JP2001351409A - 車両用照明灯具 - Google Patents

車両用照明灯具

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JP2001351409A
JP2001351409A JP2000166009A JP2000166009A JP2001351409A JP 2001351409 A JP2001351409 A JP 2001351409A JP 2000166009 A JP2000166009 A JP 2000166009A JP 2000166009 A JP2000166009 A JP 2000166009A JP 2001351409 A JP2001351409 A JP 2001351409A
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light
reflective face
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Hitoshi Yanai
均 谷内
Teruo Koike
輝夫 小池
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Stanley Electric Co Ltd
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Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の車両用照明灯具においては、縦長の形
状が要求されるときには、光源の軸を照射方向に対して
直交して設置せざるを得なくなるなどの要因で光束利用
率が低下し、暗い灯具とならざるを得ない問題点を生じ
ていた。 【解決手段】 本発明により、灯具1の照射方向Xに対
して略直交する方向から主反射面3に対して装着される
光源2と、光源2の照射方向X側に設けられる第一副反
射面4と第二副反射面5とから成り、第一副反射面4は
光源2の位置を第一焦点とする楕円系反射面であり、第
二副反射面5は第一副反射面4の第二焦点近傍を焦点と
する放物系反射面である車両用照明灯具1としたこと
で、第一副反射面4と第二副反射面5とで無効となる直
射光を回収して照射光とすることで明るさの不足を解消
し課題を解決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用灯具に関す
るものであり、詳細にはヘッドランプ、フォグランプな
ど照明を目的とする車両用灯具の構成に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用照明灯具90の構
成の例を示すものが図4であり、車両用照明灯具90に
縦長の形状が要求されたときには、光源91はこの車両
用照明灯具90の照射方向Xに対して直交する方向から
反射鏡92に対して装着されるものと成り、例えばH4
型ハロゲンランプ、メタルハライド放電灯など、一般的
に採用されている光源91においてはフィラメント、ア
ークなど発光部91aの形状も照射方向Xに対して直交
するものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように光源91を取付けた場合、発光部91aからの光
量分布特性Dは、図5に示すように照射方向Xに沿う方
向に光量が多いものと成るので、反射鏡92の反対方向
である照射方向Xにも発光部91aからの光が多く、こ
れが直射光として車両用照明灯具90から放射され対向
車などに幻惑を与える度合が強いものと成り、防止策と
して大型のフード93を設けざるを得ないものと成る。
【0004】この場合、前記フード93は前記光源91
からの直射光を遮蔽すると共に、反射鏡92からの反射
光も遮蔽するものと成るので、上記に説明したような縦
長の形状とされた車両用照明灯具90においては、同じ
明るさの光源91を採用したときにも、光源91に対す
る光束利用率が低下し暗いものと成る問題点を生じてい
た。尚、図中に符号94で示すものは、前記反射鏡92
からの反射光に適宜な拡散などを行い配光特性を形成す
るためのレンズである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、灯具の照射方
向に対して略直交する方向から主反射面に対して装着さ
れる光源と、前記光源の照射方向側で且つこの光源から
の前記主反射面に至る光路を妨げない範囲に設けられる
第一副反射面と第二副反射面とから成り、前記第一副反
射面は前記光源の位置を第一焦点とする楕円系反射面で
あり、前記第二副反射面は前記第一副反射面の第二焦点
近傍を焦点とし照射方向側に開く放物系反射面であるこ
とを特徴とする車両用照明灯具を提供することで光束利
用率を向上させ課題を解決するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1〜図3に符号1で示
