JP3135164B2 - 写真用ストロボ装置 - Google Patents
写真用ストロボ装置Info
- Publication number
- JP3135164B2 JP3135164B2 JP04147569A JP14756992A JP3135164B2 JP 3135164 B2 JP3135164 B2 JP 3135164B2 JP 04147569 A JP04147569 A JP 04147569A JP 14756992 A JP14756992 A JP 14756992A JP 3135164 B2 JP3135164 B2 JP 3135164B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reflector
- light
- side direction
- strobe device
- discharge tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B15/00—Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
- G03B15/02—Illuminating scene
- G03B15/03—Combinations of cameras with lighting apparatus; Flash units
- G03B15/05—Combinations of cameras with electronic flash apparatus; Electronic flash units
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2215/00—Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
- G03B2215/05—Combinations of cameras with electronic flash units
- G03B2215/0514—Separate unit
- G03B2215/0517—Housing
- G03B2215/0525—Reflector
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2215/00—Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
- G03B2215/05—Combinations of cameras with electronic flash units
- G03B2215/0514—Separate unit
- G03B2215/0517—Housing
- G03B2215/0525—Reflector
- G03B2215/0532—Flashtube mounting
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、写真用ストロボ装
置、詳しくは写真撮影用ストロボ装置の発光部における
リフレクタに関するものである。
置、詳しくは写真撮影用ストロボ装置の発光部における
リフレクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、従来の写真撮影用のスト
ロボ装置は、その発光部の一例を図７，図８に示す如
く、棒状の直管型の閃光放電管１１と、この放電管１１
を覆うように配設され、前面の開口された反射笠からな
るリフレクタ１２と、このリフレクタ１２の上記開口に
対向して配設された拡散板（図示されず）で構成されて
いる。
ロボ装置は、その発光部の一例を図７，図８に示す如
く、棒状の直管型の閃光放電管１１と、この放電管１１
を覆うように配設され、前面の開口された反射笠からな
るリフレクタ１２と、このリフレクタ１２の上記開口に
対向して配設された拡散板（図示されず）で構成されて
いる。
【０００３】上記閃光放電管１１は、管内にキセノンガ
スを封入した、いわゆるキセノン閃光放電灯で構成され
ていて、対向する陽極１１ａと陰極１１ｂに高電圧を印
加し、そのトリガ電極に高電圧のトリガパルス電圧を印
加することにより閃光発光が行われるようになってい
る。
スを封入した、いわゆるキセノン閃光放電灯で構成され
ていて、対向する陽極１１ａと陰極１１ｂに高電圧を印
加し、そのトリガ電極に高電圧のトリガパルス電圧を印
加することにより閃光発光が行われるようになってい
る。
【０００４】そして、上記リフレクタ１２は、図７に示
すように短辺方向の断面形状（縦断面形状）が前面を開
口された、略楕円またはこれと近似した曲面形状に形成
されると共に、図８に示す如く平面形状が台形またはそ
れに近い形状で長辺方向には横長の樋形状に形成されて
いて、その内面がアルミメッキされ、略楕円または近似
曲面の焦点位置近傍に長辺方向に沿って上記閃光放電管
１１が位置するように取り付けられる。従って、閃光放
電管１１が発光すれば、その光は内面で反射されて前面
開口部１２ａから前方に向けて照射される。
