JP3134927B2 - 半導体装置及びsramセルの製造方法 - Google Patents

半導体装置及びsramセルの製造方法

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JP3134927B2
JP3134927B2 JP10122087A JP12208798A JP3134927B2 JP 3134927 B2 JP3134927 B2 JP 3134927B2 JP 10122087 A JP10122087 A JP 10122087A JP 12208798 A JP12208798 A JP 12208798A JP 3134927 B2 JP3134927 B2 JP 3134927B2
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/15Static random access memory [SRAM] devices comprising a resistor load element
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/903FET configuration adapted for use as static memory cell

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、特に、高抵抗ポリシリコン負荷型の
SRAM(Static Random Access
Memory)セルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、SRAMにおいてセル占有面積を
小さくする技術として、負荷抵抗を高い抵抗値を有する
ポリシリコン(以下、高抵抗ポリシリコンと呼ぶ。)で
構成するものがある。この技術により構成されるSRA
Mセルは、高抵抗ポリシリコン負荷抵抗型セルと呼ばれ
る。高抵抗ポリシリコンで構成される抵抗素子は、MO
Sトランジスタの上層に重ねて作られ、これにより、S
RAMにおけるセル占有面積の小型化が図られている。
【0003】この技術を採用したSRAMセルとして
は、例えば、特開平9-219494号公報に開示され
ているものが挙げられる。以下、該公報において図7及
び図8で示されているSRAMセルの構造及びその製造
方法を、従来例として採用し、説明することとする。
【0004】従来例のSRAMセルは、図14に示され
るような構成を備えている。
【0005】詳しくは、従来のSRAMセルは、半導体
基板101、フィールド酸化膜102、ゲート酸化膜1
03、ゲート電極104、N+拡散層107、層間絶縁
膜108、共通コンタクト穴109、パッドポリシリコ
ン層110、及び抵抗ポリシリコン層112を備えてい
る。フィールド酸化膜102は、素子分離領域として作
用する。ゲート酸化膜103の下には、チャネル領域が
構成されており、更にその両脇にはソース・ドレイン領
域が構成され、これらとゲート電極104とで、MOS
トランジスタを構成している。共通コンタクト穴109
は、SRAMセルにおけるいずれか一方の記憶ノードを
構成している。パッドポリシリコン層110は、低抵抗
のポリシリコンで形成されており、Vcc部や、記憶ノ
ードとそれに接続されるドライバトランジスタとの交差
配線に対応する。抵抗ポリシリコン層112は、高抵抗
のポリシリコンで構成されており、前述のMOS上に形
成される抵抗素子として動作する。このため、抵抗ポリ
シリコン層112の内、MOSトランジスタ上部に層間
絶縁膜108を介して設けられている部分(高抵抗部)
の長さは抵抗長とよばれ、抵抗長が長ければ長いほど、
SRAMセルにおける負荷抵抗の抵抗値は高くなる。
【0006】このような構成を備える従来のSRAMセ
ルは、次のようにして製造される。
【0007】まず、図15に示されるように、半導体基
板101上に素子分離領域となるフィールド酸化膜10
2としてのシリコン酸化膜を形成した後、ゲート絶縁膜
103となるシリコン酸化膜を形成し、ついで、タング
ステンポリサイド膜からなるゲート電極104を形成
し、更に、半導体基板101の表面に不純物拡散層とし
てN+拡散層を形成する。
【0008】その後、図16に示されるように、層間絶
縁膜108を形成し、更にレジスト141によりコンタ
クトホール開口用マスクを形成して、共通コンタクト穴
109を開口し、レジスト141を除去する。
【0009】次に、図17に示されるように、全面に低
抵抗のポリシリコンからなるパッドポリシリコン層11
0を形成し、その後、図示されるようなレジスト142
を形成する。
【0010】更に、図18に示されるように、当該レジ
スト142をパッドポリシリコン層110のパターニン
グマスクとして利用して、パッドポリシリコン層110
のエッチングを行ない、レジスト142を除去する。
【0011】その後、図19に示されるように、高抵抗
のポリシリコンから構成される抵抗ポリシリコン層11
2を形成し、更に、レジスト143を形成する。
【0012】最後に、レジスト143をマスクとして、
抵抗ポリシリコン層112の端部をエッチングして、図
20に示されるような構成のSRAMセルを得ることが
できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例のSRAMセルは、その構成及び製造方法に起
因して、以下に示すような問題点を有していた。
【0014】パッドポリシリコン層110の抵抗値を下
げるために、一般的に、高濃度に不純物を導入すること
が行われる。したがって、従来のSRAMセルの構成に
おいては、パッドポリシリコン層110と抵抗ポリシリ
コン層112とが接触している部分において、抵抗ポリ
シリコン層112内に、パッドポリシリコン層110内
に導入されている不純物が拡散することとなる。この様
子は、図21において、太い矢印にて示される。
