JP3134674B2 - ガス絶縁電気機器の電圧検出装置 - Google Patents
ガス絶縁電気機器の電圧検出装置Info
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- JP3134674B2 JP3134674B2 JP06215970A JP21597094A JP3134674B2 JP 3134674 B2 JP3134674 B2 JP 3134674B2 JP 06215970 A JP06215970 A JP 06215970A JP 21597094 A JP21597094 A JP 21597094A JP 3134674 B2 JP3134674 B2 JP 3134674B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は主としてＳＦ6ガスを
絶縁媒体とする電圧検出装置に係わり、特にガス絶縁電
気機器の電圧検出装置の改良に関するものである。
絶縁媒体とする電圧検出装置に係わり、特にガス絶縁電
気機器の電圧検出装置の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は例えば特開平２−１１５７７０号
公報に示された従来のガス絶縁電気機器の電圧検出装置
を示す側断面図である。図において、１は接地容器、１
ａは接地容器１の端部に外側に突出して形成されたフラ
ンジ、２は各接地容器１の連結部でフランジ１ａ間に配
置された仕切板で開口２ａが形成されている。３は仕切
板２の開口２ａを閉塞するように配置された絶縁スペー
サ、４は絶縁スペーサ３で支持された主回路導体、５は
端部に外側に突出してフランジ５ａが形成された所定の
径を有する筒状の取付金具である。
公報に示された従来のガス絶縁電気機器の電圧検出装置
を示す側断面図である。図において、１は接地容器、１
ａは接地容器１の端部に外側に突出して形成されたフラ
ンジ、２は各接地容器１の連結部でフランジ１ａ間に配
置された仕切板で開口２ａが形成されている。３は仕切
板２の開口２ａを閉塞するように配置された絶縁スペー
サ、４は絶縁スペーサ３で支持された主回路導体、５は
端部に外側に突出してフランジ５ａが形成された所定の
径を有する筒状の取付金具である。
【０００３】６は取付金具５の径より小さい所定の径に
形成された円筒状のフローティング電極、７は取付金具
５とフローティング電極６との間に配置された絶縁部
材、８は取付金具５を絶縁スペーサ３とともに仕切板２
に取付けるボルトなどの締付ネジ、９はフローティング
電極６と対向して接地容器１の外側に配置された変成
器、１０は密封端子、１１は密封端子１０を介してフロ
ーティング電極６を変成器部９に引き出すリード線であ
る。
形成された円筒状のフローティング電極、７は取付金具
５とフローティング電極６との間に配置された絶縁部
材、８は取付金具５を絶縁スペーサ３とともに仕切板２
に取付けるボルトなどの締付ネジ、９はフローティング
電極６と対向して接地容器１の外側に配置された変成
器、１０は密封端子、１１は密封端子１０を介してフロ
ーティング電極６を変成器部９に引き出すリード線であ
る。
【０００４】このように構成されたガス絶縁電気機器の
電圧検出装置においては、主回路導体４とフローティン
グ電極６との間の静電容量により、分圧された電位がリ
ード線１１により変成器９に導出される。この変成器９
に導出される電位は、フローティング電極６と主回路導
体４間の静電容量によって決定されるので、静電容量の
安定化が不可欠である。
電圧検出装置においては、主回路導体４とフローティン
グ電極６との間の静電容量により、分圧された電位がリ
ード線１１により変成器９に導出される。この変成器９
に導出される電位は、フローティング電極６と主回路導
体４間の静電容量によって決定されるので、静電容量の
安定化が不可欠である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁電気機
器の電圧検出装置は以上のように構成されているので、
絶縁スペーサ３を介して仕切板２に固定される取付金具
５のボルト穴と締付ネジ８との隙間だけ、主回路導体４
とフローティング電極６との同軸度がずれる可能性があ
る。また、主回路導体４に対しフローティング電極６を
取付ける取付金具５の平行度が確保されないと、フロー
