JP4382720B2 - 異形フランジ付き小物部品の抵抗溶接機 - Google Patents

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本発明は、ナット、ボルト、軸等の下部に、外周の一部が欠如された半円状、長方形状等の異形フランジを設けてなる異形フランジ付き小物部品を、鋼板等の母材に溶着する抵抗溶接機に関するものである。
ナットを金属板の所定箇所に溶接するスポット溶接機として特許文献1、即ち、図7に示すものがあった。図7において、1は固定電極、2は固定電極1の上部側に対向配置した可動電極である。該可動電極2の下部外周に筒状の検知体3を摺動可能に嵌合させ、この検知体3をコイルばね4により下方に押圧してその下端3aを前記可動電極2よりも所定量下方に突出付勢する。前記検知体3の下部は溶接されるナット8の外周が嵌合する径とし、検知体3の下端3aが可動電極2から下方に突出する突出量はナット8の厚さ(高さ)以下とする。
前記検知体3の上部に絶縁性のホルダ3bが一体的に連結され、該ホルダ3bの内周にリング状の可動接触子5を固定し、前記可動電極2の上部外周に可動接触子5の下部側で対向する鍔状の固定接触子6を嵌合固定する。前記可動接触子5および固定接触子6は、抵抗溶接機の電源を遮断する遮断回路(図示省略)の接点をなし、可動接触子5が検知体3によって上動されると、該可動接触子5が前記固定接触子6から離間し、スポット溶接機の電源を遮断するようになっている。
そして、図7の実線でに示すように、ナット8が金属板9の上面の正常位置に供給された状態で可動電極2が下降すると、検知体3の下部が前記ナット8の外周部に嵌合し、該検知体3は可動電極2に対して上方に相対移動せず、可動接触子5は固定接触子6に接触した状態、つまり遮断回路が作動しない状態となる。これにより、前記可動電極2がナット8に接触し、該ナット8、金属板9間に電流が流れ、ナット8の突起8aが溶融して両者は溶接されることになる。
また、前記ナット8の供給位置が横方向にずれた場合は、図7の仮想線で示すように、可動電極2が前記ナット8に当接する前に検知体3の下端3aがナット8の上面に当接し、該検知体3が可動電極2に対して上方に相対移動してその可動接触子5が固定接触子6から離間し、スポット溶接機の電源、つまり電極1,2間への通電が遮断され、前記ナット8の金属板10への溶着が阻止されることになる。
前記従来のものは、軸方向に一定の断面を有する一般的なナットに対しては、該ナットの位置が正規位置から横方向にずれると、これを検知して金属板10への溶着を阻止し、不良品となる溶接を未然に防止することができる。ところで、近年においては、ナット、ボルト、軸等の下部に、外周の一部が欠如された異形フランジ付き小物部品が台頭し、該異形フランジ付き小物部品の異形フランジを方向付けして母材に溶接する、という需要が高まってきており、該異形フランジ付き小物部品に対しては、前記従来のスポット溶接機では対応することができない。
特開平11−77322号公報。
本発明は、外周の一部が欠如された異形フランジ付き小物部品を常時正常の向きで母材に固着できる新規な異形フランジ付き小物部品の抵抗溶接機を得ることを目的とする。
本発明は前記目的を達成するために、以下の如く構成したものである。即ち、固定電極に対して上下動される可動電極を設け、該可動電極の下部を小物部品の異形フランジの面形状に略対応する断面とし、内周部に前記小物部品の胴部が嵌合する嵌合凹部を設け、前記可動電極の外周に筒状の検知体を上下摺動可能に嵌合させるとともに、該検知体の下部を前記小物部品の異形フランジが遊嵌する断面形状とし、前記検知体を、該検知体の下端が前記可動電極の下面から下方に突出付勢する弾性体を設け、前記可動電極と検知体との間に、前記検知体が前記可動電極に対して上方に移動された際に、抵抗溶接機の電源を遮断する接触子を設ける構成にしたものである。
また、前記可動電極に設けた接触子は、検知体に設けた接触子を下方から受け止めて前記検知体のそれ以上の下方への移動を規制し、前記検知体の下端が前記可動電極の下面から下方に突出する突出量を、異形フランジの厚さ以下に設定するようにしたものである。
