JP3135056B2 - 密閉型混練装置 - Google Patents

密閉型混練装置

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JP3135056B2 JP09190891A JP19089197A JP3135056B2 JP 3135056 B2 JP3135056 B2 JP 3135056B2 JP 09190891 A JP09190891 A JP 09190891A JP 19089197 A JP19089197 A JP 19089197A JP 3135056 B2 JP3135056 B2 JP 3135056B2
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    • B29B7/7495Systems, i.e. flow charts or diagrams; Plants for mixing rubber

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャンバ内でロー
タを回転させることによりゴムやプラスチック等の混練
材料を混練する密閉型混練装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バッチ式の密閉型混練装置は、ゴムやプ
ラスチック等の混練材料をフローティングウエイトによ
りチャンバ内に圧入した後、チャンバ内に設けられた一
対のロータにより混練し、所望の混練状態の混練物とな
ったときに、この混練物をチャンバ内からドロップドア
を介して外部に排出するという一連の動作により1バッ
チ分の混練物を製造するようになっている。
【0003】ところで、上記の混練は、ロータの回転力
を混練物への剪断力として作用させることにより行われ
ている。そして、剪断力は、ロータとチャンバ内壁面と
の間隙(チップクリアランス)において最大となり、こ
の最大の剪断力は、チップクリアランスが減少するのに
伴って増大することが知られている。従って、チップク
リアランスを小さくすれば、大きな剪断力による分散作
用により混練を促進できることは明らかであるが、チッ
プクリアランスが小さくなると、局所的な高い剪断力が
混練物に付与されるため、混練物が早期に高温化するこ
とになる。
【0004】そこで、例えばゴム等の許容温度が低い混
練物を製造する場合には、たとえ混練の効率が低くても
許容温度以上の昇温が生じないように、チップクリアラ
ンスを拡大傾向に設定したり、或いは生産性は低下する
がロータの回転数を小さくしたり、原料投入量を少なく
する対策が採られている。また、許容温度が高い混練物
を製造する場合には、混練の効率を重視して大きな剪断
力が得られるようにチップクリアランスを十分に小さく
したり、ロータの回転数を大きくする対策が採られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、チップクリアランスが特定の混練条件に
対してのみ適正なものであるため、例えば混練物の種類
が切り替えられて混練条件が変更されたときに、この混
練条件に対応したチップクリアランスとなるようにロー
タを取り替えなければ、チップクリアランスが過大また
は過小となって、混練や分散が不十分になったり、許容
温度以上の昇温が生じたりするという不具合が発生する
ことになる。しかしながら、混練条件に対応してロータ
を取り替えることは非実用的であり、実際には、許容温
度以上の昇温が生じる場合には、回転数を下げたり、原
料投入量を少なくする等、混練機が本来保有している処
理能力を犠牲にして、得られる混練物の品質を確保する
ようにしている。
【0006】ところで、単に冷却効率を上げる場合に
は、特開昭63−47106号公報に開示のように、軸
方向に延びる螺旋状の長翼を周方向に2本配設するとと
もに、この長翼の背面側にスクレーパを配設し、チャン
バ内面に付着する層状の混練物を前記スクレーパで剥ぎ
取ることにより、チャンバからの冷却効率を上げる密閉
式混練装置を用いることができる。しかし、特開昭63
−47106号公報に開示の密閉式混練装置において、
特定のチップクリアランスを有して剪断機能を果たすの
は長翼だけであり、スクレーパに剪断機能を持たせると
いう思想があるわけではなく、チップクリアランスの変
更という意味では不十分である。また、非実用的なロー
タの取り替えでなく、混練条件に応じてチップクリアラ
ンスを任意に変更できるように、ロータの回転軸を移動
可能にした密閉型混練装置が開発されているが、この場
合には、回転軸を平行移動させるロータ移動機構の保守
点検がその都度必要になり、段取時間が増大すると共
に、点検作業が繁雑になるという新たな負担が発生する
ことになる。
【0007】従って、本発明は、保守点検作業を必要と
せず、且つ混練機の本来有する処理能力を減殺すること
なく、各混練条件の混練物を良好に混練および分散する
ことができると共に、過剰な温度上昇を防止することが
できる密閉型混練装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、チャンバ内でロータを回転させ
ながら、チャンバ内壁面とロータとのチップクリアラン
スで混練対象物を流動させると共に剪断力を付与して分
散させることによって、所望の混練状態の混練物とする
密閉型混練装置において、前記ロータには、長翼と短翼
からなる翼部が周方向に2以上形成されており、これら
長翼および短翼は、軸方向および周方向に異なる複数の
チップクリアランスを出現させ、軸方向に異なる複数の
チップクリアランスのうちの一つは、前記チャンバの内
径に対する比率が0.0025〜0.0250の範囲内
の小チップクリアランス、0.0100〜0.0500
の範囲内の中チップクリアランス、または0.0250
〜0.1000の範囲内の大チップクリアランスである
ことを特徴としている。請求項2の発明は、ロータを回
転させながら、チャンバ内壁面とロータとのチップクリ
アランスで混練対象物を流動させると共に剪断力を付与
して分散させることによって、所望の混練状態の混練物
とする密閉型混練装置において、前記ロータには、長翼
と短翼からなる翼部が周方向に2以上形成されており、
前記長翼は、軸方向および周方向に異なる複数のチップ
クリアランスを出現させ、前記短翼は、周方向に異なる
複数のチップクリアランスを出現させており前記長翼
の軸方向に異なる複数のチップクリアランスのうちの一
つは、前記チャンバの内径に対する比率が0.0025
〜0.0250の範囲内の小チップクリアランス、0.