すように短辺方向の断面形状（縦断面形状）が前面を開
口された、略楕円またはこれと近似した曲面形状に形成
されると共に、図８に示す如く平面形状が台形またはそ
れに近い形状で長辺方向には横長の樋形状に形成されて
いて、その内面がアルミメッキされ、略楕円または近似
曲面の焦点位置近傍に長辺方向に沿って上記閃光放電管
１１が位置するように取り付けられる。従って、閃光放
電管１１が発光すれば、その光は内面で反射されて前面
開口部１２ａから前方に向けて照射される。
【０００５】このように構成されているリフレクタ１２
は、図７に示すように、その先端縁部の対向端部と閃光
放電管１１の中心軸線とを結ぶ２本の線１３ａ，１３ｂ
がなす角を、カメラの撮影レンズの写角Ｗと同じか、や
や大きくなるようにリフレクタ１２の大きさを設定する
ことにより、殆どの光が写角Ｗ内を照らし効率の良い照
明ができる。そのために、リフレクタ１２の短辺方向の
断面形状は、内面の反射面が楕円形状を呈することが適
しており、その楕円の焦点位置付近に閃光放電管１１を
配置することによって、閃光放電管１１の発光は直接、
前面開口部１２ａから前方に出射する光と、リフレクタ
１２の内面で反射されて上記前面開口部１２ａから前方
に出射する光のいずれも写角Ｗ内に収めることができ
る。
は、図７に示すように、その先端縁部の対向端部と閃光
放電管１１の中心軸線とを結ぶ２本の線１３ａ，１３ｂ
がなす角を、カメラの撮影レンズの写角Ｗと同じか、や
や大きくなるようにリフレクタ１２の大きさを設定する
ことにより、殆どの光が写角Ｗ内を照らし効率の良い照
明ができる。そのために、リフレクタ１２の短辺方向の
断面形状は、内面の反射面が楕円形状を呈することが適
しており、その楕円の焦点位置付近に閃光放電管１１を
配置することによって、閃光放電管１１の発光は直接、
前面開口部１２ａから前方に出射する光と、リフレクタ
１２の内面で反射されて上記前面開口部１２ａから前方
に出射する光のいずれも写角Ｗ内に収めることができ
る。
【０００６】また、照射角度を任意に調節することがで
きるように構成したズームストロボ装置も実開平２−４
８９３４号公報によって提供されている。この装置は、
閃光放電管とこれを覆うように配設されたリフレクタと
を、ケースに備え付けられたレンズの後方に光軸方向に
進退可能に配設し、閃光放電管とリフレクタとをレンズ
に接近させることにより、広い照射角度を得、また閃光
放電管とリフレクタとをレンズから離反させることによ
って比較的狭い照射角度を得るようにしたもので、この
装置には更に、レンズの内側周縁に沿って上記リフレク
タを包囲するような内面に反射面を備えた反射枠が設け
られていて、閃光放電管とリフレクタとがレンズから離
反したとき、該リフレクタから射出する光のうち、直接
レンズに達しない光を反射枠の反射面により反射させて
レンズに向かうようにしている。
きるように構成したズームストロボ装置も実開平２−４
８９３４号公報によって提供されている。この装置は、
閃光放電管とこれを覆うように配設されたリフレクタと
を、ケースに備え付けられたレンズの後方に光軸方向に
進退可能に配設し、閃光放電管とリフレクタとをレンズ
に接近させることにより、広い照射角度を得、また閃光
放電管とリフレクタとをレンズから離反させることによ
って比較的狭い照射角度を得るようにしたもので、この
装置には更に、レンズの内側周縁に沿って上記リフレク
タを包囲するような内面に反射面を備えた反射枠が設け
られていて、閃光放電管とリフレクタとがレンズから離
反したとき、該リフレクタから射出する光のうち、直接
レンズに達しない光を反射枠の反射面により反射させて
レンズに向かうようにしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
構成されている上記図７，図８に示す従来のストロボ装
置におけるリフレクタには、次のような欠点がある。即
ち、リフレクタ１２は図８に示す如く、長辺方向は、そ
の長さ故に写角Ｗ外に出ていく光線１３ｃ，１３ｄがど
うしても残ってしまう。
構成されている上記図７，図８に示す従来のストロボ装
置におけるリフレクタには、次のような欠点がある。即
ち、リフレクタ１２は図８に示す如く、長辺方向は、そ
の長さ故に写角Ｗ外に出ていく光線１３ｃ，１３ｄがど
うしても残ってしまう。
【０００８】これを防ぐためには、リフレクタの奥行を
深くして、リフレクタの開口１２ａと閃光放電管１１と
の距離を大きくとれば良い。しかし、奥行の寸法は短辺
方向の形状から自動的に決まってしまう。特に広角レン
ズを使用するものにおいては、楕円近似曲面の奥行が浅
くなる傾向があり、長辺方向に出ていく光線がますます
多くなる。つまり、上記図７，図８に示す従来のリフレ
クタでは、短辺方向は良好な配光が得られているが、長
辺方向はコントロールが出来ずに写角Ｗ外に逃げる光線
が多い。リフレクタの奥行は短辺方向の断面の曲面に支
配されており、特に広角レンズ用の配光を得ようとする
と浅くなり、そのために長辺方向の無駄になる光がより
多くなってしまう。また、上記実開平２−４８９３４号
