混雑を回避するために、早めに遊技を切り上げてしまう場合がある。
【0006】
また、遊技者が開店時刻から遊技を開始しても、遊技関連情報が出力されるまでにタイムラグが存在する。例えば、稼働を見る回収球(入玉、アウト球)の検出においても、遊技球発射から遊技領域を通って、遊技機から排出されるまでの時間、回収球計数部が所定数をカウントしてから回収球信号を出力するまでの時間などがタイムラグとなる。
【0007】
このため、開店時刻に200人の遊技者が来場した場合、営業現場(従業員)の感覚は盛況であっても、200人の遊技者が遊技を開始するのにタイムラグが生じるため、開店時刻で集計したデータ上では0または極めて小さいものでしかない。つまり、開店時刻でサンプリングしたデータは、営業現場の感覚と乖離したものとなる。
【0008】
このように、開店時刻または閉店時刻で収集したサンプリングデータは、見かけの遊技動向(入客状態または遊技状態)に比べて過小なデータとなる傾向があり、抽出したサンプリングデータがユーザー(ホール)の要求するデータから乖離してしまうという問題があった。
【0009】
そこで本発明は、見かけの遊技動向からサンプリングデータが乖離するのを抑制し、遊技者の遊技動向に即した有用な推移情報を集計する遊技用装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、遊技場に設置された複数の遊技機に関わる遊技関連情報を集計する遊技用装置であって、
前記遊技関連情報を収集し、少なくとも遊技場の開店時刻から閉店時刻までの集計データを生成する集計データ生成手段と、前記集計データ生成手段によって収集された集計データから所定の時間間隔で所定のデータをサンプリングデータとして抽出するデータ抽出手段と、開店時のデータをサンプリングデータとして抽出する場合に、前記遊技関連情報のうち前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報が所定の基準値に達した時点を開店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正する開店時点補正手段と、前記開店時点補正手段により補正されたデータ抽出タイミングで抽出された開店補正時点のサンプリングデータと、開店時刻から所定の時間間隔で抽出したサンプリングデータとから時間的推移情報を生成する時間的推移情報生成手段と、を備える。なお、データ抽出タイミングは、所定の時間間隔毎に設定された集計データの抽出時点である。
【0011】
また、第2の発明は、遊技場に設置された複数の遊技機に関わる遊技関連情報を集計する遊技用装置であって、前記遊技関連情報を収集し、少なくとも遊技場の開店時刻から閉店時刻までの集計データを生成する集計データ生成手段と、前記集計データ生成手段によって収集された集計データから所定の時間間隔で所定のデータをサンプリングデータとして抽出するデータ抽出手段と、閉店時のデータをサンプリングデータとして抽出する場合に、前記遊技関連情報のうち前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報を最後に取得した時点を閉店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正する閉店時点補正手段と、前記閉店時点補正手段により補正されたデータ抽出タイミングで抽出された閉店補正時点のサンプリングデータと、開店時刻から所定の時間間隔で抽出したサンプリングデータとから時間的推移情報を生成する時間的推移情報生成手段と、を備える。
【0012】
また、第3の発明は、遊技場に設置された複数の遊技機に関わる遊技関連情報を集計する遊技用装置であって、前記遊技関連情報を収集し、少なくとも遊技場の開店時刻から閉店時刻までの集計データを生成する集計データ生成手段と、前記集計データ生成手段によって収集された集計データから所定の時間間隔で所定のデータをサンプリングデータとして抽出するデータ抽出手段と、開店時のデータをサンプリングデータとして抽出する場合に、前記遊技関連情報のうち前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報が所定の基準値に達した時点を開店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正する開店時点補正手段と、閉店時のデータをサンプリングデータとして抽出する場合に、前記遊技関連情報のうち前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報を最後に取得した時点を閉店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正する閉店時点補正手段と、前記開店時点補正手段により補正されたデータ抽出タイミングで抽出された開店補正時点のサンプリングデータと、前記閉店時点補正手段により補正されたデータ抽出タイミングで抽出された閉店補正時点のサンプリングデータと、開店時刻から所定の時間間隔で抽出したサンプリングデータとから時間的推移情報を生成する時間的推移情報生成手段と、を備える。
【0015】