0100〜0.0500の範囲内の中チップクリアラン
ス、または0.0250〜0.1000の範囲内の大チ
ップクリアランスであることを特徴としている。これに
より、翼部により出現された異なるチップクリアランス
は、少なくとも相対的に小さなチップクリアランスと大
きなチップクリアランスとに区分することができる。そ
して、小さなチップクリアランスにおいては、このチッ
プクリアランスの前進側に存在する混練対象物の大部分
を軸方向に流動させると共に、一部を通過させて大きな
剪断力により分散を行う。一方、大きなチップクリアラ
ンスにおいては、前進側に存在する混練対象物の大部分
を通過させて周方向の流動を促進して混練物に均等な剪
断作用を加えると共に、小さな剪断力により昇温を防止
する。これにより、大小の異なるチップクリアランスが
少なくとも軸方向に出現すると、混練対象物の種類が変
わっても確実に混練対象物に剪断力が作用して分散され
ると共に、分散時の高温化が防止されることになる。従
って、従来のようにロータ移動機構の保守作業や混練機
の処理能力を減殺するような運転を行わなくても、各種
の混練対象物を常に所望の混練状態の混練物とすること
ができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
密閉型混練装置であって、前記複数のチップクリアラン
スのうちの一つは、前記チャンバ内壁面に付着した混練
対象物の表層を掻き落とすとともに、一部の混練対象物
に強い剪断力を付与するように、前記翼部の頂部を前記
チャンバ内壁面に近接することにより出現されることを
特徴としている。これにより、チャンバ内壁面に近接さ
れた翼部が、ロータの回転に伴って定期的にチャンバ内
壁面に付着した混練対象物の表層を掻き落とすため、チ
ャンバ内壁面への付着膜が薄くなることから、チャンバ
を介して混練対象物を冷却する際の冷却効率を高めるこ
とができる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は2記載の
密閉型混練装置であって、前記複数のチップクリアラン
スは、小チップクリアランス、中チップクリアランス、
大チップクリアランスのうち、少なくとも2つを含んで
いることを特徴としている。これにより、小チップクリ
アランスが所定範囲にあって、混練物に含まれる充填
剤、添加剤の凝集体或いはゲルを破壊し、混練物中に分
散させる機能を果たすことができるとともに、中チップ
クリアランスと大チップクリアランスも所定範囲にあっ
て、混練物に均等な剪断仕事を加えることができる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1又は2記載の
密閉型混練装置であって、チャンバ内径に対するチップ
クリアランスの比率が、前記小チップクリアランスでは
0.00625〜0.0125の範囲内にあり、前記中
チップクリアランスでは0.0125〜0.0250の
範囲内にあり、大チップクリアランスででは0.025
0〜0.075の範囲内にあることを特徴とする。これ
により、凝集体或いはゲルの混練物中への分散と、混練
物に均等な剪断仕事を加えることの両方が、バランス良
く達成できる。
【0012】請求項6の発明は、請求項1ないし3の何
れか1項に記載の密閉型混練装置であって、前記翼部
は、一つの翼に複数のチップクリアランスが段階状に形
成された翼を含む。ここで、段階状とは直線で形成され
たものに限らず、曲線を含む種々の線で段差や折れ曲が
り点のような不連続部を有するように形成されたものを
いう。
【0013】請求項7の発明は、請求項6記載の密閉型
混練装置であって、前記段階状を形成する複数のチップ
クリアランスのうち、少なくとも一つのチップクリアラ
ンスがテーパ状となっている。ここで、テーパ状とは、
直線で傾斜するものに限らず、滑らかな曲線で全体とし
て傾斜するものでもよい。
【0014】請求項8の発明は、請求項1ないし3の何
れか1項に記載の密閉型混練装置であって、前記翼部
は、一つの翼に複数のチップクリアランスがテーパ状に
形成された翼を含む。ここで、テーパ状とは、一つの翼
の複数のチップクリアランスが全体として連続的変化を
なしているものをいう。この連続的変化は、直線で傾斜
するもの限らず、滑らかな曲線で傾斜するものでもよ
い。
【0015】請求項9の発明は、請求項1ないし3の何
れか1項に記載の密閉型混練装置であって、前記ロータ
の翼部を分割セグメントで構成している。これにより、
翼部の加工が簡単となり、翼部の設計の自由度が広が
る。分割の仕方は翼部全体に限らず、長翼部のみ分割構
成するようにしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図10に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係る
密閉型混練装置は、図1に示すように、一対の第1ロー
タ1および第2ロータ2と、これらのロータ1・2を回
転自在に支持するケース部材3とを有している。ケース
部材3の外面壁には、ケース部材3を介して混練物を冷
却するように図示しない冷却配管が接合されている。一
方、ケース部材3の内部には、混練物を収容するチャン
バ4が形成されている。チャンバ4は、図3に示すよう
に、縦断面がまゆ型形状に形成されており、内径Dの円