公報に記載のズームストロボ装置には、このように無駄
になる長辺方向の光については、何等言及されていな
い。
深くして、リフレクタの開口１２ａと閃光放電管１１と
の距離を大きくとれば良い。しかし、奥行の寸法は短辺
方向の形状から自動的に決まってしまう。特に広角レン
ズを使用するものにおいては、楕円近似曲面の奥行が浅
くなる傾向があり、長辺方向に出ていく光線がますます
多くなる。つまり、上記図７，図８に示す従来のリフレ
クタでは、短辺方向は良好な配光が得られているが、長
辺方向はコントロールが出来ずに写角Ｗ外に逃げる光線
が多い。リフレクタの奥行は短辺方向の断面の曲面に支
配されており、特に広角レンズ用の配光を得ようとする
と浅くなり、そのために長辺方向の無駄になる光がより
多くなってしまう。また、上記実開平２−４８９３４号
公報に記載のズームストロボ装置には、このように無駄
になる長辺方向の光については、何等言及されていな
い。
【０００９】本発明の目的は、短辺方向の曲面形状にこ
だわらず、長辺方向の写角外に逃げる光線を最小限にと
どめることができる写真用ストロボ装置を提供するにあ
る。
だわらず、長辺方向の写角外に逃げる光線を最小限にと
どめることができる写真用ストロボ装置を提供するにあ
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明による写真用スト
ロボ装置は、短辺方向の断面形状が前面を開口された曲
面で形成される曲面反射面を有するリフレクタと、この
リフレクタ内に長辺方向に沿って配設された直管型の発
光用閃光放電管とを具備する写真用ストロボ装置におい
て、上記リフレクタは、上記曲面反射面により形成され
る上記開口の端面である開口端と、上記閃光放電管の長
辺方向の光を反射する両端側壁部とを具備し、上記両端
側壁部は、上記開口端よりも前方に向けて突出している
ことを特徴とし、また、本発明による写真用ストロボ装
置は、短辺方向の断面形状が曲面で形成される曲面反射
面を有し、前面を開口されたリフレクタと、このリフレ
クタ内に長辺方向に沿って配設された直管型の発光用閃
光放電管とを具備する写真用ストロボ装置において、上
記リフレクタは、上記曲面反射面に連続し、上記開口端
を形成する互いに平行な一対の平面反射面と、上記閃光
放電管の長辺方向の光を反射する両端側壁反射面とを具
備することを特徴とする。
ロボ装置は、短辺方向の断面形状が前面を開口された曲
面で形成される曲面反射面を有するリフレクタと、この
リフレクタ内に長辺方向に沿って配設された直管型の発
光用閃光放電管とを具備する写真用ストロボ装置におい
て、上記リフレクタは、上記曲面反射面により形成され
る上記開口の端面である開口端と、上記閃光放電管の長
辺方向の光を反射する両端側壁部とを具備し、上記両端
側壁部は、上記開口端よりも前方に向けて突出している
ことを特徴とし、また、本発明による写真用ストロボ装
置は、短辺方向の断面形状が曲面で形成される曲面反射
面を有し、前面を開口されたリフレクタと、このリフレ
クタ内に長辺方向に沿って配設された直管型の発光用閃
光放電管とを具備する写真用ストロボ装置において、上
記リフレクタは、上記曲面反射面に連続し、上記開口端
を形成する互いに平行な一対の平面反射面と、上記閃光
放電管の長辺方向の光を反射する両端側壁反射面とを具
備することを特徴とする。
【００１１】
【作 用】上記構成において、リフレクタは、その両端
側壁部が上記開口端よりも前方に向けて突出しているの
で、閃光放電管の長辺方向の光を、長辺方向の写角内に
入れるように反射する。また、リフレクタの一対の平面
反射面は、入射してきた光線を互いに向けて反射する。
側壁部が上記開口端よりも前方に向けて突出しているの
で、閃光放電管の長辺方向の光を、長辺方向の写角内に
入れるように反射する。また、リフレクタの一対の平面
反射面は、入射してきた光線を互いに向けて反射する。
【００１２】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図１〜図３は、本発明の第１実施例を示したもので
あって、写真撮影用ストロボ装置の発光部の要部を示し
ている。
る。図１〜図３は、本発明の第１実施例を示したもので
あって、写真撮影用ストロボ装置の発光部の要部を示し
ている。
【００１３】この第１実施例におけるリフレクタ２は、
内部に発光用閃光放電管１の配置される部分２ａの短辺
方向の断面形状が略楕円またはこれと近似した曲面形状
に形成されていると共に、その短辺方向の対向先端面
を、互いに平行な平面反射板２ｂで前方に向けて延長し
た反射面で形成し、かつ、この平行な平面反射板２ｂお
よび上記略楕円またはこれと近似した曲面形状部分２ａ
の左右両側面を両側壁部２ｃで覆って形成してある。従
って、このリフレクタ２の両側壁部２ｃは、その奥行き
の長さが略楕円または近似曲面形状の奥行きの長さ寸法
に平面反射板２ｂの奥行きの長さ寸法をプラスしたもの
となり、図７，８に示した上記従来のリフレクタ１２の
奥行きの長さ寸法より長くなっている。