また、第4の発明は、前記第1又は第3の発明において、前記開店時点補正手段は、前記遊技関連情報のうち、前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報が所定の基準値に達した時点と、予め設定した時間だけ開店時刻から遅らせた時点のうち、早い方を開店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正する。
【0016】
また、第5の発明は、前記第2又は第3の発明において、前記閉店時点補正手段は、前記遊技関連情報のうち、前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報を最後に取得した時点と、予め設定した時間だけ閉店時刻から遡った時点のうち、遅い方を閉店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正する。
【0017】
また、第6の発明は、前記第1ないし第5の発明のいずれかひとつにおいて、前記データ抽出手段は、前記遊技関連情報のうち、前記遊技機の稼働台数に関する情報を抽出し、前記時間的推移情報生成手段は、前記抽出した稼働台数に関する情報に基づいて、時系列的な入客推移を生成する。
【0018】
また、第7の発明は、前記第1ないし第6の発明のいずれかひとつにおいて、前記集計データ生成手段は、前記遊技機から所定の周期で収集した遊技関連情報に基づいて遊技機が少なくとも稼働状態または休止状態のいずれにあるかを判定する見かけ稼働算出手段を含み、前記データ抽出手段は、この稼働状態に基づく稼働情報を入客に関するサンプリングデータとして抽出する。
【0020】
【発明の作用および効果】
第1ないし第3の発明では、遊技場に設置された複数の遊技機に関わる遊技関連情報を遊技場の開店時刻から閉店時刻まで集計し、これら集計データから所定の時間間隔で抽出した所定のデータをサンプリングデータとして抽出する際に、データ抽出手段における開店時刻と閉店時刻のデータ抽出タイミングを、それぞれ開店補正時点と閉店補正時点に補正することで、開店時刻から実際に遊技が開始されるまでのタイムラグ(入店直後の遊技者がカードの購入や両替などに要するタイムラグ)を補正して開店補正時点のサンプリングデータを抽出でき、また、閉店時刻の以前に大半の遊技者が遊技を終了することを考慮して、閉店補正時点のサンプリングデータを抽出することができ、開店補正時点と閉店補正時点のサンプリングデータと、所定の時間間隔毎のサンプリングデータとから生成した時系列的な時間的推移情報を生成することにより、見かけの遊技動向からサンプリングデータが乖離するのを防いで、遊技者の遊技動向(入客状態または遊技状態)に即した有用な推移情報を集計することが可能となる。
【0025】
また、第4の発明は、遊技関連情報のうち監視対象のうち予め設定した情報が所定の基準値に達した時点と、予め設定した時間だけ開店時刻から遅らせた時点のうち、早い方をデータ抽出タイミングとするので、悪天候などの事情により客足が無い場合、監視対象の設定条件成立(所定情報の基準値の到達)を待っていると、開店補正時点が所定の時間間隔を超えてしまう場合も予想されるが、監視対象が設定条件を満たさなくとも、開店時刻から予め設定した時間後にサンプリングデータが抽出されるので、開店補正時点が開店時刻の次の所定時間より後になるのを防いで、矛盾のない時間的推移情報を得ることができる。
また、開店補正時点のデータ抽出タイミングを、開店時刻から遅れた時点に補正することで、開店時刻で入店した遊技者がカードの購入や両替に費やす時間(タイムラグ)を考慮して、実質的な営業開始時点(開店補正時点)でサンプリングデータの抽出を行うことが可能となる。
【0026】
また、第5の発明は、遊技関連情報のうち監視対象のうち予め設定した情報を最後に取得した時点と、予め設定した時間だけ閉店時刻から遡った時点のうち、遅い方をデータ抽出タイミングとするので、悪天候などの事情により遊技者が早めに遊技を終了した場合、監視対象の設定条件成立(所定情報の最後の取得)が閉店時刻よりも所定時間間隔以前であっても、2つの時点の内、遅い方を閉店補正時点としてサンプリングデータを抽出するので、閉店補正時点が閉店時刻の前の所定時間以前になるのを防いで、矛盾のない時間的推移情報を得ることができる。
また、閉店補正時点のデータ抽出タイミングを、閉店時刻から遡った時点に補正することで、景品交換所の混雑などを回避するために、早めに遊技を終了するのを考慮して、実質的な営業終了時点(閉店補正時点)でサンプリングデータの抽出を行うことが可能となる。
【0027】
また、第6の発明は、サンプリングデータが、遊技関連情報のうち、前記遊技機の稼働台数に関する情報で構成され、時系列的な入客推移情報により一日の営業状態の変動を正確に把握できる。
【0028】
また、第7の発明は、入客に関するサンプリングデータとして、遊技者が遊技機を占有していると判断できる遊技機の稼働状態を判定し、この稼働状態から求めた稼働情報をサンプリングデータとして抽出することで、遊技者の遊技動向を正確に把握することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0030】
図1は、本発明の実施の形態の遊技用装置のシステム構成図であり、遊技場(ホール)における管理装置の代表的な接続形態を示す。
【0031】
遊技機1は島設備に複数台ずつ設置されており、遊技機1毎又は複数(例えば2台)の遊技機1に1台の収集アダプタ(台コンピュータ)2が接続されている。具体的には、遊技機から特賞信号、確変信号、スタート信号、権利中信号等の遊技に関わる信号が出力されており、これらの信号は収集アダプタ2に入力される。そして、これらの信号は収集アダプタ2からネットワーク3を介して、管理装置(ホールコンピュータ)4に送信される。