曲線を有する一対の第1混練室4aおよび第2混練室4
bと、これらの混練室4a・4bを連通させる連通部4
cとからなっている。
【0017】上記のケース部材3の上側中央部には、ゴ
ムやプラスチック等の混練材料をチャンバ4内に圧入す
るフローティングウエイト5が昇降可能に設けられてい
る。一方、チャンバ4の下側中央部には、混練物を外部
に排出するドロップドア6が設けられている。そして、
これらのフローティングウエイト5およびドロップドア
6は、混練時にケース部材3に密接することによって、
チャンバ4の内壁面の一部を構成するようになってい
る。
【0018】上記の第1および第2混練室4a・4bに
は、図1に示すように、第1および第2ロータ1・2が
それぞれ貫挿されている。これらのロータ1・2は、軸
心同士が平行となるように配置されており、図示しない
駆動機構により逆方向に回転駆動されるようになってい
る。また、これらのロータ1・2は、後述するように長
翼7および短翼8を有した同一形状に形成されており、
長翼7および短翼8の配置が両ロータ1・2間で逆向き
に配置されている。
【0019】上記の各ロータ1・2は、チャンバ4内に
収容されたロータ混練部1a・2aと、ロータ混練部1
aの両端に形成され、ケース部材3に回転自在に支持さ
れたロータ支持部1b・1b・2b・2bとを有してい
る。ロータ混練部1a・2aは、図2にも示すように、
円周方向に120度等分配置され軸方向の延びる3個の
長翼7・7・7と短翼8・8・8とを有している。各長
翼7は、図1に示すように、チャンバ4の一方の壁面か
ら他方の壁面側の途中までにかけて螺旋状に形成された
送り翼となっている。一方、各短翼8は、長翼7の他方
側に位置するように、長翼7・7同士の終端間からチャ
ンバ4の他方の壁面までにかけて逆方向の螺旋状に形成
された戻し翼となっている。
【0020】上記の長翼7は、頂部のチップが高位チッ
プ部7aと中位チップ部7bと低位チップ部7cとに区
分され、軸方向に3種類の高さのチップ部が出現する。
更に3個の長翼7・7・7の周方向にも3種類の高さの
チップ部が交互に出現するようになっている。そして、
各チップ部7a・7b・7cは、チャンバ4の内壁面と
の間隙であるチップクリアランスが小チップクリアラン
ス→中チップクリアランス→大チップクリアランスとこ
の順に大きくなるようにそれぞれ設定されている。
【0021】即ち、高位チップ部7aは、最も小さなチ
ップクリアランスとなるようにチャンバ4の内壁面に近
接されており、ロータ1・2が回転したときに、大きな
剪断力を混練物に付与して混練効率および分散効率を向
上させるようになっていると共に、チャンバ4の内壁面
に付着した混練物の表層を掻き落として冷却効率を向上
させるようになっている。さらに、この高位チップ7a
は、前進側に位置する混練物の大部分を軸方向に流動さ
せることにより軸方向の流動を促進すると共に、第1混
練室4aおよび第2混練室4b間における流動も促進さ
せるようになっている。
【0022】一方、低位チップ部7cは、最も大きなチ
ップクリアランスとなるようにチャンバ4の内壁面から
十分に離隔されており、ロータ1・2が回転したとき
に、チップクリアランスにおける混練物の通過量を増加
させ、同一混練室4a・4bにおける混練物の流動を促
進するようになっていると共に、局部的な大きな剪断力
の付与を防止して混練物の過剰な昇温を抑制するように
なっている。また、中位チップ部7bは、高位チップ部
7aと低位チップ部7cとの中間のチップクリアランス
となるように設定されており、高位チップ部7aおよび
低位チップ部7cの混練物に対する剪断力および流動を
調整するようになっている。尚、この実施例では小チッ
プクリアランス→中チップクリアランス→大チップクリ
アランスの順に設定しているが、これに限定されるもの
でなく、中→小→大,大→中→小,小→大→中の順でも
良いこと勿論である。
【0023】また、長翼7の他方側に配置された短翼8
・8・8は、図2に示すように、高位チップ8a、中位
チップ8b、および低位チップ8cを有するようにそれ
ぞれ形成されている。そして、高位チップ8aの短翼8
は、上述の長翼7の高位チップ部7aと同様に、最も小
さなチップクリアランスとなるようにチャンバ4の内壁
面に近接されており、混練物に対する大きな剪断力の付
与と、チャンバ4の内壁面に付着した混練物の掻き落と
しと、軸方向および混練室4a・4b間における流動の
促進とを行うようになっている。また、低位チップ8c
の短翼8は、上述の長翼7の低位チップ部7cと同様
に、最も大きなチップクリアランスとなるようにチャン
バ4の内壁面から十分に離隔されており、チップクリア
ランスにおける混練物の通過量の増加と、同一混練室4
a・4bにおける混練物の流動の促進と、局部的な大き
な剪断力の付与の防止とを行うようになっている。ま
た、中位チップ8bの短翼8は、上述の長翼7の中位チ
ップ部7bと同様に、高位チップ8aと低位チップ8c
との中間のチップクリアランスとなるように設定されて
おり、高位チップ8aおよび低位チップ8cの短翼8に
よる混練物に対する剪断力および流動を調整するように
なっている。
【0024】上記の構成において、密閉型混練装置の動
作について説明する。先ず、図3に示すように、ケース
部材3にドロップドア6を密接させた状態でフローティ
ングウエイト5をケース部材3から離隔させることによ
