JP3135718B2 - 電子機器システムおよびcpuクロックの切換制御方法 - Google Patents

電子機器システムおよびcpuクロックの切換制御方法

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JP3135718B2
JP3135718B2 JP04301397A JP30139792A JP3135718B2 JP 3135718 B2 JP3135718 B2 JP 3135718B2 JP 04301397 A JP04301397 A JP 04301397A JP 30139792 A JP30139792 A JP 30139792A JP 3135718 B2 JP3135718 B2 JP 3135718B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ駆動可能
で、かつ節電モードの選択が可能な電子機器システム、
および同電子機器システムのCPUクロックの切換制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携行が容易で内蔵バッテリィによ
り動作可能なラップトップタイプのポータブルコンピュ
ータが種々開発されている。従来のこの種ポータブルコ
ンピュータに於いては、内蔵バッテリィによる駆動時間
を延長させるために、処理速度の低減、CPUスリー
プ、HDDモータ自動オフ、表示自動オフ等、種々の節
電対策がなされている。これら省電力動作のための各動
作モードの設定/変更/解除等は、いずれもセットアッ
プ画面上に於ける選択操作、又はハードウェアスイッチ
の切換操作等により行なわれる。
【0003】このように従来の節電対策はいずれも予め
人為的に設定された内容に従って実行されるもので、シ
ステムの動作環境変化等に応じて自動的に切り替わるも
のではない。従って、従来では、効率の良い精細な省電
力動作制御が期待できないという問題があった。具体例
を挙げると、処理スピードの切換に関しては、従来、セ
ットアップ画面上に於ける設定操作、又はハードウェア
スイッチの切換え操作によって実現されるもので、例え
ば内蔵バッテリィの充放電状態変化(使用量)等、シス
テム内の動作環境変化に応じて処理スピードを段階的に
切り換える、又は連続的に可変してゆく精細な制御を行
なうことができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、節電対策のための動作モードがいずれもシステムの
動作環境変化等に応じて自動的に切り替わるものではな
く、人為的に設定され実行されるものであることから、
システムの動作環境変化に応じた効率の良い精細な省電
力動作制御が期待できないという問題があった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
バッテリィ充放電状態変化等のシステム内動作環境変化
に応じて処理スピードを決定するCPUクロックを自動
的に切り換え制御でき、システムの動作環境変化に応じ
た効率の良い精細な省電力動作制御が行なえるCPUク
ロック切換制御方式を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッテリ駆動
可能で、かつ節電モードの選択が可能な電子機器システ
ムに於いて、上記システムが節電モードで動作している
か否かを判断する省電力判断手段と、上記システムが上
記バッテリにより駆動しているか否かを判断するバッテ
リ駆動判断手段と、上記システムのCPUクロックを生
成するクロック生成手段と、上記省電力判断手段により
節電モードで動作していることが判断され、かつ上記バ
ッテリ駆動判断手段によりバッテリで駆動していること
が判断された際に、上記バッテリの残容量を判断するバ
ッテリ容量判断手段と、上記バッテリ容量判断手段によ
りバッテリ容量が所定量減じたことが判断された際に、
上記クロック生成手段で生成するCPUクロックのクロ
ック周波数を低下させる制御手段とを具備してなること
を特徴とする。また、本発明は、バッテリ駆動可能で、
かつ節電モードの選択が可能な電子機器システムに於い
て、上記電子機器システム全体の制御を行うメインCP
