JP3135271U - 部品溶接装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接時に部品位置決め用の位置決めピンの位置を検知する検知機構に対してスパッタリング等の悪影響が及ばないようにし、位置決めピンの検知精度が高く、しかもコンパクトな溶接装置を提供する。
【解決手段】溶接時に位置決めピン6を上方に突出させ、板状ワークWとナットNをセットした後、ナットNを下方に押圧し、位置決めピン6の移動ストロークを検出してナットNの有無や、姿勢や、溶接の適否を判断するような溶接装置において、エアシリンダユニット5を両ロッド式のシリンダとし、シリンダロッド5aの移動を検知する検知機構18を、位置決めピン6が連結されるシリンダロッド5aとは逆の下方のシリンダロッド5a側に設けるか、またはシリンダ5bの側方にシリンダロッド5aと連動して移動する連動ロッドを設け、検知機構18を連動ロッドに設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えばプロジェクションナット等の溶接部品を溶接する装置に関する。
従来、例えばプロジェクションナット等を溶接する装置として、本考案者の提案に係るナット等溶接装置(例えば、特許文献1参照。)などが知られており、この技術では、ナット等を所定の位置に位置決めするための位置決めピンをエアシリンダユニットのシリンダロッド上端に連結して、位置決めピンを下部電極の貫通孔を通して上下動自在にし、ナット等の供給の有無や姿勢の適否や溶接の適否等を自動的に判定するため、シリンダロッドに磁性目盛りを形成するとともに、エアシリンダに、磁性目盛りを検出する磁気検出部を設けることで、シリンダロッドのストローク精度を1.0mm以下の細かい精度で検出できるようにしている。
特許第3838565号
ところで、位置決めピンが連結されるシリンダロッドに、ストローク検知用のセンサを設ける場合、シリンダロッドは位置決めピンの真下に位置するため、溶接時に生じるスパッタリング(溶接部位から飛散する異物となる微粒子)が下方に落下してセンサに付着しやすくなり、測定精度が狂ったり、センサが誤作動を起こしたりする等の要因になりやすかった。
そこで、本考案は、センサに対するスパッタリング等の悪影響を抑制し、しかもコンパクトで、測定精度の高い溶接装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、エアシリンダユニットのシリンダロッドに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置において、前記エアシリンダユニットを両ロッドタイプのものとし、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構を、位置決めピンが連結される側のシリンダロッドとは反対側のシリンダロッドに設けるようにした。
このように、エアシリンダユニットを両ロッドタイプのものとし、位置決めピンが連結される側のシリンダロッドとは反対側のシリンダロッドに検知機構を設ければ、検知機構の位置が溶接部位から遠ざかり、しかも、溶接部位と検知機構の間にシリンダが介在するため、検知機構に対するスパッタリングの悪影響を抑制することができる。
なお、検知機構の検知方式等は任意であり、0.2mm以下程度の検知精度が得られれば、磁気を検知する磁気センサでも、磁気抵抗を検知する磁気抵抗センサでも、光を検知する光センサでも、電気抵抗の変化を検知する抵抗センサでも、その他の方式のセンサでもよい。
また本考案では、エアシリンダユニットのシリンダロッドに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置において、前記エアシリンダユニットの側方に、シリンダロッドと連動してシリンダ軸と平行に移動する連動部材を設け、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構を、前記連動部材に設けるようにした。
このように、エアシリンダユニットの側方に検知機構を設ければ、検知機構が溶接部位の真下に位置せず、スパッタリングの悪影響を受けにくくすることができる。
この際、エアシリンダユニットを両ロッドタイプのものとし、前記連動部材を、前記位置決めピンが連結される側のシリンダロッドとは反対側のシリンダロッド側に連結するようにすれば、検知機構の位置を一層溶接部位から遠ざけることができる。
