JPH10192591A - 雨濡れ防止装置 - Google Patents

雨濡れ防止装置

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JPH10192591A
JPH10192591A JP1731597A JP1731597A JPH10192591A JP H10192591 A JPH10192591 A JP H10192591A JP 1731597 A JP1731597 A JP 1731597A JP 1731597 A JP1731597 A JP 1731597A JP H10192591 A JPH10192591 A JP H10192591A
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JP
Japan
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rail
hanger
rain
curtain
suspended
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JP1731597A
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English (en)
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Sosuke Oriya
荘介 織家
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DAIWA GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天日に干していた衣類や布団などが思いがけ
ない突然の雨で濡れてしまわないようにした雨濡れ防止
装置を提供する。 【解決手段】 物干し領域上に跨設できるレール体と、
該レール体に沿って移動できる複数のハンガー部材と、
該ハンガー部材に支持され、前記領域の一端側に折り畳
み収納できる天幕体と、該天幕体を雨滴感知手段の作動
により展伸させる牽引手段とを備え、雨を感知して即座
に天幕体にて覆うことができるように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は天日に干していた衣
類や布団などが思いがけない突然の雨で濡れてしまわな
いようにした雨濡れ防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、テレビやラジオでは「今日の洗濯
情報」も流されるようになっている。朝起きて空を見上
げ、良く晴れていれば洗濯日和であるか否かは自分でも
判断できるものであっても、少なくとも雲が多いと心配
になるが、テレビやラジオから流れる「洗濯情報」が良
ければ確信し、洗濯物を干した状態で仕事や買い物に出
掛けることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、夕方に
なって思いがけない突然の雨で折角乾いたであろう洗濯
物を濡らしてしまうことがある。洗濯物は再度濯ぎ直し
て干すことも仕方がないと諦め得るが、布団や虫干した
衣類の場合には泣くになけないといったことになること
が多い。
【0004】そこで、本発明者は上記洗濯物を含め衣類
や布団などを、雨を感知した場合において、即座に天幕
体で覆ってしまうようにすれば、突然の雨によって濡ら
すことがないことを見出し、本発明を完成した。即ち、
本発明は物干し領域を覆うように手軽に設置できる雨濡
れ防止装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本願発明は、物干し領域上に跨設できるレール体
と、該レール体に沿って移動できる複数のハンガー部材
と、該ハンガー部材に支持され、前記領域の一端側に折
り畳み収納できる天幕体と、該天幕体を雨滴感知手段の
作動により展伸させる牽引手段とを備え、天日に干して
いた衣類や布団などが思いがけない突然の雨があったと
しても、即座に天幕体にて覆うように構成している。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、前記レー
ル体が、短尺部材を継いでなるレールと、物干し領域の
構成物に固定させる手段を有するレール支承部材とから
なっており、該支承部材を庭の物干し支柱でも、ベラン
ダのフェンス等々に自由に設置できる、即ち、設置場所
を選ばないように構成している。