って、チャンバ4の上面を開口する。そして、この開口
からゴムやプラスチック、充填剤等の混練材料をチャン
バ4内に装填した後、フローティングウエイト5をケー
ス部材3に密接させてチャンバ4の連通部4cに圧入す
る。また、この圧入に前後してケース部材3の外壁面に
接合された冷却配管に冷却水等を流動させ、ケース部材
3を介してチャンバ4内の混練材料を冷却する。尚、混
練材料の構成や種類によっては、混練材料を加熱させる
ため、冷却配管に熱水や蒸気等の熱媒体を流動させても
良い。
【0025】次に、各混練材料を剪断および分散しなが
ら所望の混練状態の混練物となるように、第1および第
2ロータ1・2を逆方向に回転させることにより混練を
開始する。第1および第2ロータ1・2が回転すると、
図3に示すように、長翼7の高位チップ部7aおよび短
翼8の高位チップ8aが小さなチップクリアランスに設
定されているため、例えばブロック状のゴムが混練材料
として連通部4cに装填されていても、前述したように
これらの混練材料が大きな食込み力により左右の第1お
よび第2混練室4a・4bに移動する。従って、混練材
料の形状やサイズが多種多様であっても、常に混練の開
始から短時間のうちにチャンバ4内の全空間に混練材料
を分散させることができる。
【0026】上記のようにして混練材料がチャンバ4内
に分散されながら混練されると、長翼7の各チップ部7
a・7b・7cおよび短翼8の各チップ8a・8b・8
cがそれぞれ下記のように混練材料や混練物からなる混
練対象物に対して作用する。
【0027】即ち、図4において、ハッチッング部は混
練対象物の充填量を示し、ベクトルは混練対象物の流量
と方向を示し、白抜き矢印は混練室4a,4bを連通す
る連通部4cにおける混練対象物の流れの方向と流量と
を模式的に示す展開図である。本発明にかかる図4
(a)では、長翼7の高位チップ部7aおよび短翼8の
高位チップ8aにおいては、上述のように小さなチップ
クリアランスであるため、混練対象物のチップクリアラ
ンスの通過量が小さなものとなっている。従って、高位
チップ部7aおよび高位チップ8aの前進側に存在する
混練対象物は、軸方向に大量に流動することによって、
大部分が軸方向に隣接する長翼7の中位チップ部7bや
短翼8の中位チップ8bの前進側に移動し、一部がチッ
プクリアランスを通過する。そして、この一部の混練対
象物は、小さなチップクリアランスによる大きな剪断力
が付与されて分散される。この際、大きな剪断力が付与
された混練対象物は、分散と同時に急激に昇温すること
になるが、大部分混練対象物が軸方向に流動するため、
混練対象物の全体としては昇温が抑制されたものとな
る。従って、混練対象物の許容温度が低くても、大きな
剪断力による分散を継続することができる。
【0028】また、長翼7の高位チップ部7aおよび短
翼8の高位チップ8aは、チャンバ4の内壁面に近接し
た位置で移動するため、チャンバ4の内壁面に付着した
混練対象物の表層を掻き落とすことになる。従って、チ
ャンバ4の内壁面への付着膜の厚みが薄くなり、冷却配
管によるチャンバ4を介した冷却効率が向上し、混練対
象物の高温化を一層抑制することになる。さらに、長翼
7の高位チップ部7aおよび短翼8の高位チップ8aが
連通部4cを移動するとき、混練対象物を一方の第1ま
たは第2混練室4a・4bから他方の第2または第1混
練室4b・4aに大きな押圧力で押し出すため、第1お
よび第2混練室4a・4b間における混練対象物の流動
も促進することになる。
【0029】次に、長翼7の低位チップ部7cおよび短
翼8の低位チップ8cにおいては、大きなチップクリア
ランスであるため、混練対象物のチップクリアランスの
通過量が大きなものとなっている。従って、低位チップ
部7cおよび低位チップ8cの前進側に存在する混練対
象物は、チップクリアランスを通過して周方向に大量に
流動することによって、大部分が周方向に隣接する長翼
7の中位チップ部7bや短翼8の中位チップ8bの前進
側に移動し、一部が軸方向に流動する。また、混練対象
物を押し出す押圧力が小さなものであるため、連通部4
cを移動する際の他方側の第1および第2混練室4a・
4bへの流動を抑制する。従って、同一混練室4a・4
bにおける混練物の流動を促進した状態になっていると
共に、この流動時において、大きなチップクリアランス
が混練対象物への剪断力を低減しているため、混練対象
物の過剰な昇温を抑制するようにもなっている。
【0030】次に、長翼7の中位チップ部7bおよび短
翼8の中位チップ8bにおいては、高位チップ部7aと
低位チップ部7cとの中間のチップクリアランスとなる
ように設定されているため、混練対象物に対する剪断力
および流動を調整することになる。
【0031】上記のようにして混練対象物が混練される
と、周方向に混練対象物を大量に流動させる第1混練空
間10cと、軸方向に大量の混練対象物を流動させなが
ら少量の混練対象物を大きな剪断力により分散させる第
2混練空間10aと、これらの中間的な剪断力を付与し
て軸方向および周方向に流動させる第3混練空間10b
とを周方向および軸方向に連続して有した状態となる。
従って、図4(a)とと対比される図4(b)に示すよ
うに、長翼7および短翼8を中位チップ部7bおよび中
位チップ8bで構成した従来の場合と比較すると、第1
〜第3混練空間10a〜10cにおいて混練対象物が活