ティング電極６の端部では主回路導体４との対向面積・
距離が微妙に狂うことがあるので、主回路導体４とフロ
ーティング電極６間の静電容量の安定化を図ることが困
難で、変成器９に設けられたコンデンサで微調整を行わ
なければならないという問題点があった。
器の電圧検出装置は以上のように構成されているので、
絶縁スペーサ３を介して仕切板２に固定される取付金具
５のボルト穴と締付ネジ８との隙間だけ、主回路導体４
とフローティング電極６との同軸度がずれる可能性があ
る。また、主回路導体４に対しフローティング電極６を
取付ける取付金具５の平行度が確保されないと、フロー
ティング電極６の端部では主回路導体４との対向面積・
距離が微妙に狂うことがあるので、主回路導体４とフロ
ーティング電極６間の静電容量の安定化を図ることが困
難で、変成器９に設けられたコンデンサで微調整を行わ
なければならないという問題点があった。
【０００６】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、主回路導体とフローティング電
極間の静電容量を安定化させることが可能なガス絶縁電
気機器の電圧検出装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、主回路導体とフローティング電
極間の静電容量を安定化させることが可能なガス絶縁電
気機器の電圧検出装置を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１に係
わるガス絶縁電気機器の電圧検出装置は、接地容器のフ
ランジ部に所定の径と深さを有する段差部を形成し、筒
状部材とこの筒状部材の一端に接続され外側に突出して
形成され先端部が段差部に嵌合して位置決めされる第１
のフランジと、筒状部材の他端に接続され内側に突出し
て形成された第２のフランジとで取付金具を形成し、第
２のフランジでフローティング電極を支持したものであ
る。
わるガス絶縁電気機器の電圧検出装置は、接地容器のフ
ランジ部に所定の径と深さを有する段差部を形成し、筒
状部材とこの筒状部材の一端に接続され外側に突出して
形成され先端部が段差部に嵌合して位置決めされる第１
のフランジと、筒状部材の他端に接続され内側に突出し
て形成された第２のフランジとで取付金具を形成し、第
２のフランジでフローティング電極を支持したものであ
る。
【０００８】また、この発明の請求項２に係わるガス絶
縁電気機器の電圧検出装置は、接地容器の内周面に取付
座を形成し、一端が取付座に嵌合して位置決めされる筒
状部材と、筒状部材の他端に接続され内側に突出して形
成されたフランジとで取付金具を形成し、フランジでフ
ローティング電極を支持したものである。
縁電気機器の電圧検出装置は、接地容器の内周面に取付
座を形成し、一端が取付座に嵌合して位置決めされる筒
状部材と、筒状部材の他端に接続され内側に突出して形
成されたフランジとで取付金具を形成し、フランジでフ
ローティング電極を支持したものである。
【０００９】また、この発明の請求項３に係わるガス絶
縁電気機器の電圧検出装置は、請求項２において、取付
座を少なくとも円周上に３カ所に設けたものである。
縁電気機器の電圧検出装置は、請求項２において、取付
座を少なくとも円周上に３カ所に設けたものである。
【００１０】また、この発明の請求項４に係わるガス絶
縁電気機器の電圧検出装置は、請求項１または２におい
て、フローティング電極の一端は絶縁部材を介して取付
金具のフランジで支持され、他端に絶縁部材を介して端
部電極を配置するとともに端部電極とフランジを電気的
に接続したものである。
縁電気機器の電圧検出装置は、請求項１または２におい
て、フローティング電極の一端は絶縁部材を介して取付
金具のフランジで支持され、他端に絶縁部材を介して端
部電極を配置するとともに端部電極とフランジを電気的
に接続したものである。
【００１１】
【作用】この発明の請求項１におけるガス絶縁電気機器
の電圧検出装置の取付金具は、第１のフランジで接地容
器のフランジ部の段差部と嵌合しで位置決めされ、第２
のフランジでフローティング電極を支持する。
の電圧検出装置の取付金具は、第１のフランジで接地容
器のフランジ部の段差部と嵌合しで位置決めされ、第２
のフランジでフローティング電極を支持する。
【００１２】この発明の請求項２におけるガス絶縁電気
機器の電圧検出装置の取付金具は、一端が接地容器の内