すものは本発明に係る車両用照明灯具であり、この車両
用照明灯具1は縦長のものとされて、光源2が照射方向
Xに対し略直交する方向から装着されるものである点は
従来例と同様であり、また、前記光源2からの光を照射
方向Xに向う略平行光線として反射する回転放物面な
ど、放物系とした主反射面3も同様に設けられている。
【0007】従って、光源2から照射方向Xへ放射され
る直射光は、従来例で説明したように大きな光量となる
ものであるが、本発明では従来例のフードに換えて、第
一副反射面4と第二副反射面5とを設けることで、前記
した直射光を制御し車両用照明灯具1の照射光として回
収し、対処するものとしている。
【0008】ここで先ず、前記第一副反射面4の構成に
ついて説明を行えば、この第一副反射面4は、図2に示
すように前記光源2のフィラメントなど発光部2aを第
一焦点f1とする回転楕円など楕円系反射面として形成
され、そして、この第一副反射面4は、前記光源2(発
光部2a)から主反射面3に至る光を遮蔽することのな
い適宜な形状とされ、光源2を照射方向X側から覆うも
のとして設けられている。
【0009】このとき、前記第一副反射面4を形成する
ための基準楕円OVは長軸Yを照射方向Xと略平行なも
のとして設定しても良いが、例えば上向き、あるいは、
下向きに傾けることで、以後に説明する第二副反射面5
を小型化でき、好都合なものと成る。尚、図2は長軸Y
を下向きに傾けた状態で示してある。
【0010】次いで、前記第二副反射面5の構成につい
て説明する。この第二副反射面5は前記第一副反射面4
の第二焦点f2を焦点f3とする回転放物面など放物系
であって、その基準放物線PBの軸Zは前記照射方向X
と略平行なものとされ、第二副反射面5は照射方向X側
に向い開くものとされている。尚、この第二副反射面5
においても、光源2からの光が主反射面3に達するのを
遮蔽しない位置に設けられるものである点はいうまでも
ない。
【0011】このようにすることで、前記第一副反射面
4に反射し第二焦点f2に収束する光は、前記第二副反
射面5により平行光線として照射方向Xに向うものと成
り、よって、本発明により第一副反射面4と第二副反射
面5とを設けたことで、光源2から射出され、主反射面
3に反射することなく直射光として車両用照明灯具1か
ら外部に放射されていた無効光の内の略50%が回収可
能となる。
【0012】このときに、前記第一副反射面4の第二焦
点f2と、前記第二副反射面5の焦点f3との位置との
関係を、例えば焦点f3が第二焦点f2よりも照射方向
X側に寄せて設定されていれば、前記第二反射面5で反
射が行われた後の反射光は、そのほとんどが下向きの成
分を有するものとすることが可能であり、このようにす
ることで、第一副反射面4と第二副反射面5との組合せ
で所望の配光特性を得ることが可能である。
【0013】また、前記第一副反射面4と第二副反射面
5とは図2でも明らかなように光源2の照射方向前方に
存在するものと成るので、光源2からの直射光を直接に
回収することのない第二副反射面5においても、直射光
に対する遮蔽作用を期待できるものと成る。
【0014】よって、本発明の構成の車両用照明灯具1
においては、前記第一副反射面4と第二副反射面5との
形状を適宜なものとすることで、光源2からの直射光が
車両用照明灯具1の外部に放射されるのを防止するフー
ドの機能を兼用させることが可能となるものである。
【0015】ここで、本発明の構成においては、第一副
反射面4と第二副反射面5とは光源2から近接した位置
に設けられるものと成るので、比較的に高い精度が要求
され、また、第一副反射面4と第二副反射面5とで2つ
部品点数が増加するのでコストアップとなる懸念を生じ
る。
【0016】そこで、本発明では前記第一副反射面4と
第二副反射面5とを、例えば電球ソケット2aなど前記
光源2を主反射面3に装着するための部品と一体化して
形成するものであり、これにより両副反射面4、5の光
源2に対する位置を一定化させ精度を向上させると共
に、部品点数の低減を図り、上記コストアップを防止す
るものである。
【0017】尚、この実施形態で第一副反射面4の長軸
Yを下向きに傾けたのは、このように長軸Yを傾けた場
合、第一副反射面4と第二副反射面5とをすり抜ける直
射光Gを生じる(図2参照)からであり、この直射光G
を下向きとし、車両用照明灯具1外に放射されるときに
も対向車などに幻惑を与える光とは成らないように配慮
したからである。
【0018】図3は前記主反射面3の構成を示すもので
あり、この主反射面3は上記にも説明したように照射方
向Xに平行な反射光を生じる放物系として形成されてい
るものであるので、上記に説明した第一副反射面4と第
二副反射面5との背面となる部分からの反射光は当然に
これら副反射面4、5により遮蔽され無効なものと成っ
てしまう。
【0019】この点に鑑みて、この実施形態では、主反
射面3の前記した2つの副反射面4、5の背面となる部
