JP3134051B2 - コンクリート型枠加振装置 - Google Patents

コンクリート型枠加振装置

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JP3134051B2
JP3134051B2 JP08197643A JP19764396A JP3134051B2 JP 3134051 B2 JP3134051 B2 JP 3134051B2 JP 08197643 A JP08197643 A JP 08197643A JP 19764396 A JP19764396 A JP 19764396A JP 3134051 B2 JP3134051 B2 JP 3134051B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート製品
を成型する際に稠密で均質な製品を得るように、コンク
リート型枠に振動を与えるようにしたコンクリート型枠
加振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているコンクリート型
枠加振装置は、回転軸に重錘を偏心させて固着し、回転
軸を回転させて生ずる振動をコンクリート型枠に伝達す
るようになっている。
【0003】コンクリート製品の重量や充填率よって最
適な振動の振幅は異なり、またコンクリート製品の成型
途中で、必要に応じて加振力を変化させると、高速に均
質な製品を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のコ
ンクリート型枠加振装置では、加振力を増減させること
ができる範囲が狭く、加振力を増減できる範囲の拡大が
望まれていた。
【0005】本発明は、このような要望に応じたもの
で、加振力を増減できる範囲を大きくしたコンクリート
型枠加振装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1ギアプー
リーと、該第1ギアプーリーの一側に設けられた第2ギ
アプーリーと、前記第1ギアプーリーの他側に設けられ
た第1テンションプーリーと、前記第2ギアプーリーの
前記第1ギアプーリーとは反対の側に設けられた第2テ
ンションプーリーと、前記第1ギアプーリーの直下に設
けられた第3ギアプーリーと、前記第2ギアプーリーの
直下に設けられた第4ギアプーリーと、前記第3ギアプ
ーリーの第4ギアプーリーとは反対の側に設けられた第
3テンションプーリーと、前記第4ギアプーリーの第3
ギアプーリーとは反対の側に設けられた第4テンション
プーリーと、互いに結合され前記第3テンションプーリ
ーの前記第3ギアプーリーとは反対の側方と前記第4テ
ンションプーリーの前記第4ギアプーリーとは反対の側
方とにそれぞれ水平に変位可能に設けられた対の摺動ベ
ースと、前記第1テンションプーリーないし第4テンシ
ョンプーリーを間に挟み対峙して前記対の摺動ベース上
に設けられた原動ギアプーリー及びギアプーリーと、前
記第1テンションプーリーの上側から第1ギアプーリー
の下側、第2ギアプーリーの上側、第2テンションプー
リーの下側を経ると共に前記第3テンションプーリーの
上側から第3ギアプーリーの下側、第4ギアプーリーの
上側、第4テンションプーリーの下側を経て前記原動ギ
アプーリーとギアプーリーとに掛け渡された無端状のタ
イミングベルトと、前記対の摺動ベースをタイミングベ
ルトと平行な方向に移動させる油圧シリンダと、コンク
リート型枠を支持する支持枠と、昇降可能で上昇したと
き前記コンクリート型枠を前記支持枠の上方に出入させ
下降したとき前記コンクリート型枠を前記支持枠の上に
載置する案内レールと、前記支持枠に回転自在に支持さ
れた第1回転軸と、該第1回転軸に偏心して固着された
第1偏心重錘と、前記支持枠に回転自在に支持された第
2回転軸と、前記第1偏心重錘と対称的な位相で偏心し
