JP2858562B2 - 貫通コンデンサ取付構造及びそのための連結型貫通コンデンサ - Google Patents
貫通コンデンサ取付構造及びそのための連結型貫通コンデンサInfo
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- JP2858562B2 JP2858562B2 JP14138296A JP14138296A JP2858562B2 JP 2858562 B2 JP2858562 B2 JP 2858562B2 JP 14138296 A JP14138296 A JP 14138296A JP 14138296 A JP14138296 A JP 14138296A JP 2858562 B2 JP2858562 B2 JP 2858562B2
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- capacitor
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は貫通コンデンサに関
し、特に各種装置への電源供給ラインに使用する場合の
貫通コンデンサ取付構造及びそのための連結型貫通コン
デンサに関する。
し、特に各種装置への電源供給ラインに使用する場合の
貫通コンデンサ取付構造及びそのための連結型貫通コン
デンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の貫通コンデンサの取付構造は、図
2に示すように貫通コンデンサ1を装置の電源供給ライ
ンに挿入し、電源供給ラインと装置筐体6のグランド間
に容量をもたせることにより、電源供給ラインに付加さ
れたノイズを軽減する機能をもたせていた。
2に示すように貫通コンデンサ1を装置の電源供給ライ
ンに挿入し、電源供給ラインと装置筐体6のグランド間
に容量をもたせることにより、電源供給ラインに付加さ
れたノイズを軽減する機能をもたせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の貫通コンデンサ
取付構造の第1の問題点は、貫通コンデンサの外導体が
装置筐体グランドに直接接地させてあるために、中心導
体と外導体が短絡した場合、電源から装置筐体グランド
へ過大電流が流れ、重大な事故を引き起こす原因となり
得ることである。
取付構造の第1の問題点は、貫通コンデンサの外導体が
装置筐体グランドに直接接地させてあるために、中心導
体と外導体が短絡した場合、電源から装置筐体グランド
へ過大電流が流れ、重大な事故を引き起こす原因となり
得ることである。
【0004】第2の問題点は、上述した故障が発生した
場合、故障解析上Single Point Fail
ure(SPF)と分類され、使用する事そのものが制
限されることである。
場合、故障解析上Single Point Fail
ure(SPF)と分類され、使用する事そのものが制
限されることである。
【0005】本発明の目的は、上述した従来の問題点を
解決し、従来の貫通コンデンサのもつノイズ軽減機能を
保ちながら、短絡故障によって過大電流が流れることを
防止して信頼性を向上させた貫通コンデンサ取付構造及
びそのための連結型貫通型コンデンサを提供することで
ある。
解決し、従来の貫通コンデンサのもつノイズ軽減機能を
保ちながら、短絡故障によって過大電流が流れることを
防止して信頼性を向上させた貫通コンデンサ取付構造及
びそのための連結型貫通型コンデンサを提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の貫通コンデンサ
取付構造は連結型貫通コンデンサを用いるもので、この
連結型貫通コンデンサは、誘電体をはさみ込んだ2つの
外導体を有し、一方は装置筐体に取付られ、片方は従来
型の貫通コンデンサの取付けが可能な構造をもつもので
ある。
取付構造は連結型貫通コンデンサを用いるもので、この
連結型貫通コンデンサは、誘電体をはさみ込んだ2つの
外導体を有し、一方は装置筐体に取付られ、片方は従来
型の貫通コンデンサの取付けが可能な構造をもつもので
ある。
【0007】本発明において、従来型貫通コンデンサを
連結型貫通コンデンサに取付けて装置の電源供給ライン
に使用することで、ノイズ軽減効果をもたらす中心導体
と装置筐体グランド間の容量は、連結型貫通コンデンサ
を介して保たれる。更に、従来型貫通コンデンサ、連結
型貫通コンデンサのどちらかが短絡故障をおこしても、
故障していない方の貫通コンデンサの絶縁効果により中
心導体と装置筐体グランドは短絡しない。
連結型貫通コンデンサに取付けて装置の電源供給ライン
に使用することで、ノイズ軽減効果をもたらす中心導体
と装置筐体グランド間の容量は、連結型貫通コンデンサ
を介して保たれる。更に、従来型貫通コンデンサ、連結
型貫通コンデンサのどちらかが短絡故障をおこしても、
故障していない方の貫通コンデンサの絶縁効果により中
心導体と装置筐体グランドは短絡しない。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態を
示す図であり、図1において、連結型貫通コンデンサ2
は、誘電体4にはさみ込む第1の外導体3および第2の
外導体5により構成されており、第1の外導体3は従来
型貫通コンデンサ1が取付けられるねじ構造を持ってい
る。また第2の外導体5は装置筐体6にねじ構造により
取付けられる。