また本考案では、エアシリンダユニットに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置において、前記エアシリンダユニットを、位置決めピンの軸線上から側方に変位した位置に配設し、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構を、エアシリンダユニットの側方で且つ位置決めピンの軸線上以外の箇所でシリンダロッドと連動して移動する連動部材、またはエアシリンダユニット自体に設けるようにした。
このように、エアシリンダユニットを位置決めピンの軸線上から変位した位置に配設し、このエアシリンダユニット自体、またはエアシリンダユニットの側方(位置決めピンの軸線上を除く)の連動部材に検知機構を設ければ、検知機構が位置決めピンの真下に位置せず、スパッタリングの影響を避けることができる。
また本考案では、エアシリンダユニットのシリンダロッドに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置において、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構として、被検出子の移動ストロークをセンサで検出する機構とし、前記被検出子が、シリンダロッドの移動の途中からシリンダロッドと連動して移動するようにした。
すなわち、エアシリンダユニットを両ロッドタイプのものにしたり、シリンダユニットの側方に連動部材を設けたりすれば、装置の大型化を伴うため、検知機構として被検出子の移動ストロークをセンサで検出する機構とし、被検出子が、シリンダロッドの移動の途中からシリンダロッドに連動するようにすれば、検知機構の小型化が図られ、装置全体をコンパクトに構成することができる。
そして、エアシリンダユニットを両ロッドタイプのものとし、前記被検出子を、前記位置決めピンが連結される側のシリンダロッドとは反対側のシリンダロッドに連動して移動する部材に取り付けるようにすれば、検知機構を溶接部位から遠ざけることができ、スパッタリングの抑制により効果的である。
この際、検知機構を磁性目盛りと磁気検出素子によって構成したり、被検出子を磁性目盛りとし、前記センサを磁気検出素子によって構成すれば、検知精度を精密にすることができる。
また、検知機構として、接触子と抵抗線の組み合わせによる抵抗センサにしてもよく、また、磁石と磁気抵抗検出センサの組み合わせによる磁気抵抗センサにしてもよく、磁性体とコイルの組み合わせによる差動トランスにしてもよい。
特にプロジェクションナット等を溶接するのに適した溶接装置として、位置決めピンの移動ストロークを検出する検知機構を溶接部位から遠ざけたり、溶接部位の真下を避けた位置に配置することで、スパッタリングによる検出精度の低下や、誤作動等を抑制することができ、溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等の判断を正確に行うことができる。
また、検知機構として、シリンダロッドの移動の途中で検知を始めるようにすることで装置のコンパクト化が図れる。
この際、検知機構として、磁性目盛りと磁気検出素子の組み合わせにすることで、検知精度を高めることができ、また、検知機構として、抵抗センサや磁気抵抗センサや差動トランスを採用しても所望の検知精度を得ることができる。
本考案の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は本考案に係る部品溶接装置においてエアシリンダユニットを両ロッドタイプのもので構成した一例を示す説明図、図2はエアシリンダユニットの側方にシリンダ軸と平行に連動部材を設けた例を示す構成例図、図3はエアシリンダユニットを位置決めピンの軸線上から側方に変位させた例を示す構成例図、図4はシリンダユニットの移動の途中で連動部材が連動するような機構を両ロッドタイプシリンダの下方のシリンダロッド側に設けた構成例図、図5は図4の連動部材を通常のシリンダユニットのシリンダロッドに設けた構成例図、図6は位置決めピンの作用を説明する説明図である。
本考案に係る部品溶接装置は、位置決めピンの位置を検知する検知機構に対するスパッタリング等の悪影響を抑制し、検知精度が高く、しかもコンパクトな溶接装置を提供できるようにされている。
すなわち、本考案に係る部品溶接装置1の第1実施例は、図1に示すように、二重筒構造の電極ホルダ2と、この電極ホルダ2の上端部に結合され且つ中央部に貫通孔3hを有する下部電極3と、電極ホルダ2の下端部に絶縁材4を介して連結される両ロッドタイプのエアシリンダユニット5と、エアシリンダユニット5の作動によって前記貫通孔3hから出没自在に上下動する位置決めピン6を備えている。
