JP3136082B2 - 腹巻き - Google Patents

腹巻き

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JP3136082B2
JP3136082B2 JP07213819A JP21381995A JP3136082B2 JP 3136082 B2 JP3136082 B2 JP 3136082B2 JP 07213819 A JP07213819 A JP 07213819A JP 21381995 A JP21381995 A JP 21381995A JP 3136082 B2 JP3136082 B2 JP 3136082B2
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Inventor
喜代治 岡橋
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岡橋靴下株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、腹巻き、特に、
繊維を筒状に編み上げて構成されている腹巻きに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】腹が冷えるのを防ぐ為に腹に巻き付けて
着用する腹巻きは、綿、ナイロン、毛等の繊維を筒状に
編み上げて構成されているものが一般的である。その編
み方は平編みやリブ編み、またはその変化編み等によっ
て仕上げられているものが通常であるが、いずれの編み
方においても編み上がった製品は「編み物」の特性によ
り、ある程度の伸縮性が期待できる。この伸縮力によ
り、腹巻きは胴部を適度に締めつける態様で装着するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の腹
巻きでは、前記伸縮性には限りがあることから、1つの
腹巻きをすべての体型の人にフィットさせることはでき
ない。よって、通常、この種腹巻きは、各人の体型に合
うように、男女別、さらには、SML等のサイズ別に分
けて製作されているのが現状である。
【0004】又、この種腹巻きは、上記伸縮性によりそ
のサイズに対応する胴囲にフィットするが、長期の使用
や洗濯、又は無理な引っ張りにより編地が伸びてしま
い、胴囲に合わなくなってしまうという問題がある。さ
らに、冬期には保温性、夏期には汗取り機能が必要条件
となることから、季節によって、構成繊維の異なる腹巻
きが必要である。
【0005】請求項1記載の発明は、様々な体型の人に
適応でき、長期の使用によっても伸縮量が低下すること
なく、さらには、季節を問わず使用できる腹巻きを提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の技術的手段は、『表糸と裏糸の間にゴム糸(2)を全
体にわたって配設させて編み上げられる筒体(1)であ
って、前記裏糸として弾性糸(21)が用いられ、前記
表糸として絹糸、又は、綿とアクリルの混紡糸が用いら
れ、前記筒体(1)の内面は、前記表糸による大ループ
編み目(10)(10)が連続するパイル編地とすると
ともに前記大ループ編み目(10)(10)は、円周方
向に最大伸張させた状態で扁平にならない程度の大きさ
にした』ことを特徴とするものである。
【0007】表糸と裏糸の間にゴム糸(2) を絡ませなが
ら編み上げた筒体(1) は、編み物本来の特性である伸縮
性に、前記ゴム糸(2) と裏糸としての弾性糸(21)の弾
性、さらには、大ループ編み目(10)(10)のループの伸び
が加わることから、全体の伸びの量は増大し、通常の編
み方による腹巻きに比べて大きな伸縮性が期待できる。
すなわち、筒体(1) の編地を円周方向に引き伸ばすと、
各編み目における大ループ編み目(10)(10)のループがゴ
ム糸(2) 及び弾性糸(21)とともに十分引き伸ばされるこ
ととなるとともに、この伸びを解除すると、前記ゴム糸
(2) 及び弾性糸(21)の弾性復帰力により筒体(1) は元の
大きさに復元されることとなる。
【0008】筒体(1) が半径方向に引き伸ばされる時、
表糸自体が強制的に引き伸ばされるのではなく、前記表
糸による大ループ編み目のループが、ゴム糸(2) 及び弾
性糸(21)と共に無理なく引き伸ばされる。又、前記筒体
(1) の内面は、大ループ編み目(10)(10)が連続するパイ
ル編地に構成された面が身体に触れることとなる。
【0009】尚、筒体(1)の内面は、絹糸、又は、綿
とアクリルの混紡糸による大ループ編み目(10)(1
0)が連続するパイル編地に構成されており、この大ル
ープ編み目(10)(10)は、筒体(1)を円周方向
に最大伸張させた状態でも扁平にならないように設定さ
れているから、筒体(1)を最大伸張させた場合でも、
編地が伸び切ってしまうことがなく、伸縮量が低下する
ことがない上に、大ループ編み目(10)が消失される
ことがない。すなわち、筒体(1)の内面において前記
パイル編地が形成された状態が維持されることとなる。
【0010】尚、前記弾性糸(21)としては、ポリウ
レタン糸が採用可能である。又、請求項2のように、
『自由状態における筒体(1)の大きさを、紳士服サイ
ズ「S」の胴囲に適合させた』ものでは、筒体(1)
は、半径方向における大きな伸びが期待できるものであ
るから、前記伸びにより、Sサイズ以上の殆ど全ての胴
囲に適応可能となる。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、前記筒体(1)