【0007】さらに、請求項3に記載の発明は、前記ハ
ンガー部材が、2本の垂木硬線の頂側を所定勾配角を保
って頂部材で固定し、該垂木硬線の軒側にそれぞれ固定
した軒部材に棟木硬線の両端を支持し、前記頂部材の頭
片を前記レール体に遊嵌したフック部材を介して吊設し
てなり、組み立てが簡易で取り扱い易く、しかも組み立
て後の形態安定性が高くなるように構成している。
【0008】さらにまた、請求項4に記載の発明は、前
記天幕体が、屋根幕と壁幕とからなり、屋根幕は前記ハ
ンガー部材にて懸架され、壁幕は前記ハンガー部材の軒
部材の尻片にフック部材を介して吊り下げられてなり、
組み立てに際して、屋根幕とハンガー部材とを合体させ
てレールに吊ってから屋根幕に壁幕を合体できるように
構成している。
【0009】さらにまた、請求項5に記載の発明は、前
記牽引手段が、前記レール体の端部適所に取付できる筺
体内に、前記ハンガー部材に結着した線状材を巻き取る
リール巻取機構と、該リール巻取機構の駆動源に給電す
る電源と、前記筺体上面に設置した雨滴感知手段が雨滴
を感知したときに前記電源回路を閉にし、かつ、天幕展
伸完了感知手段の感知信号で前記電源回路を開にするス
イッチングユニットとを設置してなり、コンパクトにし
て構造簡単で、故障が少なく、長期使用に耐えられるよ
うに構成している。
【0010】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施の態様を添付
図面に基づいて説明する。図1は物干し領域を天幕体を
展伸させて覆った状態を示す斜視図、図2は天幕体を一
端側に折り畳み収納した状態を示す斜視図、図3はレー
ルの分解断面図、図4はハンガー部材と天幕体とを合体
させた状態を示す斜視図、図5の(a)、(b)はハン
ガー部材を構成する頂部材及び軒部材を示す説明図、図
6は天幕体の屋根幕を示す平面図、図7は図6のA−
A′線断面図、図8は牽引手段の拡大断面図、図9は牽
引手段の一部切欠平面図である。
【0011】1は物干し領域である。該物干し領域1
は、庭に設置した物干し支柱2、2間に掛けた物干し竿
3に洗濯物4などを干すための領域を指す。この物干し
領域1として本図には特に示していないが、マンション
などのベランダを囲むフェンスもこれに含まれる。即
ち、布団や洗濯物の干し場として利用されることがある
ためである。また、マンションなどのベランダはこれに
面した外壁や屋根部分には物干し竿を掛けるための付属
品が設置されていることが多いため、ベランダ自体も前
記物干し領域に含まれる。
【0012】5は前記物干し領域1を跨いで設置したレ
ール体5で、該レール体5は前記物干し領域1の構成物
(例えば、物干し支柱)2に基端部を固定手段6aを介
して固定したレール支承部材6と、該レール支承部材
6、6間に渡したレール7とからなる。
【0013】前記レール7は、その必要な長さを1本物
で確保しても良いが、図3の如く複数個の端部に雌雄管
部を有する短尺部材7a、7b、7c…7n を継ぎ竿式
に構成され、運搬・保管等において便利なようにしてい
る。該短尺部材7a、7b、7c…7n の雌管部Wには
締めネジNのネジ穴Naが、雄管部Mには貫通穴Nbが
設けられている。そして締めネジNをネジ穴Naに締め
込んで雄管部Mの貫通穴Nbに挿入することにより短尺
部材同士を固定できるようになっている。この場合、締
めネジNは締め込んだ状態では雌管部Wに埋没し、レー
ル面には突出しないようになっている。勿論、これ以外
の手段で短尺部材同士を固定できるように構成すること
は自由である。また、前記レール7の表面は滑り性を向
上させるための適当な処理が施されていることが好まし
い。この処理としては滑りテープを貼るとか、滑り膜を
塗布成層するなどの手段がある。
【0014】8は前記レール7にリング部13aを介し
て摺動可能に遊嵌されたフック金具13の下フック13
bにより吊設された複数のハンガー部材である。該ハン
ガー部材8は図4、図5の如く、2本の垂木硬線9a、
9bの頂側を所定勾配(内角θ=150°前後がよい)
を保って頂部材10にて固定するとともに、該垂木硬線
9a、9bの軒側にそれぞれ固定した軒部材11間に、
棟木硬線12の両端を支持させて三角形を形成させてな
る。前記頂部材10の頭片10aには穴10bを設け、
前記レール7にリング部13aを介して遊嵌されたフッ
ク金具13の下フック13bに係留させることができる
ようになっている。
【0015】前記垂木硬線9a、9b及び棟木硬線12
としては、コウモリ傘の力骨状のもの、或いは針金をプ
ラスチックで被覆したものが利用できる。前記金具13