発に流動しながら均等に分散することになるため、混練
対象物の混練条件に対応してチップクリアランスを変更
しなくても、或いは回転数変更や原料投入量を変更する
等、本来混練機が保有している処理能力を犠牲にしなく
ても、常に良好な混練状態の混練物を得ることができ
る。
【0032】以上のように、本実施形態の密閉型混練装
置は、図1に示すように、チャンバ4内で第1および第
2ロータ1・2を回転させながら、チャンバ4の内壁面
と第1および第2ロータ1・2とのチップクリアランス
で混練対象物を流動させると共に剪断力を付与して分散
させることによって、所望の混練状態の混練物とするも
のであり、第1および第2ロータ1・2には、軸方向お
よび周方向に3段階の異なる複数のチップクリアランス
を出現させるように、周方向の3か所に等分配置された
長翼7および短翼8からなる翼部が形成された構成にさ
れている。
【0033】上記の構成によれば、図4(a)に示すよ
うに、長翼7および短翼8により出現された3段階のチ
ップクリアランスのうちの小さなチップクリアランスに
おいては、このチップクリアランスの前進側に存在する
混練対象物の大部分を軸方向に流動させると共に、一部
を通過させて大きな剪断力により分散を行う。一方、大
きなチップクリアランスにおいては、前進側に存在する
混練対象物の大部分を通過させて周方向の流動を促進す
ると共に、小さな剪断力により昇温を防止する。これに
より、大小の異なるチップクリアランスが周方向および
軸方向に出現すると、チャンバ4内の全体において混練
対象物が活発に流動しながら大きな剪断力により分散さ
れると共に、分散時の高温化が防止されることになる。
従って、従来のようにロータの移動機構の保守作業や混
練機の処理能力を減殺するような運転を行わなくても、
各種の混練条件の混練対象物を常に所望の混練状態の混
練物とすることができる。
【0034】尚、本実施形態においては、第1および第
2ロータ1・2からなる2本のロータが用いられている
が、これに限定されるものではなく、1本のロータであ
っても良いし、或いは3本以上のロータであっても良
い。また、本実施形態においては、周方向の3か所に等
分配置された長翼7の高位〜低位チップ部7a〜7cと
短翼8の高位〜低位チップ8a〜8cとで3段階のチッ
プクリアランスを出現させているが、2段階以上の異な
るチップクリアランスが少なくとも軸方向に出現するも
のであれば、短翼8の有無、長翼7および短翼8の配置
や数量、螺旋角度、各チップクリアランスが存在するそ
の翼部分の軸方向長さ、等を任意に選択することができ
る。
【0035】具体的には、長翼7のみからなる構成であ
っても良いし、図5(a)・(b)に示すように、長翼
7および短翼8が周方向の2か所に等分配置された構成
あっても良い。また、図6および図7に示すように、長
翼7および短翼8の端部同士が一致するように構成され
ていても良いし、図8に示すように、3段階のチップク
リアランスとなる高位〜低位チップ部7a〜7bが長翼
7に4区分して形成された構成であっても良い。さら
に、図9に示すように、軸方向に同一のチップクリアラ
ンスを周方向に3段階で有するように、高位チップ部7
aのみからなる長翼7と、中位チップ部7bのみからな
る長翼7と、低位チップ部7cのみからなる長翼7とが
周方向に等分配置された構成であっても良い。尚、長翼
7および短翼8におけるチップクリアランスの区分数
は、製作を簡単に行えるように10までの範囲であるこ
とが望ましい。
【0036】また、図10に示すように、長翼7および
短翼8は、大きな螺旋角度で形成されていても良い。尚
螺旋角度は、10°〜60°の範囲で設定されている
ことが望ましい。これは、螺旋角度を小さくすると、軸
方向の混練対象物の流動が減少してチップクリアランス
の通過量の増加により分散作用の促進が図れるのに対
し、螺旋角度を大きくすると、軸方向の流動の増加によ
るチャンバ4内の混合の促進が図れる。そして、螺旋角
度が10°〜60°の範囲であれば、これら両者の特徴
を同時に引き出すことができるからである。
【0037】また、複数のチップクリアランスの出現の
仕方は、大中小のチップクリアランスを直線で形成され
た段階状として出現させるものに限らない。例えば図2
のロータ展開図において、長翼7を翼すくい面直交方向
からみると、図11(a)のように第1翼、第2翼、第
3翼の3つのパターンとなっている。第1翼は、一つの
翼に対して、大中小の順に複数のチップクリアランスを
出現させている。第2翼は、一つの翼に対して、小大中
の順に複数のチップクリアランスを出現させている。第
3翼は、一つの翼に対して、中小大の順に複数のチップ
クリアランスを出現させている。
【0038】これらの複数のチップクリアランスは、図
11(b)〜(e)のように、テーパ状になったものを
含んで形成することができる。図11(b)のものは、
第1長翼は全体が直線となったテーパで形成されてい
る。第2長翼及び第3長翼は、同じ傾きのテーパと段差
の組み合わせになっている。図11(c)のものは、大
チップクリアランスは直線のままにし、残りの中小チッ
プクリアランスをテーパとしたものである。図11
(c)において、中又は小チップクリアランスを直線の
ままにし、残りのチップクリアランスをテーパとしても
良い。図11(d)のものは、段差ではなく折れ曲がり