【0015】抵抗ポリシリコン層112内に導入される
不純物量は、パッドポリシリコン層110内に導入され
る不純物量よりはるかに少ないので、パッドポリシリコ
ン層110の上面および側面から拡散した不純物によ
り、抵抗ポリシリコン層112内の高抵抗の部分が短く
なり、抵抗長は、図21に示されるL2の部分になる。
この従来例における抵抗長L2は、当初想定されていた
抵抗長L1よりも短い。
【0016】従って、上述した従来例のSRAMセルに
おいては、負荷抵抗の抵抗値が所望とした抵抗値よりも
下がることとなり、消費電力の観点から、問題が生じる
こととなっていた。
【0017】また、上述した構成とは異なる構成を有す
る他の従来例としては、図22に示されるような構成を
備えたものが挙げられる。図22に示される他の従来例
は、図14に示される従来例と比較して、共通コンタク
ト穴109内部の形状が異なっている。
【0018】このような構成を備える他の従来例もま
た、上述した従来例と同様に、また、パッドポリシリコ
ン層110と抵抗ポリシリコン層112とが接触してい
る部分において、パッドポリシリコン層110から抵抗
ポリシリコン層112に、図22に矢印で示される様に
して、不純物が拡散し、当初想定されていた抵抗長L1
よりも短くなるという問題が生じていた。
【0019】更に、当該構成を有する他の従来例におい
ては、抵抗ポリシリコン層112のパターニング時に共
通コンタクト穴109に対して、レジスト113の目合
わせずれを起こしたときに、図23に示されるような問
題が生じることとなっていた。
【0020】即ち、レジスト113が例えば、図23に
示す程度の位置にずれて形成された場合において、当該
レジスト113に基づいてエッチング加工が行われるこ
ととなると、レジスト113の一端を反映して、共通コ
ンタクト穴109内部において、抵抗ポリシリコン層1
12およびパッドポリシリコン層110がエッチングさ
れる。
【0021】ここで、一般的に、エッチングをするとき
は、プロセスばらつきを考慮してオーバーエッチングを
施すことが知られている。
【0022】レジスト113の目合わせズレが生じてい
ると、このオーバーエッチングにより、図23に示され
るように、半導体基板101もエッチングしてしまう事
態も起こる。
【0023】このように、共通コンタクト穴109直下
の半導体基板101がエッチングされた場合、その部分
がSRAMにおけるノード部分に相当することから、基
板損傷等によるリークを引き起こし、記憶データが破壊
されるおそれがあるという重大な問題があった。
【0024】そこで、本発明は、所望とする抵抗長を備
えた高抵抗ポリシリコン負荷抵抗型SRAMセルを提供
すること及びそのための製造方法を提供することを目的
とする。
【0025】また、本発明は、レジストの目合わせずれ
が生じた場合であっても、オーバーエッチングにより基
板までエッチングされることを防ぎ、SRAMセルにお
けるノードが破壊されることを防止したSRAMセルの
製造方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、以下に示すような具体的手段を提供
する。
【0027】即ち、本発明によれば、その一部が内部配
線として機能する低抵抗ポリシリコンと、その一部が所
定の抵抗長を有する抵抗領域として機能する高抵抗ポリ
シリコンとを有し、且つ、前記抵抗領域がMOSトラン
ジスタとして機能する拡散領域の上方に配置されるよう
な構造を有する高抵抗負荷型SRAMセルを備えた半導
体装置において、前記SRAMセルは、前記高抵抗ポリ
シリコンが前記抵抗領域を除き前記低抵抗ポリシリコン
上に設けられ、前記低抵抗ポリシリコンの上面でのみ高
抵抗ポリシリコンと接触し、低抵抗ポリシリコンの側面
にサイドウオールを有し、前記低抵抗ポリシリコンが前
記高抵抗ポリシリコンと前記サイドウオールで隔てられ
ていることを特徴とする半導体装置が得られる。
【0028】また、本発明によれば、前記SRAMセル
は、前記拡散領域上に形成された層間絶縁膜を更に有し
ており、前記高抵抗ポリシリコンの抵抗領域は、前記層
間絶縁膜上に形成されており、前記低抵抗ポリシリコン
の一部は、前記層間絶縁膜上に形成されており、前記サ
イドウォールは、前記層間絶縁膜上において、当該低抵
抗ポリシリコンの一部と前記抵抗領域との間に介在し、
前記低抵抗ポリシリコンの一部から前記抵抗領域に対す
る不純物が拡散することにより前記抵抗長が短くなるこ
とを防ぐための抵抗長保証サイドウォールとして機能す
る半導体装置が得られる。
【0029】ここで、前記層間絶縁膜は、前記MOSト
ランジスタの上方において、当該MOSトランジスタの
ゲート電極までは達しない穴である凹部を有しており、
前記高抵抗ポリシリコンの抵抗領域は、当該凹部内面に
沿うようにして、前記層間絶縁膜上に形成されているこ
ととしても良い。
【0030】若しくは、本発明によれば、前記SRAM
セルは、前記拡散領域上に形成された層間絶縁膜を有す
るとともに、当該層間絶縁膜内部であって前記SRAM
における記憶ノードとして動作する位置に対応する位置
に設けられた共通コンタクト穴を更に有しており、前記
低抵抗ポリシリコンの一部は、当該共通コンタクト穴内
部を覆うようにして形成されており、前記サイドウォー
ルは、前記共通コンタクト穴内部において、前記低抵抗
ポリシリコン上にあって、前記低抵抗ポリシリコンの一
部の側壁に接する様にして設けられていることを特徴と
する半導体装置が得られる。
【0031】本発明によれば、更に詳しい構成として、
次のような構成を備える半導体装置が得られる。
【0032】即ち、本発明によれば、その一部が内部配
線として機能する低抵抗ポリシリコンと、その一部が所
定の抵抗長を有する抵抗領域として機能する高抵抗ポリ
シリコンとを有し、且つ、前記抵抗領域がMOSトラン
ジスタとして機能する拡散領域の上方に配置されるよう