て前記第2回転軸に偏心して固着された第2偏心重錘
と、前記支持枠に回転自在に支持された第3回転軸と、
前記第1偏心重錘と同じ位相で偏心して前記第3回転軸
に偏心して固着された第3偏心重錘と、前記支持枠に回
転自在に支持された第4回転軸と、前記第1偏心重錘と
対称的な位相で偏心して前記第4回転軸に偏心して固着
された第4偏心重錘と、前記第1回転軸、第2回転軸、
第3回転軸、第4回転軸のそれぞれの一端を個別に第1
ギアプーリー、第2ギアプーリー、第3ギアプーリー、
第4ギアプーリーにそれぞれ接続するユニバーサルジョ
イント軸と、を備えたことを特徴とするコンクリート型
枠加振装置に係るもので、支持枠を上昇させてコンクリ
ート型枠を支持枠で支持し、原動ギアプーリーを回転し
てタイミングベルトを循環駆動させると、第1ギアプー
リーないし第4ギアプーリーが回転し、第1偏心重錘な
いし第4偏心重錘が支持枠を介してコンクリート型枠を
振動させる。
【0007】油圧シリンダによって摺動ベースをタイミ
ングベルトと平行な方向に移動させると、タイミングベ
ルトが第1ギアプーリーと第2ギアプーリー、並びに第
3ギアプーリーと第4ギアプーリーとを互いに反対方向
へ回転し、第1偏心重錘ないし第4偏心重錘の偏心の位
相を対称的に変化させ、支持枠に伝達される振動の振幅
が広範囲に変化する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明の実施の形態の一例を示す正
面図、図2は図1の平面図であって、台盤1の上には直
立した1対の支持ブラケット2,2が固着されていて、
この1対の支持ブラケット2,2の高さ方向の中間に
は、水平の軸受支持架台3が左右方向に固着されてい
る。
【0010】軸受支持架台3の上側には、図1の左側か
ら右方に順次並べて、第1テンションプーリー軸4、第
1ギアプーリー軸5、第2ギアプーリー軸6、第2テン
ションプーリー軸7が奥行方向に水平に配置され、軸受
によって軸受支持架台3の上側に回転自在に支持されて
いる。
【0011】軸受支持架台3の下側には、上側にある第
1テンションプーリー軸4、第1ギアプーリー軸5、第
2ギアプーリー軸6、第2テンションプーリー軸7の直
下に位置するように図1の左側から右方に順次並べて、
第3テンションプーリー軸8、第3ギアプーリー軸9、
第4ギアプーリー軸10、第4テンションプーリー軸1
1がそれぞれ奥行方向に水平に配置され、軸受によって
軸受支持架台3の下側に回転自在に支持されている。
【0012】そしてこれらの第1テンションプーリー軸
4、第1ギアプーリー軸5、第2ギアプーリー軸6、第
2テンションプーリー軸7、第3テンションプーリー軸
8、第3ギアプーリー軸9、第4ギアプーリー軸10、
第4テンションプーリー軸11の前端には、1つの鉛直
平面に位置するようにして、第1テンションプーリー1
2、第1ギアプーリー13、第2ギアプーリー14、第
2テンションプーリー15、第3テンションプーリー1
6、第3ギアプーリー17、第4ギアプーリー18、第
4テンションプーリー19がそれぞれ固着されている。
【0013】従って1つの鉛直平面において、第1ギア
プーリー13の図1における右側に第2ギアプーリー1
4が設けられ、第1ギアプーリー13の左側に第1テン
ションプーリー12が設けられ、第2ギアプーリー14
の第1ギアプーリー13とは反対の側に第2テンション
プーリー15が設けられ、第1ギアプーリー13の直下
に第3ギアプーリー17が設けられ、第2ギアプーリー
14の直下に第4ギアプーリー18が設けられ、第3ギ
アプーリー17の第4ギアプーリー18とは反対の側に
第3テンションプーリー16が設けられ、第4ギアプー
リー18の第3ギアプーリー17とは反対の側に第4テ
ンションプーリー19が設けられることになる。
【0014】第3テンションプーリー16の第3ギアプ
ーリー17とは反対の側方の支持ブラケット2の外側に
は、摺動ベース20が台盤1の上で水平に変位できるよ