そして、この位置決めピン6の上下方向のストロークを検知するため、シリンダユニット5のシリンダ5bから下方に延出するシリンダロッド5aの周辺には、該シリンダロッド5aの移動ストロークを検出するための検知機構18が組み込まれている。
部品溶接装置1の細部について説明する前に、まず溶接時における位置決めピン6の作用等について、溶接部品がナットである場合を例にとって、図6に基づき説明する。
エアシリンダユニット5により位置決めピン6を貫通孔3hから上方に突出させた状態で、図6(a)に示すように、下部電極3の上部に、ボルト挿通用の下穴hが形成される鋼板等の板状ワークWを位置決めピン6に嵌め込むようにセットし、その後、その上からナットNを位置決めピン6に被せるようにセットする。
この際、ナットNが正常の姿勢の場合、プロジェクション部p(溶接によって溶解する部分)が下方に位置しており、プロジェクション部pと板状ワークWとの間には、隙間が形成された状態になるようにしている。
次いで、上部電極7が上方から下降してきて、ナットNの上面を下方に押圧しながらナットNを板状ワークWに押し付ける。このとき、下方のエアシリンダユニット5によって位置決めピン6を上方に押し上げる力は、上部電極7が下方に押圧する押圧力より弱くしているため、図6(b)に示すように、ナットNは押されて下方に降下し、上方に付勢されている位置決めピン6も一緒に降下する。そしてこの位置を検知機構18で検知し、基準位置に対して所定範囲以内にあれば、正規のナットNが正規の姿勢でセットされていると判断し、加圧通電が行われる。また、検知機構18で検知した位置が基準値の範囲を逸脱している場合、ナットNの姿勢や種類等が異常であると判断して、溶接作業は中止させられる。
加圧通電がなされて溶接が完了すると、図6(c)に示すように、プロジェクション部pが溶解してナットNと位置決めピン6は降下する。このため、検知機構18によってこの位置決めピン6の降下ストロークを検知できれば、ナットNが正常に溶接されたか否かを知ることができ、降下ストロークが基準値の範囲内であれば、正常に溶接が行われたものと判断するが、基準値の範囲外であれば、溶接は異常であったと判断され、所要の処置がとられる。
次に、前記部品溶接装置1の細部の構造について図1に基づき説明する。
前記電極ホルダ2は、外筒8の内側に内筒9が水密状に嵌合する二重筒構造であり、外筒8と内筒9との嵌合面には縦方向に対面して二本の水路sと、円周方向に上下一対の円形水路からなる冷却水路が形成されている。そして、この冷却水路に冷却水を供給するための給水部11と、冷却水路の冷却水を排出するための排水部12が電極ホルダ2の下端側に接続され、電極ホルダ2を介して下部電極3を間接的に冷却するようにされている。
また、前記エアシリンダユニット5は、前述のように両ロッドタイプのものとしており、シリンダ5bから上方外部と下方外部に向けてシリンダロッド5aが張り出すようなタイプのものを使用するとともに、シリンダ5bから上方外部に延出するシリンダロッド5aの上端には、絶縁ジョイント14を介して連結シャフト13を連結しており、この連結シャフト13の上端に前記位置決めピン6を連結している。そして、絶縁ジョイント14によって連結シャフト13とシリンダロッド5aとを電気的に絶縁するようにされている。
また、前記電極ホルダ2とエアシリンダユニット5間に介装される絶縁材4は、電極ホルダ2とシリンダ5b間を電気的に絶縁するとともに、この絶縁材4には、電極ホルダ2内にスパッタリングを入り込むのを防止するためのブローエア供給部15が連結されており、このブローエア供給部15から送り込んだブローエアを電極ホルダ2の筒内上方に向けて流動させることにより、溶接時に生じるスパッタリングが電極ホルダ2の筒内に入り込むのを阻止するようにしている。
前記エアシリンダユニット5は、シリンダロッド5aを上方に移動させるための第1エア供給部16と、シリンダロッド5aを下方に移動させるための第2エア供給部17を備えており、本実施例では、溶接作業が開始されると、第1エア供給部16からエアを供給してエアを入れっぱなしの状態にしている。
そして、前述のように、位置決めピン6を常に上方に付勢しておき、上部電極7が降下してきてナットNを下方に押圧すると、位置決めピン6が降下するようにしている。
次に、下方に向けて延出するシリンダロッド5aの周囲の検知機構18について説明する。