図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態を
示す図であり、図1において、連結型貫通コンデンサ2
は、誘電体4にはさみ込む第1の外導体3および第2の
外導体5により構成されており、第1の外導体3は従来
型貫通コンデンサ1が取付けられるねじ構造を持ってい
る。また第2の外導体5は装置筐体6にねじ構造により
取付けられる。
【0009】次に本発明の実施の形態の動作について、
図1を参照して詳細に説明する。従来型貫通コンデンサ
1の外導体は、連結型貫通コンデンサ2の第1の外導体
3に接続され、第2の外導体5は、装置筐体6に接地さ
れる。これにより従来型貫通コンデンサ1の中心導体と
装置筐体6の間にノイズ軽減効果をもつ容量が実現でき
る。
図1を参照して詳細に説明する。従来型貫通コンデンサ
1の外導体は、連結型貫通コンデンサ2の第1の外導体
3に接続され、第2の外導体5は、装置筐体6に接地さ
れる。これにより従来型貫通コンデンサ1の中心導体と
装置筐体6の間にノイズ軽減効果をもつ容量が実現でき
る。
【0010】従来型貫通コンデンサ1が短絡故障して
も、連結型貫通コンデンサ2により絶縁され、又、連結
型貫通コンデンサ2が短絡故障しても、従来型貫通コン
デンサ1により絶縁され、従来型貫通コンデンサ1の中
心導体と装置筐体6の間で短絡はおこらず、ノイズ軽減
効果をもつ容量も消失しない。
も、連結型貫通コンデンサ2により絶縁され、又、連結
型貫通コンデンサ2が短絡故障しても、従来型貫通コン
デンサ1により絶縁され、従来型貫通コンデンサ1の中
心導体と装置筐体6の間で短絡はおこらず、ノイズ軽減
効果をもつ容量も消失しない。
【0011】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、貫通コンデンサ
が短絡故障しても、中心導体と装置筐体との間は短絡し
ないことである。
が短絡故障しても、中心導体と装置筐体との間は短絡し
ないことである。
【0012】その理由は、貫通コンデンサの外導体と装
置筐体は連結型貫通コンデンサにより、容量を保ちなが
ら絶縁されるからである。
置筐体は連結型貫通コンデンサにより、容量を保ちなが
ら絶縁されるからである。
【0013】第2の効果は、上述の効果により、貫通コ
ンデンサの故障はSingle Point Fail
ureではなくなり信頼性が向上する。
ンデンサの故障はSingle Point Fail
ureではなくなり信頼性が向上する。
【図1】本発明の貫通コンデンサ取付構造の一実施の形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図2】従来の貫通コンデンサ取付構造を示す断面図で
ある。
ある。
1 従来の貫通コンデンサ 2 連結型貫通コンデンサ 3 外導体(1) 4 誘電体 5 外導体(2) 6 装置筐体
Claims (1)
- 【請求項1】 誘電体を挟み込んだ外側及び内側の導体
枠をもち、外側の導体枠には装置筐体に取付けるための
ねじ部と、内側の導体枠には貫通コンデンサがねじ込ま
れるためのねじ部とを具備する連結型貫通コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14138296A JP2858562B2 (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 貫通コンデンサ取付構造及びそのための連結型貫通コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14138296A JP2858562B2 (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 貫通コンデンサ取付構造及びそのための連結型貫通コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09326332A JPH09326332A (ja) | 1997-12-16 |
JP2858562B2 true JP2858562B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=15290704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14138296A Expired - Lifetime JP2858562B2 (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 貫通コンデンサ取付構造及びそのための連結型貫通コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858562B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113922018A (zh) * | 2020-07-09 | 2022-01-11 | 大富科技(安徽)股份有限公司 | 一种高通滤波器及通信设备 |
-
1996
- 1996-06-04 JP JP14138296A patent/JP2858562B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09326332A (ja) | 1997-12-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981104 |