な構造を有する高抵抗負荷型SRAMセルの製造方法で
あって、前記低抵抗ポリシリコンからなるパッドポリシ
リコン層を形成した後、当該パッドポリシリコン層の側
壁にサイドウォールを形成し、その後に前記高抵抗ポリ
シリコンからなる抵抗ポリシリコン層を形成することを
特徴とするSRAMセルの製造方法が得られる。
【0033】詳しくは、本発明によれば、半導体基板内
部に作り込まれたMOSトランジスタと、高抵抗ポリシ
リコンで形成される負荷抵抗とを備えるる素子分離領域
と、前記半導体基板上の前記MOSトランジスタを構成
する位置に対して該素高抵抗ポリシリコン負荷型SRA
Mセルであって、記憶ノード近傍における基板に垂直な
断面構造として、半導体基板内に形成され子分離領域に
結合されるようにして形成されるゲート絶縁膜と、当該
素子分離領域及びゲート絶縁膜上に形成されるゲート電
極と、前記記憶ノード部に相当する前記半導体基板内部
の所定の位置に前記素子分離領域と隣り合うようにして
形成された不純物拡散層と、前記素子分離領域上に形成
される前記ゲート電極の一部上と前記記憶ノードに相当
する前記不純物拡散層の一部上とを共通コンタクト穴と
するようにして前記ゲート電極及び前記不純物拡散層上
に形成される層間絶縁膜と、前記共通コンタクト穴の内
面及び前記層間絶縁膜の一部を含むようにして所定の配
線を構成する位置に設けられるパッドポリシリコン層
と、少なくとも前記層間絶縁膜上の前記パッドポリシリ
コン層が設けられていない部分に対して設けられ前記負
荷抵抗として動作する高抵抗ポリシリコン層とを備えた
SRAMセルを有する半導体装置であって、絶縁体から
なり、前記パッドポリシリコン上にあって、前記パッド
ポリシリコン層の側壁に対して所定の位置で接するよう
にして形成される複数のサイドウォールを更に備えるこ
とを特徴とする半導体装置が得られる。
【0034】また、本発明によれば、この半導体装置に
おいて、前記高抵抗ポリシリコン層と前記パッドポリシ
リコン層とは、前記層間絶縁膜に接しない位置で互いに
接続されているとともに、前記層間絶縁膜上において
は、前記サイドウォールを挟むようにして設けられてい
ることを特徴とする半導体装置が得られる。
【0035】ここで、前記サイドウォールは、パッドポ
リシリコン層の内、前記共通コンタクト穴の内面に存す
る前記パッドポリシリコン層の側壁に当たる部分にも設
けられていることとしても良い。
【0036】上記した構成から理解されるように、本発
明の一の特徴は、高抵抗ポリシリコンの一部を所定の抵
抗長の抵抗として用い、且つ、前記高抵抗ポリシリコン
と接続され配線として用いられる低抵抗ポリシリコンと
を備えた半導体装置において、前記高抵抗ポリシリコン
の前記所定の抵抗長の抵抗として動作する部分の両端に
て、前記低抵抗ポリシリコンとの間に介在するようにし
て設けられる絶縁物を備え、当該絶縁物により前記低抵
抗ポリシリコンから前記高抵抗ポリシリコンの前記抵抗
を構成する部分に対しての不純物拡散を防いだことにあ
る。
【0037】本発明によれば、これら半導体装置、詳し
くは、SRAMセルは、次のようにして製造される。
【0038】即ち、本発明によれば、高抵抗ポリシリコ
ン負荷型SRAMセルの製造方法であって、半導体基板
の表面に素子分離領域を形成する第1のステップと、当
該素子分離領域及び前記半導体基板表面の一面上に、後
にゲート絶縁膜となる絶縁膜及び後にゲート電極となる
導電膜を順次形成し、それらを所望の形状に加工して、
ゲート絶縁膜及びゲート電極を形成する第2のステップ
と、該ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行ない、
それにより、前記半導体基板内部に不純物拡散層を形成
する第3のステップと、全面を覆うようにして層間絶縁
膜を形成する第4のステップと、当該層間絶縁膜の内、
前記ゲート電極104と前記不純物拡散層とに跨るよう
にして、当該層間絶縁膜に対して共通コンタクト穴10
9を開口する第5のステップと、少なくとも、共通コン
タクト穴の内面を覆い且つ前記層間絶縁膜上の所定領域
を除くようにして、所望の形状にパターニングされたパ
ッドポリシリコン層を形成する第6のステップと、当該
パッドポリシリコン層の側壁に絶縁体からなるサイドウ
ォールを形成する第7のステップと、当該サイドウォー
ル形成後に、前記層間絶縁膜上の所定領域を含むように
して、且つ、前記パッドポリシリコン層と当該所定領域
以外で電気的に接続されるようにして、抵抗ポリシリコ
ン層を形成する第8のステップと、を有することを特徴
とするSRAMセルの製造方法が得られる。
【0039】また、本発明によれば、上記SRMAセル
の製造方法であって、前記第3のステップは、前記ゲー
ト電極をマスクとしてイオン注入を行ない、N-拡散層
を形成する第1の付加的ステップと、前記ゲート電極の
側壁に当たる位置に一時的サイドウォールを形成する第
2の付加的ステップと、前記ゲート電極及び前記一時的
サイドウォールをマスクとしてイオン注入し、N+拡散
層を形成する第3の付加的ステップとを備えることを特
徴とするSRAMセルの製造方法が得られる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態によ
る高抵抗ポリシリコン負荷型SRAMセルの構造及び製
造方法について、図面を参照して説明する。
【0041】まず、図1に示される等価回路図を用い
て、高抵抗ポリシリコン負荷型SRAMの構成について
説明する。
【0042】図1を参照すれば理解されるように、SR
AMセルは、Vcc、Vss間のフリップフロップと、
アクセストランジスタTr3、Tr4とビット線BL
1、BL2、およびワード線WLによって構成される。
【0043】フリップフロップは、ドライバトランジス
タTr1、Tr2、負荷抵抗R1、R2、及び交差配線
によって構成される。図1において、Q1、Q2は、記