Uと、上記メインCPUと接続し、上記メインCPUの
CPUクロック周波数の指示を行う周波数生成手段と、
上記周波数生成手段と接続し、上記電子機器システムの
電源の監視および制御を行う電源制御部と、電源供給を
行うバッテリとを具備し、上記電源制御部は、上記電子
機器システムが節電モードで動作しているか否かを判断
する省電力判断手段と、上記電子機器システムが上記バ
ッテリにより駆動しているか否かを判断するバッテリ駆
動判断手段と、上記省電力判断手段により節電モードで
動作していることが判断され、かつ上記バッテリ駆動判
断手段によりバッテリで駆動していることが判断された
際に、上記バッテリの残容量を判断するバッテリ容量判
断手段と、上記バッテリ容量判断手段によりバッテリ容
量が所定量減じたことが判断された際に、上記周波数生
成手段において生成するCPUクロックのクロック周波
数を低下させる指示情報を生成する手段と、上記指示情
報を保持するレジスタとを具備し、上記周波数生成手段
は、上記レジスタに保持された上記指示情報に従い上記
メインCPUのクロック周波数を生成制御することを特
徴とする。また、本発明は、バッテリ駆動可能で、かつ
節電モードの選択が可能な電子機 器システムのCPUク
ロックの切換制御方法に於いて、上記電子機器システム
が節電モードで動作しているか否か、および上記システ
ムが上記バッテリにより駆動しているか否かを判断し、
上記電子機器システム節電モードで動作し、かつバッテ
リにより駆動していると判断した場合に、上記バッテリ
の残容量を判断し、上記バッテリの残容量が所定量減じ
たことが判断された際に、この電子機器システムの制御
を行うCPUのクロック周波数を低下させる指示情報を
生成し、上記指示情報に従いCPUのクロック周波数を
制御することを特徴とする。また、本発明は、バッテリ
駆動可能で、かつ節電モードの選択が可能な電子機器シ
ステムのCPUクロックの切換制御方法に於いて、上記
電子機器システムが節電モードで動作しているか否か、
および上記電子機器システムが上記バッテリにより駆動
しているか否かを判断し、上記電子機器システムが節電
モードで動作し、かつバッテリにより駆動していると判
断した場合に、上記バッテリの残容量を判断し、上記バ
ッテリの残容量が所定量減じたことが判断された際に、
この電子機器システムの制御を行うCPUのクロック周
波数を低下させる指示情報を生成し、上記指示情報に従
いCPUのクロック周波数を制御し、上記電子機器シス
テムが節電モードに設定されていない場合、若しくはバ
ッテリ駆動を行っていない場合は、CPUのクロック周
波数を低下しないことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成に於いて、例えば、バッテリィ駆動時
に、内蔵バッテリィの放電状態を監視し、バッテリィ残
量(使用可能な電流容量)が所定のレベル単位で変化す
ると、その変化したバッテリィ残量に従う値のデータが
生成され、上記レジスタに保持される。このレジスタに
保持したデータを所定の操作を経て上記クロックジェネ
レータに設定することにより、以後は新たに設定された
データに従うCPUクロックがクロックジェネレータよ
り生成され、このCPUクロックに従いCPUが処理動
作を開始する。この際のクロックジェネレータへのデー
タセットは、例えばレジスタへのデータセットの際に、
ガイドメッセージを出力し、そのメッセージに従い、シ
ステム電源を入れ直す(パワースイッチを一旦オフした
後、オンする)ことにより、又は、システムリセットを
かけることにより、レジスタに保持されたデータがクロ
ックジェネレータに設定される。又、この際、上記ガイ
ドメッセージに従いリジュームの状態でシステム電源の
入れ直すことにより、処理の継続が可能となる。これに
より、バッテリィ駆動時に於いて、バッテリィ残量の減
少に伴い、処理スピードを落とした省電力動作が可能と
なる。
【0008】ここでは、システム内の特定の動作環境変
化が反映されるデータとして、バッテリィ残量に従うデ
ータを例にとったが、例えば、ACアダプタ電源の接続
有無、又は、動作環境温度変化等、他の動作環境変化に
応じて値が変化するデータを用いても実現できる。又
は、HDDモータオートオフ、表示オートオフ、キャッ
