JP2002320749A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JP2002320749A
JP2002320749A JP2001129221A JP2001129221A JP2002320749A JP 2002320749 A JP2002320749 A JP 2002320749A JP 2001129221 A JP2001129221 A JP 2001129221A JP 2001129221 A JP2001129221 A JP 2001129221A JP 2002320749 A JP2002320749 A JP 2002320749A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定時毎にサンプリングデータを抽出し、開店
補正時点から閉店補正時点までのサンプリングデータの
推移を正確に集計する。 【解決手段】 遊技関連情報を収集して開店時刻から閉
店時刻までの遊技関連情報を集計して集計データを生成
する集計データ生成手段41と、集計データ生成手段の
集計データから所定の時間間隔で所定のデータをサンプ
リングデータとして抽出するデータ抽出手段42と、開
店時刻と閉店時刻のデータ抽出タイミングをそれぞれ開
店補正時点と閉店補正時点に補正する補正手段43と、
補正手段43により補正されたデータ抽出タイミングに
おいて抽出された開店補正時点及び閉店補正時点のサン
プリングデータと、開店時刻から所定の時間間隔で抽出
したサンプリングデータとから時間的推移情報を生成す
る時間的推移情報生成手段44とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は遊技機に関わる情報
を収集する遊技用装置に関し、特に、一日の営業にかか
る情報の推移を集計するものに関する。
【0002】
【従来の技術】遊技用装置(遊技機の管理装置の他、島
コンピュータ、台コンピュータ、呼出ランプ等の周辺機
器)は、遊技機から外部情報として出力される遊技機の
賞球数、回収球(入玉、アウト球)数等の遊技関連情報
を収集し、集計していた。
【0003】そして、管理装置(遊技用装置)では、予
め設定された時間(時刻)毎に、一日の集計データ(売
上情報、入客情報など)がどのように推移したかを集計
している。
【0004】この集計データの推移を生成するに当たっ
て、遊技用装置では開店(営業開始)時刻から閉店(営
業終了)時刻まで、遊技関連情報を収集しており、収集
した集計データに基づいて、開店時刻から閉店時刻まで
の正時(あるいは定時)毎にサンプリングデータ(集計
データの中から所定の情報を抽出したもの)を抽出し、
一日の集計データの推移情報を生成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように定時毎にサンプリングデータを抽出する場
合に、開店時刻及び閉店時刻では、入店した遊技者が遊
技を行っていない場合が多い。つまり、遊技者は入店し
てから、カード購入あるいは両替などを行ってから遊技
を開始するので、入店から遊技開始までにタイムラグが
ある。また、閉店間際では景品交換所の混雑を回避する
ために、早めに遊技を切り上げてしまう場合がある。
【0006】また、遊技者が開店時刻から遊技を開始し
ても、遊技関連情報が出力されるまでにタイムラグが存
在する。例えば、稼働を見る回収球(入玉、アウト球)
の検出においても、遊技球発射から遊技領域を通って、
遊技機から排出されるまでの時間、回収球計数部が所定
数をカウントしてから回収球信号を出力するまでの時間
などがタイムラグとなる。
【0007】このため、開店時刻に200人の遊技者が
来場した場合、営業現場(従業員)の感覚は盛況であっ
ても、200人の遊技者が遊技を開始するのにタイムラ
グが生じるため、開店時刻で集計したデータ上では0ま
たは極めて小さいものでしかない。つまり、開店時刻で
サンプリングしたデータは、営業現場の感覚と乖離した
ものとなる。
【0008】このように、開店時刻または閉店時刻で収
集したサンプリングデータは、見かけの遊技動向(入客
状態または遊技状態)に比べて過小なデータとなる傾向
があり、抽出したサンプリングデータがユーザー(ホー
ル)の要求するデータから乖離してしまうという問題が
あった。
【0009】そこで本発明は、見かけの遊技動向からサ
ンプリングデータが乖離するのを抑制し、遊技者の遊技
動向に即した有用な推移情報を集計する遊技用装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1または第10の発明
は、遊技場に設置された複数の遊技機に関わる遊技関連
情報を集計する遊技用装置であって、前記遊技関連情報
を収集し、少なくとも遊技場の開店時刻から閉店時刻ま
での集計データを生成する集計データ生成手段と、前記
集計データ生成手段によって収集された集計データから
所定の時間間隔で所定のデータをサンプリングデータと
して抽出するデータ抽出手段と、開店時刻と閉店時刻の
前記データ抽出手段におけるデータ抽出タイミングをそ
れぞれ開店補正時点と閉店補正時点に補正する補正手段
と、前記補正手段により補正されたデータ抽出タイミン
グで抽出された開店補正時点及び閉店補正時点のサンプ
リングデータと、開店時刻から所定の時間間隔で抽出し
たサンプリングデータとから時間的推移情報を生成する
時間的推移情報生成手段とを備える。なお、データ抽出
タイミングは、所定の時間間隔毎に設定された集計デー
タの抽出時点である。
【0011】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記補正手段は、前記開店補正時点のデータ抽出
タイミングを、開店時刻から遅れた時点に補正する。
【0012】また、第3の発明は、前記第1または第2
の発明において、前記補正手段は、前記閉店補正時点の