周面に形成された取付座と嵌合して位置決めされ、他端
部に形成されたフランジでフローティング電極を支持す
る。
機器の電圧検出装置の取付金具は、一端が接地容器の内
周面に形成された取付座と嵌合して位置決めされ、他端
部に形成されたフランジでフローティング電極を支持す
る。
【００１３】この発明の請求項３におけるガス絶縁電気
機器の電圧検出装置の少なくとも円周上３カ所に設けら
れた取付座は、取付金具の筒状部材の外周と嵌合するこ
とにより取付金具を位置決めする。
機器の電圧検出装置の少なくとも円周上３カ所に設けら
れた取付座は、取付金具の筒状部材の外周と嵌合するこ
とにより取付金具を位置決めする。
【００１４】この発明の請求項４におけるガス絶縁電気
機器の電圧検出装置の端部電極は、取付金具と同電位を
形成する。
機器の電圧検出装置の端部電極は、取付金具と同電位を
形成する。
【００１５】
実施例１．以下この発明の実施例を図について説明す
る。図１はこの発明の実施例１によるガス絶縁電気機器
の電圧検出装置を示す側断面図である。図において、
１、１ａ、４、９〜１１は従来のものと同様のため説明
を省略する。１２は接地容器１のフランジ部１ａに形成
された所定の径と深さの段差部で、複数のネジ穴が形成
されている。１３は接地容器１の一側でフランジから所
定の距離の位置に形成された接続口で、開口部に密封端
子１０が取付けられている。１４は各フランジ１ａ間に
配置されて各接地容器１間を仕切る絶縁スペーサ、１５
は径が接地容器１の内径より小さい所定の径と長さに形
成された筒状部材、
る。図１はこの発明の実施例１によるガス絶縁電気機器
の電圧検出装置を示す側断面図である。図において、
１、１ａ、４、９〜１１は従来のものと同様のため説明
を省略する。１２は接地容器１のフランジ部１ａに形成
された所定の径と深さの段差部で、複数のネジ穴が形成
されている。１３は接地容器１の一側でフランジから所
定の距離の位置に形成された接続口で、開口部に密封端
子１０が取付けられている。１４は各フランジ１ａ間に
配置されて各接地容器１間を仕切る絶縁スペーサ、１５
は径が接地容器１の内径より小さい所定の径と長さに形
成された筒状部材、
【００１６】１６は筒状部材１５の一端の外側に突出し
て形成された第１のフランジで、外径は段差部１２と嵌
合して取付部を形成するようにされ複数の取付穴が形成
されている。１７は筒状部材１５の他端の内側に突出し
て所定の内径に形成され、ネジ穴が設けられた第２のフ
ランジである。そして、上記１５〜１７で取付金具１８
が形成され、各フランジ１６、１７は互いに平行で、第
１のフランジ１６の取付面と第２のフランジ１７のネジ
穴とは直角となるようにされている。
て形成された第１のフランジで、外径は段差部１２と嵌
合して取付部を形成するようにされ複数の取付穴が形成
されている。１７は筒状部材１５の他端の内側に突出し
て所定の内径に形成され、ネジ穴が設けられた第２のフ
ランジである。そして、上記１５〜１７で取付金具１８
が形成され、各フランジ１６、１７は互いに平行で、第
１のフランジ１６の取付面と第２のフランジ１７のネジ
穴とは直角となるようにされている。
【００１７】１９は外径が筒状部材１５とほぼ同じ径で
所定の厚さと長さに形成された円筒状のフローティング
電極、２０はフローティング電極１９の厚さ方向の中心
部に形成された複数の貫通穴、２１は貫通穴２０の両端
部に嵌着された一対の絶縁部材で、外径がフローティン
グ電極１９の厚さとほぼ同じ径で、中心部に所定の径の
ボルト穴が形成されている。２２はフローティング電極
１９の他端部に配置される端部電極、２３は端部電極２
２、絶縁部材２１、フローティング電極１９、絶縁部材
２１をそれぞれ貫通して取付金具１８の第２のフランジ
１７に締付ける締付ネジである。
所定の厚さと長さに形成された円筒状のフローティング
電極、２０はフローティング電極１９の厚さ方向の中心
部に形成された複数の貫通穴、２１は貫通穴２０の両端
部に嵌着された一対の絶縁部材で、外径がフローティン
グ電極１９の厚さとほぼ同じ径で、中心部に所定の径の
ボルト穴が形成されている。２２はフローティング電極
１９の他端部に配置される端部電極、２３は端部電極２
２、絶縁部材２１、フローティング電極１９、絶縁部材
２１をそれぞれ貫通して取付金具１８の第２のフランジ
１７に締付ける締付ネジである。
【００１８】このように他端部に端部電極２２とフロー