内部に発光用閃光放電管１の配置される部分２ａの短辺
方向の断面形状が略楕円またはこれと近似した曲面形状
に形成されていると共に、その短辺方向の対向先端面
を、互いに平行な平面反射板２ｂで前方に向けて延長し
た反射面で形成し、かつ、この平行な平面反射板２ｂお
よび上記略楕円またはこれと近似した曲面形状部分２ａ
の左右両側面を両側壁部２ｃで覆って形成してある。従
って、このリフレクタ２の両側壁部２ｃは、その奥行き
の長さが略楕円または近似曲面形状の奥行きの長さ寸法
に平面反射板２ｂの奥行きの長さ寸法をプラスしたもの
となり、図７，８に示した上記従来のリフレクタ１２の
奥行きの長さ寸法より長くなっている。
【００１４】そして、両端部に対向する陽極１ａと陰極
１ｂを有する直管型の発光用閃光放電管１が、上記リフ
レクタ２内の略楕円または近似曲面の焦点位置近傍に長
辺方向に沿って配設される。
１ｂを有する直管型の発光用閃光放電管１が、上記リフ
レクタ２内の略楕円または近似曲面の焦点位置近傍に長
辺方向に沿って配設される。
【００１５】このように短辺方向の曲面形状にこだわら
ずに奥行きを深くしたリフレクタ２を有する写真撮影用
ストロボ装置においては、閃光放電管１が発光した際
に、従来は図８に示すように、長辺方向の写角Ｗ外に逃
げていた光線１３ｃ，１３ｄが、図２に示す如く、両側
壁部２ｃで反射されて前面開口部から前方に向けて出て
いく光線３ｃ，３ｄとなる。従って、写角内の光量を増
加することができる。
ずに奥行きを深くしたリフレクタ２を有する写真撮影用
ストロボ装置においては、閃光放電管１が発光した際
に、従来は図８に示すように、長辺方向の写角Ｗ外に逃
げていた光線１３ｃ，１３ｄが、図２に示す如く、両側
壁部２ｃで反射されて前面開口部から前方に向けて出て
いく光線３ｃ，３ｄとなる。従って、写角内の光量を増
加することができる。
【００１６】また、図１に示すように閃光放電管１から
出射し、互いに平行な平面反射板２ｂの内面で反射した
光線３ａ，３ｂは、同じ角度で方向のみ反転させて反射
し前面開口部から前方に向けて出ていく。この平行な平
面反射板２ｂの内面で反射する光は、両平面反射板２ｂ
が閃光放電管１の出射光軸０に対して対称位置に配設さ
れていれば、ストロボとしての配光特性には殆ど変化を
与えず、ただ反射面の反射率によって若干減衰するのみ
である。
出射し、互いに平行な平面反射板２ｂの内面で反射した
光線３ａ，３ｂは、同じ角度で方向のみ反転させて反射
し前面開口部から前方に向けて出ていく。この平行な平
面反射板２ｂの内面で反射する光は、両平面反射板２ｂ
が閃光放電管１の出射光軸０に対して対称位置に配設さ
れていれば、ストロボとしての配光特性には殆ど変化を
与えず、ただ反射面の反射率によって若干減衰するのみ
である。
【００１７】図５と図６は、実際に製作された上記第１
実施例のリフレクタ２の実験結果の一例を示したもので
ある。図５は短辺方向の配光特性を、図６は長辺方向の
配光特性をそれぞれ示している。
実施例のリフレクタ２の実験結果の一例を示したもので
ある。図５は短辺方向の配光特性を、図６は長辺方向の
配光特性をそれぞれ示している。
【００１８】図５において、曲線５ａは前記図７に示し
た従来のタイプのリフレクタ１２による配光特性であっ
て、中心に対して±４５度の範囲で、中心光量−１ＥＶ
以内を保つことを狙った広角レンズ用のリフレクタの配
光特性を示したものであり、曲線５ｂは上記図１に示し
た奥行き方向を深くした、本発明の適用されたリフレク
タ２による配光特性である。この特性からも判るよう
に、配光の傾向は大きく変わることなく、約０．５ＥＶ
明るくなっている。
た従来のタイプのリフレクタ１２による配光特性であっ
て、中心に対して±４５度の範囲で、中心光量−１ＥＶ
以内を保つことを狙った広角レンズ用のリフレクタの配
光特性を示したものであり、曲線５ｂは上記図１に示し
た奥行き方向を深くした、本発明の適用されたリフレク
タ２による配光特性である。この特性からも判るよう
に、配光の傾向は大きく変わることなく、約０．５ＥＶ
明るくなっている。
【００１９】また、図６において、曲線６ａは前記図８
に示した従来のタイプのリフレクタ１２による配光特性
である。この配光は中心部に対し、周辺に至っても殆ど
光量の低下が見られない。これは奥行きが短いため、光
が殆ど集光されることなく、散らばっていることを示し
ている。これに対して、曲線６ｂは上記図２に示した奥
行き方向を深くした、本発明の適用されたリフレクタ２
による配光特性で、曲線６ａに対して周辺の光量が低下
しているが、その分だけ中心付近の光量が約０．５ＥＶ
明るくなっている。なお、上記実験において、リフレク
タの奥行き寸法を、従来の２．６ｍｍから７ｍｍにした
ところ、配光特性は大差なく、ガイドナンバＧＮｏが２
０パーセント向上した。
に示した従来のタイプのリフレクタ１２による配光特性
である。この配光は中心部に対し、周辺に至っても殆ど
光量の低下が見られない。これは奥行きが短いため、光
が殆ど集光されることなく、散らばっていることを示し
ている。これに対して、曲線６ｂは上記図２に示した奥