シュ禁止等の処理動作に伴って、又は特定のキー操作に
伴ってクロックジェネレータの設定データを切り換える
ことも可能である。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0010】図1は本発明の一実施例に係るポータブル
コンピュータのシステム構成を示すブロック図であり、
図2は上記図1の要部の構成を示すブロック図である。
ここでは、システム電源を生成する専用プロセッサを設
けたインテリジェントパワーサプライの制御の下に、バ
ッテリィ残量に従い、CPUクロック周波数を切り換え
る省電力動作モードを例に実施例を説明する。
【0011】図に於いて、11はシステム全体の制御を
司るメインCPUであり、クロックジェネレータ(C
G)19で生成されたCPUクロックを受けて、そのク
ロックをもとに処理を実行する。
【0012】このメインCPU11にCPUクロックを
供給するクロックジェネレータ19は、システム電源を
生成する電源装置(インテリジェントパワーサプライ)
41に設けられた電源制御プロセッサ(PCーCPU)
44の制御の下に設定されたデータに従う周波数のCP
Uクロックを生成するもので、このクロックジェネレー
タ19へのデータセット処理、及びその設定されたデー
タに従う周波数のクロック切換処理の処理手順は図3及
び図4に示される。
【0013】上記クロックジェネレータ19は、データ
入力端を有し、一定の周波数範囲内で、入力データに従
う周波数のCPUクロックを生成するもので、例えばI
Cデザイン社のICD2023により実現される。
【0014】このクロックジェネレータ19は、図2に
示すように、3ビットのデータ入力端子(S0 ,S1 ,
S2 )と、1ビットのモード設定端子(MODE)をも
ち、モード設定端子(MODE)の信号が“1”のと
き、上記データ入力端子(S0,S1 ,S2 )がパラレ
ルデータ入力モード(selection mode)となって、上記
データ入力端子(S0 ,S1 ,S2 )に入力された3ビ
ットのデータの内容に従うクロック周波数でCPUクロ
ックを生成する。従ってこのパラレルデータ入力モード
(MODE=“1”;selection mode)のときは、一定
の周波数範囲の中で8種のCPUクロック選択が可能で
ある。又、モード設定端子(MODE)の信号が“0”
のときは、上記データ入力端子(S0 ,S1 ,S2 )が
シリアルデータ入力モード(programmable mode )とな
って、上記データ入力端子(S0 ,S1 ,S2 )のう
ち、S0 がクロック入力端子、S1 がシリアルデータ入
力端子となって、入力されたシリアルデータの内容に従
う任意クロック周波数でCPUクロックを生成すること
ができる。この実施例ではパラレルデータ入力モード
(MODE=“1”;selection mode)によるデータ設
定を例にとって説明する。
【0015】上記クロックジェネレータ19へのデータ
セットは、電源装置(インテリジェントパワーサプラ
イ)41の電源制御プロセッサ(PCーCPU)44
が、同電源装置41内の入出力インターフェイス(I/
OーIF)48を介して行なう。
【0016】上記電源装置41内の電源制御プロセッサ
(PCーCPU)44には、上記した入出力インターフ
ェイス(I/OーIF)48の他に、内部RAM45、
内部ROM46、シリアルインターフェイス(SERー
IF)47等がバス接続される。
【0017】内部RAM45には、クロックジェネレー
タ19に設定するデータを保持するレジスタ(C−Re
g)、及びCPUクロック切換制御に供される制御フラ
グ(F)等が設けられる。
【0018】又、内部ROM46には、各種コンポーネ
ントへの電源供給制御、充電制御、バッテリィチェッ
ク、ACアダプタチェック等を含む各種システム電源の
監視及び制御を行なう電源制御プログラムの他に、ここ
では、CPUクロック切換制御のための、図3に示すC
PUクロック設定処理プログラム、図4に示すCPUク
ロック切換処理プログラム等が格納される。
【0019】又、シリアルインターフェイス(SERー
IF)47は、電源制御プロセッサ(PCーCPU)4
4とメインCPU11との間のコマンド、パラメータ、
レスポンス等のデータ送受に供されるもので、パラレル