は雨に直に晒されることが多いため、ステンレスのよう
な材料を利用して製造されたものがよい。また、前記頂
部材10及び軒部材11は、図5(a)、(b)の如
く、プラスチック等の素材を利用し、ヒンジ辺Hを介し
てクラムシェル状に開閉できる構成にし、硬線との結合
性及び結合強度が保てるようになっている。
【0016】14は前記ハンガー部材8に支持された天
幕体で、該天幕体14は屋根幕14aと壁幕14bとか
らなり、平時は前記物干し領域1の一端側に折り畳み収
納しておき、雨滴感知時には後記する牽引手段19によ
り展伸させられて物干し領域1を覆うことができるよう
になっている。
【0017】前記屋根幕14aと壁幕14bは、出来る
だけ薄肉の防水生地で形成されている。該防水生地とし
て代表的には通常市販のコウモリ傘の布地が好適である
が、折り畳み収納性と展伸性を良好にするためには予め
アコーディオン状の折り癖を付けておくことが良い。こ
の折り癖を付け易い素材としては、不織布にプラスチッ
クフィルムをラミネートしてなる布帛が好適である。
【0018】前記屋根幕14aは、図4の如くハンガー
部材8と合体させる。このため屋根膜14aには、図6
の如く、アコーディオン状の折り癖の山折り部の両外端
に前記ハンガー部材8の垂木硬線9a、9bの軒端を差
し込むためのポケット15を設けるとともに、中央稜線
Rに沿った部位に前記ハンガー部材8の頂部材10の頭
片10aを外出させる透孔16を設けている。なお、屋
根幕14aの形状として、図7では切り妻型になってい
るが、これはハンガー部材8の形状に依存するためで、
ハンガー部材8の垂木硬線9a、9bの形状によっては
カマボコ型にすることも可能である。
【0019】また、壁幕14bは、アコーディオン状の
折り癖の山折り部の上縁にポケット17を形成し、該ポ
ケット17を前記ハンガー部材8の軒部材11の尻片1
1aに設けた穴11bに上フック18aを係留させたフ
ック部材18の下フック18bに図5(b)の如く、引
っ掛けて吊り下げるように設置される。
【0020】前記天幕体14を展伸させるための牽引手
段19は、前記レール7の端部適所に取付枠20をネジ
20aで締め付け固定された筺体21内に設置されてい
る。即ち、前記天幕体14を懸架したハンガー部材8の
先頭の一つに結着した線状材22を巻き取るリール巻取
機構23と、該リール巻取機構23の駆動モーター24
を駆動する電源25と、前記筺体21の上面に設置した
雨滴感知手段26が雨滴を感知したときに前記電源回路
を閉にするスイッチングユニット27とからなる。
【0021】前記スイッチングユニット27は、雨滴感
知手段26が雨滴を感知したときに前記電源回路を「閉
(オン)」にする作用の他、前記天幕体14の展伸完了
をその感知手段28が感知したときに前記電源回路を
「開(オフ)」にする作用を行う。
【0022】前記天幕展伸完了感知手段28は、前記筺
体21の前壁内面に設置されいるとともに、該筺体21
の近くのレール7にはマグネット29を埋設した摺動子
30が設置され、該摺動子30が前記リール巻取機構2
3の作動により巻き取られる線状材22に牽引された先
頭のハンガー部材8に押されてスプリング部材31に抗
して筺体21の前壁に最接近すると、前記感知手段28
がマグネット29に反応して展伸完了信号を前記スイッ
チングユニット27に出力できるようになっている。
【0023】前記電源25は電池(単一)を4個、直列
に使用して満足できるが、電灯線を利用するようにして
も良い。前記雨滴感知手段26は、図示の場合は櫛状の
接片26a、26bを喰い違い状に噛み合わせ、付着し
た雨滴を介して両接片間が導通できるようになっている
ものを示しているが、これに限定されるものではない。
【0024】上記実施の態様に示した本願装置の各部品
を組み立てるときは、先ず、物干し支柱2、2にレール
支承部材6、6を固定し、該レール支承部材6、6間に
複数個の短尺体7a、7b、7c…7n を継いで一本の
レール7とし、その両端部を懸架する。このレール7に
は予めフック金具13のリング部13aを遊嵌してお
く。
【0025】次に、ハンガー部材8を組み立てる。その
手順として頂部材10と軒部材11をクラムシェル状に
展開させ、先ず、頂部材10に垂木硬線9a、9bの頂
側を挟み込んで閉口させる。しかる後、該垂木硬線9
a、9bの軒端をほぼ10cm程度残した位置に前記軒
部材11を挟み込むとともに、該軒部材11間に棟木硬
線12の両端を固定する。
【0026】同様の繰り返しにより必要数のハンガー部
材8を組み立てたならば、該ハンガー部材8と天幕体1