データ抽出タイミングを、閉店時刻から遡った時点に補
正する。
【0013】また、第4の発明は、前記第2または第3
の発明において、前記補正手段は、前記開店補正時点ま
たは閉店補正時点のデータ抽出タイミングを、予め設定
した時間だけずらすように補正する。
【0014】また、第5の発明は、前記第1ないし第4
の発明において、前記補正手段は、前記遊技関連情報の
うち、所定のデータを監視対象とし、この監視対象が予
め設定した条件を満たした時点を前記開店補正時点また
は閉店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正す
る。
【0015】また、第6の発明は、前記第2の発明にお
いて、前記補正手段は、前記遊技関連情報のうち、所定
のデータを監視対象とし、この監視対象が予め設定した
条件を満たした時点と、予め設定した時間だけ開店時刻
から遅らせた時点のうち、早い方を開店補正時点のデー
タ抽出タイミングとして補正する。
【0016】また、第7の発明は、前記第3の発明にお
いて、前記補正手段は、前記遊技関連情報のうち、所定
のデータを監視対象とし、この監視対象が予め設定した
条件を満たした時点と、予め設定した時間だけ閉店時刻
から遡った時点のうち、遅い方を閉店補正時点のデータ
抽出タイミングとして補正する。
【0017】また、第8の発明は、前記第1ないし第7
の発明のいずれかひとつにおいて、前記データ抽出手段
は、前記遊技関連情報のうち、売上に関する情報または
入客に関する情報を抽出し、前記時間的推移情報生成手
段は、前記抽出した売上または入客に関する情報に基づ
いて、時系列的な売上推移または入客推移を生成する。
【0018】また、第9の発明は、前記第1ないし第8
の発明のいずれかひとつにおいて、前記集計データ生成
手段は、前記遊技関連情報のうち、遊技者が遊技機を占
有していると判断できる情報または遊技者が遊技を行っ
た結果として得られる情報に基づいて、所定の周期で監
視して稼働状態を判定する見かけ稼働算出手段を含み、
前記データ抽出手段は、この稼働状態に基づく稼働情報
を入客に関するサンプリングデータとして抽出する。
【0019】また、第10の発明は、遊技場に設置され
た複数の遊技機に関わる遊技関連情報を集計するコンピ
ュータに使用されるプログラムであって、前記コンピュ
ータを、前記遊技関連情報を収集し、少なくとも遊技場
の開店時刻から閉店時刻までの集計データを生成する集
計データ生成手段と、前記集計データ生成手段によって
収集された集計データから所定の時間間隔で所定のデー
タをサンプリングデータとして抽出するデータ抽出手段
と、開店時刻と閉店時刻の前記データ抽出手段における
データ抽出タイミングをそれぞれ開店補正時点と閉店補
正時点に補正する補正手段と、前記補正手段により補正
されたデータ抽出タイミングにおいて抽出された開店補
正時点及び閉店補正時点のサンプリングデータと、開店
時刻から所定の時間間隔で抽出したサンプリングデータ
とから時間的推移情報を生成する時間的推移情報生成手
段として機能させる。
【0020】
【発明の作用および効果】第1の発明では、遊技場に設
置された複数の遊技機に関わる遊技関連情報を遊技場の
開店時刻から閉店時刻まで集計し、これら集計データか
ら所定の時間間隔で抽出した所定のデータをサンプリン
グデータとして抽出する際に、データ抽出手段における
開店時刻と閉店時刻のデータ抽出タイミングを、それぞ
れ開店補正時点と閉店補正時点に補正することで、開店
時刻から実際に遊技が開始されるまでのタイムラグ(入
店直後の遊技者がカードの購入や両替などに要するタイ
ムラグ)を補正して開店補正時点のサンプリングデータ
を抽出でき、また、閉店時刻の以前に大半の遊技者が遊
技を終了することを考慮して、閉店補正時点のサンプリ
ングデータを抽出することができ、開店補正時点と閉店
補正時点のサンプリングデータと、所定の時間間隔毎の
サンプリングデータとから生成した時系列的な時間的推
移情報を生成することにより、見かけの遊技動向からサ
ンプリングデータが乖離するのを防いで、遊技者の遊技
動向(入客状態または遊技状態)に即した有用な推移情
報を集計することが可能となる。
【0021】また、第2の発明は、開店補正時点のデー
タ抽出タイミングを、開店時刻から遅れた時点に補正す
ることで、開店時刻で入店した遊技者がカードの購入や
両替に費やす時間(タイムラグ)を考慮して、実質的な
営業開始時点(開店補正時点)でサンプリングデータの
抽出を行うことが可能となる。
【0022】また、第3の発明は、閉店補正時点のデー
タ抽出タイミングを、閉店時刻から遡った時点に補正す
ることで、景品交換所の混雑などを回避するために、早
めに遊技を終了するのを考慮して、実質的な営業終了時
点(閉店補正時点)でサンプリングデータの抽出を行う
ことが可能となる。
【0023】また、第4の発明は、開店補正時点または
閉店補正時点のデータ抽出タイミングを、予め設定した
時間だけずらすように補正することで、開店時刻から実
際に遊技が開始されるまでのタイムラグと、閉店時刻以
前に多くの遊技者が遊技を終了してしまうことを除い
て、実質的な営業開始時点と営業終了時点のサンプリン
グデータを得ることができる。
【0024】また、第5の発明は、遊技関連情報のう
ち、所定のデータを監視対象として、この監視対象が予
め設定した条件を満たした時点を開店補正時点または閉
店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正すること
により、開店時刻から遊技開始までのタイムラグと、閉
店時刻以前に大半の遊技が終了となるタイムラグの変動
を吸収してサンプリングデータを抽出することが可能と
なり、見かけの遊技動向とサンプリングデータの乖離を
防いで、遊技者の遊技動向を正確に反映した時間的推移
情報を提供できる。
【0025】また、第6の発明は、遊技関連情報のうち
監視対象が予め設定した条件を満たした時点と、予め設