ティング電極１９が取付けられた取付金具１８は、一端
部が接地容器１の段差部１２に嵌合して位置決めされ、
取付ネジ２４によって接地容器１に固着される。そし
て、フローティング電極２１は接続口１３に配置された
変成器９とリード線１１によって接続される。
ティング電極１９が取付けられた取付金具１８は、一端
部が接地容器１の段差部１２に嵌合して位置決めされ、
取付ネジ２４によって接地容器１に固着される。そし
て、フローティング電極２１は接続口１３に配置された
変成器９とリード線１１によって接続される。
【００１９】このように、一端が接地容器１の段差部１
２に嵌挿され取付ネジ８によって、接地容器１に固着さ
れた取付金具１８の他端部で支持されるフローティング
電極２１は、主回路導体４を中心部で支持する絶縁スペ
ーサ３を挟んで支持する接地容器１の外径を基準にして
段差部１２の径を加工することによって、取付金具１８
及びフローティング電極１９と主回路導体４との同心度
を確保することが可能となる。
２に嵌挿され取付ネジ８によって、接地容器１に固着さ
れた取付金具１８の他端部で支持されるフローティング
電極２１は、主回路導体４を中心部で支持する絶縁スペ
ーサ３を挟んで支持する接地容器１の外径を基準にして
段差部１２の径を加工することによって、取付金具１８
及びフローティング電極１９と主回路導体４との同心度
を確保することが可能となる。
【００２０】以上のように実施例１によれば、接地容器
１のフランジ１ａ部に所定の径と深さを有する段差部１
２を形成し、筒状部材１５とこの筒状部材１５の一端に
接続され外側に突出して形成され先端部が段差部１２に
嵌合して位置決めされる第１のフランジ１６と、筒状部
材の他端に接続され内側に突出して形成された第２のフ
ランジ１７とで取付金具１８を形成し、第２のフランジ
１７でフローティング電極１９を支持するようにしたの
で、主回路導体４とフローティング電極１９との平行度
を確保することができ、静電容量の安定化を図ることが
可能となる。
１のフランジ１ａ部に所定の径と深さを有する段差部１
２を形成し、筒状部材１５とこの筒状部材１５の一端に
接続され外側に突出して形成され先端部が段差部１２に
嵌合して位置決めされる第１のフランジ１６と、筒状部
材の他端に接続され内側に突出して形成された第２のフ
ランジ１７とで取付金具１８を形成し、第２のフランジ
１７でフローティング電極１９を支持するようにしたの
で、主回路導体４とフローティング電極１９との平行度
を確保することができ、静電容量の安定化を図ることが
可能となる。
【００２１】実施例２．図２はこの発明の実施例２によ
るガス絶縁電気機器の電圧検出装置を示す側断面図であ
る。図において、１、１ａ、４、１３、１４、１９〜２
４は実施例１のものと同様のため説明を省略する。２５
は接地容器１の内周面に設けられた取付座で、フランジ
１ａの端部から所定の距離のところに配置され、内径が
所定の径に形成されて複数のネジ穴が設けられている。
２６は外径が取付座２５に嵌合可能な径に形成された筒
状部材で、一端部に複数の取付穴が設けられている。２
７は筒状部材２６の他端に内側に突出して形成されたフ
ランジで、複数のネジ穴が設けられている。そして、上
記２６と２７で取付金具２８が形成され、筒状部材２６
の一端の取付面とフランジ２７のネジ穴とは直角となる
ようにされている。
るガス絶縁電気機器の電圧検出装置を示す側断面図であ
る。図において、１、１ａ、４、１３、１４、１９〜２
４は実施例１のものと同様のため説明を省略する。２５
は接地容器１の内周面に設けられた取付座で、フランジ
１ａの端部から所定の距離のところに配置され、内径が
所定の径に形成されて複数のネジ穴が設けられている。
２６は外径が取付座２５に嵌合可能な径に形成された筒
状部材で、一端部に複数の取付穴が設けられている。２
７は筒状部材２６の他端に内側に突出して形成されたフ
ランジで、複数のネジ穴が設けられている。そして、上
記２６と２７で取付金具２８が形成され、筒状部材２６
の一端の取付面とフランジ２７のネジ穴とは直角となる
ようにされている。
【００２２】上記のように構成された取付金具２８に
は、他端部のフランジ２７に締付ネジ２３によって、端
部電極２２、絶縁部材２１、フローティング電極１９、
絶縁部材２１が一体に取付けられ、取付金具２８の一端
は取付ネジ２４によって取付座２５に取付けられる。そ