うに設けられており、また第4テンションプーリー19
の第4ギアプーリー18とは反対の側方の支持ブラケッ
ト2の外側にも、摺動ベース21が台盤1の上で水平に
変位できるように設けられている。
【0015】この1対の摺動ベース20,21には、1
対の支持ブラケット2,2を摺動自在に貫通している複
数のスライドシャフト22の両端が結合されており、ま
た一方の摺動ベース21の上端には、支持ブラケット
2,2上の支持台に固定されている油圧シリンダ23の
ピストンロッド24の先端が結合されている。
【0016】一方の摺動ベース20上には、電動機25
で回転駆動される原動ギアプーリ26が設けられてお
り、他方の摺動ベース21上には、軸27と共に軸受2
8(図2参照)によって回転自在に支持されているギア
プーリ29が設けられていて、原動ギアプーリ26とギ
アプーリ29とは、第1テンションプーリー12と第2
テンションプーリー15、並びに第3テンションプーリ
ー16と第4テンションプーリー19とを間に挟んで、
対峙する位置になっている。
【0017】そして原動ギアプーリ26とギアプーリ2
9との間には無端状のタイミングベルト30が掛け渡さ
れていて、このタイミングベルト30は原動ギアプーリ
26とギアプーリ29との間で、第1テンションプーリ
ー12の上側から第1ギアプーリー13の下側、第2ギ
アプーリー14の上側、第2テンションプーリー15の
下側を経由し、さらに第3テンションプーリー16の上
側、第3ギアプーリー17の下側、第4ギアプーリー1
8の上側、第4テンションプーリー19の下側を経由し
ている。
【0018】上述した台盤1の後方には、図2ないし図
4に示すように架台31が設けてあって、架台31の上
には弾性ゴム32(図3、図4参照)を介して支持枠3
3が取り付けられている。そして支持枠33の上側には
複数の支持桁34が左右方向に固定されており、支持枠
33の下側には2つの左右方向の支持板35が、前後に
並べて固定されている。
【0019】架台31の上には更に、レール昇降用シリ
ンダ36(図3、図4参照)、レール支持桁37を介し
て昇降可能に支持された案内レール38が、支持桁34
の両側に沿うように取り付けられている。
【0020】レール昇降用シリンダ36が案内レール3
8を上昇させたときには、図3、図4に示すように案内
レール38の上面は支持桁34の上面とほぼ同じ高さに
なって、案内レール38上を転動する車輪39を備えた
コンクリート型枠40を、支持枠33の上方に出入させ
ることができるようになる。
【0021】そしてレール昇降用シリンダ36が案内レ
ール38を下降させたときには、案内レール38の上面
は支持桁34の上面よりも低い位置になって、支持枠3
3の上方に導いたコンクリート型枠40を、支持枠33
の上側に固定されている支持桁34上に載置した状態に
なる。なお図3、図4において50は、レール支持桁3
7の最も下限の位置決めをするストッパである。
【0022】支持枠33の下側に固定されている支持
35には、第1回転軸41、第2回転軸42、第3回転
軸43、第4回転軸44が回転自在に支持されている。
【0023】図4に示すように第1回転軸41、第2回
転軸42、第3回転軸43、第4回転軸44の配置は、
図1で説明した第1ギアプーリー軸5、第2ギアプーリ
ー軸6、第3ギアプーリー軸9、第4ギアプーリー軸1
0と同じ配置になっていて、これら第1回転軸41、第
2回転軸42、第3回転軸43、第4回転軸44の前端
は、それぞれ個別のユニバーサルジョイント軸45によ
って、第1ギアプーリー軸5、第2ギアプーリー軸6、
第3ギアプーリー軸9、第4ギアプーリー軸10の後端
に接続されている。
【0024】第1回転軸41、第2回転軸42、第3回
転軸43、第4回転軸44のそれぞれには、第1偏心重
錘46、第2偏心重錘47、第3偏心重錘48、第4偏
心重錘49が、個別に固着されている。