【0032】
なお、管理装置4と収集アダプタ2との間に、島毎の中間集計装置としての島コンピュータを設けてもよい。また、収集アダプタ2や島コンピュータを介さず遊技機1と管理装置4とが直接接続されるように構成してもよい。また、収集アダプタ2が、遊技機1の過去の稼働状況(スタート回数、大当り回数等)を表示する情報開示機器や呼出ランプなどを兼ねる構成としてもよい。
【0033】
本実施の形態では、後述するように、遊技場全体を管理する管理装置4に遊技機の稼働状況のデータを収集するものであるが、台毎に、あるいは島毎に管理する遊技用装置としての管理装置(例えば、情報収集機器、情報開示機器等のコンピュータ装置)に本発明を適用することもできる。
【0034】
図2は、本発明の実施の形態における遊技機周辺のブロック図であり、遊技機からの情報の収集を示す。
【0035】
遊技機1からは遊技に関わる外部情報が出力されている。この遊技機1から出力される信号には、上タンク内の賞品球が不足していることを示し、島設備からの球の補給を促す「球切れ信号」、所定数(例えば10個)の賞球を排出する毎に出力される「賞球信号」、所定数(例えば25個)の遊技球を貸し出す毎に出力される「球貸信号」、変動表示装置が変動表示を開始したときに出力される「スタート信号」、変動表示装置の変動表示が停止したときに出力される「図柄確定信号」、特別遊技状態(大当り状態)中に出力される「大当り信号」、確率変動中に出力される「確変信号」等がある。
【0036】
また、遊技機1に併設される玉貸機7からは、玉貸機7が貸し出す球の対価として投入された金額に対応した「売上信号」が出力される。また、図示しないカード自販機(発行機)からも売上信号が出力される。
【0037】
また、遊技機1が設置される島設備には、遊技機1に遊技球(賞球、貸球)を補給する補給ユニットと、遊技機1から回収球(入玉、アウト球)を回収する回収ユニットが設けられている。補給ユニットは、遊技機1に補給した球数を計数する補給数計数部5を有しており、補給数計数部5は補給球を計数した結果の補給情報を補給数信号としてパルス信号(例えば、10個で1パルス)で出力する。回収ユニットは、遊技機1から回収した回収球(入玉、アウト球)を計数する回収球計数部6を有しており、回収球計数部6は回収球(入玉、アウト球)を計数した結果の稼働情報を回収球信号としてパルス信号(例えば、10個で1パルス)で出力する。
【0038】
図3は、本発明の実施の形態における遊技用装置の機能ブロック図である。
【0039】
遊技機1からの賞球数等の外部情報は遊技用装置(管理装置)4に入力され、回収球計数部6からの回収球信号及び玉貸機7からの売上信号が遊技用装置4に入力される。
【0040】
管理装置4は、予め設定した開店時刻(営業終了時点)から閉店時刻(営業終了時点)まで所定の時間間隔(例えば、1時間毎)で、これらの信号により遊技機1が稼働して、遊技が行われていることを検出して集計データとして集計し、定時毎のサンプリングデータを抽出し、図示しない出力手段(表示装置や印刷装置)へサンプリングデータの推移を出力する。
【0041】
これら遊技機1、回収球計数部6、玉貸機7からの信号は、遊技用装置4の集計データ生成手段41に入力され、集計データ生成手段41は上記各信号に基づいて集計データとして生成し、記憶する。なお、集計データは、例えば、島設備からの回収球信号や遊技機1からの各種信号に基づく稼働台数や、玉貸機7からの売上信号に基づく売上金額(売上情報)などで構成される。
【0042】
データ抽出手段42は、開店時刻から所定の時間間隔で閉店時刻まで集計データを抽出したものをサンプリングデータとし、これらサンプリングされたサンプリングデータは時間的推移情報生成手段44に入力され、記憶される。なお、集計データ生成手段41は、複数種の遊技関連情報を集計データとして蓄積し、データ抽出手段42は、予め設定した遊技関連情報について抽出し、この抽出結果をサンプリングデータとして出力する。
【0043】
ここで、データ抽出手段42のデータ抽出タイミングは、補正手段43によって、開店時刻と閉店時刻のサンプリングタイミングが後述するように補正され、この補正されたサンプリングタイミングで抽出したサンプリングデータが、開店補正時点及び閉店補正時点のサンプリングデータとして出力される。
【0044】
そして、時間的推移情報生成手段44では、データ抽出手段42からのサンプリングデータを、開店時刻から閉店時刻までの定時毎のサンプリングデータ推移(時間的推移情報)として集計し、図示しない表示装置や印刷装置へ一日のサンプリングデータ推移を出力する。
【0045】
データ抽出手段42は、所定の時間間隔ごとに集計データを抽出してサンプリングデータの抽出を行うが、前記従来例で述べたように、開店時刻や閉店時刻でサンプリングした遊技関連情報には、上述のように、入店から遊技開始までのタイムラグや閉店直前の早めの遊技終了などの誤差が含まれてしまう。
【0046】