点を有するようにテーパを組み合わせたものである。図
11(e)のものは、大中小チップクリアランスを僅か
な段差で区別するとともにテーパにしたものである。こ
のようなテーパとなったチップクリアランスは、翼部の
全体、翼部を形成する翼のうち特定の翼、又は、特定の
翼の複数のチップクリアランスの一部に採用できる。ま
た、直線によるテーパに限らず、滑らかな曲線によるテ
ーパ状とすることもできる。尚、折れ曲がり点や段差部
コーナーには折損や欠けを防止する観点から面取り乃至
Rを付すのが好ましい。
【0039】尚、上記ロータは一体鋳造或いは削り出し
にて製作できるが、翼部全体或いは長翼部を複数に分割
して構成する所謂分割セグメント方式とすることができ
る。この場合には、図15に示すように各分割セグメン
トの位相をずらすことにより、混練対象物の流れが更に
大きく変化し、混練対象物の混練度合が一層改善され
る。また、各分割セグメントの幅は均等でも不均等でも
良く、翼の捻り角についても一定としても或いは変化さ
せても良く、本願発明の技術的思想を逸脱しない範囲に
おいて自由に設計することができる。
【0040】
【実施例】以下、試験用の小型密閉式混練装置による混
練テストの結果を説明する。用いた密閉式混練装置の混
練室の容積は約4リットルであり、本発明例で用いたロ
ータの翼配置と大中小チップクリアランスの配置は図1
2の展開図に示される。大チップクリアランスLは6m
m(チャンバ内径128.6φmmに対する比率で0.
0467)であり、中チップクリアランスMは3mm
(チャンバ内径128.6φmmに対する比率で0.0
233)であり、小チップクリアランスSは1mm(チ
ャンバ内径128.6φmmに対する比率で0.007
8)である。比較例で用いたロータの翼配置は同じであ
るものの、チップクリアランスは全て3mmである。
【0041】本発明例及び比較例ともに、天然ゴム(C
V60)100部に対して、カーボンブラック(SA
F)を50部添加したコンパウンドを混練試験に供し
た。また、混練室に対するコンパウンドの充填率はいず
れも70%であり、ラム圧力はいずれも5kgf/cm
2 であり、チャンバを形成するケース部材及びロータに
流される冷却水の温度もいずれも30°Cである。
【0042】そして、混練時間の経過とともに、混練物
の温度Tdis(°C)と、混練物に加えられた機械的
仕事量Esp(KWh/kg)と、混練物のムーニ粘度
がどう変化するかを測定した。ロータ回転数が60rp
mの場合が図13に示され、ロータ回転数90rpmの
場合が図14に示される。なお、Yは本発明例のロータ
を示し、Xは比較例のロータを示している。
【0043】図13及び図14によると、本発明例のロ
ータYと比較例のロータXとの間につぎのような特性の
違いが認められる。 混練物に加えられる機械的エネ
ルギーは、本発明例のロータYが比較例のロータXより
大きい。 混練物の温度は、本発明例のロータYが比
較例のロータXより若干高くなっているが、ほぼ同等で
ある。 混練物のムーニー粘度は、本発明例のロータ
Yが比較例のロータXより低くなっている。また、比較
例のロータXは時間の経過とともに、ムーニー粘度の低
下の程度が少なくなっているが、本発明例のロータYは
時間の経過と共に略比例的に低下している。
【0044】以上の〜の特性差から、本発明例のロ
ータYは比較例のロータXに比べて冷却能力が大きく、
混練物に多くの機械的エネルギーを加えることができ
る。また、混練物の粘度は、加えられる機械的仕事量が
大きいほど低下する程度が大きくなる傾向にあり、本発
明例のロータYは比較例のロータXに比べて加工性に優
れた混練物が得られることが判る。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明は、チャンバ内でロータ
を回転させながら、チャンバ内壁面とロータとのチップ
クリアランスで混練対象物を流動させると共に剪断力を
付与して分散させることによって、所望の混練状態の混
練物とする密閉型混練装置において、前記ロータには、
長翼と短翼からなる翼部が周方向に2以上形成されてお
り、これら長翼および短翼は、軸方向および周方向に異
なる複数のチップクリアランスを出現させ、軸方向に異
なる複数のチップクリアランスのうちの一つは、前記チ
ャンバの内径に対する比率が0.0025〜0.025
0の範囲内の小チップクリアランス、0.0100〜
0.0500の範囲内の中チップクリアランス、または
0.0250〜0.1000の範囲内の大チップクリア
ランスであることを特徴としている。請求項2の発明
は、ロータを回転させながら、チャンバ内壁面とロータ
とのチップクリアランスで混練対象物を流動させると共
に剪断力を付与して分散させることによって、所望の混
練状態の混練物とする密閉型混練装置において、前記ロ
ータには、長翼と短翼からなる翼部が周方向に2以上形
成されており、前記長翼は、軸方向および周方向に異な
る複数のチップクリアランスを出現させ、前記短翼は、
周方向に異なる複数のチップクリアランスを出現させて
おり前記長翼の軸方向に異なる複数のチップクリアラ
ンスのうちの一つは、前記チャンバの内径に対する比率
が0.0025〜0.0250の範囲内の小チップクリ
アランス、0.0100〜0.0500の範囲内の中チ
ップクリアランス、または0.0250〜0.1000