して、フローティング電極１９はリード線１１によって
変成器部９と接続される。
は、他端部のフランジ２７に締付ネジ２３によって、端
部電極２２、絶縁部材２１、フローティング電極１９、
絶縁部材２１が一体に取付けられ、取付金具２８の一端
は取付ネジ２４によって取付座２５に取付けられる。そ
して、フローティング電極１９はリード線１１によって
変成器部９と接続される。
【００２３】以上のように実施例２によれば、接地容器
１の内周面に所定の内径を有する取付座２５を形成し、
一端が取付座２５に嵌合して位置決めされる筒状部材２
６と、筒状部材２６の他端に内側に突出して形成された
フランジ２７とで取付金具２８を形成し、フランジ２７
でフローティング電極１９を支持した構成としたので、
主回路導体４とフローティング電極１９との平行度を確
保することができ、静電容量の安定化を図ることが可能
となる。
１の内周面に所定の内径を有する取付座２５を形成し、
一端が取付座２５に嵌合して位置決めされる筒状部材２
６と、筒状部材２６の他端に内側に突出して形成された
フランジ２７とで取付金具２８を形成し、フランジ２７
でフローティング電極１９を支持した構成としたので、
主回路導体４とフローティング電極１９との平行度を確
保することができ、静電容量の安定化を図ることが可能
となる。
【００２４】実施例３．実施例２においては、フローテ
ィング電極１９を支持する取付金具２８の一端と嵌合す
る取付座２５を、接地容器１の内面に一体に形成するよ
うにしたが、周方向に等間隔で少なくとも３カ所に別個
の取付座をそれぞれ取付けるようにすると、上記実施例
と同様の効果を得ることは勿論、取付座の取付けが容易
となり機械加工も容易となる。
ィング電極１９を支持する取付金具２８の一端と嵌合す
る取付座２５を、接地容器１の内面に一体に形成するよ
うにしたが、周方向に等間隔で少なくとも３カ所に別個
の取付座をそれぞれ取付けるようにすると、上記実施例
と同様の効果を得ることは勿論、取付座の取付けが容易
となり機械加工も容易となる。
【００２５】実施例４．上記各実施例における主回路導
体４とフローティング電極１９間の静電容量の安定化を
図るために、フローティング電極１９の両端部の形状を
所定の半径で曲面に形成しても、フローティング電極１
９の端部の静電容量のバラツキを防ぐことが困難であ
る。そこで、図１、図２に示すように、フローティング
電極１９の一端に絶縁部材２２を介して取付金具１８を
配置し、フローティング電極１９の他端に絶縁部剤２２
を介して端部電極２３を配置し、端部電極２３と取付金
具１８とを締付ネジ２３によって同電位とすることによ
り、フローティング電極１９の端部の影響を排除し、静
電容量の安定化を図ることが可能となる。
体４とフローティング電極１９間の静電容量の安定化を
図るために、フローティング電極１９の両端部の形状を
所定の半径で曲面に形成しても、フローティング電極１
９の端部の静電容量のバラツキを防ぐことが困難であ
る。そこで、図１、図２に示すように、フローティング
電極１９の一端に絶縁部材２２を介して取付金具１８を
配置し、フローティング電極１９の他端に絶縁部剤２２
を介して端部電極２３を配置し、端部電極２３と取付金
具１８とを締付ネジ２３によって同電位とすることによ
り、フローティング電極１９の端部の影響を排除し、静
電容量の安定化を図ることが可能となる。
【００２６】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項１によれ
ば、接地容器のフランジ部に所定の径と深さを有する段
差部を形成し、筒状部材とこの筒状部材の一端に接続さ
れ外側に突出して形成され先端部が段差部に嵌合して位
置決めされる第１のフランジと、筒状部材の他端に接続
され内側に突出して形成された第２のフランジとで取付
金具を形成し、第２のフランジでフローティング電極を
支持したので、主回路導体とフローティング電極とを同
軸に配置することができ、静電容量の安定化が可能なガ
ス絶縁電気機器の電圧検出装置を得ることができる。
ば、接地容器のフランジ部に所定の径と深さを有する段
差部を形成し、筒状部材とこの筒状部材の一端に接続さ
れ外側に突出して形成され先端部が段差部に嵌合して位
置決めされる第１のフランジと、筒状部材の他端に接続
され内側に突出して形成された第２のフランジとで取付
金具を形成し、第２のフランジでフローティング電極を