定した時間だけ開店時刻から遅らせた時点のうち、早い
方をデータ抽出タイミングとするので、悪天候などの事
情により客足が無い場合、監視対象の設定条件成立を待
っていると、開店補正時点が所定の時間間隔を超えてし
まう場合も予想されるが、監視対象が設定条件を満たさ
なくとも、開店時刻から予め設定した時間後にサンプリ
ングデータが抽出されるので、開店補正時点が開店時刻
の次の所定時間より後になるのを防いで、矛盾のない時
間的推移情報を得ることができる。
【0026】また、第7の発明は、遊技関連情報のうち
監視対象が予め設定した条件を満たした時点と、予め設
定した時間だけ閉店時刻から遡った時点のうち、遅い方
をデータ抽出タイミングとするので、悪天候などの事情
により遊技者が早めに遊技を終了した場合、監視対象の
設定条件成立が閉店時刻よりも所定時間間隔以前であっ
ても、2つの時点の内、遅い方を閉店補正時点としてサ
ンプリングデータを抽出するので、閉店補正時点が閉店
時刻の前の所定時間以前になるのを防いで、矛盾のない
時間的推移情報を得ることができる。
【0027】また、第8の発明は、サンプリングデータ
が、遊技関連情報のうち、売上に関する情報または入客
に関する情報で構成され、時系列的な売上推移情報また
は入客推移情報により一日の営業状態の変動を正確に把
握できる。
【0028】また、第9の発明は、入客に関するサンプ
リングデータとして、遊技者が遊技機を占有していると
判断できる情報または遊技者が遊技を行った結果として
得られる情報から稼働状態を判定し、この稼働状態から
求めた稼働情報をサンプリングデータとして抽出するこ
とで、遊技者の遊技動向を正確に把握することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0030】図1は、本発明の実施の形態の遊技用装置
のシステム構成図であり、遊技場(ホール)における管
理装置の代表的な接続形態を示す。
【0031】遊技機1は島設備に複数台ずつ設置されて
おり、遊技機1毎又は複数(例えば2台)の遊技機1に
1台の収集アダプタ(台コンピュータ)2が接続されて
いる。具体的には、遊技機から特賞信号、確変信号、ス
タート信号、権利中信号等の遊技に関わる信号が出力さ
れており、これらの信号は収集アダプタ2に入力され
る。そして、これらの信号は収集アダプタ2からネット
ワーク3を介して、管理装置(ホールコンピュータ)4
に送信される。
【0032】なお、管理装置4と収集アダプタ2との間
に、島毎の中間集計装置としての島コンピュータを設け
てもよい。また、収集アダプタ2や島コンピュータを介
さず遊技機1と管理装置4とが直接接続されるように構
成してもよい。また、収集アダプタ2が、遊技機1の過
去の稼働状況(スタート回数、大当り回数等)を表示す
る情報開示機器や呼出ランプなどを兼ねる構成としても
よい。
【0033】本実施の形態では、後述するように、遊技
場全体を管理する管理装置4に遊技機の稼働状況のデー
タを収集するものであるが、台毎に、あるいは島毎に管
理する遊技用装置としての管理装置(例えば、情報収集
機器、情報開示機器等のコンピュータ装置)に本発明を
適用することもできる。
【0034】図2は、本発明の実施の形態における遊技
機周辺のブロック図であり、遊技機からの情報の収集を
示す。
【0035】遊技機1からは遊技に関わる外部情報が出
力されている。この遊技機1から出力される信号には、
上タンク内の賞品球が不足していることを示し、島設備
からの球の補給を促す「球切れ信号」、所定数(例えば
10個)の賞球を排出する毎に出力される「賞球信
号」、所定数(例えば25個)の遊技球を貸し出す毎に
出力される「球貸信号」、変動表示装置が変動表示を開
始したときに出力される「スタート信号」、変動表示装
置の変動表示が停止したときに出力される「図柄確定信
号」、特別遊技状態(大当り状態)中に出力される「大
当り信号」、確率変動中に出力される「確変信号」等が
ある。
【0036】また、遊技機1に併設される玉貸機7から
は、玉貸機7が貸し出す球の対価として投入された金額
に対応した「売上信号」が出力される。また、図示しな
いカード自販機(発行機)からも売上信号が出力され
る。
【0037】また、遊技機1が設置される島設備には、
遊技機1に遊技球(賞球、貸球)を補給する補給ユニッ
トと、遊技機1から回収球(入玉、アウト球)を回収す
る回収ユニットが設けられている。補給ユニットは、遊
技機1に補給した球数を計数する補給数計数部5を有し
ており、補給数計数部5は補給球を計数した結果の補給
情報を補給数信号としてパルス信号(例えば、10個で
1パルス)で出力する。回収ユニットは、遊技機1から
回収した回収球(入玉、アウト球)を計数する回収球計
数部6を有しており、回収球計数部6は回収球(入玉、
アウト球)を計数した結果の稼働情報を回収球信号とし
てパルス信号(例えば、10個で1パルス)で出力す
る。
【0038】図3は、本発明の実施の形態における遊技
用装置の機能ブロック図である。
【0039】遊技機1からの賞球数等の外部情報は遊技
用装置(管理装置)4に入力され、回収球計数部6から
の回収球信号及び玉貸機7からの売上信号が遊技用装置
4に入力される。
【0040】管理装置4は、予め設定した開店時刻(営
業終了時点)から閉店時刻(営業終了時点)まで所定の
時間間隔(例えば、1時間毎)で、これらの信号により
遊技機1が稼働して、遊技が行われていることを検出し
て集計データとして集計し、定時毎のサンプリングデー
タを抽出し、図示しない出力手段(表示装置や印刷装
置)へサンプリングデータの推移を出力する。
【0041】これら遊技機1、回収球計数部6、玉貸機
7からの信号は、遊技用装置4の集計データ生成手段4
1に入力され、集計データ生成手段41は上記各信号に
基づいて集計データとして生成し、記憶する。なお、集
計データは、例えば、島設備からの回収球信号や遊技機
1からの各種信号に基づく稼働台数や、玉貸機7からの
売上信号に基づく売上金額(売上情報)などで構成され
る。
【0042】データ抽出手段42は、開店時刻から所定
の時間間隔で閉店時刻まで集計データを抽出したものを
サンプリングデータとし、これらサンプリングされたサ
ンプリングデータは時間的推移情報生成手段44に入力
され、記憶される。なお、集計データ生成手段41は、
複数種の遊技関連情報を集計データとして蓄積し、デー
タ抽出手段42は、予め設定した遊技関連情報について
抽出し、この抽出結果をサンプリングデータとして出力
する。
【0043】ここで、データ抽出手段42のデータ抽出
タイミングは、補正手段43によって、開店時刻と閉店
時刻のサンプリングタイミングが後述するように補正さ
れ、この補正されたサンプリングタイミングで抽出した
サンプリングデータが、開店補正時点及び閉店補正時点
のサンプリングデータとして出力される。
【0044】そして、時間的推移情報生成手段44で
は、データ抽出手段42からのサンプリングデータを、
開店時刻から閉店時刻までの定時毎のサンプリングデー
タ推移(時間的推移情報)として集計し、図示しない表
示装置や印刷装置へ一日のサンプリングデータ推移を出
力する。
【0045】データ抽出手段42は、所定の時間間隔ご
とに集計データを抽出してサンプリングデータの抽出を
行うが、前記従来例で述べたように、開店時刻や閉店時
刻でサンプリングした遊技関連情報には、上述のよう
に、入店から遊技開始までのタイムラグや閉店直前の早
めの遊技終了などの誤差が含まれてしまう。
【0046】つまり、遊技者が入店してから、カード購
入あるいは両替などをした後に遊技を開始するので、入
店から遊技開始までのタイムラグと、また、遊技者が開
店時刻から遊技を開始しても、遊技関連情報が出力され
るまでにタイムラグが存在し、例えば、稼働を見る回収
球(入玉、アウト球)の検出においても、遊技球発射か
ら遊技領域を通って、遊技機から排出されるまでの時
間、回収計数部が所定数をカウントしてから回収球信号
を出力するまでの時間などがタイムラグとなり、これら
タイムラグにより開店時刻で抽出したサンプリングデー
タは、営業現場の感覚と乖離する。
【0047】そこで、補正手段43は、データ抽出手段
42で集計データの抽出を行う時点が開店時刻または閉
店時刻であれば、データ抽出手段42でサンプリングす
る時点(時刻)を変更するよう指令して、開店補正時点
または閉店補正時点のサンプリングデータが見かけ上の
営業状態を反映するように補正する。
【0048】そして、開店補正時点及び閉店補正時点の
サンプリングデータは、実際に集計データを抽出する時
刻がそれぞれ補正されて、見かけ上の営業状態を反映し
たものとなり、定時毎のサンプリングデータとともに記
憶されるのである。
【0049】図4は、データ抽出手段42及び補正手段
43で行われるサンプリングタイミング補正処理の一例
を示すフローチャートであり、以下、これに基づいて管
理装置4で行われるサンプリングデータ集計処理につい
て説明する。
【0050】まず、ステップS1では、次のデータ抽出
タイミングが開店時抽出タイミングであるか否かを判定
し、開店時抽出タイミングであれば、ステップS3に進
んで、開店補正時点のサンプリングデータを抽出する抽
出タイミング(時刻)を変更するため、予め設定された
開店補正値+αを取得する。
【0051】この開店補正値+αは、例えば、「+5
分」、「+10分」、「+15分」等のように設定され
て、開店時刻から遅延(+オフセット値)したサンプリ
ングタイミング(データ抽出タイミング)に補正するも
のである。
【0052】一方、ステップS2では、次のデータ抽出
タイミングが閉店時抽出タイミングであるか否かを判定
し、閉店時抽出タイミングであれば、ステップS4に進
んで、閉店補正時点のサンプリングデータを抽出する抽
出タイミング(時刻)を変更するため、予め設定された
閉店補正値−αを取得する。
【0053】この閉店補正値−αは、例えば、「−5
分」、「−10分」、「−15分」等のように設定され
て、閉店時刻から所定時間だけ遡った(−オフセット
値)サンプリングタイミングに補正するものである。
【0054】そして、ステップS5では、データ抽出タ
イミングが開店または閉店のときに、上記ステップS
3、S4で取得した開店補正値+αまたは閉店補正値−
αを、開店時刻または閉店時刻に加算してサンプリング
タイミング(抽出時刻)を得る。なお、これら補正値+
α、−αは、その絶対値が所定の時間間隔よりも小さく
設定される。
【0055】このサンプリングタイミングの補正によ
り、データ抽出手段42では、開店時刻を開店補正値+
αだけ経過した時刻を実質的な開店補正時点として集計
データをサンプリングし、時間的推移情報生成手段44
は、この開店補正時点のサンプリングデータを開店時刻
のサンプリングデータとして記憶する。
【0056】つまり、図5において、開店時刻を10時
とすると、サンプリングされるサンプリングデータ(例
えば、遊技機1の稼働台数で図中客数)は、10時から
開店補正値+αだけ遅延した時刻のものが、開店補正時
点のサンプリングデータとしてサンプリングされ、時間
的推移情報生成手段44では、開店時刻から+αだけ遅
れた開店補正時点のサンプリングデータを開店時刻のサ
ンプリングデータとして記憶する。
【0057】これにより、遊技者が入店してから実際に
遊技を開始するまでのタイムラグを補正して、正確なサ
ンプリングデータを把握することができるのである。
【0058】次に、開店時刻+αで集計データをサンプ
リングした後は、開店時刻を起算点として所定の時間間
隔で集計データをサンプリングし、これを定時毎(また
は正時毎)のサンプリングデータとして記憶する。
【0059】例えば、図5において、サンプリングの時
間間隔を1時間とした場合、開店時刻を10時とする
と、実質的な開店補正時点は10時+αとなり、この時
点で集計データをサンプリングした後、次回のサンプリ
ングは、開店時刻の10時から1時間後の11時に行わ
れる。
【0060】そして、閉店時刻を22時とすると、サン
プリングされるサンプリングデータは、22時から閉店
補正値−αだけ遡った時刻が実質的な閉店補正時点とな
り、データ抽出手段42は、集計データ生成手段41に
記憶された集計データのうち、閉店時刻から−αだけ過
去の集計データをサンプリングして、これを閉店補正時
点におけるサンプリングデータとして出力し、時間的推
移情報生成手段44では、サンプリングタイミングを補
正された閉店補正時点のサンプリングデータを閉店時刻
のサンプリングデータとして記憶する。
【0061】これにより、遊技者が閉店間際で景品交換
所が混雑するのを回避するため、早めに遊技を終了して
も、データ抽出手段42は閉店時刻より−αだけ遡った
集計データに基づいてサンプリングしたものを閉店時刻
のサンプリングデータとすることができるため、閉店直
前の営業状態を反映させることができ、一日のサンプリ
ングデータの推移を適切に表すことができるのである。
【0062】こうして、データ抽出手段42では、開店
補正値+αと閉店補正値−αで補正されたサンプリング
タイミングにより、開店時刻と閉店時刻におけるサンプ
リングデータのサンプリングタイミングを補正し、この
補正された開店補正時点と閉店補正時点でサンプリング
したサンプリングデータを、時間的推移情報生成手段4
4で開店時刻と閉店時刻のサンプリングデータとして集
計し、開店時刻から所定の時間間隔毎に集計したサンプ
リングデータ推移を生成し記憶する。
【0063】そして、時間的推移情報生成手段は44
は、サンプリングタイミングを補正された開店補正時点
と閉店補正時点のサンプリングデータと、定時毎のサン
プリングデータとを時系列的に集計し、図6の下段(補
正あり)に示すように、データの抽出時刻に対応するサ
ンプリングデータを一覧表図(あるいはグラフ)の形態
にして、図示しない表示装置や印刷装置に出力する。
【0064】定時毎のサンプリングデータ推移は、例え
ば図6に示すようになる。図6は、開店時刻の10時か
ら閉店時刻の22時まで、1時間毎に集計した遊技機1
の稼働台数(客数)を示し、下段(補正あり)が補正手
段43によって補正を行ったサンプリングデータ推移
(時間的推移情報)を示し、上段(補正なし)が前記従
来例と同じく補正を行わない場合のサンプリングデータ
推移を示す。
【0065】図6において、開店時刻(10時)では、
前記従来例と同じく補正を行わない上段の場合は、遊技
者は入店したものの、カードの購入や両替などのタイム
ラグがあるため、図中上段のように稼働台数=0とな
り、実際の遊技者(客)の入店状態が反映しない値が開
店時刻でのサンプリングデータとなる。
【0066】一方、本願発明の管理装置4では、開店時
刻では補正値+αだけ遅延した時刻を開店補正時点とし
て補正して集計データをサンプリングしており、上述の
ような入店から遊技開始までのタイムラグを吸収して、
図中下段(補正あり)のように、入店客数に応じた稼働
台数(図中130台)を得ることができるのである。
【0067】開店補正時点以降は、開店時刻(10時か
ら)所定の時間間隔(1時間)で抽出したサンプリング
データを集計し、例えば、11時では140台、12時
では180台となる。
【0068】さらに、図6において、閉店時刻(22
時)では、前記従来例と同じく補正を行わない上段の場
合には、遊技者は景品交換所の混雑を避けるため、閉店
時刻直前で、遊技を終了することが多く、22時でサン
プリングした場は、図中上段のように稼働台数=「1
0」となり、実際の入客状態を反映しない閉店時刻での
サンプリングデータとなる。
【0069】これに対して、本願発明の管理装置4で
は、閉店時刻から補正値−αだけ遡った時点で集計デー
タをサンプリングしたものを閉店補正時点のサンプリン
グデータとしており、図中下段(補正あり)のように稼
働台数=「70」となり、上述のような遊技者の早めの
退出を考慮して、実際の入店客数に応じたサンプリング
データを得ることが可能となる。
【0070】このように、開店補正時刻と閉店補正時刻
に対応するサンプリングデータは、開店補正時点と閉店
補正時点で抽出した集計データを用いることで、見かけ
の遊技動向(入客状態または遊技状態)からサンプリン
グデータが乖離するのを防止でき、集計した一日のサン
プリングデータ推移(時間的推移情報)は、開店時刻か
ら閉店時刻まで有用な情報(営業にかかる推移情報)と
することが可能となって、遊技場の経営に必要なデータ
を得ることができるのである。
【0071】次に、図7は、サンプリングデータとして
遊技機1の稼働台数を用いる場合の集計データ生成手段
41のブロック図を示す。
【0072】遊技機1からの賞球数等の外部情報と、回
収球計数部6からの回収球信号が遊技用装置としての管
理装置4を構成する集計データ生成手段41の見かけ稼
働算出手段51に入力される。
【0073】遊技機1及び、回収球計数部6、玉貸機等
の付帯設備からの遊技に基づく信号は、遊技用装置4の
集計データ生成手段41に入力され、遊技機1等から所
定のタイミングで送信されてくる信号によりこれらの情
報を収集する。なお、これらの情報収集は、遊技用装置
4から回収球計数部6等に対するポーリングによって行
うようにしてもよい。
【0074】見かけ稼働算出手段51では、収集した遊
技関連情報に基づいて、遊技者が遊技をした結果として
得られる情報として、見かけの稼働状態に関する情報を
算出する。
【0075】この見かけ稼働情報としては、例えば、後
述するように、遊技機1が「稼働状態」(稼働中)、
「未確定状態」、「休止状態」のいずれにあるかを判定
し、例えば「稼働状態」と判定されている時間(見かけ
稼働時間)を算出し、見かけ稼働算出手段51は、この
算出結果を集計データとして送出する。
【0076】図8は、見かけ稼働算出手段51で行われ
る、稼働状態の判定を示す状態遷移図である。
【0077】まず、遊技機1から取得した遊技関連情報
に、回収球(入玉、アウト球)が発生した場合には、稼
働ありと判定し、稼働状態(遊技者が遊技をしていると
判断した状態)を設定する。回収球(入玉、アウト球)
が発生しなかった場合には、遊技者が遊技を中断してい
る状態と、止めた状態とを判別できない為、未確定状態
(稼働状態であるか、あるいは休止状態であるかの判断
を留保した状態)を設定する。
【0078】そして、未確定状態において、設定時間内
に回収球(入玉、アウト球)が発生した場合には、稼働
があったと判定して稼働状態を設定する。このとき、未
確定状態は、稼働があった(遊技者が遊技機を占有して
いた)ものと判断して、稼働状態であったと判定され
る。遊技者は、一定して遊技を継続する訳ではなく、小
休止や遊技機1の始動記憶が一杯のとき、あるいは球貸
しのためにカードの挿入動作を行う場合では、発射を一
時的に停止することがあり、このような一時的な稼働停
止を含めて稼働状態と判断できる。
【0079】また、未確定状態において、設定時間内に
回収球(入玉、アウト球)が発生しなかった場合には、
稼働がなかったと判定して休止状態(遊技者が遊技をし
ていないと判断した状態)を設定する。このとき、未確
定状態は、稼働がなかったものと判断して、休止状態で
あったと判定される。
【0080】そして、この稼働状態となっている間の時
間を累積的に加算し、これを見かけ稼働時間として算出
する。また、稼働状態へ移行したときには、稼働回数に
1を加算し、休止状態または未確定状態から稼働状態へ
移行した回数を積算しておく。
【0081】なお、営業開始時の遊技機の状態は休止状
態、あるいは未確定状態に設定しておけばよい。
【0082】また、監視対象を回収球(入玉、アウト
球)に限らず、賞球信号、球貸信号、売上情報信号、ス
タート信号、図柄確定信号、大当り信号、確変信号等の
遊技者が遊技をしていると判断できるいずれかの情報あ
るいは複数の情報の組み合わせに基づいて、稼働状態を
判定するようにしてもよい。
【0083】さらに、監視対象に、カードの挿入や遊技
者の着席(遊技機1または島などに設けられた赤外線セ
ンサ、椅子に取り付けられた圧力センサ等の検出器によ
る遊技者の検出)、遊技機1の上皿にある遊技球等を含
めるようにしてもよい。遊技者のどのような所作をもっ
て稼働と判断するかの要求(遊技店のニーズ)にしたが
って、適宜組み合わせるようにしてもよい。
【0084】そして、集計データ生成手段41は、複数
の遊技機1の稼働台数を合算したものを、現在の稼働台
数を示す集計データとしてデータ抽出手段42へ送出す
るのである。
【0085】以上のように、集計データ生成手段41
は、遊技関連情報のうち、遊技者が遊技機1を占有して
いると判断できる情報または遊技者が遊技を行った結果
として得られる情報に基づいて、所定の周期で監視して
見かけの稼働状態を判定し、この判定結果を入客(≒稼
働台数)に関する集計データとして用いることができ
る。
【0086】したがって、開店時刻と閉店時刻に対応す
るサンプリングデータは、それぞれ開店補正時点と閉店
補正時点に補正された時点で、入客状態(稼働台数)に
関する集計データを抽出し、さらに所定の時間間隔で抽
出したサンプリングデータとから一日のサンプリングデ
ータ推移を生成することで、実際の入客状態や遊技状態
に合致した推移情報を得ることができるのであり、特
に、稼働台数の集計データを見かけ稼働算出手段51に
より算出することで、遊技者による遊技機1の占有状態
を的確に判定することができるため、この集計データに
基づいて抽出した一日のサンプリングデータ推移は、実
際の遊技動向から乖離することのない的確なものとなっ
て、時間的推移情報の精度の向上を図ることができ、遊
技場の経営に関する有用な情報を提供することが可能と
なるのである。
【0087】また、サンプリングデータ推移は、稼働台
数推移(入客推移)に限定されるものではなく、玉貸機
7やカード自販機からの売上信号に基づく売上推移とし
てもよい。
【0088】図9は、第2の実施形態を示し、前記第1
実施形態のデータ抽出手段42及び補正手段43で行わ
れる処理の他の一例を示すフローチャートであり、前記
第1実施形態の開店補正値+α、閉店補正値−αの所定
時間に代わって、遊技機1の稼働状態や玉貸機7の売上
状態に基づいて開店補正時点と閉店補正時点のサンプリ
ングデータのサンプリングタイミングを変更するように
したものであり、その他の構成は前記第1実施形態と同
様である。
【0089】まず、ステップS11では、次の抽出タイ
ミングが開店時抽出タイミングであるか否かを判定し、
開店時抽出タイミングであれば、ステップS13に進ん
で、開店時刻のサンプリングデータをサンプリングする
時点を決定するため、遊技関連情報のうち予め設定した
情報が基準値に達したか否かを判定する。
【0090】ここでは、遊技関連情報のうち、遊技機1
からのスタート信号の数を監視しており、いずれかの遊
技機1からのスタート信号の数が基準値(例えば、10
0回)に達した時点(サンプリング時刻)を開店補正時
点とし、この開店補正時点の集計データから抽出してサ
ンプリングデータとして読み込む。なお、スタート信号
の数が100回未満であれば、サンプリングは行わな
い。
【0091】一方、ステップS12では、次の抽出タイ
ミングが閉店時抽出タイミングであるか否かを判定し、
閉店時抽出タイミングであれば、ステップS14に進ん
で、閉店補正時点のサンプリングデータをサンプリング
する時刻を決定するため、玉貸機7やカード自販機など
から最後の売上信号を収集した時点(サンプリング時
刻)を、閉店時刻から遡った閉店補正時点として読み込
む。
【0092】そして、開店時刻または閉店時刻のときに
は、ステップS15において、上記ステップS13、S
14で取得したサンプリング時刻により、開店補正時点
または閉店補正時点の集計データのサンプリングタイミ
ングを補正する。
【0093】このサンプリングタイミングの補正によ
り、データ抽出手段42では、開店時刻を経過して、い
ずれかの遊技機1がスタート信号を100回送出した時
点を、実質的な開店補正時点としてサンプリングデータ
のサンプリングを行うことにより、遊技者が入店してか
ら実際に遊技を開始するまでのタイムラグをより正確に
補正して、見かけの遊技動向とサンプリングデータの乖
離を防いで、日々変動する営業開始時点のサンプリング
データをより高精度で把握することができるのである。
【0094】次に、開店時刻以降のサンプリング時刻で
集計データをサンプリング後は、開店時刻を起算点とし
て所定の時間間隔で集計データをサンプリングし、これ
を定時毎(または正時毎)のサンプリングデータとして
記憶する。
【0095】そして、閉店時刻を22時とすると、サン
プリングされるサンプリングデータは、22時から最後
の売上信号が発生したサンプリング時刻まで遡った時点
で抽出した集計データとする。これにより、見かけの遊
技動向とサンプリングデータの乖離を防いで、日々変動
する営業終了時点のサンプリングデータをより正確に把
握することができるのである。
【0096】こうして、日々変動するサンプリングデー
タ(遊技者数)を正確に把握でき、実質的な営業開始時
点と営業終了時点を検出することで、遊技場の一日のサ
ンプリングデータ推移が、実際の遊技動向(入客状態ま
たは遊技応対)から乖離するのを確実に防止でき、有用
な推移情報を集計することが可能となるのである。
【0097】なお、データ抽出手段42及び補正手段4
3は、収集された遊技関連情報について複数の項目(回
収球数、売上金額、賞球数等)を監視し、監視した項目
の累積値と予め設定された基準値とを比較して、監視し
た項目のうち少なくとも一項目が予め設定された基準値
を超えれば(基準値より大きくなれば)、その時点を営
業開始時点のサンプリング時刻として補正してもよい。
【0098】また、営業開始時点のサンプリング時刻の
補正は、前記第1実施形態の開店補正値+αと、遊技関
連情報が基準値に達した時点とを組み合わせてもよく、
2つのサンプリングタイミングのうち早い方を開店補正
時点として集計データのサンプリングをしてもよい。
【0099】この場合では、例えば、図5において、開
店時刻10時を過ぎても、悪天候などの影響によって客
足が無いと、遊技関連情報が基準値に達する時刻が、開
店時刻から所定時間を経過した第2回目のサンプリング
時刻である11時以降になる。すると、開店補正時点
が、第2回目のサンプリング時刻より遅くなるという矛
盾が生じる恐れがある。
【0100】そこで、遊技関連情報の監視対象が予め設
定した条件を成立する時点と、開店時刻から所定時間だ
け遅く設定された時点の内、どちらか早い方を開店補正
時点としてサンプリングデータを抽出するため、開店補
正時点は、第2回目のサンプリング時刻(図5では、1
1時)を超えることが無く、矛盾のない推移情報を得る
ことができる。
【0101】同様に、営業終了時点のサンプリング時刻
の補正は、前記第1実施形態の閉店補正値−αと、最後
の売上信号が発生した時刻のうち遅い方を、終了時点の
集計データをサンプリングする時点としてもよい。
【0102】この場合では、例えば、図5において、閉
店時刻が22時であるのに、悪天候などの影響によって
遊技者が21時以前に遊技を終了したとすると、遊技関
連情報が基準値に達する時刻である最後の売上信号の発
生時点は、閉店時刻よりひとつ前のサンプリング時刻
(21時)以前になり、この時点を、閉店補正時点とす
ると、閉店時刻(22時)相当のサンプリングデータと
なるべき閉店補正時点が、ひとつ前のサンプリング時刻
をさらに遡ることになりサンプリングデータの時系列的
推移に矛盾が生じてしまう。
【0103】そこで、遊技関連情報の監視対象が予め設
定した条件を成立する時点としての最後の売上信号の時
刻と、閉店時刻から所定時間だけ遡って設定された時点
の内、どちらか遅い方を閉店補正時点としてサンプリン
グデータを抽出するため、閉店補正時点は、直前のサン
プリング時刻(図5では、21時)より以前になること
が無く、矛盾のない推移情報を得ることができるのであ
り、サンプリングデータの推移の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0104】今回開示した実施の形態は、全ての点で例
示であって制限的なものではないと考えられるべきであ
る。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び
内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の遊技用装置のシステム
構成図である。
【図2】 同じく遊技機周辺のブロック図である。
【図3】 同じく遊技用装置の機能ブロック図である。
【図4】 同じくサンプリングタイミング補正処理を示
すフローチャートである。
【図5】 同じく集計データのサンプリングタイミング
を示すタイミング図である。
【図6】 同じくサンプリングデータ推移の一例を示す
定時毎の稼働台数を示す図表で、上段が補正を行わない
従来例を示し、下段が本発明の補正によるサンプリング
データ推移である。
【図7】 同じく遊技用装置の機能ブロック図である。
【図8】 同じく見かけ稼働算出手段で行われる判定処
理の状態遷移図である。
【図9】 第2の実施形態を示し、サンプリングタイミ
ング補正処理を示すフローチャートである。 1 遊技機(パチンコ機) 2 収集アダプタ 3 通信ネットワーク 4 管理装置 5 補給数計数部 6 回収球計数部 7 玉貸機 41 集計データ生成手段 42 データ抽出手段 43 補正手段 44 時間的推移情報生成手段 51 見かけ稼働算出手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技場に設置された複数の遊技機に関わる
    遊技関連情報を集計する遊技用装置であって、 前記遊技関連情報を収集し、少なくとも遊技場の開店時
    刻から閉店時刻までの集計データを生成する集計データ
    生成手段と、 前記集計データ生成手段によって収集された集計データ
    から所定の時間間隔で所定のデータをサンプリングデー
    タとして抽出するデータ抽出手段と、 開店時刻と閉店時刻の前記データ抽出手段におけるデー
    タ抽出タイミングをそれぞれ開店補正時点と閉店補正時
    点に補正する補正手段と、 前記補正手段により補正されたデータ抽出タイミングで
    抽出された開店補正時点及び閉店補正時点のサンプリン
    グデータと、開店時刻から所定の時間間隔で抽出したサ
    ンプリングデータとから時間的推移情報を生成する時間
    的推移情報生成手段と、を備えたことを特徴とする遊技
    用装置。
  2. 【請求項2】前記補正手段は、前記開店補正時点のデー
    タ抽出タイミングを、開店時刻から遅れた時点に補正す
    ることを特徴とする請求項1に記載の遊技用装置。
  3. 【請求項3】前記補正手段は、前記閉店補正時点のデー
    タ抽出タイミングを、閉店時刻から遡った時点に補正す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊
    技用装置。
  4. 【請求項4】前記補正手段は、前記開店補正時点または
    閉店補正時点のデータ抽出タイミングを、予め設定した
    時間だけずらすように補正することを特徴とする請求項
    2または請求項3に記載の遊技用装置。
  5. 【請求項5】前記補正手段は、前記遊技関連情報のう
    ち、所定のデータを監視対象とし、この監視対象が予め
    設定した条件を満たした時点を前記開店補正時点または
    閉店補正時点のデータ抽出タイミングとして補正するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかひと
    つに記載の遊技用装置。
  6. 【請求項6】前記補正手段は、前記遊技関連情報のう
    ち、所定のデータを監視対象とし、この監視対象が予め
    設定した条件を満たした時点と、予め設定した時間だけ
    開店時刻から遅らせた時点のうち、早い方を開店補正時
    点のデータ抽出タイミングとして補正することを特徴と
    する請求項2に記載の遊技用装置。
  7. 【請求項7】前記補正手段は、前記遊技関連情報のう
    ち、所定のデータを監視対象とし、この監視対象が予め
    設定した条件を満たした時点と、予め設定した時間だけ
    閉店時刻から遡った時点のうち、遅い方を閉店補正時点
    のデータ抽出タイミングとして補正することを特徴とす
    る請求項3に記載の遊技用装置。
  8. 【請求項8】前記データ抽出手段は、前記遊技関連情報
    のうち、売上に関する情報または入客に関する情報を抽
    出し、前記時間的推移情報生成手段は、前記抽出した売
    上または入客に関する情報に基づいて、時系列的な売上
    推移情報または入客推移情報を生成することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項7のいずれかひとつに記載の遊
    技用装置。
  9. 【請求項9】前記集計データ生成手段は、前記遊技関連
    情報のうち、遊技者が遊技機を占有していると判断でき
    る情報または遊技者が遊技を行った結果として得られる
    情報に基づいて、所定の周期で監視して稼働状態を判定
    する見かけ稼働算出手段を含み、前記データ抽出手段
    は、この稼働状態に基づく稼働情報を入客に関するサン
    プリングデータとして抽出することを特徴とする請求項
    1ないし請求項8のいずれかひとつに記載の遊技用装
    置。
  10. 【請求項10】遊技場に設置された複数の遊技機に関わ
    る遊技関連情報を集計するコンピュータに使用されるプ
    ログラムであって、 前記コンピュータを、 前記遊技関連情報を収集し、少なくとも遊技場の開店時
    刻から閉店時刻までの集計データを生成する集計データ
    生成手段と、 前記集計データ生成手段によって収集された集計データ
    から所定の時間間隔で所定のデータをサンプリングデー
    タとして抽出するデータ抽出手段と、 開店時刻と閉店時刻の前記データ抽出手段におけるデー
    タ抽出タイミングをそれぞれ開店補正時点と閉店補正時
    点に補正する補正手段と、 前記補正手段により補正されたデータ抽出タイミングで
    抽出された開店補正時点及び閉店補正時点のサンプリン
    グデータと、開店時刻から所定の時間間隔で抽出したサ
    ンプリングデータとから時間的推移情報を生成する時間
    的推移情報生成手段として機能させることを特徴とする
    コンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014014597A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用演出システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1334906A2 (en) 2002-01-30 2003-08-13 Ricoh Company, Ltd. Apparatus and method of filling microscopic powder
JP2014014597A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用演出システム

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