異形フランジ付き小物部品が正常の向きで母材上面に供給され、この状態で可動電極が下降すると、検知体の下部が前記小物部品の異形フランジに嵌合し、該検知体は可動電極に対して上方に相対移動せず、可動電極と検知体との間に設けた接触子は互いに接触した状態、つまり遮断回路が作動しない状態となる。これにより、前記可動電極が小物部品の異形フランジ上面に当接すると、異形フランジ−母材間に電流が流れ、前記小物部品が母材に溶着されることになる。
前記小物部品の異形フランジの向きが正常と異なった状態で母材上面に供給されると、可動電極が下降した際に、該可動電極が前記小物部品の異形フランジに当接する前に、該異形フランジに検知体の下端が当接し、該検知体が可動電極に対して上方に相対移動することになる。これにより、可動電極と検知体との間に設けた接触子が互いに離間して遮断回路が作動し、抵抗溶接機の電源、つまり固定電極−可動電極間の通電が遮断され、前記小物部品の母材への溶着が阻止されることになる。
また、可動電極に設けた接触子を利用して、検知体の可動電極の下面に対する下方への突出量を、異形フランジの厚さ以下となるように設定したので、構造が簡素になる。
以下本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図において、図1は本発明による正常時の溶接状態を示す要部断面図、図2は検知体の検知状態を示す要部断面図、図3は図1における可動電極及び検知体の底面図、図4は可動電極及び検知体の他の例を示す底面図、図5は図1に適用される異形フランジ付き小物部品の斜視図、図6は異形フランジ付き小物部品の他の例を示す斜視図である。
図1において、10はフレームに係止される固定電極であり、その上部は、後述する異形フランジ付き小物部品(以下ワークという)25の異形フランジ25bの面形状に略対応する断面とし、中心部にガイドピン11が上下摺動可能に嵌合されている。該ガイドピン11はワーク25をガイドするものであり、ばね(図示省略)によって固定電極10から上方に突出付勢され、固定電極10から上方に突出する頭部11aは前記ワーク25のねじ孔25cに嵌合する円錐状となっている。
前記ワーク25は、異形フランジ付きナットからなり、図5に示すように、円筒状の胴部25aの下部に外周の一部が欠如された半円状のフランジ、即ち、異形フランジ25bを一体に有し、前記胴部25a及び異形フランジ25bの中心部にねじ孔25cが貫通形成されている。
前記固定電極10の上方にシリンダ(図示所略)によって上下動される可動電極12を対向配置する。該可動電極12の下部は大径にするとともに、前記ワーク25の異形フランジ25bの面形状に略対応する断面とし、中心部にワーク25の胴部25aが嵌合する嵌合凹部12aを形成する。
前記可動電極12の下部外周に筒状の検知体15を上下摺動可能に嵌合させる。該検知体15の下部は前記異形フランジ25bが遊嵌する径にするとともに、その断面形状は異形フランジ25bの外周に沿う異形の断面形状とする。前記検知体15はコイルばねからなる弾性体16により下方に押圧され、その下端15aが前記可動電極12から下方に突出されるようになっている。
前記検知体15の上部に絶縁性のホルダ17が一体的に連結され、該ホルダ17の内周にリング状の可動接触子18を固定する。また。前記可動電極12の上部外周に可動接触子18の下部側で対向するリング状の固定接触子19を嵌合固定する。前記可動接触子18および固定接触子19は、抵抗溶接機の電源を遮断する遮断回路(図示省略)の接点をなし、可動接触子18が検知体15によって上動されると、該可動接触子18が前記固定接触子19から離間し、スポット溶接機の電源を遮断するようになっている。
20は可動電極12の上部に固定したばね押さえであり、前述した弾性体16はこのばね押さえ20と前記ホルダ17との間に介装されて検知体15を下方に押圧付勢する。前記ホルダ17は、上部が小径に下部が大径となる段付き円筒状に形成し、この段部の下面に前記可動接触子18を取付け、該可動接触子18が上方から前記固定接触子19に当接するようにする。これにより、検知体15の下限位置を決定し、可動接触子18が固定接触子19に当接した際に、検知体15の下端15aが可動電極12から下方に突出する突出量を異形フランジ25bの厚さ(高さ)以下となるように設定する。