下方に向けて延出するシリンダロッド5aには、等間隔に微小幅で磁性部と非磁性部が交互に配列されるような被検出子としての磁性目盛りが形成されており、このシリンダロッド5aの周囲に、磁気検出素子を備えた筒状のセンサ20が設けられており、このセンサ20の磁気検出素子によって、シリンダロッド5aの磁性目盛りを検知できるようにされている。
そして、本実施例では、シリンダロッド5aの移動ストローク(位置決めピン6の移動ストローク)の検知精度を0.2mm以下の細かい値まで検出できるようにしている。
以上のような部品溶接装置1において、非常に細かい精度で位置決めピン6の移動を検出できるため、ナットNの有無や、姿勢の異常等ばかりでなく、プロジェクション部pの溶解まで検知することができるが、溶接時に下部電極3と板状ワークWの接触部付近で生じるスパッタリングは、シリンダ5bの下方に位置する検知機構18までは届きにくく、検知精度に影響はない。
次に、部品溶接装置の第2実施例について、図2に基づき説明する。
この実施例では、両ロッドタイプのエアシリンダユニット5の下方に延出するシリンダロッド5aの下端部に、連結バー21を介してシリンダ軸と平行な連動ロッド22をセンサ筒23の内部に上下動可能に設け、この連動ロッド22とセンサ筒23によって検知機構18を構成するとともに、連結バー21にガイドロッド24を取付け、このガイドロッド24の移動をガイドブッシュ25でガイドすることによって、連動ロッド22がぶれないで移動するようにしている。
そして、検知機構18としては、連動ロッド22に磁性目盛りを形成するとともに、センサ筒23に磁気検出素子を設けており、センサ筒23やガイドブッシュ25は固定部材26に固定している。
この実施例では、検知機構18の位置が、溶接部位の真下から側方にずれているため、スパッタリングが落下して検出精度が狂うような悪影響を一層抑制することができる。
なお、本実施例では、検知機構18を両ロッドタイプのエアシリンダユニット5の下方側のシリンダロッド5aの側方に設けているため、スパッタリングの悪影響を一層抑制できるが、必ずしも両ロッドタイプのエアシリンダユニット5に限られるものではなく、上方のシリンダロッド5aの側方に検知機構18を設けるようにしてもよい。
次に、部品溶接装置の第3の実施例について図3に基づき説明する。
この部品溶接装置1は、エアシリンダユニット5の位置を、位置決めピン6の軸線上から側方に変位させた構成例であり、位置決めピン6が連結される連結シャフト13の下方部周囲を下部ガイド30でガイドするとともに、連結シャフト13の下端部に水平な連結バー21の一端側を結合し、この連結バー21の中間部には、エアシリンダユニット5のシリンダロッド5aを連結している。また、この連結バー21の他端側寄りには、磁性目盛りを形成し且つセンサ筒23の内部を移動自在な連動ロッド22の一端部を結合するとともに、連動ロッド22とセンサ筒23によって検知機構18を構成するようにしている。また、エアシリンダユニット5のシリンダ5bや、センサ筒23は、固定部材26に固定している。
このような検知機構18の場合でも、その位置が位置決めピン6の真下の位置から側方にずれているため、スパッタリングの影響を受けにくく、検出精度が狂うような不具合はない。
なお、この実施例では、検知機構18をエアシリンダユニット5の側方に配置しているが、検知機構18をエアシリンダユニット5自体に組み込むようにしてもよい。この場合、磁性目盛りはシリンダロッド5aに形成し、磁気検出素子はシリンダ5bに設けるようにする。この場合でも、検知機構18の位置が位置決めピン6の真下ではないため、スパッタリングの影響を受けにくい。
次に、部品溶接装置の第4の実施例について図4に基づき説明する。
この実施例は、シリンダロッド5aの移動の途中から、検知機構18の連動ロッド22がシリンダロッド5aの移動に連動して移動するようにしたものであり、図4(a)では、検知機構18のセンサ筒23を、両ロッドタイプのエアシリンダユニット5のシリンダ5b下端部に結合した取付板27に固定し、シリンダロッド5aの下端部に結合した係合板28の係合部28kを連動ロッド22の下端部に係合自在にし、図4(b)では、逆に、検知機構18のセンサ筒23をシリンダロッド5a下端部に結合した取付板27に固定し、シリンダ5b下端部に取り付けた係合板28の係合部28kに対して連動ロッド22の上端部を係合自在にしたものである。この場合、図4(a)の場合は、必要に応じてセンサ筒23に対して連動ロッド22を常時下方に付勢しておくようにし、図4(b)の場合は、センサ筒23に対して連動ロッド22を常時上方に付勢しておくようにする。
このような第4実施例では、検知機構18で検知するストローク範囲として、シリンダロッド5aのすべてのストローク範囲でなく、必要箇所だけのストローク範囲内を検知するようにしておけば、検知機構18の小型化が図られ、装置全体のコンパクト化を図ることができる。
なお、この第4の実施例でも、検知機構18を両ロッドタイプのエアシリンダユニット5の下方側のシリンダロッド5a側に設けているが、必ずしも両ロッドタイプのエアシリンダユニット5に限られるものではなく、図5に示すように、通常のエアシリンダユニット5のシリンダロッド5aに設けるようにしてもよい。
この場合、図5(a)は、図4(a)に似た構成のもので、検知機構18のセンサ筒23を、絶縁材4の下端部に結合した取付板27に固定し、シリンダロッド5aに結合した係合板28の係合部28kを連動ロッド22の下端部に係合自在にし、図5(b)では、逆に、検知機構18のセンサ筒23をシリンダロッド5aに結合した取付板27に固定し、絶縁材4の下端部に取り付けた係合板28の係合部28kに対して連動ロッド22の上端部を係合自在にしたものである。
この場合も、図4の場合と同様に、図5(a)の場合は、必要に応じてセンサ筒23に対して連動ロッド22を常時下方に付勢しておくようにし、図5(b)の場合は、センサ筒23に対して連動ロッド22を常時上方に付勢しておくようにしておく。
以上のように本考案の部品溶接装置1は、スパッタリングが検知機構18に与える悪影響を抑制することができ、しかも装置のコンパクト化を図ることもできる。
なお、以上の各実施例では、検知機構18として磁性目盛りと磁気検出素子の組み合わせとしているが、検知方式は任意であり、例えば検知精度0.2mm以下の精度が得られれば、抵抗センサ、磁気抵抗センサ、差動トランス、光センサ、レーザーセンサ等のほか任意のセンサが使用できる。
溶接部品を溶接するにあたり、部品を位置決めするための位置決めピンの移動ストロークを精密に検出できるため、溶接品質を高めることができ、特にプロジェクションナット等の溶接に好適である。
本考案に係る部品溶接装置においてエアシリンダユニットを両ロッドタイプのもので構成した一例を示す説明図 エアシリンダユニットの側方にシリンダ軸と平行に連動部材を設けた例を示す構成例図 エアシリンダユニットを位置決めピンの軸線上から側方に変位させた例を示す構成例図 シリンダユニットの移動の途中で連動部材が連動する機構を両ロッドタイプのシリンダユニットに設けた構成例図 図4の連動部材を通常のシリンダユニットのシリンダロッドに設けた構成例図 位置決めピンの作用を説明する説明図
符号の説明
1…部品溶接装置、3…下部電極、3h…貫通孔、6…位置決めピン、5…エアシリンダユニット、5a…シリンダロッド、18…検知機構、20…筒状のセンサ、22…連動ロッド(連動部材)、23…センサ筒。

Claims (25)

  1. エアシリンダユニットのシリンダロッドに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置であって、前記エアシリンダユニットを両ロッドタイプのものとし、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構を、位置決めピンが連結される側のシリンダロッドとは反対側のシリンダロッドに設けることを特徴とする部品溶接装置。
  2. エアシリンダユニットのシリンダロッドに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置であって、前記エアシリンダユニットの側方に、シリンダロッドと連動してシリンダ軸と平行に移動する連動部材を設け、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構を、前記連動部材に設けることを特徴とする部品溶接装置。
  3. 前記エアシリンダユニットを両ロッドタイプのものとし、前記連動部材を、前記位置決めピンが連結される側のシリンダロッドとは反対側のシリンダロッド側に連結することを特徴とする請求項2に記載の部品溶接装置。
  4. エアシリンダユニットに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置であって、前記エアシリンダユニットは、位置決めピンの軸線上から側方に変位した位置に配設され、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構は、エアシリンダユニットの側方で且つ位置決めピンの軸線上以外の箇所でシリンダロッドと連動して移動する連動部材、またはエアシリンダユニット自体に設けられることを特徴とする部品溶接装置。
