JP3135040U - テラス用竿受け具 - Google Patents

Abstract

【課題】テラスの干し物や家の室内のプライバシー確保のための目隠し又は、雨の進入防止のためのすだれやシャワーカーテン等を取付けるための竿をテラス支柱に高さ自在にしかもテラス支柱を傷付けることなく取付け可能なテラス用竿受け具を提供する。
【解決手段】コ型板の両端の外側に側面に直角な延長片を設けた前部挟み板1と、後部挟み板3からなり、前部挟み板の延長片と後部挟み板にはボルト用穴１６を設けるとともに、前部挟み板1と後部挟み板3の内側にパッキン４を粘着し、前部前挟み板1に竿受け部２を有するテラス用竿受け具とした。竿受け部２はU字型であり両端の上端は内方向に曲げられており、竿が抜けるのを防止できる。さらに竿受け部２に竿を固定させるための楔８を有して竿受け部２と竿が密着し、固定されるようにした。
【選択図】図1

Description

本考案は、テラスの支柱に取付ける竿受け具に関するものである。

従来は、日よけ用あるいはプライバシー保護の目隠しとして、テラス前面によしずを立てかけて目的を果たしていた。しかし、風でよしずが飛ばされたり、天日、雨ざらしの為、よしずが劣化し、ひと夏でボロボロとなり廃棄することになるがよしずは径が大きく長さもある為、処分に手間がかかっていた。又、よしずでは雨が降った時は、テラス内に干した洗濯物が濡れるという欠点があった。

このためテラスの支柱に取付ける竿掛け具が種々考案されてきた。例えば、文献1はインナーバルコニー用物干し取付け具であるがボルトや釘で固定するためバルコニー等の材料を傷つける。また、柱の周囲に取付ける方法として文献2、文献3がある。この方法は直接基材に穴を開けるものではないが、ボルト等で締め付けるため基材が損傷したりして基材が汚くなり支柱の美観を損なうのみでなく、腐食の原因ともなっていた。また、支柱へ取付け高さの調整できる方法が文献４で紹介されている。
文献４の方法によると支持高さは調節可能であるが、重量物を掛けた場合は位置ズレの危険もあり、また構造も複雑であることから高価となる欠点があった。
特開平Ｈ１１−２５３６９８号 特開２００１―２００５７８号 特開２００４―２４４８２５号 特開２００２―３６０９９８号

日よけ、プライバシー保護の目隠しおよび雨よけ防止用として、見栄え良く、風が強い時にも問題なく使用でき、支柱を傷付けることなく、取付け高さ位置も変更可能なテラス用竿受け具を提供しようとするものである。

本考案を図1で説明する。コ型板の両端の外側に側面に直角な延長片を設けた前部挟み板1と、後部挟み板3からなり、前部挟み板の延長片と後部挟み板にはボルト用穴１６をそれぞれ２個設けるとともに、前部挟み板1と後部挟み板3の内側にパッキン４を粘着し、前部前挟み板1に竿受け部2を有することを特徴とするテラス用竿受け具とした。竿受け部２はU字型であり両端の上端は内方向に曲げられており、竿が抜けるのを防止できる。さらに竿受け部２に竿９を固定させるための楔８を有しており、竿受け部２と竿９が密着し、固定されるようにした。

コ型前部挟み板1と後部挟み板3でテラスの支柱７を挟み、ボルト5およびナット6で適当な高さで固定する。コ型前部挟み板1にはＵ字型竿受け部を固着し、竿９を差込むようにしてある。Ｕ字型竿受け部２の上部先端は内側に直角に折り曲げてあり、竿９を差込んだらＵ字型竿受け部２から抜けないようにストッパーの役目を果たしている。
Ｕ字型竿受け部の内径は大きい径の竿にも対応できるような充分な大きさにしてある。
また、テラス支柱７には支柱に傷をつけないように、又装着固定が安定する為に前部挟み板１と後部挟み板３の内側にパッキン４を粘着する。テラス支柱７は、メーカーにより大きさが異なる為、（テラス支柱サイズ７５ｍｍ〜６０ｍｍ）１つの前部挟み板と後部挟み板で各メーカーのテラス支柱７に対応出来る様に最大径を有するテラス支柱に標準を定め、コ型前部挟み板１の内側３方と後部挟み板３の内側に、パッキン４を粘着する。パッキン４の厚みで各社の支柱径に対応できるようにした。楔８は、竿の径の大小に対応出来る様、楔の斜辺の角度を急勾配にし、竿の径の大小にかかわらず、楔８を差し込んだ時、竿９が確実に動かない様Ｕ字型竿受け部２と竿９の間に押し込んで竿をＵ字型竿受け部に固定する。尚、テラス支柱としては、角柱以外に丸柱もあるが丸柱の場合は、コ型挟み板をΩ（オーム）型とすることもでき、あらゆるテラス支柱に対応出来る。

本考案の実施の形態を図４で説明する。まず、テラス支柱７に、コ型前部挟み板１と後部挟み板３をボルトナットで適当な高さで取付け、カーテンレール用リングランナー１１を通した竿９を、U字型竿受け部２に竿９の両端を差込み、楔８を差し込んで、竿９を固定する。プライバシー保護の為の目隠し及び雨よけのためであれば、半透明又は柄物のシャワーカーテン１３を竿９に通しておいたリングランナー１１にシャワーカーテン１３のフック１２をかけテラス前面をすべて覆い隠すようにする。使用しない時は、シャワーカーテン１３をテラス支柱７に手繰り寄せ支柱にシャワーカーテン１３をヒモで結びつけ風が吹いても、飛ばされないようにする。目隠しや日よけ目的であれば、図３に示すように竿９にすだれ１４を掛け、竿９の上部をすだれ１４の上から洗濯ばさみ１５でとめる。取り外しする時も洗濯ばさみの為取り外しが簡単である。尚竿受け具の高さは調節できる為、室内及びテラス内から外を見た時の明るさも自在で、密室の圧迫感を感じないようにできる。

竿受け具全体図 竿受け具をテラス支柱へ取付けた図 すだれの取付けた時の図 カーテンを取付けた時の図 すだれとカーテンを併せた取付けた時の図

符号の説明

１ コ型前挟み板
２ U字型竿受け部
３ 後部挟み板
４ パッキン
５ ボルト
６ ナット
７ テラス支柱
８ 楔
９ 竿
１０ ワッシャー
１１ リングランナー
１２ カーテンフック
１３ シャワーカーテン
１４ すだれ
１５ 洗濯ばさみ
１６ ボルト用穴

Claims (3)

1. コ型板の両端の外側に側面に直角な延長片を設けた前部挟み板と、後部挟み板からなり、前部挟み板の延長片と後部挟み板にはそれぞれ２個のボルト用穴を設けるとともに、前部挟み板と後部挟み板の内側にパッキンを粘着し、前部前挟み板に竿受け部を有することを特徴とするテラス用竿受け具
2. 竿受け部がU字型であり両端の上端が内方向に曲げられていることを特徴とする請求項１のテラス用竿受け具
3. 竿受け部に竿を固定させるための楔を有する事を特徴とする請求項１又は請求項２のテラス用竿受け具