JP3134853U - 観光バス２ - Google Patents

Abstract

【課題】本考案は障害者の観光旅行を手助けするために、専任オペレーターによる集中管理運転で移動可能な車椅子型シート席により、重度の障害者でも観光地へ出かけることが出来、また付き添いが居れば単独自走も可能を特徴とした観光バス。
【解決手段】本考案は観光バスの進行方向に沿って３列にシート席を設け中央の１列を車椅子型シート席３に設定する。バスへの乗り込みで、お客はシート席に座りシートベルトを締めてリフト１に乗り込み客室まで上昇し、床に設けたガイドレール２に沿って進み各規定の位置で止まり自分の向きが後ろ向きの人は車両進行方向に向きを替えて固定する。シート席５は固定する前に車両前方に方向を変え左側、窓際いっぱいに寄り固定する。降車は乗り込みの反対作業で全作業、専任オペレーターが行う。
路上走行は基本的には専任オペレーターが複数運転を行うが、付き添いがいれば１台ずつ後ろの１６のリモコン部を引き出し自立走行試運転も出来る。
【選択図】図１

Description

観光バスに専用・車椅子型シート席を装備し、その乗降を補助する装置の設置、並びに健常者のお客には普通のシート席として使える特徴がある。

今までの観光バスは、車椅子の為のスペースを設けた車両はあったが専用・車椅子型シートを設置し、その車椅子型シートに乗客が座ったまま乗降できることと、車椅子の制御を専用オペレーターがすることによって乗客の安全が確保でき、シートを固定すれば普通シート席として使用することが出来る。

考案が解決しようとする課題

車椅子のスペースを設けただけの車両では、車椅子が使用しないときは「空きスペース」になる。車椅子席を各個人が運転するとまとまりがつかず危険である。

課題を解決するための手段

車内の車椅子席の移動はガイドレールに沿って、車外ではオペレーターがラジコンで運転（１〜４台）するので安全。付き添いが付く場合は個別運転も可能。
車椅子席を固定すると普通観光バスとして使用可能。

考案の効果

専用の車椅子シート席を設けたことで障害者・高齢者でも気軽にバス旅行に出かけることが出来、またシート席を固定すれば普通観光バスとして使用可能。
車椅子シート席をオペレーターがラジコン運転することで安全が確保できる。

車椅子シート席はバス中央左側のリフトにガイドレールに沿って乗り込み固定しリフトで客室まで上昇・停止、ガイドレールに沿って所定の位置まで自走し固定。リフトの上のシート席は最後に乗り込み上昇・停止した後に９０度回転して車両前方に向きを替え左側面により固定する。健常者の客は車両前方の乗降口を利用。シート席の運転は専任オペレーターが１〜４台をラジオコントロールで集中管理運転も出来るし、付き添いがいればシート席後部に内蔵された運転装置を引き出し１台ずつ自走運転も出来る。

シート席の配置及びリフトの位置 リフト乗降口の位置 リフトを横から見た詳細図 リフトを上から見た詳細図 転落防止用フエンスを横から見た詳細図

符号の説明

１ 乗降用リフト
２ ガイドレール
３ 車椅子型シート席 １
４ 普通シート席
５ 車椅子型シート席 ２
６ 車椅子型シート席乗降口扉
７ 客室床面
８ リフト上昇・下降用チェン
９ 車両最下部
１０ リフト乗り入れ用板
１１ 転落防止用フエンス
１２ 乗降口開閉用ダンパー
１３ フエンス開閉用油圧シリンダー
１４ リフト吊り下げワイヤー
１５ 滑車
１６ リモコン部
１７ 格納時の車輪の位置
１８ 走行時の車輪の位置
１９ ガイドピン
２０ 後転倒防止用車輪（走行時のみ）

Claims (3)

1. 車体の長さ方向中央床面上にガイドレールを設け、ガイドレールに沿って車椅子型シートの複数を移動させると共に、適宜固定可能とすることを特徴とする観光バス。
2. 車椅子型シートは車体左中央部に設けたリフトに載せ、乗降させることを特徴とした観光バス。
3. 車椅子型シート席はラジオコントロールで１〜４台を集中管理運転も出来るし、付き添いがいれば１台ずつ自走運転も可能を特徴とした車椅子型シート席。

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