分には軸Wを水平、下向き、あるいはその双方に傾けた
第二主反射面6を設け、この第二主反射面6からの反射
光が、2つの副反射面4、5に遮蔽されることなく車両
用照明灯具1の外部に照射光として放射されるように図
るものである。尚、図中に符号7で示すものは、光源
2、および、各反射面3〜6を覆うレンズである。
【0020】以上の構成としたことで、本発明の車両用
照明灯具1においては縦長の形状としたときにも、2つ
の副反射面4、5により光源2から前方に照射される直
射光の約50%を回収できるものとして顕著な明るさの
不足を生じないものとすることができる。また、前記の
2つの副反射面4、5をもって、フードの作用を兼用さ
せることと、2つの副反射面4、5の一体化をもって従
来例以上に部品点数、組立て工数が増加するのを防止
し、コストアップも生じないものとすることが可能であ
る。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、灯
具の照射方向に対して略直交する方向から主反射面に対
して装着される光源と、前記光源の照射方向側で且つこ
の光源からの前記主反射面に至る光路を妨げない範囲に
設けられる第一副反射面と第二副反射面とから成り、前
記第一副反射面は前記光源の位置を第一焦点とする楕円
系反射面であり、前記第二副反射面は前記第一副反射面
の第二焦点近傍を焦点とし照射方向側に開く放物系反射
面である車両用照明灯具としたことで、従来は光源に対
する効率が低下し暗いものと成るとされていた縦長型の
車両用照明灯具に対し、本発明により設けた第一副反射
面と第二副反射面とで直射光を回収して照射光とするこ
とで、明るさの不足を生じないものとするという極めて
優れた効果を奏するものである。
【0022】また、本発明では、上記第一副反射面と第
二副反射面とでフードの作用を兼ねさせると共に、これ
ら2つ副反射面を電球ソケットなどと一体化して形成す
ることで、部品点数の低減を図ると共に、組立て工数の
煩雑化も避け、従来例に比べて顕著なコストアップを生
じることなく実施可能とする優れた効果も奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用照明灯具の実施形態を一
部を破断した状態で示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
【図5】 光源の光量分布の例を示す説明図である。
【符号の説明】 1……車両用照明灯具 2……光源 2a……電球ソケット 3……主反射面 4……第一副反射面 5……第二副反射面 6……第二主反射面 7……レンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具の照射方向に対して略直交する方向
    から主反射面に対して装着される光源と、前記光源の照
    射方向側で且つこの光源からの前記主反射面に至る光路
    を妨げない範囲に設けられる第一副反射面と第二副反射
    面とから成り、前記第一副反射面は前記光源の位置を第
    一焦点とする楕円系反射面であり、前記第二副反射面は
    前記第一副反射面の第二焦点近傍を焦点とし照射方向側
    に開く放物系反射面であることを特徴とする車両用照明
    灯具。
  2. 【請求項2】 前記第一副反射面と第二副反射面とは、
    前記光源からの直射光が照射方向に射出されるのを防ぐ
    フードを兼ねるものとされていることを特徴とする請求
    項1記載の車両用照明灯具。
  3. 【請求項3】 前記主反射面の前記第一副反射面と第二
    副反射面との背面となる位置には、反射光が前記第一副
    反射面と第二副反射面とに遮蔽されないように反射方向
    が傾けられた第二主反射面が設けられていることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の車両用照明灯具。
  4. 【請求項4】 前記第一副反射面と第二副反射面とは、
    前記光源を装着する部材と一体化して形成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記載の車両
    用照明灯具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009523627A (ja) * 2006-01-20 2009-06-25 フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 露光ヘッドを備えたプリンタ
KR20160095582A (ko) * 2015-02-03 2016-08-11 엘지이노텍 주식회사 발광 장치
CN107208859A (zh) * 2014-12-19 2017-09-26 欧司朗有限公司 照明设备

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