つまり、遊技者が入店してから、カード購入あるいは両替などをした後に遊技を開始するので、入店から遊技開始までのタイムラグと、また、遊技者が開店時刻から遊技を開始しても、遊技関連情報が出力されるまでにタイムラグが存在し、例えば、稼働を見る回収球(入玉、アウト球)の検出においても、遊技球発射から遊技領域を通って、遊技機から排出されるまでの時間、回収計数部が所定数をカウントしてから回収球信号を出力するまでの時間などがタイムラグとなり、これらタイムラグにより開店時刻で抽出したサンプリングデータは、営業現場の感覚と乖離する。
【0047】
そこで、補正手段43は、データ抽出手段42で集計データの抽出を行う時点が開店時刻または閉店時刻であれば、データ抽出手段42でサンプリングする時点(時刻)を変更するよう指令して、開店補正時点または閉店補正時点のサンプリングデータが見かけ上の営業状態を反映するように補正する。
【0048】
そして、開店補正時点及び閉店補正時点のサンプリングデータは、実際に集計データを抽出する時刻がそれぞれ補正されて、見かけ上の営業状態を反映したものとなり、定時毎のサンプリングデータとともに記憶されるのである。
【0049】
図4は、データ抽出手段42及び補正手段43で行われるサンプリングタイミング補正処理の一例を示すフローチャートであり、以下、これに基づいて管理装置4で行われるサンプリングデータ集計処理について説明する。
【0050】
まず、ステップS1では、次のデータ抽出タイミングが開店時抽出タイミングであるか否かを判定し、開店時抽出タイミングであれば、ステップS3に進んで、開店補正時点のサンプリングデータを抽出する抽出タイミング(時刻)を変更するため、予め設定された開店補正値+αを取得する。
【0051】
この開店補正値+αは、例えば、「+5分」、「+10分」、「+15分」等のように設定されて、開店時刻から遅延(+オフセット値)したサンプリングタイミング(データ抽出タイミング)に補正するものである。
【0052】
一方、ステップS2では、次のデータ抽出タイミングが閉店時抽出タイミングであるか否かを判定し、閉店時抽出タイミングであれば、ステップS4に進んで、閉店補正時点のサンプリングデータを抽出する抽出タイミング(時刻)を変更するため、予め設定された閉店補正値−αを取得する。
【0053】
この閉店補正値−αは、例えば、「−5分」、「−10分」、「−15分」等のように設定されて、閉店時刻から所定時間だけ遡った(−オフセット値)サンプリングタイミングに補正するものである。
【0054】
そして、ステップS5では、データ抽出タイミングが開店または閉店のときに、上記ステップS3、S4で取得した開店補正値+αまたは閉店補正値−αを、開店時刻または閉店時刻に加算してサンプリングタイミング(抽出時刻)を得る。なお、これら補正値+α、−αは、その絶対値が所定の時間間隔よりも小さく設定される。
【0055】
このサンプリングタイミングの補正により、データ抽出手段42では、開店時刻を開店補正値+αだけ経過した時刻を実質的な開店補正時点として集計データをサンプリングし、時間的推移情報生成手段44は、この開店補正時点のサンプリングデータを開店時刻のサンプリングデータとして記憶する。
【0056】
つまり、図5において、開店時刻を10時とすると、サンプリングされるサンプリングデータ(例えば、遊技機1の稼働台数で図中客数)は、10時から開店補正値+αだけ遅延した時刻のものが、開店補正時点のサンプリングデータとしてサンプリングされ、時間的推移情報生成手段44では、開店時刻から+αだけ遅れた開店補正時点のサンプリングデータを開店時刻のサンプリングデータとして記憶する。
【0057】
これにより、遊技者が入店してから実際に遊技を開始するまでのタイムラグを補正して、正確なサンプリングデータを把握することができるのである。
【0058】
次に、開店時刻+αで集計データをサンプリングした後は、開店時刻を起算点として所定の時間間隔で集計データをサンプリングし、これを定時毎(または正時毎)のサンプリングデータとして記憶する。
【0059】
例えば、図5において、サンプリングの時間間隔を1時間とした場合、開店時刻を10時とすると、実質的な開店補正時点は10時+αとなり、この時点で集計データをサンプリングした後、次回のサンプリングは、開店時刻の10時から1時間後の11時に行われる。
【0060】
そして、閉店時刻を22時とすると、サンプリングされるサンプリングデータは、22時から閉店補正値−αだけ遡った時刻が実質的な閉店補正時点となり、データ抽出手段42は、集計データ生成手段41に記憶された集計データのうち、閉店時刻から−αだけ過去の集計データをサンプリングして、これを閉店補正時点におけるサンプリングデータとして出力し、時間的推移情報生成手段44では、サンプリングタイミングを補正された閉店補正時点のサンプリングデータを閉店時刻のサンプリングデータとして記憶する。
【0061】
これにより、遊技者が閉店間際で景品交換所が混雑するのを回避するため、早めに遊技を終了しても、データ抽出手段42は閉店時刻より−αだけ遡った集計データに基づいてサンプリングしたものを閉店時刻のサンプリングデータとすることができるため、閉店直前の営業状態を反映させることができ、一日のサンプリングデータの推移を適切に表すことができるのである。
【0062】
こうして、データ抽出手段42では、開店補正値+αと閉店補正値−αで補正されたサンプリングタイミングにより、開店時刻と閉店時刻におけるサンプリングデータのサンプリングタイミングを補正し、この補正された開店補正時点と閉店補正時点でサンプリングしたサンプリングデータを、時間的推移情報生成手段44で開店時刻と閉店時刻のサンプリングデータとして集計し、開店時刻から所定の時間間隔毎に集計したサンプリングデータ推移を生成し記憶する。
