JP3138048B2 - ラッチ回路 - Google Patents

ラッチ回路

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JP3138048B2
JP3138048B2 JP04041195A JP4119592A JP3138048B2 JP 3138048 B2 JP3138048 B2 JP 3138048B2 JP 04041195 A JP04041195 A JP 04041195A JP 4119592 A JP4119592 A JP 4119592A JP 3138048 B2 JP3138048 B2 JP 3138048B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ECL(エミッタ・カ
ップルド・ロジック)によって構成された集積回路に内
蔵されるラッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ECLによって構成されたラッチ回
路は、図3に示すように構成されている。図において、
トランジスタQ1とQ2は、エミッタが共通に接続され、
各々のベースを入力とする所謂差動増幅回路を構成し、
ベースにはデータ信号D及びその反転信号*Dが印加さ
れる。トランジスタQ3とQ4は、エミッタが共通に接続
され、互いのベースとコレクタがクロス接続されると共
に、各々のコレクタと電源VCCの間に負荷抵抗R1とR2
が接続される。また、トランジスタQ1とQ2のコレクタ
は、負荷抵抗R1及びR2とトランジスタQ3及びQ4のコ
レクタの接続点に接続される。
【0003】更に、トランジスタQ1とQ2のエミッタ
は、クロック信号CLがベースに印加されるトランジス
タQ5のコレクタに接続され、トランジスタQ5のエミッ
タは、電流源I1に接続される。トランジスタQ3とQ4
のエミッタは、クロック信号CLの反転信号*CLがベ
ースに印加されたトランジスタQ6のコレクタに接続さ
れ、トランジスタQ6のエミッタは電流源I1に接続され
る。
【0004】図3のラッチ回路において、クロック信号
CLが「H」レベル、反転クロック信号*CLが「L」
レベルの場合、トランジスタQ5がオンになり、トラン
ジスタQ6がオフになるため、電流I1は、トランジスタ
1及びQ2に流れ、トランジスタQ3及びQ4は不動作状
態になる。この時、データ信号Dと反転信号*Dの内容
にしたがってコレクタ電圧の一方が「L」レベル、他方
が「H」レベルとなり、この電圧がトランジスタQ3
4のベースに伝達される。
【0005】次にクロック信号CLが「L」レベル、反
転クロック信号*CLが「H」レベルになると、トラン
ジスタQ5がオフし、トランジスタQ6がオンする。従っ
て、トランジスタQ1とQ2が不動作となり、トランジス
タQ3とQ4が動作する。この時、トランジスタQ3とQ4
は、トランジスタQ1とQ2の出力状態をラッチし保持す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3の回路において、
動作速度はトランジスタQ1乃至Q6の特性と、負荷抵抗
1及びR2と、電流I1によって決定され、また、出力
電圧の振幅は、負荷抵抗R1、R2と電流I1の積で決定
される。しかし、出力電圧の振幅を大きくするために
は、負荷抵抗R1、R2の値を大きくするか電流I1を大
きくする必要があるが、負荷抵抗R1、R2を大きくする
と、トランジスタのコレクタ−基板容量との時定数が大
きくなるため動作速度が遅くなり、また、電流I1を大
きくすると消費電力が大きくなってしまう。
【0007】そこで、出力電圧の振幅を確保するととも
に消費電力を押さえ、且つ動作を更に高速にしたい要求
がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて創作されたものであり、相補関係にあるデータ信
号が入力に印加され、各々差動接続された第1と第2の
トランジスタと、入力と出力がクロス接続され前記第1
と第2のトランジスタの出力が印加された第3と第4の
トランジスタと、前記第1及び第2のトランジスタに流
れる電流をクロック信号によって制御する第5のトラン
ジスタと、前記第3及び第4のトランジスタに流れる電
流を前記クロック信号の反転信号によって制御する第6
のトランジスタとを備え、前記第5のトランジスタのサ
イズを前記第6のトランジスタのサイズより大きくする
ことにより、より高速に動作するラッチ回路を提供する
ものである。
【0009】
【作用】入力データを取り込む第1と第2のトランジス
タを制御する第5のトランジスタのサイズを大きくする
ことにより、第1と第2のトランジスタに流れる電流が
電流源によって設定された電流に達するまでの時間が短
縮されるので、入力データの取り込みと次段への出力が
速くなり、全体としての動作速度の高速化が図れる。ま
た、消費電流は電流源によって決定されるため、第5の
トランジスタのサイズを大きくしても消費電力は変わら
ない。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す回路図であ
る。図において、トランジスタQ1とQ2は、エミッタが
共通に接続され、各々のベースを入力とする所謂差動増
幅回路を構成し、ベースにはデータ信号D及びその反転
信号*Dが印加される。トランジスタQ3とQ4は、エミ
ッタが共通に接続され、互いのベースとコレクタがクロ
ス接続されると共に、その接続点にトランジスタQ1
トランジスタQ2のコレクタが各々接続され、伝達され
たデータの保持回路を構成している。また、トランジス
タQ1のコレクタとトランジスタQ3のコレクタの接続点
と電源VCC(例えば、3V〜5V)の間、及び、トラン
ジスタQ2のコレクタとトランジスタQ4のコレクタの接
続点と電源VCCの間には、各々負荷抵抗R1とR2が接続
される。この負荷抵抗R1及びR2は、前段の差動増幅回
路と後段の保持回路で共通に使用されている。
【0011】更に、トランジスタQ1とQ2のエミッタ
は、クロック信号CLがベースに印加されるトランジス
タQ5のコレクタに接続され、トランジスタQ5のエミッ
タは、電流源I1に接続される。トランジスタQ3とQ4
のエミッタは、クロック信号CLの反転信号*CLがベ
ースに印加されたトランジスタQ6のコレクタに接続さ
れ、トランジスタQ6のエミッタは電流源I1に接続され
る。
【0012】ここで、トランジスタQ1、Q2、Q3、Q4
及びQ6は同一のサイズで構成されるが、トランジスタ
5は、トランジスタQ6のサイズの2倍のサイズで構成
されている。図1のラッチ回路において、クロック信号
CLが「H」レベル、反転クロック信号*CLが「L」
レベルになると、トランジスタQ5がオンになり、トラ
ンジスタQ6がオフになるため、電流I1はトランジスタ
1及びQ2に流れる。この時、トランジスタQ5の駆動
能力が他のトランジスタの2倍になるため、トランジス
タQ1とQ2のエミッタ電圧は急速に引き下げられ、トラ
ンジスタQ1とQ2のいずれかがオンする時間が短縮され
る。例えば、トランジスタQ1のベースに供給されたデ
ータ信号Dが「H」レベル、トランジスタQ2のベース
に供給されたデータ信号*Dが「L」レベルであるとき
には、トランジスタQ1が素早くオンする。トランジス
タQ1がオンすると、電流I1は負荷抵抗R1を介して流
れ、トランジスタQ1のコレクタ電圧は、「L」レベル
に引き下げられ、この電圧がトランジスタQ4のベース
に伝達される。一方、トランジスタQ2はオフするた
め、負荷抵抗R1には電流は流れず、そのコレクタ電圧
は「H」レベルになり、トランジスタQ3のベースに伝
達される。
【0013】次にクロック信号CLが「L」レベル、反
転クロック信号*CLが「H」レベルになると、トラン
ジスタQ5がオフし、トランジスタQ6がオンする。従っ
て、トランジスタQ1とQ2が不動作となり、トランジス
タQ3とQ4が動作する。上述のデータ信号が入力されて
いる場合、「H」レベルが伝達されたトランジスタQ 3
がオンするため、そのコレクタ電圧は、「L」レベルと
なり、トランジスタQ1から伝達された「L」レベルの
電圧が保持される。また、トランジスタQ4は、オフと
なり、そのコレクタ電圧は「H」となるため、トランジ
スタQ3のベース電圧が「H」に保持される。
【0014】このように、トランジスタQ5のサイズを
トランジスタQ6のサイズの2倍とすることにより、ラ
ッチ回路の動作速度が向上する。また、差動増幅回路と
保持回路、即ち、トランジスタQ5とQ6に流れる電流
は、定電流源I1によって定まるため、消費電力は変化
しない。図2は、本発明の他の実施例を示す回路図であ
り、電源VCCの電圧が5V以上と高い場合の回路であ
る。図1と同一部分については説明を略すが、特徴は、
トランジスタQ3のコレクタ電圧をトランジスタQ8を介
してトランジスタQ4に帰還し、トランジスタQ4のコレ
クタ電圧をトランジスタQ7を介してトランジスタQ3
帰還する点である。トランジスタQ7及びQ8のコレクタ
は電源VCCに接続され、エミッタを各々トランジスタQ
3及びQ4のベースに接続され、これにより、トランジス
タQ3及びQ4のレベルシフトがなされる。そして、トラ
ンジスタQ 5は図1と同様にトランジスタQ6の2倍のサ
イズになっているので、同様に動作速度の高速化が実現
されている。
【0015】尚、図1及び図2に示された回路では、ト
ランジスタQ5のサイズを2倍にしたが、他と同一サイ
ズのトランジスタを複数並列接続してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、ラッチ回路の高速動作
が消費電力を増すことなく実現できるものであり、例え
ば、従来400MHZであった最高動作周波数が500
MHZから600MHZにまで高めることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1〜Q8 トランジスタ I1 電流源