憶ノードであり、データ保持時には、データ「Hig
h」および「Low」がそれぞれのノードに蓄積され
る。
【0044】図1において、Vcc部、並びに記憶ノー
ドQ1−ドライバトランジスタTr2間の交差配線及び
記憶ノードQ2−ドライバトランジスタTr1間の交差
配線は、SRAMセルの信頼性の観点から、数KΩ/s
q.以下程度の抵抗値であることが望ましい。これは、
記憶ノードQ1−ドライバトランジスタTr2間の交差
配線及び記憶ノードQ2−ドライバトランジスタTr1
間の交差配線の抵抗値が上記以上の値を有すると、メモ
リセルのデータ反転時にデータ転送遅延が起こることと
なり、メモリセルの高速安定動作が阻害されてしまうか
らである。
【0045】一方で、負荷抵抗R1、R2は、SRAM
に要求される低消費電力という観点から、数GΩ〜数T
Ω以上程度の抵抗値を有することが要求される。例え
ば、記憶ノードQ1にデータ「High」が蓄積されて
いる場合には、ドライバトランジスタTr2はオンして
おり、負荷抵抗R2、ドライバトランジスタTr2を通
って、VccからVssに対して貫通電流が流れる。こ
の際に、負荷抵抗R2の抵抗値が要求される抵抗値以下
になっていると、必要以上の電流が待機時電流としてV
ccからVssに流れてしまうこととなり、SRAMの
消費電力を悪化させてしまう。同様の動作は、記憶ノー
ドQ2にデータ「High」が蓄積されている場合にも
生じる。したがって、負荷抵抗R1、R2は、非常に高
い抵抗値を有することを要求される。
【0046】以下に示される本実施の形態による高抵抗
ポリシリコン負荷型SRAMセルは、かかる条件を満た
し、高い信頼性を有すると共に、消費電力の悪化を抑え
ることができる。
【0047】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態による高抵抗ポリシリコン負荷型SRAMセル
は、図1に示される記憶ノード近傍における断面とし
て、図2に示されるような構成を備えている。
【0048】第1の実施の形態による高抵抗ポリシリコ
ン負荷型SRAMセルは、半導体基板101、フィール
ド酸化膜102、ゲート酸化膜103、ゲート電極10
4、N-拡散層105、N+拡散層107、層間絶縁膜1
08、共通コンタクト穴109、パッドポリシリコン層
110、サイドウォール111、抵抗ポリシリコン層1
12を備えている。フィールド酸化膜102は、素子分
離領域として作用する。ゲート酸化膜103の下には、
チャネル領域が構成されており、更にその両脇にはソー
ス・ドレイン領域が構成され、これらとゲート電極10
4とで、MOSトランジスタを構成している。共通コン
タクト穴109は、記憶ノードQ1(又はQ2)を構成
している。パッドポリシリコン層110は、低抵抗のポ
リシリコンで形成されており、図1におけるVcc部、
並びに記憶ノードQ1−ドライバトランジスタTr2間
の交差配線(記憶ノードQ2−ドライバトランジスタT
r1間の交差配線)に対応する。このパッドポリシリコ
ン層110は、上述のように、数KΩ/sq.以下程度
の抵抗値を有するようにして形成されることが望まし
い。抵抗ポリシリコン層112は、高抵抗のポリシリコ
ンで構成されており、図1における負荷抵抗R1(又は
R2)に対応する。特に、抵抗ポリシリコン層112の
内、MOSトランジスタ上部に層間絶縁膜108を介し
て設けられている部分(高抵抗部)の長さは抵抗長とよ
ばれ、抵抗長が長ければ長いほど、図1における負荷抵
抗R1、R2の抵抗値は高くなる。即ち、前述の通り、
負荷抵抗には高い抵抗値が要求されていることから、こ
の抵抗長は長い方が好ましい。
【0049】このような構成を備える本実施の形態によ
る高抵抗負荷型SRAMセルの製造方法の特徴的な部分
について、以下に図3乃至図11を用いて説明する。
【0050】まず、図3に示されるように、半導体基板
101の表面に、フィールド酸化膜102を形成する。
本実施の形態において、フィールド酸化膜102は、例
えば2000〜5000A程度の厚さを有するものと
し、公知の選択酸化法により形成することとする。
【0051】次に、一面上に、後にゲート酸化膜103
となる酸化膜及び後にゲート電極104となる導電膜を
順次形成し、それらを所望の形状に加工して、図4に示
されるようなゲート酸化膜103及びゲート電極104
を形成する。本実施の形態において、ゲート酸化膜10
3となる酸化膜は、既知の方法により形成されるものと
し、また、例えば60〜100A程度の厚さを有するも
のとする。また、ゲート電極104となる導電膜は、例
えば厚さ2000〜3000Aのポリシリコンから構成
されるものであり、CVD法等により形成される。更
に、酸化膜及び導電膜を所望の形状に加工する方法とし
ては、既知の方法を採用する。また、特に、ゲート電極
104の材質としては、上記したポリシリコンの他、リ
ン等の不純物を添加したポリシリコン(DOPOS)を
採用しても良いし、チタン又はタングステン等の高融点
金属とシリコンとの化合物(シリサイド)とポリシリコ
ンの複合膜(ポリサイド)を採用することとしても良
い。
【0052】ゲート電極104を形成した後、ゲート電
極104をマスクとしてイオン注入を行ない、それによ
り、N-拡散層105を形成し、更にその後、図5に示
されるような一時的サイドウォール106を形成する。
-拡散層105は、例えば、1E13cm-2程度のリ
ン若しくはヒ素、又はその双方を注入することで形成で
きる。また、一時的サイドウォール106は、例えば、
1000〜2000A程度の酸化膜をCVD法等で形成
した後、異方性のエッチングを施すことで形成される。
【0053】更に、一時的サイドウォール106及びゲ
ート電極104をマスクとしてイオン注入を行ない、図
6に示されるようにN+拡散層107を形成する。N+
散層107は、例えば、1E15cm-2程度のヒ素を注
入することにより形成できる。
【0054】その後、図7に示されるように、全面を覆