【0025】なお図4では、第1偏心重錘46、第2偏
心重錘47、第3偏心重錘48、第4偏心重錘49が全
て下向きの位相に偏心している状態を示しているが、こ
れらの偏心重錘の偏心の位相については、後に詳細に説
明する。
【0026】次に、上述した装置の作用を説明する。
【0027】図3に示すレール昇降用シリンダ36で案
内レール38を上昇させ、コンクリート材料を充填した
コンクリート型枠40を、案内レール38に沿って支持
枠33の上方に導入する。そして案内レール38を下降
させ、コンクリート型枠40を支持枠33の上側に固定
されている支持桁34上に載置した状態にする。
【0028】図5は、油圧シリンダ23のピストンロッ
ド24が最も収縮した状態を示していて、油圧シリンダ
23は支持ブラケット2,2上の支持台を踏ん張り力点
として、ピストンロッド24は摺動ベース21を引き寄
せて左方に摺動変位させるようになる。
【0029】摺動ベース21が左方に摺動変位すると、
スライドシャフト22を介して摺動ベース20も左方に
摺動変位し、電動機25、原動ギアプーリ26及びギア
プーリ29が台盤1及び支持ブラケット2に対して、最
も左に変位した状態になっている。
【0030】この状態においては、第1偏心重錘46、
第2偏心重錘47、第3偏心重錘48、第4偏心重錘4
9は、いずれも下向きの位相で偏心しているようにそれ
ぞれ第1回転軸41、第2回転軸42、第3回転軸4
3、第4回転軸44に固定されている。
【0031】この状態で電動機25を作動させ、原動ギ
アプーリ26を例えば時計方向に回転駆動させると、原
動ギアプーリ26とギアプーリ29との間に掛け渡され
ているタイミングベルト30は時計方向に循環駆動し、
第1テンションプーリー12を時計方向、第1ギアプー
リー13を反時計方向、第2ギアプーリー14を時計方
向、第2テンションプーリー15を反時計方向、第4テ
ンションプーリー19を時計方向、第4ギアプーリー1
8を反時計方向、第3ギアプーリー17を時計方向、第
3テンションプーリー16を反時計方向にそれぞれ回転
させるようになる。
【0032】この際第1テンションプーリー12、第2
テンションプーリー15、第3テンションプーリー1
6、第4テンションプーリー19は、タイミングベルト
30に十分なテンションを与えながら回転するようにな
っている。
【0033】また第1ギアプーリー13、第2ギアプー
リー14、第3ギアプーリー17、第4ギアプーリー1
8の回転は、それぞれ第1ギアプーリー軸5、第2ギア
プーリー軸6、第3ギアプーリー軸9、第4ギアプーリ
ー軸10及び個別のユニバーサルジョイント軸45(図
2、図3参照)を介して、第1回転軸41、第2回転軸
42、第3回転軸43、第4回転軸44に伝達され、第
1偏心重錘46、第2偏心重錘47、第3偏心重錘4
8、第4偏心重錘49はそれぞれ第1回転軸41、第2
回転軸42、第3回転軸43、第4回転軸44と共に回
転することになる。
【0034】この場合、第1偏心重錘46の回転方向と
第2偏心重錘47との回転方向は反対の方向になり、第
3偏心重錘48の回転方向は第1偏心重錘46の回転方
向に対して反対の方向になり、第4偏心重錘49の回転
方向は第2偏心重錘47及び第3偏心重錘48の回転方
向に対して反対の方向になる。
【0035】そして第1偏心重錘46と第3偏心重錘4
8、第2偏心重錘47と第4偏心重錘49は、左右の偏
心位相は対称的になるが、上下の偏心位相は互いに同調
して大きな上下振動を生ずるようになる。
【0036】この振動は、第1回転軸41、第2回転軸
42、第3回転軸43、第4回転軸44から図3、図4
に示す支持板35、支持枠33を介して支持桁34に伝
達され、支持桁34上に載置されているコンクリート型
枠40を上下に大きな振幅で振動させることになる。
【0037】油圧シリンダ23のピストンロッド24が
最も収縮している図5の状態から、図6に示すようにピ