  5. エアシリンダユニットのシリンダロッドに連結される位置決めピンが上下動可能となり、この位置決めピンが下部電極の貫通孔を通して出没自在にされるとともに、この位置決めピンの位置を検出することにより溶接部品の有無や、姿勢の異常や、溶接の適否等を判断するようにした部品溶接装置であって、前記位置決めピンの位置を検出するための検知機構として、被検出子の移動ストロークをセンサで検出する機構とし、前記被検出子が、シリンダロッドの移動の途中からシリンダロッドと連動して移動するようにしたことを特徴とする部品溶接装置。
  6. 前記エアシリンダユニットを両ロッドタイプのものとし、前記被検出子を、前記位置決めピンが連結される側のシリンダロッドとは反対側のシリンダロッドに連動して移動する部材に取り付けることを特徴とする請求項5に記載の部品溶接装置。
  7. 前記検知機構を、磁性目盛りと磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項1に記載の部品溶接装置。
  8. 前記検知機構を、磁性目盛りと磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項2に記載の部品溶接装置。
  9. 前記検知機構を、磁性目盛りと磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項3に記載の部品溶接装置。
  10. 前記被検出子を磁性目盛りとし、前記センサを磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項4に記載の部品溶接装置。
  11. 前記被検出子を磁性目盛りとし、前記センサを磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項5に記載の部品溶接装置。
  12. 前記被検出子を磁性目盛りとし、前記センサを磁気検出素子によって構成することを特徴とする請求項6に記載の部品溶接装置。
  13. 前記検知機構を、電気抵抗の変化を測定する抵抗センサによって構成することを特徴とする請求項1に記載の部品溶接装置。
  14. 前記検知機構を、電気抵抗の変化を測定する抵抗センサによって構成することを特徴とする請求項2に記載の部品溶接装置。
  15. 前記検知機構を、電気抵抗の変化を測定する抵抗センサによって構成することを特徴とする請求項3に記載の部品溶接装置。
  16. 前記被検出子を抵抗線に接触する接触子とし、前記センサを抵抗線によって構成することを特徴とする請求項4に記載の部品溶接装置。
  17. 前記被検出子を抵抗線に接触する接触子とし、前記センサを抵抗線によって構成することを特徴とする請求項5に記載の部品溶接装置。
  18. 前記被検出子を抵抗線に接触する接触子とし、前記センサを抵抗線によって構成することを特徴とする請求項6に記載の部品溶接装置。
  19. 前記検知機構を、磁気抵抗センサまたは差動トランスによって構成することを特徴とする請求項1に記載の部品溶接装置。
  20. 前記検知機構を、磁気抵抗センサまたは差動トランスによって構成することを特徴とする請求項2に記載の部品溶接装置。
  21. 前記検知機構を、磁気抵抗センサまたは差動トランスによって構成することを特徴とする請求項3に記載の部品溶接装置。
  22. 前記被検出子を磁石とし、前記センサを磁気抵抗検出センサとするか、または前記被検出子を磁性体とし、前記センサをコイルとすることを特徴とする請求項4に記載の部品溶接装置。
  23. 前記被検出子を磁石とし、前記センサを磁気抵抗検出センサとするか、または前記被検出子を磁性体とし、前記センサをコイルとすることを特徴とする請求項5に記載の部品溶接装置。
  24. 前記被検出子を磁石とし、前記センサを磁気抵抗検出センサとするか、または前記被検出子を磁性体とし、前記センサをコイルとすることを特徴とする請求項6に記載の部品溶接装置。
  25. 前記検知機構の検知精度を0.2mm以下とすることを特徴とする請求項1乃至請求項24のいずれか1項に記載の部品溶接装置。
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