支持したので、主回路導体とフローティング電極とを同
軸に配置することができ、静電容量の安定化が可能なガ
ス絶縁電気機器の電圧検出装置を得ることができる。
【００２７】また、この発明の請求項２によれば、接地
容器の内周面に所定の内径を有する取付座を形成し、一
端が取付座に嵌合して位置決めされる筒状部材と、筒状
部材の他端に接続され内側に突出して形成されたフラン
ジとで取付金具を形成し、フランジでフローティング電
極を支持したので、主回路導体とフローティング電極と
を同軸に配置することができ、静電容量の安定化が可能
なガス絶縁電気機器の電圧検出装置を得ることができ
る。
容器の内周面に所定の内径を有する取付座を形成し、一
端が取付座に嵌合して位置決めされる筒状部材と、筒状
部材の他端に接続され内側に突出して形成されたフラン
ジとで取付金具を形成し、フランジでフローティング電
極を支持したので、主回路導体とフローティング電極と
を同軸に配置することができ、静電容量の安定化が可能
なガス絶縁電気機器の電圧検出装置を得ることができ
る。
【００２８】また、この発明の請求項３によれば、請求
項２において、取付座は少なくとも円周上３カ所にそれ
ぞれ別個に設けられているので、取付座の取付け及び加
工を容易に行うことが可能なガス絶縁電気機器の電圧検
出装置を得ることができる。
項２において、取付座は少なくとも円周上３カ所にそれ
ぞれ別個に設けられているので、取付座の取付け及び加
工を容易に行うことが可能なガス絶縁電気機器の電圧検
出装置を得ることができる。
【００２９】また、この発明の請求項４によれば、請求
項１または２において、フローティング電極の一端は絶
縁部材を介して取付金具のフランジで支持され、他端に
絶縁部材を介して端部電極を配置するとともに端部電極
とフランジを電気的に接続したので、フローティング電
極の端部の影響を排除し静電容量をさらに安定化するこ
とが可能なガス絶縁電気機器の電圧検出装置を得ること
ができる。
項１または２において、フローティング電極の一端は絶
縁部材を介して取付金具のフランジで支持され、他端に
絶縁部材を介して端部電極を配置するとともに端部電極
とフランジを電気的に接続したので、フローティング電
極の端部の影響を排除し静電容量をさらに安定化するこ
とが可能なガス絶縁電気機器の電圧検出装置を得ること
ができる。
【図１】 この発明の実施例１によるガス絶縁電気機器
の電圧検出装置の側断面図である。
の電圧検出装置の側断面図である。
【図２】 この発明の実施例２によるガス絶縁電気機器
の電圧検出装置の側断面図である。
の電圧検出装置の側断面図である。
【図３】 従来のガス絶縁電気機器の電圧検出装置の側
断面図である。
断面図である。
１ 接地容器、１ａ フランジ、２ 仕切板、２ａ 開
口、３ 絶縁スペーサ、４ 主回路導体、５ 取付金
具、５ａ フランジ、６ フローティング電極、７ 絶
縁部材、８ 取付ネジ、９ 変成器部、１０ 密封端
子、１１ リード線、１２ 段差部、１３ 接続口、１
４ 絶縁スペーサ、１５ 筒状部材、１６ 第１のフラ
ンジ、１７ 第２のフランジ、１８ 取付金具、１９
フローティング電極、２０ 貫通穴、２１ 絶縁部材、
２２ 端部電極、２３ 締付ネジ、２４ 取付ネジ、２
５ 取付座、２６ 筒状部材、２７ フランジ、２８
取付金具。
口、３ 絶縁スペーサ、４ 主回路導体、５ 取付金
具、５ａ フランジ、６ フローティング電極、７ 絶
縁部材、８ 取付ネジ、９ 変成器部、１０ 密封端
子、１１ リード線、１２ 段差部、１３ 接続口、１
４ 絶縁スペーサ、１５ 筒状部材、１６ 第１のフラ
ンジ、１７ 第２のフランジ、１８ 取付金具、１９
フローティング電極、２０ 貫通穴、２１ 絶縁部材、
２２ 端部電極、２３ 締付ネジ、２４ 取付ネジ、２
５ 取付座、２６ 筒状部材、２７ フランジ、２８
取付金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−115770（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−222086（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−146313（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01R 15/06 G01R 15/20 H02B 13/02 - 13/075