行き方向を深くした、本発明の適用されたリフレクタ２
による配光特性で、曲線６ａに対して周辺の光量が低下
しているが、その分だけ中心付近の光量が約０．５ＥＶ
明るくなっている。なお、上記実験において、リフレク
タの奥行き寸法を、従来の２．６ｍｍから７ｍｍにした
ところ、配光特性は大差なく、ガイドナンバＧＮｏが２
０パーセント向上した。
【００２０】図４は、本発明の第２実施例を示したもの
であって、写真撮影用ストロボ装置の発光部の要部を示
している。この第２実施例におけるリフレクタ２Ａは、
内部に発光用閃光放電管１の配置される部分２Ａａの短
辺方向の断面形状が略楕円またはこれと近似した曲面形
状に形成されていることは上記第１実施例と同様である
が、この第２実施例においては上記第１実施例における
平行平面反射板２ｂが設けられていない。従って、その
分、斜め方向の光を逃さない目的で、上記略楕円または
近似曲面形状の奥行きの長さ寸法より長くしたリフレク
タの両側壁部２Ａｃを、前方に向けて順次、その短辺方
向の寸法を大きく形成してある。即ち、リフレクタの両
側壁部２Ａｃの形状を、略楕円または近似曲面形状部分
から前方に延び出す両側壁部が、前方に向けて広がる扇
状に形成してある。その他の構成は上記第１実施例と同
じである。
であって、写真撮影用ストロボ装置の発光部の要部を示
している。この第２実施例におけるリフレクタ２Ａは、
内部に発光用閃光放電管１の配置される部分２Ａａの短
辺方向の断面形状が略楕円またはこれと近似した曲面形
状に形成されていることは上記第１実施例と同様である
が、この第２実施例においては上記第１実施例における
平行平面反射板２ｂが設けられていない。従って、その
分、斜め方向の光を逃さない目的で、上記略楕円または
近似曲面形状の奥行きの長さ寸法より長くしたリフレク
タの両側壁部２Ａｃを、前方に向けて順次、その短辺方
向の寸法を大きく形成してある。即ち、リフレクタの両
側壁部２Ａｃの形状を、略楕円または近似曲面形状部分
から前方に延び出す両側壁部が、前方に向けて広がる扇
状に形成してある。その他の構成は上記第１実施例と同
じである。
【００２１】このようにリフレクタ２Ａが形成された第
２実施例においても、長辺方向の写角Ｗ外に逃げていた
光線が、両側壁部２Ａｃで反射されて前面開口部から前
方に向けて出ていくので、写角内の光量を増加すること
ができるという上記第１実施例と同様な効果が得られる
ほか、この第２実施例によれば、平行平面反射板が無い
ため、その反射率による光量の低下が無いという効果が
得られる。
２実施例においても、長辺方向の写角Ｗ外に逃げていた
光線が、両側壁部２Ａｃで反射されて前面開口部から前
方に向けて出ていくので、写角内の光量を増加すること
ができるという上記第１実施例と同様な効果が得られる
ほか、この第２実施例によれば、平行平面反射板が無い
ため、その反射率による光量の低下が無いという効果が
得られる。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、リフ
レクタの短辺方向の寸法はそのままで、閃光放電管の長
手方向前方に向けて出射する光線を両側壁部により反射
させて効率良く集めて前面開口から照射することができ
るので、配光特性を改善し、ガイドナンバを向上させる
ことができ、この種従来のストロボ装置における欠点を
除去した照射効率のよい写真用ストロボ装置を提供する
ことができる。
レクタの短辺方向の寸法はそのままで、閃光放電管の長
手方向前方に向けて出射する光線を両側壁部により反射
させて効率良く集めて前面開口から照射することができ
るので、配光特性を改善し、ガイドナンバを向上させる
ことができ、この種従来のストロボ装置における欠点を
除去した照射効率のよい写真用ストロボ装置を提供する
ことができる。
【図１】本発明の第１実施例を示す写真用ストロボ装置
の発光部の断面図。
の発光部の断面図。
【図２】上記第１実施例のストロボ装置の発光部の平面
図。
図。
【図３】上記第１実施例のストロボ装置の発光部の斜視
図。
図。
【図４】本発明の第２実施例を示すストロボ装置の発光
部の斜視図。
部の斜視図。
【図５】上記第１実施例のストロボ装置の発光部によ
る、短辺方向の配光特性図。
る、短辺方向の配光特性図。
【図６】上記第１実施例のストロボ装置の発光部によ
る、長辺方向の配光特性図。
る、長辺方向の配光特性図。
【図７】従来の写真用ストロボ装置の発光部の一例を示
す断面図。
す断面図。
【図８】上記図７の写真用ストロボ装置の発光部の平面
図。
図。
１，１１…………………………………閃光放電管 ２，２Ａ，１２…………………………リフレクタ ２ｂ………………………………………平面反射板 ２ｃ，２Ａｃ……………………………側壁部
Claims (2)
- 【請求項１】 短辺方向の断面形状が前面を開口された
曲面で形成される曲面反射面を有するリフレクタと、こ
のリフレクタ内に長辺方向に沿って配設された直管型の
発光用閃光放電管とを具備する写真用ストロボ装置にお
いて、上記リフレクタは 、上記曲面反射面により形成される上記開口の端面である