前記実施例によれば、図1に示すように、ワーク25の異形フランジ25bが正常の向きで母材(金属板)26の上面に供給され、この状態で可動電極12が下降すると、検知体15の下部がワーク25の異形フランジ25bに嵌合し、検知体15は可動電極12に対して上方に相対移動せず、従って、可動接触子18は固定接触子19に接触した状態、つまり遮断回路が作動しない状態で前記可動電極12がワーク25に接触し、該ワーク25、母材26間に電流が流れ、ワーク25の異形フランジ25bに形成した突起25dが溶融して両者は溶接されることになる。
次に、図2に示すように、ワーク25の異形フランジ25bが不正常の向きで母材(金属板)26の上面に供給され、この状態で可動電極12が下降すると、検知体15の下部がワーク25の異形フランジ25bに衝突し、検知体15は可動電極12に対して上方に相対移動し、前記可動接触子18が固定接触子19から離間して遮断回路が作動する。このため、前記可動電極12がワーク25の異形フランジ25bに接触しても、該異形フランジ25b、母材26間に電流が流れず、ワーク25は母材26に溶接されなくなる。従って、異形フランジ付き小物部品を常時正常の向きで母材に固着することができる。
なお、前述したワーク25の異形フランジ25bは、図6に示すように、外周の左右が欠如された長方形状の異形フランジ25b’を有するワーク25’としてもよい。この場合、可動電極12及び検知体15は、図4に示すように、底面形状が前記異形フランジ25b’の面形状に対応した可動電極12’及び検知体15’とする。また、ワーク25は、胴部25aを短いボルト、軸、ピン等に換え、これらの下部に、外周の一部が欠如された半円状あるいは長方形状の異形フランジを設けるものであってもよい。
本発明による正常時の溶接状態を示す要部断面図である。 検知体の検知状態を示す要部断面図である。 図1における可動電極及び検知体の底面図である。 可動電極及び検知体の他の例を示す底面図である。 図1に適用される異形フランジ付き小物部品の斜視図である。 異形フランジ付き小物部品の他の例を示す斜視図である。 従来例を示す要部断面図である。
符号の説明
10 固定電極
11 ガイドピン
11a 頭部
12 可動電極
12a 嵌合凹部
15 検知体
15a 下端
16 弾性体
17 ホルダ
18 可動接触子
19 固定接触子
20 バネ押え
25 異形フランジ付き小物部品(ワーク)
25a 胴部
25b 異形フランジ
25c ねじ孔
25d 突起
26 母材(金属板)

Claims (2)

  1. 固定電極(10)に対して上下動される可動電極(12)を設け、該可動電極(12)の下部を小物部品(25)の異形フランジ(25b)の面形状に略対応する断面とし、内周部に前記小物部品(25)の胴部(25a)が嵌合する嵌合凹部(12a)を設け、前記可動電極(12)の外周に筒状の検知体(15)を上下摺動可能に嵌合させるとともに、該検知体(15)の下部を前記小物部品(25)の異形フランジ(25b)が遊嵌する断面形状とし、前記検知体(15)を、該検知体(15)の下端(15a)が前記可動電極(12)の下面から下方に突出付勢する弾性体(16)を設け、前記可動電極(12)と検知体(15)との間に、前記検知体(15)が前記可動電極(12)に対して上方に移動された際に、抵抗溶接機の電源を遮断する接触子(18,19)を設けたことを特徴とする異形フランジ付き小物部品の抵抗溶接機。
  2. 可動電極(12)に設けた接触子(19)は、検知体(15)に設けた接触子(18)を下方から受け止めて前記検知体(15)のそれ以上の下方への移動を規制し、前記検知体(15)の下端(15a)が前記可動電極(12)の下面から下方に突出する突出量を、異形フランジ(25b)の厚さ以下に設定したことを特徴とする請求項1記載の異形フランジ付き小物部品の抵抗溶接機。
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