Claims (4)
- 【請求項１】 フランジを介して連結され内部に絶縁性
ガスが封入された接地容器の中心部を貫通して配置され
た主回路導体を囲繞するようにフローティング電極を配
置して上記フローティング電極で分圧された電位を外部
に導出するガス絶縁電気機器の電圧検出装置において、
接地容器のフランジ部に所定の径と深さを有する段差部
を形成し、筒状部材とこの筒状部材の一端に接続され外
側に突出して形成され先端部が上記段差部に嵌合して位
置決めされる第１のフランジと、上記筒状部材の他端に
接続され内側に突出して形成された第２のフランジとで
取付金具を形成し、上記第２のフランジで上記フローテ
ィング電極を支持したことを特徴とするガス絶縁電気機
器の電圧検出装置。 - 【請求項２】 絶縁性ガスが封入されたフランジを有す
る接地容器の中心部に配置された主回路導体を囲繞する
ようにフローティング電極を配置して上記フローティン
グ電極で分圧された電位を外部に導出するガス絶縁電気
機器の電圧検出装置において、接地容器の内周面に取付
座を形成し、一端が上記取付座に嵌合して位置決めされ
る筒状部材と、上記筒状部材の他端に接続され内側に突
出して形成されたフランジとで取付金具を形成し、上記
フランジでフローティング電極を支持したことを特徴と
するガス絶縁電気機器の電圧検出装置。 - 【請求項３】 取付座は少なくとも円周上３カ所にそれ
ぞれ別個に設けられていることを特徴とする請求項２記
載のガス絶縁電気機器の電圧検出装置。 - 【請求項４】 フローティング電極の一端は絶縁部材を
介して取付金具のフランジで支持され、他端に絶縁部材
を介して端部電極を配置するとともに上記端部電極と上
記フランジを電気的に接続したことを特徴とする請求項
１または２記載のガス絶縁電気機器の電圧検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06215970A JP3134674B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | ガス絶縁電気機器の電圧検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06215970A JP3134674B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | ガス絶縁電気機器の電圧検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0875795A JPH0875795A (ja) | 1996-03-22 |
| JP3134674B2 true JP3134674B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16681261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06215970A Expired - Fee Related JP3134674B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | ガス絶縁電気機器の電圧検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3134674B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6303879B1 (en) * | 1997-04-01 | 2001-10-16 | Applied Materials, Inc. | Laminated ceramic with multilayer electrodes and method of fabrication |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP06215970A patent/JP3134674B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0875795A (ja) | 1996-03-22 |
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