ーシリアルインターフェイス(PSーIF)30、及び
システムバス10を介して、電源制御プロセッサ(PC
ーCPU)44をメインCPU11にインターフェイス
接続する。
【0020】又、上記メインCPU11によりアクセス
されるシステムファームウェアROM12には、初期化
プログラム、セットアッププログラム、ポップアッププ
ログラム、サスペンド(フリーズ)処理プログラム、リ
ジューム処理プログラム、省電力動作制御プログラム等
が格納されるとともに、ここではCPUクロック切換の
ためのガイドメッセージの表示処理ルーチンを含む表示
制御プログラムが格納される。上記初期化プログラムに
従う処理では、バックアップRAM(又はRTCメモ
リ)18に保存されている、節電モードを含む各種のシ
ステム環境設定状態を示す情報、メモリ構成を含むシス
テム構成情報等が読み出され、それらの情報に従い初期
化処理が実行される。又、セットアッププログラム、及
びポップアッププログラムに従う処理には、リジューム
のオン/オフ設定等に加え、表示オートオフ、スリー
プ、HDDモータオフ、キャッシュ禁止等の省電力動作
のための各種動作環境の設定、変更等を可能とする処理
が含まれる。
【0021】尚、図1に於いて、10はシステムコンポ
ーネント相互をインターフェイス接続するシステムバ
ス、13は処理対象となるプログラム、データ等が格納
される主メモリを構成するRAM、14はダイレクトメ
モリアクセス制御を行なうDMAコントローラ(DMA
C;Direct Memory Access Controller )、15はプロ
グラムにより設定可能な割込みコントローラ(PIC;
Programmable InterruptController )、16はプログ
ラムにより設定可能なインターバルタイマ(PIT;Pr
ogrammable Interval Timer )、17は独自の動作用電
池をもつ時計モジュール(RTC;Real-Time Clock
)、18はリジューム機能を実現するためのデータ保
存域となるバックアップRAMである。20は機能拡張
のための拡張バスコネクタ、22はフロッピィディスク
コントローラ(FDC)、23はプリンタコントローラ
(PRTーCONT)、24はRSー232c機器類が
接続される入出力インターフェイス(UART;Univer
sal Asynchronous Receiver/Transmitter )、25はキ
ーボードコントローラ(KBC)、26は表示コントロ
ーラ(DISPーCONT)、27はビデオRAM(V
RAM)、28は漢字文字コードから漢字文字パターン
を得る漢字ROM、29は仮名/漢字変換辞書等を実現
する辞書ROM、30はシステムバス11を介してメイ
ンCPU11に電源装置(インテリジェントパワーサプ
ライ)41の電源制御プロセッサ(PCーCPU)44
をインターフェイス接続するためのパラレルーシリアル
インターフェイス(PSーIF)である。40は商用交
流電源(AC)を整流・平滑して所定電位の直流動作用
電源を得る電源アダプタ(ACアダプタ)である。41
は電源制御プロセッサ(PCーCPU)44を備えた電
源装置(インテリジェントパワーサプライ)であり、バ
ックアップ用電源(VBK)、表示駆動電源(VD )等
を含む各種動作用電源を生成し各コンポーネントへ供給
するもので、ここでは、ACアダプタ40の接続状態、
バッテリィチェック等を含むシステム電源の監視処理機
能をもつ。これらのシステム電源の監視処理機能につい
ては、例えば特願平2−166205,特願平2−16
6206,特願平2−166207,特願平2−166
208,特願平2−166209等に詳述されているの
で、ここでは説明を省略する。42はシステム電源を投
入/遮断制御する電源スイッチ、43M ,43s はAC
アダプタ40を使用しないときの動作用電源となる充電
可能なバッテリィである。50は装置本体にHDDパッ
ク接続コネクタに任意選択的に実装されるHDDパック
であり、51は各種データ、コマンド等の入力に供され
るキーボードユニット(KB)である。52はコンピュ
ータ本体に標準実装される、TFT液晶(Thin Film Tr
ansistor Liquid Crystal )を用いたカラーディスプレ