うようにして層間絶縁膜108を形成する。本実施の形
態において、層間絶縁膜108は、例えば、ホウ素とリ
ンが添加されたシリカガラス(BPSG)等からなり、
厚さ3000〜6000A程度のものであるとし、CV
D法等によって形成されることとする。その他、この層
間絶縁膜108は、BPSGをリフローして形成するこ
ととしても良いし、酸化膜とBPSGリフロー膜の積層
膜で構成されることとしても良い。更に、酸化膜を所望
の厚さで形成した後、例えばCMP法等で厚さを薄くす
ることにより形成することとしても良い。
【0055】次いで、図8に示されるように、層間絶縁
膜108に対して、共通コンタクト穴109を開口す
る。詳しくは、共通コンタクト穴109は、層間絶縁膜
108の内、ゲート電極104とN+拡散層107に跨
っている部分に対して形成され、また、その形成時にお
いて一時的サイドウォール106も同時に除去される。
【0056】更に、図9に示されるように、共通コンタ
クト穴109を覆い且つ所望の形状にパターニングされ
たパッドポリシリコン層110を形成する。このパッド
ポリシリコン層110は、300〜2000A程度の厚
さに形成されるのが望ましい。また、本実施の形態にお
いて、パッドポリシリコン層110は、低抵抗のもので
あれば、CVD法等によって成長されたポリシリコンに
対してリン等の不純物を1E15cm-2程度注入するこ
とにより形成することとしても良いし、リン等の不純物
を添加したポリシリコン(DOPOS)により構成する
こととしても良い。
【0057】次に、図10に示されるように、サイドウ
ォール111を形成する。サイドウォール111は、例
えば300〜2000A程度の酸化膜をCVD法等で形
成した後、異方性のエッチングを施すことにより形成さ
れるものであり、その形成される位置は、共通コンタク
ト穴109の内部に形成されたパッドポリシリコン層1
10の側壁も含め、パッドポリシリコン層110の側壁
である。特に、サイドウォール111の内、後述する抵
抗ポリシリコン層112とパッドポリシリコン層110
との間に介在するようにして層間絶縁膜108上に設け
られるサイドウォールは、パッドポリシリコン層110
から抵抗ポリシリコン層112内への不純物拡散を抑
え、抵抗ポリシリコン層112における抵抗長を保証す
るためのものであり、抵抗長保証サイドウォールと呼
ぶ。また、サイドウォール111の内、共通コンタクト
穴109内部に設けられるサイドウォールは、後述する
ように、エッチング工程においてレジスト膜の目合わせ
ズレがあった場合に、共通コンタクト穴109内部にお
いて、半導体基板101までエッチングされないよう
に、エッチングストッパとして作用するものであり、ス
トッパサイドウォールと呼ぶ。
【0058】その後、抵抗ポリシリコン層112を形成
し、図11(図2)に示される構成を備えたSRAMセ
ルを得ることができる。抵抗ポリシリコン層112は、
例えば300〜2000A程度のSIPOS膜(Sem
i Insulated Poly−Silicon
膜)或いはポリシリコン膜をCVD法等で形成した後、
所望の抵抗値となるように、リン等の不純物を1E13
cm-2〜1E14cm-2程度注入し、更に、既知の方法
を用いて、所望の形状にパターニングをして形成され
る。
【0059】本発明に特に関連がある訳ではないため図
には示していないが、抵抗ポリシリコン層112を形成
した後、層間絶縁膜を形成し、然るべき熱処理を加え、
コンタクトホール、ビット線を含む配線層、さらにパッ
シベーション膜を形成すると、SRAMが完成する。ま
た特に説明していないが、メモリセルはNMOSで構成
されている一方、周辺の回路には、NMOSだけでな
く、PMOSも含まれる。このPMOSの形成方法は、
NMOSと同様にして行われる。
【0060】このようにして形成された本実施の形態に
よる構成を備えたSRAMセルは、従来構成のSRAM
セルと比較して、以下に図11及び図12を用いて述べ
るような効果を奏する。
【0061】まず、図11を用いて低消費電力化の達成
について詳述する。
【0062】図11を参照すると、本実施の形態による
SRAMセルは、上述の通り、抵抗長保証サイドウォー
ルとしてのサイドウォール111を備えている。かかる
サイドウォール111が層間絶縁膜108上において低
抵抗のパッドポリシリコン層110と高抵抗の抵抗ポリ
シリコン層112との間に介在していることから、パッ
ドポリシリコン層110の側壁から抵抗ポリシリ112
内への不純物拡散が抑えられることとなり、概略、パッ
ドポリシリコン層110の上面からの拡散(図11内に
太目の矢印で示される)のみになる。即ち、本実施の形
態によるSRAMセルにおいては、パッドポリシリコン
層110側壁から抵抗ポリシリコン層112に対して横
方向の不純物拡散が抑えられることとなり、所望とした
抵抗長L1を得ることができる。
【0063】これに対して、従来例の構成では、層間絶
縁膜108上においてパッドポリシリコン層110と抵
抗ポリシリコン層112との間に介在するものがないた
め、パッドポリシリコン層110の側壁から抵抗ポリシ
リコン層112に対して不純物拡散が生じることとな
り、結果として、前述の通り、所望とした抵抗長よりも
短い抵抗長となっていた。
【0064】抵抗ポリシリコン層112の抵抗長の長さ
に依存する高抵抗の値は、上述したように、SRAMの
特性上重要なパラメータであり、ある所望の抵抗値以上
の値が要求される。従来例の構成のように、パッドポリ
シリコン層110からの不純物拡散が多いと、それによ
って抵抗長が短くなり、また、不純物拡散による抵抗値
への影響が大きくなり、抵抗値変動がより起こりやすく
なる。従って、従来例の構成では、SRAMの特性安定
化が図られない。これに対して、本実施の形態によれ
ば、従来例より長い抵抗長を有する高抵抗ポリシリコン
負荷型SRAMセルを得ることが出来ることから、従来
例の構成で生じていた不純物拡散による影響を少なくす
ることができ、結果として、従来例の構成よりもSRA
M特性の安定化が図られることとなる。
【0065】次に、図12を用いて、目合わせズレに対
する効果について説明する。
【0066】エッチングプロセスにおいて、図12に示
されるように、レジスト113が共通コンタクト穴10
9に対して目合わせズレを起こす場合がある。このよう
な場合、レジスト113をマスクとして抵抗ポリシリコ
ン層112及びパッドポリシリコン層110をエッチン
グすると、所定の位置からズレたレジスト113の一端
を反映したエッチングが行われる。
【0067】この際、従来例の構成では、オーバーエッ
チにより基板までエッチングされることがあり、結果と
して、記憶ノードからのデータリークを生じさせること
となっていた。
【0068】しかしながら、本実施の形態によれば、レ
ジスト113の目合わせズレが生じた場合であっても、
抵抗ポリシリコン層112及びパッドポリシリコン層1
10のエッチング時に、ストッパサイドウォールとして
のサイドウォール111がエッチングストッパとして作
用し、抵抗ポリシリコン層112をオーバーエッチした
としても、基板までエッチングされることがない。
【0069】即ち、本実施の形態によれば、レジスト1
13の共通コンタクト穴109に対する目合わせズレに
よる歩留まりの低下を抑制することができる。更に、本
実施の形態によれば、従来、目合わせズレによる不良を
低減する目的で採用されていた設計上の目合わせ余裕を
削ることができることとなり、メモリセルの縮小化が図
られる。
【0070】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態による高抵抗ポリシリコン負荷抵抗型SRAMセ
ルは、上述の第1の実施の形態によるSRAMセルの変
形例である。従って、以下においては、第1の実施の形
態との相違を主として説明する。
【0071】本実施の形態によるSRAMセルは、MO
Sトランジスタ上の層間絶縁膜108に凹部130を有
しており、その凹部130の内面に沿うようにして形成
された抵抗ポリシリコン層112を備えている。
【0072】このような構成を備えたSRAMセルにお
いては、層間絶縁膜のエッチング量、即ち凹部130の
深さL3に相当する分だけ、抵抗ポリシリコン層112
内の抵抗長が長くなる。つまり、本実施の形態における
抵抗長は、L1+L3*2であり、前述の第1の実施の
形態における抵抗長L1と比較して、凹部130の深さ
L3の2倍の長さだけ長くなっている。
【0073】従って、本実施の形態によれば、抵抗長が
長くなった分に応じて高抵抗部の設計自由度が増えるこ
ととなり、また、安定的に高い抵抗値を得ることもでき
る。更に、図示されたL1の距離を短くしても充分な抵
抗長を得られる可能性が高くなることから、メモリセル
を縮小化を図ることもできる。
【0074】このような構成を備える本実施の形態によ
るSRAMセルは、次のようにして製造することができ
る。
【0075】まず、前述の第1の実施の形態と同様にし
て、パッドポリシリコン層110を所望の形状に形成す
るまでの処理を行なう(図3〜図9参照)。
【0076】次いで、図10に示されるようにして、サ
イドウォール111を形成するわけであるが、本実施の
形態においては、その材料として、例えば、窒化膜を選
択して形成する。即ち、窒化膜をCVD法等で形成した
後、その窒化膜に対して異方性のエッチングを施すこと
により、サイドウォール111を形成する。
【0077】その後、パッドポリシリコン層110及び
サイドウォール111をエッチングマスクとして、層間
絶縁膜108をエッチングして、凹部130を形成し、
更に、前述の第1の実施の形態と同様にして、抵抗ポリ
シリコン層112を形成すれば、図13に示される構成
を備えたSRAMセルを得ることができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
SRAMセルが、層間絶縁膜上において、低抵抗である
パッドポリシリコン層と高抵抗である抵抗ポリシリコン
層との間に、パッドポリシリコン層から抵抗ポリシリコ
ン層に対する不純物拡散を防止するためのサイドウォー
ルを有することから、所望とする抵抗長を備えた高抵抗
ポリシリコン負荷抵抗型SRAMセルを得ることができ
る。
【0079】また、本発明によれば、当該SRAMセル
が、共通コンタクト穴内部においてもサイドウォールを
有することから、抵抗ポリシリコン層のエッチングの際
にマスクとして用いられるレジストの目合わせズレが生
じていた場合であってもサイドウォールがエッチングス
トッパとして作用することとなり、SRAMセルの製造
工程において記憶ノードが破壊されることを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高抵抗負荷型SRAMセルの回路構成を示す図
である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるSRAMセル
の記憶ノード近傍における断面を示す図である。
【図3】図2に示されるSRAMセルの製造工程の一過
程を示す図である。
【図4】図2に示されるSRAMセルの製造工程の一過
程を示す図である。
【図5】図2に示されるSRAMセルの製造工程の一過
程を示す図である。
【図6】図2に示されるSRAMセルの製造工程の一過
程を示す図である。
【図7】図2に示されるSRAMセルの製造工程の一過
程を示す図である。
【図8】図2に示されるSRAMセルの製造工程の一過
程を示す図である。
【図9】図2に示されるSRAMセルの製造工程の一過
程を示す図である。
【図10】図2に示されるSRAMセルの製造工程の一
過程を示す図である。
【図11】図2に示されるSRAMセルの製造工程の一
過程を示す図である。
【図12】レジストの目合わせズレが生じた場合におけ
る本実施の形態による効果を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態によるSRAMセ
ルの記憶ノード近傍における断面を示す図である。
【図14】従来例によるSRAMセルの記憶ノード近傍
における断面を示す図である。
【図15】図14に示されるSRAMセルの製造工程の
一過程を示す図である。
【図16】図14に示されるSRAMセルの製造工程の
一過程を示す図である。
【図17】図14に示されるSRAMセルの製造工程の
一過程を示す図である。
【図18】図14に示されるSRAMセルの製造工程の
一過程を示す図である。
【図19】図14に示されるSRAMセルの製造工程の
一過程を示す図である。
【図20】図14に示されるSRAMセルの製造工程の
一過程を示す図である。
【図21】図14に示されるSRAMセルの有する問題
点を説明するための図である。
【図22】他の従来例によるSRAMセルの記憶ノード
近傍における断面を示す図である。
【図23】図22に示されるSRAMセルの有する問題
点を説明するための図である。
【符号の説明】
Tr1 ドライバトランジスタ Tr2 ドライバトランジスタ Tr3 アクセストランジスタ Tr4 アクセストランジスタ R1 負荷抵抗 R2 負荷抵抗 Q1 記憶ノード Q2 記憶ノード 101 半導体基板 102 フィールド酸化膜 103 ゲート酸化膜 104 ゲート電極 105 N-拡散層 107 N+拡散層 108 層間絶縁膜 109 共通コンタクト穴 110 パッドポリシリコン層 111 サイドウォール 112 抵抗ポリシリコン層 130 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8244 H01L 21/265 H01L 21/822 H01L 27/04 H01L 27/11

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一部が内部配線として機能する低抵
    抗ポリシリコンと、その一部が所定の抵抗長を有する抵
    抗領域として機能する高抵抗ポリシリコンとを有し、且
    つ、前記抵抗領域がMOSトランジスタとして機能する
    拡散領域の上方に配置されるような構造を有する高抵抗
    負荷型SRAMセルを備えた半導体装置において、前記SRAMセルは、前記高抵抗ポリシリコンが前記抵
    抗領域を除き前記低抵抗ポリシリコン上に設けられ、前
    記低抵抗ポリシリコンの上面でのみ高抵抗ポリシリコン
    と接触し、低抵抗ポリシリコンの側面にサイドウオール
    を有し、前記低抵抗ポリシリコンが前記高抵抗ポリシリ
    コンと前記サイドウオールで隔てられている ことを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記SRAMセルは、前記拡散領域上に形成された層間
    絶縁膜を更に有しており、 前記高抵抗ポリシリコンの抵抗領域は、前記層間絶縁膜
    上に形成されており、 前記低抵抗ポリシリコンの一部は、前記層間絶縁膜上に
    形成されており、 前記サイドウォールは、前記層間絶縁膜上において、当
    該低抵抗ポリシリコンの一部と前記抵抗領域との間に介
    在し、前記低抵抗ポリシリコンの一部から前記抵抗領域
    に対する不純物が拡散することにより前記抵抗長が短く
    なることを防ぐための抵抗長保証サイドウォールとして
    機能することを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体装置において、 前記層間絶縁膜は、前記MOSトランジスタの上方にお
    いて、当該MOSトランジスタのゲート電極までは達し
    ない穴である凹部を有し、 前記高抵抗ポリシリコンの抵抗領域は、当該凹部内面に
    沿うようにして、前記層間絶縁膜上に形成されているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記SRAMセルは、前記拡散領域上に形成された層間
    絶縁膜を有するとともに、当該層間絶縁膜内部であって
    前記SRAMにおける記憶ノードとして動作する位置に
    対応する位置に設けられた共通コンタクト穴を更に有し
    ており、 前記低抵抗ポリシリコンの一部は、当該共通コンタクト
    穴内部を覆うようにして形成されており、 前記サイドウォールは、前記共通コンタクト穴内部にお
    いて、前記低抵抗ポリシリコン上にあって、前記低抵抗
    ポリシリコンの一部の側壁に接する様にして設けられて
    いることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板内部に作り込まれたMOSト
    ランジスタと、高抵抗ポリシリコンで形成される負荷抵
    抗とを備えるる素子分離領域と、前記半導体基板上の前
    記MOSトランジスタを構成する位置に対して該素高抵
    抗ポリシリコン負荷型SRAMセルであって、記憶ノー
    ド近傍における基板に垂直な断面構造として、半導体基
    板内に形成され子分離領域に結合されるようにして形成
    されるゲート絶縁膜と、当該素子分離領域及びゲート絶
    縁膜上に形成されるゲート電極と、前記記憶ノード部に
    相当する前記半導体基板内部の所定の位置に前記素子分
    離領域と隣り合うようにして形成された不純物拡散層
    と、前記素子分離領域上に形成される前記ゲート電極の
    一部上と前記記憶ノードに相当する前記不純物拡散層の
    一部上とを共通コンタクト穴とするようにして前記ゲー
    ト電極及び前記不純物拡散層上に形成される層間絶縁膜
    と、前記共通コンタクト穴の内面及び前記層間絶縁膜の
    一部を含むようにして所定の配線を構成する位置に設け