の引き伸ばされた後の復元力は強く、伸縮量は低下する
ことがないから、長期間の使用も可能となる。又、身体
に触れる側が大ループ編み目(10)(10)が連続するパイル
編地となっているから、肌ざわりが良く豊かな感触が味
わえる上に、冬期において暖かく、夏期においては、汗
を良く吸う上に放水性も良いので、季節を問わず、気持
ち良く着用することができる。
【0012】又、筒体(1)を最大伸張させた場合で
も、筒体(1)の内面には大ループ編み目(10)が形
成された状態のままであるから、長期の使用或は最大伸
張状態で使用した場合でも、パイル編地特有の肌ざわり
等が失われることがない。特に、表糸として絹糸を採用
した場合には、絹繊維自体に、高い保温性、吸湿性、吸
水性及び放散性があることから、前記効果が一層期待で
きる。混紡糸としても、ほぼ、同等の効果が得られる。
【0013】請求項2記載の発明により、フリーサイズ
の腹巻きの提供も可能となり、サイズ別に生産する手間
もコストも削減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の腹巻きは、
裏糸の弾性糸(21)としては、約20/70 デニールのポリウ
レタン糸を採用し、表糸としては約60/2デニールの絹糸
(22)を2本取りで採用し、そして、これらに 100番のゴ
ム糸(2) を絡み合わせて筒状に編み上げて、図1に示す
ような筒体(1) を構成するものである。
【0015】前記筒体(1) を構成するには、まず、パイ
ル編地製編装置によって、外面側は通常の平編地(12)と
なり、内面側は長い毛足の大ループ編み目(10)(10)が連
続するパイル編地(11)となるように丸編み状に編み上げ
て丸筒を構成する。前記大ループ編み目(10)(10)は、前
記パイル編地製編装置のシンカで、2本の絹糸(22)(22)
のみを引き上げて膨出させることにより形成する。
【0016】これにより、図2に示すように、ゴム糸
(2) やポリウレタン糸からなる弾性糸(21)で構成されて
いるループよりも、絹糸(22)(22)によるループが、大き
く膨出した態様に編み上げられることとなる。こうして
編み上がった丸筒は、編み物の特性である伸縮性に、前
記ゴム糸(2)及び弾性糸(21)の弾性復帰力が相俟って、
半径方向への大きな伸縮力が期待できることとなる。ゴ
ム糸や弾性糸が収縮しても、長く膨出させた絹糸(22)(2
2)は、他のゴム糸や弾性糸のように収縮することはな
く、大きなループを形成したままである。これが、大ル
ープ編み目(10)(10)となる。
【0017】前記丸筒を、腹が包囲される程度の長さ
(27〜30cm程度)に裁断し、その両端近傍に弾性
帯(3)(3)を縫いつけると、図1に示すように、外面側は
平編地(12)からなり、内面側はパイル編地(11)からなる
筒体(1) ができ上がる。この筒体(1) は、そのまま腹巻
きとして使用できる。平編みは編地の表裏がはっきりと
区別できる編み方であるから、前記筒体(1)の外側の平
編地(12)は図1に示すように、V字型の編み目が連続し
て現れる組織となり、内側のパイル編地(11)は絹糸(22)
を膨出させてなる大ループ編み目(10)(10)が連続する組
織となる。このように、筒体(1) の表裏の編み目の差は
顕著となる。
【0018】又、上記筒体(1) は、紳士服サイズ記号の
Sの胴囲に相当する大きさに仕上げられているが、上記
したように、その半径方向に十分な弾性があることか
ら、Sサイズ以上の胴囲にも十分対応できることとな
る。紳士服サイズのSは婦人服サイズのMに相当するこ
ととなるから、女性でも、余程細身の人でない限り装着
可能である。特に、この実施例のものでは、筒体(1) の
両開放端近傍に、弾性帯(3)(3)を設けているから、身体
へのフィット性が高く、長期の使用により両端開放部が
伸びて見苦しくなるという不都合もない。
【0019】又、この実施例のものでは、ゴム糸(2) 、
ポリウレタン糸及び、2本取りの絹糸(22)(22)を絡ませ
て編み上げている為、編地が厚く、且、身体に触れる側
はパイル地に仕上げられているから、高い保温性、吸水
性が期待できる。この実施例の筒体(1) はシームレスに
加工されているから、前記筒体(1) を腹巻きと使用した
時、身体に縫い目が当たるという不快感が生じることは
なく、筒体(1) の前後を考慮する必要がないので、着用
に手間取らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部切欠状態の筒体(1) の説明図。
【図2】編地のパイル編地(11)を示す組織図。
【符号の説明】
(1) ・・・筒体 (10)・・・ループ編み目

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表糸と裏糸の間にゴム糸(2)を全体に
    わたって配設させて編み上げられる筒体(1)であっ
    て、前記裏糸として弾性糸(21)が用いられ、前記表
    糸として絹糸、又は、綿とアクリルの混紡糸が用いら
    れ、前記筒体(1)の内面は、前記表糸による大ループ
    編み目(10)(10)が連続するパイル編地とすると
    ともに前記大ループ編み目(10)(10)は、円周方
    向に最大伸張させた状態で扁平にならない程度の大きさ
    にしたことを特徴とする腹巻き。
  2. 【請求項2】 自由状態における筒体(1)の大きさ
    を、紳士服サイズ「S」の胴囲に適合させた請求項1に
    記載の腹巻き。
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