ストンロッド24を伸長させると、油圧シリンダ23は
支持ブラケット2,2上の支持台を踏ん張り力点とし
て、ピストンロッド24は摺動ベース21を右方に摺動
変位させるようになる。
【0038】摺動ベース21が右方に摺動変位すると、
スライドシャフト22を介して摺動ベース20も右方に
摺動変位し、電動機25、原動ギアプーリ26及びギア
プーリ29は、タイミングベルト30を伴って台盤1及
び支持ブラケット2に対し、右方に変位する。
【0039】タイミングベルト30が右方に変位する
と、第1テンションプーリー12、第2ギアプーリー1
4、第3テンションプーリー16、第4ギアプーリー1
8を時計方向、第1ギアプーリー13、第2テンション
プーリー15、第3ギアプーリー17、第4テンション
プーリー19を反時計方向にそれぞれ回転させることに
なる。
【0040】第1ギアプーリー13、第3ギアプーリー
17が反時計方向に回転すると、その回転は第1回転軸
41、第3回転軸43に伝達されて、第1偏心重錘46
と第3偏心重錘48とは、図6に示すように最も右の位
相に偏心した位置となる。
【0041】また第2ギアプーリー14、第4ギアプー
リー18が時計方向に回転すると、その回転は第2回転
軸42、第4回転軸44に伝達されて、第2偏心重錘4
7と第4偏心重錘49とは対称的に最も左の位相に偏心
した位置となる。
【0042】この図6の状態で原動ギアプーリ26を例
えば時計方向に回転駆動させると、第1偏心重錘46と
第3偏心重錘48、第2偏心重錘47と第4偏心重錘4
9は、互いに上下の偏心を反対にして回転し、上下方向
の振動を互いに相殺するようになるため、第1回転軸4
1、第2回転軸42、第3回転軸43、第4回転軸44
から図3に示す支持板35、支持枠33、支持桁34を
介してコンクリート型枠40に伝達される上下方向の振
動は、最小になる。
【0043】図1は、ピストンロッド24を中程度に伸
長させた状態であって、この場合には図7に示すように
第1偏心重錘46及び第3偏心重錘48は右下の位相に
偏心した位置となり、第2偏心重錘47及び第4偏心重
錘49は左下の位相に偏心した位置となって、全ての偏
心重錘は図5の偏心位相と図6の偏心位相との中間の偏
心位相となる。
【0044】従ってピストンロッド24を中程度に伸長
させた時には、支持枠33及びコンクリート型枠40に
は中程度の振動が伝達され、その振動の振幅は、ピスト
ンロッド24の伸長寸法によって定まるようになる。
【0045】電動機25で原動ギアプーリ26を回転駆
動し、支持枠33及びコンクリート型枠40を振動させ
ている状態の時に、ピストンロッド24の突出寸法を調
整すれば、タイミングベルト30が循環駆動している状
態のまま摺動ベース20,21、電動機25、原動ギア
プーリ26、ギアプーリ29、タイミングベルト30は
水平に変位し、第1偏心重錘46、第2偏心重錘47、
第3偏心重錘48、第4偏心重錘49の偏心位相を変え
て、コンクリート型枠40を振動させたままで振幅を調
整することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、原動ギアプーリーの回転を全
ての偏心重錘に伝えて安定した振動を起こすことがで
き、油圧シリンダの作動により摺動ベースをタイミング
ベルトと平行な方向に移動させて偏心重錘の偏心位相を
変えることにより、コンクリート型枠の振幅を連続的に
広い範囲で調整できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す正面図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】本発明の作動状態を示す要部の正面図である。
【図6】図5とは異なる作動状態を示す要部の正面図で
ある。
【図7】図6とは異なる作動状態を示す要部の正面図で
ある。
【符号の説明】