    られるパッドポリシリコン層と、少なくとも前記層間絶
    縁膜上の前記パッドポリシリコン層が設けられていない
    部分に対して設けられ前記負荷抵抗として動作する高抵
    抗ポリシリコン層とを備えたSRAMセルを有する半導
    体装置であって、 絶縁体からなり、前記パッドポリシリコン上にあって、
    前記パッドポリシリコン層の側壁に対して所定の位置で
    接するようにして形成される複数のサイドウォールを更
    に備えることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の半導体装置において、 前記高抵抗ポリシリコン層と前記パッドポリシリコン層
    とは、前記層間絶縁膜に接しない位置で互いに接続され
    ているとともに、前記層間絶縁膜上においては、前記サ
    イドウォールを挟むようにして設けられていることを特
    徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体装置において、 前記サイドウォールは、パッドポリシリコン層の内、前
    記共通コンタクト穴の内面に存する前記パッドポリシリ
    コン層の側壁に当たる部分にも設けられていることを特
    徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 高抵抗ポリシリコンの一部を所定の抵抗
    長の抵抗として用い、且つ、前記高抵抗ポリシリコンと
    接続され配線として用いられる低抵抗ポリシリコンとを
    備えた半導体装置において、前記高抵抗ポリシリコンの
    前記所定の抵抗長の抵抗として動作する部分の両端に
    て、前記低抵抗ポリシリコンとの間に介在するようにし
    て設けられる絶縁物を備え、当該絶縁物により前記低抵
    抗ポリシリコンから前記高抵抗ポリシリコンの前記抵抗
    を構成する部分に対しての不純物拡散を防いだことを特
    徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 高抵抗ポリシリコン負荷型SRAMセル
    の製造方法であって、 半導体基板の表面に素子分離領域を形成する第1のステ
    ップと、 当該素子分離領域及び前記半導体基板表面の一面上に、
    後にゲート絶縁膜となる絶縁膜及び後にゲート電極とな
    る導電膜を順次形成し、それらを所望の形状に加工し
    て、ゲート絶縁膜及びゲート電極を形成する第2のステ
    ップと、 該ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行ない、それ
    により、前記半導体基板内部に不純物拡散層を形成する
    第3のステップと、 全面を覆うようにして層間絶縁膜を形成する第4のステ
    ップと、 当該層間絶縁膜の内、前記ゲート電極104と前記不純
    物拡散層とに跨るようにして、当該層間絶縁膜に対して
    共通コンタクト穴109を開口する第5のステップと、 少なくとも、共通コンタクト穴の内面を覆い且つ前記層
    間絶縁膜上の所定領域を除くようにして、所望の形状に
    パターニングされたパッドポリシリコン層を形成する第
    6のステップと、 当該パッドポリシリコン層の側壁に絶縁体からなるサイ
    ドウォールを形成する第7のステップと、 当該サイドウォール形成後に、前記層間絶縁膜上の所定
    領域を含むようにして、且つ、前記パッドポリシリコン
    層と当該所定領域以外で電気的に接続されるようにし
    て、抵抗ポリシリコン層を形成する第8のステップと、
    を有することを特徴とするSRAMセルの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のSRAMセルの製造
    方法であって、 前記第3のステップは、 前記ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行ない、N
    -拡散層を形成する第1の付加的ステップと、 前記ゲート電極の側壁に当たる位置に一時的サイドウォ
    ールを形成する第2の付加的ステップと、 前記ゲート電極及び前記一時的サイドウォールをマスク
    としてイオン注入し、N+拡散層を形成する第3の付加
    的ステップとを備えることを特徴とするSRAMセルの
    製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のSRAMセルの製造
    方法であって、 前記第7のステップは、前記パッドポリシリコン層と共
    に、前記層間絶縁膜に対するエッチングマスクとなり得
    る材料を選択し、当該選択された材料により、前記サイ
    ドウォールを形成し、その上で、当該サイドウォールと
    前記パッドポリシリコンとをエッチングマスクとして、
    前記層間絶縁膜をエッチングして凹部を形成することを
    特徴とするSRAMセルの製造方法。
  12. 【請求項12】 その一部が内部配線として機能する低
    抵抗ポリシリコンと、その一部が所定の抵抗長を有する
    抵抗領域として機能する高抵抗ポリシリコンとを有し、
    且つ、前記抵抗領域がMOSトランジスタとして機能す
    る拡散領域の上方に配置されるような構造を有する高抵
    抗負荷型SRAMセルの製造方法であって、前記低抵抗
    ポリシリコンからなるパッドポリシリコン層を形成した
    後、当該パッドポリシリコン層の側壁にサイドウォール
    を形成し、その後に前記高抵抗ポリシリコンからなる抵
    抗ポリシリコン層を形成することを特徴とするSRAM
    セルの製造方法。
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