【0063】
そして、時間的推移情報生成手段は44は、サンプリングタイミングを補正された開店補正時点と閉店補正時点のサンプリングデータと、定時毎のサンプリングデータとを時系列的に集計し、図6の下段(補正あり)に示すように、データの抽出時刻に対応するサンプリングデータを一覧表図(あるいはグラフ)の形態にして、図示しない表示装置や印刷装置に出力する。
【0064】
定時毎のサンプリングデータ推移は、例えば図6に示すようになる。図6は、開店時刻の10時から閉店時刻の22時まで、1時間毎に集計した遊技機1の稼働台数(客数)を示し、下段(補正あり)が補正手段43によって補正を行ったサンプリングデータ推移(時間的推移情報)を示し、上段(補正なし)が前記従来例と同じく補正を行わない場合のサンプリングデータ推移を示す。
【0065】
図6において、開店時刻(10時)では、前記従来例と同じく補正を行わない上段の場合は、遊技者は入店したものの、カードの購入や両替などのタイムラグがあるため、図中上段のように稼働台数=0となり、実際の遊技者(客)の入店状態が反映しない値が開店時刻でのサンプリングデータとなる。
【0066】
一方、本願発明の管理装置4では、開店時刻では補正値+αだけ遅延した時刻を開店補正時点として補正して集計データをサンプリングしており、上述のような入店から遊技開始までのタイムラグを吸収して、図中下段(補正あり)のように、入店客数に応じた稼働台数(図中130台)を得ることができるのである。
【0067】
開店補正時点以降は、開店時刻(10時から)所定の時間間隔(1時間)で抽出したサンプリングデータを集計し、例えば、11時では140台、12時では180台となる。
【0068】
さらに、図6において、閉店時刻(22時)では、前記従来例と同じく補正を行わない上段の場合には、遊技者は景品交換所の混雑を避けるため、閉店時刻直前で、遊技を終了することが多く、22時でサンプリングした場は、図中上段のように稼働台数=「10」となり、実際の入客状態を反映しない閉店時刻でのサンプリングデータとなる。
【0069】
これに対して、本願発明の管理装置4では、閉店時刻から補正値−αだけ遡った時点で集計データをサンプリングしたものを閉店補正時点のサンプリングデータとしており、図中下段(補正あり)のように稼働台数=「70」となり、上述のような遊技者の早めの退出を考慮して、実際の入店客数に応じたサンプリングデータを得ることが可能となる。
【0070】
このように、開店補正時刻と閉店補正時刻に対応するサンプリングデータは、開店補正時点と閉店補正時点で抽出した集計データを用いることで、見かけの遊技動向(入客状態または遊技状態)からサンプリングデータが乖離するのを防止でき、集計した一日のサンプリングデータ推移(時間的推移情報)は、開店時刻から閉店時刻まで有用な情報(営業にかかる推移情報)とすることが可能となって、遊技場の経営に必要なデータを得ることができるのである。
【0071】
次に、図7は、サンプリングデータとして遊技機1の稼働台数を用いる場合の集計データ生成手段41のブロック図を示す。
【0072】
遊技機1からの賞球数等の外部情報と、回収球計数部6からの回収球信号が遊技用装置としての管理装置4を構成する集計データ生成手段41の見かけ稼働算出手段51に入力される。
【0073】
遊技機1及び、回収球計数部6、玉貸機等の付帯設備からの遊技に基づく信号は、遊技用装置4の集計データ生成手段41に入力され、遊技機1等から所定のタイミングで送信されてくる信号によりこれらの情報を収集する。なお、これらの情報収集は、遊技用装置4から回収球計数部6等に対するポーリングによって行うようにしてもよい。
【0074】
見かけ稼働算出手段51では、収集した遊技関連情報に基づいて、遊技者が遊技をした結果として得られる情報として、見かけの稼働状態に関する情報を算出する。
【0075】
この見かけ稼働情報としては、例えば、後述するように、遊技機1が「稼働状態」(稼働中)、「未確定状態」、「休止状態」のいずれにあるかを判定し、例えば「稼働状態」と判定されている時間(見かけ稼働時間)を算出し、見かけ稼働算出手段51は、この算出結果を集計データとして送出する。
【0076】
図8は、見かけ稼働算出手段51で行われる、稼働状態の判定を示す状態遷移図である。
【0077】
まず、遊技機1から取得した遊技関連情報に、回収球(入玉、アウト球)が発生した場合には、稼働ありと判定し、稼働状態(遊技者が遊技をしていると判断した状態)を設定する。回収球(入玉、アウト球)が発生しなかった場合には、遊技者が遊技を中断している状態と、止めた状態とを判別できない為、未確定状態(稼働状態であるか、あるいは休止状態であるかの判断を留保した状態)を設定する。
【0078】
そして、未確定状態において、設定時間内に回収球(入玉、アウト球)が発生した場合には、稼働があったと判定して稼働状態を設定する。このとき、未確定状態は、稼働があった(遊技者が遊技機を占有していた)ものと判断して、稼働状態であったと判定される。遊技者は、一定して遊技を継続する訳ではなく、小休止や遊技機1の始動記憶が一杯のとき、あるいは球貸しのためにカードの挿入動作を行う場合では、発射を一時的に停止することがあり、このような一時的な稼働停止を含めて稼働状態と判断できる。
【0079】
また、未確定状態において、設定時間内に回収球(入玉、アウト球)が発生しなかった場合には、稼働がなかったと判定して休止状態(遊技者が遊技をしていないと判断した状態)を設定する。このとき、未確定状態は、稼働がなかったものと判断して、休止状態であったと判定される。
【0080】
そして、この稼働状態となっている間の時間を累積的に加算し、これを見かけ稼働時間として算出する。また、稼働状態へ移行したときには、稼働回数に1を加算し、休止状態または未確定状態から稼働状態へ移行した回数を積算しておく。
【0081】
なお、営業開始時の遊技機の状態は休止状態、あるいは未確定状態に設定しておけばよい。
【0082】
また、監視対象を回収球(入玉、アウト球)に限らず、賞球信号、球貸信号、売上情報信号、スタート信号、図柄確定信号、大当り信号、確変信号等の遊技者が遊技をしていると判断できるいずれかの情報あるいは複数の情報の組み合わせに基づいて、稼働状態を判定するようにしてもよい。
【0083】
さらに、監視対象に、カードの挿入や遊技者の着席(遊技機1または島などに設けられた赤外線センサ、椅子に取り付けられた圧力センサ等の検出器による遊技者の検出)、遊技機1の上皿にある遊技球等を含めるようにしてもよい。遊技者のどのような所作をもって稼働と判断するかの要求(遊技店のニーズ)にしたがって、適宜組み合わせるようにしてもよい。
【0084】
そして、集計データ生成手段41は、複数の遊技機1の稼働台数を合算したものを、現在の稼働台数を示す集計データとしてデータ抽出手段42へ送出するのである。
【0085】
以上のように、集計データ生成手段41は、遊技関連情報のうち、遊技者が遊技機1を占有していると判断できる情報または遊技者が遊技を行った結果として得られる情報に基づいて、所定の周期で監視して見かけの稼働状態を判定し、この判定結果を入客(≒稼働台数)に関する集計データとして用いることができる。
【0086】
したがって、開店時刻と閉店時刻に対応するサンプリングデータは、それぞれ開店補正時点と閉店補正時点に補正された時点で、入客状態(稼働台数)に関する集計データを抽出し、さらに所定の時間間隔で抽出したサンプリングデータとから一日のサンプリングデータ推移を生成することで、実際の入客状態や遊技状態に合致した推移情報を得ることができるのであり、特に、稼働台数の集計データを見かけ稼働算出手段51により算出することで、遊技者による遊技機1の占有状態を的確に判定することができるため、この集計データに基づいて抽出した一日のサンプリングデータ推移は、実際の遊技動向から乖離することのない的確なものとなって、時間的推移情報の精度の向上を図ることができ、遊技場の経営に関する有用な情報を提供することが可能となるのである。
【0087】
また、サンプリングデータ推移は、稼働台数推移(入客推移)に限定されるものではなく、玉貸機7やカード自販機からの売上信号に基づく売上推移としてもよい。
【0088】
図9は、第2の実施形態を示し、前記第1実施形態のデータ抽出手段42及び補正手段43で行われる処理の他の一例を示すフローチャートであり、前記第1実施形態の開店補正値+α、閉店補正値−αの所定時間に代わって、遊技機1の稼働状態や玉貸機7の売上状態に基づいて開店補正時点と閉店補正時点のサンプリングデータのサンプリングタイミングを変更するようにしたものであり、その他の構成は前記第1実施形態と同様である。
【0089】
まず、ステップS11では、次の抽出タイミングが開店時抽出タイミングであるか否かを判定し、開店時抽出タイミングであれば、ステップS13に進んで、開店時刻のサンプリングデータをサンプリングする時点を決定するため、遊技関連情報のうち予め設定した情報が基準値に達したか否かを判定する。
【0090】
ここでは、遊技関連情報のうち、遊技機1からのスタート信号の数を監視しており、いずれかの遊技機1からのスタート信号の数が基準値(例えば、100回)に達した時点(サンプリング時刻)を開店補正時点とし、この開店補正時点の集計データから抽出してサンプリングデータとして読み込む。なお、スタート信号の数が100回未満であれば、サンプリングは行わない。
【0091】
一方、ステップS12では、次の抽出タイミングが閉店時抽出タイミングであるか否かを判定し、閉店時抽出タイミングであれば、ステップS14に進んで、閉店補正時点のサンプリングデータをサンプリングする時刻を決定するため、玉貸機7やカード自販機などから最後の売上信号を収集した時点(サンプリング時刻)を、閉店時刻から遡った閉店補正時点として読み込む。
【0092】
そして、開店時刻または閉店時刻のときには、ステップS15において、上記ステップS13、S14で取得したサンプリング時刻により、開店補正時点または閉店補正時点の集計データのサンプリングタイミングを補正する。
【0093】
このサンプリングタイミングの補正により、データ抽出手段42では、開店時刻を経過して、いずれかの遊技機1がスタート信号を100回送出した時点を、実質的な開店補正時点としてサンプリングデータのサンプリングを行うことにより、遊技者が入店してから実際に遊技を開始するまでのタイムラグをより正確に補正して、見かけの遊技動向とサンプリングデータの乖離を防いで、日々変動する営業開始時点のサンプリングデータをより高精度で把握することができるのである。
【0094】
次に、開店時刻以降のサンプリング時刻で集計データをサンプリング後は、開店時刻を起算点として所定の時間間隔で集計データをサンプリングし、これを定時毎(または正時毎)のサンプリングデータとして記憶する。
【0095】
そして、閉店時刻を22時とすると、サンプリングされるサンプリングデータは、22時から最後の売上信号が発生したサンプリング時刻まで遡った時点で抽出した集計データとする。これにより、見かけの遊技動向とサンプリングデータの乖離を防いで、日々変動する営業終了時点のサンプリングデータをより正確に把握することができるのである。
【0096】
こうして、日々変動するサンプリングデータ(遊技者数)を正確に把握でき、実質的な営業開始時点と営業終了時点を検出することで、遊技場の一日のサンプリングデータ推移が、実際の遊技動向(入客状態または遊技応対)から乖離するのを確実に防止でき、有用な推移情報を集計することが可能となるのである。
【0097】
なお、データ抽出手段42及び補正手段43は、収集された遊技関連情報について複数の項目(回収球数、売上金額、賞球数等)を監視し、監視した項目の累積値と予め設定された基準値とを比較して、監視した項目のうち少なくとも一項目が予め設定された基準値を超えれば(基準値より大きくなれば)、その時点を営業開始時点のサンプリング時刻として補正してもよい。
【0098】
また、営業開始時点のサンプリング時刻の補正は、前記第1実施形態の開店補正値+αと、遊技関連情報が基準値に達した時点とを組み合わせてもよく、2つのサンプリングタイミングのうち早い方を開店補正時点として集計データのサンプリングをしてもよい。
【0099】
この場合では、例えば、図5において、開店時刻10時を過ぎても、悪天候などの影響によって客足が無いと、遊技関連情報が基準値に達する時刻が、開店時刻から所定時間を経過した第2回目のサンプリング時刻である11時以降になる。すると、開店補正時点が、第2回目のサンプリング時刻より遅くなるという矛盾が生じる恐れがある。
【0100】
そこで、遊技関連情報の監視対象が予め設定した条件を成立する時点と、開店時刻から所定時間だけ遅く設定された時点の内、どちらか早い方を開店補正時点としてサンプリングデータを抽出するため、開店補正時点は、第2回目のサンプリング時刻(図5では、11時)を超えることが無く、矛盾のない推移情報を得ることができる。
【0101】
同様に、営業終了時点のサンプリング時刻の補正は、前記第1実施形態の閉店補正値−αと、最後の売上信号が発生した時刻のうち遅い方を、終了時点の集計データをサンプリングする時点としてもよい。
【0102】
この場合では、例えば、図5において、閉店時刻が22時であるのに、悪天候などの影響によって遊技者が21時以前に遊技を終了したとすると、遊技関連情報が基準値に達する時刻である最後の売上信号の発生時点は、閉店時刻よりひとつ前のサンプリング時刻(21時)以前になり、この時点を、閉店補正時点とすると、閉店時刻(22時)相当のサンプリングデータとなるべき閉店補正時点が、ひとつ前のサンプリング時刻をさらに遡ることになりサンプリングデータの時系列的推移に矛盾が生じてしまう。
【0103】
そこで、遊技関連情報の監視対象が予め設定した条件を成立する時点としての最後の売上信号の時刻と、閉店時刻から所定時間だけ遡って設定された時点の内、どちらか遅い方を閉店補正時点としてサンプリングデータを抽出するため、閉店補正時点は、直前のサンプリング時刻(図5では、21時)より以前になることが無く、矛盾のない推移情報を得ることができるのであり、サンプリングデータの推移の信頼性を向上させることができる。
【0104】
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の遊技用装置のシステム構成図である。
【図2】 同じく遊技機周辺のブロック図である。
【図3】 同じく遊技用装置の機能ブロック図である。
【図4】 同じくサンプリングタイミング補正処理を示すフローチャートである。
【図5】 同じく集計データのサンプリングタイミングを示すタイミング図である。
【図6】 同じくサンプリングデータ推移の一例を示す定時毎の稼働台数を示す図表で、上段が補正を行わない従来例を示し、下段が本発明の補正によるサンプリングデータ推移である。
【図7】 同じく遊技用装置の機能ブロック図である。
【図8】 同じく見かけ稼働算出手段で行われる判定処理の状態遷移図である。
【図9】 第2の実施形態を示し、サンプリングタイミング補正処理を示すフローチャートである。
1 遊技機(パチンコ機)
2 収集アダプタ
3 通信ネットワーク
4 管理装置
5 補給数計数部
6 回収球計数部
7 玉貸機
41 集計データ生成手段
42 データ抽出手段
43 補正手段
44 時間的推移情報生成手段
51 見かけ稼働算出手段

Claims (7)

  1. 遊技場に設置された複数の遊技機に関わる遊技関連情報を集計する遊技用装置であって、
    前記遊技関連情報を収集し、少なくとも遊技場の開店時刻から閉店時刻までの集計データを生成する集計データ生成手段と、
    前記集計データ生成手段によって収集された集計データから所定の時間間隔で所定のデータをサンプリングデータとして抽出するデータ抽出手段と、
    開店時のデータをサンプリングデータとして抽出する場合に、前記遊技関連情報のうち前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報が所定の基準値に達した時点を開店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正する開店時点補正手段と、
    前記開店時点補正手段により補正されたデータ抽出タイミングで抽出された開店補正時点のサンプリングデータと、開店時刻から所定の時間間隔で抽出したサンプリングデータとから時間的推移情報を生成する時間的推移情報生成手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技用装置。
  2. 遊技場に設置された複数の遊技機に関わる遊技関連情報を集計する遊技用装置であって、
    前記遊技関連情報を収集し、少なくとも遊技場の開店時刻から閉店時刻までの集計データを生成する集計データ生成手段と、
    前記集計データ生成手段によって収集された集計データから所定の時間間隔で所定のデータをサンプリングデータとして抽出するデータ抽出手段と、
    閉店時のデータをサンプリングデータとして抽出する場合に、前記遊技関連情報のうち前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報を最後に取得した時点を閉店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正する閉店時点補正手段と、
    前記閉店時点補正手段により補正されたデータ抽出タイミングで抽出された閉店補正時点のサンプリングデータと、開店時刻から所定の時間間隔で抽出したサンプリングデータとから時間的推移情報を生成する時間的推移情報生成手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技用装置。
  3. 遊技場に設置された複数の遊技機に関わる遊技関連情報を集計する遊技用装置であって、
    前記遊技関連情報を収集し、少なくとも遊技場の開店時刻から閉店時刻までの集計データを生成する集計データ生成手段と、
    前記集計データ生成手段によって収集された集計データから所定の時間間隔で所定のデータをサンプリングデータとして抽出するデータ抽出手段と、
    開店時のデータをサンプリングデータとして抽出する場合に、前記遊技関連情報のうち前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報が所定の基準値に達した時点を開店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正する開店時点補正手段と、
    閉店時のデータをサンプリングデータとして抽出する場合に、前記遊技関連情報のうち前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報を最後に取得した時点を閉店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正する閉店時点補正手段と、
    前記開店時点補正手段により補正されたデータ抽出タイミングで抽出された開店補正時点のサンプリングデータと、前記閉店時点補正手段により補正されたデータ抽出タイミングで抽出された閉店補正時点のサンプリングデータと、開店時刻から所定の時間間隔で抽出したサンプリングデータとから時間的推移情報を生成する時間的推移情報生成手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技用装置。
  4. 前記開店時点補正手段は、前記遊技関連情報のうち、前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報が所定の基準値に達した時点と、予め設定した時間だけ開店時刻から遅らせた時点のうち、早い方を開店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正することを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の遊技用装置。
  5. 前記閉店時点補正手段は、前記遊技関連情報のうち、前記所定のデータを監視対象とし、この監視対象のうち予め設定した情報を最後に取得した時点と、予め設定した時間だけ閉店時刻から遡った時点のうち、遅い方を閉店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技用装置。
  6. 前記データ抽出手段は、前記遊技関連情報のうち、前記遊技機の稼働台数に関する情報を抽出し、前記時間的推移情報生成手段は、前記抽出した稼働台数に関する情報に基づいて、時系列的な入客推移情報を生成することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかひとつに記載の遊技用装置。
  7. 前記集計データ生成手段は、前記遊技機から所定の周期で収集した遊技関連情報に基づいて遊技機が少なくとも稼働状態または休止状態のいずれにあるかを判定する見かけ稼働算出手段を含み、
    前記データ抽出手段は、この稼働状態に基づく稼働情報を入客に関するサンプリングデータとして抽出することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかひとつに記載の遊技用装置。
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