12 第1テンションプーリー 13 第1ギアプーリー 14 第2ギアプーリー 15 第2テンションプーリー 16 第3テンションプーリー 17 第3ギアプーリー 18 第4ギアプーリー 19 第4テンションプーリー 20,21 摺動ベース 23 油圧シリンダ 26 原動ギアプーリ 29 ギアプーリ 30 タイミングベルト 33 支持枠 38 案内レール 40 コンクリート型枠 41 第1回転軸 42 第2回転軸 43 第3回転軸 44 第4回転軸 45 ユニバーサルジョイント軸 46 第1偏心重錘 47 第2偏心重錘 48 第3偏心重錘 49 第4偏心重錘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 1/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ギアプーリーと、該第1ギアプーリ
    ーの一側に設けられた第2ギアプーリーと、前記第1ギ
    アプーリーの他側に設けられた第1テンションプーリー
    と、前記第2ギアプーリーの前記第1ギアプーリーとは
    反対の側に設けられた第2テンションプーリーと、前記
    第1ギアプーリーの直下に設けられた第3ギアプーリー
    と、前記第2ギアプーリーの直下に設けられた第4ギア
    プーリーと、前記第3ギアプーリーの第4ギアプーリー
    とは反対の側に設けられた第3テンションプーリーと、
    前記第4ギアプーリーの第3ギアプーリーとは反対の側
    に設けられた第4テンションプーリーと、互いに結合さ
    れ前記第3テンションプーリーの前記第3ギアプーリー
    とは反対の側方と前記第4テンションプーリーの前記第
    4ギアプーリーとは反対の側方とにそれぞれ水平に変位
    可能に設けられた対の摺動ベースと、前記第1テンショ
    ンプーリーないし第4テンションプーリーを間に挟み対
    峙して前記対の摺動ベース上に設けられた原動ギアプー
    リー及びギアプーリーと、前記第1テンションプーリー
    の上側から第1ギアプーリーの下側、第2ギアプーリー
    の上側、第2テンションプーリーの下側を経ると共に前
    記第3テンションプーリーの上側から第3ギアプーリー
    の下側、第4ギアプーリーの上側、第4テンションプー
    リーの下側を経て前記原動ギアプーリーとギアプーリー
    とに掛け渡された無端状のタイミングベルトと、前記対
    の摺動ベースをタイミングベルトと平行な方向に移動さ
    せる油圧シリンダと、コンクリート型枠を支持する支持
    枠と、昇降可能で上昇したとき前記コンクリート型枠を
    前記支持枠の上方に出入させ下降したとき前記コンクリ
    ート型枠を前記支持枠の上に載置する案内レールと、前
    記支持枠に回転自在に支持された第1回転軸と、該第1
    回転軸に偏心して固着された第1偏心重錘と、前記支持
    枠に回転自在に支持された第2回転軸と、前記第1偏心
    重錘と対称的な位相で偏心して前記第2回転軸に偏心し
    て固着された第2偏心重錘と、前記支持枠に回転自在に
    支持された第3回転軸と、前記第1偏心重錘と同じ位相
    で偏心して前記第3回転軸に偏心して固着された第3偏
    心重錘と、前記支持枠に回転自在に支持された第4回転
    軸と、前記第1偏心重錘と対称的な位相で偏心して前記
    第4回転軸に偏心して固着された第4偏心重錘と、前記
    第1回転軸、第2回転軸、第3回転軸、第4回転軸のそ
    れぞれの一端を個別に第1ギアプーリー、第2ギアプー
    リー、第3ギアプーリー、第4ギアプーリーにそれぞれ
    接続するユニバーサルジョイント軸と、を備えたことを
    特徴とするコンクリート型枠加振装置。
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