イユニットである。
【0022】図3は上記電源装置(インテリジェントパ
ワーサプライ)41の電源制御プロセッサ(PCーCP
U)44により実行されるCPUクロック切換制御のた
めのCPUクロック設定処理手順を示すフローチャート
である。
【0023】図4は同じく上記電源装置(インテリジェ
ントパワーサプライ)41の電源制御プロセッサ(PC
ーCPU)44により実行されるCPUクロック切換制
御のためのCPUクロック切換処理手順を示すフローチ
ャートである。ここで、上記図1乃至図4を参照して本
発明の一実施例に於ける動作を説明する。
【0024】先ず、図3に示すフローチャートを参照し
て、電源装置(インテリジェントパワーサプライ)41
の内部RAM45に設けられたレジスタ(C−Reg)
に、CPUクロック周波数を指定するデータをセットす
る、CPUクロック設定処理動作を説明する。
【0025】このCPUクロック設定処理では、先ず、
制御フラグ(F)を参照して、レジスタ(C−Reg)
に保持されたデータが既にクロックジェネレータ19に
設定されているか否かを判断する(図3ステップS1
)。
【0026】ここで、制御フラグ(F)が、レジスタ
(C−Reg)に保持されたデータが既にクロックジェ
ネレータ19に設定されていることを示す“0”となっ
ている際は、節電(省電力動作)モード下に於けるバッ
テリィ駆動状態であるか否かを判断する(図3ステップ
S2 ,S3 )。
【0027】この判断で、節電(省電力動作)モード下
に於けるバッテリィ駆動時である際は、バッテリィチェ
ックにより得た最新のバッテリィ残量(使用可能な電流
容量)が前回のバッテリィチェック時より1レベル低下
(−1)したか否かを判断する(図3ステップS4 ,S
5 )。
【0028】このの判断で、バッテリィ43M のバッテ
リィ残量が1レベル低減していることを判定すると、シ
リアルインターフェイス(SERーIF)47、パラレ
ルーシリアルインターフェイス(PSーIF)30、及
びシステムバス10等を介して、メインCPU11に割
込みをかけ、クロック切換のためのステータスを送信す
る(図3ステップS6 ,S7 )。
【0029】更に電源制御プロセッサ(PCーCPU)
44は、バッテリィ残量の1レベル低減に伴い、クロッ
ク周波数を1レベル低減したデータをレジスタ(C−R
eg)にセットし、制御フラグ(F)を“1”にセット
して、CPUクロック設定処理を終了する(図3ステッ
プS8 ,S9 )。
【0030】メインCPU11は上記ステータスを受け
ると、表示コントローラ(DISPーCONT)26を
介しディスプレイユニット52に、CPUクロック切換
えのための特定の操作を促すガイドメッセージデータを
送出し、CPUクロック切換えのための特定の操作を促
すガイドメッセージ表示する。
【0031】このガイドメッセージは、例えばアプリケ
ーション処理を継続実行する際はリジュームオンモード
下でシステム電源を一旦落とす(電源スイッチ42をオ
フ/オン操作する)指示を促す。又、アプリケーション
処理を継続実行する必要のないときは、リセットキー
(又はリセットスイッチ)を操作してもよい旨の指示を
促す。
【0032】次に、図4に示すフローチャートを参照し
て、電源装置(インテリジェントパワーサプライ)41
の内部RAM45に設けられたレジスタ(C−Reg)
の保持データをクロックジェネレータ19に設定する、
CPUクロック切換処理動作を説明する。
【0033】このCPUクロック切換処理では、上記ガ
イドメッセージに従い、リジュームオンモード下でシス
テム電源を一旦落とす(電源スイッチ42をオフ/オン
操作する)操作が実行されると、メインCPU11にC
PUリセット通知を送出して、メインCPU11にリセ
ットをかける(図4ステップS11,S13,S15,S1
6)。
【0034】その後、レジスタ(C−Reg)に保持さ
れたデータをクロックジェネレータ19に設定し、制御
フラグ(F)を“0”に設定する(図4ステップS17,
S18)。更に、メインCPU11のリセットを解除し
て、メインCPU11にパワーオン通知を送出する(図
4ステップS19〜S21)。
【0035】これにより、メインCPU11は、以後、