4の屋根幕14aとを合体させる。即ち、屋根幕14a
の山折り部の外縁に形成されているポケット15にハン
ガー部材8の垂木硬線9a、9bの軒端を差し込むとと
もに、屋根幕14aの稜線に設けた透孔16から頂部材
10の頭片10aを突出させ、該頂部材10の頭片10
aの穴10bに、前記レール7に予め遊嵌させたフック
金具13の下フック13bを引っ掛ければ、屋根幕14
aがレール体に懸架されることとなる。
【0027】次いで、前記ハンガー部材8の軒部材11
の尻片11aに設けた穴11bにフック金具18の上フ
ックを係留させ、その下フックに壁幕14bを吊り下げ
ると、屋根幕14aと壁幕14bとが完成される。
【0028】しかる後、前記レール7の端部適所に前記
天幕体14を展伸させるための牽引手段19を取付け
る。この取付は牽引手段19の筺体21の上面に設けた
取付部材20のネジを締めることにより固定される。固
定後、筺体21内に備えたリール巻取機構23から巻き
戻した線状材22の端部を、レール7に摺動可能に遊嵌
した摺動子30の透孔30aを通して天幕体14を張設
したハンガー部材8の先頭の一つに結着すれば、本願装
置のセットが完了することとなる。
【0029】しかして、本願装置の使用に際し、先ず、
天幕体14を牽引手段19の取付位置と反対側へ手動に
て折り畳み収納させる。この収納時、天幕体14を吊設
したハンガー部材8の最後尾にある一つはレール体5の
レール7に固定手段(図示せず)を介して固定しておく
ことが必要である。かくして物干し領域1が全開し、物
干し竿に洗濯物を干し易くなる。
【0030】ここに干した洗濯物に関しては、その後の
雨の心配することなく外出することができる。即ち、雨
を雨滴感知手段が感知すると、電源回路が「閉」にな
り、リール巻取機構23が駆動され、これにより線状材
22が巻き取られ、ハンガー部材8の先頭の一つが牽引
され、天幕体14が展伸する。
【0031】しかして、天幕体14の先頭のハンガー部
材8が牽引手段19の筺体21の近くのレールに遊嵌し
た摺動子30をスプリング部材31に抗して押して筺体
21の前壁に接近させると、該摺動子30に埋設したマ
グネット31に反応して展伸完了感知手段28が展伸完
了信号を出力し、リール巻取機構23の駆動を停止す
る。これにより天幕体14は自動的に洗濯物を覆うこと
となり、雨濡れを確実に防止することとなる。
【0032】なお、上記実施態様では、庭に設置する物
干し支柱にレール体を固定し、これに天幕体を設置した
場合についてのみ示したが、これ以外に、例えば、マン
ション等のベランダを囲むフェンスを物干し代わりに使
用することを考慮し、このフェンスにレール体を固定す
るための部品を用意したり、ベランダの大きさに合った
サイズの天幕体を用意することもある。また、マンショ
ン等のベランダに面する外壁に水平状に物干し竿を懸架
させる付属品が取付られている場合、或いはベランダの
屋根部に垂下状に物干し竿を懸架させる付属品が取付ら
れている場合において、それらの付属品にもレール体を
固定するための部品を用意しておくことも考慮すること
もある。
【0033】
【発明の効果】以上の如く、本発明の雨濡れ防止装置
は、物干し領域上に跨設できるレール体と、該レール体
に沿って移動できる複数のハンガー部材と、該ハンガー
部材に支持され、前記領域の一端側に折り畳み収納でき
る天幕体と、該天幕体を雨滴感知手段の作動により展伸
させる牽引手段とを備えたことを特徴としているから、
天日に干していた衣類や布団などが思いがけない突然の
雨があったとしても、即座に天幕体にて衣類や布団を覆
うため、濡らしてしまうことがないという優れた効果を
奏するものである。
【0034】また、請求項2に記載の発明は、前記レー
ル体が、短尺部材を継いでなるレールと、物干し領域の
構成物に固定させる手段を有するレール支承部材とから
なるものであることを特徴としているから、本願装置を
庭の物干し支柱しても、ベランダのフェンス等、その設
置場所を選ばないという効果を有する。
【0035】さらに、請求項3に記載の発明は、前記ハ
ンガー部材が、2本の垂木硬線の頂側を所定勾配角を保
って頂部材で固定し、該垂木硬線の軒側にそれぞれ固定
した軒部材に棟木硬線の両端を支持し、前記頂部材の頭
片を前記レール体に遊嵌したフック部材を介して吊設し
てなることを特徴としているから、その組み立てが簡易
で取り扱い易く、しかも組み立て後の形態安定性が高い
という効果を奏する。
【0036】さらにまた、請求項4に記載の発明は、前
記天幕体が、屋根幕と壁幕とからなり、屋根幕は前記ハ