の範囲内の大チップクリアランスであることを特徴とし
ている。これにより、翼部により出現された異なるチッ
プクリアランスは、少なくとも相対的に小さなチップク
リアランスと大きなチップクリアランスとに区分するこ
とができる。そして、小さなチップクリアランスにおい
ては、このチップクリアランスの前進側に存在する混練
対象物の大部分を軸方向に流動させると共に、一部を通
過させて大きな剪断力により分散を行う。一方、大きな
チップクリアランスにおいては、前進側に存在する混練
対象物の大部分を通過させて周方向の流動を促進すると
共に、小さな剪断力により昇温を防止する。これによ
り、大小の異なるチップクリアランスが少なくとも軸方
向に出現すると、チャンバ内の全体において混練対象物
が活発に流動しながら大きな剪断力により分散されると
共に、分散時の高温化が防止されることになる。従っ
て、従来のようにロータの移動機構の保守作業や混練機
の処理能力を減殺するような運転を行わなくても、各種
の混練対象物を常に所望の混練状態の混練物とすること
ができるという効果を奏する。
【0046】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
密閉型混練装置であって、前記複数のチップクリアラン
スのうちの一つは、前記チャンバ内壁面に付着した混練
対象物の表層を掻き落とすとともに、掻き落とされずに
残る混練対象物に高い剪断力を付与するように、前記翼
部の頂部を前記チャンバ内壁面に近接することにより出
現される構成である。これにより、チャンバ内壁面に近
接された翼部が、ロータの回転に伴って定期的にチャン
バ内壁面に付着した混練対象物の大部分を掻き落とすた
め、付着膜の厚みが薄くなり、チャンバを介して混練対
象物を冷却する際の冷却効率を高めることができるとい
う効果を奏する。
【0047】請求項4の発明は、請求項1又は2記載の
密閉型混練装置であって、前記複数のチップクリアラン
スは、小チップクリアランス、中チップクリアランス、
大チップクリアランスのうち、少なくとも2つを含んで
いる構成である。これにより、小チップクリアランスが
所定範囲にあって、混練物に含まれる充填剤、添加剤の
凝集体或いはゲルを破壊し、混練物中に分散させる機能
を果たすことができるとともに、中チップクリアランス
と大チップクリアランスも所定範囲にあって、混練物に
均等な剪断仕事を加えることができるという効果を奏す
る。
【0048】請求項5の発明は、請求項1又は2記載の
密閉型混練装置であって、チャンバ内径に対するチップ
クリアランスの比率が、前記小チップクリアランスでは
0.00625〜0.0125の範囲内にあり、前記中
チップクリアランスでは0.0125〜0.0250の
範囲内にあり、大チップクリアランスででは0.025
0〜0.075の範囲内にある構成である。これによ
り、凝集体或いはゲルの混練物中への分散と、混練物に
均等な剪断仕事を加えることの両方が、バランス良く達
成できるという効果を奏する。
【0049】請求項6〜8の発明は、請求項1ないし3
の何れか1項に記載の密閉型混練装置の翼部の一つの翼
に着目したときの、複数のチップクリアランスの出現形
態の変形可能性を示す。一つの翼に例えば大チップクリ
アランス、中チップクリアランス、小チップクリアラン
スと変化させることに加えて、複数のチップクリアラン
スをテーパ状を有して形成したとしても、同等の混練効
果が期待できる。またこのテーパ状チップクリアランス
によって、混練対象物の流れを変えたり、ロータ加工し
易いロータ形状も採用可能になる。
【0050】請求項9の発明は、請求項1ないし3の何
れか1項に記載の密閉型混練装置であって、前記ロータ
の翼部を分割セグメントで構成している。これにより、
翼部の加工が簡単となり、翼部の設計の自由度が広がる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】密閉型混練装置におけるロータの正面図であ
る。
【図2】ロータの展開図である。
【図3】混練対象物を混練する状態を示す説明図であ
る。
【図4】混練対象物の流動状態を示す説明図であり、
(a)は本発明の密閉型混練装置における流動状態、
(b)は従来の密閉型混練装置における流動状態であ
る。
【図5】ロータの長翼および短翼の状態を示す説明図で
あり、(a)はロータを展開した状態、(b)はロータ
を正面視した状態である。
【図6】ロータの展開図である。
【図7】ロータの展開図である。
【図8】ロータの展開図である。
【図9】ロータの展開図である。
【図10】ロータの展開図である。
【図11】一つの翼の複数のチップクリアランスの出現
パターンを示す図である。
【図12】実験に用いたロータの展開図である。
【図13】本発明例のロータの60rpm時の特性を示
すグラフ図である。
【図14】本発明例のロータの90rpm時の特性を示
すグラフ図である。
【図15】分割タイプのロータの斜視図である。
【符号の説明】
1 第1ロータ 1a ロータ混練部 1b ロータ支持部 2 第2ロータ 2a ロータ混練部 2b ロータ支持部 3 ケース部材 4 チャンバ 4a 第1混練室 4b 第2混練室 4c 連通部 5 フローティングウエイト 6 ドロップドア 7 長翼 7a 高位チップ部 7b 中位チップ部 7c 低位チップ部 8 短翼 8a 高位チップ 8b 中位チップ 8c 低位チップ 10a 第1混練空間 10b 第2混練空間 10c 第3混練空間 L 大チップクリアランス M 中チップクリアランス S 小チップクリアランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高倉 功 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 黒川 好徳 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (56)参考文献 特開 平10−151334(JP,A) 特開 昭63−47106(JP,A) 実開 平5−93809(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 7/00 - 7/94 B01F 7/00 - 7/32

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータを回転させながら、チャンバ内壁
    面とロータとのチップクリアランスで混練対象物を流動
    させると共に剪断力を付与して分散させることによっ
    て、所望の混練状態の混練物とする密閉型混練装置にお
    いて、 前記ロータには、長翼と短翼からなる翼部が周方向に2
    以上形成されており、これら長翼および短翼は、軸方向
    および周方向に異なる複数のチップクリアランスを出現
    させ、軸方向に異なる複数のチップクリアランスのうち
    の一つは、前記チャンバの内径に対する比率が0.00
    25〜0.0250の範囲内の小チップクリアランス、
    0.0100〜0.0500の範囲内の中チップクリア
    ランス、または0.0250〜0.1000の範囲内の
    大チップクリアランスであることを特徴とする密閉型混
    練装置。
  2. 【請求項2】 ロータを回転させながら、チャンバ内壁
    面とロータとのチップクリアランスで混練対象物を流動
    させると共に剪断力を付与して分散させることによっ
    て、所望の混練状態の混練物とする密閉型混練装置にお
    いて、 前記ロータには、長翼と短翼からなる翼部が周方向に2
    以上形成されており、前記長翼は、軸方向および周方向
    に異なる複数のチップクリアランスを出現させ、前記短
    翼は、周方向に異なる複数のチップクリアランスを出現
    させており前記長翼の軸方向に異なる複数のチップクリアランスの
    うちの一つは、前記チャンバの内径に対する比率が0.
    0025〜0.0250の範囲内の小チップクリアラン
    ス、0.0100〜0.0500の範囲内の中チップク
    リアランス、または0.0250〜0.1000の範囲
    内の大チップクリアランスである ことを特徴とする密閉
    型混練装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のチップクリアランスのうちの
    一つは、前記チャンバ内壁面に付着した混練対象物の表
    層を掻き落とすとともに、一部の混練対象物に強い剪断
    力を付与するように、前記翼部の頂部を前記チャンバ内
    壁面に近接することにより出現されることを特徴とする
    請求項1又は2記載の密閉型混練装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のチップクリアランスは、小チ
    ップクリアランス、中チップクリアランス、大チップク
    リアランスのうち、少なくとも2つを含んでいることを
    特徴とする請求項1又は2記載の密閉型混練装置。
  5. 【請求項5】 チャンバ内径に対するチップクリアラン
    スの比率が、前記小チップクリアランスでは0.006
    25〜0.0125の範囲内にあり、前記中チップクリ
    アランスでは0.0125〜0.0250の範囲内にあ
    り、大チップクリアランスでは0.0250〜0.07
    5の範囲内にあることを特徴とする請求項1又は2記載
    の密閉型混練装置。
  6. 【請求項6】 前記翼部は、一つの翼に複数のチップク
    リアランスが段階状に形成された翼を含むものであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の
    密閉型混練装置。
  7. 【請求項7】 前記段階状を形成する複数のチップクリ
    アランスのうち、少なくとも一つのチップクリアランス
    がテーパ状となっていることを特徴とする請求項6記載
    の密閉型混練装置。
  8. 【請求項8】 前記翼部は、一つの翼に複数のチップク
    リアランスがテーパ状に形成された翼を含むものである
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載
    の密閉型混練装置。
  9. 【請求項9】 前記ローラの翼部を分割セグメントで構
    成したことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項
    に記載の密閉型混練装置。
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