クロックジェネレータ19から出力される、新たに設定
されたデータに従うクロック周波数で動作を開始し、こ
こではリジュームオンモードであるので、リジューム処
理が実行され、アプリケーション処理が継続実行可能と
なる。このようなCPUクロックの切換制御により、バ
ッテリィ駆動時に於いて、バッテリィ残量の減少に伴
い、処理スピードを落とした省電力動作が可能となる。
【0036】又、上記ガイドメッセージに従い、リセッ
トキー(又はリセットスイッチ)が操作された際は、メ
インCPU11にシステムリセット通知が送出された後
(図4ステップS13,S14)、上記同様にレジスタ(C
−Reg)の保持データがクロックジェネレータ19に
設定される(図4ステップS16〜S20)。
【0037】尚、上記実施例では、システム内の特定の
動作環境変化が反映されるデータとして、バッテリィ残
量に従うデータを例にとったが、例えば、ACアダプタ
電源の接続有無、又は、動作環境温度変化等、他の動作
環境変化に応じて値が変化するデータを用いても実現で
きる。又は、HDDモータオートオフ、表示オートオ
フ、キャッシュ禁止等の処理動作に伴って、又は特定の
キー操作に伴ってクロックジェネレータの設定データを
切り換えることも可能である。
【0038】又、本発明に、例えば特願平3ー2786
35に示すクロック切替え方式を適用し、クロックジェ
ネレータ19をシリアルデータ入力モード(programmab
le mode )で動作することにより、CPUクロック周波
数を連続的に可変してゆく精細な制御を行なうことが可
能である。
【0039】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、バ
ッテリ充放電状態変化等のシステム内動作環境変化に応
じて処理スピードを決定するCPUクロックを自動的に
切り換え制御でき、これによりシステムの動作環境変化
に応じた効率の良い精細な省電力動作制御が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】図1の要部の構成を示すブロック図。
【図3】上記実施例に於けるCPUクロック切換制御の
ためのCPUクロック設定処理手順を示すフローチャー
ト。
【図4】上記実施例に於けるCPUクロック切換制御の
ためのCPUクロック切換処理手順を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
10…システムバス、11…メインCPU、12…シス
テムファームウェアROM、13…RAM、18…バッ
クアップRAM、19…クロックジェネレータ(C
G)、26…表示コントローラ(DISPーCON
T)、30…電源制御インターフェイス(PSーI
F)、41…電源装置(インテリジェントパワーサプラ
イ)、42…電源スイッチ、43M ,43S …内蔵バッ
テリィ、44…電源制御プロセッサ(PCーCPU)、
45…内部RAM、46…内部ROM、47…シリアル
インターフェイス(SERーIF)、48…入出力イン
ターフェイス(I/O−IF)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−48720(JP,A) 特開 平4−123115(JP,A) 特開 平4−96810(JP,A) 特開 平4−36817(JP,A) 特開 平3−269711(JP,A) 特開 平2−201621(JP,A) 特開 平2−176921(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/04 - 1/08 G06F 1/28 - 1/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ駆動可能で、かつ節電モードの
    選択が可能な電子機器システムに於いて、 上記システムが節電モードで動作しているか否かを判断
    する省電力判断手段と、 上記システムが上記バッテリにより駆動しているか否か
    を判断するバッテリ駆動判断手段と、 上記システムのCPUクロックを生成するクロック生成
    手段と、 上記省電力判断手段により節電モードで動作しているこ
    とが判断され、かつ上記バッテリ駆動判断手段によりバ