ンガー部材にて懸架され、壁幕は前記ハンガー部材の軒
部材の尻片にフック部材を介して吊り下げられてなるこ
とを特徴としているから、組み立てに際して、屋根幕と
ハンガー部材とを合体させてレールに吊ってから屋根幕
に壁幕を合体でき、組み立て性が良いという効果を奏す
る。
【0037】さらにまた、請求項5に記載の発明は、前
記牽引手段が、前記レール体の端部適所に取付できる筺
体内に、前記ハンガー部材に結着した線状材を巻き取る
リール巻取機構と、該リール巻取機構の駆動源に給電す
る電源と、前記筺体上面に設置した雨滴感知手段が雨滴
を感知したときに前記電源回路を閉にし、かつ、天幕展
伸完了感知手段の感知信号で前記電源回路を開にするス
イッチングユニットとを設置したことを特徴としている
から、コンパクトにして構造簡単であり、故障が少な
く、長期使用に耐えられるという優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】物干し領域を天幕体を展伸させて覆った状態を
示す斜視図である。
【図2】天幕体を一端側に折り畳み収納した状態を示す
斜視図である。
【図3】レールの分解断面図である。
【図4】ハンガー部材と天幕体の屋根幕とを合体した状
態を示す斜視図である。
【図5】(a)、(b)はハンガー部材を構成する頂部
材及び軒部材を示す説明図である。
【図6】天幕体の屋根幕を示す平面図である。
【図7】図6のA−A′線断面図である。
【図8】牽引手段の拡大断面図である。
【図9】牽引手段の一部切欠平面図である。
【符号の説明】
1 物干し領域 2 物干し支柱 3 物干し竿 4 洗濯物 5 レール体 6 レール支承部材 6a 固定手段 7 レール 7a、7b…7n 短尺部材 8 ハンガー部材 9a、9b 垂木硬線 10 頂部材 10a 頭片 10b 穴 11 軒部材 11a 尻片 11b 穴 13 フック金具 13a 上フック 13b 下フック 14 天幕体 14a 屋根幕 14b 壁幕 15 ポケット 16 透孔 17 ポケット 18 フック部材 18a 上フック 18b 下フック 19 牽引手段 20 取付枠 20a ネジ 21 筺体 22 線状材 23 リール巻取機構 24 駆動モーター 25 電源 26 雨滴感知手段 27 スイッチングユニット 28 天幕展伸完了感知手段 29 マグネット 30 摺動子 31 スプリング部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物干し領域上に跨設できるレール体と、
    該レール体に遊嵌できる複数のハンガー部材と、該ハン
    ガー部材に懸架され、前記領域の一端側に折り畳み収納
    できる天幕体と、該天幕体を雨滴感知手段の作動により
    展伸させる牽引手段とを備えたことを特徴とする雨濡れ
    防止装置。
  2. 【請求項2】 前記レール体が、短尺部材を継いでなる
    レールと、物干し領域の構成物に固定させる手段を有す
    るレール支承部材とからなるものであることを特徴とす
    る請求項1記載の雨濡れ防止装置。
  3. 【請求項3】 前記ハンガー部材が、2本の垂木硬線の
    頂側を所定勾配角を保って頂部材で固定し、該垂木硬線
    の軒側にそれぞれ固定した軒部材に棟木硬線の両端を支
    持し、前記頂部材の頭片を前記レール体に遊嵌したフッ
    ク部材を介して吊設してなることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の雨濡れ防止装置。
  4. 【請求項4】 前記天幕体が、屋根幕と壁幕とからな
    り、屋根幕は前記ハンガー部材にて懸架され、壁幕は前
    記ハンガー部材の軒部材の尻片にフック部材を介して吊
    り下げられてなることを特徴とする請求項1〜3のうち
    の1に記載の雨濡れ防止装置。
  5. 【請求項5】 前記牽引手段が、前記レール体の端部適
    所に取付できる筺体内に、前記ハンガー部材に結着した
    線状材を巻き取るリール巻取機構と、該リール巻取機構
    の駆動源に給電する電源と、前記筺体上面に設置した雨
    滴感知手段が雨滴を感知したときに前記電源回路を閉に
    し、かつ、天幕展伸完了感知手段の感知信号で前記電源
    回路を開にするスイッチングユニットとを内蔵したこと
    を特徴とする請求項1〜4のうちの1に記載の雨濡れ防
    止装置。
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