開口端と 、上記閃光放電管の長辺方向の光を反射する両端側壁部
と 、を具備し、上記両端側壁部は、上記開口端よりも前方に
向けて突出していることを 特徴とする写真用ストロボ装
置。 - 【請求項２】 短辺方向の断面形状が曲面で形成される
曲面反射面を有し、前面を開口されたリフレクタと、こ
のリフレクタ内に長辺方向に沿って配設された直管型の
発光用閃光放電管とを具備する写真用ストロボ装置にお
いて、上記リフレクタは 、上記曲面反射面に連続し、上記開口端を形成する互いに
平行な一対の平面反射面と 、上記閃光放電管の長辺方向の光を反射する両端側壁反射
面と 、を具備することを特徴とする 写真用ストロボ装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04147569A JP3135164B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 写真用ストロボ装置 |
| US08/068,624 US5394307A (en) | 1992-06-08 | 1993-05-27 | Photographic flash device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04147569A JP3135164B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 写真用ストロボ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05341358A JPH05341358A (ja) | 1993-12-24 |
| JP3135164B2 true JP3135164B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=15433324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04147569A Expired - Fee Related JP3135164B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 写真用ストロボ装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5394307A (ja) |
| JP (1) | JP3135164B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5405368A (en) * | 1992-10-20 | 1995-04-11 | Esc Inc. | Method and apparatus for therapeutic electromagnetic treatment |
| US6280438B1 (en) * | 1992-10-20 | 2001-08-28 | Esc Medical Systems Ltd. | Method and apparatus for electromagnetic treatment of the skin, including hair depilation |
| US5934779A (en) * | 1996-07-26 | 1999-08-10 | Eastman Kodak Company | Reflector and a reflector/light source system |
| US5961196A (en) * | 1996-07-26 | 1999-10-05 | Eastman Kodak Company | Flash device for dye transferring |
| JP3372785B2 (ja) * | 1996-10-09 | 2003-02-04 | キヤノン株式会社 | 照明装置及びそれを用いた撮影装置 |
| EP1067427A3 (en) * | 1999-07-05 | 2001-03-14 | Konica Corporation | Strobe device for image capturing apparatus, camera and lens-fitted film unit, and reflector of strobe light |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3484597A (en) * | 1966-05-21 | 1969-12-16 | Loewe Opta Gmbh | Reflector for an electronic photographic flash unit |
| DE2640162B2 (de) * | 1976-09-07 | 1981-07-02 | Braun Ag, 6000 Frankfurt | Blitzgerät mit einer vor dessen Reflektor bringbaren Weitwinkelscheibe |