    ッテリで駆動していることが判断された際に、上記バッ
    テリの残容量を判断するバッテリ容量判断手段と、 上記バッテリ容量判断手段によりバッテリ容量が所定量
    減じたことが判断された際に、上記クロック生成手段で
    生成するCPUクロックのクロック周波数を低下させる
    制御手段とを具備してなることを特徴とする電子機器シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、さらに、上記クロック
    生成手段で生成するCPUクロックのクロック周波数を
    低下させる指示情報を生成する手段と、 当該指示情報を保持する手段と、 上記保持された指示情報に従い上記クロック生成手段で
    生成するCPUクロックのクロック周波数を制御する手
    段とを具備してなることを特徴とする請求項1記載の電
    子機器システム。
  3. 【請求項3】 バッテリ駆動可能で、かつ節電モードの
    選択が可能な電子機器システムに於いて、 上記電子機器システム全体の制御を行うメインCPU
    と、 上記メインCPUと接続し、上記メインCPUのCPU
    クロック周波数の指示を行う周波数生成手段と、 上記周波数生成手段と接続し、上記電子機器システムの
    電源の監視および制御を行う電源制御部と、 電源供給を行うバッテリとを具備し、 上記電源制御部は、 上記電子機器システムが節電モードで動作しているか否
    かを判断する省電力判断手段と、 上記電子機器システムが上記バッテリにより駆動してい
    るか否かを判断するバッテリ駆動判断手段と、 上記省電力判断手段により節電モードで動作しているこ
    とが判断され、かつ上記バッテリ駆動判断手段によりバ
    ッテリで駆動していることが判断された際に、上記バッ
    テリの残容量を判断するバッテリ容量判断手段と、 上記バッテリ容量判断手段によりバッテリ容量が所定量
    減じたことが判断された際に、上記周波数生成手段にお
    いて生成するCPUクロックのクロック周波数を低下さ
    せる指示情報を生成する手段と、 上記指示情報を保持するレジスタとを具備し、 上記周波数生成手段は、上記レジスタに保持された上記
    指示情報に従い上記メインCPUのクロック周波数を生
    成制御することを特徴とする電子機器システム。
  4. 【請求項4】 バッテリ駆動可能で、かつ節電モードの
    選択が可能な電子機器システムのCPUクロックの切換
    制御方法に於いて、 上記電子機器システムが節電モードで動作しているか否
    かを判断し、 上記システムが上記バッテリにより駆動しているか否か
    を判断し、 上記電子機器システム節電モードで動作し、かつバッテ
    リにより駆動していると判断した場合、 上記バッテリの残容量を判断し、 上記バッテリの残容量が所定量減じたことが判断された
    際に、この電子機器システムの制御を行うCPUのクロ
    ック周波数を低下させる指示情報を生成し、 上記指示情報に従いCPUのクロック周波数を制御する
    ことを特徴とするCPUクロックの切換制御方法。
  5. 【請求項5】 バッテリ駆動可能で、かつ節電モードの
    選択が可能な電子機器システムのCPUクロックの切換
    制御方法に於いて、 上記電子機器システムが節電モードで動作しているか否
    かを判断し、 上記電子機器システムが上記バッテリにより駆動してい
    るか否かを判断し、 上記電子機器システムが節電モードで動作し、かつバッ
    テリにより駆動していると判断した場合、上記バッテリ
    の残容量を判断し、 上記バッテリの残容量が所定量減じたことが判断された
    際に、この電子機器システムの制御を行うCPUのクロ
    ック周波数を低下させる指示情報を生成し、 上記指示情報に従いCPUのクロック周波数を制御し、 上記電子機器システムが節電モードに設定されていない
    場合、若しくはバッテリ駆動を行っていない場合は、C
    PUのクロック周波数を低下しないことを特徴とするC
    PUクロックの切換制御方法。
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