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相補関係にあるデータ信号が入力に印加
    され、各々差動接続された第1と第2のトランジスタ
    と、入力と出力がクロス接続され前記第1と第2のトラ
    ンジスタの出力が印加された第3と第4のトランジスタ
    と、前記第1及び第2のトランジスタに流れる電流をク
    ロック信号によって制御する第5のトランジスタと、前
    記第3及び第4のトランジスタに流れる電流を前記クロ
    ック信号の反転信号によって制御する第6のトランジス
    タとを備え、前記第5のトランジスタのサイズを前記第
    6のトランジスタのサイズより大きくすることを特徴と
    するラッチ回路。
  2. 【請求項2】 相補関係にあるデータ信号が入力に印加
    され、各々差動接続された第1と第2のトランジスタ
    と、入力と出力がクロス接続され前記第1と第2のトラ
    ンジスタの出力が印加された第3と第4のトランジスタ
    と、前記第1及び第2のトランジスタに流れる電流をク
    ロック信号によって制御する第5のトランジスタと、前
    記第3及び第4のトランジスタに流れる電流を前記クロ
    ック信号の反転信号によって制御する第6のトランジス
    タとを備え、前記第5のトランジスタは、前記第6のト
    ランジスタと同一のサイズを有するトランジスタを複数
    並列接続して構成することを特徴とするラッチ回路。
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