| US4179726A (en) * | 1977-09-19 | 1979-12-18 | Mole-Richardson Co. | Barn door lamp attachment |
| US4156890A (en) * | 1977-10-26 | 1979-05-29 | Gte Sylvania Incorporated | Flash assembly using elongated trigger bar |
| US4404618A (en) * | 1980-09-12 | 1983-09-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Flash device |
| JPS62245237A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-26 | Fuji Koeki Kk | 閃光放電発光器用反射鏡 |
| JPH0248934A (ja) * | 1988-05-24 | 1990-02-19 | Tadao Nagase | 積層体 |
| US5047900A (en) * | 1991-01-07 | 1991-09-10 | Eastman Kodak Company | Electronic flash apparatus |
| US5154503A (en) * | 1991-03-11 | 1992-10-13 | F. J. Westcott Company | Photographic light modifier |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP04147569A patent/JP3135164B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-05-27 US US08/068,624 patent/US5394307A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05341358A (ja) | 1993-12-24 |
| US5394307A (en) | 1995-02-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1180719A3 (en) | Light source device | |
| JPH09508234A (ja) | 信号装置 | |
| JP3135164B2 (ja) | 写真用ストロボ装置 | |
| JP2005183400A (ja) | フレネルレンズスポットライト | |
| JPH04138438A (ja) | 照明装置 | |
| JP3685516B2 (ja) | 照明装置 | |
| WO2004046808A1 (ja) | 電子閃光装置用反射鏡及び電子閃光装置 | |
| JP2000227625A (ja) | フラッシュ発光装置 | |
| JP3273517B2 (ja) | カメラの閃光発光装置 | |
| JP2750742B2 (ja) | ストロボ装置 | |
| JP3135165B2 (ja) | ストロボ装置 | |
| JP3557988B2 (ja) | 光源装置 | |
| KR100188697B1 (ko) | 프로젝터용 광원장치 | |
| JP3039111B2 (ja) | 照明装置及びそれを有した光学機器 | |
| JP3030139B2 (ja) | ストロボ装置 | |
| JPH04138440A (ja) | 照明装置 | |
| JPS627295Y2 (ja) | ||
| JPH0511343A (ja) | 放電灯用反射鏡 | |
| JP2001351409A (ja) | 車両用照明灯具 | |
| JPH03231724A (ja) | ストロボ反射笠 | |
| JPH10177199A (ja) | カメラのストロボ装置 | |
| JP2002174843A (ja) | 閃光装置及びカメラ | |
| JP2003043557A (ja) | ストロボ装置 | |
| JP2010097074A (ja) | ストロボ装置 | |
| JPH06301085A (ja) | 写真用ストロボ装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001114 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081201 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081201 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